JP5979543B2 - 無線通信システム - Google Patents

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本発明は、複数の無線局が電波を媒体とする無線信号を送受信する無線通信システムに関する。
従来から、無線信号を利用して複数の火災警報器を連動させる火災警報システムが提供されている。このような火災警報システムは、多箇所に設置した複数台の火災警報器が、各々火災を感知する機能と警報音を鳴動する機能とを有している。そして、何れかの火災警報器が火災を感知すると、当該火災警報器が警報音を鳴動するとともに火災感知を知らせる情報を無線信号で他の火災警報器に伝送する。これにより、火元の火災警報器だけでなく複数台の火災警報器が連動して一斉に警報音を鳴動し、火災の発生を迅速且つ確実に知らせることができる。
ここで、上述のような火災警報システムでは、火災が感知されると複数の火災警報器の間で相互に無線信号が伝送されるが、その際、各火災警報器が勝手に無線信号を送信すると無線信号が衝突してしまうことになる。このような衝突を回避するものとして、例えば特許文献1には、複数の火災警報器がTDMA(時分割多重アクセス)方式で無線信号を伝送するようにした火災警報システムが開示されている。
特開2009−265940号公報
ところで、例えば複数のテナントを有するビルでは、複数の火災警報器から成るグループをテナント毎に構成する。そして、グループ毎に独立して火災警報器間で無線信号を送受信することにより、テナント毎に火災の発生を感知し、また、火災警報器が連動する。
ここで、上記従来例では、同じグループに属する火災警報器の間での無線信号の衝突は回避できるものの、例えば隣接する他のグループから飛来する無線信号の干渉については考慮していない。一般に、互いに隣接するグループでは、互いに異なる周波数チャネルを使用することで、システム間の無線信号の干渉を低減する。
しかしながら、たとえ異なる周波数チャネルであったとしても、一の火災警報器において、他のグループから飛来する無線信号(妨害波)の受信信号強度が、自身の所属するグループからの無線信号(希望波)の受信信号強度よりも大きい場合がある。この場合、一の火災警報器では、妨害波の干渉により希望波を判別できず、希望波を受信できない虞がある。すなわち、妨害波の干渉を受ける火災警報器が実質的に機能しなくなる虞がある。
これを回避するために、妨害波の受信タイミングと希望波の受信タイミングとをずらす方法が考えられる。しかしながら、この方法では、隣接するグループ間での連携が必要となるため、処理が複雑になるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、隣接する他のグループの無線局から飛来する妨害波の干渉を受ける無線局が実質的に機能しなくなるのを防止することのできる無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の無線通信システムは、1台の親局と、1乃至複数の子局とを含む複数の無線局から成るグループを複数有し、前記グループ毎に前記各無線局の間で電波を媒体とする無線信号を送受信する無線通信システムであって、任意の一のグループを第1グループ、前記第1グループと隣接する他の前記グループを第2グループとし、前記局は、無線信号を送受信する無線送受信部と、受信可能な無線信号を探索する探索処理を実行する制御部とを備え、前記第1グループに所属する前記局の前記制御部は、前記親局が定期的に前記子局が正常に動作しているか否かを確認する定期監視時、前記親局が前記子局との間で正常に通信できるか否かを確認する電波チェック時、又は火災の感知時において前記第1グループの他の前記無線局から飛来する希望波の受信に失敗すると、前記探索処理を開始し、前記探索処理において、前記第1グループに所属する前記局の前記制御部は、前記第2グループに所属する前記無線局から飛来する妨害波の受信に成功すると、自身の所属する前記グループを前記第1グループから前記第2グループへと変更することを特徴とする。
この無線通信システムにおいて、前記各グループは互いに異なる周波数チャネルを使用し、前記探索処理において、前記第1グループに所属する前記無線局の前記制御部は、前記無線送受信部の前記周波数チャネルを切り替えて前記妨害波の周波数チャネルを探索することで受信可能な無線信号を探索することが好ましい。
この無線通信システムにおいて、前記探索処理において、前記第1グループに所属する前記無線局の前記制御部は、前記無線送受信部の前記周波数チャネル毎に飛来する無線信号の受信信号強度を測定し、前記受信信号強度を予め設定してある閾値と比較することで前記妨害波の周波数チャネルを探索することが好ましい。
