JP5969155B1 - ユーザ端末、プロセッサ及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
実施形態に係るユーザ端末は、直接的な端末間通信であるD2D通信を行うとともに、基地局とのセルラ通信を行う。前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。前記ユーザ端末は、前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記基地局から受信すると、前記タイミングアドバンス値を、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用する制御部を有する。前記制御部は、前記基地局が送信した情報が示す前記D2D通信に使用可能な複数の無線リソースの中から自端末が使用する前記D2D通信の無線リソースを選択する。【選択図】図12
Description
本発明は、D2D通信をサポートする移動通信システムにおけるユーザ端末と、ユーザ端末に備えられるプロセッサと、ユーザ端末における通信制御方法に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、リリース12以降の新機能として、端末間(Device to Device:D2D)通信の導入が検討されている(非特許文献1参照)。
D2D通信は、近接する複数のユーザ端末が、移動通信システムに割り当てられた周波数帯域内で直接的な通信を行うものである。なお、D2D通信は、近傍サービス(Proximity Service)通信と称されることもある。
3GPP技術報告 「TR 22.803 V0.3.0」 2012年5月
しかしながら、現状では、D2D通信を適切に制御するための仕様が策定されていないため、D2D通信を、セルラ通信(ネットワークとユーザ端末との間の通信)と両立することが困難である。
そこで、本発明は、D2D通信を適切に制御できる移動通信システム、ユーザ端末、基地局、及びプロセッサを提供する。
実施形態に係る移動通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信を行うユーザ端末と、前記ユーザ端末とのセルラ通信を行う基地局と、を有する。前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。前記基地局は、前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記ユーザ端末に送信する。前記タイミングアドバンス値は、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用される。
[実施形態の概要]
実施形態に係る移動通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信を行うユーザ端末と、前記ユーザ端末とのセルラ通信を行う基地局と、を有する。前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。前記基地局は、前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記ユーザ端末に送信する。前記タイミングアドバンス値は、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用される。これにより、セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を、D2D通信における送信タイミングの調整に流用できるため、D2D通信のための新たなシグナリングを追加する場合に比べて、処理負荷を削減し、且つ無線リソースを節約できる。従って、D2D通信をセルラ通信と適切に両立できる。
実施形態に係る移動通信システムは、直接的な端末間通信であるD2D通信を行うユーザ端末と、前記ユーザ端末とのセルラ通信を行う基地局と、を有する。前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。前記基地局は、前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記ユーザ端末に送信する。前記タイミングアドバンス値は、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用される。これにより、セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を、D2D通信における送信タイミングの調整に流用できるため、D2D通信のための新たなシグナリングを追加する場合に比べて、処理負荷を削減し、且つ無線リソースを節約できる。従って、D2D通信をセルラ通信と適切に両立できる。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記D2D通信における送信タイミングを、前記タイミングアドバンス値に基づいて定められる前記上りリンクにおける送信タイミングと揃える。これにより、同一のユーザ端末においてセルラ通信及びD2D通信の同時送信を行う際に、処理負荷を最小限に抑えることができる。
実施形態では、前記タイミングアドバンス値は、前記ユーザ端末と、前記ユーザ端末と前記D2D通信を行う他のユーザ端末と、に共通して適用される。このように、D2D通信中のユーザ端末同士は互いに近接しているという性質を利用して、D2D通信中の各ユーザ端末に対して共通のタイミングアドバンス値を適用する。従って、各ユーザ端末に個別のタイミングアドバンス値を適用する場合に比べて、処理負荷を削減できる。
実施形態では、前記基地局は、前記タイミングアドバンス値を前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末に一括して送信する。すなわち、D2D通信中の各ユーザ端末に対して同一のタイミングアドバンス値を一括して送信する。従って、各ユーザ端末に対して個別にタイミングアドバンス値を送信する場合に比べて、無線リソースを節約できる。
