JP5975652B2 - ハンダ吸取機 - Google Patents

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本発明は、ハンダ吸取機に関する。
下記特許文献1には、吸取グリップ部に設けられたトリガスイッチが操作されると真空ポンプが作動して、ハンダ溶融吸取ノズルから溶融ハンダを吸い取るハンダ吸取機が開示されている。上記ハンダ溶融吸取ノズルには、加熱用ヒータと温度センサとが設けられており、温度センサの検出結果に基づいて加熱用ヒータへの給電が制御される。
実公平7−18468号公報
ところで、真空ポンプの作動期間(トリガスイッチの操作期間)にはハンダや空気が吸い込まれることによってハンダ溶融吸取ノズルの温度が低下するので、従来のハンダ吸取機では、上記真空ポンプの作動期間において加熱用ヒータの給電制御を一時的に停止している。
しかしながら、上記トリガスイッチが比較的長い期間に亘って連続的に操作され続けると、温度センサに基づく給電制御が停止しているので加熱用ヒータが許容温度範囲の上限に近付く場合があり、加熱用ヒータの劣化が早まってしまう。このような事情から、従来のハンダ吸取機では、トリガスイッチの連続操作期間を所定時間内とすることが使用上の注意事項となっており、使い勝手が悪かった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、連続使用期間の制限を解消して従来よりも使い勝手を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、トリガスイッチが操作されるとハンダ溶融吸取ノズルによって加熱溶融させたハンダを前記ハンダ溶融吸取ノズルから吸取るハンダ吸取機であって、前記トリガスイッチ、前記ハンダ溶融吸取ノズルを加熱するヒータ、前記ハンダ溶融吸取ノズルの温度を検出する温度センサ、前記ハンダ溶融吸取ノズル及び所定のトリガ信号を発生するトリガ信号発生器を備えるグリップ部と、 前記トリガスイッチの操作の如何によらず、前記温度センサに基づく前記ヒータのフィードバック温度制御を行う温度制御手段、所定の真空ポンプ及び当該真空ポンプを駆動制御するポンプ制御手段を備える本体部と、前記グリップ部と前記本体部とを電気的に接続する電気コードと、前記ハンダ溶融吸取ノズルと前記真空ポンプとを空気が通風する状態に接続する吸取用チューブと、を備え、前記電気コードは、電力線、第2の電力線、信号線及び接地線からなり、前記トリガ信号発生器は、前記温度センサの検出信号が有する直流成分からなる直流電圧を電源として作動し、前記温度センサの検出信号と前記トリガ信号と前記直流電圧とが、前記電気コードの信号線を共用して前記グリップ部および前記本体部の間で伝送される、という手段を採用する。
本発明によれば、トリガスイッチの操作の如何によらず、温度センサに基づくヒータのフィードバック温度制御を行うので、連続使用期間の制限を解消して従来よりも使い勝手を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るハンダ吸取機Aの外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るハンダ吸取機Aの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における温度検出信号及びヒータ制御信号(a)と、トリガパルス信号及びモータ駆動信号(b)とを示す波形図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係るハンダ吸取機Aは、プリント基板等の対象物に付着したハンダを加熱することにより溶融させ、溶融したハンダを吸い取って除去するものである。このようなハンダ吸取機Aは、図1に示すように、吸取グリップ部1、吸取機本体部2、吸取用チューブ3及び電気コード4から構成されている。なお、説明の都合上先に説明するが、上記電気コード4は、電力線4a、第2の電力線4b、信号線4c及びGND線(接地線)4dを芯線とする3芯電線である。
上記吸取グリップ部1は、図1、2に示すように、ハンダ溶融吸取ノズル1a、ヒータ1b、温度センサ1c、電圧調整器1d、トリガパルス信号発生部1e(トリガ信号発生手段)、トリガスイッチ1f及びグリップ部ケース1gを備えている。このような吸取グリップ部1は、作業者によって把持され、ヒータ1bによって加熱されたハンダ溶融吸取ノズル1aの先端がハンダに押し付けられることでハンダを溶融させるものである。
