JP6000040B2 - サービス提供方法およびサービス提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、ユニークコードを用いたサービス提供方法およびユニークコードを用いたサービス提供システムに関するものである。
従来から、メーカは、製造した製品を個体管理するために、それぞれの製品に製造番号などの製品識別番号を付与している。この製品識別番号は、個体管理だけではなく、製品を個別に特定する記号として、模倣品対策や販売後のアフターサービスやリコール品の回収など、様々なサービスに利用されている。
しかしながら、これらの製品識別番号を用いた管理は、メーカ毎の独自の管理であるため、個々のメーカは、独自に作成した製品識別番号を用いて製品の管理を行っている。このため、例えば、複数のメーカが合併して一つになった場合には、各メーカが管理していた製品を共通の管理体制の下に置くことになるため、合併前から使用している独自の製品識別番号を利用したサービスを継続することは困難であり、データベースを共有化したり製品に新たな番号を付与しなおしたりするなど大変な労力が必要であった。
そこで、本発明は、メーカが合併した場合であっても、合併後のメーカは新たに製品識別番号を付与しなおすことなく製品管理を行いサービスを継続することができ、各消費者は信頼性のある製品情報を得ることができるサービス提供方法およびサービス提供システムの提供を目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係るサービス提供方法は、製品の特定を行うために用いられるユニークコードの発行要求をメーカ端末から行い、当該発行要求に応じてベース端末が一意のユニークコードをランダムに発行し、製品に付与された前記ユニークコードを用いてサービスを提供するサービス提供方法であって、消費者端末が、製品に添付されたユニークコードを取得して、当該取得したユニークコードを前記ベース端末へ送信することにより前記製品に関する問い合わせを行うステップと、前記ベース端末が、送信された前記ユニークコードについて発行の有無を判定し、未発行であると判定した場合には、未発行である旨の情報を前記消費者端末に送信し、発行済みであると判定した場合には、続いて、前記ユニークコードに対応付けられた転送先URLとして前記メーカ端末のURLを予めメーカ端末から受信しているか否かを判定し、受信していないと判定した場合には、前記ユニークコードについて発行済みである旨の情報を前記消費者端末に送信し、受信していると判定した場合には、転送先である前記メーカ端末のURLへ前記問い合わせを転送するステップと、前記メーカ端末が、転送を受けた前記問い合わせに対するユニークコードについての情報を前記消費者端末に送信するステップと、を有することを特徴とするものである。
また、本発明のサービス提供方法は、前記消費者端末からの問い合わせは、ネットワークを通じて前記ベース端末に送信されることが好ましい。
また、本発明のサービス提供方法は、前記消費者端末には、パーソナルコンピュータ、スマートフォンが含まれることが好ましい。
また、本発明のサービス提供方法は、前記メーカ端末から前記消費者端末に送信される前記ユニークコードについての情報には、当該ユニークコードが付与された製品の製造、販売の履歴が含まれていることが好ましい。
また、本発明のサービス提供方法は、前記メーカ端末から前記消費者端末に送信される前記ユニークコードについての情報には、当該ユニークコードが付与された製品が、選別品に該当するか否かの情報が含まれていることが好ましい。
また、本発明のサービス提供方法は、前記メーカ端末から前記消費者端末に送信される前記ユニークコードについての情報には、当該ユニークコードが付与された製品が、リコール品に該当するか否かの情報が含まれていることが好ましい。
また、本発明のサービス提供方法は、製品の特定を行うために付与された一意のユニークコードを用いてサービスを提供するサービス提供システムであって、製品に添付されたユニークコードを取得して、当該取得したユニークコードをネットワークを介して送信することにより前記製品に関する問い合わせを行う消費者端末と、送信された前記問い合わせを受信し、前記ユニークコードについて発行の有無を判定し、未発行であると判定した場合には、未発行である旨の情報を前記消費者端末に送信し、発行済みであると判定した場合には、続いて、前記ユニークコードに対応付けられた転送先URLを予め受信しているか否かを判定し、受信していないと判定した場合には、前記ユニークコードについて発行済みである旨の情報を前記消費者端末に送信し、受信していると判定した場合には、前記転送先URLへ前記問い合わせを転送するベース端末と、前記転送先URLを有し、転送された前記問い合わせに対して、前記ユニークコードに対応付けて収納している製品情報を前記消費者端末に送信するメーカ端末とを備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、製品を管理するコードとして一意のユニークコードを用いているので、複数のメーカが合併して一つになった場合でも、合併後のメーカは新たに製品識別番号を付与しなおすことなく合併前のユニークコードを用いることにより容易に製品の管理を行い従来と同様のサービスを継続することができ、各消費者はユニークコードに基づいて信頼性のある製品情報を容易かつ確実に得ることができる。
