JP5990565B2 - 銀ナノフィラメントの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、銀のナノフィラメントの製造方法に関連する。
球状の銀ナノフィラメントは容易に合成できる。球状のナノフィラメントは、球形によって生じる体積比に対する低い表面エネルギーのために、細長いフィラメントまたは同様のスケールのワイヤーよりも容易に形成されると考えられている。「抗菌性銀組成物」に対する米国特許出願公開番号2007/0003603(2007年1月4日公表)および「金属ナノ粒子処理表面」に対する米国特許出願公開番号2007/0207335(2007年9月6日公表)の記述を含め、銀ナノ粒子を作るための合成経路の多くの説明が公表されている。しかし、ナノワイヤー、ナノフィラメントおよびナノロッドなどの細長いナノ構造は、文献ではあまり一般的ではない。
ナノワイヤーなどの銀ナノフィラメントの製造は、テンプレートに支援された方法とテンプレートなしの方法に分けられる。テンプレートに支援された方法は、例えば、カーボンナノチューブ、多孔性TiO2または銀がナノメートルスケールのフィラメントまたはワイヤーに成長するのを誘発する類似の構造などのテンプレートを利用する。直径および長さなどの特徴は、適切なテンプレートを注意深く選択することによって制御できる。ただし、テンプレートに支援された方法は、テンプレートから銀を分離することが困難なため、不純な銀構造を生じさせる。さらに、テンプレートに支援された方法は一般的に、効率が低く、合成のために数時間または数日を必要とする。
テンプレートなしの方法では一般的に、高温(例えば、約80℃〜約150℃)で、銀から銀金属のナノメートルスケールのフィラメントまたはワイヤーを還元することを伴う。直径および長さなどの特徴は、界面活性剤の量を調整することによって、または還元剤を注意深く選択することによって制御できる。テンプレートなしの方法は一般的に、効率が低く、本合成からミリグラムレベルの生産量を得るためには、典型的には数時間または数日もかかる。
テンプレートなしの方法を使用する銀のナノメートルスケールのワイヤーのマイクロ波合成が、文献に記述されている。しかし、ワイヤー形成は、マイクロ波の加熱力、時間、特定の原料の割合に大きく依存する。
ナノメートルスケールのワイヤーの典型的製造方法は、例えば、米国特許出願公開番号2005/0056118、米国特許出願公開番号2007/0074316、米国特許出願公開番号2009/0311530、米国特許出願公開番号2009/0196788、米国特許出願公開番号2010/0148132、J. Phys. Chem. B、 2005、 109、 8379、Journal of Solid State Chemistry、 Volume 179、 2009、 p.696、Chemistry of Materials 2007、 19、 1755、およびNano Letters Vol. 3、 No. 5、 667に記載されている。
銀ナノフィラメントまたはナノワイヤーの多くの製造方法が、これらの文書などで提案されているが、このようなナノフィラメントまたはナノワイヤーを、水性溶媒、オートクレーブまたは同種のものによる加圧を使用せずに短時間で、シンプル、効率的、かつコスト効率良く製造する方法に対する要求がいまだにある。さらに、銀ナノフィルムまたはナノワイヤーが酸化するのを防止することが望ましい。
従って、銀ナノフィラメントまたはナノワイヤーを製造するシンプルな方法に対するニーズがある。例えば、合成の実行に数日または数時間を要することのない、銀ナノフィラメントまたはナノワイヤーのシンプルな製造方法に対するニーズがある。また、効率的で制御の容易な、銀ナノフィラメントまたはナノワイヤーのシンプルな製造方法に対するニーズもある。
本書に記述された困難さおよび問題に対応して、本発明は、比較的速く、通常の室温(例えば、約10℃〜約25℃)で実行しうる、銀ナノフィラメントのシンプルな製造方法を提供する。銀ナノフィラメントの製造方法は、固体銀塩を液体エーテルに加えて混合物を形成するステップ、液体脂肪酸を混合物に加えるステップ、還元剤を混合物に加えるステップ、原料を反応させるステップ、および銀ナノフィラメントを回収するステップを一般的に含む。
固体銀塩は、硝酸銀でありうる。銀塩は、酢酸塩、乳酸銀、クエン酸銀、および過塩素酸銀または同種のものでありうることが意図されている。
