JP5985078B2 - 手術用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、手術用器具に関する。
本願は、2014年03月28日に、日本に出願された特願2014−070397号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、生体組織の縫合と切離を同時に行う器具が知られている。
たとえば、特許文献1〜3には、複数のステープルが収納されたカートリッジと、生体組織を切離するためのナイフと、ステープルを組織に打ち込むとともにナイフにより組織を切離するための操作部とを備えた手術用器具が開示されている。
日本国特表2010−508068号公報 日本国特開2010−240429号公報 日本国特開2011−083601号公報
組織に対する外科処置をする過程で、組織を移動させたり保持したりする目的で把持鉗子が用いられる。たとえば上記の特許文献1〜3に記載の手術用器具を用いて組織の縫合及び切離を行う場合、複数回の縫合及び切離を進める際に切離部位を把持鉗子により把持して所望の位置に移動させる場合がある。ここで、手術用器具により縫合された部位を把持鉗子によって把持する場合、把持された部位における組織の挫滅や、把持された部位における縫合不全などを招く可能性を考慮しなければならない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、縫合及び切離の後に続く手技による組織の挫滅や縫合不全が起こりにくい手術用器具を提供することを目的とする。
本発明の第1態様の手術用器具は、体内に挿入可能な挿入部と、前記挿入部の遠位端部に設けられ、長手軸方向に延設された底部を有する土台部と、前記土台部により支持され、前記長手軸に沿って延設された第一把持面と、前記第一把持面と対向して設けられ、前記第一把持面に接近することで前記第一把持面との間で組織を把持する第二把持面と、前記底部と前記第一把持面との間に設けられ、前記第一把持面から前記第二把持面に向かって発射可能な複数のステープルと、前記長手軸に沿って並べられた前記複数のステープルによって構成される第一ステープル列と、前記長手軸に沿って並べられた前記複数のステープルによって構成され、前記第一ステープル列と平行に延びた第二ステープル列と、前記長手軸に交差する交差方向において前記第一ステープル列と前記第二ステープル列との間に位置し、前記第一把持面から前記底部に向かって延設された第一壁、前記第一壁面に対して前記交差方向に離間した位置で前記第一壁面と対向して形成された第二壁面、及び前記底部によって構成され、前記長手軸に沿って延びた溝部と、前記第一把持面に取り付けられ、前記複数のステープルが貫通することで前記組織に連結可能な牽引部材と、前記溝部内に設けられた前記牽引部材の一部であり、前記第一把持面から前記底部に向かって前記第一壁面に沿って延びた第一被係止部と、前記第一被係止部に対して前記交差方向に離間した位置で前記第一把持面から前記底部に向かって前記第二壁面に沿って延びた第二被係止部と、を有する被係止部と、前記第一被係止部及び前記第二被係止部が設けられた前記溝部内に前記長手軸に沿って進退可能に収容され、前記交差方向における前記第一被係止部と前記第二被係止部との間を前記長手軸に沿って進退することで、前記組織を切離可能な刃部と、を有し、前記第一壁面と前記第二壁面とは、前記刃部が前記交差方向において前記第一被係止部と前記第二被係止部との間に位置するときに、前記刃部と前記第一被係止部との間、及び前記刃部と前記第二被係止部との間に隙間を形成可能に、前記交差方向において離間して設けられている。
本発明の第2態様によれば、上記第1態様において、請求項1に記載の手術用器具であって、前記第一把持面を有する第一ジョー、及び前記第二把持面を有する第二ジョーをさらに備え、前記牽引部材は、前記第一把持面及び前記溝部に倣い且つ前記複数のステープルを覆って前記第一ジョーに取り付けられたシート状のタグを有していてもよい。
本発明の第3態様によれば、上記第2態様において、前記溝部は記第一壁面に前記第一被係止部を保持する第一保持部と、前記第二壁面に前記第二被係止部を保持する第二保持部と、を有し、前記第一ステープル列は、前記第一把持面のうち前記溝部により分断された領域の1つであって前記第一壁面と繋がる第一領域に設けられ、前記第二ステープル列は、前記第一把持面のうち前記溝部により分断された領域の1つであって前記第二壁面と繋がる第二領域に設けられ、前記タグは、前記第一領域において前記第一ステープル列をい、前記第一被係止部を有する第一片と、前記第二領域において前記第二ステープル列をい、前記第二被係止部を有する第二片と、を有していてもよい。
本発明の第4態様によれば、上記第3態様において、前記第一保持部は、前記第一壁面と前記底部との間に前記第一片を挟み込んで保持する第一スリット部を有していてもよい。前記第二保持部は、前記第二壁面と前記底部との間に前記第二片を挟み込んで保持する第二スリット部を有していてもよい。
本発明の第5態様によれば、上記第1態様において、前記牽引部材はポリグリコール酸、ポリ乳酸、及びそれらの共重合体の内の少なくとも1つを含んでいてもよい。
本発明の第6態様によれば、上記第1態様において、前記被係止部が前記組織に連結された後、前記組織が前記刃部により切離された際に、前記被係止部は前記ステープルによって組織が縫合される縫合領域の外に突出されていてもよい。
本発明の第7態様によれば、上記第1態様において、前記第一被係止部及び前記第二被係止部に設けられ、把持鉗子における把持面に係合する厚肉部をさらに備えていてもよい。
本発明の第8態様によれば、上記第1態様において、前記第一被係止部及び前記第二被係止部に設けられ、把持鉗子を挿入する孔部をさらに備えていてもよい。
上記各態様によれば、縫合及び切離の後に続く手技による組織の挫滅や縫合不全が起こりにくい。
