JP5975565B2 - 発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電装置に関する。
従来から、発電素子を用いた発電装置が提案されている。例えば、住宅の常夜灯等に電力を供給するために、人の生活活動から発生するエネルギーを利用した発電装置が開示されている。具体的には、この発電装置は、凹状のフレームと、このフレームに内包された複数の発電素子と、このフレームの外部に露出された踏み板であって、これら複数の発電素子の上面を略覆う踏み板とを備えて構成されている。このような構成により、人が踏み板を足で踏みつけることにより、踏み板によって発電素子が押圧されて電力を発生させることができる。
特開平11−353913号公報
しかしながら、上述した従来の発電装置においては、発電素子の発電効率に関して改善の余地があった。例えば、人が踏み板の端部近傍部分を足で踏みつけた場合には、複数の発電素子のうち、当該踏み板の端部近傍部分から離れた位置に配置された発電素子が押圧されにくくなるので、この発電素子の変形量が低くなり、この発電素子の発電効率も低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、発電効率を維持することが可能となる、発電装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発電装置は、変形可能な中空体の内部に流動体を充填することによって変形可能に形成されたマット体であって、当該マット体の一部に外力が加えられることで変形した場合に、この変形による流動体の揺れに伴って、前記マット体の前記外力が加えられていない他の一部も変形可能なマット体と、前記マット体の少なくとも一つの側面に設けられた発電モジュールであって、外部から加えられた力を発電素子を用いて電気に変換する発電モジュールと、を備え、前記発電モジュールの前記発電素子は、前記マット体の変形に伴って、当該マット体によって直接的又は間接的に押圧されることにより発電を行う。
また、請求項に記載の発電装置は、請求項に記載の発電装置において、前記発電モジュールにおいて、前記発電素子を、前記マット体における当該発電モジュールに対向する側面に略沿うように複数並設している。
また、請求項に記載の発電装置は、請求項1又は2に記載の発電装置において、前記マット体と前記発電モジュールとから構成される組を、少なくとも二組以上積層して構成している。
また、請求項に記載の発電装置は、請求項1からのいずれか一項に記載の発電装置において、前記マット体と前記発電モジュールとの相互間に設けられた複数の接触制限手段であって、当該複数の接触制限手段の相互の間隔を介して行われる、前記発電モジュールの前記発電素子と前記マット体との接触を調整するための複数の接触制限手段を備えている。
また、請求項に記載の発電装置は、請求項に記載の発電装置において、前記複数の接触制限手段の相互の間隔のうち、少なくとも一部の間隔を他の間隔とは異なる間隔としている。
請求項1に記載の発電装置によれば、発電モジュールの発電素子は、変形可能に形成されたマット体であって、当該マット体の一部に外力が加えられることで変形した場合に、この変形に伴って、当該マット体の前記外力が加えられていない他の一部も変形可能なマット体の変形に伴って、当該マット体によって直接的又は間接的に押圧されることにより発電を行うので、発電モジュールの発電素子が、外力が加えられている位置から離れた位置にある場合であっても、当該外力によるマット体の一部の変形がマット体の他の一部に伝播し、この伝播したマット体の他の一部の変形に伴って、この発電モジュールの発電素子がマット体によって押圧されるので、この発電モジュールの発電素子を効果的に変形させることができ、発電効率を維持することができる。
また、マット体を、変形可能な中空体の内部に流動体を充填して形成したので、発電モジュールの発電素子が、外力が加えられている位置から離れた位置にある場合であっても、当該マット体に充填された流動体の揺れによって、マット体の一部の変形がマット体の他の一部に伝播し、この伝播したマット体の他の一部の変形に伴って、この発電モジュールの発電素子がマット体によって押圧されるので、この発電モジュールの発電素子を一層効果的に変形させることができる。
また、請求項に記載の発電装置によれば、発電モジュールにおいて、発電素子を、マット体における当該発電モジュールに対向する側面に略沿うように複数並設したので、発電素子を効果的に押圧できると共に、発電素子の設置個数を増やすことができ、発電量も増やすことができる。
また、請求項に記載の発電装置によれば、マット体と発電モジュールとから構成される組を、少なくとも二組以上積層して構成したので、単層の発電装置に比べて、発電素子の設置個数を増やすことができ、発電量も一層増やすことができる。
また、請求項に記載の発電装置によれば、マット体と発電モジュールとの相互間に設けられた複数の接触制限手段であって、当該複数の接触制限手段の相互の間隔を介して行われる、発電モジュールの発電素子とマット体との接触を調整するための複数の接触制限手段を備えたので、発電装置に加えられた外力のうち、マット体における複数の接触制限手段に対応する部分を変形させるための力を、発電モジュールの発電素子を押圧するための力に利用することができる。そのため、複数の接触制限手段を備えていない発電装置に比べて、発電モジュールの発電素子を効果的に変形させることができ、発電効率も向上させることができる。
また、請求項に記載の発電装置によれば、複数の接触制限手段の相互の間隔のうち、少なくとも一部の間隔を他の間隔とは異なる間隔としたので、外力が加えられる位置に応じて、発電モジュールの発電素子の変形量に差異を生じさせることができる。これにより、この差異に基づいて発電量を制御することができ、例えばセンシング技術として利用することができる。
実施の形態1に係る発電装置の概要を示す斜視図である。 発電装置の分解斜視図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図3における領域Bの拡大図である。 発電装置に外力が加えられている状態を示す断面図である。 実施の形態2に係る発電装置の概要を示す斜視図である。 図6のC−C断面図である。 発電装置に外力が加えられている状態を示す断面図である。 実施の形態3に係る図6のC−C矢視断面図である。 発電装置に外力が加えられている状態を示す断面図である。 実施の形態4に係る図6のC−C矢視断面図である。 発電装置に外力が加えられている状態を示す断面図である。 実施の形態5に係る図6のC−C矢視断面図である。 発電装置の受圧板における所定の接触制限部同士の間隔に対応する部分に外力が加えられている状態を示す断面図である。 発電装置の受圧板における所定の接触制限部同士の間隔に対応する部分に外力が加えられている状態を示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る発電装置の実施の形態を詳細に説明する。ただし、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。なお、各実施の形態に係る発電装置の適用対象は任意であり、外部から加えられた力を利用して発電を行う器具に用いることができる。以下では、就寝又は介護用のベッドに用いることで、就寝中のユーザの寝返り等による体重移動を利用して発電を行う形態と、遊戯用マットに用いることで、遊戯中のユーザが飛び跳ねて着地したときの衝撃力を利用して発電を行う形態を例として説明を行う。
