JP5990070B2 - 海水取水システムおよび淡水化プラント - Google Patents

海水取水システムおよび淡水化プラント Download PDF

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Description

本発明は、海水取水システムおよび淡水化プラントに関する。
飲料水などの生活用水が不足しやすい地域において、海水を淡水化して生活用水を製造する淡水化プラントが建設されている。淡水化プラントでは、海から海水を取水し、海水に含まれるゴミやバクテリアなどを取り除いた後、逆浸透膜ろ過装置などにより、淡水を製造する。海水を海から取水する方法としては、海中から直接海水を取水する方法、海岸近くに掘った井戸から海水を取水する方法(例えば、特許文献1参照)、海底に埋設した取水管を介して海水を取水する方法(例えば、特許文献2参照)などが挙げられる。
昭61−82885号公報 特開2006−152798号公報
しかし、従来の海水の取水方法では、干潮により海水面の水位が低くなった場合、揚水に用いるポンプの消費電力が大きくなり、淡水の製造コストを増大させている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、低コストで海水を取水できる海水取水システムを提供する。
本発明は、海岸近くに設けられかつ井戸穴を有しかつ地中に浸透した海水が前記井戸穴の側壁又は底から流入するように設けられた井戸と、貯水槽と、前記井戸と前記貯水槽とを連通させる連通流路と、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水を揚水する第1ポンプとを備え、前記井戸は、前記井戸内の塩水の水面の水位が海水面の水位に連動するように設けられ、前記連通流路は、前記井戸内の塩水の水面の水位が高くなると前記井戸内の塩水が前記貯水槽に流入するように設けられ、前記貯水槽は、前記井戸から流入した塩水を貯留することを特徴とする海水取水システムを提供する。
本発明によれば、海岸近くに設けられかつ井戸穴を有しかつ地中に浸透した海水が前記井戸穴の側壁又は底から流入するように設けられた井戸を備えるため、海中と井戸との間の砂礫などによるろ過により、海水に含まれていたゴミなどが取り除かれた塩水を井戸内に溜めることができる。
本発明によれば、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水を揚水する第1ポンプを備えるため、第1ポンプにより井戸内の塩水または貯水槽内の塩水を取水することができる。
本発明によれば、前記井戸は、前記井戸内の塩水の水面の水位が海水面の水位に連動するように設けられるため、井戸内の塩水の水面の水位を、潮の干満による海水面の水位の変化に連動して変動させることができる。このことにより、満潮時に井戸内の塩水を揚水し取水することにより、揚水に用いるポンプの消費エネルギーを小さくすることができる。
本発明によれば、貯水槽と、前記井戸と前記貯水槽とを連通させる連通流路とを備え、前記連通流路は、前記井戸内の塩水の水面の水位が高くなると前記井戸内の塩水が前記貯水槽に流入するように設けられるため、潮の干満により井戸内の塩水の水位が上昇したとき、井戸内の塩水を連通流路を介して貯水槽に流入させることができる。従って、貯水槽への塩水の流入を潮の干満を利用して行うことができ、ポンプなどを利用する必要がなく、低コスト化することができる。
本発明によれば、前記貯水槽は、前記井戸から流入した塩水を貯留するため、潮の干満により井戸内の塩水の水位が低下したときでも貯水槽内の塩水の水面の水位を高い状態で維持することができる。従って、満潮時など井戸内の塩水の水位が高いときには、井戸から塩水を取水し、干潮時など井戸内の塩水の水位が低いときには、塩水の水位が高い貯水槽から塩水を取水することができる。このことにより、より小さい消費電力で塩水を揚水することができ、海水を取水するコストを低減することができる。
本発明の一実施形態の海水取水システムの構成を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態の海水取水システムの構成を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態の淡水化プラントの概略構成図である。
