JP5974937B2 - 品質指標処理システム - Google Patents

品質指標処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5974937B2
JP5974937B2 JP2013046300A JP2013046300A JP5974937B2 JP 5974937 B2 JP5974937 B2 JP 5974937B2 JP 2013046300 A JP2013046300 A JP 2013046300A JP 2013046300 A JP2013046300 A JP 2013046300A JP 5974937 B2 JP5974937 B2 JP 5974937B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quality index
kpi
aggregation
transfer permission
quality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013046300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014175823A (ja
Inventor
智宏 村本
智宏 村本
小川 淳
淳 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013046300A priority Critical patent/JP5974937B2/ja
Publication of JP2014175823A publication Critical patent/JP2014175823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5974937B2 publication Critical patent/JP5974937B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

本発明は、品質指標処理システムに関する。
通信ネットワーク(単に、ネットワークと記載することもある)及びネットワーク回線を保有するキャリア(通信事業者)においては、近年の急激なトラフィックの増加に伴い、ネットワークにおける通信サービスの稼働状況の把握や、異常発生時の原因分析の重要度が増している。
このようなキャリアにより保有されるネットワークは、コアネットワークを中心として各地に展開する複数のユーザネットワークを含む。ネットワーク回線を通過する運用上のパケット形態の伝送データをネットワーク伝送信号としてキャプチャ(捕捉)して、通信品質を詳細に解析するためには、監視対象ネットワーク回線の各監視箇所対応に監視装置を配備する必要がある。
このような監視装置を含む品質指標処理システムにおいては、例えば、クライアント装置と業務サーバとが通信するようなネットワーク環境において、各監視箇所の監視装置で算出された品質指標を上位の集約装置により、統合的に管理する。
特開2001−331390公報
監視装置の台数(個数)はネットワークの規模に比例して増加し、監視装置の台数が増えた場合には、集約装置における集約対象データが増加するので、集約の際の処理負荷が増大することを免れない。
そこで、品質指標の項目を当初から一律に減らすことにより、集約装置の負荷軽減を図ることが考えられるが、監視装置としての機能が制限されるので、運用上好ましくない。
課題は、集約装置における集約の精度を維持しつつ、集約処理負荷を軽減可能にする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、品質指標処理システムは、各監視箇所に対応して分散配置される複数の監視装置と、前記複数の監視装置のそれぞれから周期的に転送される品質指標算出結果を集約処理する上位の集約装置とを備え;
前記複数の監視装置のそれぞれは、監視対象ネットワーク回線からネットワーク伝送信号を捕捉し、捕捉した前記ネットワーク伝送信号を解析して、複数の品質指標の項目毎に品質指標値を算出し、前記集約装置から指示されている転送許可条件を満足する前記品質指標の項目に限って、算出した前記品質指標値を前記品質指標算出結果として前記集約装置に転送し;
前記上位の集約装置は、少なくとも1周期前の前記品質指標算出結果の集約処理により求めた複数の品質指標の項目毎の品質指標値と、これらの品質指標の項目毎に予め定められた条件設定値とに基づいて、新たな転送許可条件をそれぞれ算出し、前記新たな転送許
可条件と指示済みの前記転送許可条件とが異なることを判定したときに限って、前記新たな転送許可条件を前記複数の監視装置に通知する。
開示した品質指標処理システムによれば、各監視装置は、集約装置から指示されている転送許可条件を満足する品質指標の項目に限って、算出した品質指標値を品質指標算出結果として集約装置に転送するので、集約装置における集約の精度を維持しつつ、集約処理負荷を軽減することができる。
