JP5991442B2 - 情報処理装置、管理装置及び部品管理方法 - Google Patents

情報処理装置、管理装置及び部品管理方法 Download PDF

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Description

この発明は、情報処理装置の管理に関する。
サーバ装置は、単一の障害でシステムが停止しないよう、例えば、PSU(Power Supply Unit)やFANなどの部品が冗長化されている。冗長分の部品であるPSUやFANは、障害が発生していない間は、稼動している部品の予備部品であり、稼動しているPSUやFANの1つが故障した場合、予備部品であるPSUやFANが代替として動作する。
冗長分の部品は、サーバ装置に故障がなく稼動している間、電源はオフとなっている。そのため、冗長分の部品は、サーバ装置が稼動している状態でも交換することができる。なお、冗長分の部品であるPSUが1つの場合、サーバ装置が稼動している状態で交換できるPSUは、1つである。
関連する技術として、1台の電源ユニットが故障した場合に、残りの電源ユニットにより必要電力量が供給可能な電源ユニットの組み合わせを特定する技術が知られている。(例えば、特許文献1参照)
また、ファンに番号を付けておき、該ファンが故障したときの対策をメモリに格納しておく方法が知られている。(例えば、特許文献2参照)
特開2009−201244号公報 特開平6−274248号公報
障害が発生していないサーバ装置において、冗長分の部品は電源をオフにできる。そのため、冗長な部品が1つのサーバ装置を稼動させたままで交換できる部品は1つである。このため、複数の部品を交換対象とする場合でも、サーバ装置を稼動させたままでの部品の交換は1つずつしかできない。部品を1つずつ交換するため、保守作業時間が長くかかるという問題がある。
1つの側面において、本発明の目的は、サーバ装置の複数の部品を交換する場合の保守作業時間を、短縮することである。
情報処理装置は、複数の冷却装置、複数の電源装置、電力計算部、指標値計算部、制御部、出力部を備える。複数の冷却装置は、情報処理する情報処理部を冷却する。複数の電源装置は、稼動している冷却装置と情報処理部に電力を供給する。電力計算部は、複数の電源装置が供給する供給電力量を計算する。指標値計算部は、情報処理部の動作を維持するための冷却処理を表す指標値を計算する。制御部は、指標値で表される冷却処理が可能な範囲で、複数の冷却装置のうちの稼動している冷却装置を停止させる。出力部は、複数の冷却装置のうちの停止している冷却装置の識別子と、供給電力量の供給に用いない電源装置の情報を出力する。
サーバ装置の複数の部品を交換する場合の保守作業時間を短縮する。
実施形態に係るサーバ装置の例を説明する図である。 本実施形態に係るサービスプロセッサのブロック図の例を説明する図である。 サーバ装置のハードウェア構成の例を示す。 実施形態に係るサーバ装置のシステム状態の例を説明する図である。 実施形態に係る表示画面での表示例を説明する図である。 実施形態に係るSB・SP状態管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係るPSU状態管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係るFAN状態管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係るFAN状態管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係るFAN状態管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係る交換部品管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係る交換部品管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係る交換部品管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係る交換部品管理情報の例を説明する図である。 実施形態に係る部品交換の処理の例を説明するフローチャートである。 部品交換の詳細な処理の例を説明するフローチャートである。 部品交換の詳細な処理の例を説明するフローチャートである。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係るサーバ装置の例を説明する図である。サーバ装置100は、システムボード101(101a〜101d)、サービスプロセッサ(SP)102、PSU103(103a〜103e)、FAN104(104a〜104j)を備える。図1は、一例であり、FANなどの数は任意である。システムボード101は、各々がCPU(Central Processing Unit)、メモリ、I/Oポートなどを有する。各システムボード101は、クロスバーなどのインターコネクトで互いに接続されて動作する。SP102は、サーバ装置内のハードウェアの管理を行う。PSU103は、サーバ装置の動作に使用される電力を供給する。FAN104は、サーバ装置の温度上昇を防ぐためにシステムボード101やSP102を冷却する。
図1の例では、障害が発生しておらず、かつ、部品の交換処理も行われていない場合には、PSU103aは、システムボード101aに対して電力を供給するものとする。同様に、PSU103bはシステムボード101b、PSU103cはシステムボード101c、PSU103dはシステムボード101dに対して電力を供給するものとする。PSU103eは、PSU103a〜PSU103dの予備である。PSU103a〜PSU103dの何れかが動作しなくなった場合に、故障したPSUの代替としてPSU103eが動作する。
図1の例では、FAN104a〜104dが、1つのグループとしてシステムボード101aとシステムボード101bの冷却を行う。FAN104a〜104dのような、複数のFANを1つのグループとし、「冷却グループ」と称する。FAN104a〜104dは、冷却グループ105aに属している。冷却グループ105aにおいて、FAN104dは、FAN104a〜104cの予備である。FAN104a〜104cの何れかが動作しなくなった場合に、故障したFANの代替としてFAN104dが動作する。FAN104e〜104hは冷却グループ105bに属している。冷却グループ105bは、システムボード101cとシステムボード101dとを冷却する。冷却グループ105bに属するFAN104hは、FAN104e〜FAN104gの予備である。FAN104e〜FAN104gの何れかが動作しなくなった場合に、故障したFANの代替としてFAN104hが動作する。FAN104iとFAN104jは、サービスプロセッサ102の冷却を行う。