実施形態の変更例では、前記ユーザ端末は、前記基地局からの前記タイミングアドバンス値を前記他のユーザ端末に転送する。すなわち、D2D通信中の各ユーザ端末のうち、一のユーザ端末が、基地局からのタイミングアドバンス値を他のユーザ端末に転送する。従って、基地局及びユーザ端末間の無線リソースを節約できる。
実施形態では、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末のそれぞれは、前記D2D通信における送信タイミングを、前記タイミングアドバンス値に基づいて定められる前記上りリンクにおける送信タイミングと揃える。これにより、D2D通信を行うユーザ端末同士のタイミング同期(送信タイミングの同期)をかける必要がなくなる。従って、処理負荷を削減し、且つ無線リソースを節約しながら、タイミング同期(送信タイミングの同期)を実現できる。
実施形態では、前記ユーザ端末及び前記他のユーザ端末のそれぞれは、前記D2D通信における受信タイミングを、前記タイミングアドバンス値に基づいて定められる前記上りリンクにおける送信タイミングと揃える。これにより、D2D通信を行うユーザ端末同士のタイミング同期(受信タイミングの同期)をかける必要がなくなる。従って、処理負荷を削減し、且つ無線リソースを節約しながら、タイミング同期(受信タイミングの同期)を実現できる。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記タイミングアドバンス値を用いて、前記D2D通信における送信タイミングを調整する。
その他実施形態では、前記ユーザ端末は、前記タイミングアドバンス値に加えて、前記ユーザ端末の前記D2D通信における送信タイミングと、前記ユーザ端末と前記D2D通信を行う他のユーザ端末の前記D2D通信における受信タイミングと、の間のタイミング差を補正するための補正値を用いて、前記D2D通信における送信タイミングを調整する。
実施形態に係るユーザ端末は、直接的な端末間通信であるD2D通信を行うとともに、基地局とのセルラ通信を行う。前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。前記ユーザ端末は、前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記基地局から受信すると、前記タイミングアドバンス値を、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用する制御部を有する。
実施形態に係る基地局は、直接的な端末間通信であるD2D通信を行うユーザ端末とのセルラ通信を行う。前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。前記基地局は、前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を、前記ユーザ端末と、前記ユーザ端末と前記D2D通信を行う他のユーザ端末と、に共通して適用する制御部を有する。
実施形態に係るプロセッサは、直接的な端末間通信であるD2D通信を行うとともに、基地局とのセルラ通信を行うユーザ端末に備えられる。前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記ユーザ端末が前記基地局から受信すると、前記プロセッサは、前記タイミングアドバンス値を、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用する処理を行う。
実施形態に係るプロセッサは、直接的な端末間通信であるD2D通信を行うユーザ端末とのセルラ通信を行う基地局に備えられる。前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。前記プロセッサは、前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を、前記ユーザ端末と、前記ユーザ端末と前記D2D通信を行う他のユーザ端末と、に共通して適用する処理を行う。
[実施形態]
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成される移動通信システム(LTEシステム)にD2D通信を導入する場合の実施形態を説明する。
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成される移動通信システム(LTEシステム)にD2D通信を導入する場合の実施形態を説明する。
(LTEシステム)
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10及びEPC20は、ネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、セルを管理しており、セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。
なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300と、OAM400(Operation and Maintenance)と、を含む。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
OAM400は、オペレータによって管理されるサーバ装置であり、E−UTRAN10の保守及び監視を行う。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。
バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。
プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。物理レイヤは、物理チャネルを用いて上位レイヤに伝送サービスを提供する。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割当リソースブロックを決定するMACスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御メッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。複信方式としては、FDD(Frequency Division Duplex)方式又はTDD(Time Division Duplex)方式の何れかが適用されるが、本実施形態では主としてFDD方式を想定する。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルにより構成される無線リソース単位はリソースエレメント(RE)と称される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主に物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS)が分散して配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主に物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。さらに、各サブフレームには、復調参照信号(DMRS)及びサウンディング参照信号(SRS)が配置される。
(タイミングアドバンス)
次に、タイミングアドバンス値(以下、「TA」と称する)の概要を説明する。本実施形態に係るTAの詳細については後述するが、ここでは一般的なTAについて説明する。図6は、TAの概要を説明するための図である。
次に、タイミングアドバンス値(以下、「TA」と称する)の概要を説明する。本実施形態に係るTAの詳細については後述するが、ここでは一般的なTAについて説明する。図6は、TAの概要を説明するための図である。
図6に示すように、TAは、上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用される。上りリンクにおいて、eNB200から遠くに位置するUE100は、伝搬遅延を考慮して、eNB200の受信タイミングに合うように送信タイミングを早める必要がある。このため、eNB200は、UE100からの上りリンク信号の受信タイミングを測定することにより、UEの送信タイミングを調整するためのTAを算出し、算出したTAをUE100に送信する。
例えば、TAは、初回送信時は直値(初期値)が使用され、2回目以降は差分値が使用される。或いは、TAは、初回送信時にも差分値を使用してもよい。具体的には、ランダムアクセス手順(RACHプロシージャ)において、UE100は、eNB200からの下りリンクタイミングに合わせて上りリンク信号を送信し、eNB200は、UE100の上りリンク送信タイミングを調整するようTA(差分値)を算出してUE100に通知する。
また、TAは、MACレイヤにおいて送受信される。具体的には、TAは、TA MCE(Timing Advance Command Mac Control Element)として、eNB200からUE100に送信される。
UE100がeNB200に近づく状況においては、eNB200は、UE100の送信タイミングを遅らせるように、UE100の現在の送信タイミングに対して負の値をTAとして算出し、算出したTAをUE100に送信する。UE100は、TAを受信すると、受信したTAに従って送信タイミングを遅らせる。
これに対し、UE100がeNB200から遠ざかる状況においては、eNB200は、UE100の送信タイミングを早めるように、UE100の現在の送信タイミングに対して正の値をTAとして算出し、算出したTAをUE100に送信する。UE100は、TAを受信すると、受信したTAに従って送信タイミングを早める。
(D2D通信)
本実施形態に係るLTEシステムは、D2D通信をサポートする。以下、D2D通信を、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)と比較して説明する。セルラ通信では、ネットワーク(eNB200)及びUE100間でデータ通信を行う。これに対し、D2D通信では、2以上のUE100間で直接的にデータ通信を行う。
本実施形態に係るLTEシステムは、D2D通信をサポートする。以下、D2D通信を、LTEシステムの通常の通信(セルラ通信)と比較して説明する。セルラ通信では、ネットワーク(eNB200)及びUE100間でデータ通信を行う。これに対し、D2D通信では、2以上のUE100間で直接的にデータ通信を行う。
図7は、セルラ通信におけるデータパスを示す。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でセルラ通信を行う場合を例示している。なお、データパスとは、ユーザデータ(ユーザプレーン)の転送経路を意味する。
図7に示すように、セルラ通信のデータパスはネットワークを経由する。詳細には、eNB200−1、S−GW300、及びeNB200−2を経由するデータパスが設定される。
図8は、D2D通信におけるデータパスを示す。ここでは、eNB200−1との接続を確立したUE100−1と、eNB200−2との接続を確立したUE100−2と、の間でD2D通信を行う場合を例示している。
例えば、UE100−1及びUE100−2のうち一方のUE100が、近傍に存在する他方のUE100を発見することで、D2D通信が開始される。なお、D2D通信を開始するために、UE100は、自身の近傍に存在する他のUE100を発見する(Discover)機能を有する。また、UE100は、他のUE100から発見される(Discoverable)機能を有する。
図8に示すように、D2D通信のデータパスはネットワークを経由しない。すなわち、UE間で直接的な無線通信を行う。このように、UE100−1の近傍にUE100−2が存在するのであれば、UE100−1とUE100−2との間でD2D通信を行うことによって、ネットワークのトラフィック負荷及びUE100のバッテリ消費量を削減するなどの効果が得られる。