液体エーテルは、テトラヒドロフランであることが望ましい。液体エーテルは、ジエチルエーテル、ジ-tert-ブチルエーテル、ジグリコールメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、ジメトキシメタン、ジオキサン、エチルtert-ブチルエーテル、メトキシエタン、メチルtert-ブチルエーテル、2-メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、およびテトラヒドロピランおよびその組み合わせ(テトラヒドロフランとの組み合わせを含む)でありうることが意図されている。
液体脂肪酸は、銀塩と液体エーテルの混合物に加えられる。液体脂肪酸は、不飽和脂肪酸であり、長鎖脂肪酸であることが望ましい。オレイン酸は、うまく働くことが知られている。ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、サピエン酸、リノレイン酸、α‐リノレイン酸およびその組み合わせ(オレイン酸との組み合わせを含む)など、その他の長鎖脂肪酸を使用しうることが意図されている。
還元剤が混合物に加えられる。還元剤は、テトラメチルエチレンジアミンであることが望ましい。その他のポリアミン還元剤を使用しうることが意図されている。ポリアミンおよび/またはジアミンの組み合わせを使用でき、このような組み合わせにはテトラメチルエチレンジアミンとの組み合わせを含みうる。
本発明によると、原料を、通常の室温でまたはその付近の条件で反応させる。反応は、その他の方法よりも比較的短い反応時間で実行される。例えば、本方法は、約5℃〜約35℃の範囲の温度で実行されうる。別の例として、本方法は、約10℃〜約30℃の範囲の温度で実行されうる。また別の例として、本方法は、約15℃〜約25℃の範囲の温度で実行されうる。さらに別の例として、本方法は、約20℃くらいの温度で実行されうる。原料は、約10分〜約120分の範囲の時間だけ反応させうる。例えば、原料は、約15分〜約180分の範囲の時間だけ反応させうる。別の例として、原料は、約20分〜約120分の範囲の時間だけ反応させうる。また別の例として、原料は、約30分〜約90分の範囲の時間だけ反応させうる。
本方法は容易に実行できて、個別のバッチを生成し、バッチ法として実践できるが、本方法は、半連続プロセスまたは連続プロセスとして実行されうることが意図されている。
原料が反応した後、銀ナノフィラメントが回収される。ナノフィラメントは、洗浄および/または遠心分離して粒子を分離しうる。
本開示のその他の目的、利点および用途は、以下の詳細な記述によって明確にされる。
図1は、UV/可視分光光度計を利用して生成された、テトラヒドロフラン中の銀ナノフィラメントの典型的紫外-可視スペクトルである。 図2は、透過電子顕微鏡法を使用して作成した典型的銀ナノフィラメントの顕微鏡写真である。 図3は、図2より約2.5倍拡大倍率での、典型的銀ナノフィラメントの顕微鏡写真である。 図4は、透過電子顕微鏡法を使用して作成した銀ナノフィラメントの典型的サンプルの顕微鏡写真であり、エネルギー分散X線(EDX)分光法を使用してサンプルが試験された4つの離散点を示している。 図5〜8は、図4で特定された4つの離散点のそれぞれに対応するEDX分光法の出力を示す。
以下に一つ以上の実施形態についての参照を詳細に行い、その例が図表に示されている。当然のことながら、一つの実施形態の一部として図示または記述される特徴は、さらなる実施形態を生み出すために別の実施形態で使用されうる。特許請求の範囲は、本開示の範囲および精神の範囲に入るものとしてこれらおよびその他の変更および変形を含むことが意図される。
本発明の目的では、「ナノフィラメント」および「ナノワイヤー」という用語は、互換的に使用され、何十ナノメートル(10-9メートル)以下に制約された厚さまたは直径および拘束されない長さを持つナノ構造を指す。望ましくは、ナノフィラメントまたはナノワイヤーは、約1ナノメートル(10-9メートル)の厚さまたは直径を持つ。ナノフィラメントは、枝分かれした構造を含むか、または折り畳みまたはその他の歪みを持つ。このような状況では、構造は1よりもはるかに大きなアスペクト比を持つはずである。例えば、ナノフィラメントは、5〜200またはさらに大きなアスペクト比を持ちうる。銀で作られたナノフィラメントは、その低い電気抵抗のため、電界効果トランジスタでの用途を持つ。銀で作られたナノフィラメントは、不織材料などを含むがこれに限定されない、導電性織物または材料での潜在的用途を持つ。さらに、銀は、抗菌性を持ち、例えば、銀ナノフィラメントを組み込むかまたはそれでコートされた不織材料は、抗菌活性を持ちうる。ナノフィラメントのアスペクト比は、材料の表面に塗布されるかまたは組み込まれる場合、ナノフィラメントの配向性に影響しうる。
