JP5973506B2 - 入力装置及び入力プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ポインティングデバイスを用いて文字やコマンドを入力する技術に関する。
近年、タッチスクリーンを備えたスマートフォンやタブレットなどの携帯端末が急速に普及している。タッチスクリーンを用いたタッチ操作では、タッチスクリーン上に表示されるメニューを直接操作することができるので、健常者にとってタッチスクリーンは直感的で便利な入力手段である。しかしながら、視覚障がい者にとっては、タッチスクリーン上の指の位置を正確に把握することは難しく、特にタッチスクリーン上に表示されるソフトウェアキーボードを用いて文字を入力することは困難を極める。
特許文献1及び非特許文献1には、タッチスクリーンを用いて文字を入力する方法としてDrag&Flickと呼ばれる入力方法が提案されている。この入力方法は、連続する2本の直線の入力方向の組み合わせに基づいて入力される仮名文字やコマンドを決定する方法である。
上記の入力方法を具体的に説明すると、特許文献1では、まず、1回目の直線の入力方向を検出するために、認識する入力方向に対応させた8つの識別領域を作成する。その後、直線の入力位置が8つの識別領域のいずれかに入ると、1回目の直線の入力方向を検出するとともに、そのときの入力位置を中心として2回目の直線の入力方向を検出するための8つの識別領域を作成する。2回目の直線の入力位置が8つの識別領域のいずれかに入ると2回目の直線の入力方向を検出する。そして、検出した1回目の直線の入力方向と2回目の直線の入力方向の組み合わせに対応する文字を決定する。
特許文献1では、1回目の直線を長く入力した場合であっても2回目の直線の入力方向の検出精度を向上させるために、2回目の直線の入力位置が1回目と同じ方向の識別領域に入ったときは、そのときの入力位置を中心として2回目の識別領域の位置を更新した。
特許第5427940号公報
青木良輔、他6名、「Drag&Flick:タッチスクリーンを用いた視覚障がい者向け文字入力方式」、インタラクション2013、一般社団法人情報処理学会、2013年、pp.72-79
上記の方法を用いてアルファベット入力する場合は、1回目と2回目で8方向×8方向を識別する必要はなく、8方向×4方向を識別できれば26文字のアルファベットを入力することができる。仮名文字を入力するときも、「や行」と「わ行」は2回目で4方向を識別できれば入力することができる。識別する方向を少なくすると方向の誤入力及び誤認識を減らすことが期待できる。
しかしながら、2回目で検知する入力方向の数を1回目で検知する入力方向の数より少なくした場合、例えば1回目は8方向、2回目は4方向とした場合、1回目で検知した入力方向が2回目に存在せずに、2回目の識別領域の位置を更新することができないという問題があった。具体例で説明すると、1回目は、上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の8方向を検知し、2回目は、上、右、下、左の4方向を検知して入力文字を決める場合、1回目で右、2回目でも右が検知されたときは、1回目の直線が長く入力されたとして2回目の識別領域の位置を更新できるが、1回目で右上が検知されたときは、2回目の識別領域には右上に対応する識別領域が存在しないので、2回目の識別領域の位置を更新することができない。その結果、1回目の直線を長く入力した場合は、2回目の直線の入力方向が誤って検出されることがあるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、線の入力方向の組み合わせに基づいて入力値を決定する入力方法において、認識精度の向上を図ることを目的とする。
第1の本発明に係る入力装置は、第1の線と第2の線からなる連続する2つの線の入力方向の組み合わせに基づいて入力値を決定する入力装置であって、2つの入力方向の組み合わせに入力値を対応付けて格納した蓄積手段と、前記2つの線の入力を受け付ける入力手段と、前記第1の線の始点が入力されたときに、当該第1の線の始点に対応させて複数の領域に分割された第1識別領域を設定する第1識別領域設定手段と、前記第1の線が前記第1識別領域の複数の領域のいずれかに入ったときに、前記第1の線が入った領域に対応する方向を第1の入力方向として検出するとともに、そのときの前記第1の線の位置を前記第2の線の始点とする第1の検出手段と、前記第1の検出手段が前記第1の入力方向を検出したときに、前記1の入力方向と同じ方向に更新領域を備えた中間識別領域を設定する中間識別領域設定手段と、前記第2の線が前記更新領域に入ったときに、前記第2の線の始点をそのときの前記第2の線の位置に更新する更新手段と、前記第2の線が前記更新領域以外の前記中間識別領域に入ったときに複数の領域に分割された第2識別領域を設定し、前記第2の線が入った領域に対応する方向を第2の入力方向として検出する第2の検出手段と、前記蓄積手段を参照して前記第1、第2の入力方向の組み合わせに対応する入力値を取得する入力決定手段と、を有することを特徴とする。