この無線通信システムにおいて、前記第2グループへ所属を変更した前記無線局の前記制御部は、所属を変更した旨を知らせる通知メッセージを含む無線信号を前記無線送受信部から前記第2グループに所属する前記無線局に向けて送信させることが好ましい。
この無線通信システムにおいて、前記各無線局は、火災の発生を感知する火災警報器と、空気質を測る空気質センサを有する無線局と、人の存在を検知する人センサを有する無線局との少なくとも何れか1種であることが好ましい。
本発明では、第1グループに所属する無線局が希望波の受信に失敗すると、探索処理を実行し、自身の所属するグループを第1グループから妨害波を発信する第2グループへと変更する。このため、本発明では、妨害波の干渉を受けていた無線局が妨害波を希望波として受信し、他のグループの無線局として機能するようになる。したがって、本発明は、隣接する他のグループの無線局から飛来する妨害波の干渉を受ける無線局が実質的に機能しなくなるのを防止することができる。
本発明に係る無線通信システムの実施形態を示す図で、(a)は火災警報器の概略図で、(b)は動作を説明するためのタイムチャート図である。 同上の無線通信システムにおけるシステムの概略図で、(a)は所属グループを変更する前の図で、(b)は所属グループを変更した後の図である。 同上の無線通信システムにおける周波数チャネルの探索方法を示す図で、(a)は無線信号の受信の有無で探索する場合のタイムチャート図で、(b)はRSSI値の比較で探索する場合のタイムチャート図である。
以下、本発明に係る無線通信システム(本発明の技術的思想を適用した火災警報システム)の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の説明では、各親局TR10,20及び各子局TR11〜TR17,TR21〜TR28を総括して示す場合には、「火災警報器TR」と表記する。本実施形態は、図2(a)に示すように、複数台(本実施形態では8台)の火災警報器(無線局)TRを備える第1グループG1を有する。第1グループG1では、これら複数の火災警報器TRの間で電波を媒体とする無線信号を伝送する。同様に、本実施形態は、複数台(本実施形態では8台)の火災警報器TRを備える第2グループG2を有する。第2グループG2では、これら複数の火災警報器TRの間で電波を媒体とする無線信号を伝送する。なお、原則として、第1グループG1に所属する火災警報器TRと、第2グループG2に所属する火災警報器TRとの間では無線通信を行わない。
ここで、本実施形態では、各グループG1,G2において、各火災警報器TRを1台の親局と7台の子局とに分けて登録する作業を予め行なっている。すなわち、第1グループG1では、第1の親局TR10と、第1の子局TR11〜TR17とに分けている。また、第2グループG2では、第2の親局TR20と、第2の子局TR21〜TR27とに分けている。したがって、各火災警報器TRには固有の識別符号が既に割り当てられており、当該識別符号によって無線信号の宛先又は送信元の火災警報器TRを特定することができる。
また、少なくとも第1の親局TR10は、第1グループG1に属する全ての火災警報器(ここでは、第1の親局TR10及び各第1の子局TR11〜TR17)の識別符号をメモリ(図示せず)に記憶している。同様に、少なくとも第2の親局TR20は、第2グループG2に属する全ての火災警報器(ここでは、第2の親局TR20及び各第2の子局TR21〜TR27)の識別符号をメモリ(図示せず)に記憶している。更に、各子局TR11〜TR17,TR21〜TR27には、それぞれ子局番号が割り当てられている。子局番号については従来周知であるので、ここでは説明を省略する。
火災警報器TRは、図1(a)に示すように、アンテナ1を介して無線信号を送受信する無線送受信部2と、火災を感知する火災感知部3と、火災等の異常の発生時に警報音を鳴動する報知部4と、各種制御を実行する制御部5とを備える。また、火災警報器TRは、各種操作入力を受け付ける操作入力受付部6と、乾電池等の電池を電源として各部に動作電力を供給する電源部7とを備える。
無線送受信部2は、電波法施行規則第6条第4項第3号に規定される「小電力セキュリティシステムの無線局」に準拠して電波を媒体とする無線信号を送受信するものである。また、無線送受信部2は、受信信号強度の大小に比例した直流電圧信号である受信信号強度表示信号(RSSI信号)を出力する。なお、本実施形態では、第1グループG1に所属する各火災警報器TRの無線送受信部2は、周波数チャネルを「1ch」に設定している。また、第2グループG2に所属する各火災警報器TRの無線送受信部2は、周波数チャネルを「3ch」に設定している。勿論、各グループG1,G2の周波数チャネルは上記のものに限定される必要はなく、互いに異なる周波数チャネルを設定していればよい。