他の課題、特徴及び利点は、図面及び特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される発明を実施するための形態を読むことにより明らかになるであろう。
一実施の形態の品質指標処理システムの構成を示すブロック図。 一実施の形態のシステムにおける監視装置(プローブ)の構成を示すブロック図。 一実施の形態のシステムにおける集約装置(コレクタ)の構成を示すブロック図。 監視装置における指示通知情報記憶部(テーブル)を示す。 集約装置における指示条件設定情報記憶部(テーブル)を示す。 集約装置から各監視装置に送信する指示通知情報の内容を示す。 監視装置における品質指標算出処理を説明するためのフローチャート。 監視装置における指示通知情報受信処理を説明するためのフローチャート。 集約装置における品質指標集約処理を説明するためのフローチャート。
以下、添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。図面には好ましい実施形態が示されている。しかし、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されない。
[品質指標処理システム]
一実施の形態におけるシステム構成を示す図1を参照すると、品質指標処理システム1は、集約装置2、複数の監視装置(#1〜#3)3、複数のネットワーク伝送信号分岐・取出装置(#1〜#3)TAP、複数の業務サーバ(#1,#2)4、複数のクライアント装置(#1〜#6)5、コアネットワーク6、複数のユーザネットワーク(#1〜#3)7、及び保守ネットワーク8を備える。
上位(中央)のコレクタとしての集約装置2は、時刻同期で動作する複数の監視装置(#1〜#3)3のそれぞれから周期的に(例えば、1分間隔で)転送されてくる品質指標算出結果を集約処理、つまり集計及び統計処理する。
品質指標算出のために各監視箇所に対応して分散配置されるプローブとしての各監視装置3は、対応のネットワーク伝送信号分岐・取出装置TAPを介して、監視対象のネットワーク回線を通過する運用上のパケット形態の伝送データをネットワーク伝送信号(単に、パケットと記載することもある)としてキャプチャ(捕捉)した後、パケット解析を実施し、品質指標の算出を行う。各監視箇所に対応して分散配置される監視装置3は、例えば、数100台〜数1,000台の規模になる。
ネットワーク伝送信号分岐・取出装置(単に、タップと記載することもある)TAPは、コアネットワーク6及びユーザネットワーク7間の監視対象ネットワーク回線に挿入接
続され、かつネットワーク伝送信号としてのパケットを複製状態で分岐して取り出す、つまりミラーリングする。
コアネットワーク6は、複数のエッジルータなどのIP(Internet Protocol)ルータ
をネットワーク機器(図示省略)として含み、複数の業務サーバ(#1,#2)4を収容する。各ユーザネットワーク7は、L2(レイヤ2)スイッチ及びL3(レイヤ3)スイッチなどのネットワーク機器(図示省略)を含み、複数のクライアント装置5をそれぞれ収容する。保守ネットワーク8は集約装置2と複数の監視装置(#1〜#3)3とを接続する。
この品質指標処理システム1においては、品質指標としてKPI(Key Process Indicator)を利用する。KPIは、プロセスの監視及び測定のための指標であり、プロセス評
価指標と呼ばれることもある。監視対象ネットワーク回線における品質指標(KPI)項目は数10項目あり、KPI(A):パケット数、KPI(B):トラフィック量、及びKPI(C):ロストパケット数の他に遅延などが挙げられる。
また、各監視装置3で算出された品質指標(KPI)算出結果を集約装置2に転送するために、複数のKPI項目の算出結果をまとめたKPI結果ファイルが利用される。
概説すると、品質指標処理システム1においては、複数のユーザネットワーク(#1〜#3)7にそれぞれ収容されている複数のクライアント装置(#1〜#6)5が通信を開始する。各クライアント装置5からの通信は、ユーザネットワーク7及びコアネットワーク6を介して、業務目的に応じて、複数の業務サーバ(#1,#2)4のいずれかにアクセスする形態を採る。
各監視箇所に対応して分散配置される各監視装置3は、対応のタップTAPを介して、クライアント装置5及び業務サーバ4間で送受信される運用上のパケットをキャプチャした後、パケット解析を実施し、KPIの算出を行う。算出されたKPIの結果(KPI算出結果)は、保守ネットワーク8を介して、各監視装置3から集約装置(単に、コレクタと記載することもある)2にKPI結果ファイルとして周期的に(具体的には、1分に1回)転送される。
コレクタ2は、各監視装置3からのKPI結果ファイルを受信した後、集約処理を実施する。コレクタ2は、集約処理した結果をRAM及びROMを利用して内部で保存するが、データベースとしての外部の記録装置(図示省略)に保存してもよい。
