JP5992421B2 - 無線ネットワークでデータパケットを負荷分散するデバイス及び方法 - Google Patents

無線ネットワークでデータパケットを負荷分散するデバイス及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5992421B2
JP5992421B2 JP2013530847A JP2013530847A JP5992421B2 JP 5992421 B2 JP5992421 B2 JP 5992421B2 JP 2013530847 A JP2013530847 A JP 2013530847A JP 2013530847 A JP2013530847 A JP 2013530847A JP 5992421 B2 JP5992421 B2 JP 5992421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data packet
data
node
response
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013530847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013546218A (ja
Inventor
マルティン ゲルゲン,ダニール
マルティン ゲルゲン,ダニール
コルネール ウィルヘルミュス スフェンク,ティム
コルネール ウィルヘルミュス スフェンク,ティム
ペレス,ハヴィエル エスピーナ
ペレス,ハヴィエル エスピーナ
モルチョン,オスカル ガルシア
モルチョン,オスカル ガルシア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2013546218A publication Critical patent/JP2013546218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5992421B2 publication Critical patent/JP5992421B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/06Optimizing the usage of the radio link, e.g. header compression, information sizing, discarding information
    • H04W28/065Optimizing the usage of the radio link, e.g. header compression, information sizing, discarding information using assembly or disassembly of packets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/1607Details of the supervisory signal
    • H04L1/1621Group acknowledgement, i.e. the acknowledgement message defining a range of identifiers, e.g. of sequence numbers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/1607Details of the supervisory signal
    • H04L1/1628List acknowledgements, i.e. the acknowledgement message consisting of a list of identifiers, e.g. of sequence numbers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1863Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast comprising mechanisms for improved reliability, e.g. status reports
    • H04L12/1868Measures taken after transmission, e.g. acknowledgments
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1863Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast comprising mechanisms for improved reliability, e.g. status reports
    • H04L12/1868Measures taken after transmission, e.g. acknowledgments
    • H04L12/1872Measures taken after transmission, e.g. acknowledgments avoiding ACK or NACK implosion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/0247Traffic management, e.g. flow control or congestion control based on conditions of the access network or the infrastructure network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L2001/0092Error control systems characterised by the topology of the transmission link
    • H04L2001/0093Point-to-multipoint

Description

本発明は、無線ネットワークでデータパケット送信を制御するデバイス、システム及び方法に関する。
近年、無線メッシュ型ネットワークは、例えば、照明システムの遠隔制御、ビルディングの自動化、監視用途、センサシステム及び医療用途のため、ますます注目されている。特に、室外照明器具の遠隔制御(いわゆるテレマネジメント(telemanagement))がますます重要になっている。一方、テレマネジメントシステムは、例えば時間、天候条件及び季節の関数のような異なる調光パターンの使用を可能にし、室外照明システムの更にエネルギー効率の良い使用を可能にするため、このことは環境問題により推進されている。他方、更なるエネルギー効率は運用コストをも低減するため、このことはまた経済的理由によっても推進されている。更に、システムは、電力使用を遠隔で監視し、ランプ障害を検出することができる。このことは、照明器具の修理又はランプの交換のための最も良い時間を判定することを可能にする。
現在の無線周波数(RF:radio-frequency)に基づく無線の対策は、スター型ネットワークトポロジ又はメッシュ型ネットワークトポロジを使用する。スター型ネットワークでは、コントローラは、ネットワークの各ノードに直接の通信パスを有する。しかし、典型的には、これは、高電力/高感度の基地局のようなコントローラが高い位置(例えばビルの上)に配置されることを必要とする。このことは、この対策を展開するのに煩雑にし、高コストにする。メッシュ型ネットワークでは、一般的には、複数のノードはコントローラと直接通信しないが、いわゆるマルチホップ通信を介して通信する。マルチホップ通信では、データパケットは、1つ以上の中間ノードを介して送信側ノードから宛先ノードに送信される。ノードは、データパケットを周辺ノードから到達するには遠すぎるノードにデータパケットを単一ホップで送信するためのルータとして動作する。その結果、より大きい距離に及ぶことができるネットワークを生じる。長距離を一連の短いホップに区切ることにより、信号強度が維持される。その結果、ルーティングは、メッシュ型ネットワークの全てのノードにより、どの周辺ノードにデータパケットが送信されるべきかを判断して実行される。従って、メッシュ型ネットワークは、高い接続性と、これによる高い冗長性及び信頼性とを備えた非常にロバスト且つ安定的なネットワークである。
従来技術では、メッシュ型ネットワーク送信技術は、2つのグループ(フラッディングに基づく(flooding-based)メッシュ型ネットワーク及びルーティングに基づくメッシュ型ネットワーク)に分割され得る。フラッディングに基づくメッシュ型ネットワークでは、全てのデータパケットは、ネットワークの全てのノードにより転送される。従って、ノードは、複雑なルーティング判定を行う必要はなく、単にデータパケットをブロードキャストする。このような手段により、この技術は非常にロバストである。しかし、大規模ネットワークでは、転送によるデータのオーバーヘッドが全体のデータレートに影響を及ぼす。更に、データパケットの衝突が生じやすくなり、更に全体の性能を低減する。従って、この対策の主な問題は、スケーラビリティである。ルーティングに基づくメッシュ型ネットワークは、プロアクティブ(proactive)方式とリアクティブ(reactive)方式とに更に分割され得る。プロアクティブ方式のルーティングに基づくメッシュ型ネットワークでは、全ての必要なネットワークパスが各ノードのルーティングテーブルに格納される。ルーティングテーブルは、例えば、効率的なルーティングパスを発見するために定期的なビーコンメッセージを周辺ノードに送信することにより、最新に保持される。このような種類のネットワークではデータ送信は非常に効率的であるが、依然としてスケーラビリティが低い。この理由は、大規模ネットワークでは、ルーティングテーブルのプロアクティブな更新は、ネットワークリソースの大きい部分を消費するからである。更に、ルーティングテーブルは、ネットワークの規模と共に増大する。更に、ネットワークの設定は、ルーティングテーブルを構築するために時間及びリソースを必要とする。これに対して、リアクティブ方式は、必要に応じてルートを発見することにより、恒久的なオーバーヘッド及び大きいルーティングテーブルを回避する。これは、ネットワークパスを発見し、アクティブなルート又はノードをキャッシュするためにフラッディング(flooding)を使用する。ルートが単一のデータパケットにまれにしか使用されない場合、ルート発見を実行する代わりにデータパケットをフラッディングすることが効率的になり得る。ルートが頻繁なルーティングを回避するのに十分に長く保持される場合、リアクティブ方式はプロアクティブ方式に劣る。リアクティブ方式のルーティングに基づくメッシュ型ネットワークの例は、ZigBeeで使用されている。しかし、このプロトコル方式の主な問題は、依然としてネットワークのスケーラビリティである。