本発明に係るサービス提供システムの構成を示す図である。 ユニークコード発行の処理手順の例を示すフローチャートである。 ユニークコードを用いた製品情報取得の処理手順の例を示すフローチャートである。 消費者がバッグを購入する際にユニークコードを用いて製品情報を取得する例を示す図である。 メーカAとメーカBが合併した場合にユニークコードを用いて行う製品管理の例を示す図である。 流通品を選別する際にユニークコードを用いて選別品に関する情報を取得する例を示す図である。 リコール品を回収する際にユニークコードを用いてリコール品に関する情報を取得する例を示す図である。
以下、本発明に係るサービス提供システムおよびサービス提供方法の実施形態の例を添付図面に基づいて説明する。
図1は、ユニークコード(UC:Unique Code)を用いてサービスの提供を行なうサービス提供システム1の構成を示す。サービス提供システム1は、ベースシステム2と、メーカーシステム3と、消費者端末4を備えている。これらは互いにインターネットなどのネットワークを通じて通信可能に接続されている。
なお、ベースシステム2には、複数のメーカーシステム3および複数の消費者端末4が接続されるが、図1では、図を見やすくして説明の理解を容易にするために、メーカーシステムおよび消費者端末をそれぞれ1つずつ表示している。
ベースシステム2は、ユニークコードを発行するシステムであり、また、ユニークコード(あるいは、ユニークコードが付与された製品)についての問い合わせに対応するシステムある。ベースシステム2は、ベースのWebサーバ(ベース端末の一例)11と、UC発行サーバ12と、蓄積データベース13を備えている。
ここで、ユニークコードとは、UC発行サーバ12から発行される一意のコードであり、世の中に一つしか出回ることのないコードのことをいう。ユニークコードは、顧客(図1に示すメーカーシステム3を有するメーカ)からの要求に応じて発行される。また、ユニークコードは、数字および記号を含む文字列から構成される。
ベースのWebサーバ11は、ネットワークを介してメーカーシステム3から送信されてくるユニークコードの発行要求を受信するサーバである。また、ベースのWebサーバ11は、UC発行サーバ12によって発行されたユニークコードを、ネットワークを介してメーカーシステム3へ送信するサーバである。また、ベースのWebサーバ11は、消費者端末4から送信されてくる製品(ユニークコードが付与された製品)についての問い合わせを受信するサーバである。さらに、ベースのWebサーバ11は、前記問い合わせに係るユニークコードに関連付けてメーカのURLが登録されている場合には、当該URLへ前記問い合わせを転送するサーバである。
このようにベースのWebサーバ11は、ユニークコードの発行要求あるいはユニークコードに関する問い合わせ等を受け付ける受付サーバ11aとしての機能を有している。また、ベースのWebサーバ11は、登録されたURLへの転送を行うURL転送サーバ11bとしての機能を有している。
UC発行サーバ12は、メーカーシステム3(顧客であるメーカ)からの発行要求に対応して、ユニークコードを発行するサーバである。UC発行サーバ12は、乱数を発生させることによって所定の桁数の文字列から構成されるユニークコードを作成する。
具体的には、例えば、ユニークコードには「0」から「9」までの10個の数字と、「A」から「Z」までの26個のアルファベットを加算した英数字36文字が用いられる。この36文字からランダム且つ等しい確率で、乱数発生器によって乱数を発生させ、11桁の文字列を作成する。この場合、36文字から11桁の文字列を作成するので、3611通り(約13京1600兆個)のユニークコードを発行することができることになり、メーカからのあらゆる発行要求に対応することが可能である。
UC発行サーバ12は、乱数の発生によって作成した文字列を、メーカの要求に応じて発行したユニークコードとして、ベースのWebサーバ11へ送信する。UC発行サーバ12は、発行したユニークコードを発行済みユニークコードとして要求元のメーカと対応付けて(例えば、メーカコードを用いて対応付けて)蓄積データベース13に蓄積させる。
UC発行サーバ12は、ユニークコードの発行に際して蓄積データベース13を参照し、乱数発生によって作成したユニークコードが、発行済みユニークコードとして蓄積データベース13に蓄積されているか否か判定する。UC発行サーバ12は、作成したユニークコードが、蓄積データベース13に既に蓄積されているユニークコードと同じコードであると判定した場合には、再度、乱数の発生によってユニークコードを作成する。これにより、同一のユニークコードの発行が防止(禁止)され、蓄積データベースに蓄積された発行済みのユニークコードとは異なる新たなユニークコード、すなわち重複のないユニークコードを発行することができる。
蓄積データベース13は、乱数発生によって作成されたユニークコードを、発行済みユニークコードとして蓄積している。蓄積データベース13は、ユニークコードを要求元のメーカ、すなわちユニークコードを購入したメーカと対応付けて蓄積しているほか、ユニークコードに関する情報を収納したWebサーバのURLと対応付けて蓄積している。
ユニークコードに関する情報とは、メーカによって予め準備された情報であり、ユニークコードを付与した製品についての情報である。メーカは、ユニークコードを付与した製品に関して提示できる情報を有している場合には、その情報を収納している情報元であるWebサーバのURLを予めベースシステム2へ登録しておく。ベースのWebサーバ11は、消費者から製品についての問い合わせがあった場合、問い合わせの製品に係るユニークコードにメーカのURLが対応付けられているか判定し、対応付けられていると判定した場合にはそのURLへ問い合わせを転送させる処理を行う。
