JP5998553B2 - コンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法 - Google Patents

コンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリート充填鋼管の鋼管に形成される蒸気抜き孔等の貫通孔を封止する封止方法に関する。
従来、建物の柱等にコンクリート充填鋼管(以下、CFTと言う)が使用されている。そして、このCFTは、例えば鉛直に立設された鋼管内にコンクリートを充填して形成される(特許文献1)。
特開2010−150831号公報
このようなCFTの鋼管の管壁部には、防災上の理由から、複数の蒸気抜き孔が、直径10mm以上20mm以下のサイズで貫通形成されている。すなわち、建物の火災時に鋼管の周囲温度が上昇した際には、鋼管内のコンクリートの水分が蒸発して蒸気を発生するが、この蒸気を、蒸気抜き孔は鋼管の外部に逃がし、これにより鋼管の破損を未然に防ぐようにしている。
但し、上述の鋼管内へのコンクリートの充填時に蒸気抜き孔が開口していると、当該蒸気抜き孔からコンクリートの液分等がノロとして外に漏出する。そのため、適宜な栓部材で蒸気抜き孔を塞いでいる。そして、充填されたコンクリートの硬化後に、これら栓部材を蒸気抜き孔から取り外している。
ここで、一般に、かかる栓部材には、木栓やボルトが使用される。
そして、木栓の場合には、鋼管の外方から蒸気抜き孔に木栓を打ち込む等して取り付ける。しかしながら、木栓は弾性変形能が小さいことから、蒸気抜き孔に強固に固定され難く、コンクリートの充填中にコンクリートの液圧に負けて外れてしまう虞がある。また、蒸気抜き孔からの取り外しの際に、コルク栓の如く蒸気抜き孔内で中折れしてしまうこともある。
他方、栓部材としてボルトを用いる場合には、当該ボルトは、次のようにして蒸気抜き孔に取り付けられる。先ず、予め鋼管の外周面に蒸気抜き孔と同軸にナットを溶接等で固定しておき、そして、かかるナットにボルトを螺着することで蒸気抜き孔に当該ボルトを取り付けて同孔を封止する。しかし、コンクリートの充填中にコンクリートの液分等がボルトとナットとの螺合隙間に侵入して噛むことがあり、そうするとボルトとナットとの螺着が強固に固定されてしまって、蒸気抜き孔からボルトを容易に取り外せなくなる。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、CFTの鋼管に形成される蒸気抜き孔等の貫通孔を封止する栓部材に関し、鋼管内へのコンクリートの充填時には貫通孔から外れないように強固に取り付け可能としながらも、その後に貫通孔から取り外すべき時には容易に取り外し可能にすることにある。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、
コンクリート充填鋼管に係る鋼管に形成された貫通孔に差し込まれて該貫通孔を封止する栓部材を用いた貫通孔の封止方法であって、
前記栓部材は、前記貫通孔の軸方向の一端側に、軸部よりも大径な頭部を有する軸部材と、前記軸部が内周側に挿入され、前記軸方向に付与される圧縮変形量に応じて弾性拡径変形する弾性筒状部材と、前記軸部が内周側に挿入され、前記軸部に対する前記軸方向の相対位置を変更可能に前記軸部に係止される環状部材と、を有し、
前記封止方法は、前記弾性筒状部材と前記環状部材との間に、前記弾性筒状部材よりも高剛性の第2筒状部材を介装し、前記頭部と前記環状部材とで前記弾性筒状部材前記軸方向に挟圧することにより、前記弾性筒状部材に前記圧縮変形量を付与する封止方法であり、
前記貫通孔の前記軸方向は、前記鋼管の管壁部の壁厚方向に沿っており、
前記鋼管の管壁部の壁厚寸法毎に、前記貫通孔を前記栓部材で封止した状態において前記鋼管の内周面から前記頭部が所定長だけ突出した状態となるように、各前記壁厚寸法に対応する長さの前記第2筒状部材を一つずつ用意し、
