JP5991031B2 - 磁気センサ - Google Patents

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Description

本発明は、印加される磁界に応じた電気的信号を出力するセンシング部を備えた磁気センサに関するものである。
従来より、磁気抵抗素子(MRE)を有する検出ユニットを複数備えた磁気センサが特許文献1で提案されている。
各検出ユニットは線状にレイアウトされた磁気抵抗素子を備えて構成されている。また、各検出ユニットは、印加磁界の回転がsin波又はcos波として検出されるように4個の磁気抵抗素子により構成されたブリッジ回路として構成されている。各検出ユニットは、点対称又は線対称に並べられている。
そして、一方のブリッジ回路で印加磁界の回転をsin波の信号として検出し、他方のブリッジ回路で印加磁界の回転をcos波の信号として検出する。そして、これらsin波及びcos波の各信号から印加磁界の角度演算が行われる。
特開昭59−41882号公報
しかしながら、上記従来の技術では、各検出ユニットに対する印加磁界が充分でない、すなわち印加磁界が飽和磁界に達していないと、線状にレイアウトされた磁気抵抗素子自らの形状異方性により、印加磁界が引っ張られて出力波形が歪んでしまう。この出力波形の歪みは角度精度悪化に繋がってしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、印加磁界が飽和磁界に達していない場合でも、出力に含まれる形状異方性の影響を低減することができる磁気センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、印加される磁界に応じて抵抗値が変化すると共に線状にレイアウトされた第1磁気抵抗素子(12)を有し、第1磁気抵抗素子(12)の抵抗値に基づいた出力を行う第1センシング部(10)を備えている。
また、印加される磁界に応じて抵抗値が変化すると共に第1磁気抵抗素子(12)のレイアウトに対して所定角度傾けられて線状にレイアウトされた第2磁気抵抗素子(22)を有し、第2磁気抵抗素子(22)の抵抗値に基づいて、第1センシング部(10)に含まれる第1磁気抵抗素子(12)のレイアウトに基づく誤差をキャンセルするための出力を行う第2センシング部(20)を備え、第1センシング部(10)は第1磁気抵抗素子(12)を複数有し、複数の第1磁気抵抗素子(12)は360°を8等分した各領域にそれぞれ配置されており、第2センシング部(20)は第2磁気抵抗素子(22)を複数有し、複数の第2磁気抵抗素子(22)は360°を8等分した各領域にそれぞれ配置されており、第1センシング部(10)の中心と第2センシング部(20)の中心とが一致していることにより、第1センシング部(10)の外側に第2センシング部(20)が配置され、もしくは、第2センシング部(20)の外側に第1センシング部(10)が配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、第1センシング部(10)は第1磁気抵抗素子(12)を複数有し、第2センシング部(20)は第2磁気抵抗素子(22)を複数有しており、複数の第1磁気抵抗素子(12)及び複数の第2磁気抵抗素子(22)は、360°を16等分した各領域にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
これによると、第1センシング部(10)の出力に含まれる第1磁気抵抗素子(12)の形状異方性に基づく成分を、第2センシング部(20)の出力に含まれる第2磁気抵抗素子(22)の形状異方性に基づく成分によってキャンセルすることができる。したがって、印加磁界が飽和磁界に達していない場合でも、磁気センサの出力に含まれる磁気抵抗素子の形状異方性の影響を低減することができ、検出角度の精度を向上させることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る磁気センサの平面模式図である。 図1の第1検出部の回路構成を示す図である。 図1の第2検出部の回路構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る磁気センサの平面模式図である。 図4の第1磁気抵抗素子及び第2磁気抵抗素子の平面模式図である。 本発明の第3実施形態に係る磁気センサの平面模式図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る磁気センサは、例えば対象物の回転角度を検出するために用いられる。
