JP5980733B2 - モバイルトラフィックのオフロードシステム - Google Patents

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Description

この発明は、携帯電話端末が携帯電話網を通して行う通信を、無線LANを通してオフロードする技術に関する。
近年、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進んだり、データ通信専用端末が急速に普及したりしたことで、携帯電話網を利用するトラフィックデータが急激に増加している。これに対応するために携帯電話キャリア各社は単純に携帯電話網の設備を増強させるだけではなく、無線LANを通じて光ファイバーインターネット回線へトラフィックデータをオフロードすることを検討している。そのために、新規にアクセスポイントを設置し、オフロードさせる固定回線を敷設し、認証サーバを設置する作業が進行しているが、現在は携帯電話キャリア各社が独自に設備を構築している例が多く、設備が無駄に冗長化されている。このため、複数の携帯電話キャリアが共同で利用可能なアクセスポイントを構築した、安価に利用できる公衆無線LANサービスの展開が求められている。
現在、3GPP(Third Generation Partnership Project)TR23.852において、携帯電話キャリア以外(non-3GPP IP Access)のネットワークを通じたWi-Fiオフロード方法の標準化が進められている(非特許文献1)。
一方、無線アクセスポイントを中継して、携帯電話網へ携帯電話端末のMACアドレスを送信して認証を受けることで、アクセスポイントへのオフロードを行うシステムが特許文献1で提案されている。
特開2012−134703号公報
http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/23852.htm3GPP TR23.852
しかしながら、3GPP TR23.852ではEAP(PPP Extensible Authentication Protocol)認証方式しか定義されていない。特許文献1に挙げられるようなEAP認証方式では現在のスマートフォンでも設定が難しく、利用の際にユーザにかかる負荷が大きく、Webブラウザを搭載する端末であればユーザの手間が少なく簡便に利用できるWeb認証方式で認証可能なシステムとすることが求められていた。
また、従来のインフラでは、携帯電話網から提供されるIPアドレスと、Web認証画面を表示するアクセスポイント(無線LANルータ)のIPアドレスのサブネットが異なることから、そのままでは認証を行うことができなかった。また、宅内向けのアクセスポイントでは、複数の家をまたいだSSIDや接続先の事業者等の共通設定を行う必要がないため、業務用の一部機種が搭載するような複数のSSIDや使用する無線チャンネル等の各種コンフィグを一括制御するためのコントローラ機能が無く、現在既に各携帯電話キャリアが自社の公衆無線ネットワークで用いているSSIDと同一のSSIDのそれぞれを動的に設定することができなかった。
そこでこの発明は、携帯電話キャリアを限定することなく各携帯電話キャリアが必要に応じて共有可能であり、Web認証方式で効率良く使用開始できる携帯電話網からのオフロードシステムを提供することを目的とする。
この発明は、非3GPPネットワーク上に、無線アクセスポイントとともに、認証パケットプロキシと、トンネルパケット転送装置とを設け、
上記認証パケットプロキシ(TWAP)は、
各々の無線アクセスポイントが携帯電話キャリアのネットワークに接続するために必要な事業者ごとのSSIDを含む無線ネットワーク設定情報を記録する、設定情報管理手段と、
各々の無線アクセスポイントからの問い合わせに対して、上記無線ネットワーク設定情報を送信する、設定情報提供手段を有し、
各々の無線アクセスポイントから携帯電話キャリアネットワークに存在する3GPP認証サーバへの認証を中継する、認証中継手段を有し、
上記トンネルパケット転送装置(TWAG)は、非3GPPネットワークと上記携帯電話キャリアのネットワークとの間でパケットを転送するネットワーク間パケット転送手段を有し、
上記無線アクセスポイントは、
上記認証パケットプロキシに対して、当該無線アクセスポイントが接続を許可される携帯電話キャリアのネットワークに接続するための上記無線ネットワーク設定情報を問い合わせる設定情報問合手段と、
上記認証パケットプロキシ(TWAP)から送信された上記無線ネットワーク設定情報を記録する設定情報記録手段と、
個々の上記無線ネットワーク設定情報に従った無線ネットワークを複数構築する、個別ネットワーク発信手段と、
上記無線ネットワークに接続する携帯電話に対して、プライベートアドレスを払い出す第一アドレス付与手段と、
上記携帯電話に対してweb認証のためのIDを含む情報を送信させてそれを受信しうる環境を構築する受信環境構築手段と、
入力されたIDを含む情報を、上記認証パケットプロキシを経由して上記携帯電話キャリアのネットワークに存在する3GPP認証サーバへ送信する認証情報送信手段と、
上記3GPP認証サーバから認証が成功した情報を受信した上記携帯電話について、上記トンネルパケット転送装置を経由して、上記携帯電話キャリアのネットワークへのトンネリング通信を提供するオフロード通信手段とを有する、
携帯電話通信オフロードシステムにより、上記の課題を解決したのである。
すなわち、上記無線アクセスポイントがそれぞれの上記携帯電話キャリアのネットワークと通信するための情報を、上記トンネルパケット転送装置だけでは選別することができない。そこで、上記無線アクセスポイントから問い合わせを受けて、接続可能な携帯電話キャリアのネットワークへ接続するために必要な無線ネットワーク設定情報を送信する上記認証パケットプロキシを非3GPPネットワーク上に設けて、上記無線アクセスポイントから接続可能としておくとともに、上記無線アクセスポイントから携帯電話キャリアのネットワークへ接続するための認証を中継可能としておく。