部品の交換処理が要求されたことをサービスプロセッサ102が検出すると、サービスプロセッサ102は、システムボード101a〜101dの動作に使用されている電力をまかなうために使用するPSU103の数を減らすことができるかを判定する。稼働中のPSU103の数を減らしてもシステムボード101a〜101dの動作に使用されている電力の供給が可能である場合、サービスプロセッサ102は、稼働中のPSU103から停止してもよいPSU103を選択する。例えば、PSU103a〜PSU103dが稼動しており、1つのPSU103を停止させられるとサービスプロセッサ102が判定したとする。すると、サービスプロセッサ102は、稼働中のPSU103a〜PSU103dから停止してもよいPSU103を選択する。例えば、サービスプロセッサ102は、PSU103aを停止させたとする。すると、サーバ装置では、PSU103aとPSU103eが停止することになる。サービスプロセッサ102は、停止しているPSU103の識別子をユーザが認識できるように表示デバイスに出力する。このため、ユーザは、動作が停止されている複数のPSU103の交換処理を行うことができる。
以上の例ではPSU103の交換を行う場合について説明したが、同様の処理をFAN104について行うこともできる。この場合、サービスプロセッサ102は、冷却グループ105中でのFAN104の稼動数を減らしても、システムボード101a〜101dの動作に支障が出ない程度の冷却が可能であるかも判定する。各冷却グループでFANの稼動数を減らすことができると判定すると、サービスプロセッサ102は、停止させるFANを選択し、停止中のFANの識別子を、表示デバイスに出力する。また、交換対象の部品は、PSU103とFAN104の両方であっても良い。各PSUは、任意のシステムボード101に対して電力を供給してもよい。サーバ装置が、ホットスワップに対応している場合、サービスプロセッサ102は、停止してもよいPSU103の識別子をユーザが認識できるように表示デバイスに出力してもよい。その場合、ユーザは、PSU103を交換する際、PSU103をホットスワップで脱着する。
このように、サービスプロセッサ102は、複数の部品の稼動を中断させると共に、稼動していない部品をユーザに通知することができる。このため、障害が発生した場合や、障害が発生する前に部品を新しいものに交換しておく予防保守の作業などで複数の部品を交換対象の場合においても、本実施例では、サーバ装置の動作を妨げないまま、複数の部品の交換をすることができる。一度に複数の部品を交換できることによって、保守の部品交換作業の時間短縮を図ることができる。
図2は、本実施形態に係るサービスプロセッサのブロック図の例を説明する図である。サービスプロセッサは、サーバ装置内のハードウェアの管理を行う。サービスプロセッサは、電力計算部202、指標値計算部203、制御部204、記憶部205、電源制御部206、管理部207を備える。制御部204は、算出部208を備える。管理部207は、取得部209及び出力部210を有する。
管理部207は、管理者が入力を行う表示デバイスに関する情報を管理する。管理部207の取得部209は、管理者から入力された交換対象の部品の情報を取得する。出力部210は、管理部207で管理される交換部品に関する情報を、表示デバイスに出力する。管理部207は、取得した情報から交換部品情報305を作成し、記憶部205に記憶させる。交換部品情報305は、交換対象の部品の情報を示す識別情報を有するリストである。電力計算部202は、サーバ装置が実装する各PSUから、供給している電力量及び供給できる最大電力量などの情報を取得する。電力計算部202は、取得した情報を用いて、サーバ装置の動作の維持に使用される供給電力量などを計算する。電力計算部202は、取得した情報及び計算した値などの情報からPSU状態管理情報303を作成し、記憶部205に記憶させる。指標値計算部203は、サーバ装置が実装する各FANから、FANの回転数及び最大回転数などの情報を取得する。指標値計算部203は、取得した情報を用いて、サーバ装置の動作を維持するために求められる冷却能力を表す指標値を計算する。なお、指標値として、例えば、各冷却グループ中のFANの回転数の合計値が用いられてもよい。指標値計算部203は、取得した情報及び計算した値などの情報からFAN状態管理情報304を作成し、記憶部205に記憶させる。
制御部204は、電力計算部202、指標値計算部203などの計算結果に基づいて、サーバ装置を稼動させたまま交換できる部品を抽出する。制御部204は、指標値計算部203が計算した指標値を満たしつつ、FAN104の稼動数を小さくすることができるか判定する。なお、サーバ装置を稼動させたまま交換できる部品の抽出には、制御部204が作成する交換部品管理情報301が用いられる。算出部208は、制御部204の処理で使用される各種情報の算出に使用される。例えば、算出部208は、FANの回転数の変更が可能であるかを、回転数の変更に伴う消費電力の変動量を用いて判定する。記憶部205は、交換部品管理情報301、SB・SP状態管理情報302、PSU状態管理情報303、FAN状態管理情報304、交換部品情報305、交換待ち部品情報306を記憶する。電源制御部206は、電力計算部202が取得した電力供給量の情報に基づいて、取得した電力供給量よりも供給電力量が増えないよう、システムボードを制御する。
図3は、サーバ装置のハードウェア構成の例を示す。サーバ装置は、プロセッサ11、メモリ12、バス15、外部記憶装置16、ネットワーク接続装置19を備える。さらにオプションとして、サーバ装置は、入力装置13、出力装置14、媒体駆動装置17を備えても良い。サーバ装置は、例えば、コンピュータなどで実現されることがある。
プロセッサ11は、Central Processing Unit(CPU)を含む任意の処理回路とすることができる。プロセッサ11は、電力計算部202、指標値計算部203、制御部204、電源制御部206、管理部207として動作する。なお、プロセッサ11は、例えば、外部記憶装置16に記憶されたプログラムを実行することができる。メモリ12は、記憶部205として動作し、交換部品管理情報301、SB・SP状態管理情報302、PSU状態管理情報303、FAN状態管理情報304、交換部品情報305、交換待ち部品情報306を保持する。さらに、メモリ12は、プロセッサ11の動作により得られたデータや、プロセッサ11の処理に用いられるデータも、適宜、記憶する。ネットワーク接続装置19は、他の装置との通信に使用され動作する。
入力装置13は、例えば、ボタン、キーボード、マウス等として実現され、出力装置14は、ディスプレイなどとして実現される。バス15は、プロセッサ11、メモリ12、入力装置13、出力装置14、外部記憶装置16、媒体駆動装置17、ネットワーク接続装置19の間を相互にデータの受け渡しが行えるように接続する。外部記憶装置16は、プログラムやデータなどを格納し、格納している情報を、適宜、プロセッサ11などに提供する。媒体駆動装置17は、メモリ12や外部記憶装置16のデータを可搬記憶媒体18に出力することができ、また、可搬記憶媒体18からプログラムやデータ等を読み出すことができる。ここで、可搬記憶媒体18は、フロッピイディスク、Magnet-Optical(MO)ディスク、Compact Disc Recordable(CD−R)やDigital Versatile Disc Recordable(DVD−R)を含む、持ち運びが可能な任意の記憶媒体とすることができる。
図4は、実施形態に係るサーバ装置のシステム状態の例を説明する図である。図4は、図1と同じものには、同じ番号を振っている。図4では、FANiとFANjとが冷却グループ105cに属している。冷却グループ105cは、サービスプロセッサ102を冷却する。図4のシステムボード101aは、稼動中であるため、電源はONの状態である。併せて、システムボード101aの消費電力量は、150Wである。システムボード101bは、電源がONで、消費電力量は130Wである。システムボード101cは、稼動しておらず、電源がOFFで、消費電力量は30Wである。システムボード101dは、電源がOFFで、消費電力量は30Wである。SP102は、電源がONで、消費電力量は30Wである。また、図4のサーバ装置100のFAN104(104a〜104j)の総消費電力量は、100Wである。図4は、一例であり、PSU、FANなどの数や状態は任意である。