本発明の海水取水システムは、海岸近くに設けられかつ井戸穴を有しかつ地中に浸透した海水が前記井戸穴の側壁又は底から流入するように設けられた井戸と、貯水槽と、前記井戸と前記貯水槽とを連通させる連通流路と、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水を揚水する第1ポンプとを備え、前記井戸は、前記井戸内の塩水の水面の水位が海水面の水位に連動するように設けられ、前記連通流路は、前記井戸内の塩水の水面の水位が高くなると前記井戸内の塩水が前記貯水槽に流入するように設けられ、前記貯水槽は、前記井戸から流入した塩水を貯留することを特徴とする。
本発明の海水取水システムにおいて、前記井戸穴は、海水が前記井戸内に流入する海水流入部と非透水性を有する非透水部とを有する側壁を有し、前記海水流入部は、干潮における海水面より低い部分に設けられ、前記非透水部は、干潮における海水面より高い部分に設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、干潮における海水面より低い部分に設けられた海水流入部のみから海水を井戸内に流入させることができ、砂礫によるろ過距離を長くすることができる。このことにより、井戸内の塩水の水質を向上させることができる。
本発明の海水取水システムにおいて、前記井戸は、前記井戸内の塩水の水面の上の気体を実質的に密閉できるように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、井戸内の気圧を低下させることが可能となり、水蒸気から生じた水滴を井戸内の塩水に流入させることができ、井戸内の塩水の塩分濃度を低下させることができる。
本発明の海水取水システムにおいて、前記貯水槽は、淡水が流入するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、貯水槽内の塩水の塩分濃度を低減することができる。このことにより、貯水槽から取水した塩水を淡水化するためのコストを低減することができる。
本発明の海水取水システムにおいて、前記井戸の底の土砂を吸揚する第2ポンプをさらに備えることが好ましい。
このような構成によれば、第2ポンプにより井戸の底に堆積した砂などを浚渫することができる。
本発明の海水取水システムにおいて、前記井戸穴は、傾斜した底部を有することが好ましい。
このような構成によれば、井戸の底に堆積した砂などを底部の最低部に集めることができ、第2ポンプにより効率的に浚渫することができる。
本発明の海水取水システムにおいて、前記連通流路は、前記貯水槽の底部に近接する流出口を有することが好ましい。
このような構成によれば、連通流路に貯水槽内の気体が流入することを抑制することができ、井戸を容易に気密構造とすることができる。
本発明の海水取水システムにおいて、前記連通流路は、逆流防止弁を有することが好ましい。
このような構成によれば、貯水槽内の塩水が連通流路を流れ井戸に流入することを抑制することができる。
本発明は、本発明の海水取水システムと、脱塩装置とを備え、前記脱塩装置は、前記海水取水システムにより取水した塩水から淡水と高濃度塩水を製造する淡水化プラントも提供する。
本発明の淡水化プラントによれば、本発明の海水取水システムにより低コストで取水した塩水から淡水を製造することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、前記脱塩装置は、逆浸透膜によるろ過により淡水と高濃度塩水を製造することが好ましい。
このような構成によれば、優れたエネルギー効率で淡水を製造することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、自然エネルギーを用いた発電装置をさらに備え、前記脱塩装置は、前記発電装置から供給される電力を利用してろ過を行うことが好ましい。
このような構成によれば、化石燃料や核燃料による発電装置による電力を用いずに淡水を製造することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、前記発電装置は、太陽電池であることが好ましい。
