JP5993601B2 - 在不在管理システム - Google Patents
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また、複数の検知領域の各々は、隣接する検知領域が相互に重複するように設定され、複数の算定領域の各々は、複数の検知領域の各々より小さい領域として設定されているので、複数の検知領域の重複部分も考慮して人の存在確率を算定できると共に、各算定領域における人の存在確率の算定精度を一層向上させることができ、管理対象領域における人の在不在を算定領域毎に一層正確に判断することができる。
また、複数の検知領域の各々の中で、隣接する複数の検知領域の各々に人が存在することが、検知手段により検知された場合、算定手段は、当該隣接する複数の検知領域の重心位置からの各算定領域までの距離に基づいて、当該各算定領域における人の存在確率を算定するので、複数の検知領域の重複部分における人の存在確率の算定精度を一層向上させることができ、管理対象領域における人の在不在を算定領域毎に一層正確に判断することができる。
また、周囲検知領域の検知結果に基づいて、算定領域における人の存在確率を設定するので、逐次的な人の在不在状態のみではなく、連続的な人の移動軌跡を推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を高めることができる。
また、周囲検知領域の少なくとも一つにおける検知結果が存在検知状態であった場合、周囲検知領域の全てにおける検知結果が存在非検知状態であった場合に比べて、人の存在確率を小さく設定するので、周囲検知領域の検知結果に基づいて、連続的な人の移動軌跡を一層精度よく推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を一層高めることができる。
また、周囲検知領域の検知結果に基づいて、算定領域における人の存在確率を設定するので、逐次的な人の在不在状態のみではなく、連続的な人の移動軌跡を推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を高めることができる。
また、周囲検知領域の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった時間の当該各検知手段相互間の時間差に基づいて、算定領域における人の滞留の有無を判定するので、連続的な人の移動軌跡を一層精度よく推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を一層高めることができる。
まず、各実施の形態の基本的概念について説明する。各実施の形態に係る在不在管理システムは、商業施設やオフィス等、人が存在する可能性のある任意の管理対象領域における人の在不在の管理に適用可能なシステムである。
次に、各実施の形態の具体的内容について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
最初に、実施の形態1について説明する。この形態は、各算定領域における人の存在確率を算定する基本的形態である。
最初に、本実施の形態1に係る在不在管理システムの構成について説明する。図1は、在不在管理システムの電気的構成を機能概念的に示したブロック図である。この図1に示すように、在不在管理システム1は、人感センサ10、制御部11、及びデータ記録部12を備えている。また、この在不在管理システム1には、管理対象領域の環境制御を行うための環境制御用機器2として、照明20及びエアコン21が接続されている。なお、「管理対象領域」とは、在不在管理システム1により人の在不在を管理する対象となる領域のことであり、例えば商業施設やオフィス等を管理対象領域とすることができる。
人感センサ10は、管理対象領域の所定の複数の検知領域の各々における人の在不在を検知する検知手段である。人感センサ10による検知結果は制御部11に入力される。この人感センサ10としては、例えば焦電型赤外線センサ等の公知のセンサを用いることができる。図2は、管理対象領域に配置された人感センサ10及び各人感センサ10の検知領域を例示した平面図である。この図2に示すように、例えば管理対象領域の天井面に、複数の人感センサ10が所定間隔(例えば1.8m間隔)でグリッド状に配置される。また図2では、人感センサ10の検知領域の外周を一点鎖線の円で示している。図2に示すように、各人感センサ10に対応する複数の検知領域の各々は、隣接する検知領域が相互に重複するように設定されている。
図1に戻り、制御部11は、在不在管理システム1及び環境制御用機器2を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
データ記録部12は、在不在管理システム1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスク(図示省略)の如き磁気的記録媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。このデータ記録部12は、センサデータテーブル12a、及び存在確率マップ12bを備えている。なお、存在確率マップ12bについての詳細は後述する。