また、上記吸取機本体部2は、図1、2に示すように、本体ケース2a、真空ポンプ2b、モータ2c、電源スイッチ2d、ヒータ用スイッチ2e、ヒータ制御部2f、モータ用スイッチ2g及びモータ駆動信号発生部2hを備えている。なお、ヒータ制御部2f及びヒータ用スイッチ2eについては、本実施形態における温度制御手段を構成するものである。また、モータ2c、モータ用スイッチ2g及びモータ駆動信号発生部2hについては、本実施形態におけるポンプ制御手段を構成するものである。
また、ヒータ用スイッチ2e、ヒータ制御部2f、モータ用スイッチ2g及びモータ駆動信号発生部2hについては、図1に図示されていないが、本体ケース2a内に収容されている。さらに、このような吸取機本体部2は、電源ケーブルを備えており、当該電源ケーブルを介して単相100Vの系統電源に接続されている。図2に示した交流電源は、この系統電源を示している。また、吸取機本体部2は、絶縁トランスを介して上記系統電源に接続するようにしてもよい。つまり、吸取機本体部2は、絶縁トランスを備え、系統電源から供給された交流電力を絶縁トランスによって降圧して使用するようにしてもよい。
上記吸取グリップ部1において、ハンダ溶融吸取ノズル1aは、先端に向って先細り状に形成されると共に軸心に沿って吸取孔11が設けられており、吸取用チューブ3を介して吸取機本体部2に接続され、ヒータ1bに当接されている。このようなハンダ溶融吸取ノズル1aは、ヒータ1bにより加熱された状態で先端部がハンダに押し付けられると、ハンダを溶融させる。溶融したハンダは、トリガスイッチ1fがオンになることにより駆動される吸取機本体部2の真空ポンプ2bによって吸取用チューブ3を介してハンダ溶融吸取ノズル1aから吸い取られる。なお、ハンダ溶融吸取ノズル1aと吸取用チューブ3との間には着脱可能なフィルタが設けられており、このフィルタにハンダは付着する。また、ハンダ溶融吸取ノズル1aは、GND線4bに接続されている。
ヒータ1bは、ハンダ溶融吸取ノズル1aに当接するように配置される例えばセラミックヒータであり、一端が電気コード4の電力線4aを介してヒータ用スイッチ2eの一端に接続され、他端が電気コード4の第2の電力線4bに接続されている。このようなヒータ1bは、電源スイッチ2d、ヒータ用スイッチ2e及び電力線4aを介して系統電源(または電源スイッチ2d、絶縁トランス、ヒータ用スイッチ2e及び電力線4aを介して系統電源)から供給される交流電力によって発熱してハンダ溶融吸取ノズル1aを加熱する。
温度センサ1cは、ヒータ1bの近傍かつハンダ溶融吸取ノズル1aに当接するように配置され、一端が第2の電力線4bに接続され、他端が電気コード4の信号線4cを介してヒータ制御部2fの入力端に接続されている。このような温度センサ1cは、温度上昇に伴って抵抗値が上昇する特性を有するものであり、該抵抗値に基づく直流電圧を温度検出信号としてヒータ制御部2fに出力する。つまり、ヒータ制御部2f内には一端が入力端に接続されると共に他端が直流電源に接続されたプルアップ抵抗が設けられており、温度センサ1cは、上記直流電源の電圧をプルアップ抵抗の抵抗値と自らの抵抗値とで抵抗分圧した電圧(直流電圧)を温度検出信号としてヒータ制御部2fの入力端に出力する。
電圧調整器1dは、入力端が信号線4cを介してヒータ制御部2fの入力端に接続され、出力端がトリガパルス信号発生部1eに接続されている。このような電圧調整器1dは、信号線4cを介してヒータ制御部2fから供給される直流電圧、つまり温度センサ1cの温度検出信号が有する直流成分を変圧(降圧)してトリガパルス信号発生部1eに供給する。
トリガパルス信号発生部1eは、上記電圧調整器1dから供給される直流電圧を電源として作動するパルス発振器であり、出力端がトリガスイッチ1fに接続されている。このようなトリガパルス信号発生部1eは、所定周期のパルス列からなるトリガパルス信号を発生してトリガスイッチ1fに出力する。このトリガパルス信号は、例えば図3(b)に示すように、パルス幅0.15msのパルスが6.25ms周期で連続するパルス列である。
