JP5993713B2 - 片軸受リール - Google Patents

片軸受リール Download PDF

Info

Publication number
JP5993713B2
JP5993713B2 JP2012239939A JP2012239939A JP5993713B2 JP 5993713 B2 JP5993713 B2 JP 5993713B2 JP 2012239939 A JP2012239939 A JP 2012239939A JP 2012239939 A JP2012239939 A JP 2012239939A JP 5993713 B2 JP5993713 B2 JP 5993713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
claw
pedestal
sound
bearing reel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012239939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014087309A (ja
JP2014087309A5 (ja
Inventor
森本 伸一
伸一 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2012239939A priority Critical patent/JP5993713B2/ja
Priority to KR1020130078107A priority patent/KR102045543B1/ko
Priority to TW102128983A priority patent/TWI586269B/zh
Priority to CN201310369905.1A priority patent/CN103782980B/zh
Publication of JP2014087309A publication Critical patent/JP2014087309A/ja
Publication of JP2014087309A5 publication Critical patent/JP2014087309A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5993713B2 publication Critical patent/JP5993713B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/016Fly reels, i.e. with a stub shaft support
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/017Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool motor-driven
    • A01K89/0171Spring motors
    • A01K89/0174Spring motors with spring chargers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Description

本発明は、片軸受リール、特に片軸受リールのスプール発音機構に関する。
片軸受リールにおいて、スプールの回転に応じて発音するとともに、発音状態と無音状態とに切り換え可能なスプール発音機構を有するものが従来知られている(特許文献1参照)。従来の片軸受リールのスプール発音機構は、スプールと一体回転可能な音出し部材と、音出し部材に接触して衝突を繰り返す爪部材と、爪部材を音出し部材と接触可能な音出し位置と、接触不能な無音位置とに切り換える切換機構と、を備える。切換機構は、爪部材を音出し位置と無音位置とに振り分けて付勢するばね線材製の付勢部材を有する。
一方、片軸受リールにおいて、スプールに多数の貫通孔を設け、スプールの軽量化を図るとともに、意匠性の向上を図っているものがある(例えば、特許文献2参照)。
実開昭62−193870号公報 登録実用新案第3020401号公報
特許文献1のスプール発音機構を特許文献2の片軸受リールに適用すると、付勢部材が貫通孔を通して外部に露出する。このため、金属線材製の付勢部材に海水などが付着するおそれがある。海水が付勢部材に付着すると、付勢部材への析出した塩のかみ込み及び付勢部材の腐食等の現象が発生するおそれがある。このような現象が発生すると、爪部材が移動しにくくなり、スプール発音機構に不具合が生じるおそれがある。
本発明の課題は、スプールに貫通孔を有する片軸受リールにおいて、海水などが貫通孔を通して内部に浸入しても、スプール発音機構に不具合が生じないようにすることにある。
発明1に係る片軸受リールは、リール本体と、スプール軸と、スプールと、スプール発音機構と、を備える。リール本体は、軸支持部を有する。スプール軸は、軸支持部に片持ち支持される。スプールは、スプール軸に回転自在に支持される。スプールは、リール本体と対向する第1側面及び第1側面と反対側の第2側面を有し、第2側面に複数の貫通孔が形成される。スプール発音機構は、スプールが回転すると発音可能である。スプール発音機構は、音出し部材と、台座部材と、爪部材と、第1付勢部材と、第2付勢部材と、操作部と、を有する。音出し部材は、スプールに一体回転可能に連結される。台座部材は、リール本体に第1位置と第2位置とに移動自在に支持される。爪部材は、台座部材に揺動可能に装着される。爪部材は、台座部材が第1位置に配置されたとき音出し部材に接触可能であり、台座部材が第2位置にあるとき音出し部材から離反する。第1付勢部材は、台座部材とリール本体の間に配置され、台座部材を第1位置と第2位置とに振り分けて付勢する。第2付勢部材は、爪部材を音出し部材に接触可能に付勢する。操作部は、台座部材を第1位置と第2位置とに移動操作するためのものである。
