JP5970999B2 - 画像転写装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の構成では、ベルト対(31)を有するラミネート装置(30)において、ベルト対(31)を挟んで対向する加熱加圧ロール対(34)が配置されている。そして、加熱加圧ロール対(34)の圧接部を積層体の後端が通過する直前に、加熱加圧ロール対の圧力を減少、または、開放している。したがって、積層体が圧接部から脱出する際のベルト対(31)の変形を防止して、ラミネートの不均一を低減している。
特許文献3としての特開2003−263048号公報には、トナー像を加熱しながら加圧して定着する定着装置において、記録媒体の後端が圧接部を通過する際に増速することを低減するために、媒体の後端部が圧接部を抜け出る前に定着用回転体の回転速度を低速にする構成が記載されている。
表面に画像が記録された第1の媒体と前記第1の媒体の画像が記録された面に被転写面が対面した状態で重ねられた第2の媒体とを有する積層体を、予め設定された第1の回転速度で回転して搬送すると共に、予め設定された第1の圧力が加えられた前記積層体を加熱して、前記第1の媒体の画像を前記第2の媒体に転写させる加熱部材と、
前記積層体の搬送方向の後端が、前記加熱部材を通過する前の予め設定された時期に、前記加熱部材の回転速度を、前記第1の回転速度よりも低速の第2の回転速度に変更する回転速度の変更手段と、
前記加熱部材の回転速度が前記第2の回転速度に変更された際または変更後、且つ、前記積層体の搬送方向の後端が加熱部材を通過する前に、前記積層体を加圧する圧力を、前記第1の圧力よりも弱い第2の圧力に変更する圧力の変更手段と、
前記積層体の厚みが厚いほど前記第2の回転速度に変更する時期が早くなるように、前記第2の回転速度に変更する時期を調整する調整手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記積層体の大きさおよび厚みの少なくとも一方に基づいて、前記第2の回転速度を調整する調整手段、
を備えたことを特徴とする。
対向する一対の円筒状の部材により構成された回転体により構成された前記加熱部材、
を備えたことを特徴とする。
第1の媒体に対して画像を記録する記録部と、
第1の媒体に記録された画像を、第2の媒体に転写させる請求項1ないし3のいずれかに記載の画像転写装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、加熱部材を積層体の搬送方向の後端が通過する際に、積層体が飛び出すことを抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、円筒状の加熱部材で画像を転写できる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例であるプリンタUは、装置本体の一例としてのプリンタ本体U1を備えている。前記プリンタUには電気的に、画像情報の送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCが接続されている。プリンタUの制御部Cには、パーソナルコンピュータPCから送信された画像情報が入力可能に構成されている。
前記制御部Cは、パーソナルコンピュータPCから入力された画像情報を、潜像形成用のイエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの画像情報に変換する。制御部Cは、変換した画像情報を、予め設定された時期に書込回路DLに出力する。
なお、制御部Cは、画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒Kのみの画像情報を書込回路DLに出力する。
図1、図2において、各LEDヘッドLHy〜LHkの上方には、像保持体の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。
各感光体PRy,PRm,PRc,PRkの回転方向に対して、LEDヘッドLHy〜LHkの上流側には、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkが、感光体PRy〜PRkに接触して配置されている。感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、LEDヘッドLHy〜LHkの下流側には、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが配置されている。感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、現像装置Gy〜Gkの下流側には、1次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kが配置されている。感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、1次転写ロールT1y〜T1kの下流側には、像保持体の清掃器の一例としての感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃器の一例として、ベルトクリーナCLbが配置されている。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。また、作像部Uy〜Ukおよび転写装置T1+T2+Bとにより、実施例1の画像の記録部Uy〜Uk+T1+T2+Bが構成されている。
給紙トレイTR1〜TR4の右上方には、取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、ピックアップロールRpの下流側には、捌き部材の一例としてのさばきロールRsが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、捌きロールRsの下流側には、媒体の搬送路の一例として、上方に延びる給紙路SH1が形成されている。給紙路SH1には、搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaが配置されている。
また、前記最上段の給紙トレイTR1の右方には、手差し部の一例としての手差しトレイTR0が設置されている。前記手差しトレイTR0には、手差し用の給紙部材の一例としての手差し用の給紙ロールRp0が配置されている。
定着装置Fの上方には、搬送路の一例としての排紙路SH3が配置されている。排紙路SH3は、媒体の排出部の一例として、プリンタ本体U1の上面に形成された排紙トレイTRhに向けて延びる。排紙路SH3の下流端の排出口SH3aには、媒体の搬送部材の一例としての排紙ロールRhが配置されている。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、パーソナルコンピュータPCから画像情報がプリンタUに入力されると、制御部CがY,M,C、Kの画像情報に変換する。変換された画像情報は、書込回路DLに出力される。書込回路DLは、入力された画像情報に応じて、LEDヘッドLHy〜LHkが制御されて書込光が出力される。
