JP5990215B2 - 復元方法、情報処理装置および復元プログラム - Google Patents

復元方法、情報処理装置および復元プログラム Download PDF

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Description

本発明は、プロセスが生成したプロセスデータのバックアップデータを記憶したバックアップデータ記憶媒体から、プロセスデータを復元する復元方法、情報処理装置および復元プログラムに関する。
情報処理サーバの障害に備え、情報処理サーバで用いられるデータを、バックアップデータとして磁気テープやハードディスク等に記憶する場合がある。バックアップデータは、情報処理サーバの交換や再起動時において読み込まれ、情報処理サーバの復旧を支援する。
一方情報処理サーバにおいて、複数のプロセスを並列して実行させることができることが知られている。具体的にはオペレーティングシステムのスケジューラが、実行するプロセスを選択して制御する(例えば、非特許文献1参照)。このような情報処理サーバは、複数のプロセスを並列して動作させることを可能とする。各プロセスは、互いのデータを参照したり組み合わせたりすることで、派生データが生成される場合がある。
Daniel P. Bovet, Marco Cesati、詳解 Linuxカーネル、第3版、オライリー・ジャパン、12ページ
ここで一般的なバックアップデータの読み込みにおいては、サーバ復元後プロセス起動時に、このプロセスが利用するデータをバックアップデータから読み込む。従って、複数のプロセスが並列に動作している場合、各プロセスは、自プロセスの起動を契機に、自プロセスが読み込むデータを独自にバックアップデータから読み込む。
しかしながら、所定のプロセスで生成されるデータを、別プロセスから参照または利用する状態を復元する場合、プロセス内で実行順序を制御しなければならない問題があった。例えば、別プロセスが、その所定のプロセスのデータが復元されるのを待ち合わせたり、プロセスの起動時期をずらしたりする必要があった。これにより、サーバ内の全体の各プロセスを考慮して、プロセス内で当該プロセスを実行する順序を制御する必要があり、順序が制御されない場合、プロセスの起動とメモリに展開されるデータとの整合性がとれない問題があった。また整合性をとるために、現状、各プロセス内で、他のプロセスとの待ち合わせや、データの読込処理を分割して行うなどの制御が必要であった。
このように、並列して実行される複数のプロセスに関するバックアップデータの読み込み順序を容易に制御する方法はなかった。
従って本発明の目的は、並列して実行される複数のプロセスに関するバックアップデータの読み込み順序を容易に制御する復元方法、情報処理装置および復元プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、情報処理装置が、プロセスが生成したプロセスデータのバックアップデータを記憶したバックアップデータ記憶媒体から、プロセスデータを復元する復元方法に関する。本発明の第1の特徴に係る復元方法は、情報処理装置が、復元作業の段階と、当該段階で読み込むプロセスデータの識別子とを対応づけた復元管理データを参照して、所定の段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元するステップと、情報処理装置が、所定の段階に対応づけられたプロセスデータの復元が完了した後に、当該所定の段階の次の段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元するステップとを備える。
ここで復元管理データのある段階に、複数のプロセスデータの識別子が対応づけられている場合、当該段階に対応づけられた識別子の各プロセスデータの復元を並列して実行し、各プロセスデータを復元した後、当該段階の次の段階のプロセスデータを復元しても良い。
ここで復元管理データは、プロセスデータの識別子に、当該プロセスデータを出力するプロセスの識別子を対応づけており、プロセスデータを読み出して復元する際、当該プロセスデータの識別子に対応づけられたプロセスの識別子が、復元管理データの先行する復元作業の段階で対応づけられていない場合、当該プロセスの起動指示を出力しても良い。
本発明の第2の特徴は、プロセスが生成したプロセスデータのバックアップデータを記憶したバックアップデータ記憶媒体から、プロセスデータを復元する情報処理装置に関する。本発明の第2の特徴に係る情報処理装置は、復元作業の段階と、当該段階で読み込むプロセスデータの識別子とを対応づけた復元管理データを記憶する記憶装置と、復元管理データを参照して、復元作業の段階毎に、当該段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元する復元制御手段を備える。