この片軸受リールでは、台座部材を第1位置と第2位置との間で移動させることによって、爪部材を音出し部材に対して接近及び離反させている。ここでは、第1付勢部材がリール本体と台座部材との間に配置されているので、第1付勢部材を台座部材によってカバーすることができる。これにより、海水などがスプールの第2フランジ部の貫通孔を通して内部に浸入しても、第1付勢部材に海水が付着しにくくなり、スプール発音機構に不具合が生じにくい。
発明2に係る片軸受リールは、発明1に記載の片軸受リールにおいて、台座部材は、板状であり、爪装着部と、被支持部と、を有する。爪装着部は、一側に配置され爪部材を揺動自在に装着するためのものである。被支持部は、他側に配置され、リール本体に揺動自在に支持される。
この片軸受リールでは、台座部材の両端に爪装着部と被支持部とが設けられるので、被支持部を中心にして台座部材が揺動するときに爪装着部の移動距離が長くなり、コンパクトな構成で移動距離が大きくなる。また、台座部材が板状であるので、台座部材によって第1付勢部材を隠しやすい。
発明3に係る片軸受リールは、発明1又は2に記載の片軸受リールにおいて、台座部材はリール本体と対向する面に凹んで形成された凹部を有する。第1付勢部材は、台座部材の凹部に配置される。この場合には、リール本体よりも小さい台座部材に形成された凹部に第1付勢部材が配置されるので、第1付勢部材を配置しやすい。
発明4に係る片軸受リールは、発明1から3のいずれかに記載の片軸受リールにおいて、第1付勢部材は、金属製の弾性線材製のねじりバネである。第1付勢部材は、リール本体に係止される第1係止部と、台座部材に係止される第2係止部と、第1係止部と第2係止部の間に設けられ第1コイル部と、を有する。この場合には、コンパクトなねじりバネによって、台座部材を第1位置と第2位置とに振り分けて付勢できる。
発明5に係る片軸受リールは、発明1から4のいずれかに記載の片軸受リールにおいて、爪部材は、揺動支持部と、爪部と、一対のバネ掛け部と、を有する。揺動支持部は、爪装着部に揺動自在に支持され、抜け止め部材によって装着部に抜け止めされる。爪部は、揺動支持部から径方向に延び、音出し部材に接触可能である。一対のバネ掛け部は、爪部を挟んで揺動支持部から両側に延びる。この場合には、一対のバネ掛け部が爪部を挟んで揺動支持部から両側に延びるので、第2付勢部材の両端に一対のバネ掛け部に係止するだけで、爪部材を中立位置に付勢でき、爪部材を中立位置に付勢しやすい。
発明6に係る片軸受リールは、発明5に記載の片軸受リールにおいて、第2付勢部材は、金属製の弾性線材製のねじりバネである。第2付勢部材は、一対のバネ掛け部及び爪装着部に係止される一対の第3係止部と、一対の第3係止部の間に設けられ、抜け止め部材と爪部材との間に湾曲して配置される第2コイル部と、を有する。この場合には、爪装着部に対して第2付勢部材を対称形状にできる。このため、第2付勢部材の組み込み間違いが生じにくい。
発明7に係る片軸受リールは、発明1から6のいずれかに記載の片軸受リールにおいて、複数の貫通孔は、周方向に間隔を隔てて配置される。この場合には、貫通孔の数が多くなるので、スプールの軽量化を図れる。
発明8に係る片軸受リールは、発明7記載の片軸受リールにおいて、貫通孔は、放射状に配置される径方向に延びる長孔である。この場合には、貫通孔の面積大きくできるので、スプールのさらになる軽量化及び意匠の向上を図ることができる。
リール。
本発明によれば、第付勢部材リール本体と台座部材との間に配置されるので、第付勢部材を台座部材によってカバーすることができる。これにより、海水などがスプールの貫通孔を通して内部に浸入しても、第付勢部材に海水が付着しにくくなり、スプール発音機構に不具合が生じにくい。
本発明の一実施形態による片軸受リールの正面図。 片軸受リールの背面図。 片軸受リールの側面図。 図1の切断線IV−IVによる断面図。 図3の切断線V−Vによる断面図。 図1の切断線VI−VIによる断面部分図。 台座部材を示す図5の拡大図。 スプールを除く片軸受リールの分解斜視図。
図1、図2、図3、図4、図5、及び図8において、本発明の一実施形態による片軸受リール100は、リール本体1と、リール本体1に片持ち支持されたスプール軸2と、スプール軸2に対して回転自在に装着され外周に釣り糸が巻かれるスプール3と、スプール3が回転すると発音可能なスプール発音機構22と、を備えている。
<リール本体の構成>
リール本体1は、スプール軸2を支持する円形皿状のフレーム10と、フレーム10に着脱可能に固定される釣り竿RD装着用の竿装着部12と、を有している。フレーム10は、アルミニウム合金製の薄板をプレス加工により形成した縁付き皿形状の部材である。フレーム10は、スプール3よりも小径である。フレーム10は、スプール軸2が片持ち支持されるとともにスプール軸2が取り付けられる取付部14と、縁部に形成される噛み込み防止部15と、を有している。
取付部14は、竿装着部12に取り付けられる第1取付部14aと、スプール軸2を取り付けるための第2取付部14bと、を有している。第2取付部14bは、軸支持部の一例である。
第1取付部14aは、フレーム10を竿装着部12に固定されるために設けられている。第1取付部14aは、竿装着部12が配置される環状の配置部14cと、配置部14cから円形に突出する嵌合凸部14dと、有している。配置部14cと噛み込み防止部15との間には、軽量化及び意匠の向上を図るために複数の開口が形成されている。配置部14c及び嵌合凸部14dは、フレーム10の中心の第1軸芯(図2のスプール軸2の軸芯)C1に対して偏芯した第2軸芯C2を中心に配置されている。嵌合凸部14dは、配置部14cからスプール軸2が延びる方向と反対側に突出している。また、配置部14cには、図5に示すように、竿装着部12にフレーム10を固定するための複数(例えば8個)のネジ孔14eが第2軸芯C2を中心として周方向に間隔を隔てて配置されている。8つのネジ孔14eのうち、4つのネジ孔14eに竿装着部12側からボルト部材16がねじ込まれて、竿装着部12にフレーム10が固定される。このように、配置部14c及び嵌合凸部14dの中心(第2軸芯C2)がスプール軸2の軸芯である第1軸芯C1に対して偏芯しているので、竿装着部12に装着される釣り竿RDとスプール軸2の軸芯との距離を8段階に変更可能である。