各感光体PRy〜PRkは、画像形成が開始されると回転駆動する。帯電ロールCRy〜CRkには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。したがって、感光体PRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより帯電される。帯電された感光体PRy〜PRkは、書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、LEDヘッドLHy〜LHkからの書込光により、表面に静電潜像が形成される。感光体PRy〜PRkの静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkにより可視像の一例としてのトナー像に現像される。
1次転写後の感光体PRy〜PRkの残留物、付着物は、感光体クリーナCLy〜CLkにより清掃される。清掃された感光体PRy〜PRk表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより再帯電される。
1次転写領域Q3y〜Q3kで1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
手差しトレイTR0に収容されたシートSが使用される場合、手差し用の給紙ロールRp0は、手差しトレイTR0に積載されたシートSを、手差し搬送路SH0を介して、レジロールRrに送る。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。
画像が定着された記録シートSは、排紙路SH3を搬送される。後述する中継ユニットU2が排紙トレイTRhに設置されていない場合には、排紙路SH3を搬送されたシートSは、排紙ロールRhにより排紙トレイTRhに排出される。
図1において、実施例1の前記プリンタUの排紙トレイTRhには、媒体の搬送装置の一例としての中継ユニットU2が着脱可能に支持されている。
中継ユニットU2の内部には、媒体の搬送路の一例としての中継路SH5が形成されている。中継路SH5は、プリンタ本体U1のシート排出口SH3aに接続される一端側に、排紙ロールRhから排出された記録シートSが搬入される搬入口1を有する。中継路SH5上には、媒体の搬送部材の一例としての中継ロールRa2が配置されている。中継路SH5は、シートSの搬送方向の下流端に、後処理装置向けの排出口2が形成されている。
図1において、プリンタUの左方には、画像転写装置U3が配置されている。実施例1の画像転写装置U3は、中継ユニットU2に隣接して配置された丁合装置U3aを有する。
丁合装置U3aの右側の下部には、第2の媒体の収容部の一例としてのカードトレイ6が支持されている。カードトレイ6には、第2の媒体の一例としてのカード基材7が積載されている。前記カード基材7には、情報の記憶媒体の一例としての図示しないICチップが内蔵されている。実施例1のICチップは、無線通信が可能なチップ、いわゆるICタグにより構成されている。したがって、ICチップを介して、非接触で情報の送受信が可能に構成されている。なお、実施例1のICチップには、カード基材7の構成材料等の種類やカード基材7の大きさ等の媒体の情報が予め記憶されている。
また、丁合装置U3aの内部には、カードトレイの左方に対応する位置に、積載部の一例としてのコンパイルトレイ9が支持されている。
搬送路12上には、媒体の搬送部材の一例としての複数の搬送ローラRa3が配置されている。また、カードトレイ6の左上方には、各給紙トレイTR1〜TR4に設けられたピックアップロールRpや捌きロールRsと同様に構成されたピックアップロールRpおよび捌きロールRsが配置されている。
コンパイルトレイ9の右端には、停止部材の一例として、上方に延びるストッパ16が支持されている。なお、実施例1のストッパ16は、コンパイルトレイ9に積載される媒体の搬送方向の長さに応じて、搬送方向に沿って移動可能に支持されている。前記ストッパ16は、図示しないモータやギア等の駆動機構により、搬送方向に沿った位置が制御可能に構成されている。ストッパ16は、コンパイルトレイ9に積載された媒体の搬送方向の後端に接触して媒体の後端を揃える。なお、実施例1のストッパ16は、媒体が積載された状態で搬送方向の下流側に向けて移動することで、媒体を下流側に搬送する機能も有する。
コンパイルトレイ9の左端には、仮留め装置18が支持されている。仮留め装置18は、コンパイルトレイ9の上方および下方に、可動部の一例としてのアーム18aが回転中心18bを中心として回転可能に支持されている。アーム18aの先端には、加熱部18cが支持されている。実施例1の仮留め装置18は、前後方向に対して、予め設定された間隔で2箇所配置されている。
したがって、仮留め装置18は、コンパイルトレイ9に積載された媒体を借り留めする場合、図1の実線で示す状態から破線で示す状態に移動して、各加熱部18cが媒体に熱を加える。したがって、媒体は、熱が加わった前後2箇所が融着される。
丁合装置U3aの左側には、転写装置の本体部U3bが支持されている。転写装置の本体部U3bには、媒体の搬送方向の上流端に、清掃部材の一例としてのクリーニングロール21が配置されている。
クリーニングロール21に対して、媒体の搬送方向の下流側には、媒体の検出部材の一例としてのシートセンサ22が配置されている。
シートセンサ22に対して、媒体の搬送方向の下流側には、第2の加熱部材の一例としてのプレヒートロール23が配置されている。
プレヒートロール23に対して、媒体の搬送方向の下流側には、加熱部材の一例としてのヒートロール24が配置されている。
なお、ヒートロール24やプレヒートロール23には、各ロール23,24の表面の温度を検出するための温度センサSN1,SN2が配置されている。
なお、実施例1のプレヒートロール23は、ロール対どうしを加圧する機構を有しない。したがって、重力方向の上側のロールの自重で下側のロールに接触している。よって、ロールどうしの接触圧力は、上側のロールの自重となっている。したがって、実施例1のプレヒートロール23の接触圧力は、ヒートロール24の接触圧力よりも低圧に設定されている。
冷却装置26に対して、媒体の搬送方向の下流側には、媒体の搬送部材の一例としての排出ロール27が配置されている。
転写装置の本体部U3bの左側面には、媒体の収容部の一例としての第3の排出トレイ28が支持されている。第3の排出トレイ28は、排出ロール27で搬送された媒体が排出される。
図4は第1の媒体の説明図であり、図4Aは実施例1の第1の媒体の説明図、図4Bは第1の媒体の変更例の説明図である。