また、コレクタ2は、各監視装置3から受信したKPI結果ファイルの内容(KPI値)に基づき、監視装置3毎のKPI項目について重要/非重要の判定を行う。重要判定されるKPI項目は、全ての監視装置3における総和または平均への影響が大きいKPI値であり、監視装置3からコレクタ2への転送対象となる。また、非重要判定されるKPI項目は、全ての監視装置3における総和または平均への影響が小さいKPI値であり、監視装置3からコレクタ2への転送対象外となる。そして、コレクタ2はこの重要/非重要の判定結果を各監視装置3へ指示通知情報(転送許可条件)として通知し、各監視装置3は転送許可条件を満足する場合にのみコレクタ2にKPI算出結果を転送する。
例えば、監視装置(#1)3からコレクタ2に転送されるKPI結果ファイルに含まれているKPI項目、つまりKPI(A)、KPI(B)及びKPI(C)が、コレクタ2において、少なくとも1周期前に重要判定されたときは、対応の全てのKPI値(1億、3億及び50)は転送対象となる。
また、監視装置(#2)3からコレクタ2に転送されるKPI結果ファイルに含まれているKPI項目、つまりKPI(A)、KPI(B)及びKPI(C)の内のKPI(B)だけが、コレクタ2において、少なくとも1周期前に重要判定されたときは、対応のKPI値(3億)は転送対象となる。つまり、非重要判定されたKPI(A)及びKPI(C)に対応するKPI値(1及び0)は転送対象外となる。
(監視装置)
各監視箇所に対応して分散配置される監視装置3は、図2に示すように、ハードウェア構成として、次の要素を含んでいる。つまり、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)と、作業用メモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、立ち上げ
のためのブートプログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、OS(Operating System)、各種アプリケーションプログラム、及び各種情報(データを含む)を書換え可能に格納する不揮発性のフラッシュメモリとしてのディスクと、通信インタフェースとしてのNIC(Network Interface Card)などとを備える。これらのハードウェア構成は、当業者が容易に理解でき、実施可能であるので、ここではこの構成の図示を省略している。
後に詳述する品質指標算出処理機能を論理的に実現するには、監視装置3において、ディスクに制御プログラム(品質指標算出制御プログラム)をアプリケーションプログラムとしてインストールしておく。そして、この監視装置3においては、CPUがこの制御プログラムをRAMに常時展開し、常駐プログラムとして実行する。
更に詳述すると、監視装置3は、NICによって実現可能なネットワークインタフェース(NET/IF)30,31,32を備える。また、監視装置3は、パケットキャプチャ処理部33、収集情報解析部34、指示通知情報判断部35、収集情報転送部36、指示通知情報受信部37、受信結果格納処理部38、及び指示通知情報記憶部39を機能構成要素として備える。
監視装置3においては、キャプチャエンジンとして動作するパケットキャプチャ処理部33は、NET/IF30を介して、タップTAPからのパケットをキャプチャする。キャプチャされたパケットは収集情報解析部34にて解析され、品質指標としてのKPIの算出が行われる。
指示通知情報判断部35は、テーブル形態の指示通知情報記憶部39に格納されている転送許可条件としての指示通知情報に基づいて、KPI算出結果をコレクタ2に転送するか判断(判定)する。コレクタ2に送信すべきKPI算出結果がある場合には、KPI算出結果は、収集情報転送部36及びNET/IF31を介して、KPI結果ファイルとしてコレクタ2へ転送される。
また、監視装置3においては、指示通知情報受信部37は、NET/IF32を介して、上位のコレクタ2から指示通知情報を受信する。受信された指示通知情報は、受信結果格納処理部38により、指示通知情報記憶部39に格納される。
ここで、指示通知情報記憶部(指示通知情報テーブルと記載することもある)39に格納されている転送許可条件としての指示通知情報について、図4を参照して説明する。指示通知情報は、KPI項目と、各KPI項目に対する転送オーダ(値の桁数)とを含む。
KPI項目としては、KPI(A):パケット数、KPI(B):トラフィック量、及びKPI(C):ロストパケット数が例示され、対応する転送オーダとしては、100万、100万、及び1が例示されている。
オーダは値の桁数を示すので、例えば、120万という値の場合には、100万のオーダとなる。したがって、転送オーダはKPI項目の転送を実施する最低限の数値を示している。例えば、図4に示すように、KPI項目のKPI(A):パケット数の転送オーダが100万となっている場合には、KPI(A)が100万より大きい場合に、コレクタ2への転送対象となる。
(集約装置)
上位の集約装置としてのコレクタ2は、図3に示すように、ハードウェア構成として、次の要素を含んでいる。つまり、プロセッサとしてのCPUと、作業用メモリとしてのRAMと、立ち上げのためのブートプログラムを格納したROMと、OS、各種アプリケーションプログラム、及び各種情報(データを含む)を書換え可能に格納する不揮発性のフラッシュメモリとしてのディスクと、通信インタフェースとしてのNICなどとを備える。これらのハードウェア構成は、当業者が容易に理解でき、実施可能であるので、ここではこの構成の図示を省略している。
