JP5983061B2 - すべり軸受 - Google Patents
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Description
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(4)このとき、前記第一溝部及び前記第二溝部がそれぞれ複数設けられ、前記第一溝部の前記中央部側の端部と前記第二溝部の前記中央部側の端部とが、周方向に互い違いになるように設けられることがより好ましい。
[1−1.全体構造]
本実施形態のすべり軸受について、図1〜図3を用いて説明する。本実施形態では、図1(a)に示すように、内燃機関(図示略)のクランクシャフト(回転軸)2を支持するすべり軸受に、本すべり軸受1が適用された例を説明する。クランクシャフト2は、シリンダブロック3の下部に形成された凹部3aと、凹部3aにボルト5等で締結されるクランクキャップ4との間に挟まれた状態で回転自在に支持される。すべり軸受1は、このクランクシャフト2とシリンダブロック3及びクランクキャップ4との間に介装される。
図3(a)〜(d)は、内筒面16に施される樹脂コーティングのパターンを説明するための図である。図3(a)は、図2に示す半割り軸受10の展開図であり、図中横方向がクランクシャフト2の軸方向,図中縦方向がすべり軸受1の周方向である。図3(b)は図3(a)のB−B矢視断面拡大図、図3(c)は図3(a)のC−C矢視断面拡大図、図3(d)は第一楔形溝部31の拡大図である。
本すべり軸受1は、このように構成された上下一対の半割り軸受10U,10Lが、クランクシャフト2を上下から挟んで組み合わされ、クランクシャフト2を支持する。このような状態でクランクシャフト2が回転すると、オイルポンプから吸い上げられて循環したオイルが、すべり軸受1のすべり面12とクランクシャフト2の外周面との隙間14に潤滑油が入り込む。このときクランクシャフト2は、上側の半割り軸受10Uのすべり面12よりも下側の半割り軸受10Lのすべり面12により接近する。そして、隙間14に入り込んだ潤滑油は、クランクシャフト2の回転につられ、下側の半割り軸受10Lのすべり面12との狭い隙間14へ引きずり込まれる。これにより、圧力(油圧)が発生してすべり軸受1が浮かされ、クランクシャフト2の回転時の摩擦抵抗を低減する。
また、すべり面12には、軸方向両端部側から中央部側に向かって第一楔形溝部31と第二楔形溝部32とが形成されるため、隙間14に入り込んだ潤滑油を両端部側から中央部側へ導くことができ、中央部側の油圧をより効率的に高めることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、内筒面16に施される樹脂コーティングのパターンの変形例を図4〜図7に示す。これらは、樹脂コーティングのパターンのみが異なり、その他の構成は上記した実施形態と同一であり、同一の構成については同一の符号を付して説明は省略する。
抑制することができる。例えば、凸部20,20の突出量(高さ)を大きくしてもよく、凸部20,20の幅(軸方向長さ)を大きくしてもよい。また、下側の半割り軸受10Lは、凸部20,20を上側の半割り軸受10Uよりも小さくすることで、油圧をより高めて油膜を保持する力を大きくすることができる。
2 クランクシャフト(回転軸)
10,10A,,10B,10C,10D,10E 半割り軸受
10U 上側の半割り軸受
10L 下側の半割り軸受
11 周方向の端面
12 すべり面
13 面取り部
14 隙間
15 軸方向の端面
16 内筒面
20 凸部(樹脂コート部)
21,22,24 島部(樹脂コート部)
31 第一楔形溝部(第一溝部,溝部)
31a 先端部(軸方向中央部側の端部)
31b 基端部(軸方向端部側の端部)
32 第二楔形溝部(第二溝部,溝部)
32a 先端部(中央部側の端部)
32b 基端部(軸方向端部側の端部)
33 中央溝部
34 溝部
35 溝部
35a 第一溝部
35b 第二溝部
Claims (7)
- 円筒状に形成され、内筒面に回転軸が摺接するすべり面を有し、前記回転軸と前記すべり面との隙間に潤滑油が入り込むすべり軸受であって、
前記すべり面に前記回転軸の軸方向端部から軸方向中央部に向けて凹設された溝部を有し、
前記溝部は、前記軸方向端部側が閉鎖され、前記中央部側が前記回転軸の回転方向に対し、前記回転軸の回転方向に沿って傾斜しているとともに、前記端部側から前記中央部側に向かって深さが大きくなるように形成される
ことを特徴とする、すべり軸受。 - 前記溝部が、前記端部側から前記中央部に向かって先細に形成される
ことを特徴とする、請求項1記載のすべり軸受。 - 前記溝部が、前記中央部よりも一端部側に形成される第一溝部と、前記中央部よりも他端部側に形成される第二溝部とを有する
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のすべり軸受。 - 前記第一溝部及び前記第二溝部がそれぞれ複数設けられ、
前記第一溝部の前記中央部側の端部と前記第二溝部の前記中央部側の端部とが、周方向に互い違いになるように設けられる
ことを特徴とする、請求項3記載のすべり軸受。 - 前記すべり面の前記中央部に、周方向に沿って凹設された中央溝部を有し、
前記中央溝部が、前記溝部の前記中央部側の端部と連通される
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のすべり軸受。 - 前記溝部は、前記内筒面に樹脂をコーティングすることで形成され、前記端部側から前記中央部側に向かって前記樹脂の厚みが大きくされる
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のすべり軸受。 - 前記回転軸が内燃機関のクランクシャフトであり、前記クランクシャフトの上側及び下側に設けられる上下一対の半円筒状の半割り軸受を組み合わせることで円筒状に形成される前記すべり軸受であって、
前記溝部が、前記内筒面に樹脂をコーティングすることで形成され、
前記上側の半割り軸受は、前記下側の半割り軸受よりも前記樹脂のコーティングの厚みが大きく形成される
ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のすべり軸受。
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JP2012129770A JP5983061B2 (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | すべり軸受 |
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JP2012129770A JP5983061B2 (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | すべり軸受 |
Publications (2)
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JP2013253650A JP2013253650A (ja) | 2013-12-19 |
JP5983061B2 true JP5983061B2 (ja) | 2016-08-31 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2012
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