ここで復元制御手段は、復元管理データを参照して、所定の段階に対応づけられたプロセスデータの復元が完了した後に、当該所定の段階の次の段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元しても良い。
また復元管理データのある段階に、複数のプロセスデータの識別子が対応づけられている場合、復元制御手段は、当該段階に対応づけられた識別子の各プロセスデータの復元を並列して実行し、各プロセスデータを復元した後、当該段階の次の段階のプロセスデータを復元しても良い。
ここで復元管理データは、プロセスデータの識別子に、当該プロセスデータを出力するプロセスの識別子を対応づけており、復元制御手段は、プロセスデータを読み出して復元する際、当該プロセスデータの識別子に対応づけられたプロセスの識別子が、復元管理データの先行する復元作業の段階で対応づけられていない場合、当該プロセスの起動指示を出力しても良い。
本発明の第3の特徴は、コンピュータに本発明の第2の特徴に記載の手段として機能させるための復元プログラムに関する。
本発明によれば、並列して実行される複数のプロセスに関するバックアップデータの読み込み順序を容易に制御する復元方法、情報処理装置および復元プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置とバックアップデータ記憶媒体を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置のプロセスとプロセスデータとの関係を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置のハードウェア構成と機能ブロックを説明する図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の復元管理データのデータ構成とデータの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の復元処理を説明するフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係る情報処理装置1は、例えばセッション制御サーバであって、複数のプロセスを実行する。情報処理装置1は、各プロセスが生成し、共有メモリに記憶されたプロセスデータを、バックアップデータ記憶媒体BKPにバックアップする。バックアップデータ記憶媒体BKPは、プロセスが生成したプロセスデータのバックアップデータを記憶する。情報処理装置1は、再起動時などにおいて再起動前の状態に回復するために、バックアップデータ記憶媒体BKPから、プロセスデータを復元する。なお、バックアップデータ記憶媒体BKPのデータは、再起動に依るなど、同じ情報処理装置に復元される場合もあるし、故障などにより情報処理装置を交換するなど、異なる情報処理装置に復元される場合もある。
本発明の実施の形態に係る復元方法は、図1に示すように、バックアップデータ記憶媒体BKPに記憶されたプロセスデータのバックアップデータを読み出して、情報処理装置1に復元する。プロセスデータの復元は、情報処理装置1が起動する際に実行されても良いし、オンラインコマンドによる任意の起動のタイミングでも良い。
ここでバックアップデータ記憶媒体BKPは、例えば、DAT(Digital Audio Tape)、ハードディスクなどである。バックアップデータ記憶媒体BKPは、プロセスが生成したプロセスデータを記憶する。このプロセスデータは、プロセスデータの識別子によって特定される。バックアップデータ記憶媒体BKPは、プロセスデータを、識別子によって特定可能に記憶し、情報処理装置1に復元可能であれば、どのようなものでも良い。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係おいて、プロセスデータが復元される情報処理装置1のプロセスとプロセスデータとの関係の具体例を説明する。情報処理装置1は、AプロセスおよびBプロセスを実行し、aデータ、bデータおよびcデータの各プロセスデータを生成する。Aプロセスは、aデータおよびcデータを生成し、Bプロセスは、bデータを生成する。ここで図2に示すように、Aプロセスは、cデータを生成する際、Bプロセスのbデータを参照する。すなわちcデータは、aデータおよびbデータの派生データである。
この状態に復元する場合、バックアップデータ記憶媒体BKPにこれらのプロセスデータがコピーされ、図1に示すように、バックアップデータ記憶媒体BKPは、aデータ、bデータおよびcデータを記憶する。
(情報処理装置)
情報処理装置1は、複数のプロセスに関するプロセスデータのバックアップデータを復元するための復元方法を実行して、復元されたプロセスデータを用いて、プロセスを実行し、セッション制御などのアプリケーションを実現する。