本発明の第1実施形態の手術用器具を示す側面図である。 同手術用器具の遠位部分の構成を示す部分断面図である。 図2のIII-III線における断面図である。 同手術用器具の第一ジョーの第一把持面を示す平面図である。 同手術用器具の作動部を示す斜視図である。 同手術用器具の牽引部材を示す断面図で、図3の拡大図である。 同実施形態の牽引部材の他の取り付け状態を示す図である。 同手術用器具の第二ジョーの第二把持面を示す斜視図である。 同実施形態の手術用器具の作用を説明するための斜視図である。 同手術用器具によって組織が把持された状態を示す平面図である。 同手術用器具における縫合の一過程を示す図である。 同手術用器具により縫合され切離された組織の状態を示す図である。 同実施形態の変形例の構成を示す図で、図2のIII-III線と同様の断面を示す図である。 同実施形態の他の変形例の構成を示す図で、図2のIII-III線と同様の断面示す図である。 同実施形態のさらに他の変形例の構成を示す図で、同変形例の牽引部材が組織に取り付けられた状態を示す図である。 同実施形態のさらに他の変形例の構成を示す図で、第一ジョーに同変形例の牽引部材が取り付けられている状態を示す図である。 同変形例の牽引部材が組織に取り付けられている状態を示す図である。 同実施形態のさらに他の変形例の構成を示す図で、第一ジョーに同変形例の牽引部材が取り付けられている状態を示す図である。 同変形例の牽引部材が組織に取り付けられている状態を示す図である。 同実施形態のさらに他の変形例の構成を示す図で、第一ジョーに同変形例の牽引部材が取り付けられている状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の手術用器具における遠位部分の構成を示す斜視図である。 図21のXXII-XXII線における断面図である。 同実施形態の手術用器具により牽引部材が組織に取り付けられさらに組織が切離された状態を示す図である。 同実施形態の変形例の構成を示す部分断面図である。 同実施形態の他の変形例の構成を示す部分断面図である。 同変形例の牽引部材が組織に取り付けられた状態を示す図である。 同変形例の牽引部材の他の構成例を示す斜視図である。 同実施形態のさらに他の変形例の構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の手術用器具を示す側面図である。 同手術用器具の第一ジョーの第一把持面を示す平面図である。 同手術用器具の遠位部分の内部構造を示す部分断面図である。 同手術用器具の針管を示す断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態の手術用器具を示す側面図である。図2は、手術用器具の遠位部分の構成を示す部分断面図である。図3は、図2のIII-III線における断面図である。図4は、手術用器具の第一ジョーの第一把持面を示す平面図である。図5は、手術用器具の作動部を示す斜視図である。図6は、手術用器具の牽引部材を示す断面図で、図3の拡大図である。図7は、牽引部材の他の取り付け状態を示す図である。図8は、手術用器具の第二ジョーの第二把持面を示す斜視図である。
図1に示す本実施形態の手術用器具1は、組織同士をステープル27(図12参照)により縫合し、縫合された部位を切離する医療器具である。
手術用器具1は、ステープル27が装填されたカートリッジ2と、カートリッジ2を取り付け可能なステープラ60とを有する。
カートリッジ2は、軸部3と、開閉リンク部8と、第一ジョー10と、第二ジョー50とを有する。
図1及び図2に示すように、軸部3は、カートリッジ2をステープル27に連結可能な略棒状の部位である。
軸部3は、筒部4と、接続部材5とを有する。
筒部4の内部には、接続部材5が配されている。筒部4の近位端は、ステープラ60の後述するシャフト61の遠位端に接続可能である。筒部4の遠位端は、開閉リンク部8及び第二ジョー50に接続されている。
接続部材5は、ステープラ60に対するユーザの操作により動作される部材である。接続部材5は、第二ジョー50に対して第一ジョー10を開閉動作させるための第一接続部材6と、後述する作動部31を動作させるための第二接続部材7とを有する。
第一接続部材6の近位端は、後述する伝達部材71(図1参照)のうち第一伝達部材72の遠位端に接続可能である。第一接続部材6の遠位端は、開閉リンク部8に接続されている。
第二接続部材7の近位端は、後述する伝達部材71(図1参照)のうち第二伝達部材73の遠位端に接続可能である。第二接続部材7の遠位端は、後述する基台32の近位端に接続されている。
開閉リンク部8は、第一接続部材6の中心軸線方向における第一接続部材6の移動を第一ジョー10の開閉移動に変換するリンク構造を有する。
第一ジョー10は、土台部11と、ステープルホルダ15と、ステープル27と、作動部31と、牽引部材40とを有する。
土台部11は、長手軸を有する略棒状あるいはチャンネルを有する。
土台部11は、ステープルホルダ15及び作動部31を収容可能な凹部12と、軸部3への連通路13とを有する。
凹部12は、第二ジョー50の第二把持面51側に向かって開口されている。
軸部3への連通路13は、第二接続部材7が挿通される通路である。
ステープルホルダ15は、ホルダ体部16と、ドライバ26とを有する。
図3及び図4に示すように、ホルダ体部16は、組織を把持する場合に組織に接触する第一把持面17と、ステープル27が収容された収容部18と、第一把持面17に開口された溝部22とを有する。ホルダ体部16は、第一把持面17が土台部11から露出する向きで土台部11の凹部12に取り付けられる。
第一把持面17は、ホルダ体部16が土台部11の凹部12に取り付けられた状態で第二ジョー50の第二把持面51へ向けられた面である。
収容部18は、ステープル27の刺入端が第二把持面51に向けられた状態でステープル27を収容可能である。
図4に示すように、第一把持面17のうち、複数の収容部18を囲む包絡線の内側領域は、ステープル27によって組織が縫合される縫合領域SA(図10参照)を規定する。
収容部18にステープル27が収容された状態において、溝部22によって分断された2つの領域にそれぞれステープル列19(第一ステープル列20,第二ステープル列21)が構成される。
第一ステープル列20は、溝部22が延びる方向に並べられた複数のステープル27により構成されている。本実施形態では、第一ステープル列20は、溝部22が延びる方向に対して直交する方向、かつ、第一把持面17に沿う方向に2列以上設けられている。
第二ステープル列21は、溝部22が延びる方向に並べられた複数のステープル27により構成されている。本実施形態では、第二ステープル列21は、溝部22が延びる方向に対して直交する方向、かつ、第一把持面17に沿う方向に2列以上設けられている。
これにより、ステープル列19は、第一ジョー10から第二ジョー50に向かって発射可能(図11参照)な複数のステープル27を溝部22の周囲に有している。
図2及び図3に示すように、溝部22は、作動部31の後述する刃部35が進退可能に収容された線状の溝である。本実施形態では、溝部22は直線状である。溝部22は、組織の切離における切離ラインLを規定する。
溝部22は、互いに離間する第一壁面23及び第二壁面24と、第一壁面23と第二壁面24とを繋ぐ底面25とを有する。本実施形態における溝部22の底面25は、土台部11の内面の一部によって構成されている。なお、本実施形態では、溝部22が延びる方向における第一ジョー10の中間領域は、作動部31を通過させるために、第一壁面23と底面25との間に隙間が開けられ、第二壁面24と底面25との間に隙間が開けられている。
