JP2007331253A - ラミネート装置及びラミネート方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラミネート部分の端縁を全体的に綺麗に仕上げることができつつも、ラミネート処理の高速化を実現することのできるラミネート装置及びラミネート方法を提供する。
【解決手段】被記録媒体Pよりも大きなサイズのラミネート材Aを該被記録媒体Pを覆うように重ねて加熱圧着するとともに、被記録媒体Pの記録面と反対面側に配置される被転写手段Bに被記録媒体Pからはみ出る分のラミネート層A1を転写させる圧着部32を備え、少なくとも前記被記録媒体P及び前記ラミネート材Aを搬送しながら前記加熱圧着及び転写を行い、被記録媒体Pの記録面上にラミネート層A1を形成するラミネート装置において、前記圧着部32を通過する前記被記録媒体Pの搬送方向における先端側及び/又は後端側では、搬送速度が遅くなるように構成されてなることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】被記録媒体Pよりも大きなサイズのラミネート材Aを該被記録媒体Pを覆うように重ねて加熱圧着するとともに、被記録媒体Pの記録面と反対面側に配置される被転写手段Bに被記録媒体Pからはみ出る分のラミネート層A1を転写させる圧着部32を備え、少なくとも前記被記録媒体P及び前記ラミネート材Aを搬送しながら前記加熱圧着及び転写を行い、被記録媒体Pの記録面上にラミネート層A1を形成するラミネート装置において、前記圧着部32を通過する前記被記録媒体Pの搬送方向における先端側及び/又は後端側では、搬送速度が遅くなるように構成されてなることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像が記録された被記録媒体の記録面上にラミネート層を形成するラミネート装置に関する。
インクジェット記録方式や熱転写記録方式といった記録方式は、その記録装置(プリンタ)や被記録媒体に対して様々な改良が加えられてきた結果、銀塩カラー写真に匹敵する画質が得られるようになり、近年、デジタルカメラ、デジタルビデオ、スキャナ等で取り込んだ画像情報あるいはコンピュータにおける電子的な画像情報をハードコピーする技術として多用されている。
加えて、これらの記録方式においては、被記録媒体の記録面を保護して永続的な耐久性を付与すること、並びに記録面の光沢度や平滑度を上げる等して画像品位をさらに向上させることを目的として、画像記録後にラミネート層を被記録媒体の記録面上にラミネートする技術も広く知られている。
記録面へのラミネートに用いる装置としては、被記録媒体よりも大きなサイズを有するラミネート材を、該被記録媒体を覆うように重ねて加熱圧着するとともに、被記録媒体の記録面と反対面側に配置される被転写手段(例えば、アンダーフィルム)に被記録媒体からはみ出る分のラミネート層を転写させる圧着部を備えるラミネート装置が存在する(例えば、特許文献1)。具体的には、前記圧着部は、表面が弾性変形可能な一対のローラを用いて構成され、前記ラミネート材と被記録媒体と被転写手段(アンダーフィルム)とを重ねた積層体(図5(a)参照)は、該一対のローラ320,321の間に挟み込まれる態様で加熱圧着される(図5(b)参照)。
ここで、前記積層体の端部が一対のローラ320,321の間に挟み込まれる状態を搬送方向に直交する方向から見ると、図5(b)に示すように、ラミネート層A1と記録面とが密接した部分(若しくは、ラミネート層A1と被転写手段Bとの間に被記録媒体Pが存在する部分)と、ラミネート層A1が被記録媒体Pからはみ出る部分(若しくは、ラミネート層A1と被転写手段Bとの間に被記録媒体Pが存在しない部分)とが生じる。被記録媒体Pからはみ出るラミネート層A1は、殆どの部分が被転写手段Bに密接するのであるが、被記録媒体Pが所定の厚みを有するものであることから、被記録媒体Pの端縁に沿う極小幅領域においては、ラミネート層A1が被転写手段Bに密接せず、被転写手段Bから浮いた状態となる。
この状態で加熱が施されることにより、前記ラミネート層A1と記録面とが密接した部分は密着してラミネート部分Aaとなり、且つ、ラミネート層A1が被記録媒体Pからはみ出た非ラミネート部分Abのうち、被記録媒体Pからはみ出るラミネート層A1と被転写手段Bとが密接する部分も加熱されることで密着する。なお、被記録媒体Pの端縁に沿う極小幅領域においては、ラミネート層A1が被転写手段Bに密着せず、被転写手段Bから浮いた状態のままである。この際、上述のようにローラの表面は弾性変形するため、該ローラの表面が前記積層体に対して圧接し、前記ラミネート材Aを被記録媒体Pの端縁に食い込ませるように変形させる。このため、ラミネート層A1には引っ張りに弱い部分が端縁に沿って形成される。