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。この形態は、発電装置を就寝又は介護用のベッドとして構成した形態であって、マット体の上面に発電モジュールを設けた形態である。
(構成)
まず、発電装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る発電装置の概要を示す斜視図である。図2は、発電装置の分解斜視図である。図3は、図1のA−A矢視断面図である。図4は、図3における領域Bの拡大図である。なお、以下の説明においては、図1のX方向を左右方向、図1のY方向を前後方向、図1のZ方向を上下方向とする。これら各図に示すように、発電装置1は、フレーム10と、支持板20と、マット体30と、発電モジュール40とを備えている。
(構成−フレーム)
フレーム10は、発電装置1の基本構造体であり、マット体30と発電モジュール40とを外部から保護する保護手段である。具体的には、図1〜3に示すように、フレーム10は、上面及び下面を開放した略箱状体であり、金属、木材、樹脂等を用いて形成されている。また、このフレーム10の構成については、具体的には、図3に示すように、フレーム10が支持板20及びマット体30を支持することができるように、フレーム10を構成する各プレートの縦断面が略L字状に形成されている(なお、後述する実施の形態2〜5のフレーム10の各プレートの縦断面が略コ字状に形成されている)。
(構成−支持板)
支持板20は、マット体30及び発電モジュール40を支持するための支持手段である。具体的には、図1〜3に示すように、支持板20は、平面形状がフレーム10と略同一の大きさの形状である板状体であり、例えば木材、金属、樹脂材等にて形成されている。また、この支持板20は、フレーム10の下端部近傍に配置されている。より具体的には、支持板20の下面におけるX方向及びY方向の端部の各々が、対応するフレーム10のプレートの略L字状の下側突起部分と当接する位置に、支持板20は配置されており、フレーム10に対して支持されている(後述する実施の形態2〜5の支持板20についても同様とする)。
(構成−マット体)
マット体30は、ユーザを支持するための支持手段である。具体的には、図1〜3に示すように、マット体30は、平面形状を略方形状にて形成されている(後述する実施の形態2〜5のマット体30についても同様とする)。また、このマット体30は、支持板20の上面側に配置されている。なお、マット体30の構成の詳細については、後述する。
(構成−発電モジュール)
発電モジュール40は、当該発電モジュール40に加えられた力を電気に変換するものである。具体的には、図1〜3に示すように、発電モジュール40は、マット体30と支持板20との相互間に配置されている。また、この発電モジュール40は、複数の発電部41a〜41f(これら発電部41a〜41fは、相互に区別する必要がない場合には「発電部41」と総称する)を備えている。
(構成−発電モジュール−発電部)
複数の発電部41a〜41fは、発電モジュール40において発電を行う発電手段である。具体的には、図3、4に示すように、複数の発電部41a〜41fは、発電モジュール40において、マット体30の下面に略沿うように並設されている。また、これら複数の発電部41a〜41fの各々は、圧電素子42a、42b(これら圧電素子42a、42bは、相互に区別する必要がない場合には「圧電素子42」と総称する)と、振動板43と、周辺スペーサ44と、中央スペーサ45とを備えて構成されている(後述する実施の形態2〜5の発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fについても同様とする)。
圧電素子42a、42bは、圧力により変形することで電気を生じる素子である。具体的には、図4に示すように、圧電素子42a、42bは、薄板状体であり、チタン酸バリウム、ジルコニア等の圧電セラミックス、リチウムタンタレート(LiTaO3)等の圧電単結晶にて形成されている。なお、図示は省略するが、圧電素子42a、42bの各々は、当該圧電素子42の一方の面にプラス端子、当該圧電素子42の他方の面にマイナス端子を有し、プラス端子と結線されたプラスリード線と、マイナス端子と結線されたマイナスリード線が引き出され、これらが図示しない制御回路を介して外部機器と接続されることで、当該外部機器に対して電力が供給される。ただし、圧電素子42a、42bの各々と負荷との相互間に公知のブリッジ回路等の各種電気素子を配置してもよい。あるいは、圧電素子42a、42bとして、若しくは圧電素子42a、42bに代えて、外力(歪み、屈曲、若しくは圧縮を生じさせる力を含む)により発電が可能な任意の素材を用いることができ、例えば、イオン導電性高分子の膜(ゲル)の両面に金属(金等)をメッキしたイオン高分子金属複合材料(IPMC:Ionic Polymer−Metal Composite)や、イオン導電性高分子ゲル膜(ICPF:Ionic Conducting Polymergel Film)、あるいは、これらIPMCやICPFを用いた人工筋肉を使用することができる。この点は、後述する他の実施の形態でも同じである。なお、これら圧電素子42a、42bや発電が可能な任意の素材を、必要に応じて「発電素子」と総称する。
振動板43は、圧電素子42a、42bに応力を加える支持体であると共に、圧電素子42a、42bの割れ強度を補強する補強材を兼ねるものである。具体的には、図3、4に示すように、振動板43は、ステンレス薄板等の可撓性と耐久性を有する鋼材等からなる円板状体である(ここでは、平面形状が圧電素子42a、42bよりも大きな形状であると共に、厚みが圧電素子42a、42bと略同一の厚さである振動板43について説明する)。また、この振動板43は、圧電素子42a、42bの相互間に配置されている。より具体的には、振動板43の一方の側面と圧電素子42aとが当接するように配置されると共に、振動板43の他方の側面と圧電素子42bとが当接するように配置されている。そして、この振動板43は、圧電素子42a、42bに対して接着剤等により接合されている。
周辺スペーサ44は、振動板43及び圧電素子42bと支持板20との相互間隔を形成するものである。具体的には、図3、4に示すように、周辺スペーサ44は、振動板43と同心位置に配置された環状体であり、鉄、ステンレス等の金属板にて形成されている。また、この周辺スペーサ44は、振動板43及び圧電素子42bと支持板20との相互間において、振動板43の外縁近傍部分に当接するように配置され、振動板43及び支持板20に対して接着剤等にて固定されている。