前記栓部材の取り付け対象の前記鋼管の管壁部の壁厚寸法に応じて、対応する長さの前記第2筒状部材を一つ選択することを特徴とする。
また、前記弾性筒状部材と前記環状部材との間には、前記弾性筒状部材よりも高剛性の第2筒状部材が介装されており、
前記弾性筒状部材は、前記第2筒状部材を介して前記環状部材と前記頭部とにより挟圧されることとしてもよい。
また、前記第2筒状部材と前記環状部材との間には、座金が介挿されており、
前記座金は、一方の面で、前記第2筒状部材の端面と当接し、他方の面で、前記環状部材の端面と当接することとしてもよい。
また、前記頭部のうちで前記弾性筒状部材の端面に当接する部分は、前記軸方向における前記頭部と逆側に進むに従って縮径した錐面状に形成されていることとしてもよい。
また、前記軸部材は、前記軸部に雄ねじが形成されたボルトであり、
前記環状部材は、前記軸部の前記雄ねじに螺合するナットであることとしてもよい。
また、前記ボルトは皿ボルトであり、
前記弾性筒状部材はゴム製であることとしてもよい。
また、前記貫通孔に前記栓部材を差し込む前に、前記弾性筒状部材の外径が前記貫通孔の孔径を超えるまで拡径変形するように所定の大きさの前記圧縮変形量を予め付与し、
前記圧縮変形量を維持したまま、前記貫通孔に前記栓部材を差し込み、
前記栓部材を前記貫通孔に差し込み後に、更に、前記圧縮変形量を増大することにより、前記栓部材で前記貫通孔を封止することとしてもよい。
また、前記栓部材を前記鋼管の外方から前記貫通孔に差し込む際には、前記頭部を差し込み方向の先頭にすることとしてもよい。
また、前記壁厚寸法L3wに対応した各前記第2筒状部材の長さL31は、L31=L3w−(L21−Ltm−Lp)なる式で算出されることとしてもよい。
但し、L21は前記弾性筒状部材の自然長であり、Ltmは、前記栓部材を前記貫通孔に取り付けた状態での突出長の目標値であり、Lpは、前記貫通孔に前記栓部材を取り付ける力を確保するのに必要な圧縮変形量である。
また、前記第2筒状部材は、当該第2筒状部材の長さ毎に別の色に色分けされていることとしてもよい。
本発明によれば、CFTの鋼管に形成される蒸気抜き孔等の貫通孔を封止する栓部材に関し、鋼管内へのコンクリートの充填時には貫通孔から外れないように強固に取り付け可能としながらも、その後に貫通孔から取り外すべき時には容易に取り外し可能とすることができる。
第1実施形態の栓部材10の概略中心断面図であり、同栓部材10を蒸気抜き孔3hに取り付けた状態を示している。 同栓部材10の取り外し状態の概略中心断面図である。 図2Aは、皿ボルト11の頭部14の突出長Ltが大きすぎる場合の概略中心断面図であり、図2Bは、皿ボルト11の頭部14が蒸気抜き孔3h内に引っ込んでいる場合の概略中心断面図である。 図3Aは、火災時に鋼管3内のコンクリートで生じる蒸気が鋼管3の内周面3aを伝って蒸気抜き孔3hに到達する様子を示す概略断面図であり、図3Bは、蒸気抜き孔3hにおける先端側の部分3hesがコンクリートで塞がっている場合に、蒸気が抜け難いことを示す概略断面図である。 表1は、各壁厚寸法L3wと、用意される筒形スペーサー31の長さL31との対応関係を示す表であり、写真1は、対応する長さの筒形スペーサー31が装着されて各壁厚寸法L3w用に長さが調整済みの栓部材10の写真である。 筒形ゴム21と筒形スペーサー31との間に座金43が介挿された栓部材10の構成例の概略中心断面図である。 第2実施形態の栓部材10’の概略中心断面図である。 その他の実施形態の栓部材10’’の概略中心断面図である。
===第1実施形態===
図1A及び図1Bは、第1実施形態の栓部材10の概略中心断面図である。図1Aには、蒸気抜き孔3hへ取り付けた状態の栓部材10を示しており、図1Bには、取り外し状態の栓部材10を示している。また、これらの図を含め以下で用いる全ての図に関し、皿ボルト11については側面視で示している。