このような構成によれば、太陽光エネルギーを利用して淡水を製造することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、第1放熱部および第1吸熱部を有する第1熱交換器をさらに備え、第1吸熱部は、前記太陽電池から吸熱するように設けられ、第1放熱部は、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水に放熱するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、太陽電池の発電効率を高くすることができる。また、井戸内の塩水の温度または貯水槽内の塩水の温度を高くすることができ、取水する塩水の水粘性を低下させることができる。このことにより、淡水化コストを低減することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、浸透圧発電装置をさらに備え、前記浸透圧発電装置は、半透膜と、前記半透膜により仕切られた高濃度側流路および低濃度側流路と、前記高濃度側流路または前記低濃度側流路と連通した水力発電タービンとを有し、前記高濃度側流路は、前記高濃度塩水が流入するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、脱塩装置から排出される高濃度塩水を利用して発電することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、第2放熱部および第2吸熱部を有する第2熱交換器をさらに備え、第2吸熱部は、前記高濃度側流路を流れる塩水から吸熱するように設けられ、第2放熱部は、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水に放熱するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、浸透圧発電装置の発電効率を向上させることができる。また、井戸内の塩水の温度または貯水槽内の塩水の温度を高くすることができ、取水する塩水の水粘性を低下させることができる。このことにより、淡水化コストを低減することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、加熱により前記高濃度塩水を濃縮する加熱装置をさらに備えることが好ましい。
このような構成によれば、脱塩装置から排出される高濃度塩水の塩分濃度を高くすることができ、高濃度塩水を利用して発電する浸透圧発電装置の発電性能を向上させることができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、第3放熱部および第3吸熱部を有する第3熱交換器をさらに備え、第3吸熱部は、前記加熱装置により加熱された前記高濃度塩水から生じた水蒸気を冷却するように設けられ、第3放熱部は、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水に放熱するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、加熱装置から生じる水蒸気を利用して淡水を製造することができる。また、井戸内の塩水の温度または貯水槽内の塩水の温度を高くすることができ、取水する塩水の水粘性を低下させることができる。このことにより、淡水化コストを低減することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、前記加熱装置は、前記高濃度塩水から生じた水蒸気を前記井戸内の塩水中または前記貯水槽内の塩水中に供給するように設けられたことが好ましい。
このような構成によれば、井戸内の塩水の温度または貯水槽内の塩水の温度を高くすることができ、取水する塩水の水粘性を低下させることができる。このことにより、淡水化コストを低減することができる。また、貯水槽内の塩水の塩分濃度を低減することができ、貯水槽から取水した塩水を淡水化するためのコストを低減することができる。
本発明の淡水化プラントにおいて、前記海水取水システムにより取水した塩水に接触可能に設けられかつ受光可能に設けられた光触媒部をさらに備えることが好ましい。
このような構成によれば、光触媒部の光触媒活性により塩水に含まれる有機物などを除去することができ、塩水の水質を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図面や以下の記述中で示す構成は、例示であって、本発明の範囲は、図面や以下の記述中で示すものに限定されない。
海水取水システム
図1、2は、それぞれ本実施形態の海水取水システムの構成を示す概略断面図である。
本実施形態の海水取水システム20は、海岸近くに設けられかつ井戸穴を有しかつ地中に浸透した海水が前記井戸穴の側壁又は底から流入するように設けられた井戸3と、貯水槽4と、井戸3と貯水槽4とを連通させる連通流路8と、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水を揚水する第1ポンプ12aとを備え、井戸3は、井戸3内の塩水6の水面の水位が海水面の水位に連動するように設けられ、連通流路8は、井戸3内の塩水6の水面の水位が高くなると井戸3内の塩水6が貯水槽4に流入するように設けられ、貯水槽4は、井戸3から流入した塩水7を貯留することを特徴とする。
