JP5990283B2 - インク組成物の濃縮 - Google Patents

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Description

一般に、静電印刷プロセスは、光導電性表面上に画像を作成し、それらが選択的に画像に結合するように、光導電性表面に荷電粒子を有するインクを塗布し、そして画像の形状で荷電粒子を印刷基板に移すことを含む。
光導電性表面は、通常シリンダ上にあり、しばしば、フォトイメージングプレート(PIP)と呼ばれる。光導電性表面は、画像と背景領域とを異なる電位で有する静電潜像で荷電される。例えば、液体キャリヤー中に荷電トナー粒子を含む静電インク組成物は、選択的に荷電された光導電性表面に接触させることができる。荷電トナー粒子は、背景領域がクリーンなまま、潜像の画像領域に付着する。画像は、その後、印刷基材(例えば、紙)に直接転写、またはより一般的には、まず、軟質弾性ブランケットであってよい中間体転写部材に転写された後、印刷基材に転写される。この方法のバリエーションは、感光体上に又は誘電物質上に静電潜像を形成するためのさまざまな方法を利用する。
図1は、インク組成物を濃縮するため、およびここで述べる方法の実施例を実施するための装置の例を示す。
図2は、インク組成物を濃縮するため、およびここで述べる方法の実施例を実施するための装置の他の例を示す。
発明の詳細な説明
本発明を開示および説明する前に、本発明は、ここに開示する特定のプロセスステップおよび材料に限定されないと理解されるべきである。何故ならば、そのようなプロセスステップおよび材料は、幾分変動し得るからである。ここで用いられる専門用語は、特定の例を説明する目的のみで用いられることもまた、理解されるべきである。該用語は、本発明の範囲は、添付特許請求の範囲およびそれらと同等のものによってのみ限定されることを意図するものであるから、該用語は、限定されるものではない。
文脈に別途明確に指示されない限り、明細書および添付特許請求の範囲において使用される単数形「a」、「an」、および「the」は、複数を含む。
ここで、「液体キャリヤー」、「キャリヤー液」、「キャリヤー」、または「キャリヤービヒクル」は、ポリマー、粒子、着色剤、チャージディレクタ、および他の添加剤が、液体静電インクまたは電子写真インクを形成するために分散し得る、流体を呼ぶ。そのようなキャリヤー液およびビヒクル成分は、当技術分野で知られている。典型的なキャリヤー液は、界面活性剤、共溶媒、粘度調整剤、および/または他の可能な成分等の種々の異なる剤の混合物を含んでよい。
ここで、「静電インク組成物」は、一般的に、典型的には、静電印刷プロセス(電子写真印刷と呼ばれることもある)に用いるのに好適である、液状のインク組成物をいう。
ここで、「顔料」は、一般的に、顔料着色剤、磁気粒子、アルミナ、シリカ、および/または他のセラミック、または有機金属を含み、そのような微粒子が色を与えるか否かは問わない。つまり、本発明の記載は、顔料着色剤の使用を主に例示しているが、用語「顔料」は、顔料着色剤のみならず、有機金属、フェライト、セラミック等の他の顔料を述べるためにより一般的に用いられる。
ここで、「コポリマー」は、少なくとも二つのモノマーから重合されるポリマーをいう。
ある種のモノマーは、ここで、ポリマーのいくらかの重量%を構成するとしてここに記載されてよい。これは、ポリマー中の該モノマーから形成される繰り返し単位が、ポリマーの該重量%を構成することを示す。
標準試験がここで述べられる場合、特段明記しない限り、参照すべき試験バージョンは、本特許出願の出願時に最新のものである。
本明細書において使用されるとき、「静電印刷」もしくは「電子写真印刷」は、フォトイメージング基材から印刷基材へと直接的に、もしくは中間転写部材を介して間接的に転写される画像を提供するプロセスを一般的に指す。このように、画像は、それが塗布されるフォトイメージング基体中に実質的に吸収されない。さらに「電子写真印刷機」もしくは「静電印刷機」は、上述の電子印刷もしくは静電印刷を実施できる印刷機を一般的に指す。「液体電子写真印刷」は、電子写真印刷の特別の型であり、ここでは、電子写真プロセスにおいて粉状トナーよりも液体インクが用いられる。静電印刷プロセスは、静電インク組成物を、例えば1000V/cmまたはそれを超える電場勾配を有する電界、例えば、1500V/cmまたはそれを超える電場勾配を有する電界へと供することを含む。
ここで、用語「およそ」は、与えられる値が、端点より「少し上」または「少し下」であってよいことを示すことによって、数値範囲の端点に柔軟性を与えるために用いられる。この用語の柔軟性の程度は、その特定の変数によって決まり、そして当業者がその経験とここでの関連する記載に基づいて決定するための知識の範囲内にあるであろう。
本明細書において使用されるとき、複数の物品、構造要素、組成要素、および/もしくは材料が、便宜上、共通のリストにおいて示される。しかしながらこれらのリストは、リストにおけるそれぞれの要素が別々の、かつ独自の要素として個別に識別されているように解釈されるべきである。このように、否定する表示がないときに、そのようなリストの個別の要素のすべては、それらが共通の群に示されることのみに基づいて同じリストの他の任意の要素の事実上の均等物として解釈されるべきではない。
濃度、量、および他の数値データは、ここで、範囲形式で表現または表される。そのような範囲形式は、便宜上、そして簡潔のために用いられるだけであって、故に、範囲の境界として明示される数値を含むだけではなく、全ての個々の数値またはその範囲内に入る部分範囲も、それらが明示されるかのように、含まれる柔軟に解釈されるべきであると、理解されるものである。実例として、数値範囲「およそ1重量%〜およそ5重量%」は、およそ1重量%〜およそ5重量%の明示した値のみではなく、個々の値、そして示した範囲の部分範囲をも含むと解釈されるべきである。故に、2、3.5、および4等の個々の値、そして1〜3、2〜4、および3〜5等の部分範囲等が、この数値範囲に含まれる。一つのみの数値を示す範囲にこれと同じ原則が適用される。更に、このような解釈は、記載される範囲または特徴の広さにかかわらず、適用されるべきである。
特段の記載がない限り、ここで述べるあらゆる特徴は、本発明のあらゆる態様、またはここで述べるあらゆる他の特徴と組み合わせてよい。
一つの態様において、(a)液体キャリヤー、および樹脂および着色剤を含む粒子を含有し、そしてインク中の固体(固形分)1g当たり0.3mg未満のチャージディレクタを含む、インク組成物を提供するステップ;
(b)インク組成物が帯電性コンベヤーに付着するような電位を印加し、インク組成物を帯電性コンベヤーと第一の電極との間に通すステップ;
(c)粒子がコンベヤーに向かって移動し、そしていくらかの液体キャリヤーが、コンベヤー上の液体キャリヤー中の粒子の濃度を増加させるために除去され、コンベヤー上に濃縮されたインクが形成され、その後、コンベヤーおよび移動表面が互いに分岐し、そして少なくともいくらかの濃縮されたインクがコンベヤーに残るように、インクが移動表面に接触し、コンベヤーと移動表面との間に電位が印加されている移動表面を越えて、コンベヤー上のインク組成物を通すステップ、および
(d)濃縮されたインクをコンベヤーから除去し、そしてそれを貯蔵容器に移動するステップを含む、インク組成物を濃縮する方法を提供する。
一つの更なる態様において、硬質陽極酸化表面被覆を有するアルミニウムコアを含む回転ドラム、表面被覆に隣接して配置された第一の電極、エラストマー材料を含む外表面層を有する金属コアを有するローラーを含み、インク組成物が無いとき、ローラーのエラストマー材料と回転ドラムの硬質陽極酸化被覆が接触しており、
電極およびローラーに−2800Vまたはそれ未満の電位を印加し、そして回転ドラムに−500Vまたはそれを超える電位を印加し、および/または電極およびローラーに2800Vまたはそれを超える電位を印加し、そして回転ドラムに500Vまたはそれ未満の電位を印加するよう設定されている、インク組成物を濃縮する装置を提供する。
本発明者らは、少量のチャージディレクタを含む、またはチャージディレクタを含まないインク組成物を濃縮出来ることを見出した。電場勾配において樹脂含有粒子を操作出来るように、樹脂含有粒子に電荷を付与するためには、チャージディレクタはなくてはならないと考えられたため、これは驚くべきことである。更に、以前は、従来技術のある方法を用いて液体静電インクを30〜35重量%またはそれを超える固体含量に濃縮することは、インク中の粒子構造を不可逆的に変え、印刷品質を落とし、そしてインクを静電印刷機で使用するには不適当にすると、考えられてきた。しかしながら、ここで述べる方法は、インクの品質に悪影響を及ぼすとは思われない。インクが濃縮された後、チャージディレクタを添加してよく、および/またはインクが希釈され、そしてその後、インクは静電印刷プロセスにおいて使用される。従来技術において、場合によっては、静電インクにおける液体キャリヤーの含量は、プリンターに送られる場合、通常は75〜80重量%である。インクは、印刷機で使用される前に、およそ98重量%液体含量まで更に希釈されてよい。インクを濃縮することにより、輸送(移動)する必要があるインク組成物の総重量を低下させ、従ってエネルギーとコストの節約になる。更に、本発明の方法は、バッチプロセスより好都合な連続プロセスであってよい。更に、例えば遠心分離機という、非常に広い設置面積となり得、そして購入するに非常に高価であり得る、何らかの考えられる濃縮機器が必要ない。
