JP5976162B1 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

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【課題】低コスト化と小型化を両立させた車両用盗難防止装置を提供する。【解決手段】車両に搭載され携帯機との間で無線通信を行う車両用盗難防止装置であって、パターンアンテナ及び電子部品が搭載されたプリント基板を誘電体からなる筐体に収容し、前記プリント基板の外縁の一部に沿って配置された前記パターンアンテナの内側に設けられた空隙部にプリント基板のための保持部を設けた。前記筐体は、前記プリント基板を表と裏から覆うカバーとベースで構成され、前記プリント基板の前記空隙部に貫通穴を設け、前記カバーとベースの一方の根元に台座を有したリブを前記貫通穴に差し込み、さらに他方に形成された嵌合穴と嵌合させる際に前記台座と前記嵌合穴とで前記プリント基板を挟み込んで筐体に保持する。【選択図】図1

Description

この発明は車両に搭載された車載機と運転者が保持する携帯機との間で無線通信を行い、無線通信結果に基づき車両の使用可否を決定する車両の盗難防止装置に関するものである。
車両用盗難防止装置は、イグニションキーや携帯端末(携帯機)に登録されている認証コードを車体側に取り付けられた認証装置(車載機)に向けて送信する。そして、認証装置に予め登録された認証コードとの関係が一致するとエンジン始動を許可するものである。二輪車においても高級車両より装着が始まっている。セキュリティ上の理由で、今後はより安価な車両においても、車両用盗難防止装置の装着のニーズが高まることが予想される。
下記特許文献1に記載された車両盗難防止装置は、使用者が携帯している送受信機(電子キー)と車両に搭載された制御装置との間で無線通信を行い、IDを照合して正規の使用者からの要求である場合にエンジンの始動等を行う、自動二輪車に用いて好適な車両用電子キーシステムである。
特許第3913652号明細書
しかしながら、小型二輪車への盗難防止装置の搭載にあたっては、車両価格自体が低価格であることから、車両用盗難防止装置も大型車両よりも低価格とすることが求められる。低価格化の手法の一つとして挙げられるのが、無線通信のためのアンテナの小型化などによる低価格化がある。携帯機が車載機へ送信する電波の受信アンテナをパターンアンテナ化することで、部品コストと組立コストを低減することができる。
一方、小型二輪車への盗難防止装置の搭載にあたっては、当然ながら車載機を搭載可能なスペースが小さいため、より小型の車載機が求められる。しかしながら、パターンアンテナの受信性能を確保するためには、電子部品及び銅箔パターンとの干渉を防ぐために電子部品及び銅箔パターンの配置を禁止とする空隙部をパターンアンテナの周囲に設けなくてはならない。この空隙部は、小型の車載機の実現にあたり障害となるという問題があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、車載機の低コスト化と小型化を両立させた車両用盗難防止装置を得ることを目的とする。
この発明は、車両に搭載され携帯機との間で無線通信を行う車両用盗難防止装置であって、パターンアンテナ及び電子部品が搭載されたプリント基板を誘電体からなる筐体に収容し、前記プリント基板の外縁の一部に沿って配置された前記パターンアンテナの内側に設けられた空隙部にプリント基板のための保持部を設け、前記筐体は、前記プリント基板を主面の表側と裏側からそれぞれに覆うカバー及びベースを含む2つ以上の部材により構成され、前記プリント基板の前記空隙部に貫通穴を設け、前記カバー及びベースの一方に前記貫通穴に対応する位置に前記保持部として根元に台座を有したリブを形成し、前記プリント基板の貫通穴に前記リブが差し込まれさらに前記カバー及びベースの他方に前記保持部として形成された嵌合穴と嵌合させる際に前記台座と前記嵌合穴とで前記プリント基板を前記空隙部に当たる部分を挟み込んで前記筐体に保持する、車両用盗難防止装置にある。
この発明では、車載機の低コスト化と小型化を両立させた車両用盗難防止装置を提供できる。
この発明の実施の形態1の車両用盗難防止装置の構造を模式的に示した概略透過分解斜視図である。 図1のプリント基板にカバーとベースを組み付けた状態を示す図である。 この発明の実施の形態2の車両用盗難防止装置の組み付け状態を示す図である。 この発明の実施の形態1の構成を有する車両用盗難防止装置においてコイルアンテナが同じプリント基板上に搭載された際の概略透過分解斜視図である。 この発明の実施の形態1の構成を有する車両用盗難防止装置においてパターンアンテナ周囲の空隙部とコイルアンテナ周囲の空隙部を共用した際のプリント基板の斜視図である。 この発明の実施の形態1の構成を有する車両用盗難防止装置においてパターンアンテナを4層構成のプリント基板の2層目に配線した際の図である。