メーカーシステム3は、ベースシステム2に対してユニークコードの発行を要求するシステムである。また、メーカーシステム3は、ユニークコードが付与されている製品についての情報を消費者に対して提供するシステムである。メーカーシステム3は、メーカ毎にそれぞれ構築されるシステムであり、例えば、要求サーバ21と、購入UC登録・運用データベース22と、メーカのWebサーバ(メーカ端末の一例)23を備えている。
なお、ベースシステム2に対してユニークコードの発行を要求するメーカ、すなわちユニークコードを購入するメーカには、図1に示されるメーカ(製造業)のほか、商社、医療法人、農業法人、学校法人、宗教法人、国の機関、地方自治体、個人商店、社団等の組織も含まれる。
要求サーバ21は、ネットワークを介してベースシステム2に対し、ユニークコードの発行の要求を送信するサーバである。また、要求サーバ21は、ベースシステム2(ベースのWebサーバ11)から送信されてくる発行されたユニークコードを受信するサーバである。
要求サーバ21の具体的な通信手段としては、ネットワークを介して通信可能な端末、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、携帯電話、携帯情報端末などを用いることができる。
購入UC登録・運用データベース22は、ベースシステム2から購入したユニークコードが収納されているデータベースである。購入されたユニークコードは、メーカの製品に付与され、ユニークコードと製品とが対応付けられてデータベースに収納されている。また、メーカ独自で製品に付与した製品番号、製造年月日、ロット、納品先、出荷日等の運用情報も、製品およびユニークコードに対応付けられて収納されている。なお、登録・運用の内容は、メーカ毎に決定し、独自に管理することができる。
メーカのWebサーバ23は、ユニークコードが付与されている製品に関しての情報を消費者の要求(問い合わせ)に応じてネットワークを通じ送信するサーバである。メーカのWebサーバ23は、ユニークコードが付与された製品毎に情報を蓄積している。例えば、メーカのWebサーバ23は、製品の情報をホームページに掲載し、消費者からの要求に応じて当該ホームページの情報を消費者に送信している。なお、製品毎に用意された情報は、ユニークコードと対応付けて購入UC登録・運用データベース22に収納するようにしてもよい。
上述したように、消費者からのユニークコードの問い合わせは、先ずベースシステム2のベースのWebサーバ11へ送信される。そして、ベースのWebサーバ11は、問い合わせの製品に係るユニークコードにメーカのWebサーバ23のURLが対応付けられているかを判定し、対応付けられている場合にはそのメーカのWebサーバ23へ消費者からの問い合わせを転送している。ベースのWebサーバ11から転送されてきた問い合わせに対してメーカのWebサーバ23は、問い合わせに係るユニークコードが付与された製品についての情報を消費者に送信する。
製品についての情報には、例えば、製品番号、製造年月日、製造工場、製品の販売日、販売店名、卸売り先、選別対象品、リコール対象品等の情報が含まれる。これらの情報は、消費者の要求に対して、メーカ毎に公開提供される情報であるため、その内容はメーカ毎に決定される。また、新たな情報に順次更新されることにより、信頼性の高い内容の情報を消費者に送信することができる。
消費者端末4は、ベースシステム2に対して、製品に添付されたユニークコード(例えば、ラベル、タグ、レッテル等に表示されている)を送信することによってその製品について問い合わせを行う端末である。また、消費者端末4は、メーカーシステム3から前記問い合わせに対する製品情報を受信する端末である。消費者端末4は、ネットワークを介して通信可能な端末、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、携帯情報端末などを用いることができる。
次に、図2に示すフローチャートにしたがってユニークコード発行の処理手順の例を説明する。
メーカーシステム3の要求サーバ21から、ネットワークを通じて、ベースシステム2のベースのWebサーバ11(受付サーバ11a)に、ユニークコードの発行要求が送信される(ステップS101)。
発行要求を受けたベースのWebサーバ11は、要求元であるメーカーシステム3の要求サーバ21に対して、要求メーカであることを識別するために用いられるメーカーコードを返信する(ステップS102)。メーカーコードは、ベースシステム2側で決定されるコードである。
メーカーコードを受信した要求サーバ21は、ユニークコードの発行数量の要求を、メーカーコードと共にベースのWebサーバ11へ送信する(ステップS103)。
発行数量の要求を受信したベースのWebサーバ11は、その受信内容(メーカーコードと発行数量)をUC発行サーバ12に送信し発行依頼する(ステップS104)。
発行依頼を受けたUC発行サーバ12は、乱数を発生させることによってユニークコードを作成する(ステップS105)。ユニークコードは、例えば、11桁の文字列から構成され、予め用意された英数字36文字の中からランダムに作成される。
UC発行サーバ12は、発行済みのユニークコードを蓄積している蓄積データベース13を参照し(ステップS106)、作成されたユニークコードと発行済みユニークコードとが同一であるか否かの判定を行う(ステップS107)。
判定の結果、作成されたユニークコードと発行済みユニークコードとが同一である場合には、すなわち既にそのユニークコードが発行されている場合には、UC発行サーバ12は、ステップS105に戻り、再度、乱数を発生させて新たなユニークコードを作成する(ステップS107:Yes)。