図1に戻り、照明20及びエアコン21は、管理対象領域の環境制御を行うための環境制御用機器2である。図1に示すように、例えば複数の照明20及び複数のエアコン21が、在不在管理システム1に接続され、当該在不在管理システム1によって制御される。
次に、このように構成された在不在管理システム1によって実行される在不在管理処理について説明する。図4は、在不在管理処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。この在不在管理処理は、例えば在不在管理システム1の電源が投入された後、在不在管理処理を実行すべき旨の指示が公知の入力手段を介して入力された場合に、所定周期(例えば1秒周期)で繰り返し実行される。
次に、在不在管理システム1によって実行される機器制御処理について説明する。図7は、機器制御処理のフローチャートである。この機器制御処理は、例えば在不在管理システム1の電源が投入された後、機器制御処理を実行すべき旨の指示が公知の入力手段を介して入力された場合に、上述の在不在管理処理と並行して、所定周期(例えば1秒周期)で繰り返し実行される。
このように実施の形態1によれば、算定部11aは、人感センサ10による複数の検知領域の各々における検知結果に基づいて、管理対象領域に設定された算定領域であって、複数の検知領域とは異なる領域として設定された複数の算定領域の各々における人の存在確率を算定するので、人感センサ10による複数の検知領域の各々における検知結果を総合的に考慮した上で、各算定領域における人の存在確率を算定することができ、管理対象領域における人の在不在を算定領域毎に正確に判断することができる。
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、所定方法で特定された一つの検知領域において、検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、当該一つの検知領域の周囲の検知領域である周囲検知領域における検知手段の検知結果に基づいて、当該一つの検知領域に対応する算定領域における人の存在確率を設定する形態である。ただし、実施の形態2の構成や処理は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成や処理と略同一であり、実施の形態1の構成や処理と略同一の構成や処理については実施の形態1で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
本実施の形態2に係る在不在管理システム1は、基本的には実際の形態1と同様に構成されているが、以下の点において異なる。
人感センサ10は、焦電型赤外線センサであり、当該人感センサ10に赤外線が入射された時にオン信号を出力し、当該人感センサ10に入射していた赤外線が遮断された時にオフ信号を出力する。すなわち、人感センサ10のオン信号は、人感センサ10の検知結果が存在非検知状態(当該人感センサ10の検知領域において人の存在が検知されていない状態。以下同じ)から存在検知状態(当該人感センサ10の検知領域において人の存在が検知されている状態。以下同じ)になった場合であることを示す信号であり、人感センサ10のオフ信号は、人感センサ10の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態になった場合であることを示す信号である。なお、各人感センサ10には、人感センサ10を一意に識別するためのセンサIDが公知の方法で設定されている。
制御部11の算定部11aは、複数の検知領域の各々の中で、所定方法で特定された一つの検知領域(以下、注目検知領域)において、人感センサ10の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、注目検知領域の周囲の検知領域である周囲検知領域における人感センサ10の検知結果に基づいて、注目検知領域に対応する算定領域(以下、注目算定領域)における人の存在確率を設定する算定手段として構成されている。注目算定領域は、例えば、注目検知領域に完全に含まれる算定領域の全てとして設定され、例えば、図5の例において、座標(9,9)の人感センサ10の検知領域が注目検知領域である場合には、x軸に沿って、座標(7,6)から(11,6)に至る間、座標(6,7)から(12,7)に至る間、座標(6,8)から(12,8)に至る間、座標(6,9)から(12,9)に至る間、座標(6,10)から(12,10)に至る間、座標(6,11)から(12,11)に至る間、及び座標(7,12)から(11,12)に至る間の算定領域が注目算定領域となる。ただし、この他にも、注目検知領域に少なくとも一部が含まれる算定領域の全てを注目算定領域とする等してもよい。これらの制御部11の各構成要素によって実行される処理の詳細については後述する。
データ記録部12は、実施の形態1と同様のセンサデータテーブル12a及び存在確率マップ12bに加えて、センサテーブル及び判定条件テーブルを記録する記録手段として構成されている。
