JP5984204B2 - 乾燥スラッジ固化処理方法 - Google Patents

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本発明は生コン工場で発生した多量の乾燥スラッジを廃棄生コンを用いて固化処理する方法に関するものである。
土木・建築現場等の配送先からコンクリートミキサー車が生コン工場に戻ってくると、その配送先で余った生コン(「残コン」、「戻りコン」等と称されるが、以下では廃棄生コンという。)が該コンクリートミキサー車から排出される。また、生コン工場ではコンクリートミキサー車を洗浄した際にも多量の水を含んだ泥状の生コンが排出される。これらの廃棄生コンからは、砂利、砂を再利用するために分離回収すると共に、残った泥状物をシックナーにて一晩中攪拌することにより固結能力のないものにした後、屋外に自然に放置し、水分を蒸発させる。これによって該泥状物が細粉状の乾燥スラッジとなる。このため生コン工場には、この乾燥スラッジが山となって大量に蓄積・貯留されることとなる。
ところで、こうしてできた乾燥スラッジは、微細粒子の集合体であるので強度がなくて崩壊し易く、風等で飛散して、公害を招くおそれがあるために、厳重な管理が必要となり(管理型廃棄物と称される)、再利用の用途も見出せないのが現状であった。このため、生コン工場においては、この乾燥スラッジを廃棄処理するためのコストが非常に高くつくという問題がある。
なお、下記特許文献1〜3は、いずれも本発明者の発明に係る廃棄生コンの処理方法を提示するものであり、これらの特許文献に示された方法を実施することにより、廃棄生コンの処理コストを軽減することを可能にしている。
特許第2750381号公報 特許第3633817号公報 特許第3920013号公報
本発明は、これらの特許文献に示された処理方法と同様に廃棄生コンおよび生コン工場で発生する大量の乾燥スラッジを固化処理し得る方法を提供しようとするものであるが、さらに処理効率を向上させコストが一層軽減されるようにするものである。
そのために、本発明に係る乾燥スラッジを固化処理する方法は、細粉状の乾燥スラッジの一部または大部分を平地面上に延展することにより該平地面上に粉体層を形成する一方、廃棄生コンがあるコンクリートミキサー車に該乾燥スラッジの他の一部または大部分を投入して該乾燥スラッジと該廃棄生コンとを混合した後、該コンクリートミキサー車から該混合物を前記粉体層の上に放出して延展し、その状態で一定時間放置し該混合物が半固結状態となったときに該混合物と前記粉体層とを攪拌して該粉体層の乾燥スラッジを該混合物に付着・混合させ、その状態でさらに放置することにより該混合物を固結させることを特徴とする。
大量の乾燥スラッジを効率よく簡単に強固な固形物に固結させることができ、該固形物は例えば路盤材として有効活用できる。このため、乾燥スラッジおよび廃棄生コンの処理コストを大幅に軽減することができると共に、リサイクルが促進され、資源の有効利用および環境保全に役立つ。
本発明に係る乾燥スラッジ固化処理方法の工程図。 本発明に係る乾燥スラッジの側面図。 本発明に係る乾燥スラッジ選別時の側面図。 図3のふるい格子の平面図。 本発明に係る乾燥スラッジにより平地面上に粉体層を形成したときの側面図。 本発明に係るコンクリートミキサー車に乾燥スラッジを投入する際の側面図。 図6のA−A線断面図。 本発明に係る混合物を粉体層上に放出する際の側面図。 本発明に係る混合物と粉体層とを攪拌する際の側面図。 本発明に係る固形物の側面図。
次に本発明の実施形態を図面とともに説明する。図1に本発明に係る乾燥スラッジ固化処理方法の工程の概略を示す。上記のように生コン工場では、コンクリートミキサー車から排出された「残コン」、「戻りコン」等の廃棄生コンから砂利、砂を分離回収した後、該泥状物を一晩中攪拌することにより固結能力を無くし、この泥状物を屋外に自然に放置することで水分が蒸発し、乾燥スラッジとなるが、こうしてできた乾燥スラッジ1が生コン工場の敷地内に山積みとなった状態を図2に示す。この状態で乾燥スラッジ1の大部分は細粉状であるが、強度の弱い固まりになる部分もある。
図3および図4は、複数本のバー2を支持フレーム3上に長手方向に傾斜し互いに平行なるように20mm間隔で配設してなるグリズリーと称されるふるい格子4を示し、ホイールローダー5により上記乾燥スラッジ1を掬い上げ、該乾燥スラッジ1を該ふるい格子4上に落とすことにより、約20mm以下の乾燥スラッジ1だけが該ふるい格子4を通過して落下するようにする。なお、ふるい格子4を通過しなかった乾燥スラッジは粉砕(強度がないので容易に崩壊する)して再度該ふるい格子4を通過させる。
こうして選別された乾燥スラッジ1をまたホイールローダー5により掬い上げ、該乾燥スラッジ1の一部または大部分を図5に示したように生コン工場における水平な平地面6上に層状となるように延展することにより、該平地面上に100mm程度の厚さの粉体層7を形成する。