第2取付部14bは、スプール軸2を片持ち支持するために設けられている。第2取付部14bは、嵌合凸部14dからスプール軸2の延びる方向に突出して設けられる。第2取付部14bは、スプール軸2の軸芯である第1軸芯C1を中心として円筒形状に突出して形成されている。第2取付部14bの中心には、スプール軸2の一端がねじ込み固定される雌ネジ部14fが形成されている。したがって、雌ネジ部14fは、フレーム10の中心に配置される。
噛み込み防止部15は、リール本体1のスプール3への釣り糸の噛み込みを防止するために設けられる。噛み込み防止部15の先端部は、スプール3の後述する第1フランジ部36aに設けられる環状溝36c内に配置される。噛み込み防止部15は、環状溝36cに向かって湾曲して形成される。
竿装着部12は、例えば、アルミニウム合金等の金属製又はガラス短繊維を含浸させたポリアミド樹脂等の合成樹脂製の部材である。竿装着部12は、固定部12aと、アーム部12bと、装着脚部12cと、を有している。固定部12aは、配置部14cに配置され、スプール軸2との距離が異なる複数の固定位置のいずれかでフレーム10に固定可能である。固定部12aは、嵌合凸部14dの外周面14gに嵌合する内周面12dを有するリング形状である。固定部12aは、周方向に間隔を隔てて配置された複数(例えば4つ)の固定孔12eを有している。固定孔12eは、ボルト部材16が通過可能な孔であり、ネジ孔14eに対向可能にスプール軸2の軸方向に沿って形成されている。固定孔12eは、座繰りされており、ボルト部材16の頭部を収容可能である。
ネジ孔14eの数は、固定孔12eの数より多いのが好ましい。これは、ネジ孔14eを少なくして固定孔12eを多くすると、固定に使用しない固定孔が固定部の表面に露出するからである。この実施形態では、ネジ孔14eの数は8個であり、固定孔12eの数は4個である。このように、ネジ孔14eを固定孔12eより多くすると、使用しないネジ孔14eは、固定部12aにより覆われ外部に露出しない。この実施形態では、4本のボルト部材16を用いて、周方向の8つの固定位置のいずれか一つで竿装着部12をフレーム10に固定できる。
アーム部12bは、図2、図3、図4及び図8に示すように、固定部12aと一体形成されている。アーム部12bは、固定部12aからフレーム10の径方向外方に延びた後に湾曲してスプール3の径方向外方に配置されている。アーム部12bは、固定部12aとの連結部分から徐々に厚みが厚くなり、湾曲部分の手前側で最大の厚みとなる。
装着脚部12cは、アーム部12bと一体形成されている。装着脚部12cは、アーム部12bの先端に前後方向に配置され釣り竿RDに装着可能である。
<スプール軸の構成>
スプール軸2は、図4に示すように、第2取付部14bに片持ち支持されている。スプール軸2は、先端に雌ネジ穴2aが形成された第1軸受装着部2bと、第2軸受装着部2cと、鍔部2dと、雄ネジ部2eと、を有している。第1軸受装着部2bには、第1軸受4が装着される。雌ネジ穴2aには、第1軸受4を抜け止めするための抜け止めボルト18がねじ込まれている。抜け止めボルト18の頭部18aは、第1軸受4の内輪4aに接触している。第2軸受装着部2cは、第1軸受装着部2bよりも大径であり、その基端側に第2軸受5が装着される。鍔部2dは、第2軸受装着部2cよりも大径であり、第2軸受5を位置決めするとともに、第2取付部14bに当接してスプール軸2を軸方向に位置決めするために設けられている。雄ネジ部2eは、雌ネジ部14fに螺合してスプール軸2を第2取付部14bに固定するために設けられている。
<スプールの構成>
スプール3は、例えばアルミニウム合金製等の軽金属製の環状部材であり、機械加工により形成されている。スプール3は、図3、図4及び図5に示すように、スプール着脱機構6により、スプール軸2に対してワンタッチで着脱できる。スプール3は、スプール軸2に回転自在に支持される筒状の糸巻胴部35と、第1フランジ部36a及び第2フランジ部36bと、を有しており、これらは一体形成されている。これらが別体で構成されていてもよい。なお、糸巻胴部35及び第1フランジ部36aのリール本体1側の外側面が第1側面3aであり、糸巻胴部35及び第2フランジ部36bのリール本体から離れる第1側面3aと反対側の外側面が第2側面3bである(図4参照)。スプール3の第2側面3bに、複数の貫通孔36eが形成される。
糸巻胴部35は、外周面に釣り糸が巻付可能な筒状の糸巻部35aと、糸巻部35aの内周側でスプール軸2に回転自在に支持されるボス部37と、円板部38と、を有している。ボス部37は、スプール軸2が貫通可能な貫通孔37aを有する筒状の部材である。貫通孔37aとスプール軸2との間に、スプール3をスプール軸2に回転自在に支持するための、例えば玉軸受の形態の第1軸受4及び第2軸受5が軸方向に間隔を隔てて装着されている。第1軸受4と第2軸受5の内輪の間には、スペーサ42が配置される。ボス部37の先端側は蓋部材34によって塞がれている。ボス部37の円板部38よりもリール本体1側には、鍔部37b(図4参照)が形成される。鍔部37bにスプール発音機構22の後述する音出し部材24が位置決めされる。ボス部37のリール本体1側の端部の外周面には、図5及び図8に示すように、平行に配置される一対の直線部37dと一対の直線部37dの両端をつなぐ一対の円弧部37eと、を有する非円形部37cが形成される。なお、図4では、ボス部37の図4上側にだけ非円形部37cの直線部37dを示しているが、実際には、ボス部37の図4下側にも直線部37dが表れる。しかし、円弧部37eと直線部37dとを一つの断面に表すために、意図的にボス部37の下側には円弧部37eの断面を表している。ボス部37の円弧部37eには、鍔部37bと間隔をあけて環状溝37fが形成される。