次に、このように構成された在不在管理システム1によって実行される在不在管理処理について説明する。この処理は、存在確率及び減衰時間を設定する設定処理と、減衰時間に基づいて存在確率を減衰させる減衰処理に大別される。
最初に、設定処理について説明する。図10は、設定処理のフローチャートである。この処理は、いずれかの人感センサ10からオン信号又はオフ信号が出力される毎に、いわゆるイベントドリブンにより起動されるものであり、このようにオン信号又はオフ信号を出力した人感センサ10を注目センサに設定して各ステップを行う。
次に、減衰処理について説明する。図12は、減衰処理のフローチャートである。この処理は、所定間隔(例えば5秒毎)で繰り返し実行される。
このように実施の形態2によれば、周囲検知領域の検知結果に基づいて、算定領域における人の存在確率を設定するので、逐次的な人の在不在状態のみではなく、連続的な人の移動軌跡を推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を高めることができる。
最後に、実施の形態3について説明する。この形態は、複数の検知領域の各々の中で、所定方法で特定された一つの検知領域において、検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、周囲検知領域における検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった時間の各検知手段相互間の時間差に基づいて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における人の滞留の有無を判定する形態である。つまり、実施の形態2の場合には、1)人感センサの仕様によっては、赤外線が遮断されてから所定時間(例えば10秒)経過しなければオフ信号を出力しない場合があったり、2)人感センサの出力が在不在管理システムに到達するまでにある程度の通信時間を要する場合があったり、3)人感センサの数が増加する程、在不在管理システムの処理時間が長くなる場合があるために、人感センサの検知結果を一律に比較することに問題が生じ得る。このような問題を解消するため、本形態では、検知手段相互間の時間差を利用して、人の滞留の有無を判定する。ただし、実施の形態3の構成や処理は、特記する場合を除いて実施の形態2の構成や処理と略同一であり、実施の形態2の構成や処理と略同一の構成や処理については実施の形態2で用いたのと同一の符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
本実施の形態3に係る在不在管理システム1は、基本的には実際の形態2と同様に構成されているが、以下の点において異なる。
制御部11の算定部11aは、複数の検知領域の各々の中で、所定方法で特定された一つの検知領域において、人感センサ10の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、周囲検知領域における人感センサ10の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった時間の当該各人感センサ10相互間の時間差に基づいて、当該一つの検知領域に対応する算定領域における人の滞留の有無を判定する算定手段として構成されている。これらの制御部11の各構成要素によって実行される処理の詳細については後述する。
データ記録部12は、実施の形態2と同様に、センサデータテーブル12a、存在確率マップ12b、センサテーブル、及び判定条件テーブルを記録する記録手段として構成されている。
次に、このように構成された在不在管理システム1によって実行される在不在管理処理について説明する。この処理は、存在確率及び減衰時間を設定する設定処理と、減衰時間に基づいて存在確率を減衰させる減衰処理に大別される。ただし、減衰処理は、実施の形態2と同様に行うことができるので、その説明を省略する。
設定処理について説明する。図15は、設定処理のフローチャートである。この処理は、いずれかの人感センサ10からオン信号又はオフ信号が出力される毎に、いわゆるイベントドリブンにより起動されるものであり、このようにオン信号又はオフ信号を出力した人感センサ10を注目センサに設定して各ステップを行う。
このように実施の形態3によれば、実施の形態2と同様の効果に加えて、周囲検知領域の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった時間の当該各検知手段相互間の時間差に基づいて、算定領域における人の滞留の有無を判定するので、連続的な人の移動軌跡を一層精度よく推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を一層高めることができる。
以上、各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。例えば、在不在管理システム1の機能の一部を他の機器に持たせて、当該他の機器と在不在管理システム1とをネットワークを介して通信可能に接続することにより、他の機器と在不在管理システム1とで構成されるシステムを構築することができる。