図4のサーバ装置の具体例及び図5〜図9を用いて、本実施形態に係る保守作業の処理を説明する。以下に説明する(1)〜(10)の処理は、本実施形態に係る保守作業全体の処理の順番を説明するものである。なお、(1)〜(10)の処理の説明には、具体的な数字及び例を用いて説明する。
(1)管理者は、表示デバイスに表示されている部品の情報から、交換対象の部品を選択し、入力する。
図5は、実施形態に係る表示画面での表示例を説明する図である。図5の表示画面401aの例は、サーバ装置に実装されているPSU0〜PSU4と、FAN0〜FAN9などの各部品に関する情報を表示する。なお、表示デバイスが表示する情報は、各部品を識別するための任意の識別情報である。図5の表示画面401aの例は、各部品の識別情報の横に選択用のボックスを表示している。選択用のボックスが黒くなっている状態は、管理者が交換対象として選択したことを表している。一方、選択用のボックスが白くなっている状態は、管理者が交換対象として選択していないことを表している。管理者は、表示デバイスから交換対象の部品を選択し、Applyを押すことで情報を入力する。
図5の401aの例では、PSU0、PSU2、FAN0、FAN1、FAN4、FAN7が管理者によって選択されたため、選択用のボックスが黒くなっている。取得部209は、表示デバイスから入力された情報を取得する。取得部209は、交換対象の部品に関する識別情報を取得する。管理部207は、取得部209が取得した情報に基づいて、管理者が交換対象の部品に関する情報を交換部品情報305として記憶部205に記憶させる。管理部207の処理が終了すると、(2)の処理が実行される。
(2)電源制御部206は、システムボード及びサービスプロセッサの電源状態、消費電力、抑止状態に関する最新の情報を取得する。電源制御部206が取得した電源状態、消費電力、抑止状態に関する情報を、図6のSB・SP状態管理情報302aに示す。
図6は、実施形態に係るSB・SP状態管理情報の例を説明する図である。SB・SP状態管理情報302は、システムボード及びサービスプロセッサ毎に、電源状態、消費電力、抑止状態に関する情報を有する。図6の例では、システムボード番号0のシステムボードは、システムボード101aである。システムボード番号1のシステムボードは、システムボード101bである。システムボード番号2のシステムボードは、システムボード101cである。システムボード番号3のシステムボードは、システムボード101dである。システムボード番号SPの部品は、サービスプロセッサである。抑止状態とは、使用電力制限(パワーキャッピング)が設定されているかの情報である。電源制御部206は、電源制御部206が取得した消費電力量よりも電力量が増えないように、使用電力制限として、システムボード及びサービスプロセッサが使用する電力量に制限をかける。なお、抑止状態ONは、使用電力制限がされている状態で、抑止状態OFFは、使用電力制限がない状態である。
一例として、SB・SP状態管理情報302aは、システムボード101a及び101bの電源状態はON、システムボード101c及び101dの電源状態はOFF、サービスプロセッサの電源状態はONである。なお、電源状態のONは、稼動状態を示し、電源状態OFFは、電源が入っておらず、停止状態を示す。システムボード101a及び101bは、稼動状態であるため、消費電力量は、150W、130Wであり、システムボード101c及び101dの消費電力量30Wと比べて大きくなっている。SPの消費電力量は、50Wである。システムボード101(101a〜101d)及びサービスプロセッサの抑止状態は、OFFである。
電源制御部206は、システムボード及びサービスプロセッサから情報を取得すると、使用電力制限をする。電源制御部206は、取得した情報及び最新の抑止状態をSB・SP状態管理情報302として、記憶部205に記憶させる。ここで記憶される情報は、SB・SP状態管理情報302bの状態である。SB・SP状態管理情報302bは、使用電力制限がされている状態であるため、抑止状態はONである。電源制御部206の処理が終了すると、(3)の処理が実行される。
(3)電力計算部202は、各PSUから供給電力量の最新情報及び最大供給電力量の情報を取得する。電力計算部202が取得した供給電力量の最新情報及び最大供給電力量の情報を、図7のPSU状態管理情報303aに示す。
図7は、実施形態に係るPSU状態管理情報の例を説明する図である。PSU状態管理情報303は、PSU毎に、供給電力、最大供給電力に関する情報を有する。更に、PSU状態管理情報は、供給電力量の合計(SUP_POW)、余力電力(ENG_POW)、交換できるPSUの最大個数(MAX_PSU)を有する。PSU番号0〜PSU番号4は、PSU103a〜PSU103eに対応している。供給電力に関する情報は、電力計算部202が情報を取得した際の、システムボードなどが稼動するためにPSUから供給される電力量である。最大供給電力は、PSUの仕様上の供給可能な電力量の最大値である。
一例として、PSU状態管理情報303aにおける供給電力量は、PSU0とPSU1は150W、PSU2とPSU3は70W、PSU4は50Wである。最大供給電力量は、全て500Wである。
次に、電力計算部202は、供給電力量の合計(SUP_POW)を算出する。供給電力量の合計(SUP_POW)は、サーバ装置が実装しているPSUの供給している電力量の総和である。従って、実施例における供給電力量の合計(SUP_POW)は、以下のように算出される。
(SUP_POW)=(150W+150W+70W+70W+50W)=490W
電力計算部202は、取得した情報及び供給電力量の合計(SUP_POW)の情報をPSU状態管理情報303として、記憶部205に記憶させる。ここで記憶される情報は、PSU状態管理情報303bの状態である。なお、PSU状態管理情報303の、余力電力(ENG_POW)及び交換できるPSUの最大個数(MAX_PSU)については、後述する。
(4)指標値計算部203は、サーバ装置に実装されている各FANの状態の情報として、FANの回転数、最大回転数、冷却グループ、FANの総消費電力の情報を取得する。指標値計算部203が取得したFANの回転数、最大回転数、冷却グループを、図8AのFAN状態管理情報304aに示す。
図8は、実施形態に係るFAN状態管理情報の例を説明する図である。FAN状態管理情報304は、FAN毎に、以下の情報を有する。
情報取得時のFANの回転数(FAN_NOR)
FANのフル回転数
更に、FAN状態管理情報304は、複数のFANを冷却グループに分類する。FAN状態管理情報304は、冷却グループ毎に、以下の情報を有する。
FANが属する冷却グループ番号
FANの回転数の総和(FAN_RPM)
部品交換中に稼動しているFANの回転数(FAN_NOW)
冷却グループ毎の消費電力の総和(FAN_POW)
増加消費電力(ΔFAN_POW)
交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)
なお、FAN番号0〜FAN番号9は、FAN104a〜FAN104jに対応している。