このように、無線メッシュ型ネットワークのほとんどの送信は、マルチホップモードで実行される。その後で、各データパケット又はメッセージは転送のため複数回送信され、全体のネットワークスループットを低減する。また、無線メッシュ型ネットワークのネットワークスケーラビリティは非常に限られている。また、データパケットの衝突が生じやすくなり、全体の性能を更に低下させる。特に、ノードにより開始されたデータトラヒック(例えば、統計レポートデータ又は他のタイムクリティカル(時間重視)でないデータ)がほぼ同じ時刻を選択して複数のノードによりデータ収集ノード又はコントロールセンタに送信される場合、過負荷の問題が生じ、データの衝突及びロスを生じる。
更に、RFネットワークのような信頼性の低いネットワークでは、データパケットはまた、衝突以外の他の理由で(例えば、ネットワークの過負荷又は低下したリンク品質のため)送信中に失われる可能性がある。再送信はその可能性を低減できるが、決して送信の成功を保証できない。パケットが複数のホップを移動しなければならない場合、パケットロスの可能性が増加する。大規模のマルチホップネットワークでは、データパケットが移動しなければならないホップ数は比較的大きい。例えば、数千のノードを有する大規模なRFテレマネジメントシステムでは、20〜40のホップが生じる可能性がある。従って、各ホップでデータパケットが失われる可能性が存在するため、個々のデータパケットの配信機会はそのホップ距離と共に減少する。更に、ルーティングレベルでの輻輳及び一時的なエラーにより、マルチホップの場合のパケットロスの可能性が更に増加する。このことは、配信の保証がアプリケーションにより要求される場合、トランスポート又はアプリケーションレイヤでのデータ送達確認を必要とする。しかし、送達確認モードの欠点は、データ送達確認がネットワークのデータ負荷を増加させ、特にデータパケットがトランスポート又はアプリケーションレイヤで再送信される必要がある場合、受ける遅延がかなり増加する点にある。更に、マルチキャスト又はブロードキャストデータパケットが短期間内に多数又は全ての受信側ノードにより応答(送達確認)される場合、いわゆる送達確認ストーム(acknowledgement storm)が生じ、送信側ノードの周辺で過負荷の問題を生じ、従ってデータの衝突及びロスを生じる可能性がある。これは、各ノードが送信用の固定した個々のタイムスロットを有するグローバルにスケジューリングされたネットワークで回避され得る。しかし、このグローバルなスケジュールは、グローバルな協調及び設定を必要とするため、煩雑な設定手順を含む。更に、グローバルなスケジュールでの送信及び全てのノードについてグローバルなスケジュールを生成することは、それぞれ高いデータオーバーヘッド及び管理オーバーヘッドを生じる。更に、スロットがまれにしか使用されない場合、これは可能な帯域幅をかなり減少させる。従って、この手法も大規模ネットワークに適していない。
従って、一般的な無線ネットワークでの大きな欠点は、一方では退屈な配置及び設定で構成され、他方では非常に限られたネットワークスケーラビリティにより構成される。特に、RFテレマネジメントネットワークは、トポロジ及びサイズのため、特に局所的なレベルでかなりの過負荷を受ける。このことはスケーラビリティを制限する。これは、ネットワークトポロジを考慮することなく、メッセージが通信スタックのレイヤにより生成されて送信される理由で生じる。従って、送信の成功及び信頼性を改善することが、多数の照明器具ノードを備えた街路照明システムのような大規模ネットワークでは重要になる。この理由は、典型的には通信スタックの高いレイヤで生じるエンドツーエンドでの再送信が、かなり高コスト及び遅延集約的であるためである。従って、データパケットの衝突及びそれによるデータロスを最小化し、必要なスループットと応答時間とロバスト性とを実現するために、大規模無線ネットワークのための効率的なルーティングプロトコルが必要とされる。
US2006/0187836A1は、仮想的なボトルネックキューを導入することにより、タイムクリティカルのトラヒックの前に時間に厳しくないトラヒックを遅延又は破棄する通信デバイスを記載している。
Whettin他(IEEE Network, vol. 14, no. 1, pages 37-47, XP001195288)は、RMTP-II(Reliable Multicast Transport Protocol II)を記載している。受信側ノードは、TRACK(階層的ACK)パケットをその親ノードにユニキャストすることにより、受信したパケット又は受信していないパケットについてその親ノードに定期的に通知する。各親ノードは、その子ノードからTRACKを集約し、単一の集約されたTRACKをその親(上位)ノードにユニキャストする。上位ノードは、その子ノードからTRACKを集約し、単一のTRACKを送信側ノードにユニキャストする。
US2010/246600A1は、通信システムでオーバーヘッドを低減するシステムを記載している。異なるフレームが単一の予約期間内の送信に適しているという判定に応じて、異なるフレーム種別は、拡張された集約フレームに集約される。フレームが時間に厳しい場合、送信機又は受信機は、できるだけ早くフレームを送出する必要があるため、フレームを集約しない。
US2008/137624A1アドホックネットワークの遠隔監視、資産制御及び動作管理のためのグローバルな無線センサネットワークアーキテクチャ及びプロトコルを記載している。この技術の用途は、集中型地域運営センタからの照明システムの遠隔制御及び監視である。
従来技術における前述の欠点及び問題を鑑みて、各ネットワークノードで高い処理能力を必要とせずに、過負荷の問題を解決し、高レベルのスケーラビリティ及び送信信頼性を提供する、無線ネットワークでデータパケット送信するデバイス、システム及び方法を提供することが、本発明の目的である。
上記の目的は、独立項の特徴により解決される。
本発明は、データ収集ノードへ及び/又はデータ収集ノードからのメッセージフローが時間及び/又はネットワーク領域を通じて送信負荷のバランスを取るようにスケジューリング及び/又はシェーピングされるという概念に基づく。好ましくは、このことは、例えばクロスレイヤ(レイヤ間)通信を用いて、ネットワークコンポーネント及びプロトコルが相互から利用可能な情報を利用できるクロスレイヤ手法で実現され、これにより、データ収集ノード又はコントロールセンタの周辺のデータ負荷を軽減し、ネットワークスケーラビリティを増加させる。
本発明の一態様では、無線ネットワークでデータパケット送信を制御するデバイスが提供される。このデバイスは、1つより多くのデータパケットが受信された場合、応答データパケットを1つの応答バッチに集約するように構成された制御ユニットを有する。このような手段により、本発明によるデバイスは、データパケット応答を最適化するように適合される。従って、冗長なヘッダが省略され、データオーバーヘッドが低減され得る。これにより、送信のペイロードが増加するため、ネットワークリソースを節約することができる。従って、本発明によるデバイスは、時間及びネットワーク領域を通じて送信負荷のバランスを取るために、受信データパケットに応答するときにデータトラヒックをスケジューリング及び/又はシェーピングする。
1つの応答バッチに集約されるために、受信データパケットへの応答は、それぞれ延期されてもよい。好ましくは、判定された応答間隔は、応答バッチが判定された応答間隔内に送信されるように検討される。受信データパケットが単一の送信機から受信されたことが判定された場合、応答バッチは、1つの送信機にユニキャストされる。同様に、受信データパケットが複数の送信機から受信されたことが判定された場合、応答バッチは、複数の送信側ノードのうち1つより多くにマルチキャスト又はブロードキャストされてもよい。従って、本発明の一実施例では、制御ユニットは、不要なデータオーバーヘッドを回避するために、個々のノード及び/又は所定のグループのノードの応答データパケットを集約してもよい。特に、応答データパケットが、ほとんどペイロードを含まないが、依然として全体のネットワークレイヤ及びMACレイヤのヘッダを必要とする送達確認に対応する場合、送信のデータオーバーヘッドはかなり低減され、ネットワークリソースが節約される。所定のグループの応答バッチを形成する場合、ノードのグループは、例えばネットワーク効率又は各ノードの間の距離に基づいて適切に判定されてもよい。しかし、ネットワーク内の位置又はネットワークアドレス等に基づいてノードのグループを判定することも可能である。別法として、複数の適切なグループが予め定められ、各ノードに格納されてもよい。
好ましくは、デバイスは、ネットワークノードとデータ収集ノードとコントロールセンタとの少なくとも1つに追加又は結合されてもよい。従って、デバイスは、データ収集ノードでもよいネットワークノードに関連付けられる。データ収集ノードは、ネットワークのコントロールセンタと通信するように構成された如何なるノードでもよく、一種のゲートウェイとして機能してもよい。例えば、デバイスは、既存の回路基板に挿入されるように適合されてもよく、ノードの既存のコントローラに接続されるように適合されてもよい。特に、デバイスが既存のネットワークコンポーネントに追加される場合、街路照明システムとしての既存の無線ネットワークは、本発明の概念にアップグレードされ得る。制御ユニットに加えて、デバイスは、メモリ及び/又はデータパケットを受信及び送信する送受信ユニットを更に有してもよい。