中央スペーサ45は、振動板43及び圧電素子42aとマット体30との相互間隔を形成するためのものであると共に、マット体30の押圧力を圧電素子42aに伝達するためのものである。具体的には、図3、4に示すように、中央スペーサ45は、略柱状体であり、鉄、ステンレス等の金属板にて形成されている。また、この中央スペーサ45は、振動板43及び圧電素子42aとマット体30との相互間において、当該圧電素子42aの中央近傍に配置され、当該圧電素子42a及びマット体30に対して接着剤等にて固定されている。
(マット体の構成の詳細について)
次に、実施の形態1に係るマット体30の構成については、下記に示す工夫が施されている。以下、このマット体30の構成の詳細について説明する。図5は、発電装置1に外力Pが加えられている状態を示す断面図である。図3、5に示すように、発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの一部の圧電素子42a、42bが、外力Pが加えられている位置から離れた位置にある場合であっても、当該一部の圧電素子42a、42bがマット体30によって効果的に押圧されるように、当該マット体30は、変形可能に形成されたものであって、当該マット体30の一部が外力が加えられることで変形した場合に、この変形に伴って、当該マット体30の外力が加えられていない他の一部も変形可能となるように形成されている。具体的には、図3、5に示すように、マット体30は、変形可能な中空体の内部に流動体を充填することにより形成されている。ここで、「中空体」とは、流動体を収容するものであると共に、流動体の揺れに追随して変形する機能を有するものであり、例えば、天然ゴム、合成ゴム等のゴム材にて形成された袋体等を含む概念である。また、「流動体」とは、流動性を有するものであり、例えば、空気、ヘリウムガス等の気体と、水、油等の液体と、高分子ゲル等の半固体ないし固体とを含む概念である。より具体的には、実施の形態1では、このマット体30は、ゴム材にて形成された袋体31の内部に、水32を充填することにより形成されている(後述する実施の形態2〜5のマット体30についても同様とする)。このような構成により、外力Pが加えられたことによるマット体30の一部の変形に伴って、当該マット体30によって中央スペーサ45を介して押圧された発電モジュール40における発電部41の圧電素子42a、42b以外の他の発電部41の圧電素子42a、42bであっても、当該マット体30に充填された水32の揺れによって、マット体30の一部の変形がマット体30の他の一部に伝播し、この伝播したマット体30の他の一部の変形に伴って、当該他の発電部41の圧電素子42a、42bが当該マット体30によって中央スペーサ45を介して押圧される。これにより、発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを効果的に変形させることができる。
(発電装置の機能)
このように構成された実施の形態1に係る発電装置1の機能は以下の通りである。まず、発電装置1を就寝又は介護用のベッドに適用した場合には、就寝中のユーザの寝返り等による体重移動によってマット体30を変形させ、このマット体30の変形により発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bが押圧される。これにより、これら複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを変形させることができるので、発電を行うことが可能になる。なお、この発電装置1によって得られた電力は任意の目的で利用(例えば、部屋の照明等の電源として利用)することが可能になる。
特に、図5に示すように、マット体30が変形可能な袋体31の内部に水32を充填することにより形成されているので、マット体30の左端部近傍に外力Pが鉛直下方向に加えられた場合において、外力Pが加えられたことによるマット体30の左端部の変形に伴って、発電モジュール40における発電部41aの圧電素子42a、42bが当該マット体30によって中央スペーサ45を介して押圧される。そしてさらに、マット体30に充填された水32の揺れによる当該マット体30の左端部以外の部分の変形に伴って、発電モジュール40における発電部41b〜41fの圧電素子42a、42bが当該マット体30によって中央スペーサ45を介して押圧される。これらのことから、発電モジュール40における発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを効果的に変形させることができる。
(効果)
このように実施の形態1によれば、マット体30を、変形可能な袋体31の内部に水32を充填して形成したので、外力Pが加えられたことによるマット体30の一部の変形に伴って、当該マット体30によって中央スペーサ45を介して押圧された発電モジュール40における発電部41の圧電素子42a、42b以外の他の発電部41の圧電素子42a、42bであっても、当該マット体30に充填された水32の揺れによって、マット体30の一部の変形がマット体30の他の一部に伝播し、この伝播したマット体30の他の一部の変形に伴って、当該他の発電部41の圧電素子42a、42bが当該マット体30によって中央スペーサ45を介して押圧される。これにより、発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを効果的に変形させることができ、発電効率を維持することができる。
また、発電モジュール40において、複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを、マット体30の下面に略沿うように複数並設したので、圧電素子42a、42bを効果的に押圧できると共に、圧電素子42a、42bの設置個数を増やすことができ、発電量も増やすことができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、発電装置を遊戯用マットとして構成した形態であって、マット体の上面と下面の各々に発電モジュールを設けた形態である。なお、実施の形態1と略同様の構成要素については、必要に応じて、実施の形態1で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成)
まず、実施の形態2に係る発電装置の構成について説明する。図6は、実施の形態2に係る発電装置の概要を示す斜視図である。図7は、図6のC−C断面図である。図6、7に示すように、実施の形態2に係る発電装置101は、実施の形態1の発電装置1の構成要素に対して、さらに受圧板50と、発電モジュール40とを備えて構成されている。
(構成−受圧板)
受圧板50は、ユーザが飛び跳ねて着地した際の衝撃力を受ける受圧手段である。具体的には、図6、7に示すように、受圧板50は、平面形状がフレーム10と略同一の大きさの形状である板状体であり、比較的軽くて剛性の高い材質である、硬質発泡スチロール等にて形成されている。また、この受圧板50は、マット体30よりもフレーム10の上端部側に配置されている。より具体的には、受圧板50の上面におけるX方向及びY方向の端部の各々が、対応するフレーム10のプレートの略コ字状の上側突起部分と当接する位置に、受圧板50は配置されている(後述する実施の形態3〜5の受圧板50についても同様とする)。
(構成−発電モジュール)