情報取得時のFANの回転数(FAN_NOR)は、指標値計算部203が情報を取得したときのFANの回転数である。FANのフル回転数は、FANの仕様上の最大回転数である。FANが属する冷却グループ番号は、FANが属している冷却グループの識別情報である。冷却グループは、予め設定されている。
一例として、FAN0とFAN2の情報取得時のFANの回転数(FAN_NOR)は、7000rpmである。FAN1とFAN3の情報取得時のFANの回転数(FAN_NOR)は、5000rpmである。FAN4〜7の情報取得時のFANの回転数(FAN_NOR)は、1000rpmである。FAN8とFAN9の情報取得時のFANの回転数(FAN_NOR)は、4800rpmである。FAN0〜FAN9の全てのFANのフル回転数は、12000rpmである。FANが属する冷却グループ番号は、FAN番号0〜3(FAN104a〜104d)が、冷却グループ1に属している。FAN番号4〜7(FAN104e〜104h)は、冷却グループ2に属している。FAN番号8〜9(FAN104i〜104j)が、冷却グループ3に属している。実施例において、冷却処理の指標値として、FANの回転数を用いているものの、冷却能力を示す値であれば他のものを用いてもよい。
次に、指標値計算部203は、取得した値を用いて、冷却グループ毎にFAN回転数の総和(FAN_RPM)、及び、冷却グループ毎の消費電力の総和(FAN_POW)を算出する。冷却グループ毎にFAN回転数の総和(FAN_RPM)は、冷却グループに属する各FANのFAN回転数(FAN_NOR)を総和である。冷却グループ毎の消費電力の総和(FAN_POW)は、取得したFANの総消費電力の情報と各FANのFAN回転数(FAN_NOR)とから算出する。
一例として、冷却グループ1のFAN回転数の総和(FAN_RPM)は、以下のように算出される。
(7000+5000+7000+5000)=24000rpm
冷却グループ2のFAN回転数の総和(FAN_RPM)は、以下のように算出される。
(1000+1000+1000+1000)=4000rpm
冷却グループ3のFAN回転数の総和(FAN_RPM)は、以下のように算出される。
(4800+4800)=9600rpm
指標値計算部203は、冷却グループ毎の消費電力の総和(FAN_POW)を、サーバ装置が実装しているFAN全体が消費する電力量から算出する。図4の例では、サーバ装置が実装しているFAN全体が消費する電力量は、100Wである。指標値計算部203は、FANの全体の消費電力から、ΔPで示す係数を算出する。ΔPは、指標値で用いられるFANの回転数に対応した消費電力量の算出に用いられる係数である。なお、式中において、FAN0の(FAN_NOR)を、NORのように省略して記載する。NORに続く下つきの数字は、FANの番号を示す。
100W=ΔP×(NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3)
上式により、ΔPの値を算出し、指標値計算部203は、冷却グループ毎の消費電力の総和(FAN_POW)を算出する。
一例として、冷却グループ1の消費電力の総和(FAN_POW)は、以下のようになる。
ΔP×(NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3)=80W
冷却グループ2の消費電力の総和(FAN_POW)は、以下のようになる。
ΔP×(NOR^3+NOR^3+NOR^3+NOR^3)=1W
冷却グループ3の消費電力の総和(FAN_POW)は、以下のようになる。
ΔP×(NOR^3+NOR^3)=19W
指標値計算部203は、取得した値及び算出した冷却グループ毎にFAN回転数の総和(FAN_RPM)、及び、冷却グループ毎の消費電力の総和(FAN_POW)を、記憶部205に記憶させる。ここで記憶される情報は、図8AのFAN状態管理情報304bの状態である。なお、FAN状態管理情報304の、増加消費電力量(ΔFAN_POW)、交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)、部品交換中のFANの回転数(FAN_NOW)については、後述する。
なお、(3)と(4)の処理は並列に実行されてもよい。(4)の処理が(3)の処理よりも先に実行されてもよい。
<交換可能なPSUを判定するための処理>
(5−1)制御部204は、管理者が交換する部品のリストである交換部品情報305に基づいて、交換部品管理情報301を作成する。制御部204は、管理者が交換を希望する部品に対応した交換部品管理情報301の指示待ちのカテゴリーを“ON”に設定する。(5−1)処理後の状態を、図9Aの交換部品管理情報301aに示す。
図9は、実施形態に係る交換部品管理情報の例を説明する図である。交換部品管理情報301は、PSU,FAN毎に、指示待ち、交換候補、交換待ち、交換済のカテゴリーを有する。指示待ちのカテゴリーは、管理者から交換が要求された部品に対してONに設定される。指示待ちのカテゴリーは、制御部204からの指示を待っている状態にあるかの判定に用いられるカテゴリーである。交換候補は、途中処理で交換が可能かどうかの判定に用いられるカテゴリーである。交換待ちは、処理で交換可能と判断され、管理者の交換を待つ状態である。交換済みは、管理者が部品を交換後に設定されるカテゴリーである。
一例として、制御部204は、図5の表示画面401aで管理者が交換対象と要求したPSU0、PSU2、FAN0、FAN1、FAN4、FAN7に対応した指示待ちカテゴリーが、“ON”に設定する。ここで設定される情報は、図9Aの交換部品管理情報301aの状態である。なお、図9の各カテゴリー内では、“ON”“OFF”で表現されているものの、実施例を限定するものではない。
(5−2)制御部204の算出部208は、交換できるPSUの最大個数(MAX_PSU)を算出する。(MAX_PSU)の算出式及びその具体例を下に示す。下の式において、サーバに実装されているPSUの総数をA、PSUの最大供給電力量をBと記載する。
(MAX_PSU)=A―(供給電力量(SUP_POW)÷B)
従って、図4のシステムの例及び図7のPSU状態管理情報303bの例を用いて、(MAX_PSU)を算出できる。
(MAX_PSU)=5―(490÷500)=4
制御部204は、算出結果である交換できるPSUの最大個数(MAX_PSU)の情報を、PSU状態管理情報303に格納する。一例として、(MAX_PSU)の値である4が図7のPSU状態管理情報303に格納されると、図7のPSU状態管理情報303bは、PSU状態管理情報303cに更新される。
(5−3)制御部204は、図9の交換部品管理情報301(301a)における指示待ちのカテゴリーが“ON”に設定されているPSUの個数(REQ_PSU)と、交換できるPSUの最大個数(MAX_PSU)とを比較する。
(REQ_PSU)の方が(MAX_PSU)よりも大きい場合、交換対象の部品数が交換可能な部品数を上回っていることになる。制御部204は、交換できるPSUの最大個数(MAX_PSU)の値を、交換するPSUの個数(CHG_PSU)とする。一方、(MAX_PSU)の方が(REQ_PSU)よりも大きい場合、交換可能な部品数が交換対象の部品数を上回っていることになる。制御部204は、(REQ_PSU)の値を、交換するPSUの個数(CHG_PSU)とする。