図3に示すように、第一壁面23は、ホルダ体部16における第一把持面17に交差する面を有している。第一壁面23は、ホルダ体部16の第一把持面17から土台部11の凹部12の底部へ向かって延びている。第一壁面23は、土台部11の長手軸方向に延びている。
図3に示すように、第二壁面24は、作動部31の刃部35が通過可能な距離だけ第一壁面23から離れた位置において第一壁面23と平行(略平行を含む)に形成された面である。第二壁面24は、ホルダ体部16における第一把持面17に交差する面である。第二壁面24は、ホルダ体部16の第一把持面17から土台部11の凹部12の底部へ向かって延びている。第二壁面24は、土台部11の長手軸方向に延びている。
ドライバ26は、収容部18の内部に配されている。ドライバ26は、収容部18の内部において、作動部31のカム部33によって移動可能である。すなわち、ドライバ26がカム部33によって収容部18における第一把持面17側の開口へ向かって移動されると、ドライバ26は、ステープル27の連結部30を第一把持面17側の開口へ向かって押し、ステープル27を収容部18から押し出す。
ステープル27は、組織に刺入される刺入端が形成された一対の脚部28,29(図12参照)と、一対の脚部28,29同士を連結する連結部30とを有する。ステープル27は、変形可能で生体適合性の高い線材が曲げ加工されることによりコ字状(すべての角が直角なU字状)に成形されている。ステープル27の形状については公知の構造が適宜選択されて採用されてよい。
図3及び図5に示す作動部31は、ステープル27を収容部18から押し出すためにドライバ26を移動させ、さらにステープル27の押し出し後に組織を切離するために、土台部11の内部に配されている。
図3及び図5に示すように、作動部31は、基台32と、カム部33と、刃部35とを有する。
基台32は、接続部材5における第二接続部材7の遠位端に接続されている。第二接続部材7がその中心軸線方向へ移動されることによって、基台32は移動可能である。
基台32には、カム部33及び刃部35が取り付けられている。
カム部33は、土台部11の長手軸に対して傾斜した傾斜面34を有している。カム部33の傾斜面34は、カム部33が土台部11の長手軸方向に移動するときにドライバ26に接触してドライバ26を移動させる。カム部33の移動方向は、溝部22が延びる方向である。
刃部35は、カム部33よりも近位側に配されている。刃部35は、生体の組織を切離可能な鋭利な構造を遠位側に有している。刃部35は、第一把持面17から第二ジョー50側へ向かって突出するように溝部22に配されている。第一把持面17からの刃部35の突出量は、第一ジョー10と第二ジョー50とが閉じた状態にあるときに刃部35が第二ジョー50の第二把持面51にひっかからない程度の突出量である。
牽引部材40は、ステープル27によって組織に連結可能な部材である。
牽引部材40は、第一把持面17及び溝部22に倣ってホルダ体部16に取り付けられたシート状のタグ41を有する。
タグ41は、第一片42と、第二片45とを有する。第一片42は、第一把持面17のうち溝部22により分断された領域の1つであって第一壁面23と繋がる第一領域(すなわち第一ステープル列20が設けられた領域)においてステープル27を覆う。第二片45は、第一把持面17のうち溝部22により分断された領域の1つであって第二壁面24と繋がる第二領域(すなわち第二ステープル列21が設けられた領域)においてステープル27を覆う第二片45とを有する。
図3及び図6に示すように、タグ41の第一片42は、第一把持面17から第一壁面23に沿って延びており、第一壁面23にたとえば接着等により取り付けられている。第一片42は、第一片42と第一壁面23との接着部分である第一保持部23aにおいて、タグ41が組織に連結された後に第一ジョー10を組織から離間させる過程で第一片42が第一壁面23から外れる程度の接着力によって保持されている。
タグ41の第一片42は、たとえば図7に示すように、第一壁面23と底面25との間の第一スリット部23bに挟み込まれていてもよい。
タグ41の第一片42は、縫合領域SA(図10参照)においてステープル27によって組織に固定される第一固定部43と、縫合領域SAへの連結後に縫合領域SA外に突出される第一被係止部(被係止部)44とを有する。本実施形態では、タグ41の第一片42のうち、第一固定部43は、第一把持面17に配された部分であり、第一被係止部44は、第一壁面23に配された部分である。
図3及び図6に示すように、タグ41の第二片45は、第一把持面17から第二壁面24に沿って延びており、第二壁面24にたとえば接着等により取り付けられている。第二片45は、第二片45と第二壁面24との接着部分である第二保持部24aにおいて、タグ41が組織に連結された後に第一ジョー10を組織から離間させる過程で第二片45が第二壁面24から外れる程度の接着力によって保持されている。
タグ41の第二片45は、たとえば図7に示すように、第二壁面24と底面25との間の第二スリット部24bに挟み込まれていてもよい。
タグ41の第二片45は、縫合領域SA(図10参照)においてステープル27によって組織に固定される第二固定部46と、縫合領域SAへの連結後に縫合領域SA外に突出される第二被係止部(被係止部)47とを有する。本実施形態では、タグ41の第二片45のうち、第二固定部46は、第一把持面17に配された部分であり、第二被係止部47は、第二壁面24に配された部分である。
タグ41の材質として、生体に対する適合性の高い材質が選択される。たとえば、タグ41の材料として、組織の縫合後所定期間経過後に生体に吸収される材料が選択されてよい。生体吸収性材料の一例としては、ポリグリコール酸(PGA),ポリ乳酸(PLA),及びそれらの共重合体が挙げられる。タグ41は、ポリグリコール酸(PGA),ポリ乳酸(PLA),及びそれらの共重合体のうちの少なくとも1を含んでいてもよい。
図2及び図8に示すように、第二ジョー50は、複数の成形ポケット52が形成された第二把持面51を有する。
第二把持面51は、第一ジョー10の第一把持面17へ向けられた面である。第一ジョー10が第二ジョー50に対して閉じた状態である時に、第一ジョー10の第一把持面17と第二ジョー50の第二把持面51との間の距離は、縫合対象となる組織の厚さに応じてあらかじめ設定されている。第一ジョー10の第一把持面17と第二ジョー50の第二把持面51との間の距離は、ステープル27を用いた縫合後に縫合対象となる組織の癒着が起こり、且つ縫合対象となる組織の過度な挫滅が起こりにくい距離とされている。
第二把持面51には、上記の成形ポケット52と、刃部35の突出端が進入可能で第二ジョー50の長手軸方向に長い逃げ溝53とが形成されている。
図8に示す成形ポケット52は、図12に示すように組織を縫合する形状となるようにステープル27の脚部28,29を塑性変形させるために脚部28,29を案内する斜面あるいは湾曲面を有する。
図11及び図12に示すように、逃げ溝53は、刃部35による組織の切離を確実にするために第二把持面51から窪んで形成されている。
本実施形態では、ステープルホルダ15と、ステープル27と、カム部33と、第二ジョー50とによって縫合部54(図3参照)が構成されている。縫合部54は、組織を縫合する。
本実施形態では、ステープルホルダ15と、刃部35と、第二ジョー50とによって、組織を切離する切離部55(図3参照)が構成されている。
図1に示すように、ステープラ60は、細長い筒状のシャフト61と、シャフト61の近位端に接続された操作部63と、操作部63からカートリッジ2に操作力量を伝達する伝達部材71とを有する。
シャフト61の遠位端には、カートリッジ2の軸部3の近位端が取り付け可能である。
シャフト61の内部には伝達部材71が配されている。
本実施形態では、カートリッジ2と、ステープラ60のシャフト61とによって、手術用器具1において体内に挿入可能な挿入部62が構成されている。
操作部63は、第一ジョー10及び第二ジョー50を開閉動作させ、またステープル27を組織に取り付けてさらに組織を切離する操作をユーザが行うためにシャフト61の近位端に設けられている。
操作部63は、シャフト61の近位端に固定されたバレル64と、バレル64に連結されたハンドル部65とを有する。
バレル64は、ユーザがシャフト61の中心軸線を回転中心としてシャフト61を回転させる操作をするために、シャフト61の近位端に固定されている。
ハンドル部65は、本体部66と、固定ハンドル67と、可動ハンドル68と、レバー69と、固定部70とを有する。
本体部66は、バレル64に対して、シャフト61の中心軸線を回転中心として回転自在に連結されている。
固定ハンドル67は、本体部66から延びる略棒状の形状を有している。固定ハンドル67は、ユーザが手で持つ部分である。
可動ハンドル68は、固定ハンドル67に対して往復移動可能に本体部66に連結されている。可動ハンドル68は、後述する第二伝達部材73の近位端に連結されている。
レバー69は、本体部66に対して往復移動可能に本体部66に連結されている。レバー69は、後述する第一伝達部材72の近位端に連結されている。
固定部70は、本体部66に対するレバー69の状態を、本体部66に対してレバー69が固定される固定状態と、本体部66に対してレバー69が可動である移動可能状態に切り替える。固定部70によりレバー69が本体部66に対して固定されている場合、第一伝達部材72、第一接続部材6、及び開閉リンク部8を介してレバー69に接続された第一ジョー10が第二ジョー50に対して移動不能となる。レバー69が本体部66に対して移動可能状態とされている場合には、レバー69の往復移動に対応して第一ジョー10が第二ジョー50に対して開閉動作可能である。
伝達部材71は、レバー69に固定された第一伝達部材72と、可動ハンドル68に固定された第二伝達部材73とを備える。
第一伝達部材72は、レバー69と第一接続部材6とを連結する棒状部材である。
第二伝達部材73は、可動ハンドル68と第二接続部材7とを連結する棒状部材である。
次に、本実施形態の手術用器具1の作用について説明する。図9は、手術用器具の作用を説明するための斜視図である。図10は、手術用器具によって組織が把持された状態を示す平面図である。図11は、手術用器具における縫合の一過程を示す図である。
図12は、手術用器具により縫合され切離された組織の状態を示す図である。
手術用器具1は、図2及び図3に示すように、収容部18にステープル27が収容され、土台部11の近位端近傍にカム部33及び刃部35が位置した状態で用意されている。
手術用器具1は、公知の手技により、たとえばトラカールを通じて処置対象部位まで案内される。
図9に示すように、手術用器具1の挿入部62の遠位端部に設けられた第一ジョー10及び第二ジョー50は、不図示の腹腔鏡視下で、操作部63のレバー69の操作に応じて切離対象となる組織を把持する。
図9に示すように切離対象となる組織を第一ジョー10と第二ジョー50とが把持することにより、図10に示すように、切離対象組織に対して、ステープル27を取り付ける縫合領域SAと、切離ラインLとが規定される。ユーザは、図1に示す操作部63の固定部70を操作して操作部63の本体部66に対してレバー69を固定することにより、図9に示すように第一ジョー10と第二ジョー50とが組織を把持した状態で第二ジョー50に対する第一ジョー10の位置を固定する。
ユーザは、図1に示す固定部70を用いてレバー69を本体部66に固定した後に、可動ハンドル68を動作させて第二伝達部材73を遠位側へ移動させる。遠位側へ移動された第二伝達部材73はカートリッジ2の第二接続部材7を遠位側へと移動させる。
遠位側へ移動された第二接続部材7は、図3に示す基台32を介してカム部33と刃部35とをともに遠位側へ移動させる。遠位側へ移動するカム部33は傾斜面34によりドライバ26を押し上げる。図3に示すドライバ26が傾斜面34押し上げられることによって、ドライバ26はステープル27の刺入端が組織に刺さるようにステープル27を収容部18から押し出す(図11参照)。ステープル27の刺入端が組織に刺さるときには、ステープル27の脚部28,29はタグ41を貫通している。
さらにステープル27が収容部18から押し出されると、ステープル27の脚部28,29は成形ポケット52に当接する。成形ポケット52は、組織を縫合する所定の形状へとステープル27の脚部28,29を変形させる。ステープル27が収容部18から押し出された後、ステープル27の連結部30は、タグ41が組織に接するようにタグ41を支持する。ステープル27は、第一ジョー10の近位側から遠位側へ向かって、カム部33の移動に伴って順次収容部18から発射される。このように、縫合部54は、第一ジョー10と第二ジョー50とによって把持された組織をステープル27により縫合する。
カム部33の近位側に配された刃部35(図5参照)は、第一ステープル列20と第二ステープル列21との間を切離ラインL(図9参照)として、溝部22に沿って移動する。これにより、ステープル27により縫合された部位から順に組織が切離される。刃部35は、第一ジョー10と第二ジョー50とによって把持された組織のうち縫合領域SA内で組織を切離する。
ステープル27による縫合及び刃部35による切離が終了したら、ユーザは固定部70によるレバー69の固定を解除して第一ジョー10を第二ジョー50に対して開く。これにより、第一ジョー10と第二ジョー50とによる組織の把持は解消される。縫合及び切離が終了した組織から第一ジョー10を離間させると、タグ41の第一片42及び第二片45は、それぞれ第一壁面23及び第二壁面24から外れる。すなわち、縫合及び切離が終了した後、タグ41は第一ジョー10から離間する。タグ41は第一ジョー10から離間することにより、図12に示すように、タグ41の第一片42及び第二片45は、縫合領域SAで係止された状態で組織に連結されたままになる。
第一片42のうち、第一被係止部44は、組織の切離面S1から突出するように、縫合領域SA1(SA)外に突出している。このため、タグ41の第一片42の第一被係止部44は、不図示の把持鉗子等によって容易に把持可能となる。
第二片45のうち、第二被係止部47は、組織の切離面S2から突出するように、縫合領域SA2(SA)外に突出している。このため、タグ41の第二片45の第二被係止部47は、不図示の把持鉗子等によって容易に把持可能である。
本実施形態の手術用器具1を用いて複数回の処置をする場合には、ステープル27を発射した後のカートリッジ2をシャフト61から取り外し、新たなカートリッジ2をシャフト61に取り付ける。切離された組織をさらに切り進める場合、切離された組織を移動させる際に、第一被係止部44や第二被係止部47を把持することによって、切離された組織およびステープル27を挟むことなく組織を移動させたり牽引したりすることができる。
切離された組織を把持鉗子等で挟むと、ステープル27により既に圧縮されている組織をさらに圧縮することとなり、組織に対して過度な挫滅を生じさせる可能性が考えられる。組織に対する過度な挫滅は、組織の血流を阻害して縫合後の癒着を遅らせる原因となりうる。また、ステープル27を把持鉗子等で挟むと、ステープル27が変形することにより組織の縫合状態が悪化する可能性が考えられる。たとえば、変形したステープル27により組織に過度な挫滅が生じたり、ステープル27が変形した領域において縫合が緩んでしまったりする可能性が考えられる。
本実施形態の手術用器具1によれば、縫合及び切離の後に続く手技による組織の挫滅や縫合不全が起こりにくい。そのため、縫合及び切離後における組織の癒着の遅れが生じにくい。
(変形例1−1)
次に、上記第1実施形態の変形例について説明する。図13は、本変形例の構成を示す図で、図2のIII-III線と同様の断面を示す図である。
図13に示すように、本変形例では、上記第1実施形態で説明したタグ41が、第一ジョー10ではなく第二ジョー50に取り付けられている。
タグ41の第一片42の第一被係止部44と、タグ41の第二片45の第二被係止部47とは、いずれも逃げ溝53の内部に入り込んで逃げ溝53の内面に接着されている。
本変形例では、第1実施形態と同様にステープル27が収容部18から押し出される過程において、ステープル27の脚部28,29(図12参照)の刺入端が組織を貫通した後、脚部28,29が成形ポケット52に接するまでの間に、脚部28,29がタグ41を貫通する。そして、ステープル27の脚部28,29が成形ポケット52によって縫合のための形状に変形された後、ステープル27の脚部28,29によってタグ41が組織に連結される。
このような構成であっても、上記第1実施形態と同様に第一被係止部44や第二被係止部47を把持鉗子等で把持して組織を移動させたり牽引したりすることができる。
なお、第二ジョー50に対するタグ41の取付方法としては、接着に代えて、第二把持面51に埋め込み可能な固定片等を用いてタグ41を挟み込む方法が採用されてもよい。
なお、第二ジョー50が逃げ溝53を有していない場合、第一被係止部44と第二被係止部47とをそれぞれ挿入する溝を第二ジョー50の第二把持面51に有することで第1実施形態と同様の効果を奏する。
(変形例1−2)
次に、上記第1実施形態の他の変形例について説明する。図14は、本変形例の構成を示す図で、図2のIII-III線と同様の断面示す図である。
図14に示すように、本変形例では、第1実施形態で説明したタグ41に代えて、第一片42と第二片45とがつながった状態である一枚のシート状のタグ41Aを有している。
タグ41Aは、第一把持面17,第一壁面23,及び第二壁面24に沿って配されている。タグ41Aは、刃部35によって組織と共に切離されることにより、第1実施形態と同様の第一片42と第二片45とに分離される。
このような構成であっても上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
(変形例1−3)
次に、上記第1実施形態のさらに他の変形例について説明する。図15は、本変形例の構成を示す図で、本変形例の牽引部材が組織に取り付けられた状態を示す図である。
図15に示すように、本変形では、タグ41の第一被係止部44及び第二被係止部47が、把持鉗子等における把持面に係合する厚肉部44a,47aを有している。
厚肉部44a,47aは、タグ41の縁部分に形成されている。
本変形例では、把持鉗子等によってタグ41の第一被係止部44あるいは第二被係止部47を把持した時に、第一被係止部44や第二被係止部47が抜けにくくなるように厚肉部44a,47aが抜け止めとして機能する。
(変形例1−4)
次に、上記第1実施形態のさらに他の変形例について説明する。図16は、本変形例の構成を示す図で、第一ジョーに本変形例の牽引部材が取り付けられている状態を示す図である。図17は、本変形例の牽引部材が組織に取り付けられている状態を示す図である。
図16及び図17に示すように、本変形例では、タグ41の第一被係止部44及び第二被係止部47が、把持鉗子等を挿入する孔部44b,47bを有する。また、本実施形態における第一被係止部44及び第二被係止部47は、孔部44b,47bにおける貫通孔の中心を中心とする円弧状の輪郭形状を有する。
孔部44b,47bは、タグ41が第一把持面17に取り付けられた状態において、土台部11の長手軸方向に並べて複数設けられている。なお、孔部44b,47bは、第一被係止部44に1つ以上、第二被係止部47に1つ以上あればよい。
(変形例1−5)
次に、上記第1実施形態のさらに他の変形例について説明する。図18は、本変形例の構成を示す図で、第一ジョーに本変形例の牽引部材が取り付けられている状態を示す図である。図19は、本変形例の牽引部材が組織に取り付けられている状態を示す図である。
図18及び図19に示すように、本変形例では、第一片42が、第一把持面17にタグ41が取り付けられた状態において土台部11の長手軸方向に互いに離間して複数の第一被係止部44を有し、第二片45が、第一把持面17にタグ41が取り付けられた状態において土台部11の長手軸方向に互いに離間して複数の第二被係止部47を有している。
第一把持面17にタグ41が取り付けられた状態で、土台部11の長手軸方向において、複数の第一被係止部44と複数の第二被係止部47とは互い違いに配されている。
また、溝部22は、複数の第一被係止部44を個別に収容する第一収容溝22aと、複数の第二被係止部47を個別に収容する第二収容溝22bとを有する。土台部11の長手軸方向において、複数の第一収容溝22aと複数の第二収容溝22bとは互い違いに配されている。
本変形例では、刃部35が溝部22に沿って移動する過程で、刃部35が第一被係止部44に接触可能なときには刃部35は第二壁面24に接触可能であり、刃部35が第二被係止部47に接触可能なときには刃部35は第一壁面23に接触可能である。すなわち、刃部35が第一被係止部44と第二被係止部47との両方に同時に接触することがない。
本変形例では、刃部35が第一被係止部44あるいは第二被係止部47を巻き込んで完全に切り取ってしまうのを防ぐことができる。
(変形例1−6)
次に、上記第1実施形態のさらに他の変形例について説明する。図20は、本変形例の構成を示す図で、第一ジョーに本変形例の牽引部材が取り付けられている状態を示す図である。
図20に示すように、本変形例では、上記第1実施形態で説明したホルダ体部16に代えて、刃部35が進退する溝部22に加えてタグ41を挿入するための第二溝部22Aが形成されたホルダ体部16を有する。
第二溝部22Aは、溝部22を間に挟んで互いに離間した位置に、第一伴走溝22A1と第二伴走溝22A2とを有する。
第一伴走溝22A1は、溝部22と平行に延びる溝である。第一伴走溝22A1は、上記第1実施形態で説明した第一壁面23に相当する壁面を有しており、タグ41の第一被係止部44が接着あるいは圧入されている。
第二伴走溝22A2は、溝部22と平行に延びる溝である。第二伴走溝22A2は、上記第1実施形態で説明した第二壁面24に相当する壁面を有しており、タグ41の第二被係止部47が接着あるいは圧入されている。
このような構成であっても上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図21は、本実施形態の手術用器具における遠位部分の構成を示す斜視図である。図22は、図21のXXII-XXII線における断面図である。図23は、本実施形態の手術用器具により牽引部材が組織に取り付けられさらに組織が切離された状態を示す図である。
図21,図22,及び図23に示すように、本実施形態の手術用器具1Aは、上記の第1実施形態で説明した牽引部材40に代えて、上記の第1実施形態で説明した牽引部材40とは構成が異なる牽引部材40Aを有する。
牽引部材40Aは、ホルダ体部16の収容部18の開口を横断するように延びる細長い部材である。牽引部材40Aは、第一把持面17に沿い、溝部22に交差するように第一把持面17に取り付けられている。
牽引部材40Aは、ホルダ体部16の第一把持面17に対して接着されている。第一把持面17に対する牽引部材40Aの接着力は、牽引部材40Aがステープル27によって組織に連結された後に組織から第一ジョー10を離間させたときに牽引部材40Aが第一把持面17から離間可能な大きさである。また、牽引部材40Aのうち第一把持面17からはみ出す領域については、必要に応じて、土台部11の外面に接着されていてもよい。
また、牽引部材40Aのうち第一把持面17からはみ出す領域を収納する溝構造が土台部11に形成されていてもよい。
本実施形態では、ステープル27は牽引部材40Aを貫通して組織に刺入され、第1実施形態の牽引部材40と同様に組織に連結される。牽引部材40Aが組織に連結されたあと、組織を切離する刃部35により、組織とともに牽引部材40Aも切離される。これにより、牽引部材40Aは、第一ステープル列20により組織に係止される第一片42Aと、第二ステープル列21により組織に係止される第二片45Aとに分割される。
本実施形態における牽引部材40Aの第一片42A及び第二片45Aは、第1実施形態と同様に、ステープル27により縫合された組織の代わりに把持される第一被係止部44A及び第二被係止部47Aをそれぞれ有する。
本実施形態の手術用器具1Aは、第1実施形態と同様の効果を奏する。
なお、本実施形態の手術用器具1Aにおいて、牽引部材40Aは、把持鉗子によってつかみやすくするためのループや、把持鉗子によって牽引部材40Aを把持したときに牽引部材40Aが把持鉗子から抜けにくくするための玉部等を有していてもよい。たとえば、牽引部材40Aが糸状であり、ループや玉部が糸結びにより形成されていてもよい。
また、必要に応じて、複数の牽引部材40Aを第一把持面17に取り付けておいてよい。
(変形例2−1)
次に、上記第2実施形態の変形例について説明する。図24は、本変形例の構成を示す部分断面図である。
図24に示すように、本変形例では、上記の牽引部材40Aが、第二ジョー50の第二把持面51に接着されている。
本変形例において、第二把持面51における牽引部材40Aの接着位置は、第二ジョー50に対して第一ジョー10が閉じた状態にあるときに、上記第2実施形態と同様に牽引部材40Aにステープル27が貫通可能となる位置である。一例を挙げると、牽引部材40Aは、第二把持面51において、成形ポケット52の開口部分を横断し、逃げ溝53に交差するように第二把持面51に接着される。
このような構成であっても上記第1実施形態及び上記第2実施形態と同様の効果を奏する。
(変形例2−2)
次に、上記第2実施形態の他の変形例について説明する。図25は、本変形例の構成を示す部分断面図である。図26は、本変形例の牽引部材が組織に取り付けられた状態を示す図である。図27は、本変形例の牽引部材の他の構成例を示す斜視図である。
図25及び図26に示すように、本変形例では、上記の変形例2−1で説明した牽引部材40Aに代えて、第二ジョー50が挿入される環部48がさらに形成された牽引部材40Bを有する。環部48は、第二把持面51に配される部分に対して対向する位置に脆弱部49を有する。脆弱部49は、第一片42Bと第二片45Bとに容易に切り離される。
牽引部材40Bは、第二ジョー50が環部48の内部に挿入されることにより、第二ジョー50の外周面に係合する。牽引部材40Bは、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様に、ステープル27が貫通可能な位置において第二ジョー50に係合している。
牽引部材40Bは、環部48のうち第二把持面51に位置する部分が、刃部35により組織とともに切離される。さらに、脆弱部49において環部48が切り離されることにより、牽引部材40Bは、第一ステープル列20により組織に係止される第一片42Bと、第二ステープル列21により組織に係止される第二片45Bとに分割される。