この発明に係る車両用盗難防止装置は、可能な限り電子部品及び銅箔パターンの配置を禁止とする空隙部の面積を小さくすること、及び空隙部の面積を有効利用することで、パターンアンテナを使用し低コスト化を図りつつ、車載機の小型化を図るものである。
この発明に係る車両用盗難防止装置によれば、
パターンアンテナを使用することで部品コスト、組立コストを抑えることができ、
また、プリント基板の外縁に沿ってパターンアンテナを配置し、その内側に設けられる空隙部をプリント基板と筐体の保持のために有効に利用することで小型化が可能となり、更に保持するために十分な面積を確保することができるため振動に強い車両用盗難防止装置を提供することができる。
以下、この発明による車両用盗難防止装置を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1の車両用盗難防止装置の構造を模式的に示した透過分解斜視図である。車両用盗難防止装置は、車両に搭載されて、携帯機との間で無線通信を行う。この車両用盗難防止装置は、パターンアンテナ10及び電子部品25を搭載したプリント基板3と、このプリント基板3を主面の表側と裏側からそれぞれに覆って保護する筐体を構成するカバー1及びベース2と、カバー1の外側に一体成型されたコネクタ4と、を備える。
なお、この発明の特徴部分の構成を分かり易くするために、各実施の形態を示す図において、電子部品及び銅箔パターン25は概略的な位置だけを符号で示し、実際には図示を省略してある。
これらのカバー1及びベース2はパターンアンテナ10との干渉を避けるために誘電体からなる樹脂で形成される。図1ではカバー1の内部の形状がわかるようにカバー1の輪郭のみを破線で示している。
プリント基板3上に構成されるパターンアンテナ10は、一端が整合回路23と給電パターン22を介して無線IC(パッケージ)20に接続され、他端が終端回路24に接続されることで、ダイポールアンテナとなっている。
パターンアンテナ10はプリント基板3の外縁に沿って配置され、その内側には電子部品及び銅箔パターン25との干渉を防ぐために、電子部品及び銅箔パターン25の配置を禁止する、図においてハッチングで示される、空隙部11を設ける必要がある。空隙部はプリント基板3の裏面及び内層にも同様の位置に設けられている。この空隙部11はアンテナの利得を大きく得ようとする程広くしなくてはならないが、前述のとおりこの空隙部11には銅箔パターンや電子部品を配置不可であり、装置を小型化するためには空隙部11を広く取ると不利となる。
プリント基板3の空隙部11には貫通穴13が設けられている。カバー1側には貫通穴13に対応した位置に、リブ31が設けられている。リブ31の根元にはプリント基板3の基準面を決めるための台座30が設けられている。ベース2側には貫通穴13に対応した位置に、カバー1側の台座30と共にプリント基板3を挟み込むための台座35が設けられている。台座35の先端にはリブ31を受けて固定する嵌合穴35aが設けられている。貫通穴13及びリブ31はプリント基板3上及びカバー1の4点、すなわち四隅、に設けられている。
図2に、プリント基板3にカバー1とベース2を組み付けた状態の斜視図を示す。(a)は組み付け状態での透過斜視図であり、カバー1及びベース2は外形のみ破線で示されている。(b)は(a)の矢印(A)で示す方向から見た断面図を示す。
組み付けは、最初にプリント基板3の貫通穴13をカバー1側のリブ31に合わせ、プリント基板3の貫通穴13にカバー1のリブ31を挿入する。貫通穴13及びリブ31は4点に設けられており、この時点で図1に示すx軸方向とy軸方向の固定が可能となる。カバー1側に設けられたコネクタ4の端子は、プリント基板3に設けられたコネクタ端子用の穴26に入り、このコネクタ端子をプリント基板3に半田付けする。次に、カバー1側の各リブ31をベース2側の対応した位置にあるそれぞれの台座35の嵌合穴35aに圧入させて、プリント基板3が組み付けられたカバー1に、ベース2を嵌合させることでz軸方向の固定が可能となる。なお、x軸方向とy軸方向はカバー1、ベース2、プリント基板3の主面に平行な面内の互いに直交する方向、z軸方向は主面に垂直な方向である。
カバー1とベース2の嵌合部の構造はz軸方向への固定ができればよく、例えば、カバー1の側面にベース2側に延びるフックを設け、ベース2の側面にフックと対抗する位置に凹み部を設けてフックがかかるように嵌合させてもよい。または、カバー1とベース2の接合面に接着剤を塗布し、接着剤が硬化するまでは設備にて固定させておくことなども考えられる。