図7のPSU状態管理情報303cの例では、交換できるPSUの最大個数(MAX_PSU)は、4個である。図9の交換部品管理情報301(301a)における指示待ちのカテゴリーが“ON”に設定されているPSUの個数(REQ_PSU)は、2である。そのため、交換するPSUの個数(CHG_PSU)は2となる。
(5−4)制御部204の算出部208は、サーバ装置の余力電力量(ENG_POW)を算出する。(ENG_POW)の算出式及び図7のPSU状態管理情報303bを用いた具体例を下に示す。下の式において、サーバ装置の実装しているPSUの個数をA、交換するPSUの個数(CHG_PSU)をB、交換しないPSUの個数をCと記載する。更に、下の式において、PSUの最大供給電力量(MAX_POW)をD、供給電力量(SUP_POW)をEと記載する。
交換しないPSUの個数C=A−B
(ENG_POW)=D×C−E
図4のシステムの例では、サーバ装置が実装しているPSUは、5個である。(5−3)で求められた交換されるPSUの個数(CHG_PSU)は、2個である。そのため、交換しないPSUの個数は、3個となる。図7のPSU状態管理情報303bにおけるPSUの最大供給電力量(MAX_POW)は、500Wである。供給電力量(SUP_POW)は、490Wである。実施例における(ENG_POW)は、以下のようになる。
500W×3−490W=1010W
制御部204は、算出結果であるサーバ装置の余力電力量(ENG_POW)の情報を、PSU状態管理情報303に格納する。一例として、(ENG_POW)の値である1010WがPSU状態管理情報303に格納されると、図7のPSU状態管理情報303cは、PSU状態管理情報303dに更新される。
なお、サーバ装置の余力電力量は、後述するFANの冷却処理の代替による増加電力量を確保できるかの判定に用いられる。
(5−5)制御部204は、図9Aの交換部品管理情報301(301a)内の指示待ちのカテゴリーが“ON”になっているPSUのうち、交換できるPSUの個数(CHG_PSU)分を選択する。制御部204は、選択されたPSUの指示待ちのカテゴリーを“OFF”にし、選択されたPSUの交換待ちのカテゴリーを“ON”と設定する。
指示待ちのカテゴリーが“ON”になっているPSUの全てを、交換できるPSUとして選択できない場合、供給電力量が少ないPSUを優先して選択するようにしてもよい。
一例として、(5−3)で求められた交換されるPSUの個数(CHG_PSU)は2個である。図9Aの交換部品管理情報301aでは、指示待ちのカテゴリーが“ON”になっているPSUは2個である。そのため、制御部204は、PSU0、PSU2共に、PSUの指示待ちのカテゴリーを“OFF”にし、交換待ちのカテゴリーを“ON”と設定する。設定の結果、交換部品管理情報301は、図9Aの交換部品管理情報301bの状態となる。
なお、(5−1)〜(5−5)の処理は、(3)の処理後に実施されればよい。そのため、(4)の処理と並列して実行されてもよい。
<交換できるFANを判定するための処理>
(6−1)制御部204の算出部208は、交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)を算出する。交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)の算出式及び図8AのFAN状態管理情報304(304b)を用いた実施例を下に示す。下の式において、冷却グループのFANの総数をA、FANの回転数の総和(FAN_RPM)をB、FANの最大回転数をCと記載する。
(MAX_FAN)=A―(B÷C)
冷却グループ1の交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)は、下のように算出される。
4−ceil(24000rpm÷12000rpm)=2
冷却グループ2の交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)は、下のように算出される。
4−ceil(4000rpm÷12000rpm)=3
冷却グループ3の交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)は、下のように算出される。
2−ceil(9600rpm÷12000rpm)=1
制御部204は、算出結果である交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)の情報を、FAN状態管理情報304に格納する。一例として、(MAX_FAN)の値がFAN状態管理情報304に格納されると、図8のFAN状態管理情報304bは、図8BのFAN状態管理情報304cのように更新される。
(6−2)制御部204の算出部208は、冷却グループ毎に、指示待ちのカテゴリーが“ON”に設定されているFANの個数(REQ_FAN)と、交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)とを比較する。
一例として、算出部208は、図9Aの交換部品管理情報301bの指示待ちのカテゴリーが“ON”に設定されているFANの個数(REQ_FAN)と、図8BのFAN状態管理情報304cの交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)とを比較する。図9Aの交換部品管理情報301bの例における、冷却グループ1の(REQ_FAN)は、2個であり、図8BのFAN状態管理情報304cの交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)は、2個である。冷却グループ2の(REQ_FAN)は、2個であり、(MAX_FAN)は、3個である。冷却グループ3の(REQ_FAN)は、0個であり、(MAX_FAN)は、1個である。従って、全ての冷却グループにおいて、(REQ_FAN)の方が(MAX_FAN)よりも小さくなっている。
(6−2−1)算出部208は、(REQ_FAN)の方が(MAX_FAN)よりも小さい場合、冷却グループ毎に部品交換中に稼動しているFANの回転数(FAN_NOW)を下の算出式を用いて算出する。(FAN_NOW)は、部品交換中に稼動しているFANの回転数である。下の式において、FANの回転数の総和(FAN_RPM)をA、FANの総個数をB、指示待ちのカテゴリーが“ON”に設定されているFANの個数(REQ_FAN)をCと記載する。
(FAN_NOW)=A÷(B―C)
図4のシステムの例及び図8BのFAN状態管理情報304cを用いて、具体的な値を算出する。また、図9Aの交換部品管理情報301bを参照すると、冷却グループ1の(REQ_FAN)は、2個であり、冷却グループ2の(REQ_FAN)は、2個であり、冷却グループ3の(REQ_FAN)は、0個である。
冷却グループ1の(FAN_NOW)は、下のように算出される。
24000rpm÷(4−2)=12000rpm
冷却グループ2の(FAN_NOW)は、下のように算出される。
4000rpm÷(4−2)=2000rpm
冷却グループ3の(FAN_NOW)は、下のように算出される。
9600rpm÷(2−0)=4800rpm
制御部204は、算出結果である部品交換中に稼動しているFANの回転数(FAN_NOW)の情報を、FAN状態管理情報304に格納する。一例として、(FAN_NOW)の値がFAN状態管理情報304に格納されると、図8BのFAN状態管理情報304cは、図8BのFAN状態管理情報304dのように更新される。
