JP5977879B1 - 鉄道車両の台枠構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダブルスキン構造の床板の一部に下方から枕梁を溶接で接合した台枠構造において、枕梁の車両長手方向両側の溶接部分の強度不足を軽減する。【解決手段】鉄道車両の台枠構造は、床板と、枕梁とを備え、枕梁アッパスキンの車両長手方向両側の縁部が、床ロアスキンの下面に溶接されており、複数の枕梁リブは、複数の第1枕梁リブを含み、前記第1枕梁リブは、車両長手方向から見て、その仮想延長線が、前記床ロアスキンと前記枕梁アッパスキンとを合わせた領域において床リブの仮想延長線と重なる位置に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、鉄道車両の台枠構造に関する。
鉄道車両の台枠構造は、車両長手方向に延びた一対の側梁と、車幅方向に延びて一対の側梁に接続された枕梁とを備え、枕梁には台車が接続される。特許文献1の枕梁は、押出成形により形成され、枕梁の上面が車両内部の底面をなしている。車両の加減速によって台車から枕梁の下部に車両長手方向の荷重が伝達されたときや、枕梁のうち台車に支持されていない部位に下方荷重が掛かって枕梁に曲げ応力が生じたときには、枕梁の剛性により荷重に抗しながらも枕梁が部分的に僅かに撓む等して、車体の強度が維持される。
AT11808U1
ところで、車体全体をダブルスキン構造とした鉄道車両が知られている。ダブルスキン構造の床板の一部に下方から枕梁を接合しようとすると、枕梁の上部の車両長手方向両側の縁部を床板の下面に対して車幅方向に線溶接することなどが考えられる。しかし、枕梁に負荷される荷重により枕梁が部分的に僅かに撓むと、溶接部分に局所応力が生じて溶接部分に強度不足が生じる。
そこで本発明は、ダブルスキン構造の床板の一部に下方から枕梁を溶接で接合した台枠構造において、枕梁の車両長手方向両側の溶接部分の強度不足を軽減することを目的とする。
本発明の一態様に係る鉄道車両の台枠構造は、床アッパスキンと、前記床アッパスキンの下方に配置された床ロアスキンと、前記床アッパスキン及び前記床ロアスキンに連結された複数の床リブとを有し、前記床リブが車両長手方向に延びた床板と、枕梁アッパスキンと、前記枕梁アッパスキンの下方に配置された枕梁ロアスキンと、前記枕梁アッパスキン及び前記枕梁ロアスキンに連結された複数の枕梁リブとを有し、前記枕梁リブが車両長手方向に延びた枕梁と、を備え、前記枕梁アッパスキンの車両長手方向両側の縁部が、前記床ロアスキンの下面に溶接されており、前記複数の枕梁リブは、複数の第1枕梁リブを含み、前記第1枕梁リブは、車両長手方向から見て、その仮想延長線が、前記床ロアスキンと前記枕梁アッパスキンとを合わせた領域において前記床リブの仮想延長線と重なる位置に配置されている。
前記構成によれば、枕梁又は床板に生じた荷重が第1枕梁リブと床リブとの間で伝達される際に、当該荷重の伝達路が車幅方向にオフセットされることが防止される。よって、床ロアスキン及び枕梁アッパスキンにおいて荷重が車幅方向に伝達されることが抑制され、床ロアスキン及び枕梁アッパスキンに生じる応力による溶接部分の強度不足を抑制できる。
本発明によれば、ダブルスキン構造の床板の一部に下方から枕梁を溶接で接合した台枠構造において、枕梁の車両長手方向両側の溶接部分の強度不足を軽減できる。