上述の実施の形態1では、焦電型赤外線センサを人感センサ10として用いる場合を例として説明したが、他の各種センサ(例えば、可視光カメラ、距離画像センサ、レーザーレンジスキャナ等)を人感センサ10として用いてもよい。さらに、これらの各種センサを併用してもよい。この場合、各算定領域における人の存在確率を、測定原理の異なる各種センサによる検知結果に基づき算定した各存在確率に基づいて算定する。例えば、最終的に算定すべき存在確率をP、焦電型赤外線センサによる検知結果に基づき算定した存在確率をP1、可視光カメラによる検知結果に基づき算定した存在確率をP2、焦電型赤外線センサによる検知結果に基づき算定した存在確率に対する重み係数をa1、可視光カメラによる検知結果に基づき算定した存在確率に対する重み係数をa2とした場合、存在確率P=a1×P1+a2×P2と算定する。ここで、a1+a2=1とする。例えば人の密度が高かったり、可視光カメラと管理対象領域との間に遮蔽物(例えばパーティション等)が多い環境では、重み係数a1を重み係数a2より相対的に大きい値とし(例えば、a1=0.7、a2=0.3等)、焦電型赤外線センサによる検知結果に基づき算定した存在確率の重みを増す。一方、可視光カメラと管理対象領域との間に遮蔽物が少なく、着座して静止している人が多い環境では、重み係数a2を重み係数a1より相対的に大きい値とし(例えば、a1=0.2、a2=0.8等)、可視光カメラによる検知結果に基づき算定した存在確率の重みを増す。これにより、静止した人を検知することが困難な焦電型赤外線センサの弱点を、可視光カメラ等の他のセンサで補完することができ、管理対象領域における人の在不在を算定領域毎に一層正確に判断することができる。
上述の各実施の形態では、検知領域及び算定領域を、それぞれ一定の面積を有する2次元の領域として取り扱う場合を例として説明したが、検知領域及び算定領域を、それぞれ一定の体積を有する3次元の領域として取り扱うようにしてもよい。この場合、例えば焦電型赤外線センサ等の人感センサ10を管理対象領域の天井面及び壁面に3次元的に配置し、あるいは、検知対象との距離を測定可能なセンサ(測距センサや複数台のカメラ等)を人感センサ10として管理対象領域の天井面や壁面等に配置することにより、各人感センサ10に対応する複数の検知領域の各々が、3次元空間である管理対象領域内に設定される。また、管理対象領域には、各人感センサ10に対応する検知領域の各々よりも体積が小さい複数の算定領域が設定される。
上述の実施の形態1では、図4のSA5において、算定部11aは、SA3で選択された人感センサ10による検知結果、及び、SA4で特定した隣接センサによる検知結果に基づき、各算定領域における人の存在確率を算定すると説明したが、他の基準により、あるいは他の基準と組み合わせて、各算定領域における人の存在確率を算定するようにしてもよい。
(付記)
付記1の在不在管理システムは、管理対象領域における人の在不在を管理するシステムであって、前記管理対象領域の所定の複数の検知領域の各々における人の在不在を検知する検知手段と、前記検知手段による前記複数の検知領域の各々における検知結果に基づいて、前記管理対象領域に設定された算定領域であって、前記複数の検知領域とは異なる領域として設定された複数の算定領域の各々における人の存在確率を算定する算定手段と、を備える。
また、付記2の在不在管理システムは、付記1に記載の在不在管理システムにおいて、前記複数の検知領域の各々は、隣接する検知領域が相互に重複するように設定され、前記複数の算定領域の各々は、前記複数の検知領域の各々より小さい領域として設定された。
また、付記3の在不在管理システムは、付記2に記載の在不在管理システムにおいて、前記複数の検知領域の各々の中で、隣接する複数の検知領域の各々に人が存在することが、前記検知手段により検知された場合、前記算定手段は、当該隣接する複数の検知領域の重心位置からの各算定領域までの距離に基づいて、当該各算定領域における人の存在確率を算定する。
また、付記4の在不在管理システムは、付記1から3のいずれか一項に記載の在不在管理システムにおいて、前記算定手段は、前記複数の検知領域の各々の中で、所定方法で特定された一つの検知領域において、前記検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、当該一つの検知領域の周囲の検知領域である周囲検知領域における前記検知手段の検知結果に基づいて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における人の存在確率を設定する。
また、付記5の在不在管理システムは、付記4に記載の在不在管理システムにおいて、前記算定手段は、前記周囲検知領域の少なくとも一つにおける前記検知手段の検知結果が存在検知状態であった場合、前記周囲検知領域の全てにおける前記検知手段の検知結果が存在非検知状態であった場合に比べて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における人の存在確率を、小さく設定する。
また、付記6の在不在管理システムは、付記4又は5に記載の在不在管理システムにおいて、前記算定手段は、前記周囲検知領域における前記検知手段の検知結果に基づいて、前記一つの検知領域に対応する前記算定領域に設定した人の存在確率をゼロに減衰させるまでの時間である減衰時間を設定する。