制御部204は、図9Aの交換部品管理情報301(301b)のFANの指示待ちのカテゴリーが“ON”になっているものを“OFF”にし、同じFANの交換候補のカテゴリーを“ON”と設定する。設定の結果、図9Aの交換部品管理情報301bは、図9Bの交換部品管理情報301cのように更新される。
(6−2−2)算出部208は、(REQ_FAN)の方が(MAX_FAN)よりも大きい場合、冷却グループ毎に部品交換中に稼動しているFANの回転数(FAN_NOW)を下の算出式を用いて算出する。下の式において、FANの回転数の総和(FAN_RPM)をA、FANの総個数をB、交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)をCと記載する。
(FAN_NOW)=A÷(B―C)
制御部204は、算出結果である部品交換中に稼動しているFANの回転数(FAN_NOW)の情報を、FAN状態管理情報304に格納する。
次に、制御部204は、図9Aの交換部品管理情報301(301b)内の指示待ちのカテゴリーが“ON”になっているFANのうち、交換できるFANの最大個数(MAX_FAN)分を選択する。制御部204は、選択されたFANの指示待ちのカテゴリーを“OFF”にし、選択されたFANの交換待ちのカテゴリーを“ON”と設定する。
(6−3)算出部208は、冷却グループ内で交換対象でないFANの回転数を上昇させることで予測されるFANの増加消費電力量(ΔFAN_POW)を算出する。冷却グループ内で交換対象でないFANの回転数を上昇させるのは、サーバ装置の動作を維持するために使用される冷却能力を維持するためである。そのため、制御部204は、交換対象のFAN分の冷却能力を交換対象でないFANで代替させる。
予測されるFANの増加消費電力量(ΔFAN_POW)は、下の算出式で求められ、更に図8BのFAN状態管理情報304dを用いた実施例も示す。なお、式中で使用されるΔPは、FANの回転数に対応した電力量を算出するために使用される定数であり、(4)で使用された係数と同じものを使用する。下の式において、交換対象の情報収集時のFAN回転数(FAN_NOR)をA、部品交換中に稼動しているFANの回転数(FAN_NOW)をB、消費電力量(FAN_POW)をCと記載する。
(ΔFAN_POW)=ΔP×(A^3+B^3)―C
図8BのFAN状態管理情報304dの例を用いた具体例を以下に示す。
冷却グループ1の(ΔFAN_POW)は、下のように算出される。
(7000rpm^3+5000rpm^3+12000rpm^3+12000rpm^3)−80W=258W
冷却グループ2の(ΔFAN_POW)は、下のように算出される。
ΔP×(1000rpm^3+1000rpm^3+2000rpm^3+2000rpm^3)−1W=15W
冷却グループ3の(ΔFAN_POW)は、下のように算出される。
ΔP×(4800rpm^3+2400rpm^3)−19W=57W
制御部204は、算出結果である冷却グループ毎の増加消費電力(ΔFAN_POW)の値を、FAN状態管理情報304に格納する。一例として、(ΔFAN_POW)の値がFAN状態管理情報304に格納されると、図8BのFAN状態管理情報304dは、図8CのFAN状態管理情報304eのように更新される。
(6−4)制御部204は、図8のFAN状態管理情報304の増加消費電力量(ΔFAN_POW)が小さい順に、図7のPSU状態管理情報303のサーバ装置の余力電力量(ENG_POW)を超えない範囲で、交換する冷却グループを選択する。
(6−4−1)制御部204は、交換する冷却グループに選択されたFANについて、図9Bの交換部品管理情報301cのFANの交換候補のカテゴリーが“ON”の交換候補のカテゴリーを“OFF”にし、交換待ちのカテゴリーを“ON”に設定する。
図8CのFAN状態管理情報304eの例において、(ΔFAN_POW)の小さい、冷却グループ2、冷却グループ3、冷却グループ1の順番で、冷却グループが選択される。冷却グループ1〜3の(ΔFAN_POW)の合計は330Wであり、(ENG_POW)が510Wを超えない。そのため、冷却グループ1〜3は、交換する冷却グループとして全て選択される。制御部204は、交換部品管理情報301のFANの交換候補のカテゴリーが“ON”で、交換する冷却グループに選択されているFANは、交換候補のカテゴリーを“OFF”にし、交換待ちのカテゴリーを“ON”に設定する。設定の結果、図9Bの交換部品管理情報301cは、図9Bの交換部品管理情報301dのように更新される。
(6−4−2)制御部204は、交換する冷却グループに選択されていないFANについて、図9Bの交換部品管理情報301cのFANの交換候補のカテゴリーが“ON”の交換候補のカテゴリーを“OFF”にし、指示待ちのカテゴリーを“ON”に設定する。
ここまでの実施例とは別に、一例として、図9Cの交換部品管理情報301eに、冷却グループ1が交換する冷却グループとして選択されていないケースを示す。交換部品管理情報301eの場合、制御部204は、交換部品管理情報301のFANの交換候補のカテゴリーが“ON”で、冷却グループ2及び3のFANについて、交換候補のカテゴリーを“OFF”にし、交換待ちのカテゴリーを“ON”に設定する。一方、制御部204は、交換部品管理情報301のFANの交換候補のカテゴリーが“ON”で、冷却グループ1のFANは、交換候補のカテゴリーを“OFF”にし、指示待ちのカテゴリーを“ON”に設定する。この処理により、冷却グループ1に属するFANは、1回目の部品の交換対象からはずれる。
(6−5)制御部204は、図9Bの交換部品管理情報301(301d)の交換待ちのカテゴリーが“ON”のPSU番号及びFAN番号を交換待ち部品情報306に格納する。交換待ち部品情報306は、PSUやFANを示す識別情報を記憶すればよい。
図9Cの交換部品管理情報301dの例では、PSU0、PSU2、FAN0、FAN1、FAN4、FAN7に関する情報が、交換待ち部品情報306に格納される。
なお、(6)の処理は、(4)の処理後に実施される。(6)の処理は、(3)の処理と並列して実行されてもよい。(6−4)の処理は、(5−4)の処理後に実行される。また、(6−5)の処理は、(5)及び(6−4)の処理が終わった後に実行される。
(7)制御部204は、図9Cの交換部品管理情報301d内のFANの交換待ちのカテゴリーが“ON”に設定されている交換対象でないFANに対して、部品交換中に稼動しているFANの回転数(FAN_NOW)を設定する。交換対象でないFANのFAN回転数を上げることで、部品の交換が可能な状態となる。
(8)管理部207の出力部210は、交換待ち部品情報306に格納されたPSU番号及びFAN番号に対応するサーバ装置の部品を交換待ちができる部品として、表示デバイスに出力する。
一例として、図5の表示画面401bのように、管理者が選択した各種部品の右に、交換待ちと表示してもよい。部品の交換が可能であることを表示できればよいため、表示手段は、これに限定しない。
管理者は、表示デバイスの表示に従って、サーバ装置に実装されている部品の交換を行う。管理者は、交換作業が終了すると、選択していた選択用ボックスからチェックを外し、Applyを押下する。これにより、管理者は、交換作業が終了したことを通知する。表示画面は、一例であり、管理者が行う操作手段及び表示内容を限定するものではない。