静電印刷法用インク
ステップ(a)におけるインクは、液体キャリヤーと、樹脂および着色剤を含む粒子とを含む。
樹脂は、熱可塑性ポリマーを含んでよい。特に、樹脂のポリマーは、エチレンアクリル酸コポリマー;メタクリル酸コポリマー;エチレン酢酸ビニルコポリマー;エチレン(例えば、80重量%〜99.9重量%)、およびメタクリルまたはアクリル酸のアルキル(例えば、C1〜C5)エステル(例えば、0.1重量%〜20重量%)のコポリマー;エチレン(例えば、80重量%〜99.9重量%)、アクリルまたはメタクリル酸(例えば、0.1重量%〜20.0重量%)、およびメタクリルまたはアクリル酸(例えば、0.1重量%〜20重量%)のアルキル(例えば、C1〜C5)エステルのコポリマー;ポリエチレン;ポリスチレン;イソタクチックポリプロピレン(結晶);エチレンアクリル酸エチル;ポリエステル;ポリビニルトルエン;ポリアミド;スチレン/ブタジエンコポリマー;エポキシ樹脂;アクリル樹脂(例えば、アクリルまたはメタクリル酸、およびメタクリル酸メチル(例えば、50重量重量%〜90重量%)/メタクリル酸(例えば、0重量%〜20重量%)/アクリル酸エチルヘキシル(例えば、10重量%〜50重量%)等の、アクリルまたはメタクリル酸の、アルキルが、1〜およそ20の炭素原子である、少なくとも一つのアルキルエステルのコポリマー);エチレンアクリレート三元重合体:エチレンアクリル酸エステル−無水マレイン酸(MAH)、またはメタクリル酸グリシジル(GMA)三元重合体;エチレンアクリル酸イオノマー、およびそれらの組み合わせから選択されてよい。
ある例では、樹脂は、エチレンまたはプロピレン、およびアクリル酸およびメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸のコポリマーである、第一のポリマーを含む。ある例では、第一のポリマーは、エステル基がなく、そして樹脂は、(i)エステル化アクリル酸またはエステル化メタクリル酸から選択されるエステル側基を有する第一のモノマー、(ii)アクリルまたはメタクリル酸から選択される酸性側基を有する第二モノマー、および(iii)エチレンおよびプロピレンから選択される第三モノマーのコポリマーである、エステル側基を有する第二ポリマーを更に含む。
ステップ(a)において、樹脂は、インク組成物中の固体の5重量%〜99重量%、ある例では、インク組成物の固体の50重量%〜90重量%、ある例では、インク組成物の固体の70重量%〜90重量%を構成してよい。インク組成物中の固体の残りの重量%は、着色剤、およびある例では、存在し得るあらゆる他の添加剤であってよい。
一般的に、液体キャリヤーは、他の成分のインク中における分散媒の働きをする。例えば、液体キャリヤーは、炭化水素、シリコーンオイル、植物油等を含んでよく、またそれらであってもよい。液体キャリヤーは、トナー粒子の媒体として用いられる、絶縁、非極性、非水溶性液体を含んでよいが、それらに限定されない。液体キャリヤーは、およそ10ohm−cmを上回る抵抗を持つ化合物を含んでよい。液体キャリヤーは、およそ30またはそれ未満、ある例では、およそ10またはそれ未満、ある例では、およそ5またはそれ未満、ある例では、およそ3またはそれ未満の誘電率を有してよい。液体キャリヤーは、炭化水素を含んでよいが、限定されない。該炭化水素は、脂肪族炭化水素、異性化脂肪族炭化水素、分鎖状脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、およびそれらの組み合わせを含んでよいが、それらに限定されない。液体キャリヤーの例は、脂肪族炭化水素、イソパラフィン化合物、パラフィン化合物、脱芳香族炭化水素化合物等を含むが、それらに限定されない。特に、該液体キャリヤーは、Isopar−G(商標)、Isopar−H(商標)、Isopar−L(商標)、Isopar−M(商標)、Isopar−K(商標)、Isopar−V(商標)、Norpar 12(商標)、Norpar 13(商標)、Norpar 15(商標)、Exxol D40(商標)、Exxol D80(商標)、Exxol D100(商標)、Exxol D130(商標)、およびExxol D140(商標)(EXXON CORPORATIONによって各々販売される);Teclen N−16(商標)、Teclen N−20(商標)、Teclen N−22(商標)、Nisseki Naphthesol L(商標)、Nisseki Naphthesol M(商標)、Nisseki Naphthesol H(商標)、#0 Solvent L(商標)、#0 Solvent M(商標)、#0 Solvent H(商標)、Nisseki Isosol 300(商標)、Nisseki Isosol 400(商標)、AF−4(商標)、AF−5(商標)、AF−6(商標)およびAF−7(商標)(NIPPON OIL CORPORATIONによって各々販売される)IP Solvent 1620(商標)およびIP Solvent 2028(商標)(IDEMITSU PETROCHEMICAL CO., LTD.によって各々販売される);Amsco OMS(商標)およびAmsco 460(商標)(AMERICAN MINERAL SPIRITS CORP.によって各々販売される);およびElectron,Positron,New II、Purogen HF(100%合成テルペン)(ECOLINK(商標)によって販売される)を含んでよいが、これらに限定されない。本開示の液体キャリヤーおよび他の成分は、米国特許第6,337,168号、米国特許第6,070,042、および米国特許第5,192,638号に記載され、それらすべては、参照することにより、ここに組み込まれる。
ある例では、ステップ(a)において、液体キャリヤーは、インクのおよそ20〜99.5重量%を、ある例では、インクの50〜99.5重量%を構成する。ある例では、ステップ(a)において、液体キャリヤーは、インクのおよそ40〜90重量%を構成する。ある例では、ステップ(a)において、液体キャリヤーは、インク組成物のおよそ60〜80重量%を構成する。ある例では、ステップ(a)において、液体キャリヤーは、静電インク組成物のおよそ90〜99.5%、ある例では、静電インク組成物の95〜99%を構成してよい。ある例では、インク組成物の残りの重量%は、樹脂および着色剤を含む粒子から形成される。
着色剤は、染料または顔料であってよい。粒子は、顔料を含んでよい。着色剤は、液体キャリヤーと親和性があり、そして静電印刷において有用である、あらゆる着色剤であってよい。例えば、着色剤は、顔料粒子として存在してよく、或いは、樹脂(ここで述べるポリマーに加えて)および顔料を含んでよい。該樹脂および顔料は、当技術分野で知られるものとして一般的に使用されるあらゆるものであってよい。ある例では、着色剤は、シアン顔料、マゼンタ顔料、イエロー顔料、およびブラック顔料から選択される。例えば、Permanent Yellow DHG、Permanent Yellow GR、Permanent Yellow G、Permanent Yellow NCG−71、Permanent Yellow GG、Hansa Yellow RA、Hansa Brilliant Yellow 5GX−02、Hansa Yellow X、NOVAPERM(登録商標)YELLOW HR、NOVAPERM(登録商標)YELLOW FGL、Hansa Brilliant Yellow 10GX、Permanent Yellow G3R−01、HOSTAPERM(登録商標)YELLOW H4G、HOSTAPERM(登録商標)YELLOW H3G、HOSTAPERM(登録商標)ORANGE GR、HOSTAPERM(登録商標)SCARLET GO、Permanent Rubine F6Bを含む、Hoechstによる顔料L74−1357 Yellow、L75−1331 Yellow、L75−2337 Yellowを含む、Sun Chemicalによる顔料DALAMAR(登録商標)YELLOW YT−858−Dを含む、Heubachによる顔料CROMOPHTHAL(登録商標)YELLOW 3 G、CROMOPHTHAL(登録商標)YELLOW GR、CROMOPHTHAL(登録商標)YELLOW 8 G、IRGAZINE(登録商標)YELLOW 5GT、IRGALITE(登録商標)RUBINE 4BL、MONASTRAL(登録商標)MAGENTA、MONASTRAL(登録商標)SCARLET、MONASTRAL(登録商標)VIOLET、MONASTRAL(登録商標)RED、MONASTRAL(登録商標)VIOLETを含む、Ciba−Geigyによる顔料LUMOGEN(登録商標)LIGHT YELLOW、PALIOGEN(登録商標)ORANGE、HELIOGEN(登録商標)BLUE L 690 IF、HELIOGEN(登録商標)BLUE TBD 7010、HELIOGEN(登録商標)BLUE K 7090、HELIOGEN(登録商標)BLUE L 710 IF、HELIOGEN(登録商標)BLUE L 6470、HELIOGEN(登録商標)GREEN K 8683、HELIOGEN(登録商標)GREEN L 9140を含む、BASFによる顔料QUINDO(登録商標)MAGENTA、INDOFAST(登録商標)BRILLIANT SCARLET、QUINDO(登録商標)RED 6700、QUINDO(登録商標)RED 6713、INDOFAST(登録商標)VIOLETを含む、Mobayによる顔料Maroon B STERLING(登録商標)NS BLACK、STERLING(登録商標)NSX 76、MOGUL(登録商標)Lを含む、Cabotによる顔料TIPURE(登録商標)R−101を含む、DuPontによる顔料;およびUHLICH(登録商標)BK 8200を含む、Paul Uhlichによる顔料である。