発電モジュール40は、具体的には、図7に示すように、受圧板50とマット体30との相互間に配置されている。また、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fは、当該発電モジュール40において、マット体30の上面に略沿うように並設されている。ここで、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの周辺スペーサ44の配置については、具体的には、図7に示すように、対応する振動板43及び圧電素子42bとマット体30との相互間において、当該振動板43の外縁近傍に配置され、当該振動板43及びマット体30に対して接着剤等にて固定されている。また、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの中央スペーサ45の配置については、具体的には、図7に示すように、対応する振動板43及び圧電素子42aと受圧板50との相互間において、当該圧電素子42aの中央近傍に配置され、当該圧電素子42a及び受圧板50に対して接着剤等にて固定されている。
このように、発電装置101においては、マット体30の上面及び下面に発電モジュール40が設けられているので、実施の形態1に係る発電装置1に比べて、圧電素子42の設置個数を増やすことができる。
(発電装置の機能)
このように構成された実施の形態2に係る発電装置101の機能は以下の通りである。図8は、発電装置101に外力Pが加えられている状態を示す断面図である。まず、発電装置101を遊戯用マットに適用した場合には、遊戯中のユーザが飛び跳ねて着地したときの衝撃力によってマット体30を変形させ、このマット体30の変形によりマット体30の上面及び下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bが押圧される。これにより、これら発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを変形させることができるので、発電を行うことが可能になる。なお、この発電装置101によって得られた電力は任意の目的で利用(例えば、発電装置101に取り付けられたランプ80の電源として利用)することが可能になる。
特に、図8に示すように、受圧板50の左端部近傍に外力Pが鉛直下方向に加えられた場合において、外力Pが加えられたことによるマット体30の左端部の変形に伴って、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における発電部41aの圧電素子42a、42bが当該マット体30によって対応する中央スペーサ45を介して押圧されると共に、マット体30の上面に設けられた発電モジュール40における発電部41aの圧電素子42a、42bが当該マット体30によって対応する周辺スペーサ44を介して押圧される。そしてさらに、マット体30に充填された水32の揺れによる当該マット体30の左端部以外の部分の変形に伴って、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における発電部41b〜41fの圧電素子42a、42bが当該マット体30によって対応する中央スペーサ45を介して押圧されると共に、マット体30の上面に設けられた発電モジュール40における発電部41b〜41fの圧電素子42a、42bが当該マット体30によって対応する周辺スペーサ44を介して押圧される。これらのことから、マット体30の上面及び下面に設けられた発電モジュール40における発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを効果的に変形させることができる。
(効果)
このように実施の形態2によれば、マット体30の上面及び下面に発電モジュール40が設けられているので、実施の形態1に係る発電装置1に比べて、圧電素子42の設置個数を増やすことができ、発電量も増やすことができる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。この形態は、発電装置を遊戯用マットとして構成した形態であって、マット体と発電モジュールとから構成される組を、少なくとも二組以上積層して構成した形態である。なお、実施の形態2と略同様の構成要素については、必要に応じて、実施の形態2で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成)
まず、実施の形態3に係る発電装置の構成について説明する。図9は、実施の形態3に係る図6のC−C矢視断面図である。実施の形態3に係る発電装置201は、フレーム10と、支持板20と、受圧板50と、発電モジュール40と、マット体30と発電モジュール40とから構成される二つの組(以下、第1の組60と、第2の組61と称する)とを備えて構成されている。
(構成−第1の組)
第1の組60は、具体的には、図9に示すように、支持板20の上面に設けられた発電モジュール40よりも受圧板50側に配置されている。
ここで、第1の組60のマット体30は、当該マット体30の下面が支持板20の上面に設けられた発電モジュール40と対向する位置に配置されており、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの中央スペーサ45に対して接着剤等によって接合されている。
また、第1の組60の発電モジュール40は、第1の組60のマット体30よりも受圧板50側に配置されている。より具体的には、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fは、第1の組60のマット体30の上面(あるいは、後述する第2の組61のマット体30の下面)に略沿うように配置されている。そして、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの各々の周辺スペーサ44は、対応する振動板43及び圧電素子42bと第1の組60のマット体30との相互間において、当該振動板43の外縁近傍部分に当接するように配置され、当該振動板43及び第1の組60のマット体30に対して接着剤等によって接合されている。また、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの各々の中央スペーサ45は、対応する振動板43及び圧電素子42aと後述する第2の組61のマット体30との相互間において、当該圧電素子42aの中央近傍に配置されており、当該圧電素子42a及び第2の組61のマット体30に対して接着剤等によって接合されている。
(構成−第2の組)
第2の組61は、具体的には、図9に示すように、受圧板50と第1の組60との相互間に配置されている。
ここで、第2の組61のマット体30は、第1の組60の発電モジュール40と対向する位置に配置されており、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの中央スペーサ45に対して接着剤等によって接合されている。