図1に示されるように、磁気センサは、第1センシング部10と第2センシング部20を備えている。第1センシング部10は対象物の回転を検出するためのメインのセンシング部分であり、第2センシング部20は第1センシング部10の出力に含まれる誤差成分をキャンセルするためのサブのセンシング部分である。
各センシング部10、20は、それぞれ外部から受けた磁界に応じた出力を行うように構成されている。なお、各センシング部10、20は、図示しない基板にそれぞれ形成されている。
各センシング部10、20は、図1に示されるように、360°を8等分した正八角形の平面レイアウトをそれぞれなしている。本実施形態では、第1センシング部10の正八角形の中心と第2センシング部20の正八角形の中心とは一致している。また、第1センシング部10の平面サイズが第2センシング部20の平面サイズよりも大きくなっており、その結果、第2センシング部20の外周に第1センシング部10が位置するレイアウトになっている。
このように、各センシング部10、20の平面レイアウトの中心が一致しているため、各センシング部10、20がそれぞれ受ける磁界に大きな差が生じないようになっている。このため、第1センシング部10に含まれる誤差成分を精度良く取り除くことが可能となる。
正八角形を8等分した1つの領域の平面レイアウトは二等辺三角形であって頂角が45°とされ、各領域は各頂角の頂点が一致している。具体的には、第1センシング部10は第1〜第8領域11a〜11hを有し、各領域11a〜11hの各頂角の頂点の位置が一致している。第2センシング部20は第9〜第16領域21a〜21hを有し、各領域21a〜21hの各頂角の頂点の位置が一致している。つまり、全ての領域の全ての頂角の頂点の位置が一致している。
そして、図1に示されるように、第1センシング部10は線状にレイアウトされた第1磁気抵抗素子12を各領域11a〜11hに備えている。すなわち、第1センシング部10は第1磁気抵抗素子12を複数有している。同様に、第2センシング部20は線状にレイアウトされた第2磁気抵抗素子22を各領域21a〜21hに備えている。つまり、第2センシング部20も第2磁気抵抗素子22を複数有している。
第1磁気抵抗素子12は複数の素子部13と複数の配線部14とを備えて構成され、第2磁気抵抗素子22は複数の素子部23と複数の配線部24とを備えて構成されている。この素子部13、23が、印加される磁界に応じて抵抗値が変化するように構成されている。
そして、第1センシング部10においては、各領域11a〜11hのうち第1、第3、第5、第7領域11a、11c、11e、11gに配置された各第1磁気抵抗素子12が電気的に接続されて第1検出部が構成されている。一方、第2、第4、第6、第8領域11b、11d、11f、11hに配置された各第1磁気抵抗素子12が電気的に接続されて第2検出部が構成されている。
第1検出部は、基板に形成された図示しない配線パターンを介して第1領域11aの第1磁気抵抗素子12と第3、第7領域11c、11gの各第1磁気抵抗素子12とが接続され、第5領域11eの第1磁気抵抗素子12と第3、第7領域11c、11gの各第1磁気抵抗素子12とが接続されて図2のブリッジ回路を構成している。この第1検出部を構成するブリッジ回路は、sin波の信号を出力する。
一方、第2検出部は、基板に形成された図示しない配線パターンを介して第2領域11bの第1磁気抵抗素子12と第4、第8領域11d、11hの各第1磁気抵抗素子12とが接続され、第6領域11fと第4、第8領域11d、11hの各第1磁気抵抗素子12とが接続されて図3のブリッジ回路を構成している。この第2検出部を構成するブリッジ回路は、cos波の信号を出力する。
そして、図1に示されるように、各領域11a〜11hにそれぞれ配置された各第1磁気抵抗素子12の素子部13は、8個の各領域11a〜11hにおいて1つの領域の平面レイアウトにおける二等辺三角形の底辺と平行な方向に延設されている。すなわち、各領域11a〜11hの一つに形成された第1磁気抵抗素子12の素子部13の延設方向は、隣接する他の領域に形成された第1磁気抵抗素子12の素子部13の延設方向に対して45°傾いている。
このような各領域11a〜11hの配置により、図2および図3にも示されるように、第1検出部のブリッジ回路と第2検出部のブリッジ回路とは45°ずれている。
各領域11a〜11hに形成されている各第1磁気抵抗素子12は、各領域11a〜11hの頂角の頂点側に形成された素子部13ほど延設方向の長さが短くなっており、各素子部13が各配線部14で接続されることで波形にレイアウトされている。そして、第1センシング部10は、第1磁気抵抗素子12の抵抗値に基づいた出力を行う。すなわち、第1検出部からsin波の信号を出力すると共に、第2検出部からcos波の信号を出力する。