ここで述べるチャージディレクタの量は、インク組成物中のチャージディレクタの合計量に関係してよい。ある例では、チャージディレクタの複数のタイプがインク組成物に含まれてよく、そしてその量は、インク組成物中の異なるタイプの合計である。
ある先行技術では、チャージディレクタは、インク粒子に電荷を与えるためにキャリヤー液に添加される。インク組成物の固体1g当たり、チャージディレクタの0.3mgの濃度を下回る場合、あったとしても、殆ど荷電効果が見られない。方法のステップ(a)において、インク組成物は、インク組成物の固体1g当たり、0.2mg未満のチャージディレクタ、ある例では、インク組成物の固体1g当たり、0.1mg未満のチャージディレクタ、ある例では、インク組成物の固体1g当たり、0.05mg未満のチャージディレクタを含んでよい。ある例では、第一の態様のステップ(a)において、チャージディレクタは、脂肪酸のジルコニウム塩、例えば、オクタン酸ジルコニウム、スルホコハク酸の金属塩、オキシリン酸塩の金属塩、アルキルベンゼンスルホン酸の金属塩、芳香族カルボン酸またはスルホン酸の金属塩、ポリオキシエチル化アルキルアミン、レクチン、ポリビニルピロリドン、および多価アルコールの有機酸エステルから選択されるディレクタとして定義される。ある例では、方法のステップ(a)において、インク組成物は、チャージディレクタを実質的に含まない、または含まない。ある例では、方法のステップ(a)において、インク組成物は、脂肪酸のジルコニウム塩の金属塩、オクタン酸ジルコニウム、スルホコハク酸塩、オキシリン酸塩の金属塩、アルキルベンゼンスルホン酸の金属塩、芳香族カルボン酸またはスルホン酸の金属塩、ポリオキシエチル化アルキルアミン、レクチン、ポリビニルピロリドン、および多価アルコールの有機酸エステルを実質的に含まない、または含まない。ある例では、方法のステップ(a)において、インク組成物は、油溶性石油スルホン酸塩(例えば、中性Calcium Petronate(商標)、中性Barium Petronate(商標)、および塩基性Barium Petronate(商標))、ポリブチレンコハク酸塩(例えば、OLOA(商標)1200およびAmoco 575)、およびグリセリド塩(例えば、不飽和および飽和酸置換基を有するリン酸化モノーおよびジグリセリドのナトリウム塩)、スルホン酸のバリウム、ナトリウム、カルシウム、およびアルミニウム塩等のスルホン酸塩(但しそれらに限定されない)を実質的に含まない、または含まない。ある例では、方法のステップ(a)において、インク組成物は、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、およびコハク酸アルキルのスルホン酸を含むが、それらに限定されないスルホン酸を実質的に含まない、または含まない(例えば、国際公開公報第2007/130069号参照)。
静電インク組成物は、一つまたはそれ以上の添加剤、例えば、荷電補助剤、ワックス、界面活性剤、バイオサイド、有機溶媒、粘度調整剤、pH調整剤、金属イオン封鎖剤、保存剤、相溶化剤、乳化剤等を含んでよい。
ある例では、第一の態様のステップ(a)において、インク組成物は、ステアリン酸アルミニウムを含むが、それに限定されない、脂肪酸のアルミニウム塩等のアルミニウム塩を含む。これは、第一の電極と移動性コンベヤーとの間を通過後に荷電されると、樹脂粒子の電荷を安定化する働きをする。ある例では、ステアリン酸アルミニウム等のアルミニウム塩は、例えば、酸性側基を有する樹脂と併用した場合、チャージディレクタではない。
ある例では、ステップ(a)において、インクは、50pmho/cmまたはそれ未満の高磁場伝導度、ある例では、30pmho/cmまたはそれ未満の高磁場伝導度、ある例では、20pmho/cmまたはそれ未満の高磁場伝導度、ある例では、10pmho/cmまたはそれ未満の高磁場伝導度を有する。インク組成物の高磁場伝導度は、1500V/mmで直流電流を用いて23℃で測定される。
ある例では、ステップ(a)において、インクは、10pmho/cmまたはそれ未満、ある例では、5pmho/cmまたはそれ未満、ある例では、2pmho/cmまたはそれ未満、ある例では、0pmho/cmの低磁場伝導度を有する。低磁場伝導度は、一定の振幅の交流電位を二本の平行電極に印加し、そして流体を通して電流を監視することによって測定した−この場合、電場振幅は5V/mm、周波数は5Hz、そして温度は23℃であった。
帯電性コンベヤー
帯電性コンベヤーは、インク組成物を担持および移動させることが出来る、そして(組成物に?)電位を印加することが出来る、どのような好適なコンベヤーであってもよい。帯電すると、すなわち、帯電性コンベヤーと電極間に電位が加わると、粒子がコンベヤーに付着するようにコンベヤーが適応する。
コンベヤーは、通常輪を形成する連続平面を有する。ある例では、コンベヤーは、その外面がインク組成物を担持する働きをする、回転ドラムの形状である。ドラムは、あらゆる所望の角度に向けられる軸を中心に回転してよい。ある例では、ドラム軸は、水平である。ドラムは、どのような好適な形であってもよく、そしてある例では、円柱軸を形成する回転軸を有する円柱型である。
ある例では、帯電性コンベヤーは、一つまたはそれ以上のローラー等の好適なメカニズムによって稼動されるベルトの形状である。
帯電性コンベヤーは、金属を含んでいてよい。該金属は、鋼、アルミニウム、および銅、そしてこれらの金属のいずれかを含む合金から選択されてよいが、それらに限定されない。帯電性コンベヤーは、非金属、エラストマーまたは非エラストマー材料であってよい非金属材料の表面被覆を有する、例えば、ドラムといった金属基材を含んでよい。非金属、非弾性材料は、酸化金属、およびダイヤモンドライクカーボンコーティング等の炭素含有コーティングから選択されてよい。エラストマー材料は、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、EPDMゴム、ポリウレタンゴム、エポキシゴム、ブチルゴム、フルオロエラストマー(市販のViton等)、およびポリウレタンから選択される材料を含んでよい。エラストマー材料は、エラストマー材料に分散していてもよい抵抗制御剤を更に含んでよく、該抵抗制御剤は、イオン性材料、金属、または炭素から選択されてよい。イオン性材料は、第四級アンモニウム化合物であってよい。エラストマー材料に分散していて良い抵抗制御剤は、有機染料、有機顔料、有機塩、高分子電解質、無機塩、可塑剤、無機顔料、金属粒子、電荷移動錯体、または、例えば、ポリウレタンといったエラストマー材料と電荷移動錯体を形成する材料から選択されてよい。抵抗制御剤は、表面被覆の0.1〜6重量%の量で存在してよく、残りの重量%は、エラストマー材料であってよい。抵抗制御剤は、第四級アンモニウム化合物であってよく、例えば、式(NR1’2’3’)X’(式中、R1’、R2’、R3’およびRは、各々独立して、アルキルまたはアリール基を含む、但し限定はされない炭化水素であり、そして該アルキルは、置換または無置換、分枝状または直鎖状、飽和または不飽和であり、そしてX’は、ハライド等のアニオンである)の化合物である。第四級アンモニウム化合物の例は、テトラヘプチルアンモニウムブロミド、トリメチルオクタデシルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドを含むが、それらに限定されない。ある例では、抵抗制御剤は、リチウム塩である。