また、第2の組61の発電モジュール40は、第2の組61のマット体30と受圧板50との相互間に配置されている。より具体的には、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fは、第2の組61のマット体30の上面に略沿うように配置されている。そして、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの各々の周辺スペーサ44は、対応する振動板43及び圧電素子42bと第2の組61のマット体30との相互間において、当該振動板43の外縁近傍部分に当接するように配置され、当該振動板43及び第2の組61のマット体30に対して接着剤等によって接合されている。また、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの各々の中央スペーサ45は、対応する振動板43及び圧電素子42aと受圧板50との相互間において、圧電素子42aの中央近傍に当接するように配置され、圧電素子42a及び受圧板50に対して接着剤等によって接合されている。
以上のように、マット体30と発電モジュール40とから構成される第1の組60と、第2の組61とを積層して構成したので、実施の形態2に係る発電装置101に比べて、圧電素子42の設置個数を増やすことができる。
(発電装置の機能)
このように構成された実施の形態3に係る発電装置201の機能は以下の通りである。図10は、発電装置201に外力Pが加えられている状態を示す断面図である。図10に示すように、受圧板50の左端部近傍に外力Pが鉛直下方向に加えられた場合において、外力Pが加えられたことによる第1の組60のマット体30の左端部の変形、及び第2の組61のマット体30の左端部の変形に伴って、支持板20の上面に設けられた発電モジュール40における発電部41aの圧電素子42a、42bが第1の組60のマット体30によって対応する中央スペーサ45を介して押圧され、第1の組60の発電モジュール40における発電部41aの圧電素子42a、42bが第1の組60のマット体30、及び第2の組61のマット体30によって対応する中央スペーサ45及び周辺スペーサ44を介して押圧され、さらに、第2の組61の発電モジュール40における発電部41aの圧電素子42a、42bが第2の組61のマット体30によって対応する周辺スペーサ44を介して押圧される。また、第1の組60のマット体30、及び第2の組61のマット体30に充填された水32の揺れによるこれらマット体30の左端部以外の変形に伴って、支持板20の上面に設けられた発電モジュール40における発電部41b〜41fの圧電素子42a、42bが第1の組60のマット体30によって対応する中央スペーサ45を介して押圧され、第1の組60の発電モジュール40における発電部41b〜41fの圧電素子42a、42bが第1の組60のマット体30、及び第2の組61のマット体30によって対応する中央スペーサ45及び周辺スペーサ44を介して押圧され、さらに、第2の組61の発電モジュール40における発電部41b〜41fの圧電素子42a、42bが第2の組61のマット体30によって対応する周辺スペーサ44を介して押圧される。これらのことから、支持板20の上面に設けられた発電モジュール40、第1の組60の発電モジュール40、第2の組61の発電モジュール40における発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを効果的に変形させることができる。
(効果)
このように実施の形態3によれば、マット体30と発電モジュール40とから構成される第1の組60と、第2の組61とを積層して構成したので、実施の形態2に係る発電装置201に比べて、圧電素子42の設置個数を増やすことができ、発電量も一層増やすことができる。
〔実施の形態4〕
次に、実施の形態4について説明する。この形態は、複数の接触制限手段を備えた形態である。なお、実施の形態2と略同様の構成要素については、必要に応じて、実施の形態2で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成)
まず、実施の形態4に係る発電装置の構成について説明する。図11は、実施の形態4に係る図6のC−C矢視断面図である。図11に示すように、実施の形態4に係る発電装置301は、実施の形態2の発電装置101の構成要素に対して、接触制限部70a〜70eを備えて構成されている。
(構成−接触制限部)
接触制限部70a〜70eは、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bとマット体30との接触を調整するための接触制限手段である。ここで、「マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bとマット体30との接触」とは、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bの各々とマット体30とが直接的に接触すること、及び当該発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bとマット体30とが間接的に接触すること(具体的には、圧電素子42a、42bとマット体30とが中央スペーサ45を介して接触すること等)を含む概念である。
具体的には、図11に示すように、接触制限部70a〜70eの各々は、当該接触制限部70a〜70eの各々のX方向の長さがフレーム10のX方向の長さよりも短く、且つ当該接触制限部70a〜70eの各々のY方向の長さがフレーム10のY方向の長さと略同一となる板状体であり、例えば、樹脂材、木材、金属等にて形成されている。また、接触制限部70a〜70eは、マット体30と、当該マット体30の下面に設けられた発電モジュール40との相互間において、相互に間隔Wを隔ててX方向に沿って並設されている(なお、接触制限部70aとフレーム10の左プレートとの間隔、及び接触制限部70eとフレーム10の右プレートとの間隔の長さについても、間隔Wに設定されている)。そして、接触制限部70a〜70eの各々のY方向の両端部は、フレーム10に対して固定具等にて固定されている。
また、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの配置については、具体的には、図11に示すように、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの各々の中央スペーサ45が、対応する間隔Wを介してマット体30と対向する位置に、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fは配置されている(例えば、この複数の発電部41aの中央スペーサ45が、接触制限部70aとフレーム10の左プレートとの間隔Wと対応する位置に、この複数の発電部41aは配置されている)。
また、接触制限部70a〜70eの相互の間隔Wの長さについては、例えば、外力Pが加えられたことによるマット体30の変形に伴って、当該マット体30によって対応する中央スペーサ45を介してマット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bが効果的に押圧される長さに設定されることが好ましい。具体的には、図11に示すように、所定の体格を有するユーザが飛び跳ねて着地したときの衝撃力が受圧板50に加えられた場合に、マット体30における間隔Wを介して対応する中央スペーサ45と接触する部分が所定角度(例えば、45°〜90°程度)以下となる長さに設定されている。あるいは、これに限られず、このマット体30における間隔Wを介して対応する中央スペーサ45と接触する部分が、90°〜180°程度の角度となる長さに設定されてもよい。