図3を参照して、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1を説明する。情報処理装置1は、記憶装置10、メモリ20および処理装置30を備える一般的なコンピュータである。情報処理装置1は、バックアップデータ記憶媒体BKPを読み書きするためのインタフェース(図示せず)を備え、バックアップデータ記憶媒体BKPを読み書き可能に構成される。情報処理装置1は、一般的なコンピュータが所定の処理を実行するためのプログラムを実行することにより、図3に示す機能を実現する。
記憶装置10は、例えばハードディスクであって、本発明の実施の形態に係る復元方法を実現するために参照される復元管理データ11を記憶する。
メモリ20は、例えば一時記憶装置であって、情報処理装置1のアプリケーションとして機能するプロセスが同時並行的にアクセスする共有メモリである。メモリ20は、本発明の実施の形態に係る復元方法によってプロセスデータ群21を記憶する。プロセスデータ群21を記憶し復元した後、メモリ20は、後述のプロセス制御手段32によってアクセスされる。
プロセスデータ群21は、復元対象のプロセスデータの集合である。図1および図2に示す例においてプロセスデータ群21は、aデータ、bデータおよびcデータの集合である。
処理装置30は、本発明の実施の形態に係る復元方法を実現する復元制御手段31と、プロセスを制御するプロセス制御手段32とを備える。
復元制御手段31は、本発明の実施の形態に係る復元方法による復元機能を実現する。コンピュータが復元プログラムを実行することによって、コンピュータは復元制御手段31として機能する。復元制御手段31は、復元管理データ11に基づいて、バックアップデータ記憶媒体BKPのデータをメモリ20に復元して、プロセスデータ群21をメモリ20に記憶する。さらに復元制御手段31は、メモリ20への復元のタイミングに基づいて、プロセスを起動するタイミングを、プロセス制御手段32に通知する。
プロセス制御手段32は、セッション制御などの情報処理装置1のアプリケーションで実行されるプロセスを制御する。プロセス制御手段32は、復元制御手段31の指示に従って、図1および図2に示す例において、Aプロセス、Bプロセスなどの各プロセスの実行順序などを制御する。なおプロセス制御手段32は、復元制御手段31から指示された順序でプロセスを起動する。複数のプロセスの起動を指示された場合、プロセス制御手段32は、これらのプロセスをどのような順序で起動するかは、一般的なリソース割当等に基づいて制御しても良い。
次に、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1に関し、復元管理データ11を説明する。
復元管理データ11は、復元作業の段階と、当該段階で読み込むプロセスデータの識別子とを対応づけたデータである。復元管理データ11は、データを読み込む順序と、並列して読み込むデータを規定する。復元管理データ11は、バックアップデータ記憶媒体BKPにおけるバックアップデータの復元を、多段階に分けて実現するために、各段階において読み込むべきプロセスデータの情報を保持する。ある段階に、複数のプロセスデータの識別子が対応づけられても良いし、プロセスデータの識別子にさらに、当該プロセスデータを出力するプロセスの識別子が対応づけられても良い。
復元管理データ11は、図4に示すように、段階の識別子と、この段階で読み込むべきプロセスデータの情報とを対応づけて保持する。ここで、ある段階で複数のデータが対応づけられている場合、これらのデータを並列してメモリ20に読み込むことを示す。図4に示す例では、ある段階において、第1並列処理、第2並列処理・・・として対応づけられている各データを、並列してメモリ20に読み込む。
図4に示す例において、「第1段階」として、「Aプロセス、aデータ」および「Bプロセス、bデータ」の各データが対応づけられるとともに、「第2段階」として、「Aプロセス、cデータ」のデータが対応づけられる。従って、第1段階の復元を実行する際、「Aプロセスのaデータ」および「Bプロセスのbデータ」が、並列してメモリ20に展開される。第1段階の各データがメモリ20に展開された後、第2段階のデータが、メモリ20に展開される。
この復元管理データ11は、各データのデータ量およびプロセスでの読込順序を考慮して生成される。具体的には、図1および図2に示す例において、データaおよびデータbがメモリ20に記憶された後に、cデータは記憶される。従って、復元管理データ11は、この順序に従って、cデータを対応づけた段階より前の段階で、aデータおよびbデータを対応づける。