帯電性コンベヤーは、金属基材、例えば、酸化金属の表面被覆を有するドラムを含んでよく、そして金属基材の金属および酸化金属の金属は同じであってよい。ある例では、表面被覆は、少なくとも5μm、ある例では、少なくとも10μm、ある例では、少なくとも15μm、ある例では、少なくとも25μmの厚さを有してよい。ある例では、表面被覆は、5μm〜100μm、ある例では、20〜80μm、ある例では、30〜70μm、ある例では、45〜60μmの厚さを有してよい。ある例では、帯電性コンベヤーは、酸化金属の陽極酸化表面被覆を有する金属基材を含み、ある例では、少なくとも5μm、ある例では、少なくとも10μm、ある例では、少なくとも15μm、ある例では、少なくとも25μmの厚さを有する。ある例では、帯電性コンベヤーは、5μm〜100μm、ある例では、20〜80μm、ある例では、30〜70μm、ある例では、45〜60μmの厚さを有する、酸化金属の陽極酸化表面被覆を有する金属基材を含む。ある例では、帯電性コンベヤーは、酸化アルミニウムを含む陽極酸化表面被覆を有するアルミニウム基材を含む。ある例では、陽極酸化表面被覆は、Type IIIの陽極酸化被覆であり、当技術分野では、硬質陽極酸化またはエンジニアリング陽極酸化によって形成される被膜である、陽極酸化ハードコートと呼ばれることがある。Type IIIまたは硬質陽極酸化の実施方法は、当技術分野で知られており、そしてそのような陽極酸化の規格は、例えば、MIL−A−8625 Type III、AMS 2469H、BS ISO 10074:2010およびBS EN 2536:1995を参照でき、その全体を参照することによって、その詳細が全てここに組み込まれる。本発明者らは、金属帯電性コンベヤーの表面の硬質陽極酸化が、コンベヤーから静電インクの粒子への電荷移動を好適に制御できる好適な抵抗を有するコンベヤーを製造することを見出した。
帯電性コンベヤーは、どのような好適なサイズであってもよい。ある例では、帯電性コンベヤーは、少なくとも40cm、ある例では、少なくとも50cm、ある例では、少なくとも60cm、ある例では、少なくとも70cm、ある例では、少なくとも1m、ある例では、少なくとも2m、ある例では、少なくとも3m、ある例では、40cm〜4m、ある例では、200cm〜400cm、ある例では、250cm〜350cmの、その表面に沿って、進行方向に対して直角な表面の方向に測定された幅を有する。ある例では、帯電性コンベヤーは、その表面に沿って、進行方向に対して直角な表面の方向に測定された(すなわち、円柱の軸に対して平行な)幅が、少なくとも40cm、ある例では、少なくとも50cm、ある例では、少なくとも60cm、ある例では、少なくとも70cm、ある例では、少なくとも1m、ある例では、少なくとも2m、ある例では、少なくとも3m、ある例では、40cm〜4m、ある例では、200cm〜400cm、ある例では、250cm〜350cmである、円柱上の回転ドラムであるか、またはそれを含む。ある例では、帯電性コンベヤーは、少なくとも40cm、ある例では、少なくとも50cm、ある例では、少なくとも60cm、ある例では、少なくとも70cm、ある例では、少なくとも1m、ある例では、少なくとも2m、ある例では、40cm〜3m、ある例では、100cm〜300cm、ある例では、250cm〜350cmの直径を有する円柱状の回転ドラムであるか、またはそれを含む。ある例では、円柱の幅:円柱の直径の比率は、2:1〜1:2である。
帯電性コンベヤーは、およそ1×10〜1×1011Ohm*cmの抵抗、または、ある例では、およそ1×1010Ohm*cmの抵抗を有する表面を有してよい。
第一の電極
第一の電極は、コンベヤーと第一の電極との間に電位を印加される、どのような好適なものであってもよい。該電極は、コンベヤーに対して固定されていてよい。第一の電極は、少なくとも部分的に、帯電性コンベヤーの少なくとも一部の形に相応する形を有してよい。例えば、帯電性コンベヤーが、軸を有する円柱である場合、第一の電極は、円の一部を形成し、この円の中心が該円柱のものと同一であってよい断面を有してよい。ある例では、帯電性コンベヤーが、軸を有する円柱である場合、該電極は、円柱形の一部を形成する内部表面を有してよく、この円柱形の軸が帯電性コンベヤーの円柱の軸と同じである。
ある例において、第一の電極と帯電性コンベヤーとの間の最短距離は、0.5mm〜5mmであり、ある例では0.5mm〜2mmであり、ある例では0.8mm〜1.2mmである。
ある例では、第一電極は、帯電性コンベヤーの表面と同じ方向に移動できる表面を有するローラーまたはベルトの形状であってよく、そして帯電性コンベヤーの表面に接触してよい。第一電極がローラーの形状、例えば円柱状であり、そして移動性コンベヤーがドラムの形状である場合、第一電極のローラーは、移動性コンベヤーのドラムのローラーの直径よりも小さな直径を有してよい。ある例では、ローラーおよび/またはベルト状の複数の第一電極は、例えば、上記の通り、帯電性コンベヤーの周囲に配置されてよく、そして使用において、各々は、樹脂を含む粒子を帯電性コンベヤーに付着させるために用いられてよい。
電極は、金属および炭素を含む、但しこれらに限定されない、どのような導電性材料を含んでもよい。該電極は、銅、アルミニウム、および鋼から選択される金属を含んでよい。
方法において、電位は、インク組成物が帯電性コンベヤーに付着するようになるように印加される。帯電性コンベヤーと第一の電極との間の電位差は、500Vまたはそれを超える、ある例では、1000Vまたはそれを超える、ある例では、2000Vまたはそれを超える、ある例では、3000Vまたはそれを超える、ある例では、3200Vまたはそれを超える、ある例では、3500Vまたはそれを超える、ある例では、3800Vまたはそれを超える、ある例では、4000Vまたはそれを超えるものであってよい。帯電性コンベヤーと第一の電極との間の電位差は、500V〜7000V、ある例では、1000V〜7000V、ある例では、3000V〜6000V、ある例では、3000V〜4000Vである。帯電性コンベヤーは、第一の電極よりも正の陽性電位であってよく、或いは、帯電性コンベヤーは、第一の電極よりも負の陽性電位であってもよい。ある例では、コンベヤーの電位は、グランド(0V)、またはそれに近い、例えば、50V以内であってよい。本発明者らは、帯電性コンベヤーと第一の電極との間の相対極性は、変更可能であることを見出した−これは、第一の電位が、第二電位より、陽極性、または逆も同様、である場合、粒子が第一の電位から離れ第二電位へと移動するのみであるように、粒子が、使用するチャージディレクタにしばしば応じた、決まった極性を有する先行技術のいくつかの技術に対する利点である。これは、該方法を用いた場合、更なる多用途性を可能にする。
該方法において、コンベヤーの表面および移動表面は、1〜100cm/sec、ある例では、5〜50cm/sec、ある例では、20〜50cm/sec、ある例では、30〜50cm/sec、ある例では、10〜30cm/secの速度で動いてよい。
帯電性コンベヤーと第一の電極との間の電界は、2000V/mmまたはそれを超える、ある例では、2500V/mmまたはそれを超える、ある例では、2800V/mmまたはそれを超える、ある例では、2900V/mmまたはそれを超える、ある例では、3000V/mmまたはそれを超える、ある例では、3200V/mmまたはそれを超える、ある例では、3500V/mmまたはそれを超える、ある例では、3800V/mmまたはそれを超える、ある例では、4000V/mmまたはそれを超えるであってよい。帯電性コンベヤーと第一の電極との間の電界は、2000V/mm〜6000V/mm、ある例では、2500V/mm〜5000V/mm、ある例では、2800V/mm〜4700V/mm、ある例では、2900V/mm〜4600V/mm、ある例では、2900V/mm〜4500V/mm、ある例では、2900V/mm〜4200V/mmであってよい。本発明者らは、粒子が高磁場を通過する場合、これがその荷電を促進することを見出し、そして3000V/mmまたはそれを超えるの磁場が、例え、帯電性コンベヤーが無い場合でも、粒子の荷電を促進するのに特に効果的であることが見出された。
第一の電極は、第一の電極と帯電性コンベヤーとの分離が隙間を形成して、帯電性コンベアの下方に配置されてよい。方法は、静電印刷プロセス用インクが、少なくとも部分的に、帯電性コンベヤーと第一の電極との間の隙間を埋め、そしてステップ(b)における電位が、インクが帯電性コンベヤーに付着するようになるように印加されるものであってよい。
ある例では、第一の電極は、帯電性コンベアの下方に配置されたローラを複数含み、その各々が、濃縮されるインク組成物のリザーバ内にある(工程(a))。ある例では、帯電性コンベヤーは、非金属、非エラストマー材料の表面被覆を有するドラム形状であり、そして第一の電極は、非金属エラストマー材料の表面被覆を有する金属コアを含むローラー形状である。
移動表面
該方法は、帯電性粒子がコンベヤーに向かって移動し、そしていくらかの液体キャリヤーが、コンベヤー上の液体キャリヤー中の帯電性粒子の濃度を増加させるために除去され、コンベヤー上に濃縮されたインクが形成されるように、インクをコンベヤー上に、インクが移動表面に接触し、コンベヤーと移動表面との間に電位が印加されている移動表面を越えて通すことを含む。
移動表面は、ここで述べるドラムまたはベルト形状であってよい移動体の外表面を形成する。移動表面は、ローラーによって稼動されるドラムまたはベルトの一部を形成してよい。移動表面、およびそれが一部を形成する移動体は、移動表面と帯電性コンベヤーとの間に電位が印加されるように、バイアスされてよい。移動表面は、第二電極の一部と考えられて良い。