これに対して、作成されたユニークコードと発行済みユニークコードとが同一でない場合には、すなわち、そのユニークコードが未発行のユニークコードである場合には(ステップS107:No)、UC発行サーバ12は、作成されたユニークコードを発行ユニークコードとして発行する(ステップS108)。発行されたユニークコードは、要求元であるメーカに送信されるようベースのWebサーバ11に送られる(ステップS109)。
続いて、UC発行サーバ12は、発行したユニークコードを発行済みユニークコードとして蓄積データベース13に登録する(ステップS110)。登録に際しては、ユニークコードをその要求元であるメーカと対応付けて登録する。対応付けとしては、例えば、発行したユニークコードを要求元のメーカーコードと共に蓄積データベース13に登録するようにしてもよい。この登録処理によって蓄積データベース13は新たな内容に更新される。
ベースのWebサーバ11は、UC発行サーバ12から受けたユニークコードを、データファイル(UCファイル)としてメーカーシステム3の要求サーバ21へネットワークを通じて送信する(ステップS111)。
メーカは、要求サーバ21に受信したUCファイルを、ダウンロードすることによってユニークコードを取得する(ステップS112)。これによりユニークコードの発行の処理が完了する。
次に、図3に示すフローチャートにしたがってユニークコードを用いた製品情報取得の処理手順の例を説明する。
消費者が所有する消費者端末4から、ネットワークを通じて、ベースシステム2のベースのWebサーバ11に、消費者の知りたい製品に関する情報の問い合わせが送信される(ステップS201)。問い合わせは、ベースシステム2から配信されているアプリケーションソフトを消費者端末4にインストールすることによって可能になる。
例えば、消費者が所有する消費者端末4がスマートフォンである場合、スマートフォンのカメラによって製品に付与されているユニークコード(例えば、タグ表示されているユニークコード)を読み取り、そのユニークコードを送信することによって問い合わせが行われる。
問い合わせを受けたベースのWebサーバ11は、問い合わせ元である消費者端末4に対して、消費者端末を識別するために用いられる端末コードを返信する(ステップS202)。端末コードは、ベースシステム2側で決定されるコードであり、問い合わせをしてきた全ての消費者端末に対して最初の問い合わせにおいて付与されるコードである。ベースのWebサーバ11は、付与した端末コードと消費者端末のインターネット通信用アドレス(例えば、IPアドレスやメールアドレス)を対応付けて収納・保持しておく。
続いて、問い合わせを受けたベースのWebサーバ11は、送信されてきたユニークコードが発行済みのものであるか否かを判定する(ステップS203)。判定は、送信されてきたユニークコードと同一のユニークコードが蓄積データベース13に収納されているか否かによって行われる。
判定の結果、発行済みのユニークコードでない場合には、すなわち蓄積データベース13に同一のユニークコードが収納されていない場合には、ベースのWebサーバ11は、送信したユニークコードが「未発行」である旨の情報を、消費者端末4に返信する(ステップS204)。
これに対して、判定の結果、発行済みのユニークコードである場合には、すなわち蓄積データベース13に同一のユニークコードが収納されている場合には、続いて、ベースのWebサーバ11は、そのユニークコードに転送URLが登録されているか否か、すなわちそのユニークコードを付与した製品についてメーカが情報を用意しているかを判定する(ステップS205)。判定は、蓄積データベース13に収納されたユニークコードにメーカのWebサーバ23のURLが対応付けられて収納されているか否かによって行われる。
判定の結果、転送URLが登録されていない場合には、すなわちユニークコードにメーカのWebサーバ23のURLが対応付けられていない場合には、その製品についてはメーカが情報を用意していないので、ベースのWebサーバ11は、送信したユニークコードが「発行済み」である旨の情報のみを、消費者端末4に返信する(ステップS206)。
これに対して、判定の結果、転送URLが登録されている場合には、すなわちユニークコードにメーカのWebサーバ23のURLが対応付けられている場合には、その製品についてメーカが情報を用意しているので、ベースのWebサーバ11は、登録されている転送URL(例えば、メーカのWebサーバ23のURL)へ消費者からの問い合わせを転送する(ステップS207)。転送に際して、ベースのWebサーバ11は、問い合わせをしてきた消費者端末4の端末コード(関連付けられているメールアドレスを含む)と、問い合わせに係る製品のユニークコードを添付する。
問い合わせの転送を受信したメーカのWebサーバ23は、ユニークコードを付与した製品に対応付けて収納されている情報(例えば、メーカのホームページに掲載されている情報)を、問い合わせをしてきた消費者端末4に送信する(ステップS208)。このようにして製品に関する情報が消費者に届けられ、ユニークコードを用いた情報取得の処理が完了する。
以上のようなサービス提供システムおよびサービス提供方法によれば、製品を管理するコードとして一意のユニークコードを用いているので、メーカは自社独自の製品識別番号を用いた製品管理よりも確実な管理体制を構築することができる。また、複数のメーカが合併により、共通の管理体制下で固体の識別管理を行うようになった場合にも、新たな管理システムを再構築することなく既に発行されているユニークコードを使用して従来の管理システムで管理を続行することができる。また、このような管理体制の下で消費者は、ユニークコードを端末で読み取って問い合わせ送信をするだけで、最新かつ正確で、信頼性の高い情報を容易に得ることができる。
次に、ユニークコードを用いて行われるサービス提供の具体例を図4から図7に基づいて説明する。