実施形態に係る鉄道車両の台枠構造の下面図である。 図1に示す台枠構造の車両長手方向から見た断面図である。 図2に示す台枠構造の要部を斜め下方から見た斜視図である。 図2に示す台枠構造の車幅方向一方側を車両長手方向から見た断面図である。 図4に示す台枠構造の拡大図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る鉄道車両1の台枠構造6の下面図である。図2は、図1に示す台枠構造6の車両長手方向から見た断面図である。図3は、図2に示す台枠構造6の要部を斜め下方から見た斜視図である。図1及び2に示すように、鉄道車両1は、乗客が搭乗する客室を有する車体2と、車体2を下方から支持する台車3とを備える。台車3は、公知のものであり、台車枠4及び輪軸5等を備える。車体2は、車体底部となる台枠構造6を備える。台枠構造6は、車幅方向に対称に形成されている。台枠構造6は、床板7と、側梁8と、端梁9と、枕梁10と、横梁11と、第1中梁12と、第2中梁13とを有する。床板7、側梁8及び枕梁10は、ダブルスキン構造であり、端梁9、横梁11、第1中梁12及び第2中梁13は、シングルスキン構造である。
床板7は、車両長手方向における車体2の一端部から他端部まで延在する。側梁8は、床板7の車幅方向の端部に接合されて車両長手方向に延び、床板7より下方に突出する。端梁9は、車体2の車両長手方向の端部にて車幅方向に延びる。枕梁10は、端梁9よりも車両長手方向の内方にて車幅方向に延び、床板7の下面及び側梁8に接合されている。横梁11は、枕梁10よりも車両長手方向の内方にて車幅方向に延び、床板7の下面及び側梁8に接合されている。横梁11は、枕梁10よりも車両長手方向の寸法が小さい。第1中梁12は、車両長手方向に延び、端梁9及び枕梁10に接合されている。第2中梁13は、車両長手方向に延び、枕梁10及び横梁11に接合されている。
台車3は、枕梁10に接続される。枕梁10は、車幅方向中央に位置する中央部10aと、車幅方向両側に位置する端部10bと、中央部10aと端部10bとの間に位置する中間部10cとを有する。枕梁10の中央部10aには、中心ピン14が固定され、その中心ピン14は台車枠4に接続される。枕梁10の端部10bは、中心ピン14の車幅方向両側に配置された空気バネ16を介して台車枠4に下方から支持される。中間部10cの下面は、下方に開放された自由面である。
図3に示すように、枕梁10の車両長手方向両側の縁部は、床板7の下面に車幅方向に線溶接されている(溶接部分W)。具体的には、後述する枕梁アッパスキン31の車両長手方向両側の縁部が、床ロアスキン22の下面に車幅方向に線溶接されている。枕梁10の車幅方向両側の縁部は、側梁8の下面に溶接されたスペーサ17に下方から重ねられ、スペーサ17に車両長手方向に線溶接されている。なお、スペーサ17を用いることなく、枕梁10の車幅方向両側の縁部を直接的に側梁8に溶接してもよい。また、線溶接の代わりに、複数の点溶接としてもよい。
図4は、図2に示す台枠構造6の車幅方向一方側を車両長手方向から見た断面図である。図5は、図4に示す台枠構造6の拡大図である。図4に示すように、床板7及び枕梁10は、軽金属(例えば、アルミニウム合金)を押出成形して形成される。床板7は、床アッパスキン21と、床アッパスキン21の下方に配置された床ロアスキン22と、床アッパスキン21及び床ロアスキン22に連結された複数の床リブ23とを有する。床リブ23は、車両長手方向に延びている。即ち、床アッパスキン21と床ロアスキン22と床リブ23とで囲まれた内部空間は、車両長手方向両側に向けて開放されている。
複数の床リブ23は、複数の第1床リブ23Aと、複数の第2床リブ23Bとを含む。第1床リブ23Aは、鉛直方向に対して傾斜した向きに延び、第2床リブ23Bは、鉛直方向に延びている。床板7は、複数の押出形材7A〜Dが車幅方向に並べて互いに接合されてなる。押出形材7A〜Dの各々には、その車幅方向両端において一対の第2床リブ23Bが設けられ、一対の第2床リブ23Bの間に第1床リブ23Aがトラス状に設けられている。よって、隣接する押出形材7A〜D同士の接合箇所には、2つの第2床リブ23Bが近接して平行配置される。
枕梁10は、枕梁アッパスキン31と、枕梁アッパスキン31の下方に配置された枕梁ロアスキン32と、枕梁アッパスキン31及び枕梁ロアスキン32に連結された複数の枕梁リブ33とを有する。枕梁リブ33は、車両長手方向に延びている。即ち、枕梁アッパスキン31と枕梁ロアスキン32と枕梁リブ33とで囲まれた内部空間も、車両長手方向両側に向けて開放されている。
