JP5973978B2 - シールワッシャ - Google Patents
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Description
このような上下連結仕様のガスケットをワッシャとして用いれば、ワッシャの上下が連結されているので、下側のワッシャが落下しない利点がある。
前記連結部は、前記円環部と前記連結部の接続部位における前記円環部の接線方向であって前記締結部材の締付方向とは逆方向に延設され、前記連結部方向の力と前記円環部の円の接線方向の力とのなす角度が、略180°になるように前記規制部側に延設されることを特徴とする。
前記規制部は、円環状に形成され、前記連結部は、前記規制部と前記連結部の接続部位における前記規制部の接線方向に延設され、前記連結部方向の力と前記規制部の円の接線方向の力とのなす角度が、略180°になるように前記円環部側に延設されることを特徴とする。
このような構成によれば、連結部と円環部との連結部分変形が少なく、円環部のシール面に歪は発生しない効果がある。
本発明の実施形態について、図1乃至図10を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシールワッシャの構造を示す図であり、図1(a)はその展開状態を示す平面図、図1(b)はその折り曲げた状態を示す正面図、図1(c)は図1(b)の平面図である。
<円環部>
円環部11は、ボルト(締結部材)3を挿入可能な円環状に形成されたワッシャ(第1ワッシャ)であり、シール性を有する材料(例えば金属)からなる。
円環部11は、ボルト3のボルトヘッド3aとアイジョイント1の上面1aとの間をシールする。
規制部12は、ボルト3の締結時に円環部11の回転を規制する。
規制部12は、アイジョイント1と被締結部材2との間に挟み込まれるので、ボルト3のボルトヘッド3aとは接触せず、円環部11のように、締結時に円環部11の上側がボルト3のボルトヘッド3aと接触してボルト3と共に回される供廻りは発生しない。このため、規制部12は、円環部11と同様な形状のワッシャでありながら、円環部11の回転を規制する働きがある。
規制部12は、アイジョイント(シール対象物)1を貫通したボルト(締結部材)3が挿入された状態で、ボルト3が締結される被締結部材2とシール対象物1との間に配置される。
連結部13は、円環部11と規制部12とを連結する。
図1に示すように、連結部13は、円環部11と連結部13の接続部位61における円環部11の接線方向71であってボルト3の締付方向(螺入方向)とは逆方向に延設される。
まず、シールワッシャ10のボルト締結時に押し下げる方向について説明する。
図5(b)に示すように、シミュレーション結果から明らかなように、ボルト3を押し上げる方向に変形しないことが確かめられた。すなわち、図5(b)の矢印に示すように、連結部13の上側(円環部11側)には下向きの力FAが発生し、連結部13の下側(規制部12側)には上向きの力FBが発生して、ボルト3を押し上げる方向には変位しない。その結果、図5(a)に示すように、歪がシール面に発生しないか、発生しても極僅かである(図5(a)の網掛け参照)ので、所定の面圧を保つことができる。
図6は、シールワッシャのボルト締付時に連結部にかかる力を説明する説明図であり、図6(a)は本実施形態のシールワッシャ10の連結部13にかかる力を、図6(b)は従来例のシールワッシャ100の連結部103にかかる力をそれぞれ示す。
(1)図1(b)に示すように、シールワッシャ10を折り曲げる。
次に、本実施形態に係るシールワッシャの変形例について説明する。
図7は、本実施形態に係るシールワッシャの変形例1を示す模式図である。
図7に示すように、シールワッシャ20は、シール性を有し、円で形成される円環部21と、円環部21の締付方向に対する動きを規制する規制部22と、円環部21の接線方向であって締結部材3の締付方向とは逆方向に延設されている連結部23と、を備える。シールワッシャ20は、折り曲げない状態で、円環部21と規制部22と連結部23とが被締結部材の同一平面に配置されている。
図8に示すように、シールワッシャ30は、シール性を有し、円環部31と、円で形成され、円環部31の締付方向に対する動きを規制する規制部32と、円環部31と規制部32のそれぞれの円の接線をなすように円環部31と規制部32を連結する連結部33と、を備える。シールワッシャ30は、折り曲げない状態で、円環部31と規制部32と連結部33とが被締結部材の同一平面に配置されている。
図9に示すように、シールワッシャ40は、シール性を有し、締付方向が逆の円環部41と、円で形成され、円環部41の締付方向に対する動きを規制する規制部42と、円環部41と規制部42のそれぞれの円の中心線同士を繋いだ線と交わらない共通内接線をなすように円環部41と規制部42を連結する連結部43と、を備える。シールワッシャ40は、折り曲げない状態で、締付方向が逆の円環部41と規制部42と連結部43とが被締結部材の同一平面に配置されている。
図10に示すように、シールワッシャ50は、シール性を有し、円環部51と、円環部51が取り付けられる面とは異なる面(例えば、円環部51が取り付けられる面に直交する面)に取り付けられ、円環部51の締付方向に対する動きを規制する規制部52と、円環部51の接線方向であって締結部材3の締付方向とは逆方向に延設されている連結部53と、を備える。規制部53は、シール性を有する円環部であってもよい。シールワッシャ51は、円環部51と連結部53とが異なる面に配置されている。
2 ターボチャージャ(被締結部材)
3 ボルト(締結部材)
3a ボルトヘッド
10,20,30,40,50 シールワッシャ
11,21,31,41,51 円環部(上ワッシャ;第1ワッシャ)
12,22,32,42,52 規制部(下ワッシャ;第2ワッシャ)
13,23,33,43,53 連結部
61 円環部と連結部の接続部位
62 規制部と連結部の接続部位
71 円環部の接線方向
72 規制部の接線方向
81 円環部の中心
82 規制部の中心
Claims (7)
- シール対象物と締結部材との間をシールするシールワッシャであって、
前記締結部材を挿入可能な円環状に形成された円環部と、
前記締結部材の締結時に前記円環部の回転を規制する規制部と、
前記円環部と前記規制部とを連結する連結部と、を備え、
前記連結部は、前記円環部と前記連結部の接続部位における前記円環部の接線方向であって前記締結部材の締付方向とは逆方向に延設され、かつ、
前記連結部は、前記円環部から前記規制部まで直線状に形成されている
ことを特徴とするシールワッシャ。 - 前記規制部は、円環状に形成され、
前記連結部は、前記規制部と前記連結部の接続部位における前記規制部の接線方向に延設されていることを特徴とする請求項1に記載のシールワッシャ。 - 前記連結部は、前記円環部の中心と前記規制部の中心とを結ぶ直線と交差するように延設されていることを特徴とする請求項2に記載のシールワッシャ。
- 前記規制部は、前記シール対象物を貫通した前記締結部材が挿入された状態で、前記締結部材が締結される被締結部材と前記シール対象物との間に配置されることを特徴とする請求項3に記載のシールワッシャ。
- 前記規制部は、前記締結部材とは異なる他の締結部材で前記被締結部材に締結固定されていることを特徴とする請求項4に記載のシールワッシャ。
- 前記連結部は、前記円環部と前記連結部の接続部位における前記円環部の接線方向であって前記締結部材の締付方向とは逆方向に延設され、
前記連結部方向の力と前記円環部の円の接線方向の力とのなす角度が、略180°になるように前記規制部側に延設されることを特徴とする請求項1にシールワッシャ。 - 前記規制部は、円環状に形成され、
前記連結部は、前記規制部と前記連結部の接続部位における前記規制部の接線方向に延設され、
前記連結部方向の力と前記規制部の円の接線方向の力とのなす角度が、略180°になるように前記円環部側に延設されることを特徴とする請求項1に記載のシールワッシャ。
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