円板部38は、糸巻部35aとボス部37とを連結する円板状のものである。円板部38にはスプール3を回転させるためのハンドル把手54と、ハンドル把手54の180度周方向に間隔を隔てて配置されたバランスウェイト56とが装着されている。
第1フランジ部36aは、糸巻胴部35の一端部に糸巻胴部35と一体で形成された円盤状のものである。第1フランジ部36aはリール本体1のフレーム10と対向するように形成されている。第1フランジ部36aの外径は、フレーム10の外径より大きい。図4に示すように、第1フランジ部36aの外周側の外側面に、前述したように、噛み込み防止部15が進入する環状溝36cが形成されている。
第2フランジ部36bは、糸巻胴部35の他端部にリール本体1の開放部を覆うように一体で形成されたものである。第1実施形態では、第2フランジ部36bは、第1フランジ部36aと同径に形成されている。しかし、第2フランジ部36bを第1フランジ部36aと異なる径にしてもよい。例えば、第2フランジ部36bを第1フランジ部36aより小径にしてもよい。図3に示すように、第2フランジ部36bの外周面には、周方向に間隔を隔てて配置された複数の円弧状の凹部36dが機械加工により形成される。
複数の貫通孔36eは、第2フランジ部36bから円板部38にかけて第2側面3bに周方向に間隔を隔てて形成される。複数の貫通孔36eは、この実施形態では、径方向に延び内周側の幅が外周側よりも狭い長孔であり、放射状に配置される。
<スプール発音機構の構成>
スプール発音機構22は、図5、図6,図7及び図8に示すように、スプール3とリール本体1との間に設けられている。スプール発音機構22は、音出し部材24と、台座部材26と、爪部材28と、第1付勢部材30と、第2付勢部材32と、操作部33と、を備える。
音出し部材24は、スプール3のボス部37の外周面に一体回転可能に連結される。音出し部材24は、外周部に複数の凸部24aを有するギア形状の部材である。音出し部材24は、ボス部37の外周面に形成された非円形部37cに係合する被係合部24bを内周面に有する。これにより、音出し部材24は、スプール3に一体回転可能に連結される。図4に示すように、音出し部材24は、鍔部37bによりスプール軸2の軸方向に位置決めされるとともに、環状溝37fに装着された止め輪39によりボス部37に対して抜け止めされる。なお、音出し部材24の一体回転可能な連結構造は、非円形係合に限定されず、例えば、圧入による連結構造、接着による連結構造等のボス部37と一体回転可能に連結できる構造であればどのような連結構造を用いてもよい。
台座部材26は、図7及び図8に示すように、概ね扇形に形成される。台座部材26は、図7に二点鎖線で示す第1位置と、第1位置から離れた図7に実線で示す第2位置とに、第2軸芯C2回りに、リール本体1のフレーム10に揺動自在に装着される。台座部材26が第1位置あるとき、爪部材28は音出し部材24に接触可能であり、スプール3が回転するとスプール発音機構22が発音する。また、台座部材26が第2位置にあるとき、爪部材28は、音出し部材24から離反して配置され、スプール発音機構22は発音不能である。
台座部材26は、板状の部材であり、爪部材28を揺動自在に支持するための爪装着部26aと、リール本体1の取付部14の内側面に揺動自在に支持される被支持部26bと、を有する。台座部材26の第2取付部14bに対向する裏面には、第1付勢部材30が収納される収納凹部26cが形成される。これにより、取付部14と台座部材26との間に隙間が形成され、第2付勢部材32がスプール3の第2側面3b側に露出しなくなる。爪装着部26aは、台座部材26の一側に配置される。爪装着部26aは、爪部材28が装着されるボス部26dと、ボス部26dから両側方に延びる一対の第1バネ掛け部26eと、を有する。ボス部26dには、爪部材28を爪装着部26aに装着するための第1ネジ部材40(抜け止め部材の一例)がねじ込まれる。これにより、爪部材28が抜け止めされる。一対の第1バネ掛け部26eには、第1付勢部材30の両端部が係止される。被支持部26bは、台座部材26の他側に配置される。
被支持部26bは、リール本体1の取付部14に第2軸芯C2と同芯に形成された取付孔14h(図8参照)を貫通する操作部33が係合する非円形の係合凹部26gを有する。操作部33が係合凹部26gに係合することによって、台座部材26が操作部33に一体揺動可能に連結される。被支持部26bは、取付孔14hに揺動自在に装着される操作部33に被支持部26b側からねじ込まれる第2ネジ部材41によって、取付部14に揺動可能に装着される。なお、この実施形態では、操作部33が取付孔14hに揺動可能に装着されたが、台座部材26の被支持部26bが取付孔14hに揺動可能に装着されてもよい。
収納凹部26cは、被支持部26bの周囲を避けて台座部材26の輪郭から僅かに離れた位置まで凹んで形成され、一側に開口している。台座部材26には、第1付勢部材30の一端を係止するための第2バネ掛け部26fが形成される。第2バネ掛け部26fは、台座部材の一側に爪装着部26aと揺動方向に間隔を隔てて矩形に突出して形成された部分に形成される2つの貫通孔によって構成される。
爪部材28は、台座部材26に中立位置から両側に揺動可能に装着される。爪部材28は、台座部材26が第1位置に配置されたとき音出し部材24に接触し、台座部材26が第2位置にあるとき音出し部材24から離反する。爪部材28は、第1付勢部材30によって図7に実線で示す中立位置に付勢されている。台座部材26が第1位置にあるとき、爪部材28は、音出し部材24に衝突を繰り返して中立位置から両側に揺動する。爪部材28は、台座部材26が第1位置と第2位置とに揺動することによって発音状態と無音状態とに切り換え可能である。爪部材28は、揺動支持部28aと、爪部28bと、一対の第3バネ掛け部28cと、を有する。揺動支持部28aは、ボス部26dに嵌合する孔を有し爪装着部26aに揺動自在に支持される。揺動支持部28aは、第1ネジ部材40によって爪装着部26aに対して抜け止めされる。爪部28bは、揺動支持部28aから径方向に延び、先端が尖って形成され、音出し部材24に接触可能である。一対の第3バネ掛け部28cは、爪部28bを挟んで揺動支持部28aから両側に延びる。