そして、圧着部で加熱圧着が行われた後、被記録媒体Pを完成品として仕上げるには、被転写手段Bを被記録媒体Pの記録面と反対面側に離間させて引張力を作用させ、前記ラミネート部分Aaと非ラミネート部分Abとを分離する。かかる分離の際には、ラミネート部分Aaと非ラミネート部分Abとの境界(即ち、被記録媒体Pの端縁(エッジ))に沿って引張力が集中的に作用するため、ラミネート層A1と記録面とが密着した部分と、ラミネート層A1と被転写手段Bとが密着した部分とが切り離されるとともに、被記録媒体Pの記録面上に形成されたラミネート層A1の端縁は被記録媒体Pの端縁に沿ったきれいなものとなる。なお、被記録媒体Pの端縁に沿って引張力を集中的に作用させることができる理由の一つとしては、上述のように、加熱圧着の過程で引っ張りに弱い部分が端縁に沿ってラミネート層A1に形成されることが考えられる。
ところで、最近このようなラミネート装置においては、ラミネート処理の高速化を図ることが要望されている。そのためには、前記圧着部における被記録媒体Pの搬送速度を速めれば良いのであるが、搬送速度を速め過ぎると、圧着時間が短くなるために加熱圧着が不十分となってしまい、前記分離を行った際に、ラミネート層A1の端縁が被記録媒体Pの端縁に沿って綺麗に切断されずに不均一な形状になってしまうといった問題があった。これは、上記端縁に沿う引っ張りに弱い部分がラミネート層A1に好適に形成されなかったために、被記録媒体Pの端縁に沿って引張力を集中的に作用させることができなかったことが原因の一つとして考えられる。そして、かかる問題は、前記被記録媒体Pの搬送方向における先端側や後端側の端縁において特に顕著であった。
ここで、例えば光沢度や平滑度などのラミネート層A1の表面状態は、前記加熱圧着の程度によって変化するものであるため、圧着部での圧着時間が部位によって違うと部位ごとに表面状態が異なってしまい、仕上がりにむらができてしまうことから、少なくとも同一の被記録媒体Pにおいては部位ごとの加熱圧着の程度が均一となるようにすべく、圧着部での搬送速度を一定に固定するのがごく一般的な技術常識である。
このため、ラミネート処理を高速化するとしても、ラミネート部分Aaの端縁を全体的に綺麗に仕上げるためには、前記被記録媒体Pの先端側や後端側の端縁を綺麗に切断することのできる範囲内の搬送速度に制約されてしまい、結果としてラミネート処理の高速化に限界があった。
そこで、本発明は、上述のような問題を解決するものであり、ラミネート部分の端縁を全体的に綺麗に仕上げることができつつも、ラミネート処理の高速化を実現することのできるラミネート装置を提供することを課題とする。
本発明に係るラミネート装置は、被記録媒体よりも大きなサイズのラミネート材を該被記録媒体を覆うように重ねて加熱圧着するとともに、被記録媒体の記録面と反対面側に配置される被転写手段に被記録媒体からはみ出る分のラミネート層を転写させる圧着部を備え、少なくとも前記被記録媒体及び前記ラミネート材を搬送しながら前記加熱圧着及び転写を行い、被記録媒体の記録面上にラミネート層を形成するラミネート装置において、前記圧着部を通過する前記被記録媒体の搬送方向における先端側及び/又は後端側では、搬送速度が遅くなるように構成されてなることを特徴とする。
また、本発明に係るラミネート方法は、被記録媒体の記録面上にラミネート層を形成すべく、少なくとも前記被記録媒体及び前記ラミネート材を搬送しながら、前記被記録媒体よりも大きなサイズのラミネート材を該被記録媒体を覆うように重ねて加熱圧着するとともに、被記録媒体の記録面と反対面側に配置される被転写手段に被記録媒体からはみ出る分のラミネート層を転写させるラミネート方法において、前記加熱圧着及び転写を行うに当たり、前記被記録媒体の搬送方向における先端側及び/又は後端側では、搬送速度が遅くなるよう制御されることを特徴とする。
上記構成によれば、定常状態の搬送速度を速めたとしても、先端側及び/又は後端側では搬送速度が遅くなることにより、ラミネート処理全体の速度を高速化しつつも、分離の際にラミネート層が被記録媒体の端縁に沿って綺麗に切断されにくい先端側及び/又は後端側に対しては、圧着時間を長くして加熱圧着を十分に行うことができる。しかも、通常、出来上がった被記録媒体が鑑賞される場面では、被記録媒体の中心部分が注目されるものであり、一方その周辺はあまり注目されるものではないことから、圧着時間の違いにより被記録媒体の先端側及び/又は後端側の部位とそれ以外の部分とで表面状態に実際には違いがあったとしても、全体的な出来栄えの印象に与える影響を小さくすることができる。
この場合、本発明に係るラミネート装置は、被記録媒体の搬送方向における圧着ポイントの上流側の所定位置には、被記録媒体の搬送速度を変更すべく被記録媒体の先端及び後端を検出するセンサが配置されてなる構成を採用することが好適である。