図4は、消費者がブランド品のバッグを購入する際にユニークコードを用いて製品情報を取得する例を示す。
ベースシステム30は、ベースのWebサーバ31と、UC発行サーバ32と、蓄積データベース33を備えており、これらは図1に示すベースのWebサーバ11、UC発行サーバ12、蓄積データベース13に相当し同様の機能を有している。
メーカーシステム40は、メーカのWebサーバ41を備えており、これは図1に示すメーカのWebサーバ23に相当し同様の機能を有している。また、メーカーシステム40は、履歴管理データベース42を有しており、これは、図1に示す購入UCの登録・運用データベース22に相当し、ユニークコードと製品とを対応付けて収納しているほか、製品の製造、出荷、販売店等の履歴情報を収納している。なお、図4はユニークコードを購入した後のサービス提供を説明するものであるため、図1の要求サーバ21に対応するものは図示を省略している。
メーカーシステム40を構築するメーカ(以下、メーカAと称す。)は、製品としてバッグを製造している。製造工場43で製造されたバッグは、ユニークコード(UC)が表示されたタグ46を取り付けられ、メーカAの直営店44と、2次店45に出荷される。
メーカAでは、製造したバッグについてそれぞれ製品番号、製造年月日、製造工場、出荷日、出荷先(販売店名を含む)等の情報を付与しており、これらの情報は、ユニークコードと対応付けられて履歴管理データベース42に収納されメーカーシステム40によって管理されている。
なお、メーカAは、ベースシステム30に対し、メーカAのユニークコードについて問い合わせがあった場合の転送先としてメーカのWebサーバ41のURLを登録している。したがって、ベースシステム30の蓄積データベース33に収納されたメーカAのユニークコードには、メーカのWebサーバ41のURLが対応付けられ収納されている。
直営店44と2次店45に出荷されたバッグ44Aと44B(何れも本物)は、それぞれの店に並べられ販売される。この直営店44と2次店45で販売されている段階において、消費者は、本サービス提供システムにより、以下のような情報を取得することができる。
消費者は、直営店44に並べられているバッグ44Aのユニークコードを消費者端末50によって読み取り、ベースシステム30のベースのWebサーバ31に送信してバッグ44Aについての問い合わせを行う。
ベースのWebサーバ31は、送信されてきたユニークコードが発行済みのものであるか否かを判定する。当該ユニークコードは、バッグ44Aを製造したメーカによって取得されたコードであるため、発行済みのユニークコードであると判定される。ベースのWebサーバ31は、続いて、ユニークコードに転送URLが登録されているか否かを判定する。当該ユニークコードには、メーカのWebサーバ41のURLが対応付けられているので、消費者の問い合わせはメーカのWebサーバ41に転送される。
メーカのWebサーバ41は、問い合わせに係るユニークコードを付与したバッグについての情報を、履歴管理データベース42から読み出して消費者端末50へ送信する。これにより、消費者端末50の表示画面50Aには、「問い合わせに係るバッグは直営店(例えば、羽田空港店)で販売中である」旨の履歴情報が表示される。消費者は、商品の購入前に、この情報を見て、自分は羽田空港の店でこのバッグを手にしており、問い合わせたこのバッグが本物であるということを容易に認識することができる。
また、消費者は、2次店45に並べられているバッグ45Bのユニークコードを消費者端末50によって読み取り、ベースシステム30のベースのWebサーバ31に送信してバッグ45Bについての問い合わせを行う。
ベースのWebサーバ31は、上記直営店44のバッグ44Aの場合と同様に、ユニークコードを発行済みのものであると判定する。続いて、同様に、ベースのWebサーバ31は、ユニークコードに転送URLが登録されていると判定し、消費者の問い合わせをメーカのWebサーバ41に転送する。
メーカのWebサーバ41は、問い合わせに係るユニークコードを付与したバッグについての情報を、上記と同様に消費者端末50へ送信する。これにより、消費者端末50の表示画面50Bには、「問い合わせに係るバッグは2次店で取り扱われている」旨の履歴情報が表示される。消費者は、商品の購入前に、この情報を見て、問い合わせたこのバッグが本物であるということを容易に認識することができる。
続いて、バッグの贋物品が製造され流通した場合について以下に説明する。
直営店44で販売されていたバッグ44Aが購入され、当該バッグ44Aを基にして、贋物メーカ55により贋物のバッグ44a、44b、・・・、44n、・・・が製造されるとともに、これら贋物のバッグに、バック44に付与されたユニークコード(UC)をコピーして作成されたコピーユニークコード(UC’)を表示したタグ47が取り付けられた。
製造された贋物のバッグ44a、44b、・・・、44n、・・・のうちのバッグ44nは、贋物店X48に陳列され販売されている。この贋物店X48で販売されている段階において、消費者は、本サービス提供システムにより、以下のような情報を取得することができる。
なお、直営店44で販売されていたバッグ44Aが購入されたという履歴情報(販売日、販売先等)は、バッグ44Aに付与されていたユニークコードと対応付けられて履歴管理データベース42に収納されメーカーシステム40によって管理されているものとする。
消費者は、贋物店X48に並べられているバッグ44nのユニークコード(コピーユニークコード(UC’))を消費者端末50によって読み取り、ベースシステム30のベースのWebサーバ31に送信してバッグ44nについての問い合わせを行う。