枕梁10の鉛直方向寸法は、床板7の鉛直方向寸法よりも大きい。枕梁アッパスキン31及び枕梁ロアスキン32の各々の肉厚は、床アッパスキン21及び床ロアスキン22の何れの肉厚よりも大きい。枕梁リブ33の各々の肉厚は、床リブ23の何れの肉厚よりも大きい。枕梁アッパスキン31は、車幅方向の一端から他端まで平坦である。枕梁ロアスキン32は、中央部10a及び端部10bに対応する各位置において平坦である。
枕梁10の中央部10aの鉛直方向寸法は、枕梁10の端部10bの鉛直方向寸法よりも大きい。枕梁ロアスキン32は、枕梁10の中間部10cにおいて、下方かつ車幅方向内方に向けて斜めに延びた傾斜部32aを有する。枕梁ロアスキン32は、傾斜部32aの車幅方向内側に連続する中央平坦部32bと、傾斜部32aの車幅方向外側に連続する端平坦部32cとを有する。
図4及び5に示すように、複数の枕梁リブ33は、複数の第1枕梁リブ33A〜Fと、複数の第2枕梁リブ33H〜Jとを含む。図5で第1枕梁リブ33B,33Cにより代表して図示されるように、第1枕梁リブ33A〜Fは、車両長手方向から見て、その仮想延長線BL1,BL2が、床ロアスキン22と枕梁アッパスキン31とを合わせた領域Xにおいて床リブ23A,23Bの仮想延長線FL1,FL2とそれぞれ重なる位置に設けられている。例えば、第1枕梁リブ33Bの仮想延長線BL1は、領域Xにおいて、2つの第2床リブ23Bの仮想延長線FL1に沿って重なる。第1枕梁リブ33Cの仮想延長線BL2は、領域Xにおいて、1つの第1床リブ23Aの仮想延長線FL2に交差して重なり、かつ、別の第1床リブ23Aの仮想延長線FL2に沿って重なる。
図5で第2枕梁リブ33Hにより代表して図示されるように、第2枕梁リブ33H〜Jは、車両長手方向から見て、その仮想延長線BL3が、床ロアスキン22と枕梁アッパスキン31とを合わせた領域Xにおいて床リブ23A,23Bの仮想延長線FL1,FL2から離間する位置に配置されている。即ち、第2枕梁リブ33H〜Jは、何れの床リブ23A,23Bの仮想延長線とも領域Xにおいて重ならない。
なお、本実施形態では、枕梁リブの仮想延長線は、車両長手方向から見て、枕梁リブの輪郭をリブ延在方向に床板側に延長した仮想線であって、枕梁リブと同じ厚みを持つ仮想線である。同様に、床リブの仮想延長線は、車両長手方向から見て、床リブの輪郭をリブ延在方向に枕梁側に延長した仮想線であって、床リブと同じ厚みを持つ仮想線である。
枕梁10の中央部10a及び中間部10cには、少なくとも第1枕梁リブ33A〜Fが配置され、枕梁10の端部10bには、少なくとも第2枕梁リブ33H〜Jが配置されている。第2枕梁リブ33H〜Jの車幅方向両側には、第1枕梁リブ33A〜Fが配置されている。枕梁10の中央部10aの枕梁ロアスキン32の上面には、中心ピン14を固定するボルトB(図1参照)が螺着されるネジ座37が設けられている。ネジ座37は、枕梁アッパスキン31と枕梁ロアスキン32と第1枕梁リブ33B,33Cとで囲まれた内部空間に配置されている。即ち、複数の第1枕梁リブ33A〜Fのうち隣接する2つの第1枕梁リブ33B,33Cは、ネジ座37の車幅方向内側とネジ座37の車幅方向外側とに配置されている。
ネジ座37に隣接して配置されている2つの第1枕梁リブ33B,33Cのうち、ネジ座37に対して車幅方向内側に配置された第1枕梁リブ33Bの肉厚T1は、ネジ座37に対して車幅方向外側に配置された第1枕梁リブ33Cの肉厚T2よりも大きい。ネジ座37の車幅方向内側に配置された第1枕梁リブ33Bは、車両長手方向から見て、鉛直方向に延びている。第1枕梁リブ33Bの真上には、押出形材7A,7B同士の接合箇所が配置されている。第1枕梁リブ33Bの上方への仮想延長線は、床板7の2つの第2床リブ23Bに沿って重なる。