以下、本実施形態の海水取水システム20について説明する。
1.井戸
井戸3は、海岸近くに設けられる。また、井戸3は、海水が地中から流入するように設けられる。井戸3の井戸穴は、例えば、油圧ショベルやボーリング機械などで砂浜などを掘削し、金属管やコンクリート管などの井戸管を砂浜などに埋設することにより形成することができる。
井戸3は、例えば、海水が井戸穴の底(海水流入部)の砂礫層1から井戸内に流入するように設けてもよく、井戸穴の側壁の流入孔10を設けた海水流入部から海水が井戸3に流入するように設けてもよい。流入孔10は、例えば、側壁に直径0.5mm〜2mm程度の穴を設けることにより形成してもよく、幅が0.5〜2mm程度のスリットを設けることにより形成してもよく、側壁に網状の材料や多孔質材料を用いることにより形成してもよい。
井戸3の深さは、井戸の底が大潮の干潮時における海水面より深くなり、海水が井戸3に流入することができれば特に限定されないが、例えば、7m以上40m以下とすることができる。また、深い部分は内径10cm〜30cm程度の金属管などで形成し、浅い部分はコンクリートなどで多くの塩水を溜めることができるように設けてもよい。
なお、井戸3内の塩水は、井戸3内に設けた揚水管内の塩水を揚水用ポンプ12aにより揚水することにより取水することができる。
井戸3の海水流入部が砂礫層1などを介して海と繋がっていると、海から砂礫層1に浸透した海水が海水流入部から井戸3内に流入することができる。また、井戸3内の塩水は海水流入部から砂礫層1に流出することもできる。このため、井戸3に海水流入部を設けることにより、井戸内の塩水の水面の水位が、海の干満に伴う海水面の水位に連動することになる。このため、満潮時に井戸3内の塩水を揚水することにより、揚水に用いるポンプの消費エネルギーを低くすることができる。例えばセイシェルなどの干満の差(約9m)が大きい地域において、より消費エネルギーを低くすることができる。
流入孔10を有する海水流入部を、図1のように井戸3の底および側壁の広い範囲に設けてもよい。このことにより、井戸3に流入する海水の量を多くすることができ、井戸3から取水する塩水の量を多くすることができる。
また、海水流入部を図2のように大潮の干潮における海水面より低い部分に設け、大潮の干潮における海水面よりも高い部分は、非透水性を有する非透水部とすることができる。このことにより、深い砂礫層1から井戸3内に海水を流入させることができ、この海水が通過する砂礫層1の距離を長くすることができる。このことにより、井戸3に流入する海水の砂礫層1によるろ過距離を長くすることができ、井戸3内の塩水の水質を向上させることができる。
また、図2のように海水流入部と非透水部とを設けると、井戸3を、井戸3内の塩水の水面の上の気体が実質に密閉された気密構造とすることができる。井戸3が図2のような気密構造を有すると井戸3内の塩水6の水位を高くすることができる。また、井戸内の気圧を低くすることができ、井戸内に生じた水滴を塩水に流入させることができる。このことを以下に説明する。
上げ潮においては、井戸3の上部に設けたリークバルブ15を開き流入孔10から井戸3内に海水を流入させる。満潮となると、井戸3内の塩水6の水面の水位は、満潮時の海面の水位と実質的に同じになる。この際、リークバルブ15を閉じる。引き潮となり、海水面の水位が低くなると、海水面の水位に連動して井戸3内の塩水6の水面の水位も低下するが、塩水6の水位が低下すると、井戸3内の気圧が低下する。このため、井戸3内の気圧と大気圧との間に差が生じ、井戸3内の塩水6の水面の水位は、海水面よりも高くなる。また、井戸3内の気圧が低下すると、塩水6が気化しやすくなり井戸3内の水蒸気の量が増加する。
次に、リークバルブ15を閉めたまま上げ潮となり、井戸3内の塩水の水位が上昇すると、井戸3内の気圧は上昇し、井戸3内の水蒸気は水滴となり井戸3内の塩水に流入する。このため、井戸3内の塩水の塩分濃度は低下する。このことにより、井戸3内の塩水を取水して淡水化するコストを低減することができる。