本書に記述された困難さおよび問題に対応して、本発明は、比較的速く、通常の室温(例えば、約10℃〜約25℃)で実行しうる、ナノフィラメントのシンプルな製造方法を提供する。ナノフィラメントの製造方法は、金属塩を液体エーテルに加えて混合物を形成するステップ、液体脂肪酸を混合物に加えるステップ、還元剤を混合物に加えるステップ、原料を反応させるステップ、および金属ナノフィラメントを回収するステップを一般的に含む。本発明を説明し、その運用を実証するため、銀ナノフィラメントを調製し、特性化した。ただし、ナノフィラメントは、例えば、金、白金、インジウム、ロジウム、パラジウム、ニッケル、銅または亜鉛など、その他の金属から作られうることが意図されている。
固体銀塩は、硝酸銀でありうる。銀塩は、酢酸塩、乳酸銀、クエン酸銀、および過塩素酸銀または同種のものでありうることが意図されている。固体銀塩は、好ましくは、液体エーテルに加えた時に容易に混合・分散する乾燥微粉固体であるべきである。
液体エーテルは、テトラヒドロフラン(時にはTHF、オキソラン、1、4-エポキブタン、ブチレンオキシド、シクロテトラメチレンオキシド、オキサシクロペンタン、ジエチレンオキシド、またはテトラ-メチレンオキシドとも呼ばれる)であることが望ましい。液体エーテルは、ジエチルエーテル、ジ-tert-ブチルエーテル、ジグリコールメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、ジメトキシメタン、ジオキサン、エチルtert-ブチルエーテル、メトキシエタン、メチルtert-ブチルエーテル、2-メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、およびテトラヒドロピランでありうることが意図されている。これらの液体エーテルの組み合わせ(テトラヒドロフランとの組み合わせを含む)を使用しうる。液体エーテルは、約0.4〜約1.9の範囲の双極子モーメントを持つことが望ましい。さらに望ましくは、液体エーテルは、約1.5〜約1.7の範囲の双極子モーメントを持ちうる。
液体脂肪酸は、銀塩と液体エーテルの混合物に加えられる。液体脂肪酸は、不飽和脂肪酸である。不飽和脂肪酸は、オレイン酸などの長鎖脂肪酸であることが望ましい。ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、サピエン酸、リノレイン酸、α‐リノレイン酸およびその組み合わせ(オレイン酸との組み合わせを含む)など、その他の長鎖脂肪酸を使用しうることが意図されている。
還元剤が混合物に加えられる。還元剤を加えた後、銀塩はゆっくりと溶解する。望ましくは、還元剤は、テトラメチルエチレンジアミン(時にはTEMED、TMEDA、1、2-ビス(ジメチルアミン)-エタン、またはN、N、N’、N’-テトラメチル-エタン-1、2-ジアミン)である。その他のポリアミン還元剤を使用しうることが意図されている。例えば、2〜8個の炭素原子を持つその他のジアミンはうまく働くと考えられている。ポリアミンおよび/またはジアミンの組み合わせを使用でき、このような組み合わせにはテトラメチルエチレンジアミンとの組み合わせを含みうる。
本発明によると、原料を、通常の室温でまたはその付近の条件で反応させる。反応はすぐに始まり、ナノフィラメントが約30分以内に生じ始める。反応は、本質的に180分で完了する。これらの反応条件は、特にその他の技術が、例えばマイクロ波エネルギーなどの追加エネルギー入力を必要とする時に、通常の室温で実行されるその他の方法よりも比較的より短時間かつより簡単に作ることができると考えられる。
例えば、本方法は、約5℃〜約35℃の範囲の温度で実行されうる。別の例として、本方法は、約10℃〜約30℃の範囲の温度で実行されうる。また別の例として、本方法は、約15℃〜約25℃の範囲の温度で実行されうる。さらに別の例として、本方法は、約20℃くらいの温度で実行されうる。
原料は、約10分〜約120分の範囲の時間だけ反応させうる。例えば、原料は、約15分〜約90分の範囲の時間だけ反応させうる。別の例として、原料は、約20分〜約75分の範囲の時間だけ反応させうる。また別の例として、原料は、約30分〜約60分の範囲の時間だけ反応させうる。
本方法は容易に実行できて、個別のバッチを生成し、バッチ法として実践できるが、本方法は、半連続プロセスまたは連続プロセスとして実行されうることが意図されている。