第1枕梁リブ33Bの肉厚T1は、隣接する2つの第2床リブ23Bの対向面同士の車幅方向の距離Lよりも大きい。第1枕梁リブ33Bの車幅方向中心は、隣接する2つの第2床リブ23Bの間の車幅方向中心と車両長手方向位置が一致している。第1枕梁リブ33Bの車両長手方向一方側の端面には、第1中梁12の端部12aが重ねられる。第1枕梁リブ33Bの車両長手方向他方側の端面には、第2中梁13の端部13aが重ねられる。即ち、第1枕梁リブ33Bの車両長手方向の仮想延長線上に、第1中梁12及び第2中梁13が配置されている。
ネジ座37の車幅方向外側に配置された第1枕梁リブ33Cは、上方かつ車幅方向外方に向けて斜めに延びている。第1枕梁リブ33Cの鉛直方向に対する傾斜角θ1は、第1床リブ23Aの鉛直方向に対する傾斜角θ2と同じ又はそれよりも小さい。本実施形態では、θ1<θ2である。第1枕梁リブ33Cの仮想延長線BL2は、床ロアスキン22と枕梁アッパスキン31とを合わせた領域Xにおいて、異なる角度に延び且つ隣接する2つの床リブ23Aの仮想延長線FL1と重なる。
枕梁ロアスキン32の傾斜部32aと中央平坦部32bとが交差した屈曲部32dには、第1枕梁リブ33Dが連結されている。第1枕梁リブ33Dは、鉛直方向に延びている。枕梁ロアスキン32の傾斜部32aと端平坦部32cとが交差した屈曲部32eには、第1枕梁リブ33Eが連結されている。第1枕梁リブ33Eは、上方かつ車幅方向内方に延びる向きに傾斜している。第1枕梁リブ33Eの枕梁アッパスキン31との交差部分の真上には、押出形材7B,7C同士の接合箇所が配置されている。第1枕梁リブ33Eの仮想延長線は、床ロアスキン22と枕梁アッパスキン31とを合わせた領域において、床板7の2つの第2床リブ23Bの仮想延長線と重なる。具体的には、第1枕梁リブ33Eの仮想延長線は、当該領域において、1つの第1床リブ23Bの仮想延長線に交差して重なり、かつ、別の第1床リブ23Bの仮想延長線に沿って重なる。
枕梁10の端部10bに配置される枕梁リブ33の数のうち鉛直方向に延びる枕梁リブ33の数の割合は、枕梁10の中央部10aに配置される枕梁リブ33の数のうち鉛直方向に延びる枕梁リブ33の数の割合よりも多い。本実施形態では、枕梁10の端部10bに配置される枕梁リブ33の全てが鉛直方向に延びている。枕梁10の端部10bでは、枕梁ロアスキン32が、枕梁アッパスキン31よりも車幅方向外方に突出した突出端部32fを有する。枕梁ロアスキン32の突出端部32fは、側梁8の下面に溶接されたスペーサ17に下方から重ねられ、スペーサ17に溶接されている。なお、スペーサ17を用いることなく、枕梁ロアスキン32の突出端部32fを直接的に側梁8に溶接してもよい。
以上に説明した構成によれば、第1枕梁リブ33A〜Fは、車両長手方向から見て、その仮想延長線BL1,BL2が、床ロアスキン22と枕梁アッパスキン31とを合わせた領域Xにおいて床リブ23A,23Bの仮想延長線FL1,FL2と重なる位置に配置されている。そのため、枕梁10又は床板7に生じた荷重が第1枕梁リブ33A〜Fと床リブ23A,23Bとの間で伝達される際に、当該荷重の伝達路が車幅方向にオフセットされていることが防止される。よって、床ロアスキン22及び枕梁アッパスキン31において荷重が車幅方向に伝達されることが抑制され、床ロアスキン22及び枕梁アッパスキン31に生じる応力による溶接部分Wの強度不足を抑制できる。
また、枕梁10の中央部10aに第1枕梁リブ33A〜Fが配置されているので、車両の加減速によって台車3から中心ピン14を介して枕梁10に車両長手方向の荷重が伝達されたときに、第1枕梁リブ33A〜Fから床リブ23A,23Bにスムーズに荷重が伝達される。また、枕梁10の中央部10a及び中間部10cに下方荷重が掛かって枕梁10に曲げ応力が生じたときにも、第1枕梁リブ33A〜Fから床リブ23A,23Bにスムーズに荷重が伝達される。よって、枕梁10のうち大きな荷重が生じ得る部位の近傍において、床板7と枕梁10との溶接部分Wの強度不足を軽減できる。