なお、防水性が必要な場合にはカバー1とベース2は図示しないシール剤またはパッキンを介して接合される。
図1、2においてプリント基板3に設けられる貫通穴13及びカバー1に設けられるリブ31は4点に設けてあるが、それに限らず、少なくとも2点あればx軸、y軸方向に対するプリント基板3の固定は可能である。
リブ31の形状は、カバー1とベース2の嵌合が終了するまでの間、カバー1へプリント基板3を保持することができ、かつx軸、y軸方向に対するプリント基板3の固定ができれば、図1の構成に限定されない。例えば長穴または長方形の形状でもよい。すなわち、リブ31はプリント基板3の面方向の断面形状が楕円または長方形のものであってもよい。また、図1は潰しリブの形状となっている。すなわち、リブ31の外周に、圧入方向に延びる1つまたは複数の突起32が設けられ、リブ31が、突起32を潰しながらプリント基板3に嵌め込まれ、抜け落ちないようにする。なお、例えばリブ31の先端に返し(図示省略)を設け、カバー1に組み付けられたプリント基板3が抜け落ちない形状になっていてもよい。返しとは突起であり、特にリブ31の周方向に沿って延び、かつ台座30側に斜めに戻るように突出した突起が好ましい。
カバー1に設けた台座30及びベース2に設けた台座35は、プリント基板3をz軸方向に固定できるのであればその形状または位置は図1の構成に限定されない。図1ではリブ31の根本に形成しているが、空隙部11及びパターンアンテナ10上であればどこを押さえても構わない。
実施の形態2.
図3は実施の形態2による車両用盗難防止装置の組み付け状態を示す。(a)は組み付け状態での斜視図であり、カバー1及びベース2は外形のみ破線で示されている。(b)は(a)の矢印(A)で示す方向から見た断面図を示す。
実施の形態1との相違点はプリント基板3上に貫通穴13を設けていないことであり、プリント基板3の保持構成が異なる。組み付け方法及び全体構成は実施の形態1と同じであり同等部分については説明を省略する。
図3では、カバー1及びベース2のプリント基板3の空隙部11(プリント基板3の裏面も含む)に対応する位置に、プリント基板3を挟み込むための台座36,37を形成している。また、カバー1側には、プリント基板3の端面と対面する各辺に、1辺あたり少なくとも1つの突起38が形成されている。この突起38は、プリント基板3をカバー1に組み付ける際のプリント基板3の位置決めを行い、カバー1にプリント基板3を保持し、かつx軸、y軸方向に対するプリント基板3の固定を可能とする。そして、カバー1とベース2を嵌合させることにより、カバー1及びベース2に設けた台座36,37により、プリント基板3のz軸方向を固定することが可能となる。
カバー1及びベース2に設けた台座36,37の位置は、プリント基板3の表面の空隙部11及びパターンアンテナ10上およびプリント基板3の裏面のこれらに当たる部分であればどこでもよい。
耐振動性を向上させるためには台座36,37とプリント基板3の間には接着剤または緩衝剤を塗布することが好ましい。
この発明の各実施の形態で図示された車両用盗難防止装置では、パターンアンテナ10は略U字状またはU字状である。そして略U字状またはU字状のパターンアンテナ10の両側の平行に延びる部分は長さが異なっていてもよい。従って台座36,37も図示のようにそれぞれに、両側の平行に延びる部分は長さが異なっていてもよい。
また、カバー1、ベース2、プリント基板3の主面はそれぞれ一般的には正方形を含む略長方形または長方形である。従って、4辺のそれぞれに少なくとも1つの突起38が形成されている。但しカバー1、ベース2、プリント基板3の主面の形状はこれらに限定されものではなく、カバー1とベース2でプリント基板3を両側から挟んで固定できる形状であればよく、強度を考慮して固定に必要な部分に必要な数の突起38を設ければよい。
台座36,37のプリント基板3側の端面は、プリント基板3をz軸方向から支持し、z軸方向の位置を規定する。またカバー1の各突起38のプリント基板3側先端の内側側面は、プリント基板3をx軸またはy軸方向から支持し、x軸またはy軸方向の位置を規定する。
さらに各突起38のプリント基板3側の端面の内側に、図3に示すように、プリント基板3をx軸またはy軸方向とさらに主面と垂直なz軸方向とで支持し、x軸方向とz軸方向、またはy軸方向とz軸方向の位置を規定する切り欠き部が形成されていてもよい。
実施の形態1、2において、車両用盗難防止装置には近傍エリアの検知を目的とした送信用アンテナとして、図4,図5に示すように、コイルアンテナ21が搭載されるが、このコイルアンテナ21を同じプリント基板上に搭載した場合、パターンアンテナ10と同様に、電子部品及び銅箔パターン25との干渉を防ぐために空隙部12を設ける必要がある。空隙部はプリント基板3の裏面及び内層にも同様の位置に設けられる。
図4は実施の形態1においてコイルアンテナ21を同じプリント基板3上に搭載した際の分解斜視図を示している。コイルアンテナ21をプリント基板3上のパターンアンテナ10を搭載した位置の対辺上に配置する。これにより、空隙部12にプリント基板3を保持するための台座30,35を新たに設置するための面積を必要とせずに配置することができる。空隙部12を有効に利用し、かつプリント基板3上の対角位置に保持点を設けることができるため、耐振動性に有利な構成となる。
または、コイルアンテナ21に必要な空隙部12と、パターンアンテナ10に必要な空隙部11を共用することで、プリント基板3全体の空隙部の面積を少なくすることが可能となる。図5にコイルアンテナ21に必要な空隙部12とパターンアンテナに必要な空隙部11を共用したプリント基板3の斜視図を示す。
また、実施の形態1、2において、プリント基板3上に搭載されるパターンアンテナ10はプリント基板3の外縁に沿って配置し、かつ略U字状またはU字状に配置することが好ましい。略U字状またはU字状に配置することで空隙部11の面積はパターンアンテナ10を直線状に配置する場合よりも小さくすることが可能である。しかしながら、パターンアンテナ10を略L字状またはL字状に構成した場合でも、直線に配置するよりは空隙部の面積を小さくすることが可能である。
また、実施の形態1、2において、台座30、35、36、37をパターンアンテナ10上に配置する場合は、台座によりパターンアンテナ10が傷つくことが予想される。これを防止するために、パターンアンテナ10はプリント基板3の内層に配置するとよい。図6の(a)にパターンアンテナ10を4層構成のプリント基板3の2層目に配置した際のプリント基板3の斜視図、(b)に(a)のA−A線に沿った断面図を示す。図6の(a)においてパターンアンテナ10は2層目に配置されているので破線で示されている。
また、実施の形態1、2において、コネクタ4はカバー1に一体成型されているが、これに限ったものではなく、ベース2に一体成型されていてもよい。または、コネクタ4はカバー1及びベース2と別体で形成されていても、コネクタ4の周囲を覆うようにカバーとベースを形成すれば、同じ構成を得ることは可能である。
また、実施の形態1においては、カバー1の各台座30にリブ31、ベース2の各台座35に嵌合穴35a、を設けた場合について説明したが、反対に、カバー1の各台座30に嵌合穴、ベース2の各台座35にリブ、を設けた構成としてもよい。
さらに実施の形態1においてカバー1の各台座30、ベース2の各台座35の先にリブおよび嵌合穴を設けずに、実施の形態2の台座36.37ように、カバー1の各台座30とベース2の各台座35のそれぞれの先端でプリント基板3を両側から挟み付け、間に接着剤または緩衝剤を塗布するようにしてもよい。
なお、台座30,35,36,37、リブ31,嵌合穴35a、さらに突起38はプリント基板のための保持部を構成する。
またカバー1およびベース2は図示のように、それぞれ主面とこの主面の周囲一周に亘って延びる、主面の一方側にせり立った周囲側面からなる。そこで、内側にプリント基板3を保持するようにしてカバー1およびベース2を組み合わせる際、双方の周囲側面の対向する端面同士を接着剤等でさらに固定するようにしてもよい。
なお上記説明では、プリント基板3を筐体に保持するために、筐体は、プリント基板3を主面の表側と裏側からそれぞれに覆うカバー1及びベース2を含む2つ以上の部材により構成され、プリント基板3の空隙部11,12に貫通穴13を設け、カバー1及びベース2の一方に貫通穴13に対応する位置に保持部として根元に台座30を有したリブ31を形成し、プリント基板3の貫通穴13にリブ31が差し込まれさらにカバー1及びベース2の他方に保持部として形成された嵌合穴35aと嵌合させる際に台座30と嵌合穴35aとでプリント基板3を空隙部11,12に当たる部分を挟み込んで筐体に保持するようにしている。
その他、プリント基板3を筐体に保持するために、筐体は、プリント基板3を主面の表側と裏側からそれぞれに覆うカバー1及びベース2を含む2つ以上の部材により構成され、プリント基板3の空隙部11,12に貫通穴13を設け、カバー1及びベース2の一方に貫通穴13に対応する位置に保持部としてリブ31を形成し、カバー1及びベース2のパターンアンテナ10の空隙部11に対応する位置に保持部として台座30,35を形成し、プリント基板3の貫通穴13にリブ31が差し込まれ、カバー1とベース2を嵌合させる際に台座30,35にてプリント基板3を空隙部11,12に当たる部分を挟み込んで筐体に保持するようにしてもよい。
この場合、図示は省略されているが、例えば図1において、リブ31および嵌合穴35aを設けていない台座30,35をカバー1及びベース2にそれぞれに設けてz軸方向の固定を行うと共に、別途、リブ31だけをカバー1及びベース2の一方に設けてプリント基板3の貫通穴13に差し込んでxy軸方向の固定を行う構造となる。