かかる構成においては、圧着ポイントの上流側のセンサが被記録媒体の先端若しくは後端を検出すると、その後に被記録媒体の先端部若しくは後端部が圧着ポイントを通過する際の搬送速度を変化させるように制御される。ところで、搬送速度を変化させるタイミングの設定方法としては、センサが被記録媒体の先端若しくは後端を検出してから実際に被記録媒体の先端部若しくは後端部が圧着ポイントを通過するまでの時間に基づいて決定する方法が考えられる。
以上のように、本発明のラミネート装置によれば、ラミネート部分の端縁を全体的に綺麗に仕上げることができつつも、ラミネート処理の高速化を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るラミネート装置について、添付図面を参照しつつ説明することとする。
本実施形態に係るラミネート装置は、図1に示す如く、被記録媒体Pに対して印刷を行うプリンタ装置1と一体的に構成されており、該プリンタ装置1で印刷の施された被記録媒体Pに対して連続的にラミネート処理を行えるようになっている。なお、図において、境界線Lを境にして右側がプリンタ装置1、左側がラミネート装置2となっている。
前記プリンタ装置1は、長尺な被記録媒体Pを巻回したロールを収容するロール収容部10と、ロール収容部10から引き出された被記録媒体Pを長手方向に搬送する搬送系11と、ロール収容部10から供給された被記録媒体Pに印刷を行うプリント部12と、該プリント部12で印刷された被記録媒体Pを枚葉状に切断するカッター装置13とを備えている。
ロール収容部10は、ロールを軸支可能に構成されたロールホルダー(採番しない)を着脱できるように構成されており、ロールホルダーと共にロールの交換を行えるように構成されている。ロールホルダーは、ロール収容部10内に設けられた駆動機構から駆動を受け、軸支したロールを回転させて被記録媒体Pを長手方向に送り出せるようになっている。
搬送系11は、被記録媒体Pの搬送方向に間隔をおいて配設された複数のローラ対(採番しない)等で構成されており、該複数のローラ対で被記録媒体Pを間欠的に圧着搬送するように構成されている。
前記プリント部12は、前記搬送系11によって搬送されてくる被記録媒体Pの一方の面(画像を描画する記録面とは反対側のベース面)を支持しつつ案内する印刷台130と、該印刷台130と対向するように配設されたプリントヘッド131とを備えている。
印刷台130は、被記録媒体Pの搬送方向に延びる案内面が形成されており、該案内面に対してプリントヘッド131が対向するように配設されている。本実施形態に係るプリントヘッド131は、微小なインク滴を被記録媒体Pに向けて吐出させる、いわゆる、インクジェット方式のものが採用されている。該プリントヘッド131は、被記録媒体Pの搬送方向と直交する方向に往復動するように構成され、間欠搬送される被記録媒体Pの停止状態において、移動しつつインク滴を吐出させてライン状の描画を行うようになっている。これにより、該プリント部12は、被記録媒体Pの間欠搬送とプリントヘッド131のライン状の描画とを繰り返すことで、被記録媒体Pの記録面に対して面方向に広がる描画を行うようになっている。
本実施形態に係るプリンタ装置1は、プリントヘッド131にインクジェット方式のものが採用されているため、上記構成に加え、プリントヘッド131をクリーニングするためのクリーナーユニット132や、プリントヘッド131に対してインクを供給するためのインク供給手段(図示しない)、不要なインクを回収するための廃インクタンク133等を備えている。また、本実施形態に係るプリンタ装置1は、被記録媒体Pのベース面に各種情報(いわゆる、コレクションバリュー)を印字するドットインパクトプリンタユニット134や、被記録媒体Pがプリンタ装置1とラミネート装置2とに跨るような長尺の場合に、プリンタ装置1とラミネート装置2の各処理速度差を吸収するべく一時的に撓ませた被記録媒体P(いわゆる、ループ)を収容するための中継タンク135等も備えている。
ラミネート装置2は、プリンタ装置1から送り込まれた被記録媒体Pを受入口50を介して受け入れるように構成されており、受け入れた被記録媒体Pにラミネート処理を行うラミネート処理部3を備えている。本実施形態に係るラミネート装置2は、被記録媒体Pに対してラミネート処理を行う場合とラミネート処理を行わない場合との搬送経路を切り換えが可能になっている。すなわち、該ラミネート装置2は、送り込まれた被記録媒体Pをラミネートすることなく排出する第一経路R1と、送り込まれた被記録媒体Pをラミネート処理するための第二経路R2とに被記録媒体Pの搬送経路を切り換える振分機構4を備えている。
該振分機構4は、複数のローラ4a,4b…で構成されており、ローラ4a,4b…の駆動方向の切り換えや、ローラ4a,4b…の許容される回転方向の切り換え、ローラの配置の変更等の組合せによって、被記録媒体Pの搬送経路を第一経路R1と第二経路R2とに切り換えるようになっている。これにより、被記録媒体Pの搬送経路が第一経路R1に設定された場合に、被記録媒体Pはラミネート処理が行われることなくそのまま外部に設けられた第一トレイT1に排出され、被記録媒体Pの搬送経路が第二経路R2に設定された場合に、被記録媒体Pはラミネート処理部3に送り込まれ、ラミネート処理された後に外部に設けられた第二トレイT2上に排出されるようになっている。