接続のための無線ネットワーク設定情報についての問い合わせに対する返答を受けた上記無線アクセスポイントは、その時点で自身が許可されている携帯電話キャリアのネットワークに対応したSSIDを含む無線ネットワークを複数構築するので、個々の携帯電話は、その複数構築された中から、自身が属する携帯電話のネットワークに対応した無線ネットワークを選んで接続できるようになる。この無線ネットワーク設定情報はすなわち、個々の携帯電話キャリアが独自に展開する公衆無線サービスで設定されているものと同様のSSIDや暗号化方式、共通鍵等からなるものを指定できるので、携帯電話は接続する先の無線アクセスポイントが複数の無線ネットワークを構築していることを特に認識することなく利用できる。
これに対して無線アクセスポイントは、プライベートアドレスを払い出すことで、まず一時的な通信環境を確保した上で、携帯電話に対してweb認証のための情報の入力環境を提供する。この入力環境とは、例えばIDとパスワードの入力フォームを有するwebページの送信である。このフォームなどから入力された情報を、非3GPPネットワークから、上記認証パケットプロキシを経由して、上記3GPP認証サーバへ送る。認証が成功した旨の返答があれば、無線アクセスポイントは、当該携帯電話について、上記トンネルパケット転送装置を通じて、無線ネットワークから非3GPPネットワークを通じたオフロードを実現させて、携帯電話キャリアのネットワークとの間でパケット通信を行わせる。
実際のオフロード時の通信としては、次のような二つの方式が挙げられる。まず一つめの方式としては、上記トンネルパケット転送装置が新たに携帯電話に対してアドレスを払い出して、携帯電話のアドレスをプライベートアドレスから携帯電話のネットワークにアクセスできるようにアドレスを再設定させる方式が挙げられる。
また別の方式としては、上記無線アクセスポイントは携帯電話に対してプライベートアドレスを設定させたまま、無線アクセスポイント自身が携帯電話のネットワークに接続できるアドレスを有して、上記トンネルパケット転送装置まで非3GPPネットワークをトンネリングして、携帯電話のネットワークへのアクセスを行う方式が挙げられる。
いずれの場合にしても、携帯電話からの通信は、3GPP認証サーバでの認証が終わるまでは、認証のための情報以外は通過できないように、上記無線アクセスポイントがフィルタリングを行っておくことが望ましい。認証できない携帯電話が利用できてしまうことを防ぐための処置である。
この発明により、携帯電話の利用者が通信をオフロードしようとする際に使用できる無線アクセスポイントの環境を、携帯電話キャリア各社が独自に用意しなくても、認証パケットプロキシを用意する業者と契約することで、多数の無線アクセスポイントに対して、自社の無線LANサービスと共通のSSIDを有する無線環境を提供させることが可能となる。これにより、業界全体で無駄な設備投資を抑制するとともに、一つの無線アクセスポイントによって提供できるサービスが拡張するため、公衆無線LANのサービス提供範囲の拡大を促進させることができる。
この発明にかかるシステム及び周辺ネットワークの構成図 この発明にかかるシステムの機能ブロック図 AP設定データベースの例図 認証結果データベースの例図 第1の実施形態における第1のシーケンス例図 第1の実施形態における第2のシーケンス例図 第2の実施形態における第1のシーケンス例図 第2の実施形態における第2のシーケンス例図 第1の実施形態において実行する無線アクセスポイントの機能フロー例図 第2の実施形態において実行する無線アクセスポイントの機能フロー例図
以下、この発明にかかる実施形態について詳細に説明する。
まず、この発明を実施する非3GPPネットワーク11と、携帯電話キャリアネットワーク12、インターネット13、及び携帯電話網14との関係を、図1を用いて説明する。
通常、スマートフォンやフィーチャーフォンを問わず携帯電話21は、携帯電話キャリア各社が立てた携帯電話網アンテナ15により構築される携帯電話網14を通じて、携帯電話キャリアネットワーク12に接続している。ここで携帯電話網14とは、いわゆる3Gと呼ばれる第三世代移動通信システムや、LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる第3.9世代移動通信システム、さらにはそれに続く第4世代移動通信システム(LTE−Advanced)及びそれ以降の移動通信システムといった、3GPP(Third Generation Partnership Project)で仕様が検討、作成される一連の移動通信システムによるネットワークである。これらはそれぞれの携帯電話キャリアネットワーク12に直結しており、これに接続する携帯電話21は、ユーザ情報管理データベース22で管理される電話番号などの情報に従い、携帯電話キャリア各社による3GPP認証サーバ(AAA:Authentication, Authorization and Accounting)23に認証された上で、携帯電話キャリアが提供するIPアドレスを払い出された上で、インターネット13にアクセスしたり、携帯電話キャリアネットワーク12で提供される、携帯電話キャリア各社独自のサービスの提供を受けたりすることができる。
この発明では、携帯電話21が携帯電話網14を経由せず、非3GPPネットワーク11を通って携帯電話キャリアネットワーク12へのトラフィックデータをオフロードできる環境を提供する。なお、携帯電話キャリアネットワーク12としては、純粋な移動体通信事業者(MNO)だけでなく、仮想移動体通信事業者(MVNO)のネットワークでもよい。