また、第2枕梁リブ33Hの車幅方向両側には、第1枕梁リブ33A〜Fが配置されているので、第1枕梁リブ33A〜Fで枕梁10と床板7との接合強度の向上を図るとともに、第2枕梁リブ33Hで枕梁10の形状維持を図ることができる。また、複数の第1枕梁リブ33A〜Fのうち隣接する2つの第1枕梁リブ33B,33Cは、ネジ座37の車幅方向内側とネジ座37の車幅方向外側とに配置されているので、台車1から中心ピン14を介して枕梁10に荷重が伝達されたときに、ネジ座37の車幅方向両側に隣接配置された第1枕梁リブ33B,33Cが当該荷重を円滑に床板7に伝達し、床板7と枕梁10との溶接部分Wの強度不足を軽減できる。
また、ネジ座37に隣接して配置されている2つの第1枕梁リブ33B,33Cのうち、ネジ座37に対して車幅方向内側に配置された第1枕梁リブ33Bの肉厚T1は、ネジ座37に対して車幅方向外側に配置された第1枕梁リブ33Cの肉厚T2よりも大きいので、車両の加減速によって台車3から中心ピン14を介して枕梁10に車両長手方向の荷重が伝達されたときに、ネジ座37の車幅方向内側に隣接配置された厚肉の第1枕梁リブ33Bが当該荷重を安定して受け止めることができる。
また、ネジ座37に隣接して配置されている2つの第1枕梁リブ33B,33Cのうち、ネジ座37に対して車幅方向内側に配置された第1枕梁リブ33Bは、車体長手方向から見て第1中梁12及び第2中梁13の端部12a,13aに重なるので、第1中梁12及び第2中梁13から枕梁10に、又は枕梁10から第1中梁12及び第2中梁13に車両長手方向の荷重が伝達されたときに、ネジ座37の車幅方向内側に隣接配置された第1枕梁リブ33Bが当該荷重を安定して伝達することができる。
また、ネジ座37に隣接して配置されている2つの第1枕梁リブ33B,33Cのうち、ネジ座37に対して車幅方向外側に配置された第1枕梁リブ33Cは、上方かつ車幅方向外方に向けて斜めに延びるので、台車1から中心ピン14を介して枕梁10に車幅方向の荷重が伝達されたときに、ネジ座37の車幅方向外側に隣接配置された第1枕梁リブ33Cがその延在方向に当該荷重を円滑に伝達でき、第1枕梁リブ33Cの座屈を防止できる。
また、複数の第1枕梁リブ33A〜Fのうち傾斜部32aと端平坦部32cとが交差する屈曲部32eに連結された第1枕梁リブ33Eは、上方かつ車幅方向内方に延びる向きに傾斜するので、枕梁ロアスキン32が中間部32cにおいて傾斜部32aを有する構造において、枕梁10の中間部10cに下方荷重が掛かって枕梁10に曲げ応力が生じたときにも、屈曲部32eに連結された第1枕梁リブ33Eがその延在方向に当該荷重を円滑に伝達でき、第1枕梁リブ33Eの座屈を防止できる。
1 鉄道車両
3 台車
6 台枠構造
7 床板
10 枕梁
10a 中央部
10b 端部
10c 中間部
12 第1中梁
13 第2中梁
14 中心ピン
16 空気バネ
21 床アッパスキン
22 床ロアスキン
23 床リブ
23A 第1床リブ
23B 第2床リブ
31 枕梁アッパスキン
32 枕梁ロアスキン
32a 傾斜部
32c 端平坦部
32e 屈曲部
33 枕梁リブ
33A〜F 第1枕梁リブ
33H〜J 第2枕梁リブ
37 ネジ座
B ボルト
BL1,BL2,BL3 仮想延長線
FL1,FL2 仮想延長線
T1,T2 肉厚
X 領域

Claims (8)

  1. 床アッパスキンと、前記床アッパスキンの下方に配置された床ロアスキンと、前記床アッパスキン及び前記床ロアスキンに連結された複数の床リブとを有し、前記床リブが車両長手方向に延びた床板と、
    枕梁アッパスキンと、前記枕梁アッパスキンの下方に配置された枕梁ロアスキンと、前記枕梁アッパスキン及び前記枕梁ロアスキンに連結された複数の枕梁リブとを有し、前記枕梁リブが車両長手方向に延び、車幅方向に延びたダブルスキン構造の枕梁と、を備え、
