JP5976587B2 - 容器集合装置 - Google Patents
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Description
また、前記斜めガイドを駆動されたサイドベルトとして、容器集合装置の長さ短縮化の工夫がなされている。(特許文献2)
近年、搬送容器の断面形状が丸型ばかりでなく、角型、或いは、長方形型等の容器が多く使われるようになり、角型、或いは、長方形型等の容器の場合には、容器集合化の際に容器が転倒することが多く、容器転倒を少なくしようとすると容器集合装置の長さが長くなってしまうため、容器転倒を生じさせずに容器集合装置の長さを極小にする要求が強まっている。また、単列搬送の容器間隔をピッチ割出しする要求も出され、さらに、特に長方形型の容器の場合には容器を確実に効率よく方向規制できるようにする要求も強まっている。
しかしながら、前記特許文献1の技術では、直線状の第1段階の速度差コンベヤを搬入コンベヤに隣接して設け、次いで、順次第2、第3段階の速度差コンベヤをそれぞれ第1、第2段階の速度差コンベヤに隣接して設ける配置としているので、容器を転倒することなく整列しようとすると、特に速度が速い第3段階の速度差コンベヤでは、該速度差コンベヤの搬送方向に緩やかな傾斜をした曲線を形成する曲線ガイドにすることが必要であり、容器整列装置の長さが長くなって容器整列装置を設置するスペースが大きくなってしまうという恐れがあり、また、単列搬送の容器間隔をピッチ割出しすることができないという恐れがある。
しかしながら、前記特許文献2の技術では、直線状の集合コンベヤを隣接配置しており、また、サイドベルトを集合コンベヤの走行方向に対して横断角度をもって集合コンベヤ上で斜めに横切る構成として、前記横断角度をα>β>γ>δとし、δを小さな角度としているので、容器集合装置の長さが長くなって、容器整列装置を設置するスペースが大きくなってしまうという恐れがあり、また、搬送容器の断面形状が長方形型等の異形容器の場合には、容器の向きを長方形の長手方向に整列するに当って、前記横断角度をさらに小さくして容器をサイドベルトに長い距離で接触させることが必要となり、容器集合装置の長さが長くなってしまうという恐れがある。さらに、単列搬送の容器間隔をピッチ割出しすることができないという恐れがある。
(1)第1の手段の容器集合装置は、搬入コンベヤによって搬入される複数列の容器を単列化集合して、搬入コンベヤに隣接して配置された搬出コンベヤへ単列で搬出する容器集合装置において、前記搬入コンベヤ側に搬出コンベヤへ向けて斜めに横切って容器を単列化誘導する単列化誘導機構を設け、該単列化誘導機構が、その搬送面が容器を単列化する方向に駆動される無端状搬送体と、該無端状搬送体のループ全周にほぼ等分配置に設けられ、該無端状搬送体の搬送面に対して搬送上流側を支点として出入りの作動が可能な複数個のプッシャーとから成り、前記プッシャーが前記支点を頂点とするほぼ三角形の柱状に形成されて、前記プッシャーの前記三角形の頂点側の2辺の内の1辺に相当する側面Eを、容器等からの外力を受けない時には前記無端状搬送体の搬送面のループ外側に向けて斜め方向にはみ出し、容器等からの外力を受ける時には前記無端状搬送体の搬送面のループ内側に向けて押し込まれるようにするとともに、前記プッシャーの前記三角形の底辺に相当する端面Dを、前記側面Eが前記ループ外側に向けてはみ出した状態の時に、容器が受けられてプッシュ搬送できるように構成されたことを特徴とする。
本発明の実施の形態を図1から図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる容器集合装置の平面図で、一部断面図としてある。
図2は、図1の矢視II図である。
図3は、図2の矢視III図である。
図4は、図1の断面IV−IV図で、要所のみを示してある。
図1において、容器集合装置1は、搬入コンベヤ5によって上流から矢印F1方向へ複数列(図示では3列)で搬送されてくる断面が長方形型の容器Bが、単列化誘導機構10によって単列化集合されるとともに容器間隔のピッチ割出しをされて、搬出コンベヤ6によって矢印F2の方向へ搬出されるようになっている。
なお、ベルト11の搬送速度は、図示しない駆動装置の操作制御装置8からの指令による駆動によって、可変になるようになっている。