実施例1のプリンタUでは、中継ユニットU2や画像転写装置U3が装着された場合において、普通紙等のシートSに画像が印刷されて排出される場合、プリンタの本体U1で画像が印刷されて中継ユニットU2に搬入されたシートSは、第2の排紙トレイ8に排出される。
なお、図4Bに示すように、基材層31aと受像層31bとの間に、保護層31cを有するMOEフィルム31′を使用することも可能である。
カード基材7の片面または両面に画像が記録される場合、給紙トレイTR1〜TR4に収容されたMOEフィルム31の受像層31bに、プリンタの本体U1で印刷される。
受像層31bに印刷が行われたMOEフィルム31は、中継ユニットU2を介して丁合装置U3aに搬入される。
図5Aにおいて、丁合装置U3aに搬入されたMOEフィルム31は、カード基材7の一面目の画像が印刷されたMOEフィルム31の場合、反転・排出路12aに搬送される。反転・排出路12aに搬送されたMOEフィルム31は、搬送方向の後端がゲート13を通過すると、搬送ロールRa3が逆回転をする。したがって、MOEフィルム31の搬送方向が、前後逆転、いわゆる、スイッチバックされる。よって、MOEフィルム31は、受像層31bが上面となる状態で、コンパイルトレイ9に収容される。
図5Cにおいて、次に、二面目の画像が印刷されたMOEフィルム31が丁合装置U3aに搬入されると、反転・排出路12aを通過せずに積載路12bを搬送される。したがって、二面目の画像が印刷されたMOEフィルム31は、受像層31bが下方に向き且つ受像層31bがカード基材7の上面に対面した状態で、コンパイルトレイ9に積載される。
なお、カード基材7の一方の面にのみ画像が記録される場合には、記録される面に対応して、上側または下側のいずれか一方のMOEフィルム31のみコンパイルトレイ9に搬入される。
積層体32は、下流側のエンコード部19に搬送される。実施例1のエンコード部19では、積層体32が一旦停止して、カードリーダ19bがICチップに記憶された情報を読み取る。
エンコード部19を通過した積層体32は、下流側の転写装置の本体部U3bに搬送される。なお、実施例1のエンコード部19では、下流側のプレヒートロール23やヒートロール24の温度が、目的の温度よりも高温または低温の場合には、目的の温度まで冷却または昇温されてから、搬送ベルト19aが作動する。すなわち、下流側の定着装置の本体部U3bに搬送可能な状態になるまで、積層体32は、エンコード部19で待機する。
クリーニングで清掃された積層体32は、プレヒートロール23でヒートロール24よりも低温で加熱される。
プレヒートロール23を通過した積層体32は、ヒートロール24で加熱される。ヒートロール24は、MOEフィルム31の受像層31bが基材層31aからカード基材7の面に転写される温度で、積層体32を加熱する。
6が設けられない場合、MOEフィルム31とカード基材7との熱膨張率の違いに伴って、積層体32に反りが発生する恐れがある。
冷却装置26で冷却された積層体32は、第3の排出トレイ28に排出される。
したがって、第3の排出トレイ28に排出された積層体32において、MOEフィルム31の基材層31aを剥がすと、カード基材7の一面または両面に画像が転写されたカードが得られる。よって、実施例1では、MOEフィルム31は、いわば、カード基材7に対する中間の転写体に相当している。
図6は実施例1の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図で示した図である。
図6において、プリンタ本体U1の制御部Cは、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部Cは、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリを有する。また、制御部Cは、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリを有する。また、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施例1の制御部Cは、小型の情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されている。よって、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記プリンタ本体U1の制御部Cは、操作部UIやカードリーダ19b、シートセンサ22、温度センサSN1,SN2等の信号出力要素からの出力信号が入力されている。
操作部UIは、電源の投入部の一例としての電源ボタンUI1や、表示部の一例としての表示パネルUI2、数字入力部UI3、矢印入力部UI4、等を備えている。
カードリーダ19bは、エンコード部19に搬送されたカード基材7のICチップに記憶された情報を読み取る。
シートセンサ22は、プレヒートロール23の上流側に搬送された積層体32を検知する。
温度センサSN1,SN2は、プレヒートロール23やヒートロール24の表面の温度を検出する。
プリンタ本体U1の制御部Cは、駆動源の駆動回路D1や、電源回路E、加熱部材の駆動回路D2、圧力の調整機構の駆動回路D3、その他の図示しない制御要素に接続されている。制御部Cは、各回路D1〜D3,E等へ、それらの制御信号を出力している。
D1:駆動源の駆動回路
駆動源の駆動回路D1は、駆動源の一例としてのメインモータM1を介して感光体PRy〜PRkや中間転写ベルトB等を回転駆動する。
D2:加熱部材の駆動回路
加熱部材の駆動回路D2は、加熱部材用の駆動源の一例としての転写モータM2を介してヒートロール24を駆動する。なお、実施例1の転写モータM2は、プレヒートロール23やクリーニングロール21等も駆動する。
D3:圧力の調整機構の駆動回路
圧力の調整機構の駆動回路D3は、調整用の駆動源の一例としてのカムモータM3を介してカム24cを駆動する。
前記電源回路Eは、現像用の電源回路Ea、帯電用の電源回路Eb、転写用の電源回路Ec、定着用の電源回路Ed、転写装置用の電源回路Ee等を有している。
Ea:現像用の電源回路
現像用の電源回路Eaは、現像装置Gy〜Gkの現像ロールに現像電圧を印加する。
Eb:帯電用の電源回路
帯電用の電源回路Ebは、帯電ロールCRy〜CRkそれぞれに感光体PRy〜PRk表面を帯電させるための帯電電圧を印加する。
Ec:転写用の電源回路
転写用の電源回路Ecは、1次転写ロールT1y〜T1kや2次転写ロールT2bに転写電圧を印加する。
Ed:定着用の電源回路
定着用の電源回路Edは、定着装置Fの加熱ロールFhにヒータ加熱用の電力を供給する。
Ee:転写装置用の電源回路
転写装置用の電源回路Eeは、画像転写装置U3のヒートロール24やプレヒートロール23のヒータ23a,24aに、電力を供給する。
プリンタ本体U1の制御部Cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、制御部Cは次の機能を有している。
C1:画像形成の制御手段