運用の特定の理論、バッチに対する原料の相対的モル比に拘束されることなく、半連続的または連続的処理を採用しうる。
硝酸銀=1モル。
テトラヒドロフラン=425モル。
オレイン酸=約0.28モル〜約1.1モル。
テトラメチルエチレンジアミン=約7モル〜約14モル。
つまり、1モルの硝酸銀が、本発明の方法で使用される時、約425モルのテトラヒドロフランが使用されうる。0.2〜約1モルのオレイン酸が、硝酸銀とテトラヒドロフランの混合物に加えられ、約7〜14モルのテトラメチルエチレンジアミンが加えられる。これらの比率は、反応をスケールアップまたはスケールダウンするために使用されうる。もちろん、これらの比率の変形が意図されており、結果生じる銀ナノフィラメントの収率および/または特性を変えるために操作されうる。
原料が反応した後、銀ナノフィラメントが回収される。ナノフィラメントは、水またはその他の液体またはその他の液体で洗浄、および/または遠心分離して、従来技術を利用してナノフィラメントを分離しうる。
銀で作られている時、本発明のナノフィラメントは、その低い電気抵抗のため、電界効果トランジスタでの用途を持つ。銀ナノフィラメントは、不織材料などを含むがこれに限定されない、導電性織物または材料での潜在的用途を持つ。さらに、銀は、抗菌性を持ち、例えば、銀ナノフィラメントを組み込むかまたはそれでコートされた不織材料は、抗菌活性を持ちうる。ナノフィラメントのアスペクト比は、材料の表面に塗布されるかまたは組み込まれる場合、ナノフィラメントの配向性に影響しうる。
本発明の銀ナノフィラメントは、材料科学および冶金用途に適した乾燥銀ナノフィラメント粉末を製造するための開始材料ともなりうる。水性または非水性のこのような組成物は、高温環境で噴霧化されて、乾燥銀ナノフィラメント粉末を生成する。本発明の組成物は、比較的安価な化学物質から調製できるため、大規模に製造でき、商業的プロセスが非常に実行可能で、銀ナノフィラメント粉末のためのその他の乾燥プロセスと競合しうる。乾燥銀ナノフィラメント粉末製造における本発明の組成物の別の利点は、ナノフィラメントが約5〜10ナノメートルの厚さまたは直径および約数百ナノメートルの長さを持つことである。サイズ分布が比較的狭いと考えられる。これらの要因は、その他のプロセスで製造された広いサイズ分布を持つ銀ナノ粉末に比べて利点を提供しうる。
本発明の銀ナノフィラメントに対するその他の用途は、オレフィンの酸化の触媒、オレフィン化合物の分離、研磨スラリー、表面からの静電気の散逸、液体の熱伝導率の増加、導電性の増加、無線周波数または類似の放射線遮蔽の生成、表面増感ラマン分光法のための分析化学用途である。
本発明は、以下の例によってさらに説明される。ただし、このような例は、本発明の精神または範囲のいずれかをいかなる方法でも制限するものとして解釈されてはならない。
[実験]
20mlのガラスバイアルに、微粉末固体の形態の50mgの硝酸銀(約0.00029モル)を加えた。これに、10 mlのテトラヒドロフラン(約0.1233モル)を加えた。次に、25〜110マイクロリットルの間のオレイン酸(約0.00008〜約0.00032モル)を加え、その後300〜600マイクロリットルの間のテトラメチルエチレンジアミン(約0.0020〜約0.0040モル)を加えた。
次にバイアルにキャップをし、攪拌せずに室温(約21℃)で放置した。約30分後にナノフィラメントが生成し始めた。バイアル中に目に見える硝酸銀残渣がないことに基づき、反応は約3時間後に完了した。
結果生じた銀ナノフィラメントの懸濁液の一部を、テトラヒドロフランで約10倍に希釈し、結果生じた希釈懸濁液をUV/可視分光光度法に使用した。透過電子顕微鏡法(TEM)およびエネルギー分散X線(EDX)分光法のために、サンプルをレース状カーボンTEMグリッド上にドロップ被覆した。
[紫外・可視分光法]
ナノフィラメントは、UV/可視分光光度計を利用した紫外・可視分光法によって間接的に検出される。調製したままのナノフィラメント溶液300マイクロリットルを、光学ガラスキュベット内の3ミリリットルのTHFに加えることによって、Molecular Devices SpectraMax Plus 384分光光度計(カリフォルニア州サニーベールのMolecular Devices、 Inc.から入手可能)でスペクトルを収集した。今度は図1を参照すると、テトラヒドロフラン中の銀ナノフィラメントの紫外・可視スペクトルが示されている。図1に見られるように、読み取りは、2つの明確な吸収ピークを示している。一つのピークは410nmにあり、もう一方のピークは465nmにある。これらのような吸収スペクトルは、ナノ構造の表面上の電子からのプラズモン共鳴に起因する。410nmの吸収は、球状の「傍観者」ナノ粒子からの吸収およびより長いアスペクト比構造の端部での吸収による。460nmのピークは、これらの構造の側部の吸収の共鳴による。高いアスペクト比のナノ構造が2つの吸収ピークを示すのは一般的である。2つの明確な吸収ピークは、ナノフィラメント懸濁液の特徴である。