一方、第2センシング部20においては、各領域21a〜21hのうち第9、第11、第13、第15領域21a、21c、21e、21gに配置された各第2磁気抵抗素子22が電気的に接続されて第3検出部が構成されている。一方、第10、第12、第14、第16領域21b、21d、21f、21hに配置された各第1磁気抵抗素子12が電気的に接続されて第4検出部が構成されている。
第2センシング部20における各第2磁気抵抗素子22においても、各領域21a〜21hの頂角の頂点側に形成された素子部23ほど延設方向の長さが短くなっており、各素子部23が各配線部24で接続されることで波形にレイアウトされている。
なお、第3検出部は図2と同様のブリッジ回路として構成され、第4検出部は図3と同様のブリッジ回路として構成されている。この場合、第1領域11aの第1磁気抵抗素子12が第9領域21aの第2磁気抵抗素子22に対応し、第2領域11bの第1磁気抵抗素子12が第10領域21bの第2磁気抵抗素子22に対応し、順に、第8領域11hの第1磁気抵抗素子12が第16領域21hの第2磁気抵抗素子22に対応している。
このように、各センシング部10、20において、各磁気抵抗素子12、22を配置する領域を正八角形とすることで、各第1磁気抵抗素子12や各第2磁気抵抗素子22の配置の対称性が良くなる。したがって、複数の第1磁気抵抗素子12によって均等なゲージすなわち第1検出部及び第2検出部を構成することができる。同様に、複数の第2磁気抵抗素子22によって均等なゲージすなわち第3検出部及び第4検出部を構成することができる。
また、図1に示されるように、外径方向において、第1センシング部10の第1磁気抵抗素子12と第2センシング部20の第2磁気抵抗素子22とが隣同士に配置されている。このため、メインの第1磁気抵抗素子12とサブの第2磁気抵抗素子22がそれぞれ受ける磁界に大きな差が生じないようになっている。
ここで、第1磁気抵抗素子12を構成する素子部13の線の幅と素子部13の線の長さの合計は、第2磁気抵抗素子22を構成する素子部23線の幅と素子部23の長さの合計と同じになっている。これにより、第1センシング部10に含まれる第1磁気抵抗素子12の形状異方性の誤差成分と、第2センシング部20に含まれる第2磁気抵抗素子22の形状異方性の誤差成分と、を同じにすることができる。このため、当該誤差成分をキャンセルすることが可能となる。
そして、第2磁気抵抗素子22の素子部23の線状のレイアウトは、第1磁気抵抗素子12の素子部13の線状のレイアウトに対して所定角度すなわち22.5°傾けられている。この「22.5°」という角度は、第1センシング部10の出力波形と第2センシング部20の出力波形の位相に相当する角度である。言い換えると、第1センシング部10の出力に含まれる誤差波形と第2センシング部20の出力に含まれる誤差波形とを打ち消すための位相差に相当する角度である。
実際、対象物の回転角度を得るためには、第1センシング部10の第1検出部のsin波の信号と第2検出部のcos波の信号を処理し、0°から360°の回転角度に対する線形の出力を取得する。つまり、第1センシング部10の信号処理の結果から、回転角度を得る。
しかし、外部磁界が弱い場合、第1磁気抵抗素子12の素子部13の形状異方性に基づく一定周期の誤差波形が発生する。これは、第1検出部のsin波の信号と第2検出部のcos波の信号に、形状異方性に基づく誤差成分が含まれているためである。したがって、第2センシング部20をサブの検出部として設けている。すなわち、第1センシング部10の出力に含まれる誤差波形に、第2センシング部20の出力に含まれる180°位相が逆転した誤差波形を足せば、誤差波形を相殺できる。180°の位相差を8個の領域に分けているので、180°÷8=22.5°という演算に基づき、各センシング部10、20のレイアウトを22.5°傾けている。
なお、磁気センサを製造する上で設計誤差は当然に生じる。したがって、22.5°にも設計誤差が含まれる。
次に、各センシング部10、20に含まれる誤差成分をキャンセルすることについて説明する。このため、第1センシング部10の出力に基づいて算出された回転角度をy1とし、第2センシング部20の出力に基づいて算出された回転角度をy2とする。「出力に基づいて算出された」とは、第1センシング部10においては第1検出部のsin波の信号と第2検出部のcos波の信号から回転角度が算出されたことを意味する。第2センシング部20についても同様である。また、各センシング部10、20の各ブリッジ回路には同一の電圧を印加する。