ある例では、移動表面は、回転ドラムの外表面を形成する。移動表面を有するドラムは、どのような所望の角度にむけられていてもよい軸を中心に回転してよい。ある例では、移動表面を有するドラムの軸は、水平である。移動表面を有するドラムは、どのような適切な形状でもよいが、ある例では、回転軸が円柱の軸を形成する、円柱状である。
ある例では、移動表面は、一つまたはそれ以上のローラー等、適切なメカニズムで稼動されるベルトの外表面を形成する。
移動表面を有する移動体は、金属を含んでいてよい。ある例では、移動表面を有する移動体は、エラストマー材料を含む表面被覆を有する金属を含んでよい。例えば、移動表面を有する移動体は、エラストマー材料を含む外表面層を有する金属コアを有するドラムを含んでよい。該金属は、鋼、アルミニウム、および銅から選択されてよいが、それらに限定されない。表面被覆または外表面層は、エラストマー材料、およびエラストマー材料に分散していてよい抵抗制御剤を含んでよい。抵抗調整剤は、エラストマー材料の抵抗を増加または減少させる(該外抵抗制御剤を持たない同材料と比較して)働きをし得る。エラストマー材料は、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、EPDMゴム、ポリウレタンゴム、エポキシゴム、ブチルゴム、フルオロエラストマー(市販のViton等)、およびポリウレタンから選択される材料を含んでよい。
エラストマー材料に分散していてもよい抵抗制御剤は、有機染料、有機顔料、有機塩、高分子電解質、無機塩、可塑剤、無機顔料、金属粒子、電荷移動錯体、または、例えば、ポリウレタンといったエラストマー材料と電荷移動錯体を形成する材料から選択されてよい。抵抗制御剤は、表面被覆の0.1〜6重量%の量で存在してよく、残りの重量%は、エラストマー材料であってよい。抵抗制御剤は、第四級アンモニウム化合物であってよく、例えば、式(NR1’2’3’)X’(式中、R1’、R2’、R3’およびRは、各々独立して、アルキルまたはアリール基を含む、但し限定はされない炭化水素であり、そして該アルキルは、置換または無置換、分枝状または直鎖状、飽和または不飽和であり、そしてX’は、ハライド等のアニオンである)の化合物である。第四級アンモニウム化合物の例は、テトラヘプチルアンモニウムブロミド、トリメチルオクタデシルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドを含むが、それらに限定されない。ある例では、抵抗制御剤は、リチウム塩である。
移動表面が、エラストマー材料を含む外側表面層を有する金属コアを有するドラムを含む移動体である場合、ドラム表面の抵抗率が、ローラーと、接触している金属棒との間で測定し、そしておよそ340mmのローラーに沿った接触の総面積が、約1cmであるとき、1x10Ohmm〜1x10Ohmm、ある例では、1x10Ohmm〜1x10Ohmmであってよい。
ある例では、帯電性コンベヤーは、非金属、エラストマー材料の表面被覆を有する金属基材、例えば、ドラムを含み、そして移動表面を有する移動体は、非金属、非エラストマー材料の表面被覆を有する金属基材、例えばドラムを含む。
ある例では、帯電性コンベヤーは、金属基材、例えば、非金属、非エラストマー材料の表面被覆を有するドラムを含み、そして移動表面を有する移動体は、金属基材、例えば、非金属、エラストマー材料であってよい、非金属材料の表面被覆を有するドラムを含む。
ある例では、複数の移動表面が帯電性コンベヤーの周囲に配置される。例えば、第一のコンベヤーは、第一のドラムを含んでよく、そして移動表面を有する複数の第二ドラムは、第一のドラムの周囲に配置される。例えば、第一のコンベヤーは、第一のドラム、そして少なくとも二つ、ある例では、少なくとも三つ、ある例では、少なくとも四つの、移動表面を有する第二ドラムが、第一のドラムの周囲に配置される。表面被覆は、107〜1011ohmcmの抵抗を有してよい。移動表面上の表面被覆は、0.001mm〜20mm、ある例では、0.05mm〜10mm、ある例では、1mm〜10mm、ある例では、1mm〜3mm、ある例では、3mm〜8mmの厚さを有してよい。移動表面を有する移動体は、米国特許第3,863,603号(磁気ブラシロールの記載参照)および米国特許第3,959,574号(バイアス可能な転送部材の記載参照)に記載されるように構成され、両者は、参照することにより、その全てがここに組み込まれる。
ある例では、帯電性コンベヤーの表面および移動表面は、同じ速度、そしてそれらが互いに最も近い点において同じ方向に進む。該方法において、コンベヤーの表面および移動表面は、1〜100cm/sec、ある例では、5〜50cm/sec、ある例では、20〜50cm/sec、ある例では、30〜50cm/sec、ある例では、10〜30cm/secの速度で進んでよい。
該方法において、帯電性粒子がコンベヤーに向かって移動し、そしていくらかの液体キャリヤーが、コンベヤー上の液体キャリヤー中の帯電性粒子の濃度を増加させるために除去され、コンベヤー上に濃縮されたインクが形成されるように、コンベヤーと移動表面との間に電位が印加される。コンベヤーと移動表面との間に印加された電位は、電極と帯電性コンベヤーとの間に印加されたものより小さくてもよい。コンベヤーと移動表面との間に印加された電位は、300〜4000V、ある例では、300〜2000V、ある例では、300〜1500V、ある例では、500〜1200V、ある例では、600〜1100V、ある例では、700〜1000V、ある例では、800〜900Vの範囲にあってよい。
ある例では、第一の電極および/または移動表面に印加された電位は、−2500Vまたはそれ未満(より負)であり、帯電性コンベヤーには−500Vよりも正の電位が印加される。ある例では、第一の電極および/または移動体に印加された電位は、−2800Vまたはそれ未満であり、帯電性コンベヤーには、−500Vより正の電位、ある例では、0Vまたはそれを超える電位が印加される。
ある例では、第一の電極および/または移動表面に印加された電位は、2500Vまたはそれを超え(より正)、帯電性コンベヤーには500V未満の電位が印加される。ある例では、第一の電極および/または移動体に印加された電位は、2800Vまたはそれを超え、帯電性コンベヤーには500V未満の電位、ある例では、0Vまたはそれ未満の電位が印加される。
ある例では、第一の電極はローラーであり、そして移動表面は、回転ドラムである移動体の一部を形成し、そして帯電性コンベヤーは、ドラム形状であり、第一の電極および/または移動表面に印加された電位は、−2500Vまたはそれ未満(より負の)であり、帯電性コンベヤーには−500Vより正の電位が印加される。ある例では、第一の電極および/または移動体に印加された電位は、−2800Vまたはそれ未満、ある例では、−3000Vまたはそれ未満であり、帯電性コンベヤーには−500Vより正の電位、ある例では、0Vまたはそれを超える電位が印加される。ある例では、第一の電極はローラーであり、帯電性コンベヤーは、ドラム形状であり、そして回転ドラム形状の複数の移動体は、移動性コンベヤーのドラムの周囲に配置され、各々が移動表面を有しており、そして第一の電極および/または移動体に印加された電位は、−2500Vまたはそれ未満、ある例では、−3000Vまたはそれ未満であり、ある例では、帯電性コンベヤーには−500Vより正の電位が印加される。
ある例では、第一の電極はローラーであり、そして移動表面は、回転ドラムである移動体の一部を形成し、そして帯電性コンベヤーは、ドラム形状であり、第一の電極および/または移動表面に印加された電位は、2500Vまたはそれを超え(より正)、帯電性コンベヤーには500V未満の電位が印加される。ある例では、第一の電極および/または移動体に印加された電位は、2800Vまたはそれを超え、ある例では、3000Vまたはそれを超え、帯電性コンベヤーには500V未満の電位、ある例では、0Vまたはそれ未満の電位が印加される。ある例では、第一の電極はローラーであり、帯電性コンベヤーは、ドラム形状であり、そして回転ドラム形状の複数の移動体は、移動性コンベヤーのドラムの周囲に配置され、各々が移動表面を有しており、第一の電極および/または移動体に印加された電位は、2500Vまたはそれを超え、ある例では、3000Vまたはそれを超え、ある例では、帯電性コンベヤーには500V未満(より負)の電位が印加される。
ある例では、濃縮されたインクが帯電性コンベヤー上に形成された後、実質的に全ての濃縮されたインクがコンベヤー上に残るように、コンベヤーおよび移動表面は互いに分岐する。ある例では、「実質的に全ての濃縮されたインク」とは、少なくとも90wt%、ある例では、少なくとも95wt%、ある例では、少なくとも99wt%の濃縮インク中の粒子が帯電性コンベヤーに付着したままであることを示す。ある例では、非常に少量の濃縮インクが移動表面に運ばれ、ある例では、全く運ばれない。ある例では、「非常に少量」とは、濃縮インク中の粒子が10重量%またはそれ未満、ある例では、5重量%、ある例では、1重量%またはそれ未満が移動表面に運ばれることを示す。
ある例では、帯電性コンベヤーも移動表面も、フォトイメージングプレート、またはその一部ではない。
ガス流