火災感知部3は、例えば火災に伴って生じる煙や熱、炎等を検出することで火災を感知する。なお、無線送受信部2のアンテナ1は、火災警報器TRの本体から突出したデザインのものであってもよいが、アンテナ1を目立たないように本体に内蔵したデザインのものも作製可能である。
制御部5は、マイコンや書換可能な不揮発性メモリ(例えば、EEPROM等)を主構成要素とする。制御部5は、メモリに格納されたプログラムをマイコンで実行することにより、各種機能を実行する。例えば、火災感知部3で火災の発生を感知すると、制御部5は、報知部4の備えるブザーを駆動して警報音を鳴動させる。或いは、制御部5は、予めメモリに格納されている警報用の音声メッセージ(例えば、「火事です」等)を報知部4の備えるスピーカに鳴動させる。
このとき、制御部5は、他の火災警報器TRでも火災警報を報知するために、火災警報メッセージを含む無線信号(以下、単に「火災警報メッセージ」と呼ぶ)を無線送受信部2から親局である火災警報器TRに対して送信させる。親局である火災警報器TRの制御部5は、無線送受信部2から子局である各火災警報器TRに対して火災警報メッセージを送信させる。子局である各火災警報器TRの制御部5は、火災警報メッセージを受信すると、報知部4を制御して警報音又は音声メッセージを鳴動させる。
また、制御部5は、非同期で無線信号を送信する場合には、無線信号を1回の送信期間内で送信可能な数だけ連続して無線送受信部2から送信させる。なお、例えば全ての火災警報器TRで火災警報を報知する火災連動時など、複数の火災警報器TR同士でTDMA(時分割多重アクセス)方式で同期通信する場合には、制御部5は、連続して無線信号を無線送受信部2から送信させる必要はない。
また、制御部5は、何らかのトリガが無い限りは、電池の寿命を延ばすために間欠受信モードで無線送受信部2を制御する。間欠受信モードは、所定の周期毎に無線送受信部2を起動して所望の電波を受信できるか否かをチェックし、無線信号が受信されなければ直ちに無線送受信部2を停止させるモードである。
操作入力受付部6は、例えば押釦やディップスイッチ等の複数のスイッチを有しており、スイッチを操作することで各スイッチに対応した操作入力を受け付けるとともに、当該操作入力に対応した操作信号を制御部5に出力する。また、操作入力受付部6には、押操作やスライド操作などの所定の操作入力を受け付けると、電波チェックを制御部5に実行させる操作信号を出力する電波確認スイッチ(図示せず)を設けている。
なお、電波チェックとは、親局から各子局に向けて返信を要求する信号を送信し、その返信信号を受信できるか否かにより、各子局と親局との間で正常に通信できるか否かを確認するものである。電波チェックは従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ところで、例えば図2(a)に示すように、第1グループG1に属する第1の子局TR14が、第1の親局TR10の通信範囲と、第2の親局TR20の通信範囲とが重なる箇所にあるものとする。すなわち、第1の子局TR14は、自身の所属する第1グループG1の第1の親局TR10からの無線信号(以下、「希望波」と呼ぶ)の他に、他のグループG2の第2の親局TR20から飛来する無線信号(以下、「妨害波」と呼ぶ)も受信できる状態にある。
したがって、第2の親局TR20から飛来する妨害波の電波強度が強い場合、第1の子局TR14では妨害波の干渉により希望波を判別できず、希望波を受信できない虞がある。すなわち、第1の子局TR14は、第2の親局TR20から飛来する妨害波の干渉により、火災警報器TRとして実質的に機能しなくなる虞がある。本実施形態では、この問題を解決するために、定期監視時や電波チェック時、又は火災の感知等の所定のイベントの発生時に以下に示す動作を行う。
例として、本実施形態の定期監視時の動作について図面を用いて説明する。先ず、定期監視について簡単に説明する。定期監視とは、親局が定期的(例えば、24時間毎)に各子局が正常に動作しているか否かを確認するものである。以下、第1グループG1での定期監視を例に挙げる。
先ず、第1の親局TR10の制御部5は、各第1の子局TR11〜TR17に向けて定期監視メッセージを含む無線信号(以下、単に「定期監視メッセージと呼ぶ」)を無線送受信部2から送信させる。各第1の子局TR11〜TR17の制御部5は、定期監視メッセージを受信すると、第1の親局TR10に向けて監視結果を返信する。