そして、上述のように、角度演算によって得られたy1及びy2には実際の入力信号項(角度を示す成分)と誤差項(誤差成分)になる。具体的には、以下の数1及び数2のように表される。
(数1)
y1=θ1+a・sin(8・θ1)
(数2)
y2=θ2+b・sin(8・θ2)
ここで、θ1は入力角度(印加磁界の角度)、θ2は位相を22.5°ずらした入力角度(印加磁界の角度)である。つまり、θ2=θ1+22.5°である。また、a・sin(8・θ1)はy1に含まれる誤差項であり、b・sin(8・θ2)はy2に含まれる誤差項である。a及びbは各磁気抵抗素子12、22の素子部13、23の幅や長さに起因するパラメータである。なお、8・θ1及び8・θ2の「8」は、0°から360°の角度範囲の中に8周期の誤差の波形が含まれることに基づいている。
上記の数1のy1及びy2を加算すると共に、位相差であるθ2=θ1+22.5°を用いてθ2を消去することにより、以下の数3が得られる。
(数3)
y1+y2=2・θ1+22.5°+(a−b)・sin(8・θ1)
そして、上述のように、各磁気抵抗素子12、22の各素子部13、23の配線幅や配線長の合計が同じになるように設計されていればa−b=0となり、以下の数4のように誤差項は消去される。
(数4)
y1+y2=2θ1+22.5°
この数4に基づいて入力角度(印加磁界の角度)であるθ1を求めることができる。このように、y1及びy2における入力信号項はレイアウトに依存する22.5°の位相のためにθ2を演算で除去でき、残った誤差項は見かけ上、同周期、同位相、同振幅の波形となるのでキャンセルすることができる。
以上のように、第1センシング部10の出力に含まれる第1磁気抵抗素子12の形状異方性の誤差成分が、第2センシング部20の出力に含まれる第2磁気抵抗素子22の形状異方性の誤差成分によってキャンセルされる。したがって、印加磁界が飽和磁界に達していない場合でも磁気センサの出力に含まれる形状異方性の影響を低減することができる。すなわち、印加磁界に依存する誤差を含まない角度出力を得ることができる。また、検出角度の精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図4に示されるように、本実施形態では、第1センシング部10の複数の第1磁気抵抗素子12と第2センシング部20の複数の第2磁気抵抗素子22とが千鳥配置されている。この場合、複数の第1磁気抵抗素子12と複数の第2磁気抵抗素子22とは互いが隣同士となるように配置されている。
なお、図4では、第2センシング部20の各第2磁気抵抗素子22が配置された領域をそれぞれハッチングで示している。また、各磁気抵抗素子12、22の各素子部13、23及び各配線部14、24を省略している。
図5に示されるように、第2センシング部20の第2磁気抵抗素子22の素子部23及び配線部24のレイアウトは、第1センシング部10の第1磁気抵抗素子12の素子部13及び配線部14のレイアウトに対して22.5°傾けられている。
そして、第1実施形態と同様に、第1センシング部10は各第1磁気抵抗素子12によって第1検出部と第2検出部の各ブリッジ回路が構成される。同様に、第2センシング部20も各第2磁気抵抗素子22によって第3検出部と第4検出部の各ブリッジ回路が構成される。
以上のように、各センシング部10、20の各磁気抵抗素子12、22を千鳥状に配置することにより、基板の端部まで各磁気抵抗素子12、22を配置できるので、基板の無駄な面積やレイアウトを減らすことができ、磁気センサを小面積で実施することができる。さらに、各磁気抵抗素子12、22はそれぞれ同じ向きのレイアウトになっているので、同じレイアウトを作りやすいという製造上の利点もある。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、図6に示されるように、360°を16等分した各領域に各磁気抵抗素子12、22がそれぞれ配置されている。
なお、図6では、第2センシング部20の各第2磁気抵抗素子22が配置された領域をハッチングで示している。また、各磁気抵抗素子12、22の各素子部13、23及び各配線部14、24を省略している。