上記のオフロードの際に使用する非3GPPネットワーク11は、インターネット13ではない、特定の事業者によって管理される閉鎖網である。この特定の事業者は、例えば固定系のISPが挙げられる。この非3GPPネットワーク11には、その事業者と契約した個人や法人の住宅や事業所などに設置された、インターネット13への接続を主な目的としたルータに直結、又はルータと一体化した、無線アクセスポイント31が接続されている。ここでは、無線アクセスポイント31がルータと一体化している例を中心に説明するが、ルーティング機能と、無線機能とが別個の装置で接続されていて下記の機能を発揮するものであっても、本発明上の問題はない。
無線アクセスポイント31又はそれと接続するルータは、ADSLモデムや光モデムなどを介して、非3GPPネットワーク11上にあるネットワーク終端装置32とPPPoE接続し、上記事業者の固定系ISPネットワーク17を経由して、インターネット13に接続する機能(図示せず)を有する。これにより、無線アクセスポイント31の設置者は無線アクセスポイント31に接続することでインターネット13へ接続できる無線LAN環境を享受することができる。
またこの他に非3GPPネットワーク11には、認証パケットプロキシ(TWAP:Trusted WLAN AAA Proxy。WLAN:WirelessLAN。AAA:Authentication, Authorization and Accounting)33と、トンネルパケット転送装置34が設けてあり、携帯電話キャリアネットワーク12との間で通信可能である。認証パケットプロキシ33と携帯電話キャリアネットワーク12との間は3GPPにおいて定義されるSWdインターフェースで接続され、トンネルパケット転送装置34と携帯電話キャリアネットワーク12との間は同じく3GPPにおいて定義されるS2aインターフェースで接続されている。さらに、非3GPPネットワーク11には、認証パケットプロキシ33と通信するサービスオーダーサーバ35が設けてある。
一方、携帯電話キャリアネットワーク12には、上記の3GPP認証サーバ23の他に、非3GPPネットワーク11からの通信をインターネット13に接続させる際のゲートウェイとなる、PDN(packet data network)ゲートウェイ24を有している。PDNゲートウェイ24は、3GPP認証サーバ23で認証された携帯電話21に対してIPアドレスを割り当てたり、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを収容したりする機能を有する。
以下、主に非3GPPネットワーク11に配されるそれぞれの装置が有する機能を、図2に記載の機能ブロック図とともに説明する。
上記のサービスオーダーサーバ35は、携帯電話キャリアからのオフロードサービス要求を受け付けるサービス要求受付手段101を有する。また、サービスオーダーサーバ35は、認証パケットプロキシ33に対して、無線アクセスポイント31が当該携帯電話キャリアネットワーク12にアクセスするための無線ネットワーク設定情報を送信する、設定情報基礎送信手段102を有する。ここで、無線ネットワーク設定情報の具体的な内容としては、SSID、暗号化方式、事前共通鍵に加えて、当該SSIDに対応する携帯電話キャリアネットワーク12に通じるトンネルパケット転送装置34のIPアドレスなどが含まれる。SSIDや共通鍵は、それぞれの携帯電話キャリアが独自に敷設した公衆無線LANサービスで利用しているものと同一のものを本発明にかかるシステムに導入することで、携帯電話21は、無線LAN接続についての設定を書き換えることなく後述するweb認証へ移行することができる。また、無線アクセスポイント31ごとに異なる無線ネットワーク設定情報で接続するための情報を得て携帯電話キャリアネットワーク12にアクセスできる。
これらの無線ネットワーク設定情報を送る際の通信方式としては、ベンダ固有の値を任意に記載可能なベンダ固有アトリビュートに、「SSID="xx" EncryptAlg="xx" Password="xx" WagAddr="xx"」のような形で通信する例が挙げられる。ただし、SSID名や事前共通鍵、TWAGアドレスが識別可能であれば特に方式は限定されない。
上記の認証パケットプロキシ33は、上記サービスオーダーサーバ35の設定情報基礎送信手段により送信された無線ネットワーク設定情報を、保有するAP設定情報データベース115に記録する、設定情報管理手段111を有する。このAP設定情報データベース115の例を図3に示す。サービスオーダーサーバ35は、それぞれの無線アクセスポイント31について、サービス種別によってどのような無線情報を設定するかを決定して、これらの無線ネットワーク設定情報を認証パケットプロキシ33へ通知する。
ここで、APIPアドレス及びAPMACアドレスは、本発明におけるオフロード通信を実行しうる無線アクセスポイント31のIPアドレス及びMACアドレスであり、利用者の申込時にサービスオーダーサーバ35が管轄して予め登録しておくとともに、無線アクセスポイント31のIPアドレスが変更になった場合には後述するRadius requestに応じて修正可能である。
表中のSSIDは無線ネットワークの識別のための文字列であり、本発明の場合は携帯電話キャリアが独自に敷設した公衆無線LANサービスで用いるものと同一のものを、利用可能な携帯電話キャリアごとに指定している。従って、単一のAPIPアドレス及びAPMACアドレスの対に対して、SSID以下の項目が異なるレコードが存在する。