画像形成の制御手段C1は、パーソナルコンピュータPCから入力された画像情報に応じて、プリンタUの各部材の駆動や各電圧の印加時期等を制御して、画像形成動作であるジョブを実行する。
C2:駆動源の制御手段
駆動源の制御手段C2は、駆動源の駆動回路D1を介してメインモータM1の駆動を制御し、感光体PRy〜PRk等の駆動を制御する。
電源回路の制御手段C3は、各電源回路Ea〜Eeを制御して、各部材へ印加される電圧や、各部材へ供給される電力を制御する。
C4:媒体の情報の取得手段
媒体の情報の取得手段C4は、カード基材7の種類を取得する。実施例1の媒体の情報の取得手段C4は、カードリーダ19bを介して、カード基材7の情報を取得する。
C5:加熱部材の制御手段
加熱部材の制御手段C5は、圧力の記憶手段の一例であって温度の記憶手段の一例としての加熱条件の記憶手段C5Aと、加熱条件の設定手段C5Bと、回転の制御手段C5Cと、温度の制御手段C5Dと、圧力の制御手段C5Eと、変更時期の設定手段C5Fと、計時手段の一例としてのタイマTM1と、変更時期の判別手段C5Gと、回転速度の変更手段C5Hと、圧力の変更手段C5Jと、を有する。加熱部材の制御手段C5は、ヒートロール24の制御を行う。具体的には、実施例1の加熱部材の制御手段C5は、ヒートロール24の回転速度や、圧力、温度の制御を行う。
C5A:加熱条件の記憶手段
加熱条件の記憶手段C5Aは、ヒートロール24が積層体32を加熱する条件を記憶する。図7において、実施例1の加熱条件の記憶手段C5Aは、ヒートロール24の温度とヒートロール24の圧力を、カード基材7の種類毎に対応づけた情報の一例として、図7に示すテーブルを記憶している。なお、カード基材7の種類毎に最適なヒートロール24の温度や圧力は、予め実験等で測定されている。
C5B:加熱条件の設定手段
設定手段の一例としての加熱条件の設定手段C5Bは、カード基材7の種類に応じて、ヒートロール24において、積層体32に加えられる温度および圧力の少なくとも一方を設定する。なお、実施例1の加熱条件の設定手段C5Bは、媒体の情報の取得手段C4が取得したカード基材7の種類に応じて、加熱条件の記憶手段C5Aに記憶されたテーブルを参照して、積層体32に加えられる温度T1〜T3および圧力P1〜P3の両方を設定する。
回転の制御手段C5Cは、ヒートロール24の回転を制御する。実施例1の回転の制御手段C5Cは、加熱部材の駆動回路D2を介して、ヒートロール24の回転速度を制御する。実施例1の回転の制御手段C5Cは、予め設定された第1の回転速度V1でヒートロール24を回転させる。
C5D:温度の制御手段
温度の制御手段C5Dは、ヒートロール24の温度を制御する。前記温度の制御手段C5Dは、転写装置用の電源回路Eeを介して、ヒートロール24の温度を制御する。実施例1の温度の制御手段C5Dは、温度センサSN2の検知結果に基づき、加熱条件の設定手段C5Bで設定された温度T1〜T3となるように、ヒートロール24のヒータ24aのオン、オフを制御する。すなわち、温度の制御手段C5Dは、ヒートロール24を通過する積層体32の種類に応じて、積層体32に加えられる温度を制御する。
圧力の制御手段C5Eは、ヒートロール24の接触圧力を制御する。前記圧力の制御手段C5Eは、圧力の調整機構の駆動回路D3を介して、ヒートロール24の接触圧力を制御する。実施例1の圧力の制御手段C5Eは、加熱条件の設定手段C5Bで設定された圧力に応じて、カム24cを回転させることで圧力P1〜P3を制御する。すなわち、実施例1の圧力の制御手段C5Eは、ヒートロール24を通過する積層体32の種類に応じて、積層体32に加えられる圧力を制御する。
変更時期の設定手段C5Fは、ヒートロール24の圧力および回転速度の少なくとも一方が変更される時期を設定する。実施例1の変更時期の設定手段C5Fは、ヒートロール24の圧力および回転速度の両方が変更される時期として、積層体32の搬送方向の後端が、ヒートロール24を通過する前の予め設定された時期を設定する。特に、実施例1の変更時期の設定手段C5Fは、シートセンサ22が積層体32の前端を検出してから、積層体32の後端がヒートロール24を通過する手前までの時間である変更時間t1を設定する。なお、変更時間t1は、予め実験等で測定される。一例として、変更時期の設定手段C5Fは、媒体の情報の取得手段C4が取得したカード基材7の大きさに基づき、カード基材7の搬送方向の長さL[mm]に対して、2[mm]手前で圧力および回転速度を変更するように設定する。すなわち、変更時間t1は、ヒートロール24の周速である第1の回転速度V1を使用して、t1=(L−2)/V1で演算される。
タイマTM1は、変更時期の計時を行う。実施例1のタイマTM1は、シートセンサ22を積層体32の前端が通過すると、変更時間t1の計時が開始される。そして、変更時間t1が経過すると、計時を終了、すなわち、タイムアップする。
C5G:変更時期の判別手段
変更時期の判別手段C5Gは、タイマTM1がタイムアップしたか否かを判別することで、変更時間t1になったか否かを判別する。
回転速度の変更手段C5Hは、積層体32の搬送方向の後端が、ヒートロール24を通過する前の予め設定された時期に、ヒートロール24の回転速度を、第1の回転速度V1よりも低速の第2の回転速度V1′に変更する。実施例1の回転速度の変更手段C5Hは、変更時期の判別手段C5Gが、変更時間t1が経過して、回転速度を変更する時期になったと判別した場合に、ヒートロール24の回転速度を、第1の回転速度V1から第2の回転速度V1′に変更する。なお、第2の回転速度V1′は、予め実験等で測定される。一例として、実施例1では、第2の回転速度V1′は、第1の回転速度V1に比べて、5%低速の速度に設定されている。すなわち、V1′=V1×0.95に設定されている。
圧力の変更手段C5Jは、ヒートロール24の回転速度が第2の回転速度V2に変更された際に、ヒートロール24が積層体32を加圧する圧力P1〜P3を、第1の圧力よりも弱い第2の圧力P1′〜P3′に変更する。実施例1の圧力の変更手段C5Jは、変更時期の判別手段C5Gが、変更時間t1が経過して、圧力を変更する時期になったと判別した場合に、ヒートロール24の圧力を、第1の圧力P1〜P3から第2の圧力P1′〜P3′に変更する。なお、第2の圧力P1′〜P3′は、予め実験等で測定される。実施例1では、第2の圧力P1′〜P3′は、一例として、第1の圧力P1〜P3に対して、半分の圧力に設定されている。すなわち、P1′=P1×0.5、P2′=P2×0.5、P3′=P3×0.5に設定されている。
予備加熱部材の制御手段C6は、温度の制御手段C6Aを有する。予備加熱部材の制御手段C6は、プレヒートロール23の制御を行う。なお、実施例1では、ヒートロール24と共通の転写モータM2を使用している。したがって、プレヒートロール23は、前記回転の制御手段C5Cの制御に伴って連動して回転する。
C6A:温度の制御手段