図6に示すレイアウトとすることにより、各センシング部10、20の中心が一致すると共に各領域の形状及びサイズが同じになるので、各磁気抵抗素子12、22の対称性を向上させることができる。また、各磁気抵抗素子12、22が隣同士に配置されているので、各磁気抵抗素子12、22が受ける印加磁界の大きさに差が生じないようにすることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された磁気センサの構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、第1実施形態では、第2センシング部20の外側に第1センシング部10が位置しているが、第1センシング部10の外側に第2センシング部20が配置されていても良い。これは、数4の式からも言えることであり、各センシング部10、20のどちらが内側・外側であっても、回転角度θ1は数4によって演算できる。
また、第1実施形態では、各センシング部10、20の中心を一致させていたが、この配置は一例であり、第1センシング部10の正八角形が第2センシング部20の正八角形の隣に位置していても良い。
さらに、各実施形態では、各磁気抵抗素子12、22が隣同士に配置されていたが、これは配置の一例である。したがって、全ての各磁気抵抗素子12、22が互いに隣同士に配置されずに、いくつかの磁気抵抗素子12、22が互いに配置されないレイアウトを実現しても良い。
10 第1センシング部
12 第1磁気抵抗素子
13 素子部
14 配線部
20 第2センシング部
22 第2磁気抵抗素子
23 素子部
24 配線部

Claims (5)

  1. 印加される磁界に応じて抵抗値が変化すると共に線状にレイアウトされた第1磁気抵抗素子(12)を有し、前記第1磁気抵抗素子(12)の抵抗値に基づいた出力を行う第1センシング部(10)と、
    印加される磁界に応じて抵抗値が変化すると共に前記第1磁気抵抗素子(12)のレイアウトに対して所定角度傾けられて線状にレイアウトされた第2磁気抵抗素子(22)を有し、前記第2磁気抵抗素子(22)の抵抗値に基づいて、前記第1センシング部(10)に含まれる前記第1磁気抵抗素子(12)のレイアウトに基づく誤差をキャンセルするための出力を行う第2センシング部(20)と、
    を備え
    前記第1センシング部(10)は前記第1磁気抵抗素子(12)を複数有し、前記複数の第1磁気抵抗素子(12)は360°を8等分した各領域にそれぞれ配置されており、
    前記第2センシング部(20)は前記第2磁気抵抗素子(22)を複数有し、前記複数の第2磁気抵抗素子(22)は360°を8等分した各領域にそれぞれ配置されており、
    前記第1センシング部(10)の中心と前記第2センシング部(20)の中心とが一致していることにより、前記第1センシング部(10)の外側に前記第2センシング部(20)が配置され、もしくは、前記第2センシング部(20)の外側に前記第1センシング部(10)が配置されていることを特徴とする磁気センサ。
  2. 印加される磁界に応じて抵抗値が変化すると共に線状にレイアウトされた第1磁気抵抗素子(12)を有し、前記第1磁気抵抗素子(12)の抵抗値に基づいた出力を行う第1センシング部(10)と、
    印加される磁界に応じて抵抗値が変化すると共に前記第1磁気抵抗素子(12)のレイアウトに対して所定角度傾けられて線状にレイアウトされた第2磁気抵抗素子(22)を有し、前記第2磁気抵抗素子(22)の抵抗値に基づいて、前記第1センシング部(10)に含まれる前記第1磁気抵抗素子(12)のレイアウトに基づく誤差をキャンセルするための出力を行う第2センシング部(20)と、
    を備え
    前記第1センシング部(10)は前記第1磁気抵抗素子(12)を複数有し、前記第2センシング部(20)は前記第2磁気抵抗素子(22)を複数有しており、
    前記複数の第1磁気抵抗素子(12)及び前記複数の第2磁気抵抗素子(22)は、360°を16等分した各領域にそれぞれ配置されていることを特徴とする磁気センサ。
  3. 前記第1磁気抵抗素子(12)の線の幅と線の長さの合計は、前記第2磁気抵抗素子(22)の線の幅と長さの合計と同じになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ。
  4. 前記第1磁気抵抗素子(12)と前記第2磁気抵抗素子(22)とが隣同士に配置されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の磁気センサ。
  5. 前記第2磁気抵抗素子(22)の線状のレイアウトは、前記第1磁気抵抗素子(12)の線状のレイアウトに対して22.5°傾けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の磁気センサ。
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