該方法は、ガス流、例えば空気を帯電性コンベヤー上の静電インクに向けることを更に含んでよい。ある例では、該方法は、複数のガス流、例えば、空気を帯電性コンベヤー上の静電インクに向けることを更に含んでよい。ガス流は、帯電性コンベヤー上の静電インクに、それが移動表面に接触する前、接触中、および/または接触した後に、向けられる。従って、ガス流は、帯電性コンベヤー上の静電インクに、それが濃縮される前、または濃縮された後、または移動表面が関わる濃縮ステップの間に、向けられる。ある例では、ガス流は、静電インクが配置された帯電性コンベヤーの表面に対して直角の角度から0〜30°のコンベヤー上の静電インクに向けられる。ある例では、ガス流は、静電インクが配置された帯電性コンベヤーの表面に対して直角の角度から0〜20°、ある例では、0〜10°、0〜5°、ある例では、およそ0°のコンベヤー上の静電インクに向けられる。例えば、該方法の間、帯電性コンベヤーが、円柱形状のドラムを含む場合、ガス流は、円柱の半径から0〜30°の角度で円柱に向けられてよい。
ある例では、ガス流(単数または複数)は、エアーナイフまたは複数のエアーナイフによって作られてよい。エアーナイフは、当業者に知られている。
例えば空気のガス流は、少なくとも50m/s、ある例では、少なくとも80m/s、ある例では、少なくとも100m/sの移動ガス速度を有していてよい。例えば空気のガス流は、50〜200m/s、ある例では、80〜150m/s、ある例では、100〜120m/sの移動ガス速度を有していてよい。
ある例では、ガス流は、60℃未満、ある例では、50℃未満、ある例では、40℃未満、ある例では、30℃未満の温度を有する。ある例では、ガス流は、10℃〜60℃の温度、ある例では、温度15℃〜50℃の温度、ある例では、20℃〜40℃の温度、ある例では、温度20℃〜30℃の温度を有する。
ガス流は、樹脂粒子の完全性に大きな影響を及ぼすことなく、インクを更に濃縮することがわかっている。
濃縮されたインクの除去
該方法は、濃縮されたインクをコンベヤーから除去し、そしてそれを貯蔵容器に運ぶことを含む。除去は、帯電性コンベヤーの表面からインクを掻き落とすことによるものであってよい。スクレーピングは、固定部材、例えば、プレートまたはブレードを、帯電性コンベヤーの表面にごく接近して、ある例では接触して設置することによって行われてよい。プレートまたはブレードは、帯電性コンベヤーの総幅に広がってよく、該幅は、通常、帯電性コンベヤーの表面の進行方向に対して直角である。固定部材は、金属またはプラスチックを含む、しかし限定されないどのような好適な材料を含んでもよい。
貯蔵容器は、静電印刷プロセス用インクの、どのような好適な容器であってもよい。ある例では、インクは、貯蔵容器に送られ、その後密封される。静電印刷プロセス用インクを含む密封された貯蔵容器は、その後、例えば、印刷を行う他の場所といった所望の場所へ運んでよい。
ある例では、該方法は、濃縮されたインクを作成し、そしてそれを貯蔵容器へ送った後、ある例では、インクを他の場所へ運び、その後、重量%での固体含量を減らすために(例えば、30重量%またはそれを超える、ある例では、40重量%またはそれを超える固体含量から、10重量%またはそれ未満、ある例では、5重量%またはそれ未満の固体含量まで)、分散媒で希釈し、そしてその後、インクを静電印刷プロセスに用いることを更に含んでよい。
プロセスのステップ(c)の終わりの濃縮されたインクは、30重量%またはそれを超える固体、ある例では、35重量%またはそれを超える固体、ある例では、40重量%またはそれを超える固体を含んでよい。
静電印刷プロセスは、
濃縮されたインクを提供し、チャージディレクタを添加し、そして必要に応じて、重量%での固体含量を減らすために、分散媒で希釈する(例えば、30重量%またはそれを超える、ある例では、40重量%またはそれを超える固体含量から、10重量%またはそれ未満、ある例では、5重量%またはそれ未満の固体含量まで)ステップ:
表面に静電潜像を形成するステップ;
現像トナー像を表面に形成するために、少なくともいくらかの粒子を表面に付着させるように、表面をインクと接触させ、そしてトナー像を印刷基材に転写するステップ
を含んでよい。
静電潜像が形成される表面は、回転部材、例えば、円柱状の表面であってよい。静電潜像が形成される表面は、フォトイメージングプレート(PIP)の一部を形成してよい。接触は、第一の態様の静電組成物を、固定電極と、静電潜像を有する表面を有する部材、または静電潜像を有する表面と接触する部材であってよい回転部材との間に通すことを含んでよい。電位は、粒子が回転部材の表面に付着するように、固定電極と回転部材との間に印加される。これは、静電インク組成物を、1000V/cmまたはそれを超える、ある例では、1500V/cmまたはそれを超える電場勾配を有する電場におくことを含む。
中間体転写部材は、ある例では、例えば、80〜160℃の温度に加熱された、回転弾性部材であってよい。印刷基材は、どのような好適な基材であってもよい。基材は、それに、画像を印刷し得るどのような好適な基材であってもよい。基材は、有機または無機材料から選択される材料を含んでよい。材料は、天然高分子材料、例えば、セルロースを含んでよい。材料は、合成高分子材料、例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレン、およびスチレンーポリブタジエン等のコポリマーを含むが、限定されない、アルキレンモノマーから形成されるポリマーを含んでよい。ポリプロピレンは、ある例では、二軸配向ポリプロピレンであってよい。材料は、シート状であってよい金属を含んでよい。金属は、例えば、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、銅(Cu)、それらの混合物から選択され、または作られる。ある例では、印刷基材は、セルロース紙を含む。ある例では、セルロース紙は、高分子材料、例えば、スチレン−ブタジエン樹脂から形成されるポリマーで被覆されている。ある例では、セルロース紙は、その表面に、高分子材料で結合(インクで印刷する前に)する無機材料を有し、ここで、無機材料は、例えば、カオリナイトまたは炭酸カルシウムから選択されてよい。印刷基材は、ある例では、紙等のセルロース印刷基材である。セルロース印刷基材は、ある例では、例えば、高分子材料のコーティングを有する被覆セルロース印刷基材である。
装置および方法の例を述べる。
図1は、静電印刷プロセス用のインクを濃縮するための装置を図式的に示す。装置は、第一のドラム1の形状の帯電性コンベヤー、ドラム1の下に位置するローラーの形状の電極2、表面3Aを持つ二つの第二ドラム、エアーナイフ4、スクレーパー5、および貯蔵容器6を含む。図1はまた、コンベヤーベルト7、調製タンク8、導管9、10、11および12、およびレセプタクル13および14を示す。
第一のドラムは、直径Dを有し、そして第二ドラム3は、直径Dを各々有する。直径Dは、直径Dとおおよそ同じかより小さい。
図に示すように、電極2は、第一のドラムの直径Dと同じかより小さい直径Dを有するローラーの形状である。第一のドラムは、ここで述べる通りであってよい。ある例では、金属、例えば、アルミニウムのコア、および陽極酸化金属の表面被覆を有する。
静電印刷プロセス用のインクが無い場合、各々の第二ドラムの表面は、第一のドラムの表面と接触している。第二ドラムの各々は、金属のコア、およびある例では、その中に第四級アミン等の抵抗制御剤が分散しているエラストマー材料、例えば、ポリウレタンの被覆を有する。
静電印刷プロセス用のインクが無い場合、第一の電極のローラーの表面は、第一のドラムの表面と接触していてよく、または隙間によって離れていてもよい。ローラーは、金属のコア、およびある例では、その中に第四級アミン等の抵抗制御剤が分散しているエラストマー材料、例えば、ポリウレタンの被覆を有する。
エアーナイフ4は、第二ドラム3の近くに時計回りに位置する。エアーナイフは、ドラムの円柱の半径に沿って、空気流がドラム1の表面に向かうように向けられる。ある例では、複数のエアーナイフが帯電性コンベヤーの近くに位置してよい。
金属ブレード形状のスクレーパー5は、バイアス手段、例えば、バネ(図示せず)によって、第一のドラム1に対して偏倚される。コンベヤーベルト7は、スクレーパーの下に位置する。貯蔵容器6は、コンベヤーベルト7の一端の下に位置する。