温度の制御手段C6Aは、プレヒートロール23の温度を制御する。前記温度の制御手段C6Aは、転写装置用の電源回路Eeを介して、プレヒートロール23の温度を制御する。実施例1の温度の制御手段C6Aは、温度センサSN1の検知結果に基づき、予め設定された温度T11となるように、プレヒートロール23のヒータ23aのオン、オフを制御する。なお、実施例1の温度の制御手段C6Aでは、プレヒートロール23の温度T11は、ヒートロール24の温度T1〜T3に比べて低温の温度に設定されている。一例として、実施例1では、ヒートロール24の温度T1〜T3がカード基材7の種類に応じて120℃前後に設定されると共に、プレヒートロール23の温度T11が80℃に設定される。
次に、実施例1のプリンタUにおける制御の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
なお、実施例1の画像転写装置U3におけるコンパイルトレイ9に媒体を搬送する処理や、全ての媒体がコンパイルトレイ9に積載されると仮留めを行う処理、仮留め後に積層体32を搬送する処理等については、簡単のため、図示および詳細な説明を省略する。
図8は実施例1の転写条件の制御処理のフローチャートの説明図である。
図8のフローチャートの各ステップSTの処理は、前記プリンタUの制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行して実行される。
図8に示すフローチャートはプリンタUの電源投入により開始される。
ST2において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST3に進む。
(1)ヒートロールおよびプレヒートロールを第1の回転速度V1で回転開始する。
(2)ヒートロールおよびプレヒートロールの昇温を開始する。
ST3において、カード基材7の種類の情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に進み、ノー(N)の場合はST3を繰り返す。
ST5において、シートセンサ22が積層体32の前端を検知したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST6に進む。ノー(N)の場合はST5を繰り返す。
ST6において、変更時間t1をタイマTM1にセットする。そして、ST7に進む。
ST7において、タイマTM1がタイムアップしたか否かを判別する。すなわち、変更時間t1が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST8に進む。ノー(N)の場合はST7を繰り返す。
(1)ヒートロール24の回転速度を第1の回転速度V1から第2の回転速度V1′に変更する。
(2)ヒートロール24の圧力を第1の圧力P1〜P3から第2の圧力P1′〜P3′に変更する。
ST9において、ジョブが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST10に進む。ノー(N)の場合はST3に戻る。
ST10において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST1に戻る。
(1)ヒートロール24およびプレヒートロール23の回転を停止する。
(2)ヒートロール24およびプレヒートロール23の加熱を停止する。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、カード基材7の一面または両面に画像を転写する前に、積層体32は、プレヒートロール23でヒートロール24よりも低温且つ低圧で加熱される。仮に、高温のヒートロール24に、加熱されていない積層体32が進入すると、ヒートロール24の温度が低下しすぎることがある。この場合、熱量が不足して、転写不良が発生する恐れがある。これに対応して、実施例1のプリンタUでは、ヒートロール24で、転写が行われる前に、プレヒートロール23で積層体32が予め加熱されている。すなわち、積層体32は、プレヒートロール23で、加温されて温められる。
ここで、プレヒートロール23の温度や圧力が、ヒートロール24の温度や圧力に比べて高温であったり高圧である場合には、プレヒートロール23において、転写が行われる恐れがある。特に、圧力が高い場合には、転写が行われる恐れが高くなる。プレヒートロール23とヒートロール24の2段階で転写が行われると、カード基材7の表面への画像の付着力にムラが発生したりMOEフィルム31に画像が残る等の転写不良が発生する恐れがある。
そして、画像が非転写の状態且つプレヒートロール23で温められた積層体32は、プレヒートロールを有しない構成に比べて、ヒートロール24を通過する際に、熱量が不足しにくい。したがって、実施例1のプリンタUでは、プレヒートロールを有しない構成に比べて、転写不良の発生が低減されている。
これに対して、実施例1では、ヒートロール24の温度および圧力が、エンコード部19で読み取られたカード基材7の種類に応じて調整される。よって、カードの種類に関わらず一定の温度、圧力を加える従来の構成に比べて、積層体32に加えられる温度や圧力が過剰になったり、不足することが低減される。
また、実施例1では、エンコード部19のカードリーダ19bが、無線通信でカード基材7の情報を取得している。仮に、磁気テープ等の記憶媒体をカード基材7で使用する場合、接触式のカードリーダが必要となり、カード基材7の表面に積層されたMOEフィルム31に傷が付いて画像が損なわれる恐れがある。また、接触式のカードリーダの場合、読み取り部、いわゆる読み取りヘッドに対してカード基材7の位置が少しずれてしまうと、読み取り不良になりやすい問題もある。これらに対して、実施例1では、カードリーダ19bが無線通信でカード基材7から情報を取得可能であり、接触式に比べて、画像の損傷や、情報の読み取り不良が発生しにくい。
ここで、熱と圧力でMOEフィルム31からカード基材7へ画像を転写する実施例1の技術とは原理が異なるが、トナーを記録用紙に電圧の印加で転写する技術において、従来技術では、記録用紙が転写ロールに進入してから1/2を通過した時点で回転速度を落として、後端部分での増速に伴う転写不良に対応していた。
この従来技術を、そのままMOEフィルム31からカード基材7への画像の転写に適用すると、回転速度が低下した後側の部分で、MOEフィルム31の表面のトナーが、熱と圧力で溶けすぎてしまい、MOEフィルム31との密着力が高くなりすぎる問題が発生する。したがって、第3の排出トレイ28に排出された積層体32において、MOEフィルム31を剥がそうとすると、基材層31aだけが剥がれずに、基材層31aに画像の一部が残ってしまう転写不良が発生する問題がある。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
実施例2のプレヒートロール23には、実施例1のヒートロール24と同様に、図示しない第2の圧力の調整機構が設けられている。