[透過電子顕微鏡法]
ナノフィラメントは、透過電子顕微鏡(TEM)も使用して観察された。図2および3は、上述の例で製造されたナノフィラメントの顕微鏡写真である。図2は、左下隅のスケールバーが50ナノメートルの顕微鏡写真である。図3は、左下隅のスケールバーが20ナノメートルの顕微鏡写真で、これは約2.5倍の拡大倍率である。顕微鏡写真は、FEI Tecnai F-20 TEM/STEM電子顕微鏡(オレゴン州ヒルズボロのFEI Companyから入手可能)を使用して取得された。FEI Tecnai F-20は、100kVの加速電圧で操作された。図2および3に見られるように、厚さが銀ナノフィラメントは約5〜10ナノメートルで、長さが数百ナノメートルである。
[エネルギー分散X線(EDX)分光法]
図4は、上述の例で製造された銀ナノフィラメントのサンプルの顕微鏡写真である。スケールバーは200ナノメートルを示している。図4は、EDX分光法を使用して、そこでサンプルが試験されたEDX取得点1〜4として番号付けされた4つの離散点を示す。EDXスペクトルは、化学的情報用EDAX EDX検出器(これもオレゴン州ヒルズボロのFEI Companyから入手可能)を備えたFEI Tecnai F-20 TEM/STEMを使用して取得した。サンプルは、分析前に、レース状炭素銅TEMグリッド上にドロップ被覆された。
図5〜8は、4つの離散点のそれぞれに対応するEDX分光法の出力の図である。
図5は、EDX取得点1で取得したEDX分光法の出力の図である。この点は、銀ナノフィラメントの間でビームの的を絞った場所であり、TEMグリッド自体に対応する。TEMグリッドは、銀ナノフィラメントの後ろのバックグラウンドの参照または対照を提供するために、的を絞った。図5のEDX分光法出力は、強い銅の信号、およびバックグラウンドのため銀からのわずかな信号のみを示している。
図6は、EDX取得点2で取得したEDX分光法の出力の図である。この点は、銀ナノフィラメントの一つに直接ビームの的を絞った場所である。図6は、強い銀の信号ならびにTEMグリッドからの銅信号を明確に示している。
図7は、EDX取得点3で取得したEDX分光法の出力の図である。この点は、銀ナノフィラメントの間でビームの的を絞った場所でもあり、EDX取得点1とは異なるTEMグリッド上の場所に対応する。図7のEDX分光法は、強い銅の信号、およびバックグラウンドのため銀からのわずかな信号のみを示している。
図8は、EDX取得点4で取得したEDX分光法の出力の図である。この点は、銀ナノフィラメントの一つの上に直接ビームの的を絞った場所であり、EDX取得点2とは異なる場所に対応する。図8は、強い銀の信号ならびにTEMグリッドからの銅信号を明確に示している。
本発明は、特定の好適実施形態に関連して記述されているが、本発明の目的で包含される主題は、これらの特定の実施形態に限定されないことが理解されるべきである。むしろ、本発明の主題は、以下の特許請求の範囲の精神および範囲内に含まれうるすべての代替物、変更および相当物を含むことが意図されている。

Claims (21)

  1. 銀ナノフィラメントの製造方法であって、前記方法が、
    固体銀塩を液体エーテルに加えて混合物を形成するステップと、
    液体脂肪酸を前記混合物に加えるステップと、
    還元剤を前記混合物に加えるステップと、
    前記混合物180分間以下の時間反応させるステップと、
    銀ナノフィラメントを回収するステップを含み、
    5℃〜35℃の範囲の温度で実行されることを特徴とする方法。
  2. 前記銀塩が、硝酸銀および酢酸銀から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記液体エーテルが0.4〜1.9の範囲の双極子モーメントを持つ、請求項1に記載の方法。