上記入力装置において、前記第2の検出手段は、前記第2識別領域の複数の領域の間にどの領域にも属さない隙間を設定し、前記第2の線の終点の存在する領域に基づいて前記第2の入力方向を検出するものであって、前記隙間に前記第2の線の終点が存在するときは、前記第2の線が最後に通過した前記領域に対応する方向を前記第2の入力方向として検出することを特徴とする。
第2の本発明に係る入力装置は、第1の線と第2の線からなる連続する2つの線の入力方向の組み合わせに基づいて入力値を決定する入力装置であって、2つの入力方向の組み合わせに入力値を対応付けて格納した蓄積手段と、前記2つの線の入力を受け付ける入力手段と、前記第1の線の始点が入力されたときに、当該第1の線の始点に対応させて複数の領域に分割された第1識別領域を設定する第1識別領域設定手段と、前記第1の線が前記第1識別領域の複数の領域のいずれかに入ったときに、前記第1の線が入った領域に対応する方向を第1の入力方向として検出するとともに、そのときの前記第1の線の位置を前記第2の線の始点とする第1の検出手段と、前記第2の線の始点に対応させて複数の領域に分割された第2識別領域を設定する第2識別領域設定手段と、前記第2の線が前記第2識別領域の複数の領域のいずれかにおいて入力されたときに、前記第2の線が入力された領域に対応する方向を第2の入力方向として検出する第2の検出手段と、前記第1識別領域内及び/又は前記第2識別領域内に音声フィードバック領域を設定し、前記第1の線及び/又は前記第2の線の位置が当該音声フィードバック領域内に入ったときに、前記第1の線及び又は前記第2の線の位置に対応する前記領域により決定される項目についての情報を音声により出力する音声出力手段と、前記蓄積手段を参照して前記第1、第2の入力方向の組み合わせに対応する入力値を取得する入力決定手段と、を備えたことを特徴とする。
第3の本発明に係る入力プログラムは、上記入力装置の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とする。
本発明によれば、線の入力方向の組み合わせに基づいて入力値を決定する入力方法において、認識精度の向上を図ることができる。
本実施の形態における入力装置の構成を示す機能ブロック図である。 1回目用と2回目用の移動方向識別領域に対応する領域画像の例を示す図である。 1回目用と2回目用の移動方向識別領域に対応する領域画像の別の例を示す図である。 移動方向の組み合わせを文字に変換する変換テーブルの例を示す図である。 本実施の形態における入力装置が文字を入力するときの処理の流れを示すフローチャートである。 1回目用の移動方向識別領域の例を示す図である。 1回目用の移動方向識別領域に対応した領域画像の例を示す図である。 基準点更新用の移動方向識別領域の例を示す図である。 2回目用の移動方向識別領域に対応した領域画像の例を示す図である。 図9の領域画像の表示位置を移動した様子を示す図である。 2回目用の移動方向識別領域の例を示す図である。 移動方向識別領域の領域間に隙間を設けたときに、隙間内で指が離れたときの処理を説明するための図である。 移動方向識別領域に設定した音声フィードバック開始円を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本実施の形態における入力装置は、一連の動きで入力された2本の直線それぞれの入力方向を検出し、検出した2つの入力方向の組み合わせに対応する文字あるいはコマンドを入力する装置である。具体的には、1回目の線の入力方向(指の移動方向)で子音を決め、2回目の線の入力方向で母音を決めることで、入力される仮名文字が決定する。
図1は、本実施の形態における入力装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示す入力装置は、処理部11、入力部12、描画部13、音声出力部14、および蓄積部15を備える。入力装置が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは入力装置が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
入力部12は、ポインティングデバイスを備えてユーザの操作を入力する。ユーザは、文字やコマンドを入力するときに、入力部12に、入力したい文字やコマンドに対応した連続する2つの線を入力する。ポインティングデバイスとしてタッチスクリーンを利用して後述の描画部13と入力部12を構成してもよい。
処理部11は、操作領域検出部111、基準点更新部112、および入力文字決定部113を備えて、ユーザが入力部12に入力した1回目の線と2回目の線の入力方向を検知し、入力される文字やコマンドを決定する。操作領域検出部111は、1回目の移動方向を検出する状態、移動方向識別領域の位置の更新を検出する状態、2回目の移動方向を検出する状態のそれぞれでユーザの指の移動方向を検出するための移動方向識別領域を作成し、移動方向識別領域に基づいてユーザの指の移動方向を検出する。基準点更新部112は、1回目の移動方向を検知した後で、指がさらに1回目の移動方向と同じ方向に移動したときは、2回目用の移動方向識別領域の基準位置を更新する。入力文字決定部113は、操作領域検出部111が検出した1回目の移動方向と2回目の移動方向の組み合わせに対応する文字を決定する。
描画部13は、ユーザが線を入力する際に、1回目の移動方向の検出に対応した領域画像と2回目の移動方向の検出に対応した領域画像を順に表示する。本入力装置を用いて日本語を入力する場合は、1回目の移動方向で子音を決定し、2回目の移動方向で母音を決定するので、1回目の移動方向を検出するときには子音の選択を促す領域画像を表示し、2回目の移動方向を検出するときには母音の選択を促す領域画像を表示する。図2,3は、1回目用と2回目用の移動方向識別領域に対応する領域画像の例である。図2,3の領域画像では、検出された移動方向に応じて選択される項目が示されている。具体的には、図2(a)の領域画像は、あ行、か行、さ行、た行、な行、およびか行、さ行、た行の濁音が移動方向に応じて選択できることを示しており、図2(b)の領域画像は、1回目の移動方向で決定された「さ行」のあ段、い段、う段、え段、お段が移動方向に応じて選択できることを示している。なお、図2では、ユーザは指をA→B→Cの順に移動させて、1回目で「さ行」を選択し、2回目で「い段」を選択したので、「し」の文字が入力される。一方、図3(a)の領域画像は、は行、ま行、や行、ら行、わ行、および、は行の濁音、半濁音と記号が選択できることを示しており、図3(b)の領域画像は、1回目の移動方向で決定された「や行」のあ段、う段、お段および句点が選択できることを示している。図3では、ユーザは指をA→B→Cの順に移動させて、1回目で「や行」を選択し、2回目で「あ段」を選択したので、「や」の文字が入力される。なお、1回目で「や行」、「わ行」を選択した場合は、2回目で検出する移動方向の数を他の行を選択したときよりも減らしている。図2(b)の例では、検出する移動方向の数は8であり、図3(b)の例では、検出する移動方向の数は4である。
なお、文字を入力する際に図2,3のどちらを表示するのかを決定する方法としては、シングルタッチ(1回のタッチ操作で線を入力すること)のときは図2、ダブルタッチ(1回タッチスクリーンをタップした後に、続けて線を入力するタッチ操作を行うこと)のときは図3を表示すると決めておく、あるいは、ユーザがタッチスクリーンに接触した位置により決定する、などの方法がある。
音声出力部14は、ユーザの操作に応じて音声を出力する。音声出力部14の詳細については後述する。
蓄積部15は、入力された2つの方向の組み合わせに対応する文字の変換テーブルを格納する。図4に、移動方向の組み合わせを文字に変換する変換テーブルの例を示す。図4には、図4(a)と図4(b)の2つの変換テーブルを示している。図4(a)は、図2の領域画像を表示させたときに入力される文字の変換テーブルであり、図4(b)は、図3の領域画像を表示させたときに入力される文字の変換テーブルである。図4の変換テーブル中のP0〜P7,R0〜R7はそれぞれ1回目、2回目の移動方向を示している。変換テーブルを参照し、2つの移動方向の組み合わせに対応する文字が得られる。図4(b)の「や行」と「わ行」は、2回目の検出する移動方向の数を4としている。
次に、本実施の形態における入力装置の動作について説明する。
図5は、本実施の形態における入力装置が文字を入力するときの処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、ユーザの指がタッチスクリーンに触れたときに開始される。以下では、ユーザがタッチスクリーンに指を接触させるタッチ操作を行う例で説明するが、ペンを用いてタッチ操作を行ってもよいし、タッチパッドやマウスなどの他のポインティングデバイスでも同様に適用できる。
ユーザの指がタッチスクリーンに接触すると、指がタッチスクリーンに接触した位置を1回目の基準点として1回目用の移動方向識別領域を作成する(ステップS101)。図6に、1回目用の移動方向識別領域の例を示す。1回目用の移動方向識別領域は、1回目の基準点Aを中心とした円50の外側であって、基準点Aを通る直線で分割した8つの領域P0〜P7で構成される。