1 カバー、2 ベース、3 プリント基板、4 コネクタ、
10 パターンアンテナ、11,12 空隙部、13 貫通穴、21 コイルアンテナ、
22 給電パターン、23 整合回路、24 終端回路、26 穴、
30,35,36,37 台座、31 リブ、32 突起、35a 嵌合穴、
38 突起。

Claims (9)

  1. 車両に搭載され携帯機との間で無線通信を行う車両用盗難防止装置であって、
    パターンアンテナ及び電子部品が搭載されたプリント基板を誘電体からなる筐体に収容し、前記プリント基板の外縁の一部に沿って配置された前記パターンアンテナの内側に設けられた空隙部にプリント基板のための保持部を設け、
    前記筐体は、前記プリント基板を主面の表側と裏側からそれぞれに覆うカバー及びベースを含む2つ以上の部材により構成され、前記プリント基板の前記空隙部に貫通穴を設け、前記カバー及びベースの一方に前記貫通穴に対応する位置に前記保持部として根元に台座を有したリブを形成し、前記プリント基板の貫通穴に前記リブが差し込まれさらに前記カバー及びベースの他方に前記保持部として形成された嵌合穴と嵌合させる際に前記台座と前記嵌合穴とで前記プリント基板を前記空隙部に当たる部分を挟み込んで前記筐体に保持する、車両用盗難防止装置。
  2. 前記リブが外周に突起を設けた形状を有する、請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
  3. 前記リブが先端に返しを有する、請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
  4. 車両に搭載され携帯機との間で無線通信を行う車両用盗難防止装置であって、
    パターンアンテナ及び電子部品が搭載されたプリント基板を誘電体からなる筐体に収容し、前記プリント基板の外縁の一部に沿って配置された前記パターンアンテナの内側に設けられた空隙部にプリント基板のための保持部を設け、
    前記筐体は、前記プリント基板を主面の表側と裏側からそれぞれに覆うカバー及びベースを含む2つ以上の部材により構成され、前記カバー及びベースは、前記パターンアンテナの空隙部に対応する位置に前記保持部として台座を形成し、カバーとベースを嵌合させる際に前記台座で前記空隙部を挟み込んで前記プリント基板を筐体に保持する、車両用盗難防止装置。
  5. 車両に搭載され携帯機との間で無線通信を行う車両用盗難防止装置であって、
    パターンアンテナ及び電子部品が搭載されたプリント基板を誘電体からなる筐体に収容し、前記プリント基板の外縁の一部に沿って配置された前記パターンアンテナの内側に設けられた空隙部にプリント基板のための保持部を設け、
    前記筐体は、前記プリント基板を主面の表側と裏側からそれぞれに覆うカバー及びベースを含む2つ以上の部材により構成され、前記プリント基板の前記空隙部に貫通穴を設け、前記カバー及びベースの一方に前記貫通穴に対応する位置に前記保持部としてリブを形成し、前記カバー及びベースの前記パターンアンテナの空隙部に対応する位置に前記保持部として台座を形成し、前記プリント基板の貫通穴に前記リブが差し込まれ、前記カバーとベースを嵌合させる際に前記台座にて前記プリント基板を前記空隙部に当たる部分を挟み込んで前記筐体に保持する、車両用盗難防止装置。
  6. 周囲に空隙部を必要とする第2のアンテナが前記プリント基板上にさらに搭載され、前記第2のアンテナと前記パターンアンテナは前記プリント基板の対辺上に配置された、請求項1から5までのいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  7. 周囲に空隙部を必要とする第2のアンテナが前記プリント基板上にさらに搭載され、前記パターンアンテナの空隙部と前記第2のアンテナの空隙部とが重なっている、請求項1から5までのいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  8. 前記パターンアンテナが、前記プリント基板の外縁に沿って略U字状またはU字状に配置されている、請求項1から7までのいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
  9. 前記パターンアンテナが、前記プリント基板の内層に配置されている、請求項1から8までのいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置。
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