第1付勢部材30は、金属製の弾性線材を巻いて作成されたねじりバネである。第1付勢部材30は、台座部材26とリール本体1の取付部14との間に配置され、台座部材26を第1位置と第2位置とに振り分けて付勢する。第1付勢部材30は、リール本体1の取付部14に係止される第1係止部30aと、台座部材26に係止される第2係止部30bと、第1係止部30aと第2係止部30bの間に設けられ第1コイル部30cと、を有する。第1係止部30aは、第1コイル部30cからリール本体1に向けて折り曲げられる。第1係止部30aは、リール本体1の取付部14に形成された第4バネ掛け部14iに係止される。第2係止部30bは、第1コイル部30cから第1係止部30aと逆側に折り曲げられる。第2係止部30bは、台座部材26の第2バネ掛け部26fに係止される。第1付勢部材30は、台座部材26と取付部14の間に形成された台座部材26の収納凹部26cに配置される。このため、第1付勢部材30は、スプール3の第2側面3bからは見えない。
ここでは、第1付勢部材30がリール本体1と台座部材26との間に配置されているので、第1付勢部材30を台座部材26によって隠すことができる。これにより、海水などがスプール3の第2フランジ部36bの貫通孔36eを通して内部に浸入しても、第1付勢部材30に海水が付着しにくくなり、スプール発音機構22に不具合が生じにくい。
第2付勢部材32は、例えば、金属製の弾性線材を巻いて作成されたねじりバネである。第2付勢部材32は、台座部材26が第1位置に配置されたときに爪部材28が音出し部材24に接触可能となる中立位置に向けて付勢する。第2付勢部材32は、一対の第1バネ掛け部26e及び一対の第3バネ掛け部28cのいずれかに係止される一対の第3係止部32aと、一対の第3係止部32aの間に設けられ、第1ネジ部材40の頭部40aと爪部材28との間に湾曲して配置される第2コイル部32bと、を有する。一対の第3係止部32aは、第2コイル部32bから同じ方向に曲げられている。このような構成の第2付勢部材32は、台座部材26に第1位置に配置された状態でスプールが回転し、爪部材28が音出し部材24との衝突を繰り返すと、爪部材28を中立位置に向けて付勢する。このため、歯切れのよいクリック音を得られる。
操作部33は、台座部材26を第1位置と第2位置とに移動操作するために設けられる。操作部33は、図4に示すように、フレーム10の第1取付部14a側に配置される。操作部33は、図8に示すように、操作部本体33aと、操作部本体33aを台座部材26連結するための連結突起33bと、を有する。操作部本体33aは、裏面に操作部33及び台座部材26の揺動範囲を第1位置と第2位置とに規制するための円弧状に形成された規制凹部33cを有する。規制凹部33cは、連結突起33bから離反して操作部本体33aの裏面に形成される。規制凹部33cは、第1取付部14aに形成された図示しない円形の突起に係合する。これにより、操作部33の揺動範囲が第1位置と第2位置との間に規制される。連結突起33bは、非円形の係合部33dを有する。係合部33dは、台座部材26の係合凹部26gに係合する。
このように構成されたスプール発音機構22を有する片軸受リール100では、釣り人が釣り糸を繰り出し及び釣り糸の巻き取りを行うときには、操作部33を第2位置に操作する。操作部が第2位置に操作されると、台座部材26が第2位置に揺動し、爪部材28が音出し部材24から離れる。これにより、スプール3が回転してもスプール発音機構22は発音しない。
釣り場を移動するとき、及び仕掛けに餌を付けるときには、操作部33を第1位置に操作する。操作部が第1位置に操作されると、台座部材26が第1位置に移動し、爪部材28が音出し部材24に接触可能な位置に移動する。これにより、スプール3が回転すると爪部材28が音出し部材24に衝突を繰り返し、スプール発音機構22が発音する。この爪部材28が音出し部材24に衝突を繰り返すことによって、スプール発音機構22によってスプール3を軽く制動できる。これにより、釣り場の移動及び釣り餌の仕掛けに付ける動作を行いやすくなる。
また、釣りを行っているとき等に海水がスプール3に付着して、海水が貫通孔36eを通ってスプール3の内部に浸入しても、第1付勢部材30が台座部材26によってカバーされているため、海水が第1付勢部材30に付着しにくくなる。これにより、海水などが貫通孔36eを通してスプール3の内部に浸入しても、スプール発音機構22に不具合が生じにくくなる。
<特徴>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(A)片軸受リール100は、リール本体1と、スプール軸2と、スプール3と、スプール発音機構22と、を備える。リール本体1は、第2取付部14bを有する。スプール軸2は、第2取付部14bに片持ち支持される。スプール3は、スプール軸2に回転自在に支持される。スプール3は、リール本体1と対向する第1側面3a及び第1側面3aと反対側の第2側面3bを有し、第2側面3bに複数の貫通孔36eが形成される。スプール発音機構22は、スプールが回転すると発音可能である。スプール発音機構22は、音出し部材24と、台座部材26と、爪部材28と、第1付勢部材30と、第2付勢部材32と、操作部33と、を有する。音出し部材24は、スプール3に一体回転可能に連結される。台座部材26は、リール本体1に第1位置と第2位置とに移動自在に支持される。爪部材28は、台座部材26に揺動可能に装着される。爪部材28は、台座部材26が第1位置に配置されたとき音出し部材24に接触可能であり、台座部材26が第2位置にあるとき音出し部材24から離反する。第1付勢部材30は、台座部材26とリール本体1の間に配置され、台座部材26を第1位置と第2位置とに振り分けて付勢する。第2付勢部材32は、爪部材28を音出し部材24に接触可能に付勢する。操作部33は、台座部材26を第1位置と第2位置とに移動操作するためのものである。