なお、連通流路8を介して貯水槽4内の気体が井戸3内に流入しないように連通流路8の貯水槽4側の開口を貯水槽4内の塩水中となるように設けることができる。例えば、連通流路の流出口を貯水槽4の底部に近接して設けることができる。また、井戸3内の気圧が低下することにより、貯水槽4に溜めた塩水が井戸3内に流入することを抑制するために連通流路8は逆流防止弁22を有することができる。
井戸3は、井戸3の底部に近接した流入口を有し、浚渫用ポンプ12bに接続された浚渫管を有することができる。また、流入孔10などから井戸3内に侵入し、井戸3の底部3に堆積した砂や土は、浚渫管の流入口から吸揚され、井戸3から排出される。このような浚渫用設備を備えることにより、井戸3内に砂や土が溜まるのを抑制することができ、井戸3から取水できる塩水の量が減少することを抑制することができる。
また、井戸3は、傾斜した底部を有することができる。また、浚渫管の流入口は、傾斜した底部の最低部に近接して設けることができる。このことにより、井戸3の底部に堆積した砂や土を最低部に集めることができ、集めた砂や土を浚渫管により吸揚することができる。
また、井戸3に引き上げ可能に設けられた可動底を設けることもできる。このことにより、可動底を引き上げ井戸の底に堆積した砂や土を浚渫することができる。
井戸3の底に堆積した砂や土の浚渫は、例えば、満潮時に行うことができる。このことにより、浚渫に要する消費エネルギーを小さくすることができる。
2.貯水槽、連通流路
貯水槽4は、連通流路8により井戸3と連通し、井戸3から流入した塩水を貯留できるように設けられる。また、連通流路8は、井戸3内の塩水の水面の水位が高くなると井戸3内の塩水が貯水槽4に流入するように設けられる。
連通流路8の井戸3側の流入口は、満潮時の海水面の水位よりも少し低い位置に設けることができる。このことにより、満潮時に井戸3内の塩水の水位は連通流路8の井戸3側の流入口よりも高くなり、井戸3内の塩水を連通流路8に流入させることができ、連通流路8を流れた塩水を貯水槽4に流入させることができる。また、連通流路8の井戸3側の流入口をこの位置に設けることにより、干潮により井戸3内の塩水の水位が低下したときに、貯水槽4内の塩水が連通流路8を介して井戸3に流入することを防止することができ、貯水槽4が井戸3から流入した塩水を貯留することができる。
貯水槽4は、井戸3から流入した塩水を貯留できるものであれば特に限定されないが、例えば、コンクリート製であってもよく、プラスチック製であってもよく、金属製であってもよい。
また、貯水槽4は、井戸3と隔壁により分離された水槽であってもよい。また、この場合、連通流路8は、隔壁またはその上端に設けられてもよい。
なお、貯水槽4は、揚水用ポンプ12aに接続された揚水管を内部に有することができる。この揚水管から貯水槽4内の塩水を取水することができる。
貯水槽4は、淡水が流入することができるように設けられてもよい。このことにより、貯水槽4内の塩水の塩分濃度を低下させることができ、塩水を淡水化するときのコストを低減することができる。貯水槽4に流入する淡水は、例えば、淡水化プラントによる淡水化に伴い副生成する淡水であってもよく、地下水であってもよく、河川などから取水した淡水であってもよい。
連通流路8は、管状の流路であってもよく、井戸3と貯水槽4とを分離する隔壁上に設けられ井戸3内の塩水がオーバーフローすることにより塩水が流れるような流路であってもよい。
淡水化プラント
図3は、本実施形態の淡水化プラントの概略構成図である。
本実施形態の淡水化プラント70は、本実施形態の海水取水システム20と、脱塩装置25とを備え、脱塩装置25は、海水取水システム20により取水した塩水から淡水と高濃度塩水を製造する。
また、本実施形態の淡水化プラント70は、自然エネルギーを用いた発電装置、浸透圧発電装置30、加熱装置40、ろ過装置50、光触媒部48、熱交換器45などを備えることができる。
1.海水取水システム
まず、海水取水システム20が備える揚水用ポンプ12aにより、塩水を取水する。取水した塩水は、ろ過装置50に流入させることができる。また、取水した塩水は、光触媒装置を流通した後ろ過装置50に流入してもよい。
2.光触媒装置
光触媒装置は、光触媒部48を備え、太陽光を受光できるように設けられる。光触媒装置に流入した塩水は、受光することにより光触媒活性が生じた光触媒部48に接触した後、光触媒装置から流出する。塩水をこのような光触媒装置を流通させることにより、塩水に含まれる有機物を光触媒部48の光触媒活性により分解除去することができる。特に、海水中に含まれる微量の臭素から生成される可能性のある臭素酸を分解することができる。また、ろ過装置50、脱塩装置25などにおける膜の目詰まりを抑制することができ、さらに、塩水に菌などが繁殖することを抑制することができる。
光触媒部48には、酸化チタンなど公知の光触媒材料を用いることができる。
3.ろ過装置
ろ過装置50は、MF(精密ろ過)膜またはUF(限外ろ過)膜などのろ過膜51により流入した塩水のろ過を行う。このようなろ過装置50を設けることにより、塩水に含まれる微粒子や菌体などを除去することができる。ろ過装置50は、ろ過膜51によりろ過するために加圧装置または減圧装置を備えることができる。
ろ過装置50によりろ過された塩水は、塩水タンク55に溜められ、その後、脱塩装置25に供給される。また、ろ過装置50によりろ過された塩水は、直接脱塩装置25に供給されてもよい。
4.脱塩装置
脱塩装置25は、供給される塩水から淡水と高濃度塩水を製造することができれば限定されないが、例えば、逆浸透膜(RO膜)によるろ過により淡水と高濃度塩水とを製造する逆浸透法を用いた装置であってもよく、塩水を加熱し発生させた水蒸気を冷却することにより淡水を製造する装置であってもよい。ここでは、逆浸透法を用いた脱塩装置25について説明する。
脱塩装置25は、逆浸透膜と、逆浸透膜により仕切られた塩水流路および淡水流路とを備える。逆浸透膜は、直径が約2ナノメートル以下の孔が多数設けられており、水分子はこの孔を通過することができるが、水和したナトリウムイオンや塩素イオンはこの孔を通過することができない。脱塩装置25はこの逆浸透膜の性質を利用して淡水と高濃度塩水とを製造する。
脱塩装置25に供給された塩水は、加圧用ポンプ12cにより加圧され塩水流路へと供給される。塩水流路を流れる塩水に含まれる水分子は、塩水流路を流れる塩水と、淡水流路との圧力差により逆浸透膜の孔を通過し、淡水流路において淡水となる。また、塩水流路を流れる塩水に含まれるナトリウムイオンや塩素イオンは、逆浸透膜の孔を通過することができないため、塩水流路を流れていく。このため、塩水流路からは高濃度塩水が排出され、淡水流路からは淡水が排出される。
脱塩装置25から排出された淡水は、淡水タンク57に貯留され、生活用水などとして利用される。
脱塩装置25から排出された高濃度塩水は、高濃度塩水タンク56に貯留される。また、高濃度塩水は、加熱装置40を流通した後、高濃度塩水タンク56に貯留されてもよい。
加圧用ポンプ12cは、脱塩装置25の塩水流路に供給される塩水が60気圧程度の圧力を有するように加圧する。加圧ポンプ12cとしては、タービンポンプやプランジャーポンプなどの高圧ポンプを用いることができる。
加圧用ポンプ12cは、自然エネルギーを用いた発電装置から供給される電力を利用して塩水を加圧することができる。
5.自然エネルギーを用いた発電装置
自然エネルギーを用いた発電装置としては、たとえば、太陽電池28、太陽熱発電装置、風力発電装置、波力発電装置、潮汐力発電装置、地熱発電装置、海洋温度差発電装置、バイオマス発電装置などである。
このような自然エネルギーを用いた発電装置を用いることにより、化石燃料や核燃料を用いずに発電した電力により塩水を淡水化することができる。
ここでは、自然エネルギーを用いた発電装置が太陽電池28である場合について説明する。
太陽電池28は、太陽光を受光することにより光起電力が生じるものであれば特に限定されない。また、太陽電池28が発電した電力は、加圧用ポンプ12cに供給され塩水の淡水化に利用される。また、太陽電池28が発電した電力は、揚水用ポンプ12aに供給され、井戸3内の塩水6または貯水槽4内の塩水7を揚水するために用いることもできる。
太陽電池28は、夜間発電することができないため、夜間は、系統電力や後述する浸透圧発電装置30により発電される電力を利用して塩水を淡水化することができる。
太陽電池28は、熱交換器45aの吸熱部46aにより冷却されるように設けることができる。このことにより、太陽電池28の温度が上昇し太陽電池28の発電能力が低下することを抑制することができる。
また、熱交換器45aの放熱部47aは、井戸3内の塩水6または貯水槽4内の塩水7に放熱するように設けることができる。このことにより、取水する塩水の温度を上昇させることにより塩水の水粘性を低下させることができ、ろ過装置50によるろ過の効率や、逆浸透膜を用いた淡水化の効率を向上させることができる。放熱部47は、井戸3内の塩水6中または貯水槽4内の塩水7中に設けることもでき、井戸3の外壁上や貯水槽4の外壁上に設けることもできる。
6.加熱装置
加熱装置40は、脱塩装置25から供給される高濃度塩水を加熱し高濃度塩水を濃縮する。加熱装置40は、例えば、太陽光を受光することにより高濃度塩水を加熱できるように設けることができる。加熱装置40を備えることにより、高濃度塩水の塩分濃度を上昇させることができ、後述する浸透圧発電装置30による発電量を大きくすることができる。
加熱装置40は、高濃度塩水を加熱することにより生じる水蒸気が熱交換器45cの吸熱部46cにより冷却されるように設けることができる。このことにより、水蒸気から淡水を製造することができる。この淡水は、淡水タンク57に流入するように設けることができる。
また、熱交換器45cの放熱部47cは、井戸3内の塩水6または貯水槽4内の塩水7に放熱するように設けることができる。このことにより、取水する塩水の温度を上昇させることにより塩水の水粘性を低下させることができ、ろ過装置50によるろ過の効率や、逆浸透膜を用いた淡水化の効率を向上させることができる。
加熱装置40は、高濃度塩水を加熱することにより生じる水蒸気が井戸3内の塩水中または貯水槽4内の塩水中に供給されるように設けることができる。このことにより、井戸3内の塩水または貯水槽4内の塩水を加温することができると共に、これらの塩水の塩水濃度を低下させることができ、脱塩装置25よる淡水化のコストを低減することができる。
7.浸透圧発電装置
浸透圧発電装置30は、半透膜32と、半透膜32により仕切られた高濃度側流路35および低濃度側流路34と、高濃度側流路35または低濃度側流路34と連通した水力発電タービン37とを有する。また、浸透圧発電装置30は、高濃度側流路35に、高濃度塩水タンク56に溜めた高濃度塩水62が流入するように設けられる。
半透膜32は、例えば、逆浸透膜、ナノろ過膜、限外ろ過膜などである。このような半透膜32により仕切られた高濃度側流路35に高濃度塩水タンク56に溜めた高濃度塩水62を流通させ、低濃度側流路34に淡水または低濃度塩水を流通させると、塩分濃度差による浸透圧により低濃度側流路34から高濃度側流路35へ水が浸透する。この水の浸透により生じる流れにより水力発電タービン37を回転させ発電する。
水力発電タービン37は、低濃度側流路34に淡水または低濃度塩水62を供給する流路に設けてもよく、高濃度側流路35から高濃度塩水を排出する流路に設けてもよい。
水力発電タービン37により発電した電力は、加圧用ポンプ12cに供給することができる。
なお、図3に示した淡水化プラント70では、塩水タンク55に溜めた低濃度塩水を低濃度側流路34に流通させている。また、低濃度側流路34において水が高濃度側流路35に浸透することにより塩分濃度が高くなった低濃度塩水は、加熱装置40に流入させている。また、図3に示した淡水化プラント70では、水力発電タービン37を高濃度側流路35から高濃度塩水を排出する流路に設けている。
浸透圧発電装置30は、高濃度側流路35を流れる高濃度塩水が熱交換器45bの吸熱部46bにより冷却されるように設けることができる。このことにより、浸透圧発電装置30の発電効率を向上させることができる。
また、熱交換器45bの放熱部47bは、井戸3内の塩水6または貯水槽4内の塩水7に放熱するように設けることができる。このことにより、取水する塩水の温度を上昇させることにより塩水の水粘性を低下させることができ、ろ過装置50によるろ過の効率や、逆浸透膜を用いた淡水化の効率を向上させることができる。
1:砂礫層 3:井戸 4:貯水槽 6:井戸内の塩水 7:貯水槽内の塩水 8:連通流路 10:流入孔 12a:揚水用ポンプ 12b:浚渫用ポンプ 12c:加圧用ポンプ 15:バルブ 20:海水取水システム 22:逆流防止弁 25:脱塩装置 28:太陽電池 30:浸透圧発電装置 32:半透膜 34:低濃度側流路 35:高濃度側流路 37:水力発電タービン 40:加熱装置 45:熱交換器 45a:第1熱交換器 45b:第2熱交換器 45c:第3熱交換器 46:吸熱部 46a:第1吸熱部 46b:第2吸熱部 46c:第3吸熱部 48:光触媒部 50:ろ過装置 51:ろ過膜 55:塩水タンク 56:高濃度塩水タンク 57:淡水タンク 61:塩水 62:高濃度塩水 63:淡水 65:水蒸気凝縮装置 70:淡水化プラント

Claims (20)

  1. 海岸近くの陸上に掘られた井戸穴を有しかつ地中に浸透した海水が前記井戸穴の側壁又は底から流入するように設けられた井戸と、貯水槽と、前記井戸と前記貯水槽とを連通させる連通流路と、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水を揚水する第1ポンプとを備え、