前記ラミネート処理部3について具体的に説明する前に、該ラミネート装置2に用いられるラミネート材A、及び被転写手段としてのアンダーフィルムBについて概略説明すると、ラミネート材Aは、被記録媒体Pの記録面をラミネートするためのラミネート層A1と、該ラミネート層A1に対して剥離可能に積層されたシート状の基材A2とで構成された長尺なシートで、ラミネート層A1がラミネート処理の対象となる被記録媒体Pの平面領域(記録面)よりも広い領域で形成されている。すなわち、該ラミネート層A1は、被記録媒体Pの略平行な一対の側端間よりも幅広に形成され、被記録媒体Pに重ね合わされた状態で被記録媒体Pの両側からはみ出るサイズ(幅)に設定されている。なお、該ラミネート材Aは、このラミネート層A1の幅と直交する方向に長尺に形成されており、被記録媒体Pに重ね合わされた状態で、一対の側端と直交する一対の端縁からもラミネート層A1がはみ出るようになっている。
そして、本実施形態において、加熱圧着により被記録媒体Pの記録面に対してラミネート層A1を転写させるべく、ラミネート層A1は、所定温度にまで加熱された状態で粘性或いは接着性を発揮する熱可塑性の樹脂によって構成され、基材A2は、ラミネート層A1よりも軟化温度の高い樹脂フィルムが採用されている。これにより、加熱圧着時に基材A2がラミネート層A1の保護するようになっている。かかるラミネート材Aは、上述の如く長尺に形成された上でロールにされ、該ロールから長手方向に引き出して使用される。
アンダーフィルムBは、ラミネート材Aとは異なり、単層の樹脂シートで構成されている。そして、該アンダーフィルムBは、ラミネート層A1と同様に、ラミネート処理の対象となる被記録媒体Pと重ね合わせた状態で該被記録媒体Pからはみ出るサイズに設定されており、本実施形態においては、ラミネート材Aと同じサイズのものが採用されている。そして、該アンダーフィルムBについても、ラミネート材Aと同様、長尺に形成された上でロールにされ、該ロールから長手方向に引き出して使用される。
前記ラミネート処理部3は、上記構成のラミネート材A及びアンダーフィルムBを用いることを前提に、図2に示す如く、振分機構4以降の搬送経路としての第二経路R2上で搬送される被記録媒体Pの記録面側(図中の左側)からラミネート材Aを長手方向に供給するラミネート材供給部30と、被記録媒体Pの記録面とは反対側のベース面側(図中の右側)からアンダーフィルムBを長手方向に供給するアンダーフィルム供給部31と、供給されてくるラミネート材Aと被記録媒体PとアンダーフィルムBとを重ねた積層体を加熱圧着しつつ下流側に送り出す圧着部32と、アンダーフィルムBを積層体から分離する分離部34と、分離したアンダーフィルムBを回収するアンダーフィルム回収部35と、圧着部32から送り出された積層体上の基材A2の移動方向を該積層体の移動方向とは異なる方向に切り換えて、ラミネート層A1から基材A2を剥離させる剥離部36と、剥離された基材A2を回収する基材回収部37とを備えている。
ラミネート材供給部30は、ラミネート材Aのロールを保持しつつ軸支する第一ホルダー300を備え、第一ホルダー300に保持されたロールからラミネート材Aを連続シートとして供給できるようになっている。該ラミネート材供給部30は、第二経路R2上の被記録媒体Pの記録面にラミネート層A1が対向するようにラミネート材Aが引き出されるようになっている。
前記アンダーフィルム供給部31は、アンダーフィルムBのロールを保持しつつ軸支する第二ホルダー310を備え、第二ホルダー310に保持されたロールからアンダーフィルムBを連続シートとして供給できるようになっている。本実施形態に係るアンダーフィルム供給部31は、第二経路R2上の被記録媒体Pのベース面に対向するようにアンダーフィルムBが引き出されるようになっている。
前記圧着部32は、駆動ローラ320と圧着ローラ321とを備える。駆動ローラ320は、被記録媒体Pのベース面側に配置され、圧着ローラ321は、被記録媒体Pの記録面側に配置されている。両ローラ320,321間において、ラミネート材A、被記録媒体P、アンダーフィルムBの順でこれらが加熱圧着される。なお、ラミネート材Aは、長尺なシートの状態で連続的に圧着部32に供給され、一方、被記録媒体Pは、枚葉状に切断された状態で間欠的に圧着部32に供給される。