無線ネットワークは、メッシュ型トポロジを有してもよい。更に、無線ネットワークのノードは固定されてもよく、無線ネットワーク内でのノードの位置は知られていてもよい。このネットワークで、データパケット送信は、ホップ毎に送達確認を備えたホップ毎送達確認モード又はエンドツーエンド送達確認モードでマルチホップ送信として実行されてもよい。これにより、成功したデータパケット送信が確認され、不要なデータパケットの再送信が回避される。
好ましい実施例では、受信データパケットは、1つより多くの受信機に送信されるマルチキャスト又はブロードキャストデータパケット(例えば、データ配信の要求)である。応答は、タイムクリティカルでない応答データパケット及び/又は受信データパケットの送達確認でもよい。従って、本発明によるデバイスは、複数の送達確認を1つの応答バッチに集約することにより、データパケットの送達確認を最適化するように適合されてもよい。このように、大きいデータオーバーヘッドを生成することなく、又は更なる数のデータの衝突を生じることなく、かなり効率的な送達確認モードが実現され得る。
一実施例では、デバイスの制御ユニットは、タイムクリティカルのデータパケットとタイムクリティカルでないデータパケットとを区別してもよい。例えば、制御ユニットは、応答データパケットがタイムクリティカルのデータパケットであるかタイムクリティカルでないデータパケットであるかを判定するために分析ステップを実行する。このような手段により、タイムクリティカルのデータパケットが遅延なしに送信されること、又はタイムクリティカルでないデータパケットに関して優先されることが保証され得る。更に、タイムクリティカルでないデータパケットは、タイムクリティカルのデータパケットの送信を妨げない。
更に好ましい実施例では、制御ユニットは、応答データパケットを受信データパケットの送信機(送信側)に送信するための判定された応答間隔内で、タイムスロットをランダムに選択するように構成される。特に、受信データパケットがマルチキャスト又はブロードキャストデータパケットである場合、このことは、マルチキャスト又はブロードキャストデータパケットを受信した受信機(受信側)の一部又は全部が非常に短いタイムラグで応答した場合に送信機でのデータパケットの衝突を回避するのに役立つ。例えば、受信データパケットは、データ配信の要求でもよく、これにより、受信機は要求されたデータを応答として送信する。受信機及び送信機は、それぞれコントロールセンタ、データ収集ノード又はノードの如何なるものでもよい。応答間隔の判定は、デバイスの制御ユニットにより実行されることが好ましい。応答間隔は、受信データパケットに特有でもよい。例えば、応答データパケットがタイムクリティカルでないデータパケットである場合、応答間隔は、タイムクリティカルのデータパケットの応答間隔より長くなるように判定されてもよい。受信データパケットがマルチキャスト又はブロードキャストデータパケットである場合、応答間隔の判定はまた、受信データパケットの受信機の数に基づいてもよい。更に又は別法として、応答間隔の判定は、応答データパケットの受信機の数(すなわち、データパケットが送信されたノードの数)に基づいてもよい。更に、応答間隔は、ネットワーク能力、ネットワークトポロジ、現在のネットワーク負荷及び予想ネットワーク負荷のようなネットワーク特性に基づいて判定されてもよい。更に、応答間隔は、ネットワーク能力、ネットワークトポロジ、現在のネットワーク負荷及び予想ネットワーク負荷のようなネットワーク特性に基づいて判定されてもよい。場合によっては、スケジュールはデバイスに格納され、制御ユニットは、このスケジュールを用いて応答間隔を判定してもよい。応答間隔を判定するための更なる基準又は別の基準は、受信データパケットに含まれる情報(例えば、送信機により判定又は推定されたネットワーク負荷、送信機により判定された期限、送信機がデータパケットを生成又は送信した時刻を示すタイムスタンプ等)でもよい。送信機が、応答データパケットが送信される必要がある期限を定めた場合、送信機は、遅くともいつ応答が予想される必要があるかを判定する。このことにより、送信機は再送信タイマを適切に調整することが可能になる。期限は、データパケットを受信して応答データパケットを送信するために通常必要な時間より長い応答間隔を定めるべきである。マルチキャストデータパケットに応答する必要がある場合、送信機でのデータの衝突及びそれによるデータロスの可能性は、応答間隔が長くなると減少する。
更に、制御ユニットは、各ノードのホップ距離、ネットワークエリア及びネットワークアドレスのうち少なくとも1つに基づいてデータ要求メッセージへのネットワークノードからの応答をスケジューリングすることにより、ネットワーク負荷を異なるネットワーク領域に分散するように適合されてもよい。好ましい実施例では、デバイスがデータ収集ノードへの低いホップ距離を有するノードに関連する場合、デバイスの制御ユニットは、データ収集ノードへの高いホップ距離を有するネットワークエリア内のデバイスのデータパケット送信より前に、データパケット送信をスケジューリングしてもよい。従って、デバイスは、ネットワークトポロジを考慮してデータトラヒックをシェーピング(shape)してもよい。このように、低いホップ距離のエリアにおいてノードにより送信されるデータパケットが積み上がらず、このため、低いホップ距離のエリアのノードが高いホップ距離を有するエリアのノードからのデータパケットを転送するルータとして機能し得ることが確保される。従って、低いホップ距離のエリアのノードの負荷が低減される。
更に、制御ユニットは、デバイスとデータ収集ノードとの間の空間的又は地理的距離、データ収集ノードへのデバイスのホップ距離、ネットワーク内のデバイスの位置、デバイスに関連するネットワークアドレス又はこれらの組み合わせのようなネットワークトポロジに基づいてバックオフ遅延を設定可能でもよい。バックオフ遅延は、MACレイヤ又はネットワークレイヤにより導入されたデータ再送信のバックオフ遅延を示してもよい。好ましくは、データ収集ノードに近いデバイスのバックオフ遅延は、データ収集ノードから離れたデバイスのバックオフ遅延より短い。
本発明の好ましい実施例では、デバイスは、照明システム(例えば、街路照明システム)のテレマネジメントのための制御ネットワークで使用される。このようなテレマネジメントシステムを用いることにより、照明器具ノードが容易にスイッチオン/オフされてもよく、及び/又はその調光パターンが、日時、季節、天候、周囲の明るさ、交通事故の発生、道路工事の存在等のようなパラメータに基づいて制御されてもよい。これらのパラメータは、照明器具ノードに備えられるセンサにより判定され、次にコントロールセンタに報告されてもよい。
本発明の更なる態様では、無線ネットワークでデータパケット送信を制御するシステムが提供される。このシステムは、コントロールセンタと複数のノードとを有する。コントロールセンタ及び/又はノードのうち少なくとも1つは、前述の実施例のうち1つによるデバイスを有する。好ましくは、データパケット送信は、無線ネットワークでマルチホップ送信を介して実行される。一実施例では、ノードは、室外照明システムの照明器具に関連する。
更に、ノードからデータ収集ノード又はコントロールセンタへのデータパケット送信は、ネットワーク内のノードの位置と、ノードのネットワークアドレスと、データ収集ノード又はコントロールセンタへのノードのホップ距離とのうち少なくとも1つに基づいてスケジューリングされてもよい。好ましくは、スケジューリングは、ノードがノード特有の遅延でコントロールセンタ又はデータ収集ノードによりマルチキャストされたデータ要求メッセージに対して報告し得るように、ノード内に存在するデバイスにより実行される。更に又は別法として、ネットワークのノードは、そのネットワーク位置及び/又はデータ収集ノード又はコントロールセンタへのホップ距離に基づいて、コントロールセンタ又はデータ収集ノードによりポーリングされてもよい。ポーリングは、コントロールセンタ又はデータ収集ノードのネットワークレイヤ、トランスポートレイヤ又はアプリケーションレイヤで実行されてもよく、この中に含まれるデバイスにより実行されてもよい。次に、ポーリングの後に、ノードは、異なる時刻に報告し、これにより、データパケットの衝突を回避する。
本発明の他の態様では、無線ネットワークでデータパケット送信を制御する方法が提供される。好ましくは、1つより多くの受信データパケットへの応答データパケットは、1つの応答バッチに集約される。このような手段により、無線ネットワークのデータトラヒックは、ネットワーク負荷及びデータロスを回避するために、送信時間及びネットワーク領域に関してスケジューリング及び/又はシェーピングされてもよい。
無線メッシュ型ネットワークの例 本発明によるデバイスの概略図 マルチキャストを示す図 本発明の一実施例による最適化されたデータ送信のためのフローチャート 図3Aに示す実施例の変形による最適化されたデータ送信のためのフローチャート 本発明の他の実施例による最適化されたデータ送信のためのフローチャート 室外照明テレマネジメントシステムのノードの空間的な分散 データ収集ノードへのノードのホップ距離を示す無線メッシュ型ネットワークの概略図
本発明の好ましい用途は、室外照明システム(例えば、街路、駐車場及び公共区域のためのもの)及び一般的なエリアの照明のための室内照明システム(例えば、モール、アリーナ、駐車場、駅、トンネル等のためのもの)のような、アクチュエータネットワーク、センサネットワーク又は照明システムである。以下では、街路照明のための室外照明システムの例を使用して、本発明について更に説明する。しかし、本発明はこの用途に限定されない。照明制御の分野では、無線周波数ネットワーク技術を介した室外照明器具のテレマネジメントは、特に200より多い照明器具のセグメントを備えた大規模設備への適用性を備えた対策について更なる関心を受けている。
図1Aに、メッシュ型トポロジを備えた典型的なネットワークが示されている。複数のノード10(N)は、無線通信パス40により相互に接続される。ノード10のうちいくつかは、データ収集ノード50(N/DC)として機能する。データ収集ノード50(N/DC)は、単一ホップ又は複数ホップの送信を介して周辺ノード10からデータパケットを受信し、これらをコントロールセンタ60に送信し、逆も同様に行う。従って、データ収集ノード50は、ノード10とコントロールセンタ60との間のゲートウェイのように動作してもよい。ノード10とデータ収集ノード50との間の無線通信パス40は、RF送信により構成されてもよく、データ収集ノード50とコントロールセンタ60との間の接続70はインターネット、移動通信ネットワーク、無線システム又は他の有線若しくは無線データ伝送システムを利用してもよい。