トリガスイッチ1fは、一端がトリガパルス信号発生部1eの出力端に接続され、他端が電気コード4の信号線4cに接続されている。このようなトリガスイッチ1fは、作業者によってオン/オフ操作されるものであり、上記トリガパルス信号の信号線4cへの供給をオン/オフする。つまり、トリガパルス信号は、トリガスイッチ1fがオン状態になると、信号線4cに供給される。
ここで、電圧調整器1dの入力端は信号線4cに接続されているので、トリガスイッチ1fがオン状態になると、トリガパルス信号が電圧調整器1dに入力されるが、電圧調整器1dにはトリガパルス信号を除去するフィルタが設けられているので、電圧調整器1dは直流電圧(温度検出信号)のみに基づいて動作する。また、ヒータ制御部2fの入力端にも信号線4cを介してトリガパルス信号が入力されるが、上記フィルタと同一機能のフィルタが設けられているので、ヒータ制御部2fも直流電圧(温度検出信号)のみに基づいて動作する。
グリップ部ケース1gは、ハンダ溶融吸取ノズル1aの一部を覆うノズルカバー12とグリップ13とから形成された筐体であり、ノズルカバー12から先端が突出するようにハンダ溶融吸取ノズル1aが取り付けられると共に、グリップ13内部にヒータ1b、温度センサ1c、電圧調整器1d、トリガパルス信号発生部1e及びトリガスイッチ1fを収容し、さらにグリップ13表面にトリガスイッチ1fが取り付けられている。
続いて、吸取機本体部2について説明する。本体ケース2aは、箱形の容器であり、真空ポンプ2b、モータ2c、ヒータ用スイッチ2e、ヒータ制御部2f、モータ用スイッチ2g及びモータ駆動信号発生部2hを内部に収容すると共に、表面に電源スイッチ2dが取り付けられている。
真空ポンプ2bは、例えばゴムや金属からなるダイヤフラムが往復運動されることにより空気を吸い込む周知のダイヤフラム式ポンプである。このような真空ポンプ2bは、モータ2cによって駆動され、吸取用チューブ3を介して吸取グリップ部1のハンダ溶融吸取ノズル1aの吸取孔11に接続されている。つまり、真空ポンプ2bは、ハンダ溶融吸取ノズル1aから吸取用チューブ3を介して溶融したハンダを空気と共に吸い取る。
モータ2cは、図1に示すように真空ポンプ2bの上部に取り付けられており、電源スイッチ2d及びモータ用スイッチ2gを介して系統電源(または電源スイッチ2d、絶縁トランス及びモータ用スイッチ2gを介して系統電源)に接続されている。このようなモータ2cは、系統電源から供給される交流電力に基づいて真空ポンプ2bを回転駆動する。
電源スイッチ2dは、図1に示すように本体ケース2aの表面に取り付けられている。また、この電源スイッチ2dは、図2に示すように系統電源に対して直列に設けられており(または一端が系統電源に接続され、他端が絶縁トランスに接続され)、ヒータ用スイッチ2e及びモータ用スイッチ2g等への交流電力(系統電力)の供給をオン/オフする。
ヒータ用スイッチ2eは、一端が電力線4aを介してヒータ1bの一端に接続され、他端が電源スイッチ2dを介して系統電源(または電源スイッチ2d及び絶縁トランスを介して系統電源)に接続されている。このヒータ用スイッチ2eは、ヒータ制御部2fから入力されるヒータ制御信号に基づいてオン/オフすることにより系統電源(または系統電源)からヒータ1bへの交流電力の供給をオン/オフする。このようなヒータ用スイッチ2eは、電力用スイッチングトランジスタであり、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、通常のバイポーラトランジスタあるいはFETトランジスタ(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)である。
ヒータ制御部2fは、入力端が信号線4cを介して吸取グリップ部1の温度センサ1cの他端及びトリガスイッチ1fの他端に接続され、信号線4cを介して温度センサ1cから入力される温度検出信号に基づいてヒータ制御信号を発生する。つまり、このヒータ制御部2fは、上記ヒータ制御信号をヒータ用スイッチ2eに出力してヒータ用スイッチ2eのオン/オフを切り替えることによって温度センサ1cの温度検出信号に基づくヒータ1bのフィードバック温度制御を行う。
モータ用スイッチ2gは、一端がモータ2cの一端に接続され、他端が電源スイッチ2dを介して系統電源(または電源スイッチ2d及び絶縁トランスを介して系統電源)に接続されている。このモータ用スイッチ2gは、モータ駆動信号発生部2hから入力されるモータ駆動信号に基づいてオン/オフすることにより交流電力(系統電力)のモータ2cへの供給を切り替える。このようなモータ用スイッチ2gは、ヒータ用スイッチ2eと同様に電力用スイッチングトランジスタである。