Wi−Fi暗号化形式とは、WPA−PSKやWPA2,或いはAES、TKIPといった無線暗号化の形式について指定する項目であり、Pre−SharedKeyはその暗号化で用いる暗号鍵である。TWAGアドレスとは、当該携帯電話キャリアネットワーク12へ通じるトンネルパケット転送装置34の非3GPPネットワーク11におけるIPアドレスである。基本的には、一つの携帯電話キャリアネットワーク12に繋がるための設定は共通であるため、SSIDが共通であるレコードは、暗号化方式や暗号鍵、TWAGアドレスも共通であってよい。
また上記の認証パケットプロキシ33は、各々の無線アクセスポイント31からの問い合わせに対して、上記無線ネットワーク設定情報を送信する、設定情報提供手段112を有する。さらに、上記の認証パケットプロキシ33は、各々の無線アクセスポイント31から携帯電話キャリアネットワーク12に存在する3GPP認証サーバ23への認証を中継する、認証中継手段113を有する。
トンネルパケット転送装置34(TWAG)は、非3GPPネットワーク11の無線アクセスポイント31と、上記携帯電話キャリアネットワーク12のPDNゲートウェイ24との間でパケットを転送するネットワーク間パケット転送手段152を有する。いずれとの接続においても、セキュリティ上、及びデータ通信の信頼性上、トンネリングして接続することが望ましい。無線アクセスポイント31との間のトンネルプロトコルとしては、例えばGRE(Generic Routing Encapsulation)によるL2トンネルプロトコルを用いることが挙げられる。一方、PDNゲートウェイ24との間のトンネルプロトコルとしては、例えばGTP(Generic Packet Radio System Tunneling Protocol)や、PMIP(Proxy Mobile IP)などが挙げられる。
上記の無線アクセスポイント31は、認証パケットプロキシ33に対して、当該無線アクセスポイント31が接続を許可される携帯電話キャリアのネットワークに接続するための上記無線ネットワーク設定情報を問い合わせる設定情報問合手段121を有する。この問い合わせに対して、上記の認証パケットプロキシ33の設定情報提供手段112が、AP設定情報データベース115を参照して、必要な上記無線ネットワーク設定情報を返信する。無線アクセスポイント31は、この返信された上記無線ネットワーク設定情報をAP設定データベース123に記録する設定情報記録手段122を有する。
また上記の無線アクセスポイント31は、そのAP設定データベース123に記録された上記無線ネットワーク設定情報に従った、無線ネットワークを複数構築する個別ネットワーク発信手段131を有する。具体的には、それぞれの上記無線ネットワーク設定情報のSSIDでブロードキャストし、対応する暗号化方式及び共通鍵にて当該SSIDへの携帯電話21の接続を許可する。実際には、携帯電話21に携帯電話キャリアが別途敷設した公衆無線LANサービスを利用するための設定が記録されている場合、この接続は自動的に行われる。
さらに、無線アクセスポイント31は、当該無線ネットワークに接続してきた携帯電話21に対して、プライベートアドレスを払い出す第一アドレス付与手段132を有する。具体的にはDHCPサーバ機能であり、携帯電話21にはこれに対応するDHCPクライアント機能が備わっている。これにより無線アクセスポイント31と携帯電話21は一時的にIP通信が可能となる。
このとき、無線アクセスポイント31は、後述する認証が終わっていない携帯電話21からの通信がオフロードされないように、当該携帯電話21からのトンネルパケット転送装置34への通信をフィルタリングする、一時フィルタリング手段133を有するとよい。認証が終わっていない携帯電話21が携帯電話キャリアネットワーク12経由でアクセスできてはセキュリティ上問題となるからである。一方、携帯電話キャリアネットワーク12を経由せず、固定系ISPネットワーク17を経由してインターネット13へ通じるネットワーク終端装置32へのアクセスを同様にフィルタリングしてもよいが、しなくてもよい。フィルタリングしない場合、一般に解放した公衆無線LANとして利用可能になる。
さらにまた、無線アクセスポイント31は、上記の無線ネットワークに接続してきた携帯電話21に対して、web認証のためのIDを含む情報を送信させ、それを無線アクセスポイント31が受信する環境を構築する受信環境構築手段125を有する。具体的には、携帯電話21がウェブブラウザや専用ツールなどから発したHTTPアクセスに対して、ID及びパスワードを入力送信できるフォームページを送信して入力された情報を受け付けたり、携帯電話21に登録された専用ツールからの自動送信を受け入れたりする。ここで携帯電話21から入力されるID及びパスワードは、携帯電話21のユーザが携帯電話キャリアから、当該携帯電話キャリアネットワーク12にアクセス可能とするために予め払い出されたものである。これらの情報はcookieや専用のプログラムなどにより携帯電話21のメモリに予め登録されたものでもよい。
そしてまた、無線アクセスポイント31は、携帯電話21から送信されてきたIDを含む情報を、認証パケットプロキシ33を経由して携帯電話キャリアネットワーク12に存在する3GPP認証サーバ23へ送信する認証情報送信手段126を有する。認証パケットプロキシ33では、上記の認証中継手段113がこの情報を中継し、3GPP認証サーバ23での認証結果を無線アクセスポイント31に返す。無線アクセスポイント31では、この認証結果を認証結果データベース128に記録する認証結果記録手段127を実行する。
上記の認証結果データベース128の例を図4に示す。ここでMACアドレスとは、無線アクセスポイント31が通信している携帯電話21のMACアドレスであり、個々の端末について、認証結果がOKかNGかを記録するとともに、その結果を当該携帯電話21へ通知しその返答が届いているか否かも記録する。その次の手順は携帯電話21からの通信となるため、通知が届いていなければシーケンスが止まってしまうが、この記録を管理、参照することにより、返答が届いていない携帯電話21については再度の送信を行うなどの何らかの対処を取ることが可能となる。