室外照明制御のためのテレマネジメントシステムでは、通信は非常に非対称的である。ほとんどのトラヒックは、例えばその状態、その調光プロファイル、センサ値又は電力使用をコントロールセンタ60に報告するノード10により生成される。他のトラヒックは、例えば、調光パターンの調整又はランプのスイッチオン/オフを行うためのコントロールセンタ60から異なるノード10への制御コマンドで構成される。従って、ほとんどのトラヒックは、N:1のトラヒック(ユニキャスト)により構成されるが、コントロールセンタ60からノード10へのトラヒックはユニキャスト、マルチキャスト又はブロードキャストモードの1:Nのトラヒックで構成される。更に、照明器具ノード10の数は、街路照明システムのような室外照明システムでは極めて多い。従って、ネットワークのサイズは、特に、典型的には200未満のノードを含む一般的な無線メッシュ型ネットワークに比べて非常に大きくなる。更に、典型的には、ノード10は、コストの考慮のため限られた処理能力を有し、このため、照明器具ノード10の処理及びメモリリソースは限られる。従って、単一のノード10の間でデータパケットを送信する通信プロトコルは、効率的且つ高速なデータパケット送信のために限られたリソースを考慮すべきである。更に、他のいわゆるアドホック・メッシュ型ネットワークに比べて、室外照明制御ネットワークのためのテレマネジメントシステムは固定されている。すなわち、ノード10は移動しない。また、全てのノード10は、主電源に接続されてもよい。従って、ネットワークの変更は、主に変化する環境(例えば、トラヒック)によるものである。ノード10が固定されている場合、ノード10の物理的位置(例えば、GPS座標)はシステム内で知られてもよく、地理又は位置に基づくルーティングが可能になる。更に、室外照明システムのテレマネジメントは、高いデータレートを必要としない。これは、データトラヒックの大部分がタイムクリティカルでないデータパケット(例えば、状態報告データ、統計データ、センサデータ等)から構成されることを意味する。しかし、特定の種類のメッセージ又はデータパケット(タイムクリティカルのデータパケット)のために低い応答時間が必要になる場合が存在する。例えば、交通事故が検出された場合、対応するエリアのノード10は、全出力に直ちに切り替えるように制御されてもよい。
図1Bに、本発明によるデバイス100が示されている。デバイス100は、無線マルチホップメッシュ型ネットワークのノード10、データ収集ノード50又はコントロールセンタ60に関連してもよい。デバイス100は、制御ユニット200を有する。更に、それぞれノード10、データ収集ノード50又はコントロールセンタ60或いはデバイス100は、無線通信パス40を介して(例えば、RF送信を介して)データパケットを送信又は受信する送受信ユニット300を有する。RF送信は高い送信電力を必要とせず、実装及び配置が容易であるため、デバイスを使用してネットワークを設定して動作させるコストが低減され得る。これは大規模RFネットワーク(例えば、照明システムのためのRFテレマネジメントネットワーク)には特に重要である。しかし、別法として、データパケット送信は、赤外線通信、自由空間可視光通信又は電力線通信を使用してもよい。
図2に示すように、送信機Aから複数のネットワークノード10のうち複数の特定の受信機Bへのデータパケット送信は、マルチキャストとして実行されてもよい(矢印)。送信機A又は少なくとも1つの受信機Bはまた、データ収集ノード50又はコントロールセンタ60を示してもよい。しかし、好ましくは、データ収集ノード50から各照明器具ノード10へのデータパケット送信は、フラッディングにより実行される。ここでは、全てのデータパケットがネットワークの全ての照明器具ノード10により転送される。データパケットは、送信機A及び1つ以上の宛先ノード10又は受信機Bについての情報を少なくとも含む。データパケットは、少なくとも1つの宛先ノード10により復号化される。照明器具ノード10からデータ収集ノード50へのデータパケット送信について、ルーティングに基づく対策が好ましい。好ましくは、プロアクティブ方式ルーティング構成が使用される。この理由は、データ収集ノード50へのルートが規則的に使用されるからである。プロアクティブ方式ルーティング構成では、どの周辺ノード10がデータ収集ノード50への接続として動作し得るかを示すルーティングテーブルが各ノード10に格納される。従って、データパケットは、非常に効率的且つ高速な方法で最も近いデータ収集ノード50に送信されてもよい。有利には、各ノード10は、信頼性を向上させるために、複数の下りリンク周辺ノード10についての情報を代替ルートとして保持する。強い干渉又は完全な障害のため1つの周辺ノードに到達できない場合、ルーティングプロトコルは、データパケットをデータ収集ノード50にルーティングする更なる選択肢を有する。
従って、無線ネットワークでは、複数のノード10(グループ又は全てのノード10)への同じデータパケットの送信は、データパケットをブロードキャスト又はマルチキャストすることにより効率的に実現され得る(図2参照)。しかし、送信の成功を確認するために配信の保証が必要である場合、ブロードキャスト又はマルチキャスト送信が送達確認モードで実行される。すなわち、データパケットを受信した受信機Bは、送達確認(ACK)を送信機Aに送信することにより、送信の成功を確認する。しかし、送達確認モードの1つの大きな欠点は、送達確認データパケットが、ほとんどペイロードを含まないが、依然として全体のネットワークレイヤ及びMACレイヤのヘッダを必要とし、ネットワーク負荷に寄与する点にある。このことは、送達確認データパケットのオーバーヘッドが他のデータパケットに比べて非常に高く、このため、多くの場合に送達確認の送信がかなりの量の利用可能なペイロードを埋めることを意味する。従って、本発明の一実施例によれば、複数の独立した送達確認は、図3に示すように、1つの応答バッチに集約されてもよい。
図3Aに、送達確認が同じ送信機Aから受信したデータパケットに対応する場合について、複数の送達確認を集約する実施例が示されている。受信機Bが送信機Aからデータパケットを受信した場合(S300)、受信機Bは、更にデータパケットが受信されるとしてもされないとしても、所定の時間待機する(S301)。このことは、集約が行われる可能性を高くする。従って、受信機Bは、この所定の期間中に受信したデータパケットへの送達確認を延期し、それぞれの送達確認を格納する(S302)。所定の時間が経過した後に、受信機Bは、複数のデータパケットが所定の時間間隔内に同じ送信機Aから受信されたか否かを判定する。複数のデータパケットが所定の時間間隔内に同じ送信機Aから受信された場合(S303)、S304において、これらのデータパケットの送達確認は1つの応答バッチ又は送達確認バッチ(ACKバッチ)に集約される。ACKバッチは、1つの送信機Aに送信又はユニキャストされる(S305)。
図3Bに、複数のデータパケットが異なる送信機Aから受信される場合について同様の処理が示されている。データパケットを受信した後に(S300)、受信機Bは、更にデータパケットが受信されるとしてもされないとしても、所定の時間間隔待機し(S301)、この時間の間に受信した送達確認を延期し、格納する(S302)。複数のデータパケットが所定の時間間隔内に異なる送信機Aから受信されたことが判定された場合(S313)、受信機Bは、送信機の1つ以上の適切なグループを判定してもよい(S314)。これは、受信データパケットに基づいてもよく、送信される応答に基づいてもよく、ネットワーク内の送信機Aの位置に基づいてもよく、受信機Bへの送信機Aのホップ距離に基づいてもよく、送信機Aのネットワークアドレスに基づいてもよい。しかし、例えば、送信機Aのグループが予め定められ、受信機Bに格納されている場合、適切なグループを判定するステップ(S314)は省略されてもよい。最後に、1つの適切なグループの送信機Aの受信データパケットへの送達確認は、1つの応答バッチ又はACKバッチに集約され(S315)、ACKバッチがこのグループの全ての送信機Aに送信又はマルチキャストされる(S316)。従って、受信機Bは、受信データパケットの送信機Aをグループ化又はソートする。これは、コントロールセンタ60又はデータ収集ノード50が複数のノード10から送信される複数のデータパケットを送達確認する必要がある場合に、特に有用である。従って、基礎となる通信プロトコルに応じて、このような応答バッチをネットワーク効率の良いマルチキャストグループにマッピングすることが可能である。場合によって、必ずしも受信データパケットの全ての送信機Aが、送信機の適切なグループのうち1つに割り当てられなくてもよい。この場合、この送達確認は別々に送信されてもよい。更に、受信データパケットの送信機Aが必ずしも送信機の同じ適切なグループに割り当てられ得ないことが生じ得る。この場合、送信機のグループ毎に1つずつ、複数のACKバッチが送信されてもよい。
前述の実施例の変形では、受信データパケットがタイムクリティカルの応答を含むか否かが更に判定される。応答データパケットがタイムクリティカルでない場合、応答の集約の可能性が増加するように、更に大きい待機期間が選択されてもよい。従って、所定の待機時間は、要求された応答時間に基づいて調整されてもよい。複数の受信データパケットについて異なる応答間隔が定められた場合、最も短い応答間隔が選択されてもよい。このような手段により、ネットワークリソースが更に効率的に節約され得る。
前述の実施例並びに図3A及び3Bに示す実施例は、送達確認の集約に限定されない。複数の応答データパケットを1つの応答バッチに集約することにより、他のデータパケットを送信するときにヘッダも節約されてもよい。応答バッチ及び送達確認バッチは、それぞれ複数の独立した応答又は送達確認を有する。このように、ネットワークリソースが節約され、データトラヒックが低減され得る。