図9において、実施例2の制御部Cは、第2の圧力の調整機構の駆動回路D4を介して第2のカムモータM4を制御可能である。また、実施例2の制御部Cでは、実施例1の制御部Cが有する各手段に対して、予備加熱部材の制御手段C6が温度の制御手段C6Aに替えて、以下の手段C6A′、C6B〜C6Dを有する点が異なる。
C6B:予備加熱条件の記憶手段
予備加熱部材の圧力の記憶手段の一例であって、予備加熱部材の温度の記憶手段の一例としての予備加熱条件の記憶手段C6Bは、プレヒートロール23が積層体32を加熱する条件を記憶する。図10において、実施例2の予備加熱条件の記憶手段C6Bは、プレヒートロール23の温度T11〜T13とプレヒートロール23の圧力P11〜P13を、カード基材7の種類毎に対応づけた情報の一例として、図10に示すテーブルを記憶している。なお、カード基材7の種類毎に最適なプレヒートロール23の温度T11〜T13や圧力P11〜P13は、予め実験等で測定されている。
第2の設定手段の一例としての予備加熱条件の設定手段C6Cは、カード基材7の種類に応じて、プレヒートロール23において、積層体32に加えられる温度および圧力の少なくとも一方を設定する。なお、実施例2の予備加熱条件の設定手段C6Cは、媒体の情報の取得手段C4が取得したカード基材7の種類に応じて、予備加熱条件の記憶手段C6Bに記憶されたテーブルを参照して、積層体32に加えられる温度T11〜T13および圧力P11〜P13の両方を設定する。
温度の制御手段C6A′は、プレヒートロール23の温度を制御する。温度の制御手段C6A′は、転写装置用の電源回路Eeを介して、プレヒートロール23の温度を制御する。実施例2の温度の制御手段C6A′は、温度センサSN1の検知結果に基づき、予備加熱条件の設定手段C6Cで設定された温度T11〜T13となるように、プレヒートロール23のヒータ23aのオン、オフを制御する。なお、実施例2では、プレヒートロール23の温度T11〜T13は、ヒートロール24の温度T1〜T3に比べて、低温且つ温度差が予め設定された温度差となる温度に設定される。一例として、実施例2では、ヒートロール24の温度T1〜T3に対して、プレヒートロール23の温度T11〜T13が、温度差が40℃となるように設定される。すなわち、T1−T11=40℃、T2−T12=40℃、T3−T13=40℃に設定されている。
圧力の制御手段C6Dは、プレヒートロール23の接触圧力を制御する。前記圧力の制御手段C6Dは、第2の圧力の調整機構を介して、プレヒートロール23の接触圧力を制御する。実施例2の圧力の制御手段C6Dは、予備加熱条件の設定手段C6Cで設定された圧力P11〜P13に応じて、第2のカムを回転させることで圧力P11〜P13を制御する。すなわち、実施例2の圧力の制御手段C6Dは、プレヒートロール23を通過する積層体32の種類に応じて、積層体32に加えられる圧力を制御する。
図11は実施例2の転写条件の制御処理のフローチャートの説明図であり、実施例1の図8に対応する図である。
図11において、実施例2の転写条件の制御処理では、実施例1の転写条件の制御処理に対して、ST4′においてプレヒートロール23の温度および圧力も設定する点が異なるだけで、その他の処理は共通である。したがって、詳細な説明は省略する。
前記構成を備えた実施例2のプリンタUでは、実施例1に比べて、プレヒートロール23でも、シート基材7の種類に応じて、温度と圧力が設定される。仮に、プレヒートロール23の温度が常時一定の場合、プレヒートロール23とヒートロール24の温度差が安定せず、予備加熱が不十分になる恐れがある。また、プレヒートロール23の圧力が常時一定の場合、プレヒートロール23を積層体32が通過する際に、過剰な圧力を受けて積層体32が破損したり、圧力が不足して搬送不良が発生したりする場合がある。これに対して、実施例2では、シート基材7の種類に応じてプレヒートロール23の温度と圧力が設定されており、予備加熱が不十分になること等が抑制される。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1、2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1、2と相違しているが、他の点では前記実施例1、2と同様に構成されている。
図12において、実施例3の制御部Cでは、実施例2の制御部Cが有する各手段と比較して、加熱部材の制御手段C5が、加熱条件の記憶手段C5Aに替えて加熱条件の記憶手段C5A′を有する点と、変更時期の調整手段C5Kが追加された点が異なる。
C5A′:加熱条件の記憶手段
加熱部材の圧力の記憶手段の一例であり、加熱部材の温度の記憶手段の一例であって、変更時期の記憶手段の一例としての加熱条件の記憶手段C5A′は、ヒートロール24が積層体32を加熱する条件を記憶する。図13において、実施例3の加熱条件の記憶手段C5A′は、実施例1と同様に、ヒートロール24の第1の温度T1〜T3および第1の圧力P1〜P3に加えて、カード基材の種類に応じた変更時期の補正時間Δt1〜Δt3を記憶する。したがって、実施例3の加熱条件の記憶手段C5A′は、変更時期の設定手段C5Fで設定される変更時間t1〜t3を、カード基材7の種類に応じて最適な変更時期に調整するための補正時間Δt1〜Δt3を記憶する。なお、カード基材7の種類毎に最適なヒートロール24の補正時間Δt1〜Δt3は、予め実験等で測定されている。
調整手段の一例としての変更時期の調整手段C5Kは、積層体32の種類に基づいて、第2の回転速度V1′に変更する時期を調整する。実施例3の変更時期の調整手段C5Kは、変更時期の設定手段C5Fで設定された変更時間t1と、カード基材7の種類に応じた補正時間Δt1〜Δt3と、に基づいて、変更時期の調整を行う。一例として、実施例3の変更時期の調整手段C5Kでは、変更時期の設定手段C5Fで設定された変更時間t1に補正時間Δt1〜Δt3を減算した時間を調整後の変更時間t1′〜t3′とする。すなわち、t1′=t1−Δt1、t2′=t1−Δt2、t3′=t1−Δt3と演算を行う。なお、実施例3では、カード基材7が厚いほど、補正時間Δt1〜Δt3の値が大きくなるように設定されている。
図14は実施例3の転写条件の制御処理のフローチャートの説明図であり、実施例1の図8に対応する図である。
図14において、実施例3の転写条件の制御処理では、実施例1の転写条件の制御処理のST4、ST6に替えて、以下の処理ST21,ST22を実行する点が異なるだけで、その他の処理は共通である。したがって、共通する処理に関しては詳細な説明は省略する。
ST21において、次の処理(1)、(2)を実行する。そして、ST5に進む。
(1)図13に示すテーブルに基づいて、カード基材7の種類に応じたヒートロール24の温度T1〜T3と第1の圧力P1〜P3を設定する。また、図10に示すテーブルに基づいて、カード基材7の種類に応じたプレヒートロール23の温度T11〜T13と圧力P11〜P13を設定する。