以上を前提として、無線アクセスポイント31は、認証が認められた携帯電話21に対して、トンネルパケット転送装置34を経由して、上記携帯電話キャリアのネットワークへのトンネリング通信によるトラフィックオフロードを提供するオフロード通信手段(後述)を実行する。一方、認証が認められなかった携帯電話21に対しては、少なくともトンネルパケット転送装置34への通信をフィルタリングする継続フィルタリング手段134を実行する。なお、場合によっては認証がされなかった携帯電話21に対して、ネットワーク終端装置32へのアクセスは透過させてもよい。
上記のトラフィックオフロードを提供するオフロード通信手段については、複数の実施形態による実現が可能である。
上記オフロード通信手段の第1の実施形態について説明する。
トンネルパケット転送装置34が、携帯電話キャリアネットワーク12に対応するアドレスを携帯電話21に対して払い出す、第二アドレス付与手段151aを有するものとする。すなわち、携帯電話21に対してDHCPサーバとして作用する。この払い出しとそれ以降の通信は、無線アクセスポイント31とトンネルパケット転送装置34との間のL2トンネルを通して行われる。このときに上記の第一アドレス付与手段132により携帯電話21に払い出されていたアドレスはリセットされる。無線アクセスポイント31は、このアドレスを書き換えた携帯電話21の通信を特にヘッダの書き換えなどを行うことなく通過させる(図2中「アドレス再設定経路」)。この通過した通信は、ネットワーク間パケット転送手段152が中継して、PDNゲートウェイ24を通して、携帯電話キャリアネットワーク12、及びその先のインターネット13との通信を、非3GPPネットワーク11を通したオフロードにより実現できるものとなる。
次に、第2の実施形態について説明する。
トンネルパケット転送装置34が、携帯電話21に対してではなく、無線アクセスポイント31に対して、携帯電話キャリアネットワーク12に対応するアドレスを払い出す第二アドレス付与手段151bを有する。すなわち、トンネルパケット転送装置34が無線アクセスポイント31に対してDHCPサーバとして作用し、無線アクセスポイント31は第二アドレス要求手段137を実行するDHCPクライアントとして作用する。このとき、無線アクセスポイント31が有する第一アドレス付与手段132のDHCPサーバは、引き続き携帯電話21に対してアドレスを払い出したままとなり、携帯電話21はアドレス変更をされない。その上で、この経路(図2中「NAT/NAPT経路」)で携帯電話キャリアネットワーク12と通信する際には、無線アクセスポイント31が有するアドレス変換手段135が、NAT(Network Address Translation)変換又はNAPT(Network Address Port Translation)変換を行うことで、上記のオフロード通信手段を実現する。
この発明にかかるシステムを実施する際のシーケンスを説明する。まず、上記の第一の実施形態について、図5を用いて説明する。まず、最初の準備として、サービスオーダーサーバ35から無線ネットワーク設定情報が認証パケットプロキシ33に送信され、設定情報管理手段111によりAP設定情報データベース115に記録される(S101)。この発明を実施する無線アクセスポイント31は、定期的に認証パケットプロキシ33に対して、Radius requestを送信する設定情報問合手段121を実行する(S102)。これに対して認証パケットプロキシ33は、設定情報提供手段112がAP設定情報データベース115を参照して、登録されたアドレスである無線アクセスポイント31からのリクエストであることを確認した上で、当該無線アクセスポイント31に対して許可するSSIDを含む無線ネットワーク設定情報を送信する(S103)。
無線アクセスポイント31は、送信された無線ネットワーク設定情報に従って、送信されたレコードの分だけ、無線ネットワークを構築し、当該SSIDでのブロードキャストを行う個別ネットワーク発信手段131を実行する(S104)。携帯電話21が、当該SSIDを手動で又は自動で選択して、所定の暗号鍵をやり取りして、無線アクセスポイント31に接続する(S105)。
接続された携帯電話21に対して、無線アクセスポイント31は、第一アドレス付与手段132を実行して、DHCPによるプライベートアドレスの払い出しを行う(S111)。以後、携帯電話21と無線アクセスポイント31とはIP通信が可能となる。この状態で、携帯電話21が無線アクセスポイント31に対して、又は無線アクセスポイント31を経由するHTTP通信を行うと、無線アクセスポイント31は受信環境構築手段125を実行して、携帯電話21からのweb認証のためのID及びパスワードを受け付け可能とする。なお、携帯電話21が能動的に無線アクセスポイント31にID及びパスワードを送信するものでもよい。いずれにせよ、携帯電話21から無線アクセスポイント31に、web認証のためのID及びパスワードが送信される(S112)。このweb認証のためのID及びパスワードは、認証情報送信手段126により、認証パケットプロキシ33の認証中継手段113を中継して(S113)、3GPP認証サーバ23に到達して認証の可否を判断される(S114)。すなわち、このweb認証のためのID及びパスワードは、トラフィックをオフロードさせようとする携帯電話キャリアが、携帯電話21(の利用者)に対して配布したものであり、それが正しいものであるかを確認する。認証結果は再び認証パケットプロキシ33の認証中継手段113を中継して、無線アクセスポイント31の認証結果記録手段127に送られ、認証結果データベース128に登録される(S113)。なお、その認証結果は携帯電話21に対して通知され(S112)、許可されない場合は再び受信環境構築手段125により、入力しなおす環境が携帯電話21に与えられる(S112)。