送達確認モードでのマルチキャスト又はブロードキャストの場合に生じる更なる問題は、送信機Aで生じ、データの衝突及びロスを生じ得る、いわゆる送達確認ストームにある。従って、本発明の他の実施例によれば、データ送達確認は、図4に示すように各受信機Bによりランダムに更にスケジューリングされる。
図4に、送達確認の送信について、本発明の他の実施例による最適化されたデータ送信が例示的に示されている。受信機Bが送信機Aからマルチキャスト又はブロードキャストデータパケットを受信した後に(S40)、各受信機Bは応答間隔を判定する(S41)。応答間隔を判定した後に(S41)、受信機Bは、応答間隔内でタイムスロットをランダムに選択し(S42)、選択されたタイムスロットで送達確認データパケットを送信機Aに送信し(S43)、受信データパケットの受信の成功を確認する。
応答間隔は、マルチキャスト又はブロードキャストデータパケットが送信された受信機Bの数に基づいて判定されてもよい。例えば、データパケットが多数の受信機Bに送信された場合、応答間隔は、数個の受信機Bにのみ送信されたデータパケットの場合より長くなるように判定されてもよい。受信機Bの数は、特定の種類のデータパケットでは予め決められてもよい。例えば、マルチキャストデータパケットのグループアドレスを使用する場合、グループアドレスは、所定の数のノード10を備えた受信機Bの所定のグループを示してもよい。特に、データ要求メッセージがデータ収集ノード50又はコントロールセンタ60によるマルチキャスト又はブロードキャストである場合、各受信側ノード10は、受信したデータ要求に応答する受信機Bの数を認識していてもよい。応答間隔はまた、受信データパケットに含まれる情報に基づいて判定されてもよい。従って、送信機Aは、グループの受信機Bの量を認識又は推定し、この情報をマルチキャスト又はブロードキャストデータパケットに追加してもよい。更に又は別法として、送信機Aは、現在のネットワーク負荷又は予想ネットワーク負荷を推定又は判定してもよい。場合によっては、応答間隔は、各受信機Bについて同様に判定されてもよい。しかし、各受信機Bは応答間隔からランダムにタイムスロットを選択し、選択されたタイムスロットでその応答データパケットを送信するため、送信側ノード10でのデータの衝突は、可能性が低くなる。当然に、応答間隔を長くするほど又は受信側ノードBの数を低くするほど、データの衝突が生じる可能性が低くなる。従って、データロスが低減され、再送信が回避され得る。更に、ステップS301の所定の時間は、S41で判定された応答間隔又は指定の期限内になるように定められてもよい。場合によって、S301の所定の待機時間は、応答間隔内でランダムに選択される。
更なる実施例では、送信機Aは、データパケットと共に、応答データパケット(例えば、送達確認)が遅くとも再送信される必要がある期限を送信する。応答間隔は、データパケットの受信時から所定の期限までの時間間隔として判定される。各受信機Bは、この応答間隔内で(すなわち、期限前に)ランダムにタイムスロットを選択し、その応答データパケットを選択されたタイムスロット内に送信する。別法として、受信データパケットは、タイムスタンプ(例えば、データパケットを完了する時間又は送信機Aによりデータパケットを送信した時間を示す)を有する。タイムスタンプは、応答間隔を判定するための基準として各受信機Bにより使用される。例えば、所定の時間間隔は、例えば受信データパケットの種類に応じて、各ノード10に格納されてもよい。これにより、タイムスタンプ及び所定の時間間隔を用いて、各受信機Bは、受信データパケットに対する応答データパケットが送信される必要がある期限を容易に判定することができる。従って、期限又はタイムスタンプをデータパケット内に含めることにより、期限及び応答間隔が判定されてもよく、送信機Aはデータトラヒックをシェーピングしてもよい。場合によって、送信機Aは、期限を設定する場合、現在のネットワーク負荷又は予想ネットワーク負荷を考慮する。期限を指定することにより、送信機Aは、いつ最後の応答データパケットが遅くとも予想される必要があるかを自分で判定するため、再送信タイマの調整を更に最適化することができる。
当然に、図4に示す処理はデータ送達確認に限定されない。これに対して、この処理は、マルチキャスト又はブロードキャストデータパケットへの何れかの応答(例えば、マルチキャストデータ要求メッセージへの応答)をスケジューリングするために適合されてもよい。このような手段により、受信マルチキャストデータパケットに応答するためのランダムなスケジュールが、アドホック的に各受信機Bでローカルに生成されるため、例えば送信機Aにおけるネットワークでのデータの衝突の確率を最小化する。
本発明の更なる実施例では、データパケット(特にタイムクリティカルでないデータパケット)の送信は、データの衝突及びそれによるデータパケットロスを最小化するために、更にネットワークトポロジを考慮してスケジューリングされる。送信スケジュールは、N:1又は1:Nの通信パターン(例えば、データ収集ノード50から複数のノード10への通信リンク又は複数のノード10からデータ収集ノード50への通信リンク)に適用されてもよい。しかし、ノード10からデータ収集ノード50又はコントロールセンタ60への通信が反対方向より効率的であったとしても、依然として改良の余地及び必要性が存在する。この理由は、RFテレマネジメントシステムで通信される最大量の情報は、ノード10からの統計データ又は状態報告情報であるからである。従って、この実施例は、ノード10からデータ収集ノード50又はコントロールセンタ60へのN:1通信に採用されることが好ましく、従って、この例を使用して説明する。送信スケジュールは、ネットワーク内の送信機Aの位置と、データ収集ノード50への送信機Aのホップ距離と、送信機Aのネットワークアドレスとのうち少なくとも1つに基づいてもよい。
送信スケジュールがネットワーク内の送信機Aの位置に基づく場合、異なるエリアのノード10から通信リンク40が相互に干渉しないような異なるエリアが定められてもよい。このことは、特にデータ収集ノード50の周辺において、ネットワークの特定のボトルネックのエリアの過負荷を回避する。送信側ノード10は、そのネットワークアドレス又はMACアドレスを問い合わせることにより、その位置について検出してもよい。送信スケジュールは、コントロールセンタ60又はデータ収集ノード50により確立されて配信されてもよく、いつ異なるネットワークエリアのノード10がそのデータをコントロールセンタ60又はデータ収集ノード50に報告する予定であるかを示してもよい。別法として、コントロールセンタ60又はデータ収集ノード50は、ネットワークの位置に基づいてノード10にポーリングしてもよい。
図5Aに、照明器具ノード10が街路に沿って配置されている街路照明システムが示されている。従って、照明器具ノード10がその統計データ(例えば、電力状態、調光状態、周辺の明るさ等)をデータ収集ノード50に報告する場合、データ送信は、空間的又は地理的グループに基づいてスケジューリングされてもよい。別法として、道路網に基づいて照明器具ノード10をグループ化することが有利になり得る。すなわち、同じ街路の照明器具ノード10はそのデータを同時に報告する。好ましくは、データ収集ノード50から離れた照明器具ノード10は、データ収集ノード50に近い照明器具ノード10より後の時点にそのデータパケットを送信する。
前述の実施例の変形では、送信スケジューリングは、照明器具ノード10からデータ収集ノード50へのホップ距離に基づく。図5Bに示すように、複数ホップ送信を使用した無線メッシュ型ネットワークにおける照明器具ノード10は、データ収集ノード50へのホップ距離により分類されてもよい。ホップ距離は、データパケットを送信側ノード10からデータ収集ノード50に送信するために必要なホップ数に関係する。例えば、半径502と半径501との間の照明器具ノード10は、そのデータパケットを2つのホップで送信するが、半経501内の照明器具ノード10は、そのデータパケットを1つのホップで送信することができる。ホップ距離又はホップカウント情報は、照明器具ノード10のネットワークレイヤで利用可能になってもよい。1つの例示の実施例では、データパケットは、ホップ距離により定められたエリアからデータ収集ノード50にプログレッシブに(順次に)送信される。好ましくは、低いホップ距離のエリア(例えば、半径501内)は、最初に報告するようにスケジュールされる、或いは単にデータ収集ノード50により最初にポーリングされる。このような手段により、低いホップ距離のエリアの照明器具ノード10がそのデータパケットを報告すると、これらは高いホップ距離のエリアの照明器具ノード10からのデータパケットを転送するルータとしてのみ動作する。このような手段により、通常ではネットワークトポロジのため過負荷になる可能性が非常に高い低いホップ距離のエリアの照明器具ノード10が軽減される。
場合によって、ネットワーク内の送信機Aの位置と、データ収集ノード50(又はネットワークコントローラ60)への送信機Aのホップ距離と、送信機Aのネットワークアドレスとのうち少なくとも1つに基づくデータパケット送信の空間的スケジューリングは、応答間隔内のタイムスロットのランダムな選択による時間的スケジューリング又は応答を1つの応答バッチに集約することによる時間的スケジューリングと組み合わされる。このような手段により、時間及び異なるネットワーク領域でネットワーク負荷のバランスを取ることが可能になる。
前述の実施例の更なる変形では、送信スケジュールは、照明器具ノード10のネットワークアドレスに基づく。従って、照明器具ノード10は、例えばコントロールセンタ60又はデータ収集ノード50によりブロードキャスト又はマルチキャストされた報告要求メッセージを受信した後に、異なる時刻に応答データパケットを送信してもよい。ブロードキャスト又はマルチキャストメッセージは、全ての報告する照明器具ノード10の共通の基準としての役目をするタイムスタンプを含んでもよい。この基準時間と、ノード特有又はネットワークアドレス特有の遅延とに基づいて、各照明器具ノード10は、その個々の送信時間を判定してもよい。このことは、全ての照明器具ノード10からのデータパケットが比較的短い期間内に受信される一方で、衝突のリスクを更に最小化させる。これは、照明器具ノード10が状態データ等をN:1の通信パターンでデータ収集ノード50又はコントロールセンタ60に報告する場合に特に有利である。ネットワークアドレスが動的に分配される場合、各ネットワークアドレスについて指定された遅延を備えたスケジュールテーブルが、各照明器具ノード10に格納されてもよい。ネットワークアドレスは、現在の要件に基づいて照明器具ノード10に動的に割り当てられ、これにより、個々の送信時間を判定してもよい。