(9)制御部204は、交換作業の後処理を行う。制御部204は、(8)で交換したFANを稼動させ、(7)で回転数を上げたFANの回転数(FAN_NOR)に戻す。交換部品管理情報301内の交換待ちのカテゴリーが“ON”であるPSU及びFANの交換待ちのカテゴリーを“OFF”とし、交換済みのカテゴリーを“ON”に設定する。
一例として、図9Bの交換部品管理情報301dの交換済みのカテゴリーが“ON”の部品は、PSU0、PSU2、FAN0、FAN1、FAN4、FAN7である。これらの部品が、管理者により交換されたため、交換済みのカテゴリーを“ON”となり、図9Cの交換部品管理情報301fの状態となる。
制御部204は、交換部品管理情報301内の指示待ちのカテゴリーに“ON”が設定されている部品がなくなるまで、(5−1)からの処理を繰り返す。例えば、図9Cの交換部品管理情報301eに基づいて(9)の処理が行われた場合、図9Dの交換部品管理情報301gの状態となる。すると、FAN0及びFAN1は、指示待ちのカテゴリーに“ON”の状態のままなので、処理が(5−1)から繰り返される。
(10)電源制御部206は、SB・SP状態管理情報302に設定していた抑止状態を“OFF”に設定し、使用電力制限を解除する。
(1)〜(10)までの処理を行うことで、サーバ装置が実装している予備の部品が1つの場合であっても、サービスプロセッサの判定により、交換可能な部品を判定することができる。複数の部品を交換できることによって、保守の部品交換作業の時間短縮を図ることができる。図4〜図9の実施例では、例えば、PSUは、最大4台まで交換することができ、また、冷却グループ1においても、FANを2台まで交換することができる。サーバ装置に実装されている予備の部品が1台の場合において、部品を1つずつ交換する交換作業に比べて、保守作業の効率化を図ることができる。なお、(1)〜(10)までの処理は、サービスプロセッサにおいて、実施される。
なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。また、例示としてあげた具体的な数値は、本実施形態を何ら限定するものではない。
図10は、実施形態に係る部品交換の処理の例を説明するフローチャートである。電力計算部は、サーバ装置に実装されているPSUから、システムの消費電力状態に関する情報を取得する(ステップS101)。指標値計算部は、サーバ装置に実装されているFANから、システムの冷却状態に関する情報を取得する(ステップS102)。
制御部の算出部は、サーバ装置の動作の維持に使用される消費電力量を供給できる最小のPSUの個数を算出し、交換可能なPSUを求める(ステップS103)。制御部の算出部は、交換できるPSUの最大個数を算出する(ステップS104)。制御部の算出部は、サーバ装置の余力電力量(ENG_POW)を算出する(ステップS105)。制御部は、表示デバイスから指定されたPSUから、交換できるPSUの最大個数分、PSUを抽出する(ステップS106)。
制御部の算出部は、サーバ装置の動作の維持に使用される冷却能力を確保できる最小のFANの個数を算出し、使用しないFANを求める(ステップS107)。制御部の算出部は、交換するFANの冷却能力を補うために、交換対象でないFANの回転数を増やすことによる増加消費電力量を求める(ステップS108)。制御部は、交換対象でないFANの回転数を増やしても、余力電力量が十分かを判定する(ステップS109)。制御部は、表示デバイスから指定されたFANから、交換できるFANの個数分、FANを抽出する(ステップS110、ステップS109でYES)。管理部は、交換ができるPSU及びFAN名を表示デバイスに表示する(ステップS111、ステップS109でNO)。制御部は、部品の交換が完了したかを判定する(ステップS112)。S112の処理が終了すると、サーバ装置による部品交換の処理は終了する。一方、部品の交換が完了していない場合処理を、S103から繰り返す(ステップS112でNO)。
図11(図11Aと図11B)は、部品交換の詳細な処理の例を説明するフローチャートである。管理部は、表示デバイスから、管理者が入力した交換する部品に関する情報を取得する(ステップS201)。電源制御部は、システムボード及びサービスプロセッサの電源状態、消費電力、抑止状態に関する情報を取得し、併せて、システムボード及びサービスプロセッサなどに対して使用電力の制限をかける(ステップS202)。電力計算部は、供給電力量に関する情報をPSUから取得する(ステップS203)。指標値計算部は、サーバ装置に実装されている各FANの状態に関する情報を取得し、冷却グループ毎の消費電力量を算出する(ステップS204)。
制御部の算出部は、消費電力量を満たすPSUの個数を算出する(ステップS205)。制御部は、管理者が交換対象とするPSUと、サーバ装置に実装されているPSUの個数から消費電力量を満たすPSUの個数を除いた、交換できるPSUの個数と、を比較して、管理者が交換対象とするPSUの全てが交換できるかを判定する(ステップS206)。制御部は、管理者が交換対象とする全てのPSUを交換可能なPSUとする(ステップS207、ステップS206でYES)。制御部は、管理者が交換対象とするPSUのうち、一部のPSUを、交換可能なPSUとする(ステップS208、ステップS206でNO)。制御部の算出部は、サーバ装置の余力電力量(ENG_POW)を算出する(ステップS209)。制御部は、交換部品管理情報内の、指示待ちのカテゴリーが“ON”の交換可能なPSUを、“OFF”に設定し、交換可能なPSUの交換待ちのカテゴリーを“ON”と設定する(ステップS210)。
制御部の算出部は、冷却グループ毎に、冷却能力を満たすFANの個数を算出する(ステップS211)。制御部は、管理者が交換対象とするFANと、サーバ装置に実装されているFANから冷却能力を満たすFANの個数を除いた、交換できるFANの個数と、を比較して、管理者が交換対象とするFANの全てが交換できるかを判定する(ステップS212)。制御部は、管理者が交換対象とする全てのFANに対応した、交換部品管理情報内の指示待ちのカテゴリーを“OFF”に設定し、交換候補のカテゴリーを“ON”と設定する(ステップS213、ステップS212でYES)。制御部は、管理者が交換対象とするFANのうち、一部のFANに対応した、交換部品管理情報内の指示待ちのカテゴリーを“OFF”に設定し、交換候補のカテゴリーを“ON”と設定する(ステップS214、ステップS212でNO)。
制御部の算出部は、冷却グループ内で交換対象でないFANの回転数を上昇させることで予測されるFANの増加消費電力量(ΔFAN_POW)を算出する(ステップS215)。制御部は、増加消費電力量と、余力電力量とを比較し、余力電力量のほうが大きいかを判定する(ステップS216)。制御部は、交換する冷却グループを選択する(ステップS217、ステップS216でYES)。制御部は、各FANについて交換する冷却グループに属しているかを判定する(ステップS218、ステップS216でNO)。制御部は、交換部品管理情報内のFANの交換候補のカテゴリーが“ON”になっているFANの、交換候補のカテゴリーを“OFF”にし、交換待ちのカテゴリーを“ON”に設定する(ステップS219、ステップS218でYES)。制御部は、交換部品管理情報内のFANの交換候補のカテゴリーが“ON”になっているFANの、交換候補のカテゴリーを“OFF”にし、指示待ちのカテゴリーを“ON”に設定する(ステップS220、ステップS218でNO)。