後に詳述する品質指標(KPI)算出結果の品質指標集約処理機能を論理的に実現するには、コレクタ2において、ディスクに制御プログラム(品質指標集約制御プログラム)をアプリケーションプログラムとしてインストールしておく。そして、このコレクタ2においては、CPUがこの制御プログラムをRAMに常時展開し、常駐プログラムとして実行する。
更に詳述すると、コレクタ2は、NICによって実現可能なネットワークインタフェース(NET/IF)20,21を備える。また、コレクタ2は、KPI結果ファイル取得制御部22、KPI結果ファイル情報解析部23、KPI集約部24、KPI集約結果格納処理部25、KPI集約結果情報記憶部26A、指示条件設定情報記憶部26B、指示通知情報記憶部26C、指示通知情報受信部28、及び指示通知処理部29を機能構成要素として備える。
コレクタ2においては、KPI結果ファイル取得制御部22は、各監視装置3からのKPI結果ファイルをNET/IF20を介して周期的に(具体的には、1分に1回)受信する。KPI結果ファイル取得制御部22は、各監視装置3から受信したKPI結果ファイルを送信元の監視装置3毎に蓄積するためのバッファ(FIFO(First in First out)キュー)を有する。
KPI結果ファイル情報解析部23は、各監視装置3から受信されたKPI結果ファイルの内容(KPI値)をKPI結果ファイル取得制御部22における対応のバッファから読み出して、KPI集約部24に通知する。また、KPI結果ファイル情報解析部23は、少なくとも1周期前までに集約した結果を格納しているKPI集約結果情報記憶部26Aと、指示条件設定情報記憶部26Bとの情報を読み出す。
KPI結果ファイル情報解析部23は、少なくとも1周期前のKPI集約結果情報としてKPI集約結果情報記憶部26Aに格納されている該当のKPI項目におけるKPIオーダと、指示条件設定情報として指示条件設定情報記憶部26Bに格納されている該当のKPI項目における転送オーダ割合(条件設定値)との乗算値を求める。そして、KPI結果ファイル情報解析部23は、この乗算値(新オーダ情報)が指示条件設定情報記憶部26Bに格納されている転送オーダ(旧オーダ情報)の値と異なっているか判定する。
KPI結果ファイル情報解析部23は、異なっている場合には、各監視装置3へ指示する内容として指示通知情報記憶部26Cに保存するとともに、指示条件設定情報記憶部2
6Bの転送オーダの情報を新たなオーダ情報に更新する。
KPI結果ファイル情報解析部23は、各監視装置3へ指示する内容(指示通知情報)がある場合には、指示通知情報受信部28及び指示通知処理部29の処理を呼び出し、NET/IF21を介して各監視装置3へ通知する。
KPI結果ファイル情報解析部23での上述した処理に続いて、KPI集約処理は実施される。KPI集約部24は、新たに受信されたKPI算出結果についての集約、つまり集計及び統計を行い、KPI集約結果格納処理部25を呼び出す。KPI集約の結果は、KPI集約結果格納処理部25により、KPI集約結果情報としてKPI集約結果情報記憶部26Aに格納される。
ここで、テーブル形態の指示条件設定情報記憶部(指示条件設定情報テーブルと記載することもある)26Bに格納されている指示条件設定情報について、図5を参照して説明する。指示条件設定情報は、KPI項目と、各KPI項目に対するKPIオーダ(値の桁数)と、各KPI項目に対する転送オーダ割合(%)と、各KPI項目に対する転送オーダ(値の桁数)とを含む。
KPI項目は、KPI(A):パケット数、KPI(B):トラフィック量、及びKPI(C):ロストパケット数を含む。KPIオーダは、現在(少なくとも1周期前までに)、コレクタ2のKPI集約結果情報記憶部26Aにおいて、KPI集約結果情報として保存されているコレクタ2において算出されたKPI値である。転送オーダ割合は、転送する際のオーダを決めるための割合であり、予め定められた条件設定値である。また、転送オーダは監視装置3に転送する指示通知情報である。オーダは値の桁数を示す。
転送オーダ割合は、コレクタ2においてKPI集約結果情報として保存されているKPI算出結果のオーダに対して、何%以上の場合に、転送してほしいかを示す割合である。例えば、図5の例においては、KPI項目のKPI(A):パケット数については、1億というオーダのKPI結果が得られているが、これの1%の100万(=1億×1%)を転送オーダとして可変設定する。この場合、監視装置3では、100万より大きな値がKPIとして算出されたときにのみ、コレクタ2への転送対象となる。
次に、コレクタ2から各監視装置3へ同報送信される指示通知情報について、図6を参照して説明する。指示通知情報記憶部(指示通知情報テーブル)26Cに格納される指示通知情報は、コレクタIPアドレスと、KPI項目と、各KPI項目に対する転送オーダ(値の桁数)とを含む。
KPI項目は、KPI(A):パケット数、KPI(B):トラフィック量、及びKPI(C):ロストパケット数を含み、対応する転送オーダは、指示条件設定情報の転送オーダに一致して100万、100万、及び1である。
この転送オーダは、KPI結果ファイル情報解析部23が指示条件設定情報の内容に基づいて算出した結果から決定され、各監視装置3へ送信される重要/非重要の判定結果情報である。
[品質指標算出処理]
次に、一実施の形態の品質指標処理システム1における品質指標(KPI)算出処理例について、図1、図2、図3及び関連図を併せ参照して説明する。図7は監視装置3における品質指標算出処理のフローを示す。
概説したように、品質指標処理システム1においては、複数のユーザネットワーク(#1〜#3)7にそれぞれ収容されている複数のクライアント装置(#1〜#6)5が通信を開始する。各クライアント装置5からの通信は、ユーザネットワーク7及びコアネットワーク6を介して、業務目的に応じて、複数の業務サーバ(#1,#2)4のいずれかにアクセスする形態を採る。
各監視箇所に対応して分散配置される各監視装置3は、対応のタップTAPを介して、クライアント装置5及び業務サーバ4間で送受信される運用上のパケットをキャプチャした後、パケット解析を実施し、品質指標としてのKPIの算出を行う。算出されたKPIの結果(KPI算出結果)は、保守ネットワーク8を介して、各監視装置3からコレクタ2にKPI結果ファイルとして周期的に(具体的には、1分に1回)転送される。
詳述すると、品質指標処理システム1においては、各監視装置3のパケットキャプチャ処理部33は、監視箇所に対応する監視対象ネットワーク回線から運用上のパケット(IPパケット)を複製状態で分岐して取り出すタップTAPが取り出したパケットをNET/IF30を介して受信(キャプチャ)する(図7中のS71)。
収集情報解析部34は、受信されたパケットを収集情報として解析し、品質指標としてのKPIを算出する(S72)。ここで算出されるKPIの項目は、監視対象ネットワーク回線毎の、KPI(A):パケット数/min、KPI(B):トラフィック量/min、及びKPI(C):ロストパケット数/minなどである。
指示通知情報判断部35は、算出された該当のKPIの結果と同じKPI項目の情報が指示通知情報テーブル39(図4参照)に存在するか判定する(S73)。
処理S73において肯定判定のとき、指示通知情報判断部35は、指示通知情報テーブル39に存在する転送する際のオーダ(転送オーダ)と、算出されたKPIの結果とを比較し(S74)、算出された該当のKPIの結果が転送オーダを超えているか判定する(S75)。
処理S75において肯定判定のとき、また処理S73において否定判定のときは(つまり、第1周期目の学習期間は)、指示通知情報判断部35は、KPI結果ファイルに算出された該当のKPIの結果を設定する(S76)。
処理S76に続いて、また処理S75において否定判定のときは(つまり、算出された該当のKPIの結果が転送オーダ以下であるときは)、指示通知情報判断部35は、算出されたKPI項目の全てについて、処理S73〜S76が終了したか判定する(S77)。例えば、指示通知情報判断部35は、終了フラグを保持し、この終了フラグの状態に応じて終了判定することが可能である。
処理S77において肯定判定のとき、指示通知情報判断部35は、算出されたKPIの結果が転送オーダを超えている条件を満足したKPI項目の算出結果をまとめたKPI結果ファイルを収集情報転送部36に通知する。収集情報転送部36は通知されたKPI結果ファイルをNET/IF31を介してコレクタ2に転送する(S78)。なお、処理S77において否定判定のときは、処理S73に戻る。
処理S78に続いて次の周期の処理が開始される(S79)。
[指示通知情報受信処理]
続いて、一実施の形態の品質指標処理システム1における指示通知情報受信処理例について、図1、図2、図3及び関連図を併せ参照して説明する。図8は監視装置3における
指示通知情報受信処理のフローを示す。
品質指標処理システム1においては、各監視装置3の指示通知情報受信部37は、コレクタ2から送信された指示通知情報をNET/IF32を介して受信する(図8中のS81)。
指示通知情報受信部37は、受信した指示通知情報が正しいコレクタ2から送信された情報であるか判定する(S82)。つまり、指示通知情報受信部37は、自監視装置3の収集情報転送部36がKPI結果ファイルを送信したコレクタ2と同一のコレクタ2からの指示通知情報であることを指示通知情報に含まれているコレクタIPアドレス(図6参照)に基づいて確認する。
処理S82において肯定判定のとき、受信結果格納処理部38は、受信された指示通知情報を指示通知情報テーブル39に書き込む(S83)。なお、処理S82において否定判定のときは(つまり、コレクタIPアドレスが異なる場合には)、指示通知情報テーブル39への指示通知情報の書き込みは実施されない。
処理S83に続いて、また処理S82において否定判定のときは、次の周期の処理が開始される(S84)。
監視装置3における上述した指示通知情報受信処理は、図7を参照して説明した品質指標算出処理の周期より、少なくとも1周期後の処理になる。しかし、これは次の理由により特に問題にならない。
つまり、各監視装置3は、コレクタ2から指示されている転送許可条件としての転送オーダを満足するKPI項目に限って、算出したKPI値をKPI算出結果としてコレクタ2に転送する。したがって、コレクタ2において、指示通知情報の転送処理を実施したとしても、同一周期内に全ての処理が収まるようになる。また、ネットワークにおけるトラフィックは、そんなに大きく変動しないため、コレクタ2から各監視装置3に対して、指示通知情報を周期毎に送る必要がない。したがって、コレクタ2の処理としては、全体的に大きくは増えない。
[品質指標集約処理]
次に、一実施の形態の品質指標処理システム1における品質指標(KPI)集約処理例について、図1、図2、図3及び関連図を併せ参照して説明する。図9はコレクタ2における品質指標集約処理のフローを示す。
品質指標処理システム1においては、コレクタ2のKPI結果ファイル取得制御部22は、各監視装置3から転送されたKPI結果ファイルを受信する(図9中のS91)。
KPI結果ファイル情報解析部23は、各監視装置3から受信されたKPI結果ファイルの内容(KPI値)をKPI結果ファイル取得制御部22における対応のバッファから読み出して、KPI集約部24に通知する。また、KPI結果ファイル情報解析部23は、少なくとも1周期前までに集約した結果を格納しているKPI集約結果情報記憶部26AからKPI集約結果情報を取得した後、指示条件設定情報テーブル26Bから指示条件設定情報を取得する(S92,S93)。
KPI結果ファイル情報解析部23は、監視装置3において算出されたKPI項目の全てについて、後述する処理S95〜S97が終了したか判定する(S94)。例えば、KPI結果ファイル情報解析部23は、終了フラグを保持し、この終了フラグの状態に応じ
て終了判定することが可能である。
処理S94において否定判定のときは、KPI結果ファイル情報解析部23は、少なくとも1周期前のKPI集約結果情報としてKPI集約結果情報記憶部26Aに格納されている該当のKPI項目におけるKPIオーダと、指示条件設定情報として指示条件設定情報記憶部26Bに格納されている該当のKPI項目における転送オーダ割合との乗算値を求める。そして、KPI結果ファイル情報解析部23は、この乗算値(新オーダ情報)が指示条件設定情報記憶部26Bに格納されている転送オーダ(旧オーダ情報)の値と異なっているか判定する(S95)。
処理S95において肯定判定のとき(つまり、異なっている場合には)、KPI結果ファイル情報解析部23は、各監視装置3へ指示する内容として指示通知情報テーブル26Cに格納するとともに、指示条件設定情報テーブル26Bの転送オーダの情報を新オーダ情報に更新する(S96,S97)。
処理S97に続いて、また処理S95において否定判定のときは、処理S94に戻る。
処理S94において肯定判定のとき、KPI結果ファイル情報解析部23は、各監視装置3へ指示する内容(指示通知情報)が指示通知情報テーブル26Cに存在するか判定する(S98)。
処理S98において肯定判定のとき、KPI結果ファイル情報解析部23は、指示通知情報受信部28及び指示通知処理部29の処理を呼び出し、指示通知情報をNET/IF21を介して各監視装置3へ送信させる(S98,S99)。
処理S99に続いて、また処理S98において否定判定のときは、KPI集約部24は、KPI算出結果の集約、つまり集計及び統計を行い、KPI集約結果格納処理部25を呼び出す(S100)。
KPI集約結果格納処理部25は、KPI集約の結果をKPI集約結果情報としてKPI集約結果情報記憶部26Aに格納する(S101)。
処理S101に続いて次の周期の処理が開始される(S102)。
[一実施の形態の効果]
上述した品質指標処理システム1においては、コレクタ2は、KPI結果ファイルの内容(KPI値)を解析し、解析した結果に基づき、KPI算出結果の転送が必要か否かの判断材料(転送許可条件)を転送オーダという形態で、各監視装置3へ指示する。各監視装置3では、この指示内容に基づき、KPI算出結果の転送要否を判断する。
これにより、コレクタ2では、必要な場合のみ、各監視装置3からのKPI算出結果を受信することになるので、コレクタ2における集約処理負荷を大幅に軽減させることができる。また、各監視装置3からコレクタ2に転送されるKPI結果ファイルのサイズが小さくなり、各監視装置3及び保守ネットワーク8における転送負荷を軽減できるだけでなく、効率的な監視運用が可能になる。
[変形例]
上述した一実施の形態における処理はコンピュータで実行可能なプログラムとして提供され、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの非一時的コンピュータ可読記録媒体、さらには通信回線を経て提供可能である。
また、上述した一実施の形態における各処理はその任意の複数または全てを選択し組合
せて実施することもできる。
1 品質指標処理システム
2 集約装置(コレクタ)
3 監視装置(プローブ)
4 業務サーバ
5 クライアント装置
6 コアネットワーク
7 ユーザネットワーク
8 保守ネットワーク
TAP ネットワーク伝送信号分岐・取出装置(タップ)

Claims (6)

  1. 各監視箇所に対応して分散配置される複数の監視装置と、前記複数の監視装置のそれぞれから周期的に転送される品質指標算出結果を集約処理する上位の集約装置とを備え;
    前記複数の監視装置のそれぞれは、
    監視対象ネットワーク回線からネットワーク伝送信号を捕捉し、
    捕捉した前記ネットワーク伝送信号を解析して、複数の品質指標の項目毎に品質指標値を算出し、
    前記集約装置から指示されている転送許可条件を満足する前記品質指標の項目に限って、算出した前記品質指標値を前記品質指標算出結果として前記集約装置に転送し;
    前記上位の集約装置は、
    少なくとも1周期前の前記品質指標算出結果の集約処理により求めた複数の品質指標の項目毎の品質指標値と、これらの品質指標の項目毎に予め定められた条件設定値とに基づいて、新たな転送許可条件をそれぞれ算出し、
    前記新たな転送許可条件と指示済みの前記転送許可条件とが異なることを判定したときに限って、前記新たな転送許可条件を前記複数の監視装置に通知する;
    品質指標処理システム。
  2. 前記ネットワーク伝送信号は、前記監視対象ネットワーク回線に接続され、かつ前記ネットワーク伝送信号を複製状態で分岐して取り出すタップによって取り出された運用上のパケットである
    請求項1記載の品質指標処理システム。
  3. 少なくとも1周期前の前記品質指標算出結果の集約処理により求めた複数の品質指標の項目毎の品質指標値、前記新たな転送許可条件及び指示済みの前記転送許可条件は、値を桁数で示すオーダであり、前記予め定められた条件設定値は、割合である
    請求項1記載の品質指標処理システム。
  4. 各監視箇所に対応して分散配置される複数の監視装置のそれぞれは、
    監視対象ネットワーク回線からネットワーク伝送信号を捕捉し、
    捕捉した前記ネットワーク伝送信号を解析して、複数の品質指標の項目毎に品質指標値を算出し、
    上位の集約装置から指示されている転送許可条件を満足する前記品質指標の項目に限って、算出した前記品質指標値を品質指標算出結果として前記集約装置に転送し;
    前記複数の監視装置のそれぞれから周期的に転送される前記品質指標算出結果を集約処理する上位の集約装置は、
    少なくとも1周期前の前記品質指標算出結果の集約処理により求めた複数の品質指標の項目毎の品質指標値と、これらの品質指標の項目毎に予め定められた条件設定値とに基づいて、新たな転送許可条件をそれぞれ算出し、
    前記新たな転送許可条件と指示済みの前記転送許可条件とが異なることを判定したときに限って、前記新たな転送許可条件を前記複数の監視装置に通知する;
    品質指標処理方法。
  5. 前記ネットワーク伝送信号は、前記監視対象ネットワーク回線に接続され、かつ前記ネットワーク伝送信号を複製状態で分岐して取り出すタップによって取り出された運用上のパケットである
    請求項4記載の品質指標処理方法。
  6. 少なくとも1周期前の前記品質指標算出結果の集約処理により求めた複数の品質指標の項目毎の品質指標値、前記新たな転送許可条件及び指示済みの前記転送許可条件は、値を
    桁数で示すオーダであり、前記予め定められた条件設定値は、割合である
    請求項4記載の品質指標処理方法。
JP2013046300A 2013-03-08 2013-03-08 品質指標処理システム Active JP5974937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013046300A JP5974937B2 (ja) 2013-03-08 2013-03-08 品質指標処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013046300A JP5974937B2 (ja) 2013-03-08 2013-03-08 品質指標処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014175823A JP2014175823A (ja) 2014-09-22
JP5974937B2 true JP5974937B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=51696669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013046300A Active JP5974937B2 (ja) 2013-03-08 2013-03-08 品質指標処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5974937B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101677843B1 (ko) 2015-04-17 2016-11-18 엘에스산전 주식회사 통신 시스템