本発明の更なる実施例では、送信スケジューリングの実施例と同様に、データパケットの再送信のためにバックオフ遅延がMACレイヤ又はネットワークレイヤにより導入される。バックオフ遅延は、次の送信試行の間の遅延を示す。例えば、送信が失敗した場合、送信側ノードAは、バックオフ遅延だけデータパケットの再送信を遅延させてもよい。これにより、他のノードがその送信を完了してもよく、その結果、衝突の可能性を低減する。従って、バックオフ遅延は、媒体アクセス試行のためのバックオフ時間を含んでもよい。ここで、媒体アクセス試行は、キャリア検知及びその後の媒体が自由になると評価されたときのデータパケットの送信又は再送信の処理に関係する。従って、媒体アクセス試行のためのバックオフ時間は、次の媒体アクセス試行の間の時間間隔を示す。バックオフ遅延は、ネットワーク内のノード10の位置と、ノード10とデータ収集ノード50との間のホップ距離と、ノード10のネットワークアドレスとのうち少なくとも1つに基づいて設定される。好ましくは、MACレイヤ及びネットワークレイヤのバックオフ遅延のうち少なくとも1つは、ノード10とデータ収集ノード50との間の距離に依存する。特に、MACレイヤのバックオフ遅延及びネットワークレイヤのバックオフ遅延のうち少なくとも1つは、更なる遠隔のノード10の場合に長くなる。この場合、データ収集ノード50から離れたノード10は、データ収集ノード50に近いノード10よりデータパケットを散在させるようにさせてもよい。このような手段により、遠隔ノード10は、データ収集ノード50の近くにあるノード10において過負荷を生じさせない。従って、ネットワークノード10のデータトラヒックの生成は、データ収集ノード50の近くで輻輳を回避するようにシェーピングされる。有利には、この実施例は、前述の実施例のうち少なくとも1つと共に使用される。
好ましくは、データパケット送信の遅延を含む前述の実施例は、ネットワークを通じて通信遅延の均一性に厳密な要件を有さないデータ送信及び/又はタイムクリティカルでないデータに適用される。例えば、このようなタイムクリティカルでないデータは、消費エネルギー、燃焼時間、動作状態、現在又は平均の調光パターン、検知された周囲の明るさ等のように、定期的な時間間隔でネットワークノード10により報告される統計データ又は状態情報を示してもよい。これに対して、タイムクリティカルの情報は、緊急の際にネットワークノード10に送信された制御メッセージの送達確認を示してもよい。
前述の実施例は様々な方法で組み合わされてもよいことが明らかである。前述の応答を応答バッチに集約する手段を用いて、ローカル及びグローバルなネットワーク負荷が低減され、データパケットの衝突及びそれによるデータロスが回避され得る。従って、かなり効率的且つ信頼性の高いデータ送信を可能にし、高いスケーラビリティ及び高速且つ容易な設定を提供し、自己設定及び自己回復が可能な無線メッシュ型ネットワークのルーティング手段が提供される。

Claims (16)

  1. 無線ネットワークでのデータパケット送信を制御するデバイスであって、
    1つより多くの受信データパケットのそれぞれに対する複数の応答データパケットを1つの応答バッチに集約するように適合された制御ユニットを有し、
    データオーバーヘッドを低減するために、冗長なヘッダが前記応答バッチで省略され
    前記応答バッチのデータパケット送信は、前記無線ネットワーク内の前記デバイスの位置に基づいてスケジューリングされる、
    デバイス。
  2. 前記無線ネットワークは、ノード、データ収集ノード、及びコントロールセンタのコンポーネント群のうちの少なくともいくつかを含み、前記デバイスは、当該いくつかのコンポーネントの少なくとも1つに追加されるように適合される、
    請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記受信データパケットは、1つより多くの受信側ノードに送信されたマルチキャストデータパケットであり、
    前記応答データパケットは、前記受信データパケットのタイムクリティカルでない送達確認である、請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 前記制御ユニットは、タイムクリティカルのデータパケットとタイムクリティカルでないデータパケットとを区別するように適合される、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のデバイス。
  5. データパケットの送信は、データ収集ノードへの前記デバイスのホップ距離に基づいてスケジューリングされ、前記データ収集ノードへの低いホップ距離を備えたエリアにおける前記データパケットの送信は、前記データ収集ノードへの高いホップ距離を備えたエリアにおける前記データパケットの送信より前にスケジューリングされる、請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記制御ユニットは、前記ネットワーク内の前記デバイスの位置に基づいて前記応答データパケットの再送信のためのバックオフ遅延を設定するように適合される、請求項1ないしのうちいずれか1項に記載のデバイス。
  7. 前記制御ユニットは、前記応答データパケットが各応答間隔内に送信されるように、前記応答バッチに集約する前記受信データパケットへの前記応答データパケットを延期させるように適合される、請求項1ないしのうちいずれか1項に記載のデバイス。
  8. 前記制御ユニットは、個々のノードへの応答データパケットを集約するように適合される、請求項1ないしのうちいずれか1項に記載のデバイス。
  9. 前記制御ユニットは、ノードの所定のグループへの応答データパケットを集約するように適合され、前記制御ユニットは、前記ノードの間の距離に基づいてノードの前記所定のグループを判定するように適合される、請求項に記載のデバイス。
  10. 前記デバイスは、照明器具ノードの照明制御のための照明システムのテレマネジメントで使用される、請求項1ないしのうちいずれか1項に記載のデバイス。
  11. 無線ネットワークでデータパケット送信を制御するシステムであって、
    複数のノードと、
    少なくとも1つのデータ収集ノードと
    を有し、
    前記複数のノードのうち少なくとも1つは、請求項1に記載のデバイスを有し、
    前記データ収集ノードは、データ要求メッセージを前記複数のノードのうち少なくともいくつかにマルチキャストするように適合され、前記いくつかのノードは、前記データ要求メッセージを受信した後にノード特有の遅延を伴って前記データ要求メッセージに応答するシステム。
  12. 無線ネットワークでデータパケット送信を制御する方法であって、
    1つより多くの受信データパケットのそれぞれに対する複数の応答データパケットを1つの応答バッチに集約するステップを有し、
    データオーバーヘッドを低減するために、冗長なヘッダが前記応答バッチで省略され
    前記応答バッチのデータパケットの送信は、前記無線ネットワーク内の前記デバイスの位置に基づいてスケジューリングされる、
    方法。
  13. 前記受信データパケットは、データ配信要求であり、
    前記応答データパケットは、タイムクリティカルでないデータパケットである、
    請求項1に記載のデバイス。
  14. データパケットの送信は、ネットワークアドレスに基づいてスケジューリングされる、請求項1に記載のデバイス。
  15. 少なくとも1つの前記データ収集ノードは、請求項1に記載された前記デバイスを有し、
    前記少なくとも1つのデータ収集ノードは、ノードの位置に基づいてデータパケット送信のための前記複数のノードのうちの少なくとも1つをポーリングするように適合される、
    請求項11に記載のシステム。
  16. 少なくとも1つの前記データ収集ノードは、請求項1に記載された前記デバイスを有し、
    前記少なくとも1つのデータ収集ノードは、当該データ収集ノードへのノードのホップ距離に基づいてデータパケット送信のための前記複数のノードのうちの少なくとも1つをポーリングするように適合される、
    請求項11に記載のシステム。
JP2013530847A 2010-10-01 2011-09-29 無線ネットワークでデータパケットを負荷分散するデバイス及び方法 Expired - Fee Related JP5992421B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10186036.9 2010-10-01
EP10186036A EP2437428A1 (en) 2010-10-01 2010-10-01 Device and method for load balancing for data packet transmissions in wireless networks
PCT/IB2011/054288 WO2012042495A1 (en) 2010-10-01 2011-09-29 Device and method for load balancing for data packet transmissions in wireless networks

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013546218A JP2013546218A (ja) 2013-12-26
JP5992421B2 true JP5992421B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=43085846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013530847A Expired - Fee Related JP5992421B2 (ja) 2010-10-01 2011-09-29 無線ネットワークでデータパケットを負荷分散するデバイス及び方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9526030B2 (ja)