    前記枕梁アッパスキンの車両長手方向両側の縁部が、前記床ロアスキンの下面に溶接されており、
    前記複数の枕梁リブは、複数の第1枕梁リブを含み、
    前記第1枕梁リブは、車両長手方向から見て、その仮想延長線が、前記床ロアスキンと前記枕梁アッパスキンとを合わせた領域において前記床リブの仮想延長線と重なる位置に配置されている、鉄道車両の台枠構造。
  2. 床アッパスキンと、前記床アッパスキンの下方に配置された床ロアスキンと、前記床アッパスキン及び前記床ロアスキンに連結された複数の床リブとを有し、前記床リブが車両長手方向に延びた床板と、
    枕梁アッパスキンと、前記枕梁アッパスキンの下方に配置された枕梁ロアスキンと、前記枕梁アッパスキン及び前記枕梁ロアスキンに連結された複数の枕梁リブとを有し、前記枕梁リブが車両長手方向に延びた枕梁と、を備え、
    前記枕梁アッパスキンの車両長手方向両側の縁部が、前記床ロアスキンの下面に溶接されており、
    前記複数の枕梁リブは、複数の第1枕梁リブ及び複数の第2枕梁リブ含み、
    前記第1枕梁リブは、車両長手方向から見て、その仮想延長線が、前記床ロアスキンと前記枕梁アッパスキンとを合わせた領域において前記床リブの仮想延長線と重なる位置に配置され、
    前記第2枕梁リブは、車両長手方向から見て、その仮想延長線が、前記床ロアスキンと前記枕梁アッパスキンとを合わせた領域において前記床リブの仮想延長線から離間する位置に配置され、
    前記枕梁は、車幅方向において、台車に接続される中心ピンが固定される中央部と、前記台車に空気バネを介して下方から支持される端部と、前記中央部と前記端部との間の中間部と、を有し、
    前記中央部及び前記中間部には、少なくとも前記第1枕梁リブが配置され、
    前記端部には、少なくとも前記第2枕梁リブが配置されている、鉄道車両の台枠構造。
  3. 前記第2枕梁リブの車幅方向両側には、前記第1枕梁リブが配置されている、請求項2に記載の鉄道車両の台枠構造。
  4. 前記枕梁の前記中央部には、前記中心ピンを固定するボルトが螺着されるネジ座が設けられ、
    前記複数の第1枕梁リブのうち隣接する2つの第1枕梁リブは、前記ネジ座の車幅方向内側と前記ネジ座の車幅方向外側とに配置されている、請求項2又は3に記載の鉄道車両の台枠構造。
  5. 前記ネジ座に隣接して配置されている2つの第1枕梁リブのうち、前記ネジ座に対して車幅方向内側に配置された第1枕梁リブの肉厚は、前記ネジ座に対して車幅方向外側に配置された第1枕梁リブの肉厚よりも大きい、請求項4に記載の鉄道車両の台枠構造。
  6. 前記枕梁に接合されて車両長手方向に延びた中梁を更に備え、
    前記ネジ座に隣接して配置されている2つの第1枕梁リブのうち、前記ネジ座に対して車幅方向内側に配置された第1枕梁リブは、前記中梁の端部に重なる、請求項4又は5に記載の鉄道車両の台枠構造。
  7. 前記ネジ座に隣接して配置されている2つの第1枕梁リブのうち、前記ネジ座に対して車幅方向外側に配置された第1枕梁リブは、上方かつ車幅方向外方に向けて斜めに延びる、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の鉄道車両の台枠構造。
  8. 前記枕梁アッパスキンは、平坦であり、
    前記中央部の鉛直方向寸法は、前記端部の鉛直方向寸法よりも大きく 、
    前記枕梁ロアスキンは、前記中間部に設けられ、下方かつ車幅方向内方に向けて斜めに延びた傾斜部と、前記傾斜部の車幅方向外側に連続する平坦部とを有し、
    前記複数の第1枕梁リブのうち前記傾斜部と前記平坦部とが交差する屈曲部に連結された第1枕梁リブは、上方かつ車幅方向内方に延びる向きに傾斜する、請求項2乃至7のいずれか1項に記載の鉄道車両の台枠構造。
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