モータ駆動信号発生部2hは、入力端が信号線4cに接続されており、トリガスイッチ1f及び信号線4cを介してトリガパルス信号発生部1eから入力されるトリガパルス信号に基づいてモータ駆動信号を発生し、該モータ駆動信号をモータ用スイッチ2gに出力することにより交流電力(系統電力)のモータ2cへの供給を制御する。つまり、モータ駆動信号発生部2hは、モータ用スイッチ2gを介してモータ2cの回転を制御する。
吸取用チューブ3は、吸取グリップ部1のハンダ溶融吸取ノズル1aの吸取孔11と、吸取機本体部2の真空ポンプ2bとを空気が通風する状態に接続するゴム製チューブであり、ハンダ溶融吸取ノズル1aから吸い取られたハンダを空気と共に真空ポンプ2bに導く。
次に、このように構成された本ハンダ吸取機Aの動作について説明する。
まず、作業者が電源スイッチ2dをオンした後、ヒータ制御部2fは、温度センサ1cの温度検出信号に基づくヒータ1bのフィードバック温度制御を行う。つまり、ヒータ制御部2fは、ハンダ溶融吸取ノズル1aの温度が所定の設定温度になるように、温度センサ1cから入力される温度検出信号(図3(a)参照)に基づいてヒータ制御信号(図3(a)参照)を発生し、該ヒータ制御信号をヒータ用スイッチ2eに出力する。
例えば、ヒータ制御部2fは、ヒータ1bの温度が設定温度を越えると、ハンダ溶融吸取ノズル1aの温度が設定温度以下になるまでヒータ用スイッチ2eをオフにすることによりヒータ1bの発熱を停止させ、またハンダ溶融吸取ノズル1aの温度が設定温度より下がると、ヒータ用スイッチ2eをオンにすることによりヒータ1bを設定温度になるように発熱させる。ヒータ制御部2fは、上述した動作を繰り返すことにより、ヒータ1bの温度を設定温度近傍に維持させる。
次に、作業者が吸取グリップ部1を把持して、プリント基板に付着したハンダにハンダ溶融吸取ノズル1aの先端を押し付けつつトリガスイッチ1fをオンにすると、ヒータ制御部2fは、このようにトリガスイッチ1fがオンの場合にも、上述した温度センサ1cの温度検出信号に基づくヒータ1bのフィードバック温度制御を継続して行う。
また、トリガスイッチ1fがオンになると、トリガパルス信号発生部1eとモータ駆動信号発生部2hとが信号線4cを介して導通状態となるので、モータ駆動信号発生部2hには、トリガパルス信号発生部1eからトリガパルス信号が供給される。モータ駆動信号発生部2hは、このトリガパルス信号に基づいてモータ駆動信号を発生し、該モータ駆動信号をモータ用スイッチ2gに出力する。
ここで、トリガパルス信号とモータ駆動信号との関係について説明する。トリガパルス信号は、図3(b)に示すように、6.25msのパルス周期かつ立ち下がりから立ち上がりまでのパルス幅が0.15msのパルス信号である。また、モータ駆動信号は、トリガパルス信号の立ち下がりを始点として10msの間だけオン状態となる信号である。つまり、モータ駆動信号発生部2hは、上記トリガパルス信号の立ち下がりを検知すると、トリガパルス信号のパルス周期よりも長い周期(10ms)のモータ駆動信号を発生する。
その後、モータ駆動信号発生部2hは、トリガスイッチ1fがオンの場合に、トリガパルス信号が継続して入力されるので、10ms経過するまでに次のトリガパルス信号の立ち下がりを検知し、その立下りを始点として再び10msオン状態のモータ駆動信号を発生する。モータ駆動信号発生部2hは、上述した動作を繰り返すことにより、トリガパルス信号が入力される間、つまりトリガスイッチ1fがオンの間、オン状態のモータ駆動信号を発生する。そして、モータ駆動信号発生部2hは、トリガスイッチ1fがオフになると、トリガパルス信号発生部1eからのトリガパルス信号の入力が停止されるので、図3(b)に示すように、トリガスイッチ1fがオフになる直前の立ち下がりから10ms経過後にモータ駆動信号をオフ状態にする。