ベースのWebサーバ31は、送信されてきたユニークコードが発行済みのものであるか否かを判定する。当該ユニークコードは、バッグ44Aを製造したメーカによって取得されたコードであり、発行済みのユニークコードであると判定される。ベースのWebサーバ31は、続いて、ユニークコードに転送URLが登録されているか否かを判定する。当該ユニークコードには、メーカのWebサーバ41のURLが対応付けられているので、消費者の問い合わせはメーカのWebサーバ41に転送される。
メーカのWebサーバ41は、問い合わせに係るユニークコードを付与したバッグについての情報を、履歴管理データベース42から読み出して消費者端末50へ送信する。これにより、消費者端末50の表示画面50Cには、「問い合わせに係るバッグは既に直営店(羽田空港店)で販売済みである」旨の履歴情報が表示される。消費者は、商品の購入前に、この情報を見て、自分は香港空港の店でこのバッグを手にしているので、問い合わせをしたこのバッグは中古品であるか、あるいは贋物である可能性があるということを容易に認識することができる。
また、贋物メーカによって贋物のバッグが製造され、これらのバッグに贋物メーカが独自に作成した贋ユニークコードを表示するタグが取り付けられた場合には、消費者は、以下のような情報を取得することができる。
消費者がバッグ(贋物)のユニークコード(贋ユニークコード)を消費者端末50によって読み取り、ベースのWebサーバ31に問い合わせを行う。
ベースのWebサーバ31は、送信されてきたユニークコードが発行済みのものであるか否かを判定する。当該ユニークコードは、贋物メーカによって独自に作成されたコードであるため、未発行のユニークコードであると判定される。
ベースのWebサーバ31は、判定結果を消費者端末50へ送信する。これにより、消費者端末50の表示画面には、「問い合わせに係るコードは発行されていません。」の履歴情報が表示される。消費者は、商品の購入前に、この情報を見て、自分が手にしているバッグに取り付けられたタグのコードは改ざんされたコードであり、問い合わせをしたこのバッグは贋物である可能性が極めて高いことを容易に認識することができる。
なお、問い合わせを行うことができるユニークコードは、店に陳列された実物のバッグに付与されているもの(タグに表示されたもの)に限定されず、例えば、ネット販売で画面に表示されているユニークコードであってもよい。ネット販売画面に表示されたユニークコードを読み取って送信し問い合わせを行うようにしてもよい。
図5は、バッグを製造販売する2つのメーカ(メーカAとメーカB)が合併した場合にユニークコードを用いて行う製品管理の例を示す。
メーカAとメーカBは、合併前にそれぞれユニークコードを取得して、自社の製品にユニークコードを付与して独自の管理を行っていた。そして、合併後はメーカAが存続し、メーカBは消滅したものとする。
図5(a)に示すように、合併前にメーカAは、ユニークコード(UC)に関連付けて、独自に作成した製品番号、製造年月日、出荷日、出荷先(販売店名)を製品に付与し管理していた。一方、図5(b)に示すように、合併前にメーカBは、ユニークコード(UC)に関連付けて、独自に作成した製品番号、ロット、製造年月日を製品に付与し管理していた。
図5(c)に示すように、合併後に存続したメーカAは、合併前にメーカAとメーカBが互いに保有していたデータベースを補完しあうだけで、追加のデータベースを作成することなく、両者共に取得した一意のユニークコード(UC)に基づいて、従来通りの体制で製品管理を続けることができ、品質管理システムを統合する負担を軽減することができる。したがって、メーカAは、合併時においても、消費者端末から送信されてくる問い合わせに対して受付を中断することなくサービスの提供を行うことができる。
これはメーカAの取り扱う製品とメーカBの取り扱う製品が、同種の製品の場合だけでなく、全く別種の製品であっても同様で、製品に付与された一意のユニークコードに基づいて全ての製品の管理を行うことができる。これにより、メーカは品質管理に掛かるコストを大幅に低減することができる。
そして、このような管理体制の下で、消費者は、ユニークコードを用いることによって、購入しようとするブランド品に関し、信頼性の高い製品情報を容易に取得することができる。
図6は、流通品を選別するに際し、ユニークコードを用いて選別品に関する製品情報を取得する例を示す。ここで選別品とは、例えば、工場出荷後に一部の部品に不具合が発生し、客先倉庫から返送が必要になった部品、またはその部品を含む製品のことをいう。
ベースシステム60は、ベースのWebサーバ61を備え、消費者端末80からの問い合わせを受け付けて、問い合わせに係るユニークコード(UC)に転送URLが登録されている場合には、URL転送の処理を行う。なお、ベースシステム60はこのほか、図示を省略するが図1のベースシステム2と同様にUC発行サーバと蓄積データベースを備えている。
メーカCのメーカーシステム70は、メーカのWebサーバ71と、購入UCの登録・運用データベース(DB)72を備えている。メーカのWebサーバ71は、ベースシステム60のベースのWebサーバ61から転送されてくる消費者端末80の問い合わせに応答する機能を有している。購入UCの登録・運用データベース72は、図1に示した購入UCの登録・運用データベース22と同様の機能を有している。なお、メーカーシステム70はこのほか、図示を省略するが図1のメーカーシステム3と同様に要求サーバを備えている。
消費者端末80は、ユニークコードについて問い合わせを行うための手段である。消費者端末80としては、ネットワークを通じて通信可能な端末80A、80B(例えば、スマートフォンや携帯電話等)を用いることができる。消費者端末80A、80Bには、ベースのWebサーバ61へ問い合わせを行うためのベースアプリケーションがインストールされており、また、消費者端末を識別するための端末コードD1、D2がベースのWebサーバ61から付与されている。