この片軸受リール100では、台座部材26を第1位置と第2位置との間で移動させることによって、爪部材28を音出し部材24に対して接近及び離反させている。ここでは、第1付勢部材30がリール本体1と台座部材26との間に配置されているので、第1付勢部材30を台座部材26によってカバーすることができる。これにより、海水などがスプール3の第2フランジ部36bの貫通孔36eを通してスプール3の内部に浸入しても、第1付勢部材30に海水が付着しにくくなり、スプール発音機構22に不具合が生じにくい。
(B)片軸受リール100において、台座部材26は、板状であり、爪装着部26aと、被支持部26bと、を有する。爪装着部26aは、一側に配置され爪部材28を揺動自在に装着するためのものである。被支持部26bは、他側に配置され、リール本体1に揺動自在に支持される。
この片軸受リール100では、台座部材26両端に爪装着部26aと被支持部26bとが設けられるので、被支持部26bを中心にして台座部材26が揺動するときに爪装着部26aの移動距離が長くなり、コンパクトな構成で移動距離が大きくなる。また、台座部材26が板状であるので、台座部材26によって第1付勢部材30を隠しやすい。
(C)片軸受リール100において、台座部材26はリール本体1と対向する面に凹んで形成された収納凹部26cを有する。第1付勢部材30は、台座部材26の収納凹部26cに配置される。この場合には、リール本体1よりも小さい台座部材26に形成された収納凹部26cに第1付勢部材30が配置されるので、第1付勢部材30を配置しやすい。
(D)片軸受リール100において、第1付勢部材30は、金属製の弾性線材製のねじりバネである。第1付勢部材30は、リール本体1に係止される第1係止部30aと、台座部材26に係止される第2係止部30bと、第1係止部30aと第2係止部30bの間に設けられ第1コイル部30cと、を有する。この場合には、コンパクトなねじりバネによって、台座部材26を第1位置と第2位置とに振り分けて付勢できる。
(E)片軸受リール100において、爪部材28は、揺動支持部28aと、爪部28bと、一対の第3バネ掛け部28cと、を有する。揺動支持部28aは、爪装着部26aに揺動自在に支持され、第1ネジ部材40によって爪装着部26aに抜け止めされる。爪部28bは、揺動支持部28aから径方向に延び、音出し部材24に接触可能である。一対の第3バネ掛け部28cは、爪部28bを挟んで揺動支持部28aから両側に延びる。この場合には、一対の第3バネ掛け部28cが爪部28bを挟んで揺動支持部28aから両側に延びるので、第2付勢部材32の両端に一対の第3バネ掛け部28cに係止するだけで、爪部材28を中立位置に付勢でき、爪部材28を中立位置に付勢しやすい。
(F)片軸受リール100において、第2付勢部材32は、金属製の弾性線材製のねじりバネである。第2付勢部材32は、一対の第3バネ掛け部28c及び爪装着部26aに係止される一対の第3係止部32aと、一対の第3係止部32aの間に設けられ、第1ネジ部材40と爪部材28との間に湾曲して配置される第2コイル部32bと、を有する。この場合には、爪装着部26aに対して第2付勢部材32を対称形状にできる。このため、第2付勢部材32の組み込み間違いが生じにくい。
(G)片軸受リール100において、複数の貫通孔36eは、周方向に間隔を隔てて配置される。この場合には、貫通孔36eの数が多くなるので、スプール3の軽量化を図れる。
(H)片軸受リール100において、貫通孔36eは、放射状に配置される径方向に延びる長孔である。この場合には、貫通孔36eの面積に大きくできるので、スプール3のさらになる軽量化及び意匠の向上を図ることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、第1付勢部材30及び第2付勢部材32をねじりバネによって構成したが、第1付勢部材30及び第2付勢部材32は、ねじりバネに限定されない。第1付勢部材30は、台座部材26を第1位置と第2位置とに振り分けて付勢できるものであればどのようなものでもよい。また、第2付勢部材32は、爪部材28を音出し部材24に接触可能に付勢できるものであればどのようなものでもよい。たとえば、コイルバネ、及びトーションバネ等の他の形態のバネ部材を用いてもよい。
(b)前記実施形態では、台座部材26をリール本体1に揺動させたが、本発明はこれに限定されない。台座部材を第1位置と第2位置とに直線的に移動させてもよい。
(c)前記実施形態では、貫通孔36eを長孔で構成したが、本発明はこれに限定されない。貫通孔は、周方向及び径方向にそれぞれ間隔を隔てて形成されていてもよい。この場合、径方向外側の貫通孔が、径方向内側の貫通孔よりも小径の丸孔であってもよい。
(d)前記実施形態では、リール本体1をフレーム10と竿装着部12とで構成し、釣り竿とスプール3との距離を8段階に変更可能としたが、本発明はこれに限定されない。リール本体1を一つの部材で構成し、釣り竿とスプールとの距離を固定にしてもよい。
(e)前記実施形態では、ハンドル把手54がスプール3に取り付けられる片軸受リールを例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。ハンドルがリール本体に回転自在に支持されたハンドル軸に設けられ、ハンドル軸の回転によってスプールが回転する片軸受リールにも本発明を適用できる。