ここで、定期監視メッセージは、第1の子局TR14にとっての希望波となる。一方、第1グループG1での定期監視と時を同じくして、第2グループG2においても何らかの所定のイベントが発生し、第2の親局TR20から各第2の子局TR21〜TR27に向けて無線信号が送信されているものとする。この第2の親局TR20から飛来する無線信号は、第1の子局TR14にとっての妨害波となる。
図1(b)に示すように、第1の子局TR14では、第2の親局TR20から飛来する妨害波の干渉により、第1の親局TR10からの定期監視メッセージを判別できず、定期監視メッセージの受信に失敗する。このとき、第1の子局TR14の制御部5は、間欠受信モードから受信可能な無線信号を探索する探索処理を実行する探索モードに切り替わる。
探索モードでは、第1の子局TR14の制御部5は、図3(a)に示すように無線送受信部2の周波数チャネルを一定期間毎に切り替えて受信可能な無線信号を待ち受ける。ここでは、無線送受信部2を「3ch」に切り替えた際に、第2の親局TR20から飛来する妨害波を受信することができる。というのも、第2の親局TR20から飛来する妨害波は、第1の親局TR10からの希望波よりも電波強度が強いゆえに干渉を起こしているため、妨害波を受信する場合には、希望波による干渉は起こり難いからである。すると、第1の子局TR14の制御部5は、送信元の第2の親局TR20に向けて、自身を第2グループG2に登録するように要求する登録要求メッセージを含む無線信号(以下、単に「登録要求メッセージ」と呼ぶ)を無線送受信部2から送信させる。
第2の親局TR20の制御部5は、登録要求メッセージを受信すると、第1の子局TR14の識別符号をメモリに記憶させ、且つ第1の子局TR14に子器番号を割り当てることで、第1の子局TR14を第2グループG2に登録する。これにより、第1の子局TR14は、所属するグループが第1グループG1から第2グループG2へと変更され、第2の子局TR28となる(図2(b)参照)。
そして、図1(b)に示すように、第2の親局TR20の制御部5は、送信先を第1の親局TR10、中継先を第2の子局TR28として、通知メッセージを含む無線信号を無線送受信部2から送信させる。なお、通知メッセージは、第1の子局TR14が第1グループG1から第2グループG2へと所属を変更した旨を第1の親局TR10に通知するものである。第2の子局TR28の制御部5は、通知メッセージを受信すると、当該通知メッセージを第1の親局TR10に向けて無線送受信部2から送信させ、中継する。第1の親局TR10の制御部5は、通知メッセージを受信すると、第1の子局TR14の登録を抹消する。これにより、第1の親局TR10は、第1グループG1に所属する第1の子局TR11〜TR17の端末数を更新することができる。
上述のように、本実施形態では、第1グループG1に所属する火災警報器TRの制御部5は、第2グループG2の火災警報器TRから飛来する妨害波の干渉により希望波の受信に失敗すると、受信可能な無線信号を探索する探索モードに切り替える。そして、当該火災警報器TRの制御部5は、妨害波の受信に成功すると、自身の所属するグループを第1グループG1から第2グループG2に変更する。このため、本実施形態では、妨害波の干渉を受けていた第1の子局TR14が妨害波を希望波として受信し、第2グループG2の第2の子局TR28として機能するようになる。したがって、本実施形態は、隣接する他のグループの火災警報器TRから飛来する妨害波の干渉を受ける火災警報器TRが実質的に機能しなくなるのを防止することができる。
例えば、複数のテナントを有するビルにおいて、テナントの一つに第1グループG1を、当該テナントに隣接するテナントに第2グループG2を構成した場合を考える。この場合、第1グループG1に所属する火災警報器TRが第2グループG2へと所属を変更すると、当該火災警報器TRは設置されているテナントとは異なるテナントの火災警報器TRになる。但し、通常、ビルのテナントは管理会社が一括管理するものであり、各グループG1,G2の火災警報器は各テナントが負担するものではないので、このように火災警報器TRの所属するグループが変更されても差し支えない。
ところで、本実施形態では、図3(a)に示すように、探索モードにおいて一定期間毎に無線送受信部2の周波数チャネルを切り替え、無線信号を受信できるか否かをチェックすることで受信可能な無線信号を探索している。この方法では、周波数チャネル毎に無線信号を逐一チェックする必要があるため、探索に時間を要してしまう。例えば、無線信号の信号幅が約100msであれば、探索に必要な時間は少なくとも100msを上回る。