EP (2) EP2437428A1 (ja)
JP (1) JP5992421B2 (ja)
CN (1) CN103155482A (ja)
TW (1) TW201218800A (ja)
WO (1) WO2012042495A1 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2437440A1 (en) 2010-10-01 2012-04-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Device and method for delay optimization of end-to-end data packet transmissions in wireless networks
US9319184B2 (en) 2011-02-01 2016-04-19 Qualcomm Incorporated Multiple wireless communication device acknowledgements
US9300442B2 (en) 2011-07-21 2016-03-29 Qualcomm Incorporated Allowing a rejected wireless communication device access to a communication channel
CN102665289B (zh) * 2012-04-24 2014-09-10 南京邮电大学 Gear协议中贪婪算法及查询消息传播的优化方法
US9608789B2 (en) 2012-05-11 2017-03-28 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for transmitting acknowledgements in response to received frames
JP5831637B2 (ja) * 2012-07-25 2015-12-09 富士通株式会社 データ処理装置、データ処理システムおよびデータ処理方法
CN102802205A (zh) * 2012-09-01 2012-11-28 北京理工大学 无线传感器网络负载均衡的路由方法
CN105247589A (zh) * 2013-05-24 2016-01-13 富士通株式会社 通信方法、系统以及通信程序
US9998209B2 (en) * 2013-08-31 2018-06-12 Qualcomm Incorporated Speed frame exchange rules
CN103763741B (zh) * 2013-11-13 2018-05-22 雷振山 一种智能停车场无线通信方法及系统
EP2903207A1 (en) * 2014-01-30 2015-08-05 Proximetry Poland Sp. z o.o. Systems and methods for topology aware data multicast
JP2016076816A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 上田日本無線株式会社 無線装置、無線通信システムおよび基幹無線装置
JP6282216B2 (ja) * 2014-11-20 2018-02-21 国立大学法人名古屋大学 通信システム及び通信装置
JP6403556B2 (ja) * 2014-12-03 2018-10-10 三菱電機株式会社 ゲートウェイ装置、スマートメータおよび無線メッシュネットワーク
RU2679555C1 (ru) * 2015-01-19 2019-02-11 Нек Корпорейшн Система управления связью, способ управления связью и носитель записи
US10148392B2 (en) 2015-01-27 2018-12-04 Qualcomm Incorporated Group acknowledgement/negative acknowledgement and triggering GACK/channel state information
US9749723B2 (en) * 2015-03-05 2017-08-29 Huawei Technologies Co., Ltd. System and method for optical network
TWI580227B (zh) * 2015-06-17 2017-04-21 財團法人工業技術研究院 路由閘道器選擇方法、控制器及交通網路系統
WO2017138136A1 (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 三菱電機株式会社 通信装置及び通信方法
JP6060299B1 (ja) * 2016-05-26 2017-01-11 オーデリック株式会社 照明システム
US10797897B2 (en) 2017-09-27 2020-10-06 International Business Machines Corporation Multi-step remote packet broadcasting/multicasting mechanism for cognitive systems
US10833923B2 (en) 2017-10-26 2020-11-10 Skylo Technologies Inc. Dynamic multiple access for distributed device communication networks with scheduled and unscheduled transmissions
US10306442B1 (en) * 2018-01-16 2019-05-28 Skylo Technologies Inc. Devices and methods for specialized machine-to-machine communication transmission network modes via edge node capabilities
US10944669B1 (en) 2018-02-09 2021-03-09 GoTenna, Inc. System and method for efficient network-wide broadcast in a multi-hop wireless network using packet echos
CN110710186A (zh) 2018-04-09 2020-01-17 鲁门无线电通信公司 使用约束动态多跳网络进行流传输
EP3785467A1 (en) 2018-04-24 2021-03-03 Carrier Corporation Automated routing in a mesh network of wireless messaging devices
EP3785468A1 (en) 2018-04-24 2021-03-03 Carrier Corporation Automated routing in a mesh network of wireless messaging devices
CN110519310B (zh) * 2018-05-21 2021-12-28 浙江宇视科技有限公司 一种存储任务分配方法及装置
EP3831021A1 (en) 2018-07-27 2021-06-09 Gotenna Inc. VINEtm ZERO-CONTROL ROUTING USING DATA PACKET INSPECTION FOR WIRELESS MESH NETWORKS
US11758369B2 (en) * 2020-12-23 2023-09-12 Itron Global Sarl Discovery of forwarders to mitigate asymmetric links in a multicast group
CN116208193B (zh) * 2021-12-01 2024-02-06 杭州联芯通半导体有限公司 在plc和rf统合网络中的无线频道跳频同步的方法

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6507562B1 (en) * 1998-06-30 2003-01-14 Sun Microsystems, Inc. Dynamic optimization for receivers using distance between a repair head and a member station in a repair group for receivers having a closely knit topological arrangement to locate repair heads near the member stations which they serve in tree based repair in reliable multicast protocol
JP2003134128A (ja) 2001-10-23 2003-05-09 Japan Radio Co Ltd 多段伝送ネットワークの構築、修復再構築及び運用方法
US7339897B2 (en) 2002-02-22 2008-03-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Cross-layer integrated collision free path routing
DE10219701B4 (de) * 2002-05-02 2006-08-31 Eads Astrium Gmbh Verfahren zum Interleaving von Navigationsdaten