両ローラ320,321は、表面が弾性変形可能となっている。また、両ローラ320,321は、軸芯部にヒータが内装されて加熱ローラとなっている。ローラ320,321の表面における加熱温度は、駆動ローラ320では、60〜130℃の範囲内で設定され、圧着ローラ321では、80〜130℃の範囲内で設定される。尚、圧着部32におけるアンダーフィルムB側のローラ(駆動ローラ320)も加熱ローラとし且つラミネート材A側のローラ(圧着ローラ321)のローラ表面での加熱温度より低く設定するのは、アンダーフィルムBに対する熱影響を抑えつつ、ラミネート層A1及びアンダーフィルムB間の熱溶着性を活性化させるためである。
さらに、前記圧着部32は、前記一対のローラ320,321の対向位置(圧着ポイント)の上流側の所定位置に、被記録媒体Pの先端縁及び後端縁を検出するためのセンサ323が配置されている。該センサ323は、被記録媒体Pがラミネート材A及びアンダーフィルムBの間にあっても、ラミネート材A及びアンダーフィルムBは透明であるため、透過型、反射型の何れであっても、被記録媒体Pの先端縁及び後端縁を検出することができる。なお、一対のローラ320,321は、それぞれの軸心を結ぶ直線上で互いに接触するか、若しくは、積層体の厚みよりも小さい距離を有して対向するように配置され、積層体を挟み込むと表面が段性変形して実際には面接触の状態となる。このため、前記圧着ポイントとは、例えばそれぞれの軸心を結ぶ直線と前記第二経路R2との理論上の交点とされる。この圧着ポイントでは、両ローラ320,321が最も接近するために、加熱圧着が最も効果的に行われると考えられる。
剥離部36は、第二経路R2に対向して配置された剥離ローラ360と、該剥離ローラ360の上流側近傍に配置され、剥離ローラ360への基材A2の巻き付け角度を大きくするための段差ローラ361とを備える。剥離ローラ360は、圧着部32から下流側に距離を十分に離した位置に配置され、圧着部32で加熱圧着されることで活性化(粘性等を発揮)したラミネート層A1が通常の平衡状態(接着力が強くなった状態)になってからラミネート材A(ラミネート層A1)に外力を作用させるようにしている。
図2に戻り、基材回収部37は、ラミネート層A1から剥離させた連続シート状の基材A2をロール状に巻き取って回収する第三ホルダー370を備える。第三ホルダー370は、その巻き取り面が剥離ローラ360よりも第二経路R2の上流側となるように配置されることにより、剥離される基材A2を剥離ローラ360に巻き付かせ、併せて第二経路R2に対する基材A2の剥離角度を決定している。
分離部34は、第二経路R2に対向して配置された分離ローラ340を備える。分離ローラ340は、剥離ローラ360と同様、圧着部32から下流側に距離を十分に離した位置に配置され、圧着部32で加熱圧着されることで活性化(粘性等を発揮)したラミネート層A1が通常の平衡状態(接着力が強くなった状態)になってからラミネート材A(ラミネート層A1)に外力を作用させるようになっている。
アンダーフィルム回収部35は、余分なラミネート層A1を転写させた連続シート状のアンダーフィルムBをロール状に巻き取って回収する第四ホルダー350を備える。第四ホルダー350は、その巻き取り面が分離ローラ340よりも第二経路R2の上流側となるように配置されることにより、積層体から分離されるアンダーフィルムBを分離ローラ340に巻き付かせ、併せて第二経路R2に対するアンダーフィルムBの分離角度を決定する。
本実施形態に係るラミネート装置2は以上の構成からなり、次に動作について説明すると、図2に示す如く、ラミネート材Aは、予めラミネート材供給部30から引き出され、圧着部32(駆動ローラ320と圧着ローラ321との間)に挿通され、先端部が基材回収部37の第三ホルダー370に巻き付けられる。また、アンダーフィルムBも、アンダーフィルム供給部31から引き出され、圧着部32(駆動ローラ320と圧着ローラ321との間)に挿通され、先端部がアンダーフィルム回収部35の第四ホルダー350に巻き付けられる。この状態では、圧着部32と剥離部36との間における第二経路R2で、ラミネート材AとアンダーフィルムBとが重なり合った状態となっている。
そして、圧着部32の駆動ローラ320のみならず、基材回収部37及びアンダーフィルム回収部35の各ホルダー370,350の全てに対し、スプロケット、チェーン、ギアトレイン等の周知の駆動力伝達手段によってモータ(図示しない)の駆動力が同時に伝達される。これらの同期駆動により、ラミネート材供給部30からラミネート材Aが引っ張られて繰り出され、アンダーフィルム供給部31からアンダーフィルムBが引っ張られて繰り出される。
この状態で、プリンタ装置1で印刷された被記録媒体Pが受入口50から順次供給される。被記録媒体Pにラミネート処理を行わない場合には、振分機構4が第一経路R1を選択し、被記録媒体Pが第一経路R1を介して第一トレイT1上に排出される。
その一方で、被記録媒体Pにラミネート処理を行う場合には、振分機構4が第二経路R2を選択し、受け入れた被記録媒体Pが第二経路R2に向けて搬送されることになる。