本実施形態における牽引部材40Bの第一片42B及び第二片45Bは、第1実施形態と同様に、ステープル27により縫合された組織の代わりに把持される第一被係止部44B及び第二被係止部47Bをそれぞれ有する。
このような構成であっても上記第1実施形態及び上記第2実施形態と同様の効果を奏する。さらに、本変形例では、牽引部材40Bが組織に取り付けられてさらに脆弱部49が切り離されたときに、脆弱部49は、組織から突出するように組織から離間した位置にある。このため、牽引部材40Bが組織に取り付けられた後、牽引部材40Bを把持鉗子等によって把持するときに、脆弱部49を容易に把持することができる。そして、脆弱部49を把持して牽引部材40Bを移動したり牽引したりすることにより、組織やステープル27を直接把持することなく切離後の組織を移動したり牽引したりすることができる。
なお、本変形例における牽引部材40Bは、環部48に第二ジョー50が挿入されることに代えて、環部48に第一ジョー10が挿入される構成であってもよい。
また、必要に応じて、複数の牽引部材40Bを第一ジョー10あるいは第二ジョー50に取り付けておいてよい。さらに、必要に応じて第一ジョー10あるいは第二ジョー50に取り付けられた牽引部材40Bを移動させてから使用してもよい。
また、図27に示すように、本変形例における牽引部材40Bは、第1実施形態と同・BR>Lにシート状であって環部48に相当する筒状部48A及び脆弱部49Aを有する構造であってもよい。
(変形例2−3)
次に、上記第2実施形態の他の変形例について説明する。図28は、本変形例の構成を示す斜視図である。
図28に示すように、本変形例では、第2実施形態で説明した牽引部材40Aに代えて、第一ステープル列20により組織に連結される第一片42Cと、第二ステープル列21により組織に連結される第二片45Cとを有し、第一ジョー10が、第一片42Cと第二片45Cとをそれぞれ収納する収納部16A及び収納部16Bを有する点で、上記第2実施形態で説明した手術用器具1Aと構成が異なる。
第一片42Cは、第一ステープル列20における最も遠位端に位置するステープル27によって組織に連結されるように、第一把持面17における遠位端部分に配されている。
第一片42Cとステープル27とはかしめにより予め固定されていてもよい。
第二片45Cは、第二ステープル列21における最も遠位端に位置するステープル27によって組織に連結されるように、第一把持面17における遠位端部分に配されている。
本変形例では、第二片45Cとステープル27とはかしめにより固定されている。
第一片42C及び第二片45Cには、上記の第2実施形態で説明したループや玉部が設けられていてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図29は、本実施形態の手術用器具を示す側面図である。図30は、第一ジョーの第一把持面を示す平面図である。図31は、手術用器具の遠位部分の内部構造を示す部分断面図である。図32は、手術用器具の針管を示す断面図である。
図29に示す本実施形態の手術用器具1Bは、組織同士を接着剤により縫合させる点で第1実施形態の手術用器具1及び第2実施形態の手術用器具1Aと構成が異なる。
図29,図30,図31,及び図32に示すように、本実施形態の手術用器具1Bは、ステープル27を有しておらず、第一ジョー10に、第二把持面51に向けて突出された複数の針管80を有する。複数の針管80は、各収容部18に固定されている。
また、本実施形態の手術用器具1Bは、第一ジョー10と第二ジョー50との開閉動作のための操作と、接着剤を縫合対象組織に供給するための操作とをそれぞれ行うための操作部63Bを、上記第1実施形態で説明した操作部63に代えて備える。
なお、本実施形態において図示は省略されているが、本実施形態の手術用器具1Bは上記第1実施形態と同様に組織を切離するための切離部を有している。
図30に示すように、第一ジョー10は、第1実施形態で説明した溝部22を有し、第一把持面17に複数の針管80を有する。
図31に示すように、第一ジョー10の内部には、針管80と連通する空洞部分10aが設けられている。
図31及び図32に示す複数の針管80は、接着剤を放出するための1つ以上の開口を有している。さらに、複数の針管80は、第一ジョー10の内部の空洞部分10aに連通されている。第一ジョー10の空洞部分10aは、接着剤が流れる流路として使用される。第一ジョー10の内部の空洞部分10aは、第一ジョー10の近位端から操作部63Bまで延びるチューブ81の遠位端に連通されている。
第一ジョー10の第一把持面17には、第1実施形態で説明したタグ41が取り付けられている。本実施形態におけるタグ41はすでに針管80が貫通された状態で第一把持面17に倣って第一把持面17に取り付けられている。
図29に示すように、手術用器具1Bの操作部63Bは、第一ジョー10と第二ジョー50との開閉動作のために、棒状の本体部66Bと、この本体部66Bに対してスライド移動可能に取り付けられたスライダ78と、上記のチューブ81内に接着剤を送り込むポンプ部82を備える。
本体部66B及びスライダ78は、スライダ78の本体部66Bに対する移動方向が一方向となるようにスライダ78の移動を規制するラチェット機構74を有する。
ラチェット機構74は、本体部66Bの軸方向に並べて設けられた歯部75と、スライダ78に設けられた係合突起76と、歯部75と係合突起76との係合を解除するリリーススイッチ77とを有する。
ラチェット機構74は、第一ジョー10を第二ジョー50に対して閉じる場合には本体部66Bに対してスライダ78をリリーススイッチ77の操作なしに移動可能であり、第一ジョー10を第二ジョー50に対して開く場合にはリリーススイッチ77の操作を要する。これにより、本実施形態では、スライダ78を用いて第一ジョー10と第二ジョー50とを閉じた状態にしたときに、第一ジョー10と第二ジョー50とは、ラチェット機構74によって、閉じた状態で保持される。
ポンプ部82は、チューブ81の近位端に接続された、たとえばシリンジポンプである。
本実施形態において、組織の縫合は、組織に刺入された針管80から放出される接着剤によって行われる。さらに、針管80から放出される接着剤は、タグ41と組織とを接着する。
上記第1実施形態と同様に、本実施形態においてもタグ41は組織に連結される。したがって、本実施形態においても、縫合された組織における縫合領域SAを把持することなく第一被係止部44あるいは第二被係止部47を把持して組織を移動させたり牽引したりすることができる。
本実施形態の手術用器具1Bは、上記第1実施形態で説明した手術用器具1と同様の効果を奏する。
なお、第一把持面17に対して針管80が突没可能となる構造が本実施形態の手術用器具1Bに設けられていてもよい。