この例において流通品を選別する状況は、以下のように発生した。
ベースシステム60からユニークコードを取得(購入)したメーカCが、そのユニークコードをラベルにバーコード表示し、そのラベルを自社の部品に貼付して、当該部品を工場出荷した。その後、部品に不具合が発見され選別品が発生した。選別品の発生に伴い、メーカCは、選別品に付与したユニークコードを選別対象ユニークコードとして購入UCの登録・運用データベース72に登録した。
このような状況の発生に対して、消費者端末80Aの所有者は、当該消費者端末80Aを流通品の選別手段として使用するために、消費者端末80Aの端末コードD1をメーカーシステム70に登録申請を行う。一方、消費者端末80Bの所有者は、そのような登録申請を行っていない。
申請を受けたメーカーシステム70は、消費者端末80Aの端末コードD1を、選別用端末のコードとして認定し、購入UCの登録・運用データベース72に登録する。
この登録により、選別用端末として認定された消費者端末80Aには、選別品に関する特定の情報が送信されることになる。
ところで、図6において消費者端末80がユニークコードを用いて製品情報を取得する手順は以下のようになる。
消費者端末80からユニークコードについての問い合わせが送信(端末コードとUCを送信)されると、当該問い合わせはベースのWebサーバ61によって受信された後にメーカのWebサーバ71のURLに転送(端末コードとUCを送信)される。メーカのWebサーバ71は、送信されてきた端末コードが選別用端末のコードとして購入UCの登録・運用データベース72に登録されているか否か判定する。判定の結果、登録されている端末コードである場合には、続いて、送信されてきたユニークコードと選別品に付与されたユニークコードとが同一であるか否か判定する。その判定の結果、選別品に付与されたユニークコードと同一である場合には、その消費者端末80に対し、購入UCの登録・運用データベース72に当該ユニークコードに対応付けて収納されている選別品に関する特定の情報を送信する。
したがって、このような取得手順により、選別用端末として認定されている消費者端末80Aの表示画面には、例えば、「問い合わせに係るユニークコードの製品は、選別対象品であり返送を要します。」の情報が表示される。なお、消費者端末80Bからの問い合わせに対しては、消費者端末80Bが選別用端末として認定されていないので選別品に関する情報は送信されず、製品に関する一般情報のみが送信される。
このようにメーカーシステム70に消費者端末80Aを登録しておくだけで、消費者端末80Aによりユニークコードを用いて選別品に関する情報を取得することができる。よって、消費者端末80Aのほかに特別なハードウェアを必要とせず、早期に選別品を回収することができ、品質管理の負担を軽減することができる。
また、図6に示すメーカCが合併する場合においても、ユニークコードを用いて製品管理を行うことにより、従来通りの管理体制の下でサービスの提供を続けることができる。すなわち、メーカCの合併時においても、図5で説明したバッグメーカAの製品管理の例と同様に、メーカCは、合併前に各メーカが互いに保有していたデータベースを補完しあうだけで、追加のデータベースを作成することなく、両者共に取得した一意のユニークコードに基づいて、従来通りの体制で製品管理を続けることができ、品質管理システムを統合する負担を軽減することができる。
したがって、メーカCは、合併時においても、消費者端末から送信されてくる問い合わせに対して受付を中断することなく、例えば、図6に示す選別品に関する情報の提供を継続することができる。また、このような管理体制の下で、消費者端末側では、ユニークコードを用いることによって、選別品に関し信頼性の高い情報を容易に取得することができる。
図7は、リコール品を回収するに際し、ユニークコードを用いてリコール品に関する製品情報を取得する例を示す。図示は省略するが、図7の場合も、図1に示すシステム構成と同様にベースシステム2、メーカーシステム3、および消費者端末4を備えており、ユニークコードを用いた消費者端末4からの問い合わせに対して、メーカーシステム3の情報が提供される。
具体的には、消費者端末4によってユニークコードが読み取られ、ベースのWebサーバ11に問い合わせが送信される。ベースのWebサーバ11によって受信された問い合わせは、メーカのWebサーバ23のURLに転送される。メーカのWebサーバ23は、送信されてきたユニークコードがリコール品に付与されたユニークコードであるか否か判定する。判定の結果、リコール品のユニークコードである場合には、その消費者端末4に対し、購入UCの登録・運用データベース22に当該ユニークコードに対応付けて収納されているリコール品に関する情報が送信される。
したがって、リコール品に係るユニークコードについての問い合わせが行われた場合、その問い合わせを行った消費者端末4の表示画面には、図7(a)に示すような「問い合わせに係る製品は問題があります。」、「直ちに使用を停止しご連絡ください。」という内容の警告情報が表示される。なお、問い合わせに係るユニークコードがリコール対象品のユニークコードに該当しない場合には、図7(b)に示すような、製品の型番、製造年月等の一般的な製品情報のみが、消費者端末4の表示画面に表示される。