(2)図13に示すテーブルに基づいて、カード基材の種類に応じて、変更時間t1′〜t3′を設定する。
ST22において、変更時間t1′〜t3′をタイマTM1にセットする。そして、ST7に進む。
前記構成を備えた実施例3のプリンタUでは、実施例1,2に比べて、ヒートロール24において、ヒートロール24の回転速度および圧力を変更する時期が、カード基材7の種類に応じて変更される点が異なる。
積層体32の搬送方向の後端がヒートロール24を抜ける際に、ヒートロール24の弾性復元に伴って、積層体32が押し出される力を受ける。積層体32が押し出される力を受けると、積層体32が厚いほど下流側に飛び出しやすくなる。積層体32の飛び出しが発生すると、搬送方向の後端部での転写不良や、下流側の冷却装置26での冷却が不十分になってしまう恐れがある。カード基材7の大きさに関わらず、変更時期t1が一定の場合、厚い積層体32が使用される場合に、転写不良等が発生する恐れがある。
これに対して、実施例3では、カード基材7の種類に応じて、厚い積層体32ほど、ヒートロール24の回転速度および圧力を変更する時期が早くなるように調整されている。したがって、変更時期の調整が行われない場合に比べて、積層体32の飛び出しが低減される。
なお、この実施例4の説明において、前記実施例1〜3の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例4は、下記の点で前記実施例1〜3と相違しているが、他の点では前記実施例1〜3と同様に構成されている。
図15において、実施例4の制御部Cでは、実施例3の制御部Cが有する各手段と比較して、加熱部材の制御手段C5が、加熱条件の記憶手段C5A′と加熱条件の設定手段C5Bに変えて、加熱条件の記憶手段C5A″と加熱条件の設定手段C5B″を有する点が異なる。
C5A″:加熱条件の記憶手段
加熱部材の圧力の記憶手段の一例であり、加熱部材の温度の記憶手段の一例であり、変更時期の記憶手段の一例であり、回転速度の記憶手段の一例としての加熱条件の記憶手段C5A″は、ヒートロール24が積層体32を加熱する条件を記憶する。図16において、実施例4の加熱条件の記憶手段C5A″は、実施例3と同様に、ヒートロール24の第1の温度T1〜T3および第1の圧力P1〜P3、カード基材7の種類に応じた変更時期の補正時間Δt1〜Δt3に加えて、第2の圧力P1′〜P3′と、第1の回転速度V1〜V3および第2の回転速度V1′〜V3′を記憶する。したがって、実施例4の加熱条件の記憶手段C5A″は、変更時期t1′〜t3′になった場合に、変更された後のヒートロール24の圧力としての第2の圧力P1′〜P3′を、シート基材7の種類毎に記憶する。また、実施例4の加熱条件の記憶手段C5A″は、変更時期t1′〜t3′になった場合に、変更される前のヒートロール24の第1の回転速度V1〜V3と、変更された後のヒートロール24の第2の回転速度V1′〜V3′を記憶する。なお、カード基材7の種類毎に最適なヒートロール24の第2の圧力P1′〜P3′、第1の回転速度V1〜V3、第2の回転速度V1′〜V3′は、予め実験等で測定されている。
設定手段の一例としての加熱条件の設定手段C5B″は、カード基材7の種類に応じて、ヒートロール24において、積層体32に加えられる温度および圧力の少なくとも一方を設定する。なお、実施例4の加熱条件の設定手段C5B″は、媒体の情報の取得手段C4が取得したカード基材7の種類に応じて、加熱条件の記憶手段C5A″に記憶されたテーブルを参照して、積層体32に加えられる温度T1〜T3、第1の圧力P1〜P3、第2の圧力P1′〜P3′、第1の回転速度V1〜V3、第2の回転速度V1′〜V3′を設定する。
図17は実施例4の転写条件の制御処理のフローチャートの説明図であり、実施例3の図14に対応する図である。
図17において、実施例4の転写条件の制御処理では、実施例3の転写条件の制御処理のST21、ST8に替えて、以下の処理ST31、ST32を実行する点が異なるだけで、その他の処理は共通である。したがって、共通する処理に関しては詳細な説明は省略する。
(1)図17に示すテーブルに基づいて、カード基材7の種類に応じたヒートロール24の温度T1〜T3と第1の圧力P1〜P3を設定する。また、図10に示すテーブルに基づいて、カード基材7の種類に応じたプレヒートロール23の温度T11〜T13と圧力P11〜P13を設定する。
(2)図17に示すテーブルに基づいて、カード基材の種類に応じて、変更時間t1′〜t3′を設定する。
(3)図17に示すテーブルに基づいて、カード基材7の種類に応じたヒートロール24の第1の回転速度V1〜V3、第2の回転速度V1′〜V3′と第2の圧力P1′〜P3′を設定する。
ST32において、次の処理(1)、(2)を実行する。そして、ST9に進む。
(1)ヒートロール24の回転速度を第1の回転速度V1〜V3から第2の回転速度V1′〜V3′に変更する。
(2)ヒートロール24の圧力を第1の圧力P1〜P3から第2の圧力P1′〜P3′に減圧する。
前記構成を備えた実施例4のプリンタUでは、実施例1〜3に比べて、ヒートロール24の回転速度および圧力の変更前後の値が、カード基材7の種類に応じて設定される点が異なる。すなわち、実施例1〜3のように、第1の回転速度V1や第2の回転速度V1′が固定されていたり、第2の圧力P1′〜P3′が一律に第1の圧力P1〜P3の半分の値である場合、カード基材7の種類によっては、対応しきれない場合もある。これに対して、実施例4では、カードの種類に応じて、回転速度V1〜V3、V1′〜V3′や圧力P1〜P3、P1′〜P3′が設定されている。したがって、カード基材7の種類に応じて、最適な状況で、MOEフィルム31からカード基材7に画像の転写が可能になっている。
特に、実施例3において前述したように、厚い積層体32の場合は、ヒートロール24を後端が通過する際に飛び出しやすい。したがって、第2の回転速度V1′〜V3′を積層体32が厚いほど、低速にした場合、飛び出しがさらに抑制されやすくなる。
なお、この実施例5の説明において、前記実施例1〜4の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例5は、下記の点で前記実施例1〜4と相違しているが、他の点では前記実施例1〜4と同様に構成されている。
図18において、実施例5の制御部Cでは、実施例4の制御部Cが有する各手段と比較して、加熱部材の制御手段C5が、圧力の変更手段C5Jに替えて圧力の変更手段C5J′を有する点と、遅延時期の記憶手段C5Lと遅延時期の判別手段C5Mとが追加された点とが異なる。
遅延時期の記憶手段C5Lは、ヒートロール24の回転速度を変更して後に、圧力を変更する時期である遅延時期を記憶する。実施例5では、遅延時期として、ヒートロール24の回転速度を変更してから圧力を変更するまでの時間である遅延時間t2を記憶する。なお、実施例5の遅延時間t2は、一例として、第1の回転速度の初期値、いわゆるデフォルト値としての第1の回転速度V1で、積層体32が、1[mm]搬送される時間が設定されている。すなわち、t2=1/V1が設定されている。