このようにラミネート材AとアンダーフィルムBとの間に介入された被記録媒体Pは、そのままラミネート材AとアンダーフィルムBとに挟まれた状態で下流側に搬送され、圧着部32でラミネート材Aと被記録媒体PとアンダーフィルムBとを重ねた積層体が加熱圧着されつつ下流側に搬送される。これにより、ラミネート材Aのラミネート層A1が被記録媒体Pの記録面及びアンダーフィルムBに転写される。すなわち、ラミネート層A1は、被記録媒体Pの記録面に転写するとともに、該記録面からはみ出た部分がアンダーフィルムBに転写されることになる。
そして、このように圧着部32で得られる積層体は、剥離部36に搬送され、基材A2がラミネート層A1から剥離される。
そして、積層体はさらに分離部34に搬送され、アンダーフィルムBが分離される。この際、被記録媒体Pのベース面とアンダーフィルムBとが離間するように、被記録媒体P及びアンダーフィルムBは、相対移動することになる。即ち、積層体は、第二経路R2を更に下流側に向けて移動しようとするのに対し、アンダーフィルムBは、積層体の移動方向とは異なる方向(被記録媒体Pのベース面から離間する方向)に引っ張られることになる。そのため、基材A2が剥離されたラミネート層A1もアンダーフィルムBと同方向に移動しようとするため、被記録媒体Pの端縁において引張力が集中的に作用することになる。そうすると、非ラミネート部分Abがラミネート部分Aaから切り離される。従って、ラミネート部分Aaの端縁は被記録媒体Pの端縁に沿ったきれいなものとなる。なお、ラミネート部分Aaから切り離された非ラミネート部分Abのラミネート層A1は、アンダーフィルムBと共にアンダーフィルム回収部35に回収されることとなる。
その結果、被記録媒体Pの端縁に沿ったきれいな端縁を有し、且つ被記録媒体Pとの間に空気等が介在することなく記録面に密着したラミネート層A1でラミネートされた被記録媒体Pが第二トレイT2上に排出されることになる。
しかも、前記圧着部32においては、例えば図3(a)〜(c)に示す態様の何れかに従い、被記録媒体Pの先端側及び後端側で搬送速度が遅くなるよう、積層体の搬送速度が制御される。即ち、圧着ポイントの上流側のセンサ323が被記録媒体Pの先端を検出すれば、被記録媒体Pの搬送速度を一旦遅くして、該被記録媒体Pの先端部が圧着ポイントを通過する際に搬送速度が速くなる(例えば、元に戻す)ように制御するとともに、前記センサ323が該被記録媒体Pの後端を検出すれば、該被記録媒体Pの後端部が圧着ポイントを通過する際に搬送速度が遅くなるように制御することが可能となる。なお、被記録媒体Pの後端部が圧着ポイントを通過した後は、搬送速度が速くなる(例えば、元に戻す)ように制御する。搬送速度を変化させるタイミングの設定方法としては、センサ323が被記録媒体Pの先端若しくは後端を検出してから実際に被記録媒体Pの先端部若しくは後端部が圧着ポイントを通過するまでの時間に基づいて決定する方法が考えられる。
具体的には、図3(a)に示すように、前記センサ323が被記録媒体Pの先端を検出すると(時刻t1)、即座に搬送速度が遅くされる。そして、時刻t1から所定時間経過後の、該被記録媒体Pの先端部が圧着ポイントに到達する時刻t2に、搬送速度が元に戻される。なお、遅い搬送速度での加熱圧着は、被記録媒体Pの全長に比べてごく僅かな長さの領域(例えば、1mm以下)のみに対して行われることとなるように制御される。即ち、搬送速度が変化する時間(図3(a)の上り勾配の領域)と、前記被記録媒体Pの先端が圧着ポイントを通過する時間とが合うように設定される。従って、前記時刻t2は、センサ323が配置される位置から圧着ポイントまでの距離及び搬送速度に基づいて決定される。より具体的には、該被記録媒体Pの先端は、搬送速度が下限値から上昇し始めてから上限値(定常値)に戻るまでの間に、前記圧着ポイントを通過する。
そして、搬送速度が元に戻された状態で前記被記録媒体Pは搬送方向中間部を加熱圧着されながら下流側に搬送され、時刻t3に被記録媒体Pの後端がセンサ323に到達し、該被記録媒体Pの後端が検出される。すると、時刻t3から所定時間経過後の、該被記録媒体Pの後端部が圧着ポイントに到達する時刻t4に、搬送速度が遅くされる。なお、上記先端の場合と同様に、遅い搬送速度での加熱圧着は、被記録媒体Pの全長に比べてごく僅かな長さの領域(例えば、1mm以下)のみに対して行われることとなるように制御される。即ち、搬送速度が変化する時間(図3(a)の下り勾配の領域)と、前記被記録媒体Pの後端が圧着ポイントを通過する時間とが合うように設定される。従って、時刻t4も時刻t2と同様に、センサ323が配置される位置から圧着ポイントまでの距離と搬送速度に基づいて決定される。より具体的には、該被記録媒体Pの後端は、搬送速度が上限値(定常値)から低下し始めてから下限値となるまでの間に、前記圧着ポイントを通過する。
さらに、前記被記録媒体Pの後端が圧着ポイントを通過した後、時刻t5に搬送速度が元に戻される。なお、時刻t5は、任意のタイミングに設定されるものであり、例えば圧着ポイントを通過した直後であってもよい。