WO2003094534A2 (en) * 2002-05-06 2003-11-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Multi-user multimedia messaging services
US7464166B2 (en) * 2003-04-11 2008-12-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Contention-based forwarding with integrated multi-user detection capability
US20040236829A1 (en) * 2003-05-13 2004-11-25 Yikang Xu Reliable delivery of multi-cast conferencing data
US20050111416A1 (en) * 2003-11-24 2005-05-26 Boris Ginzburg Method, system and device of fragmentation with group acknowledgement in wireless networks
US8611283B2 (en) 2004-01-28 2013-12-17 Qualcomm Incorporated Method and apparatus of using a single channel to provide acknowledgement and assignment messages
CN101027914B (zh) * 2004-04-30 2012-01-04 维迈实验室有限公司 多点到多点的无线自组织数据传输协议
JP2006060408A (ja) 2004-08-18 2006-03-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケット通信方法および無線局
US7474630B2 (en) * 2004-12-07 2009-01-06 Palo Alto Research Center Incorporated Coordinated convergecast for AD HOC wireless networks
US20060187836A1 (en) 2005-02-18 2006-08-24 Stefan Frey Communication device and method of prioritizing transference of time-critical data
KR101226581B1 (ko) 2005-03-14 2013-01-28 나노라디오 에이비 가속 백오프 기능을 포함하는 무선 랜 송신 스케줄러
US7843819B1 (en) * 2005-03-29 2010-11-30 Avaya Inc. Protocol for wireless multi-channel access control
US7693175B1 (en) * 2005-04-21 2010-04-06 Avaya Inc. Prioritized access in a multi-channel MAC protocol
EP1750202A1 (en) * 2005-07-11 2007-02-07 Nvidia Corporation Combining packets for a packetized bus
US8526415B2 (en) * 2005-09-30 2013-09-03 Robert Bosch Gmbh Method and system for providing acknowledged broadcast and multicast communication
US7978725B2 (en) 2006-03-06 2011-07-12 Cisco Technology, Inc. Dynamic modification of contention-based transmission control parameters achieving load balancing scheme in wireless mesh networks
US7983685B2 (en) * 2006-12-07 2011-07-19 Innovative Wireless Technologies, Inc. Method and apparatus for management of a global wireless sensor network
US7924766B2 (en) * 2007-04-10 2011-04-12 Mitsubishi Electric Research Labs, Inc. Hybrid multiple access method and system in wireless networks
US8442531B2 (en) * 2007-05-15 2013-05-14 Nokia Corporation Context transfers and multi-band operation for wireless networks
US7940669B2 (en) 2007-06-15 2011-05-10 Silver Spring Networks, Inc. Route and link evaluation in wireless mesh communications networks
US20090086706A1 (en) 2007-10-01 2009-04-02 The Hong Kong University Of Science And Technology Cross-layer multi-packet reception based medium access control and resource allocation
US7885244B2 (en) * 2008-03-18 2011-02-08 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Hybrid multiple access method and system in wireless networks with extended content free access period
ES2368385T3 (es) * 2009-01-29 2011-11-16 Lg Electronics Inc. Esquema de transmisión de señales para una gestión eficaz del canal dedicado mejorado común.
US8498280B2 (en) * 2009-03-27 2013-07-30 Qualcomm Incorporated Method and system for reducing header information in communication systems
US8700796B2 (en) * 2010-09-22 2014-04-15 Qualcomm Incorporated MAC data service enhancements

Also Published As

Publication number Publication date
US20130182566A1 (en) 2013-07-18
TW201218800A (en) 2012-05-01
CN103155482A (zh) 2013-06-12
US9526030B2 (en) 2016-12-20
JP2013546218A (ja) 2013-12-26
EP2622790A1 (en) 2013-08-07
WO2012042495A1 (en) 2012-04-05
EP2437428A1 (en) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5992421B2 (ja) 無線ネットワークでデータパケットを負荷分散するデバイス及び方法
JP6032754B2 (ja) 無線ネットワークでデータパケット送信をスケジューリングするデバイス及び方法
EP2622800B2 (en) System for delay optimization of end-to-end data packet transmissions in wireless networks
US9398568B2 (en) System and method for optimizing data transmission to nodes of a wireless mesh network
US9999087B2 (en) Determining role assignment in a hybrid mesh network
US20110119360A1 (en) Establishing a Mesh Network with Wired and Wireless Links
WO2012140610A1 (en) Hierarchical routing for wireless networks
EP2742778A1 (en) Device and method for controlling a node of a wireless network
WO2012042454A1 (en) Device and method for reducing delay of data packet transmissions in wireless networks
WO2012042426A1 (en) Device and method for reliability enhancement for data packet transmissions in wireless networks

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140926

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160427

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5992421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees