JP5988638B2 - 赤外線検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線を検出して、温度の測定、人・物の検出、ガス濃度の検出等をする赤外線検出装置に関する。
一般に、赤外線検出装置は、赤外線を検出して、温度の測定、人・物の検出、ガス濃度の検出等を行うことができる。そして、携帯電話やノートブックパソコン等の電子機器においては、人体検知のためにこの赤外線検出装置を備えることが一般的となっている。
この携帯電話やノートブックパソコン等の電子機器が有する赤外線検出装置として、従来、例えば、図6に示すものが知られている。図6は、従来の赤外線検出装置の一例の断面図である。
図6に示す赤外線検出装置101は、回路を印刷した基板102と、基板102上に実装された赤外線センサ103と、赤外線センサ103に赤外線を入射する開口部107aを有する筐体(携帯電話などの筐体)107とを備えている。
ここで、赤外線センサ103は、センサ素子104の受光面104aが露出するようにセンサ素子104が樹脂パッケージ105で包み込まれてなる。センサ素子104及び樹脂パッケージ105は、上方(図6における上方)から見て正方形または長方形に形成される。そして、樹脂パッケージ105の上面には、視野角制限部としての機能を果たす視野角制限用開口106aを有する、樹脂パッケージ105とは別体の視野角制限部106が設けられている。視野角制限部106はその視野角制限用開口106aがセンサ素子104の受光面104aの周囲を取り囲むように樹脂パッケージ105上に固定されている。視野角制限用開口106aは、視野角制限部106を上下方向に貫通している。
そして、赤外線センサ103は、筐体107の開口部107aと赤外線センサ103の受光面104aとが位置合わせされるように、筐体107の下側に設置される。視野角制限部106は、筐体107に接するかあるいは所定間隔隔てるように配置され、この視野角制限部106の視野角制限用開口106aの直径及び深さ(視野角制限部106の厚さ)の寸法によって、センサ素子104の視野角は所定の角度θに制限されるようになっている。視野角制限用開口106aの外形は、センサ素子104の外形よりも大きく、筐体107の開口部107aの外形は、視野角制限用開口106aの外形よりも大きくなっている。
そして、 また、従来の赤外線センサとして、例えば、図7に示すもの(特許文献1参照)も知られている。図7は、従来の赤外線センサの他の例を示す断面図である。
図7に示す赤外線センサ201は、外部からの赤外線を受光する赤外線センサ素子202と、温度センサ素子203と、赤外線センサ素子202及び温度センサ素子203を包み込む樹脂パッケージ204とを備えている。そして、樹脂パッケージ204には、視野角制限部としての機能を果たす視野角制限用開口204aが形成されている。視野角制限用開口204aは、外部と赤外線センサ素子202とが連通するように形成されている。
更に、従来の赤外線検出装置として、例えば、図8に示すもの(特許文献2参照)も知られている。図8は、従来の赤外線検出装置のもう一つ他の例を示す断面図である。
図8に示す赤外線検出装置301は、筐体303内の固定座303a上に固定された赤外線センサ302を備えている。そして、筐体303の表面303bであって赤外線センサ302の上方には、赤外線取込窓304が形成されている。赤外線取込窓304は、筐体303の表面303bから赤外線センサ302側に凹む有底円筒形状の収容部304aと、収容部304aの底部中央に設けられた赤外線透過部304bとを備えている。
そして、赤外線取込窓304の収容部304a内には、赤外線センサ302の視野角を制限する機能を果たす制限アダプタピース305が収容されている。制限アダプタピース305は、収容部304aの深さと同程度の長さの円筒形状に形成されている。
特開2011−95143号公報 特開2003−323681号公報
しかしながら、これら従来の図6に示した赤外線検出装置101、図7に示した赤外線センサ201、及び図8に示した赤外線検出装置301にあっては、以下の問題点があった。
即ち、図6に示した赤外線検出装置101の場合、赤外線センサ103において、センサ素子104の視野角を制限する機能を果たす視野角制限部106を、樹脂パッケージ105とは別個に用意し、その樹脂パッケージ105に固定する必要があるため、部品点数が多く、また、視野角制限部106のセンサ素子104に対する位置決めなどの手間がかかり製造が複雑で赤外線センサ自体の製造コストが高くなるという問題があった。
また、図7に示した赤外線センサ201の場合、赤外線センサ素子202の視野角を制限する機能を果たす視野角制限部を、樹脂パッケージ204とは別個に用意する必要はなく、部品点数は多くはないが、樹脂パッケージ204に視野角制限用開口204aを加工する必要があり、赤外線センサ201自体のコストが高くなってしまうという問題点があった。
更に、図8に示した赤外線検出装置301の場合、赤外線センサ302の視野角を制限する機能を果たす制限アダプタピース305を、赤外線センサ302及び筐体303とはとは別個に用意し、赤外線取込窓304の収容部304a内に収容する必要があるため、部品点数が多く、また、赤外線センサ302及び筐体303を含めた赤外線検出装置301の製造コストが高くなってしまうという問題があった。
従って、本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、赤外線センサ自体に視野角制限部材を設けず、かつ赤外線センサ及び筐体以外に視野角制限部材を設けないで簡易かつ低コストで赤外線センサの視野角を制限することができる赤外線検出装置を提供することにある。
本発明のうち請求項1に係る赤外線検出装置は、基板と、該基板上に実装され、センサ素子の受光面が露出するように前記センサ素子が樹脂パッケージで包み込まれてなる赤外線センサと、該赤外線センサの前記センサ素子に赤外線を入射する開口部を有し、前記受光面に平行な方向に対して平坦な形状を有する電子機器の筐体とを備え、前記赤外線センサは、前記センサ素子の受光面が、前記筐体の前記開口部における、前記赤外線センサ側の開口面と同一面上あるいは所定の間隔を隔てて配置されるように、設置されることを特徴としている。
この請求項1に係る赤外線検出装置によれば、赤外線センサは、センサ素子の受光面が、筐体の開口部における、赤外線センサ側の開口面と同一面上あるいは所定の間隙を隔てて配置されるように、設置されるので、赤外線センサのセンサ素子の視野角が、筐体に設けられた赤外線をセンサ素子の受光面に入射させる開口部の形状及び大きさに依存して所定の角度に制限されることになる。このため、筐体に設けられる赤外線を入射させるための開口部を利用してセンサ素子の視野角を制限できるので、赤外線センサ自体に視野角制限部材を設けず、かつ赤外線センサ及び筐体以外に視野角制限部材を設けないで簡易かつ低コストで赤外線センサの視野角を制限することができる。
また、本発明のうち請求項2に係る赤外線検出装置は、請求項1記載の赤外線検出装置において、前記赤外線センサの受光面を内接または一致する円の直径を前記筐体の厚みで除算した値、または、前記赤外線センサの受光面を内接または一致する円の直径に、前記筐体の開口部を内接または一致する円の直径から前記赤外線センサの受光面を内接または一致する円の直径の差を2で割った値を加えた値を、前記筐体の厚みで除算した値が0.09以上1.73以下であることを特徴としている。
この請求項2に係る赤外線検出装置によれば、視野角を10度以上120度以下に制限することができ、赤外線センサの十分な信号レベルを確保しながら、測定対象のみを測定することができるようになる。
また、本発明のうち請求項3に係る赤外線検出装置は、請求項1又は2記載の赤外線検出装置において、前記筐体の開口部が、外部から前記開口部内に異物が侵入するのを防止するための赤外線が透過可能な板材によって塞がれていることを特徴としている。
この請求項3に係る赤外線検出装置によれば、開口部に設けられた板材によって外部から開口部内に異物が侵入するのを阻止でき、赤外線センサのセンサ素子の受光面に異物が付着するのを阻止できる。また、板材は、赤外線の透過が可能な材質で構成されているため、赤外線が外部から開口部を通ってセンサ素子の受光面に入射されるのに支障はない。
更に、本発明のうち請求項4に係る赤外線検出装置は、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の赤外線検出装置において、前記筐体の開口部に、特定の波長範囲の赤外線だけを透過する光学フィルターを設けたことを特徴としている。
この請求項4に係る赤外線検出装置によれば、開口部を通って赤外線センサのセンサ素子に入射する赤外線のうち特定の波長範囲の赤外線だけが光学フィルターを透過し、その特定の波長範囲以外の赤外線がセンサ素子に入射するのを阻止することができる。
本発明に係る赤外線検出装置によれば、赤外線センサ自体に視野角制限部材を設けず、かつ赤外線センサ及び筐体以外に視野角制限部材を設けないで簡易かつ低コストで赤外線センサの視野角を制限することができる。
本発明に係る赤外線検出装置の第1実施形態の平面図である。 図1における2−2線に沿う断面図である。 本発明に係る赤外線検出装置の第2実施形態の断面図である。 本発明に係る赤外線検出装置の第3実施形態の断面図である。 本発明に係る赤外線検出装置の第4実施形態の断面図である。 従来の赤外線検出装置の一例の断面図である。 従来の赤外線センサの他の例を示す断面図である。 従来の赤外線検出装置のもう一つ他の例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係る赤外線検出装置の第1実施形態の平面図である。図2は、図1における2−2線に沿う断面図である。
図1及び図2に示す赤外線検出装置1は、携帯電話やノートブックパソコン等の電子機器に、人体検知のために使用されるものであって、回路を表面(図2における上面)に印刷したリジッド基板2と、リジッド基板2上に実装された赤外線センサ3と、赤外線センサ3に赤外線を入射する開口部6aを有する筐体(携帯電話などの筐体)6とを備えている。
ここで、赤外線センサ3は、センサ素子4の受光面4aが露出するようにセンサ素子4が樹脂パッケージ5で包み込まれてなる。センサ素子4及び樹脂パッケージ5は、図1に示すように、上方(図2における上方)から見て正方形または長方形に形成され、図2に示すように、センサ素子4の受光面4a及び樹脂パッケージ5の上面は、同一平面状に形成されている。センサ素子4の受光面4aは、上方から見て正方形または長方形をなしている。
また、筐体6は、図2に示すように、上面及び下面を平面状にした硬質プラスチック製の平板部材であり、赤外線センサ3に赤外線を入射する、上下方向に貫通する上方から見て円形の開口部6aを有する。
そして、リジッド基板2上に実装された赤外線センサ3は、図2に示すように、センサ素子4の受光面4aが、筐体6の開口部6aにおける、赤外線センサ3側(下側)の開口面6dと同一面上に配置されるように、設置される。赤外線センサ3は、図示しない位置決め手段によって、センサ素子4の受光面4aの中心と筐体6の開口部6aとが位置合わせされるように、設置される。赤外線センサ3の樹脂パッケージ5の上面は、筐体6の下面に接している。
このように、赤外線センサ3は、センサ素子4の受光面4aが、筐体6の開口部6aにおける、赤外線センサ3側の開口面6dと同一面上に配置されるように、設置されるので、図2に示すように、赤外線センサ3のセンサ素子4の視野角は、筐体6に設けられた開口部6aの形状及び大きさに依存して所定の角度θに制限されることになる。具体的に述べると、赤外線センサ3のセンサ素子4の視野角は、開口部6aの直径Dと開口部6aの深さ(筐体6の厚み)Hによって所定の角度θに制限される。
このため、筐体6に設けられる赤外線を入射させるための開口部6aを利用してセンサ素子4の視野角を制限できるので、赤外線センサ3自体に視野角制限部材を設けず、かつ赤外線センサ3及び筐体6以外に視野角制限部材を設けないで簡易かつ低コストで赤外線センサ3のセンサ素子4の視野角を制限することができる。
なお、赤外線センサ3の受光面4aを内接する円の直径を筐体6の厚みで除算した値、または、赤外線センサ3の受光面4aを内接する円の直径に、筐体6の開口部6aに一致する円の直径から赤外線センサ3の受光面4aを内接する円の直径の差を2で割った値を加えた値を、筐体6の厚みで除算した値が0.09以上1.73以下であることが好ましい。
このようにすることにより、視野角を10度以上120度以下に制限することができ、赤外線センサ3の十分な信号レベルを確保しながら、測定対象のみを測定することができるようになる。
また、赤外線センサ3の受光面4aを上方から見て円形とした場合には、赤外線センサ3の受光面4aに一致する円の直径を筐体6の厚みで除算した値、または、赤外線センサ3の受光面4aに一致する円の直径に、筐体6の開口部6aに一致する円の直径から赤外線センサ3の受光面4aに一致する円の直径の差を2で割った値を加えた値を、筐体6の厚みで除算した値が0.09以上1.73以下であることが好ましい。
このようにすることにより、視野角を10度以上120度以下に制限することができ、赤外線センサ3の十分な信号レベルを確保しながら、測定対象のみを測定することができる。
更に、開口部6aを上方から見て多角形状にした場合には、赤外線センサ3の受光面4aに内接する円の直径を筐体6の厚みで除算した値、または、赤外線センサ3の受光面4aに内接する円の直径に、筐体6の開口部6aに内接する円の直径から赤外線センサ3の受光面4aに内接する円の直径の差を2で割った値を加えた値を、筐体6の厚みで除算した値が0.09以上1.73以下であることが好ましい。
次に、本発明に係る赤外線検出装置の第2実施形態を図3を参照して説明する。図3は、本発明に係る赤外線検出装置の第2実施形態の断面図である。図3において、図1及び図2と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図3に示す赤外線検出装置1は、基本構成は図1及び図2に示す赤外線検出装置1と同様であるが、筐体6の開口部6aを板材7で塞いだ点が相違している。
具体的に述べると、図3に示す赤外線検出装置1において、筐体6の赤外線センサ3側と反対側の面(上面)であって、筐体6の開口部6aの周囲には、円形の凹部6bが形成されている。そして、この凹部6bには、外部(上部)から開口部6a内に異物が侵入するのを防止するための円形の板材7が設置されている。板材7は、赤外線が透過可能なポリエチレン製で、凹部6bに接着剤により固定されている。
このように、筐体6の開口部6aが、外部から開口部6a内に異物が侵入するのを防止するための赤外線が透過可能な板材7によって塞がれているので、図1及び図2に示した赤外線検出装置1の効果に加えて、開口部6aに設けられた板材7によって外部から開口部6a内に異物が侵入するのを阻止でき、赤外線センサ3のセンサ素子4の受光面4aに異物が付着するのを阻止できるという効果を奏する。また、板材7は、赤外線の透過が可能な材質で構成されているため、赤外線が外部から開口部6aを通ってセンサ素子4の受光面4aに入射されるのに支障はない。
次に、本発明に係る赤外線検出装置の第3実施形態を図4を参照して説明する。図4は、本発明に係る赤外線検出装置の第3実施形態の断面図である。図4において、図1乃至図3と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図4に示す赤外線検出装置1は、基本構成は図3に示す赤外線検出装置1と同様であるが、筐体6の開口部6aに、特定の波長範囲の赤外線だけを透過する光学フィルター8を設けた点で相違している。
具体的に述べると、図4に示す赤外線検出装置1において、筐体6の赤外線センサ3側の面(下面)であって、筐体6の開口部6aの周囲には、円形の凹部6cが形成されている。そして、この凹部6cには、特定の波長範囲の赤外線だけを透過する円形の光学フィルター8が設置されている。光学フィルター8は、凹部6cに接着剤により固定されている。ここで、光学式フィルター8は、Si基板の片面または両面にZnSやZnSeの多層膜が形成されているものである。
このように、筐体6の開口部6aに、特定の波長範囲の赤外線だけを透過する光学フィルター8を設けたので、図3に示す赤外線検出装置1の効果に加えて、開口部6aを通って赤外線センサ3のセンサ素子4に入射する赤外線のうち特定の波長範囲の赤外線だけが光学フィルター8を透過し、その特定の波長範囲以外の赤外線がセンサ素子4に入射するのを阻止することができるという効果を奏する。
更に、本発明に係る赤外線検出装置の第4実施形態を図5を参照して説明する。図5は、本発明に係る赤外線検出装置の第4実施形態の断面図である。図5において、図1乃至図3と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図5に示す赤外線検出装置1は、基本構成は図3に示す赤外線検出装置1と同様であるが、図3に示す赤外線検出装置1においては、赤外線センサ3は、センサ素子4の受光面4aが、筐体6の開口部6aにおける、赤外線センサ3側の開口面6dと同一面上に配置されるように、設置さているのに対し、図5に示す赤外線検出装置1においては、赤外線センサ3は、センサ素子4の受光面4aが、筐体6の開口部6aにおける、赤外線センサ3側の開口面6dと所定の隙間δを隔てて配置されるように、設置されている点で相違している。