なお、図3(b)に示すように、速度変化が連続的となるように制御されると、表面状態の部位ごとの変化が目立たなくなることから好ましい。また、図3(c)のように、搬送速度が瞬時に変化する態様も考えられ、この場合には、搬送速度が速く変化する直前若しくはその瞬間まで遅い搬送速度で先端を加熱圧着し、搬送速度が遅く変化した直後若しくはその瞬間に遅い搬送速度で後端を加熱圧着するように設定される。ただし、被記録媒体Pにおける表面状態の部位ごとの変化を目立たなくさせる観点からは、図3(a)や図3(b)に示すように、搬送速度が所定の時間幅で(徐々に)変化するものが好ましい。
以上のように、本実施形態に係るラミネート装置2によれば、ラミネート部分の端縁を全体として綺麗に仕上げることができつつも、ラミネート処理の高速化を実現することができる。
即ち、ラミネート装置2によれば、通常の搬送速度を速めた上で、ラミネート層A1が被記録媒体Pの端縁に沿って綺麗に切断されにくい先端側及び後端側では搬送速度が遅なることにより、ラミネート処理全体の速度を高速化しつつも、先端側及び後端側の部位における圧着時間を長くして、加熱圧着を十分に行うことができる。しかも、通常、出来上がった被記録媒体Pが鑑賞される場面では、通常、被記録媒体Pの中心部分が注目されるものであり、一方、その周辺はあまり注目されるものではないことから、圧着時間の違いにより被記録媒体Pの先端側及び後端側の部位とそれ以外の部分とで表面状態に実際には違いがあったとしても、全体的な出来栄えの印象に与える影響を小さくすることができる。
また、前記被記録媒体Pの先端は、搬送速度が下限値から上昇し始めてから上限値(定常値)に戻るまでの間に前記圧着ポイントを通過し、後端は搬送速度が上限値(定常値)から低下し始めてから下限値となるまでの間に前記圧着ポイントを通過するように設定されるため、被記録媒体Pの全長に比べてごく僅かな長さの領域のみがゆっくり加熱圧着されることとなり、被記録媒体Pの全体のうち圧着時間の異なる部位をごく僅かな領域にとどめることができ、全体的な出来栄えの印象に与える影響をごく小さくすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、被記録媒体Pの先端縁及び後端縁を検出するためにセンサ233を設けているが、これに限定されるものではなく、搬送経路における被記録媒体Pの移動位置を特定可能であれば、センサを用いることなく、被記録媒体Pの位置情報を利用して、搬送速度を落とすタイミング及び期間を設定するような制御であってもよい。
また、上記実施形態においては、前記被記録媒体Pの先端は、搬送速度が下限値から上昇し始めてから上限値(定常値)に戻るまでの間に前記圧着ポイントを通過し、一方、後端は搬送速度が上限値(定常値)から低下し始めてから下限値となるまでの間に前記圧着ポイントを通過するように設定されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、被記録媒体Pの先端は、搬送速度が下限値となっている際に前記圧着ポイントを通過し、且つ/又は、後端は、搬送速度が上限値(定常値)から低下して既に下限値となっている際に前記圧着ポイントを通過するように設定されるものであってもよい。
そして、上記実施形態においては、アンダーフィルムBを被転写手段として機能させているが、図4に示すように、アンダーフィルム供給部31、アンダーフィルム回収部35及び分離部34を無くし、その代わりに、圧着部32のローラ(駆動ローラ320)を被転写手段とし、圧着部32をラミネート部分Aaと非ラミネート部分Abとを分断する分離部として機能させるようにしてもよい。この場合、図4に示すように、駆動ローラ320の外周面がベース面から離間するに際し、被記録媒体Pの記録面上にラミネート層A1が密着したラミネート部分Aaと駆動ローラ41の外周面にラミネート層A1が密着した非ラミネート部分Abとの境界に引っ張りが生じ、非ラミネート部分Abがラミネート部分Aaから切り離される。従って、ラミネート部分Aaの端縁は被記録媒体Pの端縁に沿ったきれいなものとなる。但し、この場合には、被記録媒体Pの周辺からはみ出たラミネート層A1が駆動ローラ41の外周面に密着するため、ラミネート材Aを被記録媒体Pに加熱圧着するポイントよりも上流側で、外周面に付着するラミネート層A1の残滓を掻き落として除去すべく、先端部が駆動ローラ320の外周面に所定圧で接触したスクレーパー(除去手段)60を設けるのが好ましい。
さらに、上記実施形態においては、ラミネート層A1に対して基材A2が剥離可能に積層されたラミネート材Aを用いるようにしているが、基材A2がないラミネート層A1だけのラミネート材Aを用いるようにしてもよい(剥離部36及び基材回収部37は不要となる)。この場合、圧着部32において、ラミネート層A1が直接的に加熱圧着されることとなる。
また、上記実施形態においては、センサ323が被記録媒体Pの先端を検出すれば(時刻t1)被記録媒体Pの搬送速度を一旦遅くして、該被記録媒体Pの先端部が圧着ポイントを通過する際(時刻t2)に搬送速度を元に戻すように制御し、また、被記録媒体Pの後端部が圧着ポイントを通過した後(時刻t5)に搬送速度を元に戻すように制御するものとして説明したが、このように搬送速度を原則的に速く設定しておいて被記録媒体Pの先端側及び後端側のみ遅くするものに限られず、例えば先行する被記録媒体と後続の被記録媒体との間など、被記録媒体が存在しない領域においては遅い搬送速度で搬送を行うものであっても良い。この場合には、被記録媒体の後端部が圧着ポイントを通過した後(図3の時刻t5に相当)に搬送速度を元に戻す制御、及び、被記録媒体の先端を検出すると(図3の時刻t1に相当)被記録媒体の搬送速度を一旦遅くする制御が不要となる。このようにすれば、被記録媒体が存在しない状態で搬送されるラミネート材(即ち、ラミネート材の無駄な消費)を少なく抑えることができる。
さらに、上記実施形態においては、被記録媒体Pの先端側及び後端側で搬送速度が遅くなるよう制御されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、先端側若しくは後端側のいずれか一方のみで搬送速度が遅くなるよう制御されるものであってもよい。
1…プリンタ装置、2…ラミネート装置、3…ラミネート処理部、4…振分機構、4a,4b…ローラ、10…ロール収容部、11…搬送系、12…プリント部、13…カッター装置、30…ラミネート材供給部、31…アンダーフィルム供給部、32…圧着部、34…分離部、35…アンダーフィルム回収部、36…剥離部、37…基材回収部、41…駆動ローラ、50…受入口、130…印刷台、131…プリントヘッド、132…クリーナーユニット、133…廃インクタンク、134…ドットインパクトプリンタユニット、135…中継タンク、233…センサ、300…第一ホルダー、310…第二ホルダー、320…駆動ローラ、321…圧着ローラ、323…センサ、340…分離ローラ、350…第四ホルダー、360…剥離ローラ、361…段差ローラ、370…第三ホルダー、370,350…各ホルダー、A…ラミネート材、A1…ラミネート層、A2…基材、Aa…ラミネート部分、Ab…非ラミネート部分、B…被転写手段(アンダーフィルム)、L…境界線、P…被記録媒体、R1…第一経路、R2…第二経路、T1…第一トレイ、T2…第二トレイ
Claims (3)
- 被記録媒体よりも大きなサイズのラミネート材を該被記録媒体を覆うように重ねて加熱圧着するとともに、被記録媒体の記録面と反対面側に配置される被転写手段に被記録媒体からはみ出る分のラミネート層を転写させる圧着部を備え、
少なくとも前記被記録媒体及び前記ラミネート材を搬送しながら前記加熱圧着及び転写を行い、被記録媒体の記録面上にラミネート層を形成するラミネート装置において、
前記圧着部を通過する前記被記録媒体の搬送方向における先端側及び/又は後端側では、搬送速度が遅くなるように構成されてなることを特徴とするラミネート装置。 - 被記録媒体の搬送方向における圧着ポイントの上流側の所定位置には、被記録媒体の搬送速度を変更すべく被記録媒体の先端及び後端を検出するセンサが配置されてなる請求項1記載のラミネート装置。
- 被記録媒体の記録面上にラミネート層を形成すべく、少なくとも前記被記録媒体及び前記ラミネート材を搬送しながら、前記被記録媒体よりも大きなサイズのラミネート材を該被記録媒体を覆うように重ねて加熱圧着するとともに、被記録媒体の記録面と反対面側に配置される被転写手段に被記録媒体からはみ出る分のラミネート層を転写させるラミネート方法において、
前記加熱圧着及び転写を行うに当たり、前記被記録媒体の搬送方向における先端側及び/又は後端側では、搬送速度が遅くなるよう制御されることを特徴とするラミネート方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006166195A JP2007331253A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | ラミネート装置及びラミネート方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014021353A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像転写装置および画像形成装置 |
-
2006
- 2006-06-15 JP JP2006166195A patent/JP2007331253A/ja not_active Withdrawn
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