JP6875631B2 (ja) 2016-12-20 2021-05-26 富士通株式会社 データ更新プログラム、データ更新方法及びデータ更新装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000201147A (ja) * 1999-01-05 2000-07-18 Nec Corp トラヒックデ―タ収集装置およびトラヒックデ―タ収集方法
JP2001197078A (ja) * 2000-01-17 2001-07-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ネットワーク管理装置
JP3818901B2 (ja) * 2000-12-21 2006-09-06 富士通株式会社 記録媒体、ネットワーク監視装置、および、プログラム
JP4224508B2 (ja) * 2006-12-26 2009-02-18 株式会社日立製作所 トラヒック情報集約装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014175823A (ja) 2014-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6169753B2 (ja) 通信ネットワークのためのクラウドコンピューティングエンハンストゲートウェイ
US9602418B2 (en) Apparatus and method for selecting a flow to be changed upon congestion occurrence
CN106815254B (zh) 一种数据处理方法和装置
CN106953758A (zh) 一种基于Nginx服务器的动态配置管理方法及系统
CN106921665B (zh) 一种报文处理方法及网络设备
US20150156102A1 (en) A Method of and Network Server for Detecting Data Patterns in an Input Data Stream
WO2016017208A1 (ja) 監視システム、監視装置、および検査装置
US10033613B1 (en) Historically large flows in network visibility monitoring
CN111669281B (zh) 告警分析方法、装置、设备及存储介质
CN106101264B (zh) 内容分发网络日志推送方法、装置和系统
JP2009017298A (ja) データ分析装置
WO2013059760A1 (en) Application based bandwidth control for communication networks
US9954748B2 (en) Analysis method and analysis apparatus
US9641595B2 (en) System management apparatus, system management method, and storage medium
JP5974937B2 (ja) 品質指標処理システム
WO2015182629A1 (ja) 監視システム、監視装置及び監視プログラム
JP2017060074A (ja) ネットワーク分析装置、ネットワーク分析システム、及びネットワークの分析方法
US10009151B2 (en) Packet storage method, information processing apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
JP6501924B2 (ja) アラートを解除する方法及びサーバー
US9544799B2 (en) Base station congestion management system, and base station congestion management method
CN115996168B (zh) 有监督的服务质量改变推导
JP2013140538A (ja) 検証試験のためのプログラム、情報処理方法及び情報処理装置
US20160143082A1 (en) Method for detecting a message from a group of packets transmitted in a connection
JP7287852B2 (ja) 監視システム、収集装置、アナライザ、監視方法、および監視プログラム
US10305754B2 (en) Apparatus and method to collect packets related to abnormal connection

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5974937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150