(f)前記実施形態では、スプール3が糸巻取方向及び糸繰り出し方向のいずれに回転してもスプール発音機構22が発音可能であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、スプール3が糸繰り出し方向に回転したときのみ発音するようにしてもよい。
(g)前記実施形態では、爪部材28に一対の第3バネ掛け部28cを設けたが、本発明はこれ限定されない。バネ掛け部は爪部材に少なくとも一つあればよい。また、バネ掛け部の形態は、揺動支持部から径方向に延びる形状に限定されず、例えば孔、は突起、又は溝などの形状によってバネ掛け部を構成してもよい。
(h)前記実施形態では、爪部材28が音出し部材24に接触可能な中立位置から両方向に揺動可能であったが、本発明はこれに限定されない。爪部材は、中立位置から一方向に揺動可能あってもよい。
1 リール本体
2 スプール軸
3 スプール
3a 第1側面
3b 第2側面
14 取付部
14a 第1取付部
14b 第2取付部(軸支持部の一例)
22 スプール発音機構
24 音出し部材
24a 凸部
24b 被係合部
26 台座部材
26a 爪装着部
26b 被支持部
26c 収納凹部
26d ボス部
26e 第1バネ掛け部
26f 第2バネ掛け部
28 爪部材
28a 揺動支持部
28b 爪部
28c 第3バネ掛け部
30 第1付勢部材
30a 第1係止部
30b 第2係止部
30c 第1コイル部
32 第2付勢部材
32a 第3係止部
32b 第2コイル部
33 操作部
33a 操作部本体
33b 連結突起
33c 規制凹部
33d 係合部
34 蓋部材
40 第1ネジ部材(抜け止め部材の一例)
100 片軸受リール

Claims (8)

  1. 軸支持部を有するリール本体と、
    前記軸支持部に片持ち支持されたスプール軸と、
    前記スプール軸に回転自在に支持され、前記リール本体と対向する第1側面及び前記第1側面と反対側の第2側面を有し、前記第2側面に複数の貫通孔が形成されたスプールと、
    前記スプールに一体回転可能に連結された音出し部材、前記リール本体に第1位置と第2位置とに移動自在に支持される台座部材、前記台座部材に揺動可能に装着され、前記台座部材が前記第1位置に配置されたとき前記音出し部材に接触可能であり、前記台座部材が前記第2位置にあるとき前記音出し部材から離反する爪部材、前記台座部材と前記リール本体の間に配置され、前記台座部材を前記第1位置と前記第2位置とに振り分けて付勢する第1付勢部材、前記爪部材を前記音出し部材に接触可能に付勢する第2付勢部材、及び前記台座部材を前記第1位置と前記第2位置とに移動操作するための操作部、を有し、前記スプールが回転すると発音可能なスプール発音機構と、
    を備えた片軸受リール。
  2. 前記台座部材は、板状であり、
    一側に配置され、前記爪部材を揺動自在に装着するための爪装着部と、
    他側に配置され、前記リール本体に揺動自在に支持される被支持部と、有する、請求項1に記載の片軸受リール。
  3. 前記台座部材は、リール本体と対向する面に凹んで形成された凹部を有し、
    前記第付勢部材は、前記台座部材の凹部に配置される、請求項1又は2に記載の片軸受リール。
  4. 前記第1付勢部材は、金属製の弾性線材製のねじりバネであり、
    前記第1付勢部材は、前記リール本体に係止される第1係止部と、前記台座部材に係止される第2係止部と、前記第1係止部と前記第2係止部の間に設けられ第1コイル部と、
    を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の片軸受リール。
  5. 前記爪部材は、
    前記爪装着部に揺動自在に支持され、抜け止め部材によって前記爪装着部に抜け止めされる揺動支持部と、
    前記揺動支持部から径方向に延び、前記音出し部材に接触可能な爪部と、
    前記爪部を挟んで前記揺動支持部から両側に延びる一対のバネ掛け部と、を有する、請求項に記載の片軸受リール。
  6. 前記第2付勢部材は、金属製の弾性線材製のねじりバネであり、
    前記第2付勢部材は、前記一対のバネ掛け部及び前記爪装着部に係止される一対の第3係止部と、
    前記一対の第3係止部の間に設けられ、前記抜け止め部材と前記爪部材との間に湾曲して配置される第2コイル部と、を有する、請求項5に記載の片軸受リール。
  7. 前記複数の貫通孔は、周方向に間隔を隔てて配置される、請求項1から6のいずれか1項に記載の片軸受リール。
  8. 前記貫通孔は、放射状に配置される径方向に延びる長孔である、請求項7に記載の片軸受リール。
JP2012239939A 2012-10-31 2012-10-31 片軸受リール Active JP5993713B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012239939A JP5993713B2 (ja) 2012-10-31 2012-10-31 片軸受リール
KR1020130078107A KR102045543B1 (ko) 2012-10-31 2013-07-04 편 베어링 릴
TW102128983A TWI586269B (zh) 2012-10-31 2013-08-13 單軸承捲線器
CN201310369905.1A CN103782980B (zh) 2012-10-31 2013-08-22 单轴承渔线轮

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012239939A JP5993713B2 (ja) 2012-10-31 2012-10-31 片軸受リール

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014087309A JP2014087309A (ja) 2014-05-15
JP2014087309A5 JP2014087309A5 (ja) 2015-10-15