そこで、図3(b)に示すように、探索モードにおいて、周波数チャネルを切り替える毎に飛来する無線信号のRSSI値を測定し、予め設定してある閾値と比較することで受信可能な無線信号を探索するようにしてもよい。この方法では、RSSI値が閾値を上回ると、その時の周波数チャネルで無線信号を受信可能であると判断する。したがって、周波数チャネル毎にRSSI値をチェックするだけでよいので、探索に要する時間を短縮することができる。例えば、RSSI値のチェックに要する時間が約2〜4msであれば、探索に必要な時間を大幅に短縮することが可能である。
ところで、本実施形態の無線局は、上述の火災警報器TRに限定されるものではない。例えば、火災警報器TR以外の無線局を用いて本実施形態の無線通信システムを構築してもよい。
例えば、空気中の湿度などのいわゆる空気質を測る空気質センサを有する無線局を用いて本実施形態の無線通信システムを構築してもよい。空気質センサの一例としては、ガスセンサがある。ガスセンサは、都市ガスやLPガスなどの燃料ガスや、二酸化炭素や一酸化炭素など環境を測る指標となるCOx系の気体成分、若しくはその他の気体成分や空気中に浮遊する塵などの汚れを測定するものである。このガスセンサを有する無線局としては、ガス漏れや不完全燃焼の発生を警報音で知らせるガス警報器がある。
また、人の存在を検知する人センサを有する無線局を用いて本実施形態の無線通信システムを構築してもよい。人センサは、人体から発せられる赤外線を感知して人の存在を検知する方式と、対象の領域を撮像した画像を画像処理解析して人の存在を検知する方式との何れか一方の方式を採用することが考えられる。または、上記の両方の方式を組み合わせて人センサに採用してもよい。
また、これら空気質センサを有する無線局や人センサを有する無線局を、上述した無線式の火災警報器TRと混合して無線通信システムを構築してもよい。この場合、火災感知のみならず、人体検知や換気警鐘の目的も兼ねる無線通信システムを構築することができる。
2 無線送受信部
5 制御部
TR10 第1の親局
TR14 第1の子局
TR20 第2の親局
TR 火災警報器(無線局)

Claims (5)

  1. 1台の親局と、1乃至複数の子局とを含む複数の無線局から成るグループを複数有し、前記グループ毎に前記各無線局の間で電波を媒体とする無線信号を送受信する無線通信システムであって、
    任意の一のグループを第1グループ、前記第1グループと隣接する他の前記グループを第2グループとし、
    前記局は、無線信号を送受信する無線送受信部と、受信可能な無線信号を探索する探索処理を実行する制御部とを備え、
    前記第1グループに所属する前記局の前記制御部は、前記親局が定期的に前記子局が正常に動作しているか否かを確認する定期監視時、前記親局が前記子局との間で正常に通信できるか否かを確認する電波チェック時、又は火災の感知時において前記第1グループの他の前記無線局から飛来する希望波の受信に失敗すると、前記探索処理を開始し、
    前記探索処理において、前記第1グループに所属する前記局の前記制御部は、前記第2グループに所属する前記無線局から飛来する妨害波の受信に成功すると、自身の所属する前記グループを前記第1グループから前記第2グループへと変更することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記各グループは互いに異なる周波数チャネルを使用し、
    前記探索処理において、前記第1グループに所属する前記無線局の前記制御部は、前記無線送受信部の前記周波数チャネルを切り替えて前記妨害波の周波数チャネルを探索することで受信可能な無線信号を探索することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記探索処理において、前記第1グループに所属する前記無線局の前記制御部は、前記無線送受信部の前記周波数チャネル毎に飛来する無線信号の受信信号強度を測定し、前記受信信号強度を予め設定してある閾値と比較することで前記妨害波の周波数チャネルを探索することを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 前記第2グループへ所属を変更した前記無線局の前記制御部は、所属を変更した旨を知らせる通知メッセージを含む無線信号を前記無線送受信部から前記第2グループに所属する前記無線局に向けて送信させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記各無線局は、火災の発生を感知する火災警報器と、空気質を測る空気質センサを有する無線局と、人の存在を検知する人センサを有する無線局との少なくとも何れか1種であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の無線通信システム。
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