ステップS101において、描画部13は、図7に示す、1回目用の移動方向識別領域に対応した1回目の領域画像を表示する。1回目の領域画像には移動方向識別領域の8つの領域P0〜P7に対応して選択される子音を表す文字が表示されている。
ユーザが指をタッチスクリーンに接触させたまま移動させると、1回目用の移動方向識別領域内に指が移動したか否かを判定する(ステップS102)。なお、このときにユーザが指をタッチスクリーンから離した場合は、入力のキャンセルとみなして移動方向識別領域を削除するとともに、領域画像を非表示とし、タッチスクリーンへの接触を受け付ける状態に戻る。
指が円50を超えて移動方向識別領域内に移動した場合(ステップS102のYES)、現在の指の接触位置に基づいて1回目の指の移動方向を検出する(ステップS103)。1回目の指の移動方向は、基準点Aから現在の指の接触位置への方向である。本実施の形態では、指が入った領域P0〜P7を検出し、その領域P0〜P7に対応する方向を1回目の指の移動方向とする。図6の例では、指は領域P1に入ったので、領域P1(右上方向)を1回目の指の移動方向とする。
そして、指が円50を超えた位置を2回目の基準点Bとして基準点更新用の移動方向識別領域を作成する(ステップS104)。図8に、基準点更新用の移動方向識別領域の例を示す。基準点更新用の移動方向識別領域は、2回目の基準点Bを中心とした円51の外側であって、1回目と同じ方向に移動したか否かを判定するための領域P1を備える。円51の大きさは、1回目用の移動方向識別領域の円50の大きさと同じである必要はないが、2回目用の移動方向識別領域の円51の大きさと同じである。図8の例では、1回目の移動方向として右上が検出されたので、基準点更新用の移動方向識別領域は右上方向を検出するための領域P1を備える。図8の領域P1は図6の1回目用の移動方向識別領域の領域P1に対応する。別の例を挙げると、1回目の移動方向として右方向が検出されたときは、基準点更新用の移動方向識別領域は右方向を検出するための領域P2を備える。なお、2回目用の移動方向識別領域が1回目の移動方向と同じ方向を検出する領域を備えるときは、基準点更新用の移動方向識別領域は2回目用の移動方向識別領域の領域に対応させた領域を備えてもよい。具体例で説明すると、1回目の移動方向として右方向(や行)が検出された場合、2回目用の移動方向識別領域において右方向(「ゆ」の文字)を検出するための領域R1(後述の図11で図示)に対応させた領域を備える。基準点更新用の移動方向識別領域が備える領域P1や領域R1は、それぞれ1回目用の移動方向識別領域の領域P1と2回目用の移動方向識別領域の領域R1と同じ大きさでもよい。
ステップS104において、描画部13は、図9に示す、2回目用の移動方向識別領域に対応した2回目の領域画像を表示する。2回目の領域画像は基準点Bを基準として表示されるので、図9に示すように、1回目の領域画像から指を移動させた方向にずれて表示される。2回目の領域画像は基準点更新用の移動方向識別領域とは対応しておらず、2回目用の移動方向識別領域に対応し、2回目の移動方向を入力したときに入力される文字が示されている。
ユーザが指をタッチスクリーンに接触させたまま移動させると、基準点更新用の移動方向識別領域内に指が移動したか否かを判定する(ステップS105)。なお、このときにユーザが指をタッチスクリーンから離した場合は、入力のキャンセルとみなして移動方向識別領域を削除するとともに、領域画像を非表示とし、タッチスクリーンへの接触を受け付ける状態に戻る。
指が円51を超えて移動方向識別領域内に移動した場合(ステップS105のYES)、移動方向が1回目と異なるか否か判定する(ステップS106)。基準点更新用の移動方向識別領域において、指が1回目と同じ領域P1に入った場合は移動方向は1回目と同じと判定し、領域P1に入らなかった場合は移動方向は1回目と異なると判定する。
移動方向が1回目と同じ場合(ステップS106のNO)、2回目の基準点を指が円51を超えた位置に更新し(ステップS107)、ステップS104に戻って、新たな基準点に基づいて基準点更新用の移動方向識別領域を作成するとともに、図10に示すように、2回目の領域画像の表示位置を新たな基準点の位置に移動する。図8の例では、指が円51を超えて1回目の移動方向に対応する領域P1に入ったので、2回目の基準点を円51を超えた位置B’として基準点更新用の移動方向識別領域を移動する。
なお、これ以降のステップS105で指が離れた場合は、2回目の移動方向は1回目の移動方向と同じ方向に入力されたものとして扱われて、ステップS109に進み、2回目の移動方向の検出が行われる。
一方、移動方向が1回目と異なる場合(ステップS106のYES)、指がタッチスクリーンから離れるまで待って(ステップS108)、2回目の基準点Bから指が離れた位置に基づいて2回目の指の移動方向を検出する(ステップS109)。2回目の指の移動方向は、基準点Bから指が離れた位置への方向である。本実施の形態では、2回目の指の移動方向の検出は、指がタッチスクリーンから離れたときに、基準点更新用の移動方向識別領域を削除して2回目の基準点Bを基準として2回目用の移動方向識別領域を作成し、指が離れた領域R0〜R3を検出し、その領域R0〜R3に対応する方向を2回目の指の移動方向とする。図11に、2回目の基準点Bを基準として作成した2回目用の移動方向識別領域の例を示す。図11の例では、指が離れた位置Cは領域R0であるので、領域R0(上方向)を2回目の指の移動方向とする。
なお、移動方向識別領域の領域R0〜R3間に狭間52を設けておくと移動方向の認識率が向上する。図12に示すように、狭間52で指が離れた場合は、狭間52に入る直前に指が通過した領域R0〜R3を2回目の指の移動方向として検出する。1回目用の移動方向識別領域の領域P0〜P7間に狭間を設けた場合も同様に処理する。
本実施の形態では、ステップS108で指がタッチパネルから離れるまで待って指が離れた位置を2回目の線の終点として2回目の指の移動方向を検出したが、指が円51を超えたときの位置を2回目の線の終点として2回目の指の移動方向を検出してもよい。
そして、変換テーブルを参照して、1回目と2回目の指の移動方向の組み合わせに対応する文字を取得し、入力される文字を決定する(ステップS110)。
(音声フィードバック)
次に、音声フィードバックについて説明する。
文字入力操作を音声でフィードバックすることで視覚障がい者の文字入力を支援することができる。音声を出力するタイミングとしては、ユーザがタッチスクリーンにタッチしたとき、1回目の移動方向を検出したとき、2回目の移動方向を検出して入力する文字が確定したとき、がある。例えば、指が移動方向識別領域内の各領域P0〜P7,R0〜R7に入ったときに、その領域に指が入ったことを音声で知らせる方法が考えられる。
指で入力したときの誤認識を減らすために、移動方向識別領域を定める円50,51はある程度の大きさを持っている。そのため、例えば図13に示すように、2回目の移動方向の入力開始地点が円51の中心である基準点Bではなく円51に近い点B1となることがある。このときに上方向に指を移動させると領域R1、領域R0の順に指が入ることがある。移動方向識別領域内の各領域R0〜R7に指が入ったときに音声を出力すると、図13の例では、領域R1に入ったところで領域R1に入ったことを示す音声を出力し、領域R0に入ったところで領域R0に入ったことを示す音声を出力する。最終的に入力される方向は、指の離れた点Cの存在する領域R0であり、領域R1に入ったことを示す音声を誤って出力している。
そこで、本実施の形態では、移動方向識別領域内に音声フィードバック開始円53を設定し、指が音声フィードバック開始円53を超えたときに、その時点で指が入っている領域について音声でフィードバックする。図13の例では、指が音声フィードバック開始円53を超えた地点は領域R0であるので、領域R0に入ったことを音声でフィードバックする。ここでは2回目の移動方法識別領域内に音声フィードバック開始円53を設定する例で説明したが、同様に、1回目の移動方法識別領域内にも音声フィードバック開始円53を設定して音声フィードバックを行ってもよい。
なお、指が音声フィードバック開始円53を超える前にタッチスクリーンから離れた場合は、始点B1から終点Cに線を延ばして音声フィードバック開始円53と交わる地点の領域について音声でフィードバックする。
以上説明したように、本実施の形態によれば、1回目の指の移動方向を検出した後で、1回目と同じ方向に移動したか否かを判定するための更新領域を備えた基準点更新用の移動方向識別領域を作成し、指が更新領域内に移動したときには、そのときの指の位置を新たな2回目の基準点として更新し、2回目の指の移動が終わったときに、2回目用の移動方向識別領域を作成して2回目の指の移動方向を検出することにより、1回目と2回目で検出する移動方向の数が異なる場合でも、2回目用の移動方向識別領域の基準となる基準点Bの位置を更新することができる。その結果、2回目の検出方向の数の削減と2回目の方向の検出のための基準点の更新を両立させて、認識精度の向上が期待できる。
11…処理部
111…操作領域検出部
112…基準点更新部
113…入力文字決定部
12…入力部
13…描画部
14…音声出力部
15…蓄積部
50,51…円
52…狭間
53…音声フィードバック開始円

Claims (4)