図1Aに示すように、栓部材10は、CFTの鋼管3の管壁部3wに貫通形成された蒸気抜き孔3h(貫通孔に相当)を封止するものである。蒸気抜き孔3hは、その軸方向を、鋼管3の管壁部3wの壁厚方向に沿わせつつ管壁部3wを貫通して形成されている。そして、CFTの構築の際には、かかる蒸気抜き孔3hに鋼管3の外方から栓部材10が差し込まれて同孔3hを液密に封止する。これにより、鋼管3内へのコンクリートの充填時の蒸気抜き孔3hからのコンクリートの液分の漏出は防止される。また、コンクリートの硬化後には、図1Bに示すように栓部材10は蒸気抜き孔3hから取り外され、その後、同孔3hは、文字通り、火災時にコンクリートから生じる蒸気を鋼管3外へ逃がす蒸気抜き孔3hとして機能する。
ちなみに、鋼管3の種類としては、断面矩形状の角形鋼管や、断面円形状の丸形鋼管等を例示できるが、何等これに限らない。
図1Bに示すように、栓部材10は、軸部材としての皿ボルト11と、弾性筒状部材としての筒形ゴム21と、第2筒状部材としての筒形スペーサー31と、座金41と、環状部材としてのナット51と、を有する。そして、筒形ゴム21、筒形スペーサー31、及び座金41のそれぞれの内周側空間に皿ボルト11の軸部12をこの順番で順次挿通し、この挿通状態のまま、最後に軸部12の外周面の雄ねじにナット51を螺着し、これにより、全部品11,21,31,41,51が一体に組み付けられて、栓部材10は使用可能な完成状態となる。
かかる栓部材10の蒸気抜き孔3hへの取り付けは、次のようにしてなされる。先ず、図1Bに示すように、栓部材10を蒸気抜き孔3hに差し込み、そして、ナット51を螺合回転して締め込む。すると、座金41や筒形スペーサー31を介して、筒形ゴム21は、ナット51と皿ボルト11の頭部14とで挟圧される。すなわち、筒形ゴム21には軸方向の圧縮変形が付与されるが、このとき、この圧縮変形に伴って筒形ゴム21はビア樽状に弾性拡径変形する。そして、その際には、筒形ゴム21の弾性力でもって筒形ゴム21の外周面21aが蒸気抜き孔3hの内周面に強固に当接し、これにより栓部材10は蒸気抜き孔3hに強固に取り付けられる。
一方、蒸気抜き孔3hからの取り外しは次のようにしてなされる。先ず、ナット51を上述と逆方向に螺合回転してナット51を緩める。すると、ナット51と皿ボルト11の頭部14とによる挟圧状態が解除され、これに伴って筒形ゴム21の弾性拡径変形が解かれて同ゴム21は弾性縮径変形する。これにより、筒形ゴム21の外周面21aと蒸気抜き孔3hの内周面との強固な当接も解かれて、蒸気抜き孔3hから鋼管3の外方へ円滑に引き出すことができて、その結果、図1Bのように栓部材10は容易に取り外される。
以下、栓部材10の各構成要素11,21,31,41,51について説明するが、以下の説明では、蒸気抜き孔3hの軸方向のことを単に「軸方向」とも言う。また、この軸方向は、栓部材10を蒸気抜き孔3hに差し込む際の差し込み方向のことでもあり、差し込み方向の先頭側のことを、「先端側」とも言い、その逆側のことを「尾端側」とも言う。なお、栓部材10は、既述のように、鋼管3の外方から蒸気抜き孔3hに差し込まれるので、差し込み方向の先頭側たる「先端側」が、鋼管3の内方に対応し、「尾端側」が鋼管3の外方に対応することになる。
図1Aに示すように、皿ボルト11は、頭部14が皿形のボルトである。詳しくは、蒸気抜き孔3hの内径よりも若干小径の皿形の頭部14と、この頭部14に同軸に繋がった軸部12と、を有している。そして、軸部12の外周面には雄ねじが形成されており、これにより軸部12は、ナット51が螺合可能なボルト部12として機能する。
なお、図1Bに示すように、頭部14の方が軸部12よりも大径に形成されており、これにより、頭部14は、軸部12の端(頭部14とは逆側の端のことで、図1B中では左端)から挿通された筒形ゴム21の抜け止めとして機能する。すなわち、筒形ゴム21が、頭部14を超えて先端側に移動しようとした際には、筒形ゴム21の端面21eに頭部14が当接してそれ以上の移動は不能に筒形ゴム21を係止し、これにより、筒形ゴム21が頭部14を超えて皿ボルト11から抜け落ちることは防止される。
ここで、図1Bに示すように、頭部14のうちで筒形ゴム21の端面21eに当接する部分14tは、軸方向の頭部14と逆側(図1Bでは左側)に進むに従って縮径した錐面状に形成されている。よって、図1Aに示すように、ナット51の締め込みにより筒形スペーサー31や座金41を介してナット51と頭部14とで筒形ゴム21が挟圧される際には、筒形ゴム21への圧縮変形の付与と伴に、頭部14の錘面状の部分14tから付与されるくさび作用に基づいて筒形ゴム21は拡径変形するように促される。これにより、筒形ゴム21は、比較的小さな圧縮変形量でも大きく拡径変形するようになる。そして、その結果、筒形ゴム21の径方向の弾性力に基づき、同ゴム21の外周面21aを蒸気抜き孔3hの内周面に強固に当接し得て、栓部材10を蒸気抜き孔3hに強固に取り付け可能となる。
筒形ゴム21は、ゴム製の円筒部材である。そして、図1Bの如き非挟圧時の外径が蒸気抜き孔3hの内径よりも若干小径になるように設計され、これにより、蒸気抜き孔3hへの円滑な差し込み性が確保されている。しかし、図1Aの如き挟圧時の拡径変形状態にあっては、同外径は蒸気抜き孔3hの内径よりも大径となるように設計され、これにより、外周面21aを蒸気抜き孔3hの内周面に確実に当接させて、蒸気抜き孔3hを液密に封止する。
なお、この例では、蒸気抜き孔3hの断面形状が正円形であることから、筒形ゴム21の方も、それと相似形状の断面正円形状の円筒部材としているが、蒸気抜き孔3hに差し込み可能で、且つ拡径変形時に同孔3hを封止可能であれば、何等これに限らない。例えば、断面形状を楕円等の正円以外の円形にしても良いし、断面形状が多角形の筒部材を用いても良い。
また、その素材も、何等ゴムに限らない。すなわち、蒸気抜き孔3hに差し込み可能な縮径状態から封止可能な程度まで弾性拡径変形可能な弾性素材であれば、ゴムに代えて使用可能であり、例えば樹脂製でも良い。
筒形スペーサー31は、栓部材10の略全長を蒸気抜き孔3hの長さに応じて調整するためのものである。ここで、この長さ調整の必要性について説明すると、先ず、理想的には、図1Aのように栓部材10を蒸気抜き孔3hに取り付けた状態において、その最も先端側の部分たる皿ボルト11の頭部14が、鋼管3の内周面3aから所定の突出長Lt(例えば、0mmよりも大きく2mm以下の範囲の任意値)だけ突出した状態になっているのが好ましい。これは、図2Aのように皿ボルト11の頭部14の突出長Ltが大きすぎると、栓部材10を取り外す際にコンクリートに栓部材10の先端部10esが大きく埋設されて栓部材10を取り外し難くなるからであり、また、逆に図2Bのように皿ボルト11の頭部14が蒸気抜き孔3hから突出せずに同孔3h内に引っ込んでいると、コンクリートの充填時に蒸気抜き孔3hの先端側の部分3hesにコンクリートが入り込んで当該部分3hesを塞いでしまい、蒸気抜き孔3hとして機能し難くなるからである。すなわち、火災時に生じる蒸気は、図3Aに示すように鋼管3の内周面3aに沿って移動するが、その際、蒸気抜き孔3hの先端側の部分3hesがコンクリートで塞がっていると、蒸気が蒸気抜き孔3hに入り難くなるためである。そのため、栓部材10を蒸気抜き孔3hに取り付けた状態にあっては、図1Aのように皿ボルト11の頭部14が鋼管3の内周面3aから所定の突出長Ltだけ突出した状態に設定される必要があるのである。
一方、図1Aに示すように、封止対象の蒸気抜き孔3hの長さL3hは、基本的に鋼管3の管壁部3wの壁厚寸法L3wと同値であるが、ここで、壁厚寸法L3wは、施工対象の鋼管3の種類や口径寸法などに応じて変わり得る。例えば、壁厚寸法L3wは、図4の表1に示すように、25mm、28mm、32mm、36mm、40mmのように複数種類ある。
そのため、この第1実施形態では、図1Bに示すように栓部材10の略全長、つまり栓部材10のうちで実質的に封止栓として機能する部分の全長D41(皿ボルト11の頭部14の頂面14aと座金41との間の長さD41)を、栓部材10の取り付け対象の鋼管3の壁厚寸法L3wに応じて調整すべく、筒形スペーサー31を栓部材10の構成要素として用いている。すなわち、図4の表1や写真1に示すように、鋼管3の壁厚寸法L3w毎に、各壁厚寸法L3wに対応する長さの筒形スペーサー31を予め用意しており、栓部材10の取り付け対象の鋼管3の壁厚寸法L3wに応じて、対応する長さの筒形スペーサー31を使用している。そして、これにより、栓部材10が、図2Aのように蒸気抜き孔3h内に引っ込んだ状態になることや、図2Bのように蒸気抜き孔3hから極端に突出した状態になることを有効に防いでいる。
なお、かかる壁厚寸法L3wに対応した筒形スペーサー31の長さL31は、例えば次式1で算出される。

筒形スペーサーの長さL31=L3w−(L21−Ltm−Lp) …(1)

ここで、上式1中のL21は筒形ゴム21の自然長であり、Ltmは、蒸気抜き孔3hに取り付けた状態での突出長Ltの目標値であり、Lpは、目標の取り付け強度(蒸気抜き孔3hに栓部材10を取り付ける力のこと)を確保するのに必要な圧縮変形量(以下、目標圧縮変形量と言う)である。なお、突出長Ltの目標値Ltmは、前述の適正範囲(0mm<突出長≦2mm)から適宜選択されて設定され、また、目標圧縮変形量Lpは事前実験などによって予め定められる。
ちなみに、このようにすれば、壁厚寸法L3wが変わっても、筒形ゴム21については同じ自然長L21のものを用いることができる。例えば、図4の表1中に示すように、筒形ゴム21の自然長L21については、全ての壁厚寸法L3wに亘って10mm等の所定値に揃えることができて、つまり変更せずに済む。よって、同図4の写真1に示すように、互いに略全長の異なる栓部材10であっても、封止対象の蒸気抜き孔3hの孔径が互いに同径の場合には、互いに同量の圧縮変形量を付与すれば、筒形ゴム21は互いに略同量だけ弾性拡径変形することになるので、当該蒸気抜き孔3hへの取り付け強度を概ね同じに揃えることができる。その結果、鋼管3の壁厚寸法L3wによらず、栓部材10を確実且つ強固に取り付け可能となって、かかる栓部材10は取り扱い易いものとなる。
このような機能の筒形スペーサー31は、図1Aに示すように、例えば外径が蒸気抜き孔3hの内径よりも若干小径の円筒体である。そして、上述のスペーサーとしての機能、つまり長さ調整機能を果たすべく、筒形ゴム21よりも高剛性の素材、例えば塩化ビニルで形成され、これにより、図1Aの挟圧時には筒形スペーサー31では概ね圧縮変形させずに専ら筒形ゴム21の方で圧縮変形させるようにしている。
但し、かかる筒形スペーサー31の素材としては、何等上述の塩化ビニルの如き樹脂に限らない。すなわち、挟圧時に概ね圧縮変形しない程度の剛性を有する素材であれば適用可能であり、例えば鋼等の鉄製でも良いし、アルミや銅等の非鉄金属製でも良いし、或いは、セラミック等の非金属素材を用いても良い。また、この例では、蒸気抜き孔3hの断面形状が正円形であることから、筒形スペーサー31の断面形状についても、それと相似形状の断面正円形状としているが、何等これに限らない。例えば、断面形状を、楕円等の正円以外の円形にしても良いし、断面形状が多角形の筒部材を用いても良い。
また、図4の表1又は写真1に示すように、筒形スペーサー31の長さ毎に、筒形スペーサー31の色を別の色に色分けしても良く、そのようにすれば、蒸気抜き孔3hへ栓部材10を取り付ける際に、本来取り付けるべき栓部材10とは違う長さの栓部材10を誤って取り付けてしまうといった栓部材10の取り違えミスを確実に防ぐことができる。
図1Bに示すように、座金41は、筒形スペーサー31とナット51との間に介挿されたリング状の円板である。そして、当該座金41は、先端側の面41aで、筒形スペーサー31の端面31eと当接し、尾端側の面41bで、ナット51の端面51eと当接し、これにより、ナット51と筒形スペーサー31との間の軸方向の力の伝達が円滑に行われるようになっている。
また、図1Aに示すように、この座金41の外径は、蒸気抜き孔3hの内径よりも大きく設計されているので、鋼管3の外周面3bに当接可能である。よって、上述の筒形スペーサー31と協同することにより、蒸気抜き孔3hへの栓部材10の差し込み長さが適正範囲に収まるように規制する規制部材としても機能する。
すなわち、前述したように、鋼管3の内周面3aから突出する皿ボルト11の頭部14の突出長Ltには、適正範囲(0mm<突出長≦2mm)があるが、上述のように壁厚寸法L3wに対応した適正長さの筒形スペーサー31を用いていれば、座金41が鋼管3の外周面3bに当接した際には、筒形ゴム21が目標圧縮変形量だけ圧縮変形し、且つ皿ボルト1の頭部14が適正範囲だけ突出した状態になっているはずである。よって、ナット51の締め込み量の目安として、この座金41の鋼管3の外周面3bへの当接の有無を目安とすることができて、つまり、栓部材10を取り付ける作業者は、鋼管3の外周面3bと座金41との間の隙間Gの有無に基づいてナット51の締め込み状態の良否判定を行えるようになる。
ちなみに、上述の第1実施形態では、筒形ゴム21と筒形スペーサー31との間には座金を介挿していなかったが、場合によっては、図5の概略中心断面図に示すように座金43を介挿しても良い。
ところで、望ましくは、図1Bに示すような栓部材10を蒸気抜き孔3hに差し込む前に、予めナット51を所定量だけ締め込んでおくことで筒形ゴム21を所定量だけ拡径変形させておくと良い。このようにしておけば、差し込み後にナット51を締め込む際に起こり得る皿ボルト11及び筒形ゴム21の共回りを未然に防ぐことができて、円滑に締め込み作業を行うことができる。より詳しく説明すると、先ず、蒸気抜き孔3hに差し込む前に、ナット51を締め込んで筒形ゴム21に所定の圧縮変形量を付与しておく。なお、このときの圧縮変形量の目安としては、筒形ゴム21の外径が蒸気抜き孔3hの孔径を若干超えるまでである。そうしたら、この圧縮変形量を維持したまま、栓部材10を蒸気抜き孔3hに差し込むが、このとき、筒形ゴム21の外径は蒸気抜き孔3hの孔径を超えているので、当該差し込みと伴に、筒形ゴム21の外周面21aが蒸気抜き孔3hの内周面に当接するようになる(例えば図1A)。よって、この差し込み後に圧縮変形量を更に増大させるべくナット51を螺合回転する際には、筒形ゴム21は、蒸気抜き孔3hの内周面との間の摩擦力を、ナット51との共回りを抑える制止力として有効に用いることができて、これにより、ナット51を螺合回転する際に起こり得る筒形ゴム21及び皿ボルト11の共回りを有効に防ぐことができる。その結果、蒸気抜き孔3hへの差し込み後に、封止に必要な圧縮変形量を筒形ゴム21に確実に付与可能となる。
===第2実施形態===
図6は、第2実施形態の栓部材10’の概略中心断面図である。上述の第1実施形態では、筒形スペーサー31と、座金41と、ナット51と、を互いに別部材としていたが、本第2実施形態では、これらが一体不可分の一部材とされている点で主に相違し、これ以外の点は概ね同じである。よって、以下では、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を付して示し、その説明については省略する。
図6に示すように、本第2実施形態では、筒形スペーサー31と座金41とナット51との三者に代えて、スペーサー・座金兼用ナット部材71が設けられている。そして、かかるスペーサー・座金兼用ナット部材71は、筒形スペーサー31に相当する部分としてスペーサー部35を有し、座金41に相当する部分として座金部45を有し、ナット51に相当する部分としてナット部55を有し、これら三者35,45,55は互いに一体不可分に形成されている。また、これら各部35,45,55は、それぞれ、前述の筒形スペーサー31、座金41、及びナット51と略同構造且つ同寸に形成されている。例えば、ナット部55には雌ねじが形成されており、スペーサー部35の外径は蒸気抜き孔3hの孔径よりも若干小さく、座金部45の外径は蒸気抜き孔3hの孔径よりも大径に設定されている。よって、このスペーサー・座金兼用ナット部材71を皿ボルト11に締め込めば、スペーサー部35の先端部35eが筒形ゴム21に当接し、これにより、当該先端部35eは、皿ボルト11の頭部14とで筒形ゴム21を挟圧して同ゴム21を弾性拡径変形させる。
なお、図6の例では、ナット部55にのみ雌ねじを形成しているが、何等これに限らず、例えばスペーサー部35にも雌ねじを形成して皿ボルト11の軸部12に螺合させても良い。
また、かかるスペーサー・座金兼用ナット部材71は、この例では鉄製の一例としての鋼製であるが、その素材は何等これに限らない。すなわち、皿ボルト11に螺合可能で、筒形ゴム21よりも高剛性の素材であれば、アルミや銅等の非鉄金属製でも良いし、樹脂やセラミック等の非金属素材で形成されていても良い。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、図1Bに示すように、軸部材として皿ボルト11を例示し、その頭部14のうちで筒形ゴム21の端面21eに当接する部分14tの形状を、錘面状にしていたが、何等これに限るものではない。すなわち、筒形ゴム21に圧縮変形が付与された際に、同ゴム21に拡径変形を強いるように構成されていれば、何等、軸部材は皿ボルト11に限らない。例えば、皿ボルト11に代えて、図7に示すような平ボルト11’’を用いても良く、その場合には、筒形ゴム21’’の端面21e’’が、軸方向の尾端側に進むに従って縮径した凹錘面状に形成されていれば、筒形ゴム21に拡径変形を強いることができる。
上述の第1実施形態では、図1Bに示すように、栓部材10は座金41を備えていたが、座金41は無くても良い。
3 鋼管、3a 内周面、3b 外周面、3w 管壁部、
3h 蒸気抜き孔(貫通孔)、3hes 先端側の部分、
10 栓部材、10es 先端部、
10’ 栓部材、
11 皿ボルト(軸部材)、11’’ 平ボルト(軸部材)、
12 軸部、14 頭部、14a 頂面、14t 部分、
21 筒形ゴム(弾性筒状部材)、21a 外周面、21e 端面、
21’’ 筒形ゴム(弾性筒状部材)、21e’’ 端面、
31 筒形スペーサー(第2筒状部材)、31e 端面、
35 スペーサー部、35e 先端部、
41 座金、41a 先端側の面、41b 尾端側の面、43 座金、
45 座金部、
51 ナット(環状部材)、51e 端面、
55 ナット部、
71 スペーサー・座金兼用ナット部材(環状部材)、
G 隙間、

Claims (10)

  1. コンクリート充填鋼管に係る鋼管に形成された貫通孔に差し込まれて該貫通孔を封止する栓部材を用いた貫通孔の封止方法であって、
    前記栓部材は、前記貫通孔の軸方向の一端側に、軸部よりも大径な頭部を有する軸部材と、前記軸部が内周側に挿入され、前記軸方向に付与される圧縮変形量に応じて弾性拡径変形する弾性筒状部材と、前記軸部が内周側に挿入され、前記軸部に対する前記軸方向の相対位置を変更可能に前記軸部に係止される環状部材と、を有し、
    前記封止方法は、前記弾性筒状部材と前記環状部材との間に、前記弾性筒状部材よりも高剛性の第2筒状部材を介装し、前記頭部と前記環状部材とで前記弾性筒状部材前記軸方向に挟圧することにより、前記弾性筒状部材に前記圧縮変形量を付与する封止方法であり、
    前記貫通孔の前記軸方向は、前記鋼管の管壁部の壁厚方向に沿っており、
    前記鋼管の管壁部の壁厚寸法毎に、前記貫通孔を前記栓部材で封止した状態において前記鋼管の内周面から前記頭部が所定長だけ突出した状態となるように、各前記壁厚寸法に対応する長さの前記第2筒状部材を一つずつ用意し、
    前記栓部材の取り付け対象の前記鋼管の管壁部の壁厚寸法に応じて、対応する長さの前記第2筒状部材を一つ選択することを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法。