また、付記7の在不在管理システムは、付記6に記載の在不在管理システムにおいて、前記算定手段は、前記周囲検知領域の少なくとも一つにおける前記検知手段の検知結果が存在検知状態であった場合には、前記周囲検知領域の全てにおける前記検知手段の検知結果が存在非検知状態であった場合に比べて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における減衰時間を短く設定する。
また、付記8の在不在管理システムは、付記4から7のいずれか一項に記載の在不在管理システムにおいて、前記算定手段は、前記複数の検知領域の各々の中で、所定方法で特定された一つの検知領域において、前記検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、前記周囲検知領域における前記検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった時間の当該各検知手段相互間の時間差に基づいて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における人の滞留の有無を判定する。
また、付記9の在不在管理システムは、付記1から8のいずれか一項に記載の在不在管理システムにおいて、前記算定手段にて算定された存在確率に基づいて、前記管理対象領域の環境制御を行うための環境制御用機器を制御する制御手段、を備える。
(付記の効果)
付記1に記載の在不在管理システムによれば、算定手段は、検知手段による複数の検知領域の各々における検知結果に基づいて、管理対象領域に設定された算定領域であって、複数の検知領域とは異なる領域として設定された複数の算定領域の各々における人の存在確率を算定するので、検知手段による複数の検知領域の各々における検知結果を総合的に考慮した上で、各算定領域における人の存在確率を算定することができ、管理対象領域における人の在不在を算定領域毎に正確に判断することができる。
また、付記2に記載の在不在管理システムによれば、複数の検知領域の各々は、隣接する検知領域が相互に重複するように設定され、複数の算定領域の各々は、複数の検知領域の各々より小さい領域として設定されているので、複数の検知領域の重複部分も考慮して人の存在確率を算定できると共に、各算定領域における人の存在確率の算定精度を一層向上させることができ、管理対象領域における人の在不在を算定領域毎に一層正確に判断することができる。
また、付記3に記載の在不在管理システムによれば、複数の検知領域の各々の中で、隣接する複数の検知領域の各々に人が存在することが、検知手段により検知された場合、算定手段は、当該隣接する複数の検知領域の重心位置からの各算定領域までの距離に基づいて、当該各算定領域における人の存在確率を算定するので、複数の検知領域の重複部分における人の存在確率の算定精度を一層向上させることができ、管理対象領域における人の在不在を算定領域毎に一層正確に判断することができる。
また、付記4に記載の在不在管理システムによれば、周囲検知領域の検知結果に基づいて、算定領域における人の存在確率を設定するので、逐次的な人の在不在状態のみではなく、連続的な人の移動軌跡を推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を高めることができる。
また、付記5に記載の在不在管理システムによれば、周囲検知領域の少なくとも一つにおける検知結果が存在検知状態であった場合、周囲検知領域の全てにおける検知結果が存在非検知状態であった場合に比べて、人の存在確率を小さく設定するので、周囲検知領域の検知結果に基づいて、連続的な人の移動軌跡を一層精度よく推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を一層高めることができる。
また、付記6に記載の在不在管理システムによれば、周囲検知領域の検知結果に基づいて、算定領域に設定した人の存在確率をゼロに減衰させるまでの時間である減衰時間を設定するので、存在確率を時間経過に応じて自動的に減衰させることで、存在確率設定後の各時間における存在確率の精度を高めることができる。
また、付記7に記載の在不在管理システムによれば、周囲検知領域の少なくとも一つにおける検知結果が存在検知状態であった場合、周囲検知領域の全てにおける検知結果が存在非検知状態であった場合に比べて、減衰時間を短く設定するので、周囲検知領域の検知結果に基づいて、連続的な人の移動軌跡を一層精度よく推定して減衰時間を設定することができるので、減衰時間の設定精度を一層高めることができる。
また、付記8に記載の在不在管理システムによれば、周囲検知領域の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった時間の当該各検知手段相互間の時間差に基づいて、算定領域における人の滞留の有無を判定するので、連続的な人の移動軌跡を一層精度よく推定して存在確率を算定することができるので、人の存在確率の算定精度を一層高めることができる。