  4. 前記液体エーテルが、ジエチルエーテル、ジ-tert-ブチルエーテル、ジグリコールメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、ジメトキシメタン、ジオキサン、エチルtert-ブチルエーテル、メトキシエタン、メチルtert-ブチルエーテル、2-メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、およびテトラヒドロピランおよびその組み合わせから選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記液体脂肪酸が不飽和脂肪酸である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記不飽和脂肪酸が長鎖脂肪酸である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記長鎖脂肪酸が、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、サピエン酸、オレイン酸、リノレイン酸、およびα-リノレイン酸およびその組み合わせから選択される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記還元剤がポリアミンである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ポリアミンがジアミンである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ポリアミンが、2〜6個の炭素原子を持つジアミンである、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ジアミンが、テトラメチルエチレンジアミンである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記方法が、20℃未満の温度で実行される、請求項1に記載の方法。
  13. 前記混合物を15分〜180分間反応させる、請求項1に記載の方法。
  14. 前記方法が、連続的または半連続的方法として実施される、請求項1に記載の方法。
  15. 硝酸銀および酢酸銀から選択された固体銀塩を、ジエチルエーテル、ジ-tert-ブチルエーテル、ジグリコールメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、ジメトキシメタン、ジオキサン、エチルtert-ブチルエーテル、メトキシエタン、メチルtert-ブチルエーテル、2-メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、およびテトラヒドロピランおよびその組み合わせから選択されたエーテル溶液から選択された液体エーテルに加えて混合物を形成するステップと、
    ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、サピエン酸、オレイン酸、リノレイン酸、およびα-リノレイン酸およびその組み合わせから選択された長鎖脂肪酸を、前記混合物に加えるステップと、
    ジアミン還元剤を前記混合物に加えるステップと、
    前記混合物15〜180分間反応させるステップと、
    銀ナノフィラメントを回収するステップを含
    5℃〜35℃の範囲の温度で実行されることを特徴とする銀ナノフィラメントの製造方法。
  16. 前記ジアミン還元剤が、2〜6個の炭素原子を持つ、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ジアミン還元剤が、テトラメチルエチレンジアミンである、請求項16に記載の方法。
  18. 前記方法が、20℃未満の温度で実施される、請求項15に記載の方法。
  19. 銀ナノフィラメントの製造方法であって、前記方法が、
    固体硝酸銀をテトラヒドロフランに加えて混合物を形成するステップと、
    オレイン酸を前記混合物に加えるステップと、
    ジアミン還元剤を前記混合物に加えるステップと、
    前記混合物15〜180分間反応させるステップと、
    銀ナノフィラメントを回収するステップを含
    5℃〜35℃の範囲の温度で実行されることを特徴とする銀フィラメントの製造方法。
  20. 前記ジアミン還元剤が、テトラメチルエチレンジアミンである、請求項19に記載の方法。
  21. 前記方法が、20℃未満の温度で実施される、請求項19に記載の方法。
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