認証結果がOKであった携帯電話21については、無線アクセスポイント31は一時フィルタリング手段133を解除し、トンネルパケット転送装置34への通信を許可する(S121)。トンネルパケット転送装置34は、オフロードのために、PDNゲートウェイ24との間でセッションの確立を試みる(S122)。PDNゲートウェイ24は、3GPP認証サーバ23へPDNゲートウェイ24のアドレスなどの情報を送信し、3GPP認証サーバ23はGTPやPMIPなどのトンネルプロトコルのためのパラメータなどが返送される(S123)。PMIP(ProxyMobileIP)の場合はQoS(Quality of Service)に関するパラメータが送信されるが、GTPの場合はこれらが無視される。また、3GPP認証サーバ23へは他の情報を送付していてもよく、例えばロケーション情報などを送信する(S123)。
いずれにしても、セッションが成立すると、トンネルパケット転送装置34とPDNゲートウェイ24との間でGTPやPMIPなどによるトンネルが確立される(S124)。図では仮にGTPトンネルを例にとって記載している。トンネルパケット転送装置34は第二アドレス付与手段151aを実行して、携帯電話21に携帯電話キャリアネットワーク12と通信可能なアドレスを付与して、DHCPサーバとして動作する(S125)。以後、携帯電話21は、無線アクセスポイント31、トンネルパケット転送装置34とPDNゲートウェイ24とを経由して、携帯電話キャリアネットワーク12、及びインターネット13へのトラフィックデータがオフロードされる(S131)。web認証によって認証済みであるため、携帯電話キャリアネットワーク12へのアクセスも認められるため、携帯電話キャリア独自のサービスを享受することもできる。
上記の手順のうち、S112からS125までの手順は、非特許文献1の規格に準じて、別のシーケンスでのセッションの確立が可能である。その場合のシーケンス図を図6に示す。すなわち、S111〜S125の代わりにS141〜S159を行うシーケンスである。
プライベートアドレスを払い出された無線アクセスポイント31は、web認証のためのID及びパスワードを送信する(S142)。無線アクセスポイント31は認証パケットプロキシ33を通じて(S143)3GPP認証サーバ23へ認証を問い合わせる(S144)。認証結果が許可されるものであれば、その返答を受けた認証パケットプロキシ33は、その認証結果を一時格納するとともに、トンネルパケット転送装置34に対して、携帯電話21のMACアドレスやIMSIなどといったWLAN構築のための指示を送信する(S151)。この段階ではまだ認証パケットプロキシ33は認証結果を携帯電話21に返答しない。
S151で指示を受けたトンネルパケット転送装置34は、EAP認証の際にやりとりされた携帯電話キャリアのネットワーク名を選択した上で、PDNゲートウェイ24にセッション確立要求を送る(S152)。PDNゲートウェイ24はS123と同様に自身のアドレスなどを3GPP認証サーバ23に送り、トンネルプロトコルのためのパラメータの返答を受ける(S153)。これを受けて、PDNゲートウェイ24がトンネルパケット転送装置34との間でGTPトンネルが確立した後(S154)、S151に対する認証が認証パケットプロキシ33に返答される(S155)。
以上のトンネル確立を含む手順を終えてから、認証パケットプロキシ33は、EAPの認証成功を無線アクセスポイント31に通知して(S156)、携帯電話21に認証成功が通知される(S157)。携帯電話21は第一アドレス要求手段141を実行してDHCPクライアントとしてトンネルパケット転送装置34にDHCP要求を送り(S158)、トンネルパケット転送装置34が第二アドレス付与手段151を実行して、携帯電話キャリアネットワーク12にアクセスできるアドレスを払い出す(S159)。以後、携帯電話21は携帯電話キャリアネットワーク12及びインターネット13へのオフロードが可能となる。
次に、上記の第二の実施形態について、図7を用いて説明する。このうち、S114までの手順は図5の手順と同じである。S121における携帯電話21からのDHCP要求の代わりに、無線アクセスポイント31の第二アドレス要求手段137が、トンネルパケット転送装置34に対してアドレスの付与を要求する(S221)。S222〜S224までのGTPトンネル確立までの手順はS122〜S124と同様である。トンネル確立後の、第二アドレス付与手段151によるDHCPサーバ機能によりアドレスを払い出す先が、S125とは違って、無線アクセスポイント31となっている(S225)。これにより、携帯電話21による携帯電話キャリアネットワーク12及びインターネット13へのトラフィックデータのオフロードは、無線アクセスポイント31でNAT変換又はNAPT変換されて実現される(S231)。
また第二の実施形態でも、別のシーケンスでのセッション確立が可能である。この実施形態について図8を用いて説明する。基本的には、S156までは図6の実施形態と同じである。DHCPクライアントとして無線アクセスポイント31がトンネルパケット転送装置34にアドレスの付与を要求し(S257)、第二アドレス付与手段151bによるDHCPサーバ機能によって、携帯電話キャリアネットワーク12にアクセスできるアドレスが無線アクセスポイント31に割り振られる(S258)。以後、携帯電話21による携帯電話キャリアネットワーク12及びインターネット13へのトラフィックデータのオフロードは、無線アクセスポイント31でNAT変換又はNAPT変換されて実現される(S261)。