使用において、静電印刷プロセスに用いられるインクは、まず調製タンク8で作製される。調製タンクに入る際、インク組成物前駆体は、通常20〜25重量%の非揮発性固体量を有する。インク組成物前駆体が、濃縮用インク組成物を形成するために、ある種の添加剤の添加、および5〜10重量%の揮発性固体量までのインク組成物の更なる希釈を含む、作製の最終段階に一旦入ると、パイプまたは他の同様の中空部材であってよい導管9を経由してレセプタクル13に供給される。調製タンク8からレセプタクル13へのインクの移動を助けるために、ポンプ(図示せず)が用いられてもよい。レセプタクル13のインク組成物は、インク組成物の表面下に部分的に沈んでいるローラー2と接触している。電位V1は、電極2に印加され、電位V2は、ローラー2の最も近くに時計回りの方向に位置するドラム3に印加され、電位V3は、ローラー2から更に時計回りの方向に位置するドラム3に印加され、そして電位V4は、ドラム1に印加される。ドラム1が時計周りに回転する一方、ローラー2とドラム3は、全て反時計方向に回転する。ローラー2の回転に伴って、いくらかのインク組成物がその表面に付着する。ローラー2上のインク組成物がドラムと接触する際、電位V1およびV4は、インク組成物中の粒子が、それらが中に分散しているいくらかのキャリヤー液と共にドラム1の表面に向かって移動し、そして付着し、第一のドラム1の表面上にインクの層を形成するようなものである。第一のドラムは、インクが第二ドラム3へ向けて移動するように、時計回りに回転する。第二ドラム3の表面が第一のドラムの表面と、それらの接触部分で同じ速度で動くように、第二ドラム3が回転する。電位V2は、粒子が第一のドラムへ引き寄せられ、そして第二ドラム3から離れるように、第一のドラム1および第二ドラム3に印加される。第二ドラム3は、第一のドラムの表面上のインクに接触し、そして、全てではなくても多くの固体が、残存する液体キャリヤーと共に第一のドラムの表面に付着したままでありながら、いくらかの液体キャリヤーをインクから除去するように働く。これにより、第一のドラムの表面上に濃縮されたインクが作られる。ドラム3との接触の間、ドラム1上の組成物から分離された過剰な液体キャリヤーは、コレクター15に入る。この過剰な液体キャリヤーは、その後、必要に応じて再利用できる状態にある場合には、元の調製タンク8か、レセプタクル14かのいずれかに送られる。
その後、インクは、更なる第二ドラム3へ向かって移動し、そして通過する。再び、粒子が第一のドラムの表面に引き寄せられ、更なる第二ドラム3から離れるように、電位V3が、この更なる第二ドラム3と第一のドラム1との間に印加される。インク中の一層の液体キャリヤーが除去され、第一のドラムの表面上のインクが更に濃縮される。
濃縮されたインクは、その後、一層の液体キャリヤーを蒸発させる働きをする、エアーナイフ4によって作られる空気流を通過し、第一のドラムの表面上のインクが再び更に濃縮される。バネ等の方法によって第一のドラム1の表面に対して促され、ドラム1が更に回転すると、濃縮されたインクは、ブレード5に到達する。
ブレードは、濃縮されたインクを第一のドラム1の表面から掻き落とす働きをする。ブレードは、その(コンベヤーベルト7の)右側末端の下に位置する貯蔵容器6へインクを運ぶために、濃縮されたインクがその後、時計回りに回転しているコンベヤーベルト7に向かって下に滑り込むように向けられる。貯蔵容器6は、例えば、インク組成物を運ぶカートリッジであってよい。それは、他の場所、例えば、静電印刷用装置のある場所へ運搬されてよく、そしてその後、静電印刷に用いられる。必要に応じて、液体キャリヤーを添加することによって希釈されてよく、そしてその後、静電印刷プロセスにおいて用いられる。
図2に示す装置の更なる例において、第一の電極は、ドラム1の下に位置する固定電極2の形状である。固定電極は、ドラムの表面に沿う曲面を持ち、そして、電極2の該曲面とドラム1との間には隙間がある。使用において、濃縮されるインク組成物は、固定電極2とドラム1との間の隙間へ運ばれ、そして、粒子が荷電し、そしてドラム1に向かって動き、そして付着するようになるように、図1に関する上記の通り、電位を印加した。濃縮されるインク組成物は、容器13から、固定電極2とドラム1との間の隙間へ、適切な導管、例えば、パイプを通して、必要に応じてポンプを用いて(図示せず)運搬されてよい。
実施例
以下の実施例は、発明者に知られる本願の組成物および方法のいくつかの変形を例示する。しかしながら、以下のものは、本願の組成物および方法の本質の用途の例もしくは例示でしかないことは理解されるべきである。本願の組成物および発明の精神および範囲から離れることなく多くの修正のおよび代替の組成物および方法は当業者によって想到し得る。添付の請求項はそのような修正および変形を包含することが意図されている。このように、本願の方法および装置は、具体的に上述されるが、以下の実施例は、何がいま許容できると認識されるかということに関連してより詳細な点を与える。
装置
本発明者らは、図1に示す、そして上記のものに酷似した、但しエアーナイフを有さない装置について、本方法の実施例を行った。材料および装置の構造についての更なる詳細を以下に述べる。最適な抵抗を作り出すために、第一のドラム1として、硬質陽極酸化被覆されたアルミニウムドラムを用いた。ドラムの硬質陽極酸化被膜の厚さは、およそ60μmである。
第一のドラム1の寸法は次の通りであった:
− 直径 − 220mm
− 幅 − 310mm
電極2は、直径42mmおよび幅310mmを有するローラーの形状であった。該ローラーは、金属コア、および3mm厚のアンモニウム塩(BASFから入手可能であるLarostat)を含浸させたポリウレタンのポリウレタンコーティングを有する外層を有した。ローラー2は、その有効幅の全てに沿って、1mmの距離で第一のドラム1から離れていた。
第二ドラム3として働く、二つの導電性ゴムスクイージーローラ−は、機械的圧力および電気的バイアスをかけるそれらの有効幅の全てに沿って第一のドラム1と接触している。導電性ゴムスクイージーローラ−の各々は、3mm厚のアンモニウム塩(BASFから入手可能であるLarostat)を含浸させたポリウレタンのポリウレタンコーティングを有する金属コアを有した。第二ドラム3は、どちらも直径28mm、および幅70mmを有した。
コンベヤーベルト7、調製タンク8、導管9、10、11および12、レセプタクル13および14、およびコレクター15が装置の一部であり、図1に記載されるように配置された。
金属ブレード5は、インク掻き落とし装置として働き、そしてスクイージーローラーの後のドラムにバネで押され、濃縮された材料を回収する。この実施例では、エアーナイフは無い。
プロセススピード、すなわち、第一のドラムの表面のスピードは、試験中、400mm/秒であった。
電位V1は、電極2に印加され、電位V2は、時計回りの方向でローラー2に最も近い位置にあるドラム3に印加され、電位V3は、ローラー2から更に時計周りの方向に位置にあるドラム3に印加され、そして電位V4は、ドラム1に印加される。電位の特定の組み合わせの効果を決定するため、V1、V2、V3およびV4は、試験の間変化させた。電位は、表1に示す通りである。
重量%での総固体含量の観点から、濃縮前および後両方のインクの濃度を標準湿度計Sartorius MA150を用いて測定した。濃縮前(「インプット」濃度)のレセプタクル13のインク組成物の濃度、およびコンベヤーベルト7からの回収後の濃縮後のインク組成物の濃度の値を以下の表1に示す。
装置の生産性は、所定の時間内に所定の幅から回収されたトナーの重量によって測定された。
濃縮されるインク組成物の製造
この実施例は、チャージディレクタが欠けているインク組成物/処方の製造を説明する。このインク処方剤は、樹脂のNucrel 925、Nucrel 2806およびBynel 2022を、それぞれ重量比率72:18:10で有する処方剤を用い、そしてIsopar Lを混ぜてペースト状に作製する後、顔料、VCA(ジ/トリステアリン酸アルミニウム塩)およびHPBを添加した。このインクは、その後、Isoparおよび/またはMarcol等の重油を添加することによって使用可能な固体濃度に希釈される。
インク組成物の一般的な作製手順を以下に示す。
第一のステップとして、Nucrel 925、Nucrel 2806およびBynel 2022の樹脂を、それぞれ72:18:10の比率で、1500gのIsopar L(EXXON製のイソパラフィンオイル)キャリヤー液と共に、Ross 二軸プラネタリミキサーで、60rpmの速度で、そして130℃の温度で1時間混合した。いずれの場合にも、樹脂の合計量は、1000gであった。その後、温度を下げ、そして混合物が室温に達するまで混合を続ける。混合中に、ポリマーがIsoparを溶媒和し、そして冷却中にキャリヤー液中のポリマー顆粒(溶媒和されたキャリヤー液との)が作られる。
第二ステップとして、第一のステップで作製された混合物1000gを、荷電補助剤として、5gのトリステアリン酸アルミニウム(Riedel de−Haan)、および適量の顔料と共に、Union Process 1 S attritor ボール式摩砕機に入れた。シアン組成物を作製するため、顔料、TB5およびBSG87を、組成物の固体に対してそれぞれ、12.1および0.9重量%となるように添加した;TB5は、主となるシアン顔料、TOYO company製のフタロシアニン ピグメント ブルー 15:3を指す。BSG87は、第二のシアン顔料、BASF company(BASF)製のフタロシアニン ピグメント グリーン 7を指す。
ブラックインク組成物では、TB5およびBSG87が、15.8および3.2重量%(組成物中の固体の)の顔料、Monarch 800およびAlkali Blue D6200(それぞれ、CabotおよびFlint Groupから入手可能である)と、それぞれ置き換えられた。イエローインク組成物では、TB5およびBSG87が、11.2および2.8重量% (組成物中の固体の)の顔料、Paliotol Yellow D1 155およびPaliotol Yellow D1819(共に、BASFから入手可能である)と、それぞれ置き換えられた。マゼンタインク組成物では、TB5およびBSG87が、18および2.5重量%(組成物中の固体の)の顔料、Permanent Carmine FBB02およびQuindo Magenta 122(それぞれ、ClariantおよびSun Chemicalから入手可能である)と、それぞれ置き換えられた。