そして、モータ用スイッチ2gは、モータ駆動信号発生部2hからオン状態のモータ駆動信号が入力された場合には、オンになる。この結果、モータ2cは、系統電源(または系統電源)から交流電力が供給されるので、該交流電力に基づいて真空ポンプ2bを回転駆動する。真空ポンプ2bは、吸取用チューブ3を介してハンダ溶融吸取ノズル1aから空気と共にハンダ溶融吸取ノズル1aの先端によって溶融したハンダを吸い取る。このように、プリント基板上のハンダがハンダ溶融吸取ノズル1aの先端によって直ちに溶融すると共に、吸取グリップ部1の先端に設けられたハンダ溶融吸取ノズル1aからハンダが吸い取られることで、プリント基板から部品を取り除くことができる。
このような本実施形態によれば、トリガスイッチ1fの操作の如何によらず、温度センサ1cに基づくヒータ1bのフィードバック温度制御を行うので、連続使用期間の制限を解消して従来よりも使い勝手を向上させることができる。また、本実施形態では、従来に加えて、吸取グリップ部1に新たにトリガパルス信号発生部1eを取り付けたが、温度センサ1cの温度検出信号及びトリガパルス信号発生部1eのトリガパルス信号とが信号線4cを共用しているので、吸取グリップ部1と吸取機本体部2とを接続する電気コード4の芯電線の本数(4本:電力線4a、第2の電力線4b、信号線4c、GND線4d)を増やす必要がない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態では、トリガスイッチ1fが押されてオン状態になると、モータ駆動信号発生部2hは、トリガパルス信号発生部1eから供給されるトリガパルス信号に基づいてモータ駆動信号を発生したが、本発明はこれに限定されない。つまり、トリガスイッチ1fが押されてオン状態になったことをモータ駆動信号発生部2hに通知するトリガ信号であれば、一定周期のトリガパルス信号ではなくてもよい。また、モータ駆動信号発生部2hは、トリガパルス信号の立ち下がりを始点としてオン状態のモータ駆動信号を発生したが、立ち上がりを始点とするようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、ヒータ制御部2fが、ヒータ用スイッチ2eをオン/オフすることによりヒータ1bに供給される直流電力をオン/オフしてハンダ溶融吸取ノズル1aの温度を制御したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ヒータ制御部2fは、ヒータ1bに供給される直流電力をオン/オフではなく、上下することによりハンダ溶融吸取ノズル1aの温度を制御するようにしてもよい。
A…ハンダ吸取機、1…吸取グリップ部、1a…ハンダ溶融吸取ノズル、1b…ヒータ、1c…温度センサ、1d…電圧調整器、1e…トリガパルス信号発生部(トリガ信号発生手段)、1f…トリガスイッチ、1g…グリップ部ケース、2…吸取機本体部、2a…本体ケース、2b…真空ポンプ、2c…モータ、2d…電源スイッチ、2e…ヒータ用スイッチ、2f…ヒータ制御部、2g…モータ用スイッチ、2h…モータ駆動信号発生部、3…吸取用チューブ、4…電気コード、4a…電力線、4b…第2の電力線、4c…信号線、4d…GND線、11…吸取孔、12…ノズルカバー、13…グリップ

Claims (1)

  1. トリガスイッチが操作されるとハンダ溶融吸取ノズルによって加熱溶融させたハンダを前記ハンダ溶融吸取ノズルから吸取るハンダ吸取機であって、
    前記トリガスイッチ、前記ハンダ溶融吸取ノズルを加熱するヒータ、前記ハンダ溶融吸取ノズルの温度を検出する温度センサ、前記ハンダ溶融吸取ノズル及び所定のトリガ信号を発生するトリガ信号発生器を備えるグリップ部と、
    前記トリガスイッチの操作の如何によらず、前記温度センサに基づく前記ヒータのフィードバック温度制御を行う温度制御手段、所定の真空ポンプ及び当該真空ポンプを駆動制御するポンプ制御手段を備える本体部と、
    前記グリップ部と前記本体部とを電気的に接続する電気コードと、
    前記ハンダ溶融吸取ノズルと前記真空ポンプとを空気が通風する状態に接続する吸取用チューブと、を備え、
    前記電気コードは、電力線、第2の電力線、信号線及び接地線からなり、
    前記トリガ信号発生器は、前記温度センサの検出信号が有する直流成分からなる直流電圧を電源として作動し、
    前記温度センサの検出信号と前記トリガ信号と前記直流電圧とが、前記電気コードの信号線を共用して前記グリップ部および前記本体部の間で伝送されることを特徴とするハンダ吸取機。
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