このように、赤外線センサ3は、センサ素子4の受光面4aが、筐体6の開口部6aにおける、赤外線センサ3側の開口面6dと所定の隙間δを隔てて配置されるように、設置されていても、赤外線センサ3のセンサ素子4の視野角は、筐体6に設けられた開口部6aの形状及び大きさに依存して所定の角度に制限されることになる。具体的に述べると、赤外線センサ3のセンサ素子4の視野角は、開口部6aの直径と開口部6aの深さ(筐体6の厚み)と開口部6aの深さと前記所定の隙間δとによって所定の角度に制限される。
このため、筐体6に設けられる赤外線を入射させるための開口部6aを利用してセンサ素子4の視野角を制限できるので、赤外線センサ3自体に視野角制限部材を設けず、かつ赤外線センサ3及び筐体6以外に視野角制限部材を設けないで簡易かつ低コストで赤外線センサ3のセンサ素子4の視野角を制限することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、赤外線検出装置1は、携帯電話やノートブックパソコン等の電子機器に、人体検知のために使用される場合に限らず、赤外線を検出して、温度の測定、物の検出、ガス濃度の検出等をする用途に用いても良い。
また、赤外線センサ3が実装される基板は、リジッド基板のみならず、フレキシブル回路基板(FPC)などの他の回路を実装した基板であってもよい。
また、開口部6aは、上方から見て円形状に形成される場合のみならず、多角形状であってもよい。
また、赤外線センサ3のセンサ素子4及び樹脂パッケージ5は、上方から見て正方形状または長方形状に形成される場合のみならず、他の例えば円形状または多角形状であってもよい。
更に、赤外線センサ3は、センサ素子4の受光面4aが、筐体6の開口部6aにおける、赤外線センサ3側の開口面6dと同一面上あるいは所定の隙間を隔てて配置されるように、設置されていればよく、樹脂パッケージ5と筐体6との間は隙間があっても隙間がなくてもよい。樹脂パッケージ5の上面と筐体6の上下面は必ずしも平面でなくてもよい。
また、図3に示すように筐体6の開口部6aに板材7を設ける場合、筐体6の赤外線センサ3側と反対側の面(上面)に設ける場合に限らず、開口部6aを塞ぐことが可能であれば、開口部6aの深さ方向のいずれの位置に設けても良い。
更に、筐体6の開口部6aに、特定の波長範囲の赤外線だけを透過する光学フィルター8を設ける場合、図4に示すように筐体6の赤外線センサ3側の面(下面)に設ける場合に限らず、開口部6aの深さ方向のいずれの位置に設けても良い。但し、図3及び図4に示すように筐体6の開口部6aに板材7を設ける場合には、開口部6aにおいて板材7よりも赤外線センサ3側に設けることが好ましい。
1 赤外線検出装置
2 リジッド基板(基板)
3 赤外線センサ
4 センサ素子
4a 受光面
5 樹脂パケージ
6 筐体
6a 開口部
6b 凹部
6c 凹部
6d 開口面
7 板材
8 光学フィルター
δ 隙間

Claims (4)

  1. 基板と、
    該基板上に実装され、センサ素子の受光面が露出するように前記センサ素子が樹脂パッケージで包み込まれてなる赤外線センサと、
    該赤外線センサの前記センサ素子に赤外線を入射する開口部を有し、前記受光面に平行な方向に対して平坦な形状を有する電子機器の筐体とを備え、
    前記赤外線センサは、前記センサ素子の受光面が、前記筐体の前記開口部における、前記赤外線センサ側の開口面と同一面上あるいは所定の間隔を隔てて配置されるように、設置されることを特徴とする赤外線検出装置。
  2. 前記赤外線センサの受光面を内接または一致する円の直径を前記筐体の厚みで除算した値、または、前記赤外線センサの受光面を内接または一致する円の直径に、前記筐体の開口部を内接または一致する円の直径から前記赤外線センサの受光面を内接または一致する円の直径の差を2で割った値を加えた値を、前記筐体の厚みで除算した値が0.09以上1.73以下であることを特徴とする請求項1記載の赤外線検出装置。
  3. 前記筐体の開口部が、外部から前記開口部内に異物が侵入するのを防止するための赤外線が透過可能な板材によって塞がれていることを特徴とする請求項1又は2記載の赤外線検出装置。
  4. 前記筐体の開口部に、特定の波長範囲の赤外線だけを透過する光学フィルターを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の赤外線検出装置。
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