さらに、前後関係を問わないデータは、データ量に応じて、並列して展開するように対応づけられても良い。具体的には、図1および図2に示す例では、aデータおよびbデータは、cデータより前にメモリ20に展開されればよく、aデータおよびbデータ間でメモリ20への展開の前後関係は問わない。従って復元管理データ11は、これらのデータを並列して展開するように、同じ段階で対応づけても良い。例えば、aデータおよびbデータのデータ量が少ない場合、aデータの展開とbデータの展開とを、異なる段階で指定しても、復元に要する時間はそれほど変わらない場合もある。しかしながら、aデータまたはbデータのデータ量が多く、復元に時間を要する場合、これらのデータを並列して展開することにより、復元に要する時間を短縮することができる。
復元制御手段31は、復元管理データ11を参照して、復元作業の段階毎に、当該段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、バックアップデータ記憶媒体BKPからプロセスデータを読み出して復元する。具体的には復元制御手段31は、復元管理データ11を参照して、所定の段階に対応づけられたプロセスデータの復元が完了した後に、この所定の段階の次の段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、バックアップデータ記憶媒体BKPからプロセスデータを読み出して復元し、復元管理データ11の各段階について繰り返す。
復元制御手段31はさらに、プロセスの起動順序を制御しても良い。具体的には復元制御手段31は、プロセスデータを読み出して復元する際、当該プロセスデータの識別子に対応づけられたプロセスの識別子が、復元管理データ11の先行する復元作業の段階で対応づけられていない場合、当該プロセスの起動指示を、プロセス制御手段32に出力する。復元制御手段31は、復元作業の各段階において、初出のプロセスについて、そのプロセスを起動する指示をプロセス制御手段32に出力する。ここである段階に、複数の初出のプロセスがある場合、これら複数のプロセスの起動指示を、プロセス制御手段32に出力する。
この場合復元制御手段31は、ある段階について、プロセスデータの復元を待機するとともに、起動指示を出力したプロセス起動の完了も待機する。ある段階について、全てのプロセスデータの復元が完了し、かつプロセスの起動が完了した後、復元制御手段31は、次の段階に対応づけられたプロセスデータの復元と、初出のプロセスの起動とを実行する。
図4に示す復元管理データ11を参照して説明すると、まず第1段階において復元制御手段31は、「Aプロセスのaデータ」をメモリ20に展開する処理と、「Bプロセスのbデータ」をメモリ20に展開する処理とを、並列して実行する。ここで、復元管理データ11に先行する段階がなく、「Aプロセス」および「Bプロセス」は初出であることから、復元制御手段31は、「Aプロセス」および「Bプロセス」の起動指示を、プロセス制御手段32に入力する。プロセス制御手段32は、所定のアルゴリズムに従って、「Aプロセス」および「Bプロセス」をそれぞれ起動する。
復元制御手段31は、第1段階の各処理が終了し、「Aプロセスのaデータ」および「Bプロセスのbデータ」がメモリ20に展開され、「Aプロセス」および「Bプロセス」が起動された後、「Aプロセスのcデータ」をメモリ20に展開する処理を実行する。ここで、第2段階においては、「Aプロセスのcデータ」以外に対応づけられていないので、他のデータを展開する処理を並列して実行することはない。また復元管理データ11の第2段階において、「Aプロセス」が対応づけられており、この第2段階の先行する段階、即ち第1段階において、「Aプロセス」が対応づけられているので、復元制御手段31は、第2段階においては、プロセスの起動を指示しない。
第2段階の処理が終了し、「Aプロセスのcデータ」がメモリ20に展開された後、第3段階の処理(図示せず)を実行する。復元制御手段31は、復元管理データ11の各段階について、順に処理を繰り返す。復元管理データ11の第3段階以降で、新たなプロセス名が登場すると、新たなプロセス名が登場した段階を処理する際、復元制御手段31は、その新たなプロセス名をプロセス制御手段32に入力して、起動させる。
図5を参照して、復元制御手段31による復元制御処理を説明する。まず復元制御手段31は、復元管理データ11の各段階について、ステップS1ないしステップS5の処理を繰り返す。
ステップS1において復元制御手段31は、所定の段階について、この段階の並列処理で復元するデータを特定する。具体的には図4に示す復元管理データ11の第1段階について復元制御手段31は、復元対象として、「Aプロセスのaデータ」の復元および「Bプロセスのbデータ」を特定する。
ステップS2において復元制御手段31は、所定の段階について、この段階で初出のプロセスがあるか否かを判定する。初出のプロセスがある場合、ステップS3において初出のプロセスの起動指示を出力する。具体的には図4に示す復元管理データ11の第1段階について復元制御手段31は、「Aプロセス」および「Bプロセス」の起動指示を出力する。起動指示を出力すると、或いは初出のプロセスがない場合、ステップS4に進む。