ただし、D2D通信はLTEシステムの周波数帯域(すなわち、セルラ通信の周波数帯域内)で行われることが想定されており、例えばセルラ通信への干渉を回避するために、ネットワーク(eNB200)の管理下でD2D通信が行われる。
本実施形態では、D2D通信は、LTEシステムの上りリンク周波数帯域(すなわち、セルラ通信の上りリンク周波数帯域内)で行われる。言い換えると、D2D通信は、セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われる。
また、本実施形態では、D2D通信のための無線リソース割当であるD2DスケジューリングをeNB200主導で行う。この場合、D2D通信に割り当てる無線リソースであるD2D無線リソースをeNB200が決定する。すなわち、UE100は、D2D無線リソースの選択権を持たない。eNB200は、動的又は準静的に割り当てたD2D無線リソースをUE100に通知する。UE100は、当該割り当てられたD2D無線リソースを用いてD2D通信を行う。なお、詳細については後述するが、D2DスケジューリングをUE100主導で行ってもよい。
図9は、eNB主導でD2Dスケジューリングを行う場合の具体例を説明するための図である。
図9に示すように、eNB200は、D2D無線リソースとして、特定のサブフレームの特定のリソースブロックを指定する。図9の例では、無線フレーム内の2番目のサブフレーム(サブフレーム#1)における一部のリソースブロックと、4番目のサブフレーム(サブフレーム#3)における一部のリソースブロックと、がD2D無線リソースとして指定される。
D2D通信を行うUE100は、eNB200から割り当てられたD2D無線リソースを用いてD2D通信を行う。
なお、2番目のサブフレーム(サブフレーム#1)について送信(Tx)とあるのは、D2D通信における一方のUE100が送信を行うことを意味しており、当該D2D通信における他方のUE100は受信を行う。4番目のサブフレーム(サブフレーム#3)について受信(Rx)とあるのは、D2D通信における一方のUE100が受信を行うことを意味しており、当該D2D通信における他方のUE100は送信を行う。
(実施形態に係る動作)
次に、本実施形態に係る動作を説明する。図10は、本実施形態に係る通信環境を説明するための図である。本実施形態では、同一のUE100がセルラ通信及びD2D通信を同時に行う通信環境を想定する。
次に、本実施形態に係る動作を説明する。図10は、本実施形態に係る通信環境を説明するための図である。本実施形態では、同一のUE100がセルラ通信及びD2D通信を同時に行う通信環境を想定する。
図10に示すように、UE100−1及びUE100−2は、eNB200から割り当てられるD2D無線リソースを使用して、D2D通信を行う。
さらに、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200から割り当てられるセルラ無線リソースを使用して、セルラ通信を行う。具体的には、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、eNB200から割り当てられる上りリンク無線リソースを使用して、eNB200との上りリンク通信を行う。
eNB200は、上りリンクにおける送信タイミング(上りリンク送信タイミング)の調整に使用されるTAをUE100−1及びUE100−2に送信する。TAは、上りリンク送信タイミングの調整と、D2D通信における送信タイミング(D2D送信タイミング)の調整と、に共通して適用される。すなわち、上りリンク送信タイミングの調整に使用されるTAを、D2D送信タイミングの調整に流用する。以下においては、このようなTAを「共通TA」と称する。
また、D2D通信中のUE100同士は互いに近接しており、D2D通信中の各UE100と、eNB200と、の距離(UE・eNB間距離)は同等であるとみなすことができる。従って、共通TAは、UE100−1と、UE100−1とD2D通信を行うUE100−2と、に共通して適用される。
本実施形態では、eNB200は、共通TAをUE100−1及びUE100−2に一括して送信する。例えば、eNB200は、D2D通信専用の無線ネットワーク一時識別子(D2D−RNTI)を用いて、共通TAをUE100−1及びUE100−2に一括して送信する。この場合、eNB200は、共通TAをPDCCH上で送信してもよく、PDSCH上で送信してもよい。なお、D2D−RNTIとは、D2D通信を行うUE群(UE100−1及びUE100−2)に共通のRNTIである。
UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D送信タイミングを、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングと揃える。ここで、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、上りリンクで送信すべきデータが存在しなくても、D2D通信で送信すべきデータが存在すれば、D2D送信タイミングを上りリンク送信タイミングと揃える。
図9の例において、UE100−1が2番目のサブフレーム(サブフレーム#1)でD2D送信及び上りリンク送信を行うケースを想定すると、UE100−1は、共通TAに基づくタイミングで同時にD2D送信及び上りリンク送信を行う。
また、D2D通信中のUE100同士は互いに近接しており、D2D通信中のUE100間の伝搬遅延は無視できる。また、本実施形態では、D2D通信において、送信側における送信タイミングが上りリンク送信タイミングと揃っているため、受信側は、受信タイミングを、自身の上りリンク送信タイミングと揃えればよい。
従って、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D通信における受信タイミング(