このような構成により、発電装置301に加えられた外力Pのうち、マット体30における接触制限部70a〜70eに対応する部分を変形させるための力を、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを押圧するための力に利用することができ、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを一層効果的に変形させることができる。
(発電装置の機能)
このように構成された実施の形態4に係る発電装置301の機能は以下の通りである(なお、マット体30の上面に設けられた発電モジュール40における発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bの変形については、実施の形態2と同様であるので、説明を省略する)。図12は、発電装置301に外力Pが加えられている状態を示す断面図である。図12に示すように、受圧板50における接触制限部70a、70bの相互の間隔Wに対応する部分に外力Pが鉛直下方向に加えられた場合において、外力Pが加えられたことによるマット体30の変形に伴って、接触制限部70a、70bとの間隔Wを介して、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における発電部41bの圧電素子42a、42bとマット体30とが接触することにより(より具体的には、この発電部41bの圧電素子42a、42bとマット体30とが対応する中央スペーサ45を介して接触することにより)、この発電モジュール40における発電部41bの圧電素子42a、42bが押圧される。そしてさらに、マット体30に充填された水32の揺れによる当該マット体30の変形に伴って、接触制限部70a、70bとの間隔W以外の間隔Wを介して、この発電モジュール40における発電部41a、41c〜41fの圧電素子42a、42bとマット体30とが接触することにより(より具体的には、これら発電部41a、41c〜41fの圧電素子42a、42bとマット体30とが対応する中央スペーサ45を介して接触することにより)、この発電モジュール40における発電部41a、41c〜41fの圧電素子42a、42bが押圧される。これらのことから、実施の形態2に係る発電装置101に比べて、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを効果的に変形させることができる。
(効果)
このように実施の形態4によれば、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bとマット体30との接触を調整するための接触制限部70a〜70eを備えたので、発電装置301に加えられた外力Pのうち、マット体30における接触制限部70a〜70eに対応する部分を変形させるための力を、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを押圧するための力に利用することができる。そのため、例えば、実施の形態2に係る発電装置101に比べて、この発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bを効果的に変形させることができ、発電効率も向上させることができる。
〔実施の形態5〕
次に、実施の形態5について説明する。この形態は、複数の接触制限手段の相互の間隔のうち、少なくとも一部の間隔を他の間隔とは異なる間隔とした形態である。なお、実施の形態4と略同様の構成要素については、必要に応じて、実施の形態4で用いたのと同一の符号又は名称を付してその説明を省略する。
(構成)
まず、実施の形態5に係る発電装置の構成について説明する。図13は、実施の形態5に係る図6のC−C矢視断面図である。図13に示すように、実施の形態5に係る発電装置401は、実施の形態4の発電装置101の構成要素と同一の構成要素にて構成されている。ただし、接触制限部70a〜70eの配置については、下記に示す工夫が施されている。
(接触制限部の配置について)
接触制限部70a〜70eの配置については、具体的には、図13に示すように、接触制限部70a〜70eは、マット体30と、当該マット体30の下面に設けられた発電モジュール40との相互間において、相互に間隔を隔ててX方向に沿って並設されている。ここで、接触制限部70a〜70eの相互の間隔については、具体的には、外力Pが加えられる位置に応じた発電を行うことができるように、接触制限部70a〜70eの相互の間隔のうち、接触制限部70b、70cとの間隔、及び接触制限部70c、70dとの間隔(以下、間隔W2と称する)が、他の間隔(以下、間隔W1と称する)とは異なる間隔に設定されている(なお、接触制限部70aとフレーム10の左プレートとの間隔、及び接触制限部70eとフレーム10の右プレートとの間隔については、間隔W1に設定されている)。ここで、上記間隔W2の長さについては、具体的には、マット体30における上記間隔W2の部分が上記他の間隔W1の部分よりも変形しにくくなるように、上記間隔W2の長さは、上記他の間隔W1の長さよりも長く設定されている。
このような構成により、外力Pが加えられる位置に応じて、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bの変形量に差異を生じさせることができ、この差異に基づいて発電量を制御することができる。
(発電装置の機能)
このように構成された実施の形態5に係る発電装置401の機能は以下の通りである(なお、マット体30の上面に設けられた発電モジュール40における発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bの変形については、実施の形態2と同様であるので、説明を省略する)。図14は、発電装置401の受圧板50における接触制限部70a、70bとの間隔W1に対応する部分に外力Pが加えられている状態を示す断面図である。図15は、発電装置401の受圧板50における接触制限部70b、70cとの間隔W2に対応する部分に外力Pが加えられている状態を示す断面図である。