上記の第一の実施形態において、無線アクセスポイント31が実行する機能フローの具体的な実施例を、図9を用いて説明する。
まず(S301)、設定情報問合手段121が認証パケットプロキシ33に無線ネットワーク設定情報を問い合わせ(S302)、取得した無線ネットワーク設定情報を設定情報記録手段122によりAP設定データベース123に記録して(S303)、それに従い個別ネットワーク発信手段131がアクセスポイント設定を行い、無線ネットワークを構築する(S304)。平時はこの状態で運用し、携帯電話21からの無線接続が来るのを待つ(S305)。無線接続要求があったら、まずは接続の際の暗号鍵が適切か否かを確認し(S306)、正しければWi−Fi接続を構築する(S307)。このとき、同時に一時フィルタリング手段133を実行して、当該携帯電話21のMACアドレスからの通信が、トンネルパケット転送装置34へ到達しないように制限する。
次に、携帯電話21からDHCP要求が来るのを待って(S308)、第一アドレス付与手段132がアドレスを払い出す(S309)。次に、HTTPアクセスが来るのを待ち(S310)、そのアクセスに対してweb認証用の入力フォームページを送信する受信環境構築手段125を実行する(S311)。携帯電話21から送信されたID及びパスワードを受信すると(S312)、そのID及びパスワードを認証パケットプロキシ33へ送信する(S313)。認証パケットプロキシ33を経由して3GPP認証サーバ23で認証された結果を、携帯電話21へ返答する(S314)。なお、図示していないが、認証が失敗している場合は、再びS310まで戻る。
認証が成功した上で、先にS309でアドレスを払い出したDHCPのリース期間が終了した携帯電話21から、再度のDHCP要求が来るのを待つ(S315)。DHCP要求が来たら、その信号のみをトンネルパケット転送装置34へ送る(S316)。この段階では一時フィルタリング手段133のフィルタリング条件を緩和し、当該信号のみを送信可能としておく。トンネルパケット転送装置34からのDHCP応答を携帯電話21へ転送する(S317)。その後、携帯電話21からの通常通信を受信したら(S318)、当該携帯電話21が認証成功しており、かつ、その結果を通知済みであれば(S319)、一時フィルタリング手段133を完全に解除して、通常通信をトンネルパケット転送装置34へそのまま転送し(S320)、オフロードを実施できる(S321)。
また、上記の第二の実施形態において、無線アクセスポイント31が実行する機能フローの具体的な実施例を、図10を用いて説明する。なお、一部手順の順序が図6と前後するが、これはどちらであっても本発明の実施上の問題はない。
まず(S351)、S354までの処理はS304までの処理と同様である。次に、トンネルパケット転送装置34に対して、第二アドレス要求手段137によりDHCPクライアントとしてアドレスの払い出しを要求する(S355)。トンネルパケット転送装置34から、携帯電話キャリアネットワーク12にアクセス可能なアドレスを払い出されたら(S356)、その非3GPPネットワーク11に対してそのIPアドレスを設定する(S357)。その後、S358からS367までの手順は、S305からS314までの手順と同じである。その上で通常通信を受信すると(S368)、携帯電話21の認証がされ、携帯電話21にローカルアドレスが付与されたままの状態であれば(S369)、当該携帯電話21に対して一時フィルタリング手段133を解除するとともに、NAT変換又はNAPT変換を行って、その通常通信をトンネルパケット転送装置34へそのまま転送し(S370)、オフロードを実施できる(S371)。
また、この発明における無線アクセスポイント31は、上記のような手順による携帯電話キャリアネットワーク12を利用するための3GPP認証サーバ23での認証を行わずに、固定系ISPネットワーク17を経由して、インターネット13への接続環境を、並行して提供できるものであると、利用者の利便性がより高まる。この場合、無線アクセスポイント31は、一般的なプロバイダとして固定系認証サーバ41での認証を得て、固定系ゲートウェイ42を通ってインターネット13へアクセスする。上記の工程でweb認証が通らなかった携帯電話21に対してこのようなインターネット13のみへのアクセスを提供してもよい。
11 非3GPPネットワーク
12 携帯電話キャリアネットワーク
13 インターネット
14 携帯電話網
15 携帯電話網アンテナ
17 固定系ISPネットワーク
21 携帯電話
22 ユーザ情報管理データベース
23 3GPP認証サーバ
24 PDNゲートウェイ
31 無線アクセスポイント
32 ネットワーク終端装置
33 認証パケットプロキシ
34 トンネルパケット転送装置
35 サービスオーダーサーバ
41 固定系認証サーバ
42 固定系ゲートウェイ
101 サービス要求受付手段
102 設定情報基礎送信手段
111 設定情報管理手段
112 設定情報提供手段
113 認証中継手段
115 AP設定情報データベース
121 設定情報問合手段
122 設定情報記録手段
123 AP設定データベース
125 受信環境構築手段
126 認証情報送信手段
127 認証結果記録手段
128 認証結果データベース
131 個別ネットワーク発信手段
132 第一アドレス付与手段
133 一時フィルタリング手段
134 継続フィルタリング手段
135 アドレス変換手段
137 第二アドレス要求手段
141 第一アドレス要求手段
151,151a,151b 第二アドレス付与手段
152 ネットワーク間パケット転送手段

Claims (5)

  1. 携帯電話が携帯電話キャリアネットワークへアクセスする際に、無線LANサービスを通じてトラフィックデータをオフロードするためのシステムであって、