C5M:遅延時期の判別手段
遅延時期の判別手段C5Mは、遅延時間t2がセットされたタイマTM1がタイムアップしたか否かを判別することで、遅延時期になったか否かを判別する。
圧力の変更手段C5J′は、ヒートロール24の回転速度が第2の回転速度V2に変更後、且つ、積層体32の搬送方向の後端がヒートロール24を通過する前に、ヒートロール24が積層体32を加圧する圧力P1〜P3を、第1の圧力よりも弱い第2の圧力P1′〜P3′に変更する。実施例5の圧力の変更手段C5J′は、遅延時期の判別手段C5Mが、遅延時間t2が経過して、圧力を変更する時期になったと判別した場合に、ヒートロール24の圧力を、第1の圧力P1〜P3から第2の圧力P1′〜P3′に変更する。
図19は実施例5の転写条件の制御処理のフローチャートの説明図であり、実施例4の図17に対応する図である。
図19において、実施例5の転写条件の制御処理では、実施例4の転写条件の制御処理のST32に替えて、以下の処理ST41〜ST44を実行する点が異なるだけで、その他の処理は共通である。したがって、共通する処理に関しては詳細な説明は省略する。
ST42において、遅延時間t2をタイマTM1にセットする。そして、ST43に進む。
ST43において、タイマTM1がタイムアップしたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST44に進む。ノー(N)の場合はST43を繰り返す。
ST44において、ヒートロール24の圧力を第1の圧力P1〜P3から第2の圧力P1′〜P3′に減圧する。そして、ST9に進む。
前記構成を備えた実施例5のプリンタUでは、ヒートロール24の減速を行う時期と減圧を行う時期がずれている点が、ヒートロール24の減速と減圧を同時に行っていた実施例1〜4と異なる。
ヒートロール24の減圧を減速よりも早期に行う場合、ヒートロール24を減速する際に、既に減圧された状態となっており、ヒートロール24と積層体32との摩擦力が低下している。したがって、積層体32を減速しようとしても、ヒートロール24と積層体32との間で滑りやすくなっている。よって、いわば、積層体32にブレーキがかかりにくい状態となっている。したがって、積層体32の減速が不十分になる恐れがある。
これに対して、実施例1〜5では、ヒートロール24を減圧する時期が、減速する時期に対して、同時または後になっている。したがって、積層体32の減速が不十分になることが抑制されている。特に、実施例5では、ヒートロール24を減圧する時期が、減速する時期よりも後になっており、実施例1〜4に比べて、積層体32の減速が不十分になることがさらに確実に抑制される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H011)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。
(H02)前記実施例において、例示した具体的な数値等は、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
(H04)前記実施例において、実施例3〜5のヒートロール24に関する構成を、プレヒートロール23に適用することも可能である。
(H06)前記実施例において、プレヒートロール24が設けることが望ましいが、省略することも可能である。
(H07)前記実施例において、加熱部材および予備加熱部材がロール状の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、無端帯状いわゆるベルト状の構成とすることも可能である。
(H08)前記実施例において、実施例5は実施例1〜4の構成を含有しているがこれに限定されない。例えば、実施例5において、実施例2の構成を省略したり、実施例3や実施例4の構成を省略することも可能である。
(H010)前記実施例において、エンコード部19で積層体32を一旦停止させて情報を読み取る構成を例示したがこれに限定されない。すなわち、積層体32を搬送しながら情報を読み取る構成とすることも可能である。
(H011)前記実施例において、ヒートロール24やプレヒートロール23は、ロール対の両方にヒータ23a,24aが配置される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、一方のロールにのみヒータ23a,24aを収容し、他方のロールを一方のロールに押し当てる構成とすることも可能である。すなわち、定着装置Fと同様の構成とすることも可能である。
9…積載部、
24…加熱部材、
31…第1の媒体、
32…積層体、
C5H…回転速度の変更手段、
C5J,C5J′…圧力の変更手段、
C5K…調整手段、
P1,P2,P3…第1の圧力、
P1′,P2′,P3′…第2の圧力、
U…画像形成装置、
U3…画像転写装置、
Uy〜Uk+T1+T2+B…記録部、
V1,V2,V3…第1の回転速度、
V1′,V2′,V3′…第2の回転速度。
Claims (4)
- 表面に画像が記録された第1の媒体と前記第1の媒体の画像が記録された面に被転写面が対面した状態で重ねられた第2の媒体とを有する積層体を、予め設定された第1の回転速度で回転して搬送すると共に、予め設定された第1の圧力が加えられた前記積層体を加熱して、前記第1の媒体の画像を前記第2の媒体に転写させる加熱部材と、
前記積層体の搬送方向の後端が、前記加熱部材を通過する前の予め設定された時期に、前記加熱部材の回転速度を、前記第1の回転速度よりも低速の第2の回転速度に変更する回転速度の変更手段と、
前記加熱部材の回転速度が前記第2の回転速度に変更された際または変更後、且つ、前記積層体の搬送方向の後端が加熱部材を通過する前に、前記積層体を加圧する圧力を、前記第1の圧力よりも弱い第2の圧力に変更する圧力の変更手段と、
前記積層体の厚みが厚いほど前記第2の回転速度に変更する時期が早くなるように、前記第2の回転速度に変更する時期を調整する調整手段と、
を備えたことを特徴とする画像転写装置。 - 前記積層体の大きさおよび厚みの少なくとも一方に基づいて、前記第2の回転速度を調整する調整手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像転写装置。 - 対向する一対の円筒状の部材により構成された回転体により構成された前記加熱部材、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像転写装置。 - 第1の媒体に対して画像を記録する記録部と、
第1の媒体に記録された画像を、第2の媒体に転写させる請求項1ないし3のいずれかに記載の画像転写装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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