また、付記9に記載の在不在管理システムによれば、制御手段は、算定手段にて算定された存在確率に基づいて、管理対象領域の環境制御を行うための環境制御用機器を制御するので、各算定領域における人の存在確率に合致した環境構築を行うことができる。
2 環境制御用機器
10 人感センサ
11 制御部
11a 算定部
11b 機器制御部
12 データ記録部
12a センサデータテーブル
12b 存在確率マップ
20 照明
21 エアコン
Claims (6)
- 管理対象領域における人の在不在を管理するシステムであって、
前記管理対象領域の所定の複数の検知領域の各々における人の在不在を検知する検知手段と、
前記検知手段による前記複数の検知領域の各々における検知結果に基づいて、前記管理対象領域に設定された算定領域であって、前記複数の検知領域とは異なる領域として設定された複数の算定領域の各々における人の存在確率を算定する算定手段と、を備え、
前記複数の検知領域の各々は、隣接する検知領域が相互に重複するように設定され、
前記複数の算定領域の各々は、前記複数の検知領域の各々より小さい領域として設定され、
前記複数の検知領域の各々の中で、隣接する複数の検知領域の各々に人が存在することが、前記検知手段により検知された場合、前記算定手段は、当該隣接する複数の検知領域の重心位置からの各算定領域までの距離に基づいて、当該各算定領域における人の存在確率を算定する、
在不在管理システム。 - 管理対象領域における人の在不在を管理するシステムであって、
前記管理対象領域の所定の複数の検知領域の各々における人の在不在を検知する検知手段と、
前記検知手段による前記複数の検知領域の各々における検知結果に基づいて、前記管理対象領域に設定された算定領域であって、前記複数の検知領域とは異なる領域として設定された複数の算定領域の各々における人の存在確率を算定する算定手段であり、
前記複数の検知領域の各々の中で、所定方法で特定された一つの検知領域において、前記検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、当該一つの検知領域の周囲の検知領域である周囲検知領域における前記検知手段の検知結果に基づいて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における人の存在確率を設定し、
前記周囲検知領域の少なくとも一つにおける前記検知手段の検知結果が存在検知状態であった場合、前記周囲検知領域の全てにおける前記検知手段の検知結果が存在非検知状態であった場合に比べて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における人の存在確率を、小さく設定する算定手段と、を備える、
在不在管理システム。 - 前記算定手段は、前記周囲検知領域における前記検知手段の検知結果に基づいて、前記一つの検知領域に対応する前記算定領域に設定した人の存在確率をゼロに減衰させるまでの時間である減衰時間を設定する、
請求項2に記載の在不在管理システム。 - 前記算定手段は、前記周囲検知領域の少なくとも一つにおける前記検知手段の検知結果が存在検知状態であった場合には、前記周囲検知領域の全てにおける前記検知手段の検知結果が存在非検知状態であった場合に比べて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における減衰時間を短く設定する、
請求項3に記載の在不在管理システム。 - 管理対象領域における人の在不在を管理するシステムであって、
前記管理対象領域の所定の複数の検知領域の各々における人の在不在を検知する検知手段と、
前記検知手段による前記複数の検知領域の各々における検知結果に基づいて、前記管理対象領域に設定された算定領域であって、前記複数の検知領域とは異なる領域として設定された複数の算定領域の各々における人の存在確率を算定する算定手段であり、
前記複数の検知領域の各々の中で、所定方法で特定された一つの検知領域において、前記検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、当該一つの検知領域の周囲の検知領域である周囲検知領域における前記検知手段の検知結果に基づいて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における人の存在確率を設定し、
前記複数の検知領域の各々の中で、所定方法で特定された一つの検知領域において、前記検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった場合、前記周囲検知領域における前記検知手段の検知結果が存在検知状態から存在非検知状態なった時間の当該各検知手段相互間の時間差に基づいて、当該一つの検知領域に対応する前記算定領域における人の滞留の有無を判定する算定手段と、を備える、
在不在管理システム。 - 前記算定手段にて算定された存在確率に基づいて、前記管理対象領域の環境制御を行うための環境制御用機器を制御する制御手段、
を備える請求項1から5のいずれか一項に記載の在不在管理システム。
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