    非3GPPネットワーク上に存在する、無線アクセスポイントと、認証パケットプロキシ(TWAP)と、トンネルパケット転送装置(TWAG)とを有し、
    上記認証パケットプロキシ(TWAP)は、
    各々の無線アクセスポイントが上記携帯電話キャリアネットワークに接続するために必要な事業者ごとのSSIDを含む無線ネットワーク設定情報を記録する、設定情報管理手段と、
    各々の無線アクセスポイントからの問い合わせに対して、上記無線ネットワーク設定情報を送信する、設定情報提供手段を有し、
    各々の無線アクセスポイントから携帯電話キャリアネットワークに存在する3GPP認証サーバへの認証を中継する、認証中継手段を有し、
    上記トンネルパケット転送装置(TWAG)は、非3GPPネットワークと上記携帯電話キャリアのネットワークとの間でパケットを転送するネットワーク間パケット転送手段を有し、
    上記無線アクセスポイントは、
    上記認証パケットプロキシに対して、当該無線アクセスポイントが接続を許可される携帯電話キャリアのネットワークに接続するための上記無線ネットワーク設定情報を問い合わせる設定情報問合手段と、
    上記認証パケットプロキシ(TWAP)から送信された上記無線ネットワーク設定情報を記録する設定情報記録手段と、
    個々の上記無線ネットワーク設定情報に従った無線ネットワークを複数構築する、個別ネットワーク発信手段と、
    上記無線ネットワークに接続する携帯電話に対して、プライベートアドレスを払い出す第一アドレス付与手段と、
    上記携帯電話が発したHTTPアクセスに対してフォームページを送信して入力された情報を受け付けることで、又は上記携帯電話に登録された専用ツールからの自動送信を受け付けることで、web認証のためのIDを含む情報を送信させてそれを受信しうる環境を構築する受信環境構築手段と、
    上記のIDを含む情報を、上記認証パケットプロキシを経由して上記携帯電話キャリアのネットワークに存在する3GPP認証サーバへ送信する認証情報送信手段と、
    上記3GPP認証サーバから認証が成功した情報を受信した上記携帯電話について、上記トンネルパケット転送装置を経由して、上記携帯電話キャリアのネットワークへのトンネリング通信を提供するオフロード通信手段とを有する、
    携帯電話通信オフロードシステム。
  2. 上記トンネルパケット転送装置(TWAG)が、携帯電話キャリアネットワークに対応するアドレスを上記携帯電話に対して払い出す、第二アドレス付与手段を有し、
    上記無線アクセスポイントは、上記の携帯電話キャリアネットワークに対応するアドレスを払い出された上記携帯電話から、上記携帯電話キャリアネットワークへの通信について、アドレス及びポートの変換を行わずに中継することで上記オフロード通信手段を実行する、
    請求項1に記載の携帯電話通信オフロードシステム。
  3. 上記無線アクセスポイントは、上記トンネルパケット転送装置に対してアドレスを要求する第二アドレス要求手段を有し、
    上記第一アドレス付与手段により上記携帯電話に対して付与したプライベートアドレスを保持したまま、上記携帯電話からの上記の携帯電話キャリアのネットワークへの接続にあたって、NAT変換又はNAPT変換を行うことで上記オフロード通信手段を実行する、
    請求項1に記載の携帯電話通信オフロードシステム。
  4. 上記無線アクセスポイントは、上記携帯電話のweb認証が成功するまで、当該携帯電話からの認証以外の信号を一時的にフィルタリングする一時フィルタリング手段を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯電話通信オフロードシステム。
  5. 携帯電話が携帯電話キャリアのネットワークへアクセスする際に、公衆無線LANサービスへトラフィックデータをオフロードさせるための無線アクセスポイントであって、
    上記無線アクセスポイントは、
    各々の無線アクセスポイントに対して携帯電話キャリア固有のオフロードに必要な事業者ごとのSSIDを含む無線ネットワーク設定情報を送信する認証パケットプロキシと、携帯電話キャリアのネットワークとの間でパケットを転送するトンネルパケット転送装置との間で、通信可能な3GPPネットワーク中に設置されるものであり、
    上記認証パケットプロキシに対して、当該無線アクセスポイントが接続を許可される携帯電話キャリアのネットワークに接続するための上記無線ネットワーク設定情報を問い合わせる設定情報問合手段と、
    上記認証パケットプロキシ(TWAP)から送信された上記無線ネットワーク設定情報を記録する設定情報記録手段と、
    個々の上記無線ネットワーク設定情報に従った無線ネットワークを複数構築する、個別ネットワーク発信手段と、
    上記無線ネットワークに接続する携帯電話に対して、プライベートアドレスを払い出す第一アドレス付与手段と、
    上記携帯電話が発したHTTPアクセスに対してフォームページを送信して入力された情報を受け付けることで、又は上記携帯電話に登録された専用ツールからの自動送信を受け付けることで、web認証のためのIDを含む情報を送信させてそれを受信しうる環境を構築する受信環境構築手段と、
    上記のIDを含む情報を、上記認証パケットプロキシを経由して上記携帯電話キャリアのネットワークに存在する3GPP認証サーバへ送信する認証情報送信手段と、
    上記3GPP認証サーバから認証が成功した情報を受信した上記携帯電話について、上記トンネルパケット転送装置を経由して、上記携帯電話キャリアのネットワークへのトンネリング通信を提供するオフロード通信手段とを有する、
    携帯電話通信オフロード対応無線アクセスポイント。
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