Nucrel 925、Nucrel 2806およびBynel 2022の樹脂粒子を含む、上記で作られるトナー濃縮物は、調整タンクに送られた後、追加のIsopar Lで希釈され、おおよそ5%NVSを有する、キャリヤー液の98%がIsopar Lであるトナーが作製される。
トナー粒子のNVSに対して4.5%の重量パーセントでIsopar−Lに懸濁されるワックス粒子を添加した。ワックスは、Honeywellから入手可能であるポリエチレンワックス、Acumist B6である。
上記で製造されるインク組成物は、チャージディレクタを欠いている。チャージディレクタを添加した試験は、これは合成チャージディレクタ、すなわち、国際公開公報第2007/130069号に記載の通り、一般式[R−O−C(O)CHCH(SO )C(O)−O−R2’](式中、RおよびR2’の各々は、独立してC6−25アルキルである)のスルホスクシネート部分を含むビススルホコハク酸バリウム塩である。このSCDの重量が以下の表に記載される場合、インク組成物中の固体1g当たりのビススルホコハク酸バリウム塩の重量を指す。チャージディレクタが添加される場合には、調製タンク中のインクに添加された。
試験結果、および装置の種々のコンポーネントの電位を以下の表1に示す。
Figure 0005990283
Figure 0005990283

「CD無し(No CD)」は、組成物中にチャージディレクタが存在しなかったことを示し、その一方で、単に「CD」は、上記の合成チャージディレクタが、濃縮される直前のインク組成物中の固体1g当たり、3.5〜10mgの量で存在したことを示す(インクの色および試験による)。HFは、濃縮直前のインク組成物の高磁場伝導率を示し;高磁場伝導率は、1500V/mmで、直流電力を用いて23℃で測定した。LFは、濃縮直前のインク組成物の低磁場伝導率を示し;低磁場伝導率は、一定の振幅の交流電位を二本の平行電極に印加し、そして流体を通して電流を監視することによって測定した−この場合、電場振幅は5V/mm、周波数は5Hz、そして温度は23℃であった。ドラム1の電位は、グランド(0V)に設定した。
表に示すように、チャージディレクタを含まないインク組成物の最終濃度は、チャージディレクタを含むインク組成物の最終濃度に匹敵する。電場において樹脂粒子を操作出来るように、樹脂粒子に十分な電荷を付与するためには、チャージディレクタが必要であろうという予想の観点から、これは予期しないことである。従って、インク組成物を持たない濃縮されたインク組成物の製造を可能にする。チャージディレクタを含まない濃縮されたインクは、必要に応じて保存され、そして充填されてよい。静電印刷において、濃縮されたインクは、その濃縮形状、または必要に応じて希釈、そして必要に応じてチャージディレクタを添加して使用されてよい。
発明が特定の実施態様を参照して説明されているが、当業者なら本開示の精神を離れることなくさまざまな修正、変化、省略、および置換をなしえることを理解し得るであろう。それゆえ、本発明は以下の請求項の範囲によってのみ限定されることが意図されている。他に特に言及されていない限り、任意の従属請求項の特徴は他の任意の従属項の特徴と組み合わせることができる。

Claims (15)

  1. (a)液体キャリヤー、並びに樹脂および着色剤を含む粒子を含有するインク組成物であって、インク組成物の固体1g当たり0.3mg未満のチャージディレクタを含むインク組成物を提供するステップ;
    (b)インク組成物が帯電性コンベヤーに付着するような電位を印加し、その中でコンベヤーと第一の電極との間の電界が2000V/mmまたはそれを超え、インク組成物を帯電性コンベヤーと第一の電極との間に通すステップ;
    (c)インクが移動表面に接触し、コンベヤーと移動表面との間に電位が印加され、帯電性粒子がコンベヤーに向かって移動し、そしていくらかの液体キャリヤーが、コンベヤー上の液体キャリヤー中の帯電性粒子の濃度を増加させるために除去され、コンベヤー上に濃縮されたインクが形成され、その後、コンベヤーおよび移動表面が互いに分かれ、そして少なくともいくらかの濃縮されたインクがコンベヤーに残るように、移動表面を越えて、コンベヤー上のインク組成物を通すステップ、および
    (d)濃縮されたインクをコンベヤーから除去し、そしてそれを貯蔵容器に移動するステップを含む、インク組成物を濃縮する方法。
  2. 帯電性コンベヤーと第一の電極との間の電界が、2800V/mmまたはそれを超える、請求項1に記載の方法。
  3. 帯電性コンベヤーが、円柱状の回転ドラムである、または円柱状の回転ドラムを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. ドラムが、非金属、エラストマー、または非エラストマー材料の表面被覆を有する金属コアを含む、請求項3に記載の方法。
  5. ドラムが、硬質陽極酸化表面被覆を有するアルミニウムコアを含む、請求項3に記載の方法。
  6. 移動表面が、回転ドラムの形状の移動体の一部を形成する、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 回転ドラムの形状の移動体が、エラストマー材料を含む外表面層を有する金属コアを有する、請求項6に記載の方法。
  8. 電極が、エラストマー材料を含む外表面層を有する金属コアを有するローラーの形状である、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 第一の電極と移動表面に印加された電位が、−2500Vまたはそれ未満であり、そして帯電性コンベヤーに印加された電位が−500Vまたはそれを超える、あるいは第一の電極と移動表面に印加された電位が2500Vまたはそれを超え、そして帯電性コンベヤーに印加された電位が500Vまたはそれ未満である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. ステップ(a)において、インク組成物が、インク組成物の固体1g当たり、0.2mg未満のチャージディレクタを含む、あるいはチャージディレクタを含まない、請求項1に記載の方法。
  11. 帯電性コンベヤーが、円柱状の回転ドラムである、または円柱状の回転ドラムを含み、ドラムが、アルミニウムを含み、そして硬質陽極酸化表面被覆を有するコアを含み、電極が、エラストマー材料を含む外表面層を有する金属コアを含むローラーの形状であり、そして移動表面が、エラストマー材料を含む外表面層を有する金属コアを有する回転ドラムの形状の移動体の一部を形成し、
    第一の電極と移動表面に印加される電位が−2800Vまたはそれ未満であり、そして帯電性コンベヤーに印加される電位が−500Vまたはそれを超える、あるいは第一の電極と移動表面に印加される電位が2800Vまたはそれを超え、そして帯電性コンベヤーに印加される電位が500Vまたはそれ未満である、
    請求項1に記載の方法。
  12. 樹脂が、エチレンまたはプロピレンと、アクリル酸およびメタクリル酸のいずれかのエチレン性不飽和酸とのコポリマーである第一のポリマーを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 第一のポリマーが、エステル基を持たず、そして樹脂が、(i)エステル化アクリル酸またはエステル化メタクリル酸から選択されるエステル側基を有する第一のモノマー、(ii)アクリル酸またはメタクリル酸から選択される酸性側基を有する第二のモノマー、および(iii)エチレンおよびプロピレンから選択される第三のモノマーのコポリマーである、エステル側基を有する第二のポリマーを更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 硬質陽極酸化表面被覆を有するアルミニウムコアを含む回転ドラム、表面被覆に隣接して配置された第一の電極、エラストマー材料を含む外表面層を有する金属コアを有するローラーを含み、インク組成物が無いとき、ローラーのエラストマー材料と回転ドラムの硬質陽極酸化被覆が接触しており、
    第一の電極およびローラーの各々に−2800Vまたはそれ未満の電位を印加し、そして回転ドラムに−500Vまたはそれを超える電位を印加し、並びに/あるいは第一の電極およびローラーの各々に2800Vまたはそれを超える電位を印加し、そして回転ドラムに500Vまたはそれ未満の電位を印加し、そして回転ドラムと第一の電極との間に2000V/mmまたはそれを超える電界を印加するよう設定されている、インク組成物を濃縮する装置。
  15. 第一の電極が、エラストマー材料を含む外表面層を有する金属コアを有するローラーの形状である、請求項14に記載の装置。
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