図14に示すように、受圧板50における接触制限部70a、70bとの間隔W1に対応する部分に外力Pが加えられた場合において、外力Pが加えられたことによるマット体30の変形に伴って、接触制限部70a、70bとの間隔W1を介して、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における発電部41bの圧電素子42a、42bとマット体30とが接触することにより(より具体的には、この発電部41bの圧電素子42a、42bとマット体30とが対応する中央スペーサ45を介して接触することにより)、この発電モジュール40における発電部41bの圧電素子42a、42bが押圧される。そしてさらに、マット体30に充填された水32の揺れによる当該マット体30の変形に伴って、接触制限部70a、70bとの間隔W1以外の間隔W1を介して、この発電モジュール40における発電部41a、41e、41fの圧電素子42a、42bとマット体30とが接触することにより(より具体的には、これら発電部41a、41e、41fの圧電素子42a、42bとマット体30とが対応する中央スペーサ45を介して接触することにより)、この発電モジュール40における発電部41a、41e、41fの圧電素子42a、42bが押圧される。一方で、接触制限部70b、70cとの間隔W2及び接触制限部70c、70dとの間隔W2を介して、この発電モジュール40における発電部41c、41dの圧電素子42a、42bとマット体30とは接触しないことから、この発電モジュール40における発電部41c、41dの圧電素子42a、42bは押圧されない。
また、図15に示すように、受圧板50における接触制限部70b、70cとの間隔W2に対応する部分に外力Pが鉛直下方向に加えられた場合において、外力Pが加えられたことによるマット体30の変形に伴って、接触制限部70b、70cとの間隔W2を介して、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における発電部41cの圧電素子42a、42bとマット体30とが接触することにより(より具体的には、この発電部41cの圧電素子42a、42bとマット体30とが対応する中央スペーサ45を介して接触することにより)、この発電モジュール40における発電部41cの圧電素子42a、42bが押圧される。そしてさらに、マット体30に充填された水32の揺れによる当該マット体30変形に伴って、接触制限部70a、70bとの間隔W1等を含むすべての間隔W1を介して、この発電モジュール40における発電部41a、41b、41e、41fの圧電素子42a、42bとマット体30とが接触することにより(より具体的には、これら発電部41a、41b、41e、41fの圧電素子42a、42bとマット体30とが対応する中央スペーサ45を介して接触することにより)、発電モジュール40における発電部41a、41b、41e、41fの圧電素子42a、42bが押圧される。一方で、接触制限部70c、70dとの間隔W2を介して、この発電モジュール40における発電部41dの圧電素子42a、42bとマット体30とは接触しないことから、この発電モジュール40における発電部41dの圧電素子42a、42bは押圧されない。
以上のことから、外力Pが受圧板50における接触制限部70a、70bとの間隔W1に対応する部分に加えられた場合と、受圧板50における接触制限部70b、70cとの間隔W2に対応する部分に加えられた場合とで、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bの変形量に差異を生じさせることができ、この差異に基づいて発電量を制御することができる。これにより、例えば、前者の場合には発電装置401に取り付けられたランプ80を消灯状態とし、後者の場合には当該ランプ80を点灯状態とするように、発電量を制御することができる。
(効果)
このように実施の形態5によれば、接触制限部70a〜70eの相互の間隔のうち、接触制限部70b、70cとの間隔W2、接触制限部70c、70dとの間隔W2を他の間隔W1とは異なる間隔としたので、外力Pが加えられる位置に応じて、マット体30の下面に設けられた発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bの変形量に差異を生じさせることができる。これにより、この差異に基づいて発電量を制御することができ、例えば、センシング技術として利用することができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、マット体が変形しにくい場合であっても、このマット体の変形を、従来とは異なる技術により従来と同様に達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(各実施の形態の組み合わせ)
上記実施の形態1〜5に示した構成は、相互に組み合わせることができる。例えば、実施の形態3に係る発電装置201と、実施の形態4に係る発電装置301の接触制限部70a〜70e、又は実施の形態5に係る発電装置401の接触制限部70a〜70eとを組み合わせてもよい。具体的には、実施の形態3に係る発電装置201の第1の組60のマット体30と発電モジュール40との相互間、第1の組60のマット体30と第2の組61の発電モジュール40との相互間、又は第2の組61のマット体30と発電モジュール40との相互間に、実施の形態4に係る接触制限部70a〜70e(又は、実施の形態5に係る接触制限部70a〜70e)が設けられてもよい。
(発電部について)
上記実施の形態1〜5では、発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの各々は、圧電素子42a、42bと、振動板43と、周辺スペーサ44と、中央スペーサ45とを備えて構成されていると説明したが、例えば、中央スペーサ45を省略してもよい。これにより、発電モジュール40における複数の発電部41a〜41fの圧電素子42a、42bは、マット体30の変形に伴って、当該マット体30によって直接的に押圧される。
また、上記実施の形態1〜5では、発電モジュール40は、複数の発電部41a〜41fを備えていると説明したが、例えば、発電モジュール40は、単数の発電部41を備えてもよい。
(マット体について)
上記実施の形態1〜5では、マット体30は、変形可能な中空体の内部に流動体を充填することにより形成されていると説明したが、例えば、マット体30は、変形可能な中実体にて形成されてもよい。具体的には、天然ゴム、合成ゴム等のゴム材、高分子ゲル等にて形成された角柱体であってもよい。また、その形状や寸法も変更可能であり、平面円板状や多角形状、あるいは球状としてもよく、卓上サイズとしてもよい。
(発電装置の積層化ついて)
上記実施の形態3では、発電装置201は、マット体30と発電モジュール40とから構成される第1の組60と、第2の組61とを備えて構成されていると説明したが、例えば、これらマット体30と発電モジュール40との組を3組以上積層して構成されてもよい。
(接触制限部ついて)
上記実施の形態4、5では、接触制限部70a〜70eは、マット体30と、当該マット体の下面に設けられた発電モジュール40との相互間に設けられていると説明したが、例えば、接触制限部70a〜70eは、マット体30と、当該マット体の上面に設けられた発電モジュール40との相互間に設けられてもよい。あるいは、接触制限部70a〜70eは、マット体30と、当該マット体の下面に設けられた発電モジュール40との相互間と、マット体30と、当該マット体の上面に設けられた発電モジュール40との相互間とに設けられてもよい。