一方、ふるい格子4を通過することで選別された細粉状の乾燥スラッジ1のその他の一部または大部分は、土木・建築現場等の配送先から生コン工場に戻って来て廃棄すべき生コンがドラム内に残っているコンクリートミキサー車に投入する。図6は、この乾燥スラッジ1をコンクリートミキサー車10に投入する装置を示し、11は底部にスクリューコンベヤ12が設けられたホッパー、13は該スクリューコンベヤの排出部と連通するように傾斜状に支持されたベルトコンベヤで、図7に示したように、ホイールローダー5により該乾燥スラッジ1をホッパー11に投入し、該乾燥スラッジ1はスクリューコンベヤ12によってベルトコンベヤ13上に移され、該ベルトコンベヤ13によって揚送されてコンクリートミキサー車10のドラム中に投入される。そして、該コンクリートミキサー車10のドラムを回転することにより、該乾燥スラッジ1と該ドラム内の廃棄生コンとが良く混合されるようにする。なお、コンクリートミキサー車10に投入する乾燥スラッジ1の量は、廃棄生コンとの混合物が適度な粘性および固結能力を保持し得るように、ドラム内に残存する廃棄生コンの量に従い適宜調節される。
次いで図8に示したように、コンクリートミキサー車10の放出シュート14を粉体層7上に進出させ、該コンクリートミキサー車10から乾燥スラッジ1と廃棄生コンとの混合物15を該粉体層7上に放出し、該粉体層7上に該混合物15を層状に延展する。そしてこの状態で翌日まで放置することで該混合物15が半固結状態となったとき(即ち、一定時間放置することで該混合物15が半固結状態となった後)に、該混合物15と前記粉体層7とを攪拌し、乾燥スラッジ1を該混合物15に付着・混合させる。なお、この攪拌は、例えば図9に示したようにホイールローダー5のショベルを混合物15に突き当てて上下前後動することにより容易に行われる。混合物15が半固結状態となったときにこのように攪拌することによっては、より多くの量の乾燥スラッジ1を混合物15に付着・混合させることができる。こうして混合物15に乾燥スラッジ1を付着・混合させた状態にてさらに放置(少なくとも数日間放置)し、天日乾燥することにより、該混合物15を完全に固結させ、図10に示した塊状の固形物16を形成させる。なお、このように乾燥スラッジ1を付着させることにより、表面に該乾燥スラッジ1が介在し混合物15どうしが互いに接着し難くなるので、該混合物15は適宜大きさの塊状に分断された状態で固結し得る。また、粉体層7を形成したことにより、該粉体層7が下地となり、コンクリートミキサー車10から放出した混合物15を平地面6から離間させることができるので、固形物16が該平地面6に固着するのが防がれ、強固に固化した固形物16を該平地面6から容易に分離させ運び出すことができる。こうして出来た固形物16は、「残コン」、「戻りコン」等の生コンで乾燥スラッジを固結させたものであるので、強度があり、崩壊し難い性状となり得る。このため該固形物16は、路盤材、再生骨材、その他の用途に有効活用することができ、処理コストを大幅に軽減させる。
このように、本発明は生コン工場にて生じる乾燥スラッジをふるい格子により選別し、その一部または大部分により粉体層を形成し、その他の乾燥スラッジの一部または大部分をコンクリートミキサー車に投入して廃棄生コンと混合し、その混合物を粉体層上に延展し、半固結状態となったところで該混合物と粉体層を攪拌するものであるので、コンクリートミキサー車が配送先から持ち帰ってくる廃棄生コンにより大量の乾燥スラッジを格別な装置や設備を要することなく強度のある固形物に固結させることができる。このため、生コン工場にて生じる乾燥スラッジおよび廃棄生コンの処理コストを大幅に軽減することができると共に、乾燥スラッジおよび廃棄生コンのリサイクルを可能とするので、資源が有効利用され環境保全にも大きく貢献することができる。
1 乾燥スラッジ
4 ふるい格子
6 平地面
7 粉体層
10 コンクリートミキサー車
15 混合物
16 固形物

Claims (1)

  1. 細粉状の乾燥スラッジの一部または大部分を平地面上に層状となるように延展することにより該平地面上に粉体層を形成する一方、廃棄生コンがあるコンクリートミキサー車に該乾燥スラッジの他の一部または大部分を投入して該乾燥スラッジと該廃棄生コンとを混合した後、該コンクリートミキサー車から該混合物を前記粉体層の上に放出して該混合物を前記粉体層上に層状に延展し、その状態で一定時間放置し該混合物が半固結状態となったときに該混合物と前記粉体層とを該平地面上にて攪拌して該粉体層の乾燥スラッジを該混合物に付着・混合させ、これをその状態でさらに該平地面上に放置することにより該混合物を固結させることを特徴とする乾燥スラッジ固化処理方法。
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