制御部は、交換待ちのカテゴリーが“ON”の部品の情報に基づいて、交換待ち部品情報を作成する(ステップS221)。制御部の算出部は、交換待ち対象の冷却グループ内で、交換対象でないFANの回転数を増やす(ステップS222)。管理部は、交換待ち部品情報に格納されたPSU及びFANに関する部品の情報を、表示デバイスに表示する(ステップS223)。制御部は、部品の交換作業が終了したかを判定する(ステップS224)。交換作業が終了するまで、ステップS224の処理を繰り返す(ステップS224でNO)。保守制御部は、交換後のFANを稼動させ、回転数を上げたFANの回転数を戻す(ステップS225)。保守制御部は、交換部品管理情報内の交換待ちのカテゴリーが“ON”であるPSU及びFANの交換待ちのカテゴリーを“OFF”とし、交換済みのカテゴリーを“ON”に設定する(ステップS226)。保守制御部は、交換部品管理情報内の指示待ちのカテゴリーに“ON”が設定されている部品がなくなったかを判定する(ステップS227)。指示待ちのカテゴリーに“ON”が設定されている部品が残っている場合、処理をS205から繰り返す(ステップS227でNO)。電源制御部は、使用電力制限を解除する(ステップS228、ステップS227でYES)。サーバ装置は、部品交換の処理を終了する。
サーバ装置の部品交換時の処理によって、サーバ装置が実装している予備の部品が1つの場合であっても、サービスプロセッサの判定により、交換可能な部品を判定することができる。複数の部品を交換できることによって、保守の部品交換作業の時間短縮を図ることができる。さらに、冗長部品が複数備えられている装置に、実施形態に関わる方法が適用されると、同様に、冗長部品の数以上の数の部品を一回に交換することができる。なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。また、例示としてあげた具体的な数値は、本実施形態を何ら限定するものではない。
100 サーバ装置
101(101a〜101d) システムボード
102 サービスプロセッサ
103(103a〜103e) PSU
104(104a〜104j) FAN
105 冷却グループ
202 電力計算部
203 指標値計算部
204 制御部
205 記憶部
206 電源制御部
207 管理部
208 算出部
301 交換部品管理情報
302 SB・SP状態管理情報
303 PSU状態管理情報
304 FAN状態管理情報
305 交換部品情報
306 交換待ち部品情報

Claims (9)

  1. 情報を処理する情報処理部と、
    前記情報処理部を冷却する複数の冷却装置と、
    前記複数の冷却装置のうちの稼働中の冷却装置及び前記情報処理部に、電力を供給する複数の電源装置と、
    前記複数の電源装置が供給する供給電力量を計算する電力計算部と、
    前記情報処理部の動作を維持するための冷却処理を表す指標値を計算する指標値計算部と、
    前記指標値で表される冷却処理が可能な範囲で、前記複数の冷却装置のうちの稼動している冷却装置を停止させる制御部と、
    前記複数の冷却装置のうちの停止している冷却装置の識別子と、前記供給電力量の供給に用いない電源装置の情報を出力する出力部と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記複数の電源装置又は前記複数の冷却装置の何れかに含まれる装置のなかから、交換対象の装置の識別情報を取得する取得部と、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記指標値で表される冷却処理が可能な範囲で、前記複数の冷却装置のうちで稼動している冷却装置のなかから、前記交換対象の装置を優先的に停止させ、
    前記交換対象の装置を優先して、前記供給電力量の供給に用いない電源装置に指定する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記交換対象でない冷却装置の処理量を、前記複数の冷却装置のうちで停止される冷却装置が行っている冷却処理の量に応じた分増加させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記複数の電源装置のうち、前記供給電力量の供給に用いられる電源装置によって増加可能な電力量である増加消費電力量を算出する算出部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記複数の冷却装置のうち停止されていない装置での処理の増加による消費電力の増加量が、前記増加消費電力量以下となるように、停止させる冷却装置を決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 複数の電源装置と、複数の冷却装置と、情報を処理する情報処理部を実装する管理装置において、
    前記複数の電源装置が供給する供給電力量を計算する電力計算部と、
    前記情報処理部の動作を維持するための冷却処理を表す指標値を計算する指標値計算部と、
    前記指標値で表される冷却処理が可能な範囲で、前記複数の冷却装置のうち稼動している冷却装置を停止させる制御部と、
    前記複数の冷却装置のうちの停止している冷却装置の識別子と、前記供給電力量の供給に用いられる電源装置の情報を出力する出力部と、を備える
    ことを特徴とする管理装置。
  6. 前記複数の電源装置又は前記複数の冷却装置の何れかに含まれる装置のなかから、交換対象の装置の識別情報を取得する取得部と、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記交換対象の装置を優先して、前記指標値で表される冷却処理が可能な範囲で、前記複数の冷却装置のうちで稼動している冷却装置を停止させ、
    前記交換対象の装置を優先して、前記供給電力量の供給に用いない電源装置とする
    ことを特徴とする請求項5記載の管理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記交換対象でない装置である冷却装置の処理量を、前記複数の冷却装置のうちで停止される冷却装置が行っている冷却処理の量に応じた分増加させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 前記複数の電源装置のうち、前記供給電力量の供給に用いられる電源装置により増加可能な電力量である増加消費電力量を算出する算出部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記複数の冷却装置のうち停止されていない装置での処理の増加による消費電力の増加量が、前記増加消費電力量以下となるように、停止させる冷却装置を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の管理装置。
  9. 複数の電源装置、複数の冷却装置及び情報を処理する情報処理部を実装する情報処理装置において、
    前記複数の電源装置が供給する供給電力量を計算し、
    前記情報処理部の動作を維持するための冷却処理を表す指標値を計算し、
    前記指標値で表される冷却処理が可能な範囲で、前記複数の冷却装置のうちで稼動している冷却装置を停止し、
    前記複数の冷却装置のうちの停止している冷却装置の識別子と、前記供給電力量の供給に用いない電源装置の情報を出力する
    ことを特徴とする部品管理方法。

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