なお、前記プッシャー12は、ベルト11とともに駆動プーリー13および従動プーリー15の外周を走行する際にも、ベルト11の湾曲走行に伴ってベルト11のループの内側へ押し込まれることがあるが、前記駆動プーリー13および従動プーリー15には、前記プッシャー12のベルト11のループの内側への押し込みと干渉しないように凹み部13hが構成されている。
搬入コンベヤ5によって上流からF1の方向へ複数列(図示では3列)で搬入されてくる容器Bは、単列化誘導機構10のプッシャー12の側面E或いはベルト11の搬送面(走行面)11cに接触する。
ここで、プッシャー12に接触した容器Bの単列化誘導の状況を図5に基づいて説明する。
図5は、容器の単列化誘導について説明する平面図で、拡大図としてある。
図5において、搬入コンベヤ5によって図示F1方向へ搬送されてきた図示実線の容器Bは、プッシャー12に接触すると、プッシャー12がベルト11とともに図示矢印F0方向へ走行していくので、図示一点鎖線のようにプッシャー12をベルト11のループの内側に向けて押し込み傾斜させながら図示一点鎖線の容器B1に示すように傾き、その後さらに図示二点鎖線のようにプッシャー12を傾斜させて図示二点鎖線の容器B2に示すようにベルト11の搬送面11cに沿うように傾いて搬送される。
なお、前記後続のプッシャー12aは、容器Bが接触していないタイミングで図示三点鎖線に示すようなループの外側に向けて復元している状態となるように、搬入コンベヤ5の搬送速度、容器Bの形状、大きさ、搬出コンベヤ6の搬送速度等に基づいて、操作制御装置8からの指令で、ベルト11の走行速度即駆動プーリーの駆動速度が適宜選択されている。
5 搬入コンベヤ
6 搬出コンベヤ
10 単列化誘導機構
11 ベルト
11a、11b (ベルト11の)切り込み
11c (ベルト11の)搬送面
12 プッシャー
12c (プッシャーの)端部(作動の支点)
12d (プッシャーの)端面D
12e (プッシャーの)側面E
13 駆動プーリー
15 従動プーリー
B 容器
Claims (4)
- 搬入コンベヤによって搬入される複数列の容器を単列化集合して、搬入コンベヤに隣接して配置された搬出コンベヤへ単列で搬出する容器集合装置において、前記搬入コンベヤ側に搬出コンベヤへ向けて斜めに横切って容器を単列化誘導する単列化誘導機構を設け、該単列化誘導機構が、その搬送面が容器を単列化する方向に駆動される無端状搬送体と、該無端状搬送体のループ全周にほぼ等分配置に設けられ、該無端状搬送体の搬送面に対して搬送上流側を支点として出入りの作動が可能な複数個のプッシャーとから成り、前記プッシャーが前記支点を頂点とするほぼ三角形の柱状に形成されて、前記プッシャーの前記三角形の頂点側の2辺の内の1辺に相当する側面Eを、容器からの外力を受けない時には前記無端状搬送体の搬送面のループ外側に向けて斜め方向にはみ出し、容器からの外力を受ける時には前記無端状搬送体の搬送面のループ内側に向けて押し込まれるようにするとともに、前記プッシャーの前記三角形の底辺に相当する端面Dを、前記側面Eが前記ループ外側に向けてはみ出した状態の時に、容器が受けられてプッシュ搬送できるように構成されたことを特徴とする容器集合装置。
- 請求項1に記載の容器集合装置において、前記無端状搬送体に備えた付勢機構により、前記プッシャーが前記無端状搬送体の搬送面のループ内側に向けて押し込まれた状態からループ外側に向けてはみ出した状態へ作動するように構成したことを特徴とする容器集合装置。
- 請求項1又は2に記載の容器集合装置において、前記無端状搬送体を弾性材料からなるベルトとして、該ベルトの前記各プッシャーの前記支点から下流側に相当する位置に適宜の切り込みを設けて、前記プッシャーが、前記容器からの外力を受ける時には前記切り込み部で前記ループ内側に押し込まれるように作動し、前記容器からの外力を受けない時には前記ベルトの前記支点近辺の弾性力から成る付勢機構によって前記ループ外側に向けて復元してはみ出すように作動する構成としたことを特徴とする容器集合装置。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載する容器集合装置において、前記無端状搬送体の駆動速度を可変とするように構成したことを特徴とする容器集合装置。
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