また、上記実施の形態5では、接触制限部70a〜70eの配置において、接触制限部70a〜70eの相互の間隔のうち、接触制限部70b、70cとの間隔W2、及び接触制限部70c、70dとの間隔W2が、他の間隔W1とは異なる間隔に設定されていると説明したが、これに限られない。例えば、接触制限部70b、70cとの間隔W2のみが、他の間隔W1とは異なる間隔に設定されてもよい。あるいは、接触制限部70a〜70eの相互の間隔の各々が異なる間隔に設定されてもよい。
〔付記〕
付記1の発電装置は、変形可能に形成されたマット体であって、当該マット体の一部に外力が加えられることで変形した場合に、この変形に伴って、前記マット体の前記外力が加えられていない他の一部も変形可能なマット体と、前記マット体の少なくとも一つの側面に設けられた発電モジュールであって、外部から加えられた力を発電素子を用いて電気に変換する発電モジュールと、を備え、前記発電モジュールの前記発電素子は、前記マット体の変形に伴って、当該マット体によって直接的又は間接的に押圧されることにより発電を行う。
また、付記2の発電装置は、付記1に記載の発電装置において、前記マット体を、変形可能な中空体の内部に流動体を充填して形成している。
また、付記3の発電装置は、付記1又は2に記載の発電装置において、前記発電モジュールにおいて、前記発電素子を、前記マット体における当該発電モジュールに対向する側面に略沿うように複数並設している。
また、付記4の発電装置は、付記1から3のいずれか一項に記載の発電装置において、前記マット体と前記発電モジュールとから構成される組を、少なくとも二組以上積層して構成している。
また、付記5の発電装置は、付記1から4のいずれか一項に記載の発電装置において、前記マット体と前記発電モジュールとの相互間に設けられた複数の接触制限手段であって、当該複数の接触制限手段の相互の間隔を介して行われる、前記発電モジュールの前記発電素子と前記マット体との接触を調整するための複数の接触制限手段を備えている。
また、付記6の発電装置は、付記5に記載の発電装置において、前記複数の接触制限手段の相互の間隔のうち、少なくとも一部の間隔を他の間隔とは異なる間隔としている。
〔付記の効果〕
付記1に記載の発電装置によれば、発電モジュールの発電素子は、変形可能に形成されたマット体であって、当該マット体の一部に外力が加えられることで変形した場合に、この変形に伴って、当該マット体の前記外力が加えられていない他の一部も変形可能なマット体の変形に伴って、当該マット体によって直接的又は間接的に押圧されることにより発電を行うので、発電モジュールの発電素子が、外力が加えられている位置から離れた位置にある場合であっても、当該外力によるマット体の一部の変形がマット体の他の一部に伝播し、この伝播したマット体の他の一部の変形に伴って、この発電モジュールの発電素子がマット体によって押圧されるので、この発電モジュールの発電素子を効果的に変形させることができ、発電効率を維持することができる。
また、付記2に記載の発電装置によれば、マット体を、変形可能な中空体の内部に流動体を充填して形成したので、発電モジュールの発電素子が、外力が加えられている位置から離れた位置にある場合であっても、当該マット体に充填された流動体の揺れによって、マット体の一部の変形がマット体の他の一部に伝播し、この伝播したマット体の他の一部の変形に伴って、この発電モジュールの発電素子がマット体によって押圧されるので、この発電モジュールの発電素子を一層効果的に変形させることができる。
また、付記3に記載の発電装置によれば、発電モジュールにおいて、発電素子を、マット体における当該発電モジュールに対向する側面に略沿うように複数並設したので、発電素子を効果的に押圧できると共に、発電素子の設置個数を増やすことができ、発電量も増やすことができる。
また、付記4に記載の発電装置によれば、マット体と発電モジュールとから構成される組を、少なくとも二組以上積層して構成したので、単層の発電装置に比べて、発電素子の設置個数を増やすことができ、発電量も一層増やすことができる。
また、付記5に記載の発電装置によれば、マット体と発電モジュールとの相互間に設けられた複数の接触制限手段であって、当該複数の接触制限手段の相互の間隔を介して行われる、発電モジュールの発電素子とマット体との接触を調整するための複数の接触制限手段を備えたので、発電装置に加えられた外力のうち、マット体における複数の接触制限手段に対応する部分を変形させるための力を、発電モジュールの発電素子を押圧するための力に利用することができる。そのため、複数の接触制限手段を備えていない発電装置に比べて、発電モジュールの発電素子を効果的に変形させることができ、発電効率も向上させることができる。
また、付記6に記載の発電装置によれば、複数の接触制限手段の相互の間隔のうち、少なくとも一部の間隔を他の間隔とは異なる間隔としたので、外力が加えられる位置に応じて、発電モジュールの発電素子の変形量に差異を生じさせることができる。これにより、この差異に基づいて発電量を制御することができ、例えばセンシング技術として利用することができる。
1、101、201、301、401 発電装置
10 フレーム
20 支持板
30 マット体
31 袋体
32 水
40 発電モジュール
41、41a、41b、41c、41d、41e、41f 発電部
42、42a、42b 圧電素子
43 振動板
44 周辺スペーサ
45 中央スペーサ
50 受圧板
60 第1の組
61 第2の組
70a、70b、70c、70d、70e 接触制限部
80 ランプ
P 外力
W、W1、W2 間隔

Claims (5)

  1. 変形可能な中空体の内部に流動体を充填することによって変形可能に形成されたマット体であって、当該マット体の一部に外力が加えられることで変形した場合に、この変形による流動体の揺れに伴って、前記マット体の前記外力が加えられていない他の一部も変形可能なマット体と、
    前記マット体の少なくとも一つの側面に設けられた発電モジュールであって、外部から加えられた力を発電素子を用いて電気に変換する発電モジュールと、を備え、
    前記発電モジュールの前記発電素子は、前記マット体の変形に伴って、当該マット体によって直接的又は間接的に押圧されることにより発電を行う、
    発電装置。
  2. 前記発電モジュールにおいて、前記発電素子を、前記マット体における当該発電モジュールに対向する側面に略沿うように複数並設した、
    請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記マット体と前記発電モジュールとから構成される組を、少なくとも二組以上積層して構成した、
    請求項1又は2に記載の発電装置。
  4. 前記マット体と前記発電モジュールとの相互間に設けられた複数の接触制限手段であって、当該複数の接触制限手段の相互の間隔を介して行われる、前記発電モジュールの前記発電素子と前記マット体との接触を調整するための複数の接触制限手段を備えた、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の発電装置。
  5. 前記複数の接触制限手段の相互の間隔のうち、少なくとも一部の間隔を他の間隔とは異なる間隔とした、
    請求項4に記載の発電装置。
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