JP5993713B2 true JP5993713B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=50659367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012239939A Active JP5993713B2 (ja) 2012-10-31 2012-10-31 片軸受リール

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5993713B2 (ja)
KR (1) KR102045543B1 (ja)
CN (1) CN103782980B (ja)
TW (1) TWI586269B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6694758B2 (ja) * 2016-06-01 2020-05-20 株式会社シマノ 片軸受リール
JP6986865B2 (ja) * 2017-06-07 2021-12-22 株式会社シマノ 電動リール
JP6968640B2 (ja) * 2017-09-19 2021-11-17 株式会社シマノ 釣り用リールのスプール着脱機構および片軸受リール

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932288Y2 (ja) * 1981-04-06 1984-09-10 リョービ株式会社 フライリ−ルのクリックブレ−キ調節装置
JPS62193870U (ja) * 1986-05-30 1987-12-09
JPH0395769U (ja) * 1990-01-18 1991-09-30
JPH0551069U (ja) * 1991-12-12 1993-07-09 ダイワ精工株式会社 魚釣用リ−ルの逆転防止機構
JP3020401U (ja) 1995-07-11 1996-01-23 株式会社シマノ 抜き孔付き部材および釣り用リール
JP2000004731A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Daiwa Seiko Inc 魚釣用両軸受型リ−ル
JP2001204322A (ja) * 2000-01-27 2001-07-31 Shimano Inc レバードラグリールのワンウェイクラッチ
JP4772979B2 (ja) * 2001-04-16 2011-09-14 株式会社シマノ 両軸受リール
JP3977672B2 (ja) * 2002-03-15 2007-09-19 株式会社シマノ スピニングリールのロータ制動装置
JP3862229B2 (ja) * 2003-06-25 2006-12-27 株式会社シマノ 両軸受リールの発音装置
US7175121B2 (en) * 2003-10-28 2007-02-13 Shimano Inc. Spinning reel sounding mechanism
KR100547269B1 (ko) * 2004-05-11 2006-02-01 주식회사 바낙스 낚시용 릴의 클릭음 발생장치
JP4512425B2 (ja) * 2004-06-09 2010-07-28 株式会社シマノ スピニングリールのマスターギア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014087309A (ja) 2014-05-15
TW201416005A (zh) 2014-05-01
CN103782980A (zh) 2014-05-14
CN103782980B (zh) 2017-05-31
TWI586269B (zh) 2017-06-11
KR102045543B1 (ko) 2019-11-15
KR20140055946A (ko) 2014-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5258688B2 (ja) 両軸受リールの発音装置
US7374121B2 (en) Fishing reel component
US7232087B2 (en) Spinning reel drag mechanism
JP2011019427A5 (ja)
JP5993713B2 (ja) 片軸受リール
TWI634837B (zh) 雙軸承捲線器
JP2014087309A5 (ja)
JP2003210081A (ja) 釣り用リールの部品組立体
JP5205121B2 (ja) スピニングリールのスプール
JP5623696B2 (ja) 両軸受リールのドラグ調整装置
JP4934420B2 (ja) スピニングリールのスプール
JP2008148640A5 (ja)
JP4963227B2 (ja) スピニングリールのスプール
JP6010384B2 (ja) 釣り用リールのスプール着脱機構
JP2004081097A (ja) スピニングリールの発音機構
JP2014030372A5 (ja)
JP2009148173A (ja) スピニングリールのドラグつまみ組立体
JP2004329170A (ja) スピニングリールのスプール
JP2020048470A (ja) スピニングリールの発音機構及びスピニングリール
JP4427481B2 (ja) スピニングリールのドラグ機構
JP2016174543A (ja) スピニングリール
JP6449695B2 (ja) スピニングリール
JP2016174543A5 (ja)
JP2006246794A5 (ja)
JP5596581B2 (ja) スピニングリールの発音機構

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5993713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250