たとえば、複数の針管80が第1実施形態で説明したカム部33により収容部18から突出するように構成されていてもよい。この場合、複数の針管80が収容部18の内部に完全に収容されているときには、第一ジョー10と第二ジョー50とを用いて把持鉗子と同様に組織の把持をすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述の各実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
上記各態様(変形例を含む)によれば、縫合及び切離の後に続く手技による組織の挫滅や縫合不全が起こりにくい。
1,1A,1B 手術用器具
2 カートリッジ
3 軸部
4 筒部
5 接続部材
6 第一接続部材
7 第二接続部材
8 開閉リンク部
10 第一ジョー
11 土台部
12 凹部
13 連通路
15 ステープルホルダ
16 ホルダ体部
17 第一把持面
18 収容部
19 ステープル列
20 第一ステープル列
21 第二ステープル列
22 溝部
23 第一壁面
23a 第一保持部
23b 第一スリット部
24 第二壁面
24a 第二保持部
24b 第二スリット部
25 底面
26 ドライバ
27 ステープル
28,29 脚部
30 連結部
31 作動部
32 基台
33 カム部
34 傾斜面
35 刃部
40 牽引部材
41 タグ
42 第一片
43 第一固定部
44 第一被係止部(被係止部)
45 第二片
46 第二固定部
47 第二被係止部(被係止部)
48 環部
49 脆弱部
50 第二ジョー
51 第二把持面
52 成形ポケット
53 逃げ溝
54 縫合部
55 切離部
60 ステープラ
61 シャフト
62 挿入部
63 操作部
64 バレル
65 ハンドル部
66 本体部
67 固定ハンドル
68 可動ハンドル
69 レバー
70 固定部
71 伝達部材
72 第一伝達部材
73 第二伝達部材
74 ラチェット機構
75 歯部
76 係合突起
77 リリーススイッチ
78 スライダ
80 針管
81 チューブ
82 ポンプ部

Claims (8)

  1. 体内に挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部の遠位端部に設けられ、長手軸方向に延設された底部を有する土台部と、
    前記土台部により支持され、前記長手軸に沿って延設された第一把持面と、
    前記第一把持面と対向して設けられ、前記第一把持面に接近することで前記第一把持面との間で組織を把持する第二把持面と、
    前記底部と前記第一把持面との間に設けられ、前記第一把持面から前記第二把持面に向かって発射可能な複数のステープルと、
    前記長手軸に沿って並べられた前記複数のステープルによって構成される第一ステープル列と、
    前記長手軸に沿って並べられた前記複数のステープルによって構成され、前記第一ステープル列と平行に延びた第二ステープル列と、
    前記長手軸に交差する交差方向において前記第一ステープル列と前記第二ステープル列との間に位置し、前記第一把持面から前記底部に向かって延設された第一壁、前記第一壁面に対して前記交差方向に離間した位置で前記第一壁面と対向して形成された第二壁面、及び前記底部によって構成され、前記長手軸に沿って延びた溝部と、
    前記第一把持面に取り付けられ、前記複数のステープルが貫通することで前記組織に連結可能な牽引部材と、
    前記溝部内に設けられた前記牽引部材の一部であり、前記第一把持面から前記底部に向かって前記第一壁面に沿って延びた第一被係止部と、前記第一被係止部に対して前記交差方向に離間した位置で前記第一把持面から前記底部に向かって前記第二壁面に沿って延びた第二被係止部と、を有する被係止部と、
    前記第一被係止部及び前記第二被係止部が設けられた前記溝部内に前記長手軸に沿って進退可能に収容され、前記交差方向における前記第一被係止部と前記第二被係止部との間を前記長手軸に沿って進退することで、前記組織を切離可能な刃部と、
    を有し、
    前記第一壁面と前記第二壁面とは、前記刃部が前記交差方向において前記第一被係止部と前記第二被係止部との間に位置するときに、前記刃部と前記第一被係止部との間、及び前記刃部と前記第二被係止部との間に隙間を形成可能に、前記交差方向において離間して設けられていることを特徴とする手術用器具。
  2. 請求項1に記載の手術用器具であって、
    前記第一把持面を有する第一ジョー、及び前記第二把持面を有する第二ジョーをさらに備え、
    前記牽引部材は、前記第一把持面及び前記溝部に倣い且つ前記複数のステープルを覆って前記第一ジョーに取り付けられたシート状のタグを有する
    手術用器具。
  3. 請求項2に記載の手術用器具であって、
    記溝部は
    記第一壁面に前記第一被係止部を保持する第一保持部と、
    前記第二壁面に前記第二被係止部を保持する第二保持部と、
    を有し、
    前記第一ステープル列は、前記第一把持面のうち前記溝部により分断された領域の1つであって前記第一壁面と繋がる第一領域に設けられ、
    前記第二ステープル列は、前記第一把持面のうち前記溝部により分断された領域の1つであって前記第二壁面と繋がる第二領域に設けられ、
    前記タグは、
    記第一領域において前記第一ステープル列をい、前記第一被係止部を有する第一片と、
    記第二領域において前記第二ステープル列をい、前記第二被係止部を有する第二片と、
    を有する
    手術用器具。
  4. 請求項3に記載の手術用器具であって、
    前記第一保持部は、前記第一壁面と前記底部との間に前記第一片を挟み込んで保持する第一スリット部を有し、
    前記第二保持部は、前記第二壁面と前記底部との間に前記第二片を挟み込んで保持する第二スリット部を有する
    手術用器具。
  5. 請求項1に記載の手術用器具であって、
    前記牽引部材はポリグリコール酸、ポリ乳酸、及びそれらの共重合体の内の少なくとも1つを含む
    手術用器具。
  6. 請求項1に記載の手術用器具であって、
    前記被係止部が前記組織に連結された後、前記組織が前記刃部により切離された際に、前記被係止部は前記ステープルによって組織が縫合される縫合領域の外に突出される
    手術用器具。
  7. 請求項1に記載の手術用器具であって、
    前記第一被係止部及び前記第二被係止部に設けられ、把持鉗子における把持面に係合する厚肉部をさらに備える
    手術用器具。
  8. 請求項1に記載の手術用器具であって、
    前記第一被係止部及び前記第二被係止部に設けられ、把持鉗子を挿入する孔部をさらに備える
    手術用器具。
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