このように、製品に付与されているユニークコードを消費者端末4によって読み取り、問い合わせを行うだけで、その製品がリコール対象品であるか否かを消費者端末4の表示画面に表示することができる。ここで使用されるユニークコードは一意のものであるため、リコール対象品が、電気ストーブ、給湯器、エアコン、パソコン等の異種の製品であっても、消費者は、同じ手順で手軽に問い合わせを行うことができる。また、問い合わせに関する情報は、メーカ側に順次蓄積されていくため、消費者の行動の進捗状況(リコール応答率)が容易に把握可能であり、メーカは効果的な対策を検討することができ、より早期にリコール品の回収を行うことができる。
また、リコール品の回収が完了していないメーカが合併する場合においても、ユニークコードを用いて製品管理を行うことにより、従来通りの管理体制の下で消費者に対してサービスの提供を続けることができる。すなわち、図5で説明したバッグメーカAの製品管理の例と同様に、メーカは、合併前に各メーカが互いに保有していたデータベースを補完しあうだけで、追加のデータベースを作成することなく、両者共に取得していた一意のユニークコードに基づいて、従来通りの製品管理を続けることができる。
したがって、メーカは、合併時においても、消費者端末4から送信されてくる問い合わせに対して受付を中断することなく、例えば、図7に示すリコール品に関する情報の提供を行うことができる。また、このような管理体制の下で、消費者端末4側では、ユニークコードを用いることによって、リコール品に関し信頼性の高い情報を容易に取得することができる。
1:サービス提供システム、2、30、60:ベースシステム、3、40、70:メーカーシステム、4、50、80:消費者端末、11、31、61:ベースのWebサーバ、11a:受付サーバ、11b:URL転送サーバ、12、32:UC発行サーバ、13、33:蓄積データベース、21:要求サーバ、22、72:購入UC登録・運用データベース、23、41、71:メーカのWebサーバ、42:履歴管理データベース

Claims (7)

  1. 製品の特定を行うために用いられるユニークコードの発行要求をメーカ端末から行い、当該発行要求に応じてベース端末が一意のユニークコードをランダムに発行し、製品に付与された前記ユニークコードを用いてサービスを提供するサービス提供方法であって、
    消費者端末が、製品に添付されたユニークコードを取得して、当該取得したユニークコードを前記ベース端末へ送信することにより前記製品に関する問い合わせを行うステップと、
    前記ベース端末が、送信された前記ユニークコードについて発行の有無を判定し、未発行であると判定した場合には、未発行である旨の情報を前記消費者端末に送信し、発行済みであると判定した場合には、続いて、前記ユニークコードに対応付けられた転送先URLとして前記メーカ端末のURLを予めメーカ端末から受信しているか否かを判定し、受信していないと判定した場合には、前記ユニークコードについて発行済みである旨の情報を前記消費者端末に送信し、受信していると判定した場合には、転送先である前記メーカ端末のURLへ前記問い合わせを転送するステップと、
    前記メーカ端末が、転送を受けた前記問い合わせに対するユニークコードについての情報を前記消費者端末に送信するステップと、
    を有することを特徴とするサービス提供方法。
  2. 前記消費者端末からの問い合わせは、ネットワークを通じて前記ベース端末に送信されることを特徴とする請求項1に記載のサービス提供方法。
  3. 前記消費者端末には、パーソナルコンピュータ、スマートフォンが含まれることを特徴とする請求項2に記載のサービス提供方法。
  4. 前記メーカ端末から前記消費者端末に送信される前記ユニークコードについての情報には、当該ユニークコードが付与された製品の製造、販売の履歴が含まれていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサービス提供方法。
  5. 前記メーカ端末から前記消費者端末に送信される前記ユニークコードについての情報には、当該ユニークコードが付与された製品が、選別品に該当するか否かの情報が含まれていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサービス提供方法。
  6. 前記メーカ端末から前記消費者端末に送信される前記ユニークコードについての情報には、当該ユニークコードが付与された製品が、リコール品に該当するか否かの情報が含まれていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサービス提供方法。
  7. 製品の特定を行うために付与された一意のユニークコードを用いてサービスを提供するサービス提供システムであって、
    製品に添付されたユニークコードを取得して、当該取得したユニークコードをネットワークを介して送信することにより前記製品に関する問い合わせを行う消費者端末と、
    送信された前記問い合わせを受信し、前記ユニークコードについて発行の有無を判定し、未発行であると判定した場合には、未発行である旨の情報を前記消費者端末に送信し、発行済みであると判定した場合には、続いて、前記ユニークコードに対応付けられた転送先URLを予め受信しているか否かを判定し、受信していないと判定した場合には、前記ユニークコードについて発行済みである旨の情報を前記消費者端末に送信し、受信していると判定した場合には、前記転送先URLへ前記問い合わせを転送するベース端末と、
    前記転送先URLを有し、転送された前記問い合わせに対して、前記ユニークコードに対応付けて収納している製品情報を前記消費者端末に送信するメーカ端末と、
    を備えていることを特徴とするサービス提供システム。
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