JP5984987B2 - 照明ランプ - Google Patents

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Description

この発明は、LEDランプなどの照明ランプに関する。特に、転がり防止対策が施された直管形照明ランプに関する。
従来の直管形蛍光ランプはガラス管内面に蛍光体層を形成し、ガラス管内両端に電極を設け、その両電極間で低圧水銀蒸気放電を起こし、それより発生する紫外線を蛍光体層で可視光に変換するものであり、通常口金は主管ガラスバルブ両端に一対固着されている。
従来の蛍光ランプは広く一般的に普及しており、その素材がガラスであることが周知されており、一方でガラスは割れて破片となり、それは切創の原因となることも周知の事実になっており、従って蛍光ランプは割れやすい事が認知されて、その取扱いも慎重に行われていた。
一方、直管形蛍光ランプと類似の形状をしたLEDを光源とする照明用光源がすでに商品化されている。例えば日本電球工業会にてJEL801として日本電球工業会規格に制定されているL形(GX16)口金を有する直管形LEDランプシステムや、従来蛍光ランプと同じG13口金を用いた直管形LEDランプシステムがある。
直管形LEDランプは一般にLED素子の熱を逃がす目的で、ヒートシンクと呼ばれるアルミ材を主とした放熱部分と樹脂製の拡散カバーで外郭が構成されている。直管形LEDランプは最近急速に普及している。しかし蛍光ランプと異なり、アルミ材と樹脂製部品で外郭が構成されているものが多いため、取扱いに注意が払われづらい状況があった。
発明者らは外郭が不燃材であるガラス製の直管形LEDランプを設計した。これは火災等を想定した際、避難のためには他の照明器具構成部材の中で、最後まで照明の用途を全うするべく不燃材で外郭を構成しようとしたものである。試作品にてさまざまなテストをすると、一般に直管形LEDランプは外郭材料がガラスではないため、取扱いに不注意が起こり、ランプを交換目的で床面においた際、多くのランプが転がりランプ同士や床面の金属部に衝突し破損したものが発生した。従来の直管形蛍光ランプであれば、ガラス製で割れやすく、かつ重心がランプ断面の中心付近にあることを万人が体得しており、不用意に床に置くと転がり、場合によっては加速度により高速の衝突が発生し破損する事を十分承知してランプ交換を行っていたため、この様な不具合は避けられていた。
従って、ガラス製外郭を有した直管形LEDランプが蛍光ランプではなくLEDランプとして不注意な取り扱いを受けたり乱暴な交換作業が行われても、直管形LEDランプが回転して割れるリスクを少なくする必要がある。
従来から、直管形照明ランプのころがりを防止するために、ガラス管の断面及び口金の断面を楕円形としたことを特徴とする放電ランプが有る(特許文献1)。
また、口金の外周は本体の転がりを防ぐために8角に形成する照明ランプが有る(特許文献2)。
従来のように、照明ランプの外形を変形すると従来の照明ランプの形状と互換性がなくなり、照明機器への取付ができなくなる場合がある。照明ランプの外形を変形させずに転がりを防止することが望ましい。
特開平5−251045号公報 特開2010−123097号公報 米国特許出願公開第2010/0220469号明細書 特開2011−165438号公報
本発明では、照明ランプの回転による破壊リスクを少なくすることを目的とする。
この発明に係る照明ランプは、
LEDが接合された基板が長尺のヒートシンクに取り付けられた発光部と、
前記発光部が収納され、外径Aかつ内径Yの外郭と、
前記発光部が収納された前記外郭の両端に取り付けられる一対の口金と
を備え、
前記ヒートシンクは、前記外郭の横断面における外形が前記外郭の内面に沿った円弧部分と前記基板が取り付けられる基板取付面である直線部分とからなるD字形をなし、前記外郭の長さ方向の両端まで延在して収納されるとともに、前記円弧部分が前記内面に接着され、
前記基板取付面が、前記外郭の内面から前記内径Yの1/4以上1/2未満の位置に配置され、
前記ヒートシンクの重さVと前記外郭の重さWとの比が、1:3以上1:1以下であり、
前記外郭の横断面における重心位置Bが、前記外郭の外面から外径Aの1/3以下の位置にあることを特徴とする。
この発明に係る照明ランプは、重心位置を変えていることにより転がりを防止するので、照明ランプの外形を変形させずに転がりを防止することができる。
実施の形態1〜4の照明ランプ50を示す図。 実施の形態1の照明ランプ50の横断面を示す図。 実施の形態2の照明ランプ50の横断面を示す図。 実施の形態3の照明ランプ50の横断面を示す図。 実施の形態4の照明ランプ50の横断面を示す図。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の照明ランプ50を示す図である。
照明ランプ50は、ガラス管21を有している。ガラス管21は、直管形ガラス管である。ガラス管21の両端に一対の口金52を備えている。各口金52は、一対のピン53を備えている。53の本数や形は、図に限らず他の本数でも他の形状でもよい。
ガラス管21は、発光部54を収納している。発光部54は、LED23と基板24とヒートシンク25とを有している。LED23は、LED(発光ダイオード)単体又はLEDモジュールからなる。
照明ランプ50は、安定的に動作するために必要な制御装置が一体となっていない構造である。すなわち、照明ランプ50は、外部にある電源からLED23を点灯する直流の定電流を供給されて点灯する。
電力の供給は、ピン53から受けてもよいし、図示していないコネクタから受けてもよい。
照明ランプ50は、長期使用の観点で、使用中に安全を損なうランプ内へのホコリの侵入ができない構造を備えている。すなわち、ガラス管21と口金52とは接着されており、発光部54は、密封されている。
照明ランプ50は、ガラス製外郭を有し外形が従来通りの直管形照明ランプである。また、照明ランプ50は、機能を損なわずには恒久的に分解できない直管形LEDランプシステムである。
照明ランプ50は、ガラス製外郭を有し、直管形照明ランプの外形を変形させていない。
照明ランプ50は、以下に述べるように、外形が従来通りの直管形照明ランプの回転による破壊リスクを少なくするものである。
図2は、図1に示した照明ランプ50のZZ断面図(横断面図)である。
図の記号の意味は以下のとおりである。
O:ガラス管21の中心
G:照明ランプ50の横断面の重心 A:ガラス管21の外径(例えば、25.5mm)
Y:ガラス管21の内径(例えば、24mm)
B:重心Gの位置
C:ヒートシンク25の厚さ(半径方向の最大厚さ)
ガラス管21の内部表面には拡散膜22が形成されている。
この実施の形態では、ガラス管21の内面からの基板取付面27の高さはヒートシンク25の厚さCと同じである。
ヒートシンク25の厚さC(基板取付面27の高さ)は、内径Yの半分未満であり、かつ、発光部54のLED23はガラス管21の中心Oの位置あるいは中心Oより下に配置されている。その理由は、LED23の光の放射角度を広範囲にするためである。
LED23は基板24に複数接合されている。基板24はガラス管21の長さ方向に両端まで(両口金まで)延在する長尺の平面板である。基板24には、LED23に電力を供給する回路がプリントあるいは配線されている。基板24の上面に複数のLED23が等間隔に物理的にかつ電気的に接合されている。ヒートシンク25の基板取付面27には、基板24の下面が熱伝導性の高い接着剤もしくは両面テープで接着されている。
ヒートシンク25は、横断面がD字形をしており、内部が中空である。ヒートシンク25は、ガラス管21の長さ方向に両端まで(両口金まで)延在する長尺のアルミニウム製ヒートシンクである。中空部分は長さ方向に貫通している。ヒートシンク25は、ガラス管21の内面に沿った円孤部分と基板取付面27となる直線部分とを有している。ヒートシンク25の円弧部分の下部とガラス管21とは接着剤26により接着されている。接着剤は、シリコーンや接着性シリコーンを用いる。
ヒートシンク25の円弧部分は、ガラス管21の内径Yと同じ直径をもつ円であり、その中心がガラス管21の中心Oと同じ円の円弧であることが望ましい。その理由は、ガラス管21の内面と円弧部分がわずかな隙間で対向する面積が増加し、放熱性が向上するからである。
接着剤26は、円弧部分とガラス管21との隙間全体にあってもよいが、発光部54がガラス管21の内面からはがれおちない強度が保てるのであれば、接着剤26は一部分だけでもよい。たとえば、接着剤26は、図示したようにヒートシンク25の下部中央だけでよい。あるいは、左右2箇だけでもよい。あるいは、下部中央と左右の3箇所だけでもよい。接着剤26は一部分だけの場合は、全体重量が軽くなるメリットがある。接着剤の代わりに両面テープを使用した時も同様である。
ヒートシンク25は金属であり、ガラス管21はガラスであるので、ヒートシンク25とガラス管21が直接接触していると衝撃を受けた場合にガラス管21が破損する恐れがある。したがって、ヒートシンク25とガラス管21が直接接触しないほうがよい。そのために、接着剤26がヒートシンク25とガラス管21の間に存在するほうが望ましい。接着剤26がヒートシンク25とガラス管21の間に存在することによりヒートシンク25とガラス管21がいずれの部分においても直接接触することがない。接着剤26は接着とクッションの機能を持つ。両面テープの場合も同様である。
拡散膜22は、接着剤26が存在する部分には存在していない。その理由は、接着剤26とガラス管21とを直接接触させ、接着剤26とガラス管21との接着強度を向上させるためである。
例えば、図1、図2に示す各部の具体的な長さ、重さ、比重、及び、熱伝導率は以下のとおりである。参考として、鉄、銅も示す。
1.長さ
ガラス管21の外径A:25.5mm
ガラス管21の内径Y:24mm
基板24の幅K:18mm(内径Yの75%)
ヒートシンク25の幅H:20mm(内径Yの83.3%)
2.重量
照明ランプ50の重さJ:360g(ただし、最大500g)
ガラス管21の重さW:180g(照明ランプ50の50%)
発光部54の重さU:180g(照明ランプ50の50%)
ヒートシンク25の重さV:145g(照明ランプ50の40%)
その他の重さ:35g(照明ランプ50の10%)
(その他の重さには、LED23と基板24と口金52とピン53との重さが含まれる。)
3.比重
ガラス管21:約2.5
ヒートシンク25(アルミニウム):2.7
接着剤26(シリコーン):2.2〜3.05
鉄:7.8
銅:8.9
4.熱伝導率(W/m・K)
ガラス管21:1
ヒートシンク25(アルミニウム):236
接着剤26(シリコーン):0.83〜4.0
鉄:84
銅:413
本実施の形態に係る直管形LEDランプは、ランプ断面の重心Gが照明ランプの中心Oより片側に偏在しており、その重心Gの重心位置Bは、ガラス管21の外径Aとの関係で、
B/A≦1/3
としたものである。
すなわち、重心Gが中心Oから1/6以上ずれた位置に存在するものである。
発光部54がない照明ランプの場合は、重心Gは中心Oと一致(ほぼ一致)している。しかし、発光部54を実装することにより照明ランプ50の重心Gが中心Oから1/6以上ずれた位置に移動する。
重心の移動量は、発光部54(特にヒートシンク25)の重さ(特にヒートシンク25)と位置とに依存する。特に、ヒートシンク25の重さVとガラス管21の重さWとの比にも依存する。本実施の形態では、ヒートシンク25の重さV(145g)とガラス管21の重さW(180g)との比は4:5(≒145:180)である。
ヒートシンク25の厚さCは、内径Yの半分未満であることが望ましいから、ヒートシンク25の基板取付面27の位置は、ガラス管21の内面から内径Yの1/2未満の位置に配置される。あるいは、LED23は、ガラス管21の内面から内径Yの1/2未満の位置に配置される。
本実施の形態に係る直管形LEDランプは、ガラス管21の横断面における重心位置Bが、ガラス管21の外面から外径Aの1/3以下の位置にあることを特徴とする。
この構成によれば、重心Gが中心Oから1/6以上偏っているため照明ランプ50が転がりづらく、不測の転がりでぶつかって破損する事を抑制できる。
また、更に、外側に蛍光ランプ用飛散防止膜を被覆すれば、万が一、破損してもガラスが飛散しにくくなる。飛散防止膜として熱収縮チューブを使用する。たとえば、PET製110μm厚の熱収縮チューブに、当該直管形照明ランプを挿入し、熱収縮チューブを加熱収縮させて照明ランプ50を製造することができる。
以上のように、実施の形態1の照明ランプ50は、直管形LEDランプシステムである。
直管形LEDランプは、両端に一対の口金52とLED23(LED単体又はLEDモジュール)を備え、LED23が安定的に動作するために必要な制御装置が一体となっていない構造である。更に長期使用の観点で、使用中に安全を損なうランプ内へのホコリの侵入ができない構造である。また、さらに、分解すると機能が損われる構造である。
実施の形態1の照明ランプ50は、ランプ横断面の重心位置BがB/A≦1/3とした事を特徴とする。
実施の形態1の照明ランプ50は、転がりづらく不用意な取扱いによっても破損のリスクが有効に抑制されるという効果がある。
外面に飛散防止膜を収縮形成させれば、ガラスの飛散防止効果がある。
本実施の形態の照明ランプ50は、不燃性のガラスでできているため火災に強く、鉄道車両で万が一火災が発生しても、燃えにくく長時間点灯し続けることができる。
トンネルや地下路線における車両火災等を想定した際、乗客避難のために他の照明器具構成部材の中で、最後まで照明の用途を全うするべく、本実施の形態の照明ランプ50は、不燃材で外郭を構成している。
本実施の形態の照明ランプ50は、地下駅舎、地下道路、地下街、トンネル、地下室、ドーム、屋内など、災害避難時に外光が入射しない、あるいは、外光が期待できない建物、設備又は場所に用いるのがよい。
また、鉄道車両では、床や壁や椅子が金属で製造されるので、ランプを交換目的で車両内部の床面においた際、多くのランプが転がりランプ同士や車両内部の金属部に衝突し破損したものが発生しやすいが、本実施の形態の照明ランプ50は、ガラスを用いても回転による破壊リスクを少なくしている。
実施の形態2.
図3は、図1に示した照明ランプ50のZZ断面図(横断面図)である。
以下、主として実施の形態1と異なる点について説明する。
ヒートシンク25は、横断面がD字形をしており、内部に中空部分がなくアルミニウムの塊である。
この例では、接着剤26が、円弧部分の全体に存在している場合を示しているが、一部分でもかまわない。
本実施の形態に係る直管形LEDランプにおいて、ヒートシンク25の厚さCは、ガラス管21の内径Yの1/4であり、ヒートシンク25の基板取付面27は、ガラス管21の内面から内径Yの1/4の位置に配置されている。1/4未満にすると、発光部54を配置する場所がなくなり、発光部54の重さが軽くなる。このため、B/A≦1/3を達成することができなくなる。
ヒートシンク25を断面がD字状の塊にして、ヒートシンク25の円弧部分を、ガラス管21の内径Yと同じ直径をもつ円であり、その中心がガラス管21の中心Oと同じ円の円弧とした場合、最小の重さのヒートシンク25で、B/A=1/3を達成することができる。
実施の形態1で述べた各部の具体的な長さ、重さ、比重、及び、熱伝導率の場合、実施の形態2のヒートシンクの重さVは60gである。ヒートシンクの重さV(60g)とガラス管の重さW(180g)との比の最小値は1:3(=60:180)である。一方、最大値は、全体重量を大幅に増加させないために、1:1、あるいは、実施の形態1で述べた4:5が望ましい。したがって、ヒートシンクの重さVとガラス管の重さWとの比の最大値は1:3以上1:1以下、あるいは、1:3以上4:5以下である。
ヒートシンク25の厚さCが内径Yの半分以上になるとLED23が中心Oを超えて配置されるので、ヒートシンク25の厚さCは内径Yの半分未満にする。すなわち、ヒートシンク25の基板取付面27、あるいは、LED23は、ガラス管21の内面から内径Yの1/2未満の位置に配置される。
ヒートシンク25の厚さCを1/4以上にすれば、重心Gの位置は、1/3から減少しガラス管21の内面に近づく。ヒートシンク25の厚さCが、重心Gを超えて増加すると重心Gは、中心Oに近づくので、ヒートシンク25の厚さCが、重心Gと一致する場合(C=Bの場合)、重心Gが最もガラス管21の内面に近づく。すなわち、基板取付面27に重心Gが存在する場合、重心Gが最もガラス管21の内面に近づく。この場合、基板取付面27と重心Gの位置は、1/4超1/3未満のいずれかの範囲の同じ位置にある。
本実施の形態に係る照明ランプ50は、ランプ横断面の重心位置BをB/A≦1/3とするとともに、ヒートシンク25の基板取付面27がガラス管の内面から内径Yの1/4以上1/2未満の位置に配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、重心が偏っているため照明ランプ50が転がりづらく、不測の転がりでぶつかって破損する事を抑制できる。
実施の形態3.
図4は、図1に示した照明ランプ50のZZ断面図(横断面図)である。
以下、主として実施の形態1と異なる点について説明する。
図の記号の意味は以下のとおりである。
Y:内径(例えば、24mm)
H:ヒートシンクの幅(例えば、5mm)
C:ヒートシンクの厚さ(例えば、4mm)
T:基板取付面27の高さ又は基板取付面27の位置(半径方向の最大高さ)
ヒートシンク25は、横断面が矩形をしており、内部に中空部分がなくアルミニウムの長尺板である。ヒートシンク25は、ガラス管21の中央側の面(上面)を基板取付面27としている。
ヒートシンク25の両側面の下部が接着剤でガラス管21の内面に接着されている。
本実施の形態に係る直管形LEDランプにおいて、ヒートシンク25の基板取付面27は、ガラス管21の内面から内径Yの1/6の位置に配置されている。1/6未満にすると、ヒートシンクの幅Hが小さくなり、発光部54の重さが軽くなる。このため、B/A≦1/3を達成することができない。
ヒートシンクの幅Hと内径Yとの比が5:24であり、かつ、
ヒートシンクの厚さCと内径Yとの比が4:24であれば、
最小の重さのヒートシンク25で、B/A=1/3を達成することができる。
実施の形態1で述べた各部の具体的な長さ、重さ、比重、及び、熱伝導率の場合、実施の形態3のヒートシンクの重さVは60gである。ヒートシンクの重さV(60g)とガラス管の重さW(180g)との比の最小値は1:3(=60:180)である。一方、最大値は、全体重量を大幅に増加させないために、1:1、あるいは、実施の形態1で述べた4:5が望ましい。したがって、ヒートシンクの重さVとガラス管の重さWとの比の最大値は1:3以上1:1以下、あるいは、1:3以上4:5以下である。
ヒートシンク25の厚さCは、内径Yの半分未満であり、ヒートシンク25の基板取付面27(あるいはLED23)は、ガラス管21の内面から内径Yの1/2未満の位置に配置される。基板取付面27が、ガラス管21の内面から内径Yの1/2に配置される場合はヒートシンクの幅Hと内径Yとの比(最大値)は、1:1であるが、板状のヒートシンク25で、B/A≦1/3を達成するためには、基板取付面27が、ガラス管21の外径Aの1/3以下であるほうが望ましい。基板取付面27が、ガラス管21の外径Aの1/3に配置される場合、ガラス管21の内面のヒートシンクの幅Hは22mm程度になるので、ヒートシンクの幅Hと内径Yとの比は22:24以下である。
また、ヒートシンク25の厚さCは、内径Yの半分未満であり、かつ、基板取付面27の高さTと内径Yとの比の最大値は12:24未満である。
基板取付面27の高さTが内径Yの半分以上になるとLED23が中心Oを超えて配置されてしまうので、基板取付面27の高さTは内径Yの半分未満にする。すなわち、ヒートシンク25の基板取付面27、あるいは、LED23は、ガラス管21の内面から内径Yの1/2未満の位置に配置される。
ヒートシンク25の幅Hをそのままにしてヒートシンク25の厚さCを厚くして、基板取付面27の高さTを1/6以上にしていけば、重心Gの位置は、1/3から減少しガラス管21の内面に近づく。ヒートシンク25の厚さCが、重心Gを超えて増加すると、重心Gは、中心Oに近づくので、基板取付面27の高さTが、重心Gと一致する場合(T=Bの場合)、重心Gが最もガラス管21の内面に近づく。すなわち、基板取付面27に重心Gが存在する場合、重心Gが最もガラス管21の内面に近づく。この場合、基板取付面27と重心Gの位置は、1/6超1/3未満のいずれかの範囲の同じ位置にある。
本実施の形態に係る照明ランプ50は、ランプ横断面の重心位置BをB/A≦1/3とするとともに、
ヒートシンクの幅Hと内径Yとの比が5:24以上20:24以下であり、かつ、
ヒートシンクの厚さTと内径Yとの比が4:24以上12:24以下であり、
基板取付面27は、ガラス管21の内面からガラス管21の内径Yの1/6以上1/2未満の位置に配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、重心が偏っているため照明ランプ50が転がりづらく、不測の転がりでぶつかって破損する事を抑制できる。
実施の形態4.
図5は、図4の構成の接着剤26をガラス管21の内面とヒートシンク25との間に充填したものである。図4に比べて、さらに、重心Gを偏らせることができる。
実施の形態5.
実施の形態1〜4において、ヒートシンク25の材質を、アルミニウムより比重の重い銅や鉄にすれば、さらに、重心Gを偏らせることができる。
実施の形態1〜4において、ヒートシンク25の形は、その他の形でもよい。たとえば、断面形状がD字状や矩形でなくてもよく、B字状、C字状、E字状、H字状、I字状、K字状、M字状、T字状、U字状、V字状、W字状、X字状、Y字状、コ字状、皿形状、凹字状、凸字状、楕円状、三角状、四角状、多角形状でもよい。ヒートシンク25は、中空部分があってもよいし、塊であってもよい。
実施の形態1〜4で説明した照明ランプは、
外径Aの筒状のガラス管と、
ガラス管に収納された発光部と
を備え、
ガラス管の横断面における重心位置Bが、ガラス管の外面から外径Aの1/3以下の位置にあることを特徴とする。
また、発光部は、
発光ダイオードと、
発光ダイオードを取り付けた基板と、
基板を取り付けた基板取付面を有しガラス管の内面に接着されたヒートシンクと
を有し、
ヒートシンクの基板取付面は、ガラス管の内面から内径Yの1/6以上1/2未満の位置に配置されたことを特徴とする。
また、ヒートシンクは、ガラス管の横断面における外形が、ガラス管の内面に沿った円孤部分と基板取付面となる直線部分とを有するD字状のアルミニウム製ヒートシンクであり、
基板取付面は、ガラス管の内面から内径Yの1/4以上1/2未満の位置に配置されたことを特徴とする。
また、ヒートシンクは、ガラス管の横断面において、所定の幅Hかつ所定の厚さTを有する板状のアルミニウム製ヒートシンクであり、
ヒートシンクは、ガラス管の中央側の面を基板取付面とし、
ヒートシンクの幅Hと内径Yとの比が5:24以上20:24以下であり、かつ、
ヒートシンクの厚さCと内径Yとの比が4:24以上12:24以下であり、
基板取付面は、ガラス管の内面からガラス管の内径Yの1/6以上1/2未満の位置に配置されたことを特徴とする。
また、ヒートシンクの重さVとガラス管の重さWとの比が1:3以上1:1以下であることを特徴とする。
また、重心Gは、基板取付面に存在することを特徴とする。
また、ガラス管の外面に飛散防止膜を備えたことを特徴とする。
また、鉄道車両は、前記照明ランプを取り付けたことを特徴とする。
実施の形態1〜4で説明した照明ランプの使用方法は、
前記照明ランプを、地下駅舎、地下道路、地下街、トンネル、地下室、ドーム、屋内など、災害避難時に外光が入射しない、あるいは、外光が期待できない建物、設備又は場所に用いることを特徴とする。
21 ガラス管、22 拡散膜、23 LED、24 基板、25 ヒートシンク、26 接着剤、27 基板取付面、50 照明ランプ、52 口金、53 ピン、54 発光部。

Claims (9)

  1. LEDが接合された基板が長尺のヒートシンクに取り付けられた発光部と、
    前記発光部が収納され、外径Aかつ内径Yの外郭と、
    前記発光部が収納された前記外郭の両端に取り付けられる一対の口金と
    を備え、
    前記ヒートシンクは、前記外郭の横断面における外形が前記外郭の内面に沿った円弧部分と前記基板が取り付けられる基板取付面である直線部分とからなるD字形をなし、前記外郭の長さ方向の両端まで延在して収納されるとともに、前記円弧部分が前記内面に接着され、
    前記基板取付面が、前記外郭の内面から前記内径Yの1/4以上1/2未満の位置に配置され、
    前記ヒートシンクの重さVと前記外郭の重さWとの比が、1:3以上1:1以下であり、
    前記外郭の横断面における重心位置Bが、前記外郭の外面から外径Aの1/3以下の位置にあることを特徴とする照明ランプ。
  2. LEDが接合された基板が長尺のヒートシンクに取り付けられた発光部と、
    前記発光部が収納され、外径Aかつ内径Yの外郭と、
    前記発光部が収納された前記外郭の両端に取り付けられる一対の口金と
    を備え、
    前記ヒートシンクは、前記外郭の横断面における外形が所定の幅Hかつ所定の厚さCの矩形をなし、前記外郭の長さ方向の両端まで延在している板状であるとともに、前記ヒートシンクの両側面の下部が前記外郭の内面に接着され、
    前記外郭の中央側の面であり前記基板が取り付けられる基板取付面の位置Tは、前記外郭の内面から前記内径Yの1/6以上1/2未満の位置に配置され、
    前記幅Hと内径Yとの比が5:24以上20:24以下であり、かつ、前記厚さCと内径Yとの比が4:24以上12:24以下であり、
    前記ヒートシンクの重さVと前記外郭の重さWとの比が、1:3以上1:1以下であり、
    前記外郭の横断面における重心位置Bが、前記外郭の外面から外径Aの1/3以下の位置にあることを特徴とする照明ランプ。
  3. 前記重心位置Bは、前記外郭の横断面における基板取付面の位置Tと重なる位置にあることを特徴とする請求項1又は2記載の照明ランプ。
  4. LEDが接合された基板が長尺のヒートシンクに取り付けられた発光部と、
    前記発光部が収納され、外径Aかつ内径Yの外郭と、
    前記発光部が収納された前記外郭の両端に取り付けられる一対の口金と
    を備え、
    前記ヒートシンクは、前記外郭の長さ方向の両端まで延在して収納されるとともに、前記外郭の内面に接着され、
    前記外郭の横断面における重心位置Bが、前記外郭の外面から外径Aの1/3以下の位置にあり、
    前記外郭の横断面における重心位置Bが、前記基板が取り付けられる基板取付面の位置Tと重なる位置にあることを特徴とする照明ランプ。
  5. 前記外郭は、ガラス管であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の照明ランプ。
  6. 前記外郭は、拡散膜を有することを特徴とする請求項1からいずれか1項に記載の照明ランプ。
  7. 前記拡散膜は、前記外郭の内部表面に形成されていることを特徴とする請求項6記載の照明ランプ。
  8. 前記外郭は、直管であることを特徴とする請求項1から7いずれか1項に記載の照明ランプ。
  9. 前記照明ランプは、直管形照明ランプであることを特徴とする請求項1から8いずれか1項に記載の照明ランプ。
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