ステップS4において復元制御手段31は、ステップS1で特定された各データを、メモリ20に展開して復元する。復元制御手段31は、「Aプロセスのaデータ」を復元する処理および「Bプロセスのbデータ」を復元する処理を並行して実行する。
ステップS5において、ステップS4で実行した各データの展開が、終了したか否かを判定する。復元制御手段31は、「Aプロセスのaデータ」を復元する処理および「Bプロセスのbデータ」を復元する処理が、ともに終了したか否かを判定する。いずれかが終了していない場合、全ての処理が終了するのを待機する。さらにステップS5において、ステップS2において初出のプロセスが存在すると判定された場合、復元制御手段31は、この初出のプロセスの起動状況を確認し、プロセスの起動が完了するのを待機する。
ステップS5において、所定の段階について全ての処理が終了したと判定されると、復元制御手段31は、復元管理データ11の次の段階について、ステップS1ないしステップS5の処理を繰り返す。具体的には、第1段階についてステップS1ないしステップS5の処理を実行した後、第2段階についてステップS1ないしステップS5の処理を実行する。
このように復元制御手段31が、段階毎にステップS1ないしステップS5の処理を実行し、全ての段階について処理を実行すると、復元制御手段31は、処理を終了する。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置1は、プロセスデータを展開する順序を指定する復元管理データ11を参照し、復元管理データ11が指定する順序でプロセスデータをメモリ20に展開する。復元管理データ11がプロセスとデータの整合性を保つようにプロセスデータの展開順序が指定されることにより、情報処理装置1は、プロセスとデータの整合性を保って、各種プロセスデータをメモリ20に展開することができる。
これに対し従来は、図1および図2に示す例において、プロセスの起動時にプロセスデータを復元する場合、プロセスの起動タイミングによっては、プロセスとデータの整合性が崩壊する場合がある。例えば、Aプロセスが起動した後、Bプロセスが起動する場合、Aプロセスについてaデータおよびcデータが復元された後に、Bプロセスについてbデータが復元する状態が生じてしまう。この場合、cデータは、aデータおよびbデータから生成されるにかかわらず、bデータが復元されていないうちにメモリに復元されることから、プロセスとデータの整合性が崩壊する。
これを回避するために、従来、プロセスは、プロセスの元となる個々のプログラムによって、他のプロセスと待ち合わせや起動順序を制御する必要があった。例えば、Aプロセスが起動され、Aプロセスは、aデータをメモリ20に展開した後、Bプロセスのbデータがメモリ20に展開されるのを待機する。その後Bプロセスが起動され、Bプロセスがbデータをメモリ20に展開した後、Aプロセスは、cデータをメモリ20に展開するように制御する必要があった。あるいは、Bプロセスが起動され、Bプロセスがbデータを展開した後に、Aプロセスが起動され、Aプロセスがaデータおよびcデータを展開するように制御する必要があった。
このようにプロセスとデータの整合性とを保つために、従来は、プロセスの起動順序を制御したり、プロセス内部で他のプロセスとの順序制御を行ったりする必要があった。
そこで本発明の実施の形態に係る情報処理装置1は、復元管理データ11が指定する順序でプロセスデータをメモリ20に展開することにより、プログラムによってプロセスの起動順序やプロセス内でのデータの展開の順序を制御することなく、プロセスとデータとの整合性を担保することができる。また、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1は、段階毎に展開するデータを指定し、各段階においてはデータ展開の並列処理を実現するので、データ量や順序を考慮して、プロセスのプログラムを改変することなく、データの展開順序を容易に調整し、また、復元に要する時間を削減することができる。
このように本発明の実施の形態に係る情報処理装置1は、並列して実行される複数のプロセスに関するバックアップデータの読み込み順序を容易に制御することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施の形態に記載した情報処理装置は、図1に示すように一つのハードウェア上に構成されても良いし、その機能や処理数に応じて複数のハードウェア上に構成されても良い。また、既存の情報処理システム上に実現されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 情報処理装置
10 記憶装置
11 復元管理データ
20 メモリ
21 プロセスデータ群
30 処理装置
31 復元制御手段
32 プロセス制御手段
BKP バックアップデータ記憶媒体

Claims (5)