  2. 請求項1に記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記弾性筒状部材と前記環状部材との間には、前記弾性筒状部材よりも高剛性の第2筒状部材が介装されており、
    前記弾性筒状部材は、前記第2筒状部材を介して前記環状部材と前記頭部とにより挟圧されることを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法
  3. 請求項2に記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記第2筒状部材と前記環状部材との間には、座金が介挿されており、
    前記座金は、一方の面で、前記第2筒状部材の端面と当接し、他方の面で、前記環状部材の端面と当接することを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記頭部のうちで前記弾性筒状部材の端面に当接する部分は、前記軸方向における前記頭部と逆側に進むに従って縮径した錐面状に形成されていることを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記軸部材は、前記軸部に雄ねじが形成されたボルトであり、
    前記環状部材は、前記軸部の前記雄ねじに螺合するナットであることを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法
  6. 請求項5に記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記ボルトは皿ボルトであり、
    前記弾性筒状部材はゴム製であることを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法
  7. 請求項5に記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記貫通孔に前記栓部材を差し込む前に、前記弾性筒状部材の外径が前記貫通孔の孔径を超えるまで拡径変形するように所定の大きさの前記圧縮変形量を予め付与し、
    前記圧縮変形量を維持したまま、前記貫通孔に前記栓部材を差し込み、
    前記栓部材を前記貫通孔に差し込み後に、更に、前記圧縮変形量を増大することにより、前記栓部材で前記貫通孔を封止することを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法。
  8. 請求項5に記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記栓部材を前記鋼管の外方から前記貫通孔に差し込む際には、前記頭部を差し込み方向の先頭にすることを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記壁厚寸法L3wに対応した各前記第2筒状部材の長さL31は、L31=L3w−(L21−Ltm−Lp)なる式で算出されることを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法。
    但し、L21は前記弾性筒状部材の自然長であり、Ltmは、前記栓部材を前記貫通孔に取り付けた状態での突出長の目標値であり、Lpは、前記貫通孔に前記栓部材を取り付ける力を確保するのに必要な圧縮変形量である。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載のコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法であって、
    前記第2筒状部材は、当該第2筒状部材の長さ毎に別の色に色分けされていることを特徴とするコンクリート充填鋼管の貫通孔の封止方法。
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