    前記井戸は、前記井戸内の塩水の水面の水位が海の干満に伴う海水面の水位の変化に連動するように設けられ、
    前記連通流路は、前記井戸内の塩水の水面の水位が高くなり前記連通流路よりも高い位置になると前記井戸内の塩水が前記連通流路を介して前記貯水槽に流入するように設けられ、かつ、前記井戸内の塩水の水面の水位が低くなり前記連通流路よりも低い位置になると前記貯水槽内の塩水が前記連通流路を介して前記井戸に流入しないように設けられ、
    前記貯水槽は、前記井戸から流入した塩水を貯留することを特徴とする海水取水システム。
  2. 前記井戸穴は、海水が前記井戸内に流入する海水流入部と非透水性を有する非透水部とを有する側壁を有し、
    前記海水流入部は、干潮における海水面より低い部分に設けられ、
    前記非透水部は、干潮における海水面より高い部分に設けられた請求項1に記載の海水取水システム。
  3. 前記井戸は、前記井戸内の塩水の水面の上の気体を実質的に密閉できるように設けられた請求項2に記載の海水取水システム。
  4. 前記井戸は、前記井戸穴の上部にリークバルブを有する請求項3に記載の海水取水システム。
  5. 前記貯水槽は、淡水が流入するように設けられた請求項1〜のいずれか1つに記載の海水取水システム。
  6. 前記井戸の底の土砂を吸揚する第2ポンプをさらに備える請求項1〜のいずれか1つに記載の海水取水システム。
  7. 前記井戸穴は、傾斜した底部を有する請求項に記載の海水取水システム。
  8. 前記連通流路は、前記貯水槽の底部に近接する流出口を有する請求項1〜のいずれか1つに記載の海水取水システム。
  9. 前記連通流路は、逆流防止弁を有する請求項1〜のいずれか1つに記載の海水取水システム。
  10. 請求項1〜のいずれか1つに記載の海水取水システムと、脱塩装置とを備え、
    前記脱塩装置は、前記海水取水システムにより取水した塩水から淡水と高濃度塩水を製造する淡水化プラント。
  11. 前記脱塩装置は、逆浸透膜によるろ過により淡水と高濃度塩水を製造する請求項10に記載の淡水化プラント。
  12. 自然エネルギーを用いた発電装置をさらに備え、
    前記脱塩装置は、前記発電装置から供給される電力を利用してろ過を行う請求項11に記載の淡水化プラント。
  13. 前記発電装置は、太陽電池である請求項12に記載の淡水化プラント。
  14. 第1放熱部および第1吸熱部を有する第1熱交換器をさらに備え、
    第1吸熱部は、前記太陽電池から吸熱するように設けられ、
    第1放熱部は、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水に放熱するように設けられた請求項13に記載の淡水化プラント。
  15. 浸透圧発電装置をさらに備え、
    前記浸透圧発電装置は、半透膜と、前記半透膜により仕切られた高濃度側流路および低濃度側流路と、前記高濃度側流路または前記低濃度側流路と連通した水力発電タービンとを有し、
    前記高濃度側流路は、前記高濃度塩水が流入するように設けられた請求項1014のいずれか1つに記載の淡水化プラント。
  16. 第2放熱部および第2吸熱部を有する第2熱交換器をさらに備え、
    第2吸熱部は、前記高濃度側流路を流れる塩水から吸熱するように設けられ、
    第2放熱部は、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水に放熱するように設けられた請求項15に記載の淡水化プラント。
  17. 加熱により前記高濃度塩水を濃縮する加熱装置をさらに備える請求項15または16に記載の淡水化プラント。
  18. 第3放熱部および第3吸熱部を有する第3熱交換器をさらに備え、
    第3吸熱部は、前記加熱装置により加熱された前記高濃度塩水から生じた水蒸気を冷却するように設けられ、
    第3放熱部は、前記井戸内の塩水または前記貯水槽内の塩水に放熱するように設けられた請求項17に記載の淡水化プラント。
  19. 前記加熱装置は、前記高濃度塩水から生じた水蒸気を前記井戸内の塩水中または前記貯水槽内の塩水中に供給するように設けられた請求項17に記載の淡水化プラント。
  20. 前記海水取水システムにより取水した塩水に接触可能に設けられかつ受光可能に設けられた光触媒部をさらに備える請求項1019のいずれか1つに記載の淡水化プラント。
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