  1. 情報処理装置が、プロセスが生成したプロセスデータのバックアップデータを記憶したバックアップデータ記憶媒体から、プロセスデータを復元する復元方法であって、
    情報処理装置が、復元作業の段階と、当該段階で読み込むプロセスデータの識別子とを対応づけた復元管理データを参照して、所定の段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、前記バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元するステップと、
    前記情報処理装置が、前記所定の段階に対応づけられたプロセスデータの復元が完了した後に、当該所定の段階の次の段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、前記バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元するステップ
    とを備え
    前記復元管理データのある段階に、複数のプロセスデータの識別子が対応づけられている場合、当該段階に対応づけられた識別子の各プロセスデータの復元を並列して実行し、各プロセスデータを復元した後、当該段階の次の段階のプロセスデータを復元することを特徴とする復元方法。
  2. 情報処理装置が、プロセスが生成したプロセスデータのバックアップデータを記憶したバックアップデータ記憶媒体から、プロセスデータを復元する復元方法であって、
    情報処理装置が、復元作業の段階と、当該段階で読み込むプロセスデータの識別子とを対応づけた復元管理データを参照して、所定の段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、前記バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元するステップと、
    前記情報処理装置が、前記所定の段階に対応づけられたプロセスデータの復元が完了した後に、当該所定の段階の次の段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、前記バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元するステップ
    とを備え
    前記復元管理データは、前記プロセスデータの識別子に、当該プロセスデータを出力するプロセスの識別子を対応づけており、
    プロセスデータを読み出して復元する際、当該プロセスデータの識別子に対応づけられたプロセスの識別子が、前記復元管理データの先行する復元作業の段階で対応づけられていない場合、当該プロセスの起動指示を出力することを特徴とする復元方法。
  3. プロセスが生成したプロセスデータのバックアップデータを記憶したバックアップデータ記憶媒体から、プロセスデータを復元する情報処理装置であって、
    復元作業の段階と、当該段階で読み込むプロセスデータの識別子とを対応づけた復元管理データを記憶する記憶装置と、
    前記復元管理データを参照して、前記復元作業の段階毎に、当該段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元する復元制御手段
    を備え
    前記復元管理データのある段階に、複数のプロセスデータの識別子が対応づけられている場合、
    前記復元制御手段は、当該段階に対応づけられた識別子の各プロセスデータの復元を並列して実行し、各プロセスデータを復元した後、当該段階の次の段階のプロセスデータを復元することを特徴とする情報処理装置。
  4. プロセスが生成したプロセスデータのバックアップデータを記憶したバックアップデータ記憶媒体から、プロセスデータを復元する情報処理装置であって、
    復元作業の段階と、当該段階で読み込むプロセスデータの識別子とを対応づけた復元管理データを記憶する記憶装置と、
    前記復元管理データを参照して、前記復元作業の段階毎に、当該段階に対応づけられたプロセスデータの識別子に基づいて、バックアップデータ記憶媒体からプロセスデータを読み出して復元する復元制御手段
    を備え
    前記復元管理データは、前記プロセスデータの識別子に、当該プロセスデータを出力するプロセスの識別子を対応づけており、
    前記復元制御手段は、プロセスデータを読み出して復元する際、当該プロセスデータの識別子に対応づけられたプロセスの識別子が、前記復元管理データの先行する復元作業の段階で対応づけられていない場合、当該プロセスの起動指示を出力することを特徴とする情報処理装置。
  5. コンピュータを、請求項3または4に記載の情報処理装置として機能させるための復元プログラム。
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