  1. 第1の線と第2の線からなる連続する2つの線の入力方向の組み合わせに基づいて入力値を決定する入力装置であって、
    2つの入力方向の組み合わせに入力値を対応付けて格納した蓄積手段と、
    前記2つの線の入力を受け付ける入力手段と、
    前記第1の線の始点が入力されたときに、当該第1の線の始点に対応させて複数の領域に分割された第1識別領域を設定する第1識別領域設定手段と、
    前記第1の線が前記第1識別領域の複数の領域のいずれかに入ったときに、前記第1の線が入った領域に対応する方向を第1の入力方向として検出するとともに、そのときの前記第1の線の位置を前記第2の線の始点とする第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段が前記第1の入力方向を検出したときに、前記1の入力方向と同じ方向に更新領域を備えた中間識別領域を設定する中間識別領域設定手段と、
    前記第2の線が前記更新領域に入ったときに、前記第2の線の始点をそのときの前記第2の線の位置に更新する更新手段と、
    前記第2の線が前記更新領域以外の前記中間識別領域に入ったときに複数の領域に分割された第2識別領域を設定し、前記第2の線が入った領域に対応する方向を第2の入力方向として検出する第2の検出手段と、
    前記蓄積手段を参照して前記第1、第2の入力方向の組み合わせに対応する入力値を取得する入力決定手段と、を有し、
    前記第2識別領域が前記第1識別領域よりも少ない領域数で分割される場合に、
    前記中間識別領域設定手段は、前記第1の入力方向が検出された前記第1識別領域の領域と同じ方向を検出する領域が前記第2識別領域の領域の中に存在する場合は、前記第1の入力方向と同じ方向を検出する前記第2識別領域の領域に対応させた前記更新領域を備えた前記中間識別領域を設定し、同じ方向の領域が前記第2識別領域の領域の中に存在しない場合は、前記第1の入力方向が検出された前記第1識別領域の領域に対応させた前記更新領域を備えた前記中間識別領域を設定することを特徴とする入力装置。
  2. 前記第2の検出手段は、前記第2識別領域の複数の領域の間にどの領域にも属さない隙間を設定し、前記第2の線の終点の存在する領域に基づいて前記第2の入力方向を検出するものであって、前記隙間に前記第2の線の終点が存在するときは、前記第2の線が最後に通過した前記領域に対応する方向を前記第2の入力方向として検出することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 第1の線と第2の線からなる連続する2つの線の入力方向の組み合わせに基づいて入力値を決定する入力装置であって、
    2つの入力方向の組み合わせに入力値を対応付けて格納した蓄積手段と、
    前記2つの線の入力を受け付ける入力手段と、
    前記第1の線の始点が入力されたときに、当該第1の線の始点に対応させて複数の領域に分割された第1識別領域を設定する第1識別領域設定手段と、
    前記第1の線が前記第1識別領域の複数の領域のいずれかに入ったときに、前記第1の線が入った領域に対応する方向を第1の入力方向として検出するとともに、そのときの前記第1の線の位置を前記第2の線の始点とする第1の検出手段と、
    前記第2の線の始点に対応させて複数の領域に分割された第2識別領域を設定する第2識別領域設定手段と、
    前記第2の線が前記第2識別領域の複数の領域のいずれかにおいて入力されたときに、前記第2の線が入力された領域に対応する方向を第2の入力方向として検出する第2の検出手段と、
    前記第1識別領域内及び/又は前記第2識別領域内に音声フィードバック領域を設定し、前記第1の線及び/又は前記第2の線の位置が当該音声フィードバック領域内に入ったときに、前記第1の線及び/又は前記第2の線の位置に対応する前記領域により決定される項目についての情報を音声により出力する音声出力手段と、
    前記蓄積手段を参照して前記第1、第2の入力方向の組み合わせに対応する入力値を取得する入力決定手段と、を有し、
    前記音声出力手段は、前記第2の線が前記音声フィードバック領域内に入る前に当該第2の線の入力が終わったときは、当該第2の線を延ばしたときに前記音声フィードバック領域内に入る位置に対応する前記領域により決定される項目についての情報を音声により出力することを特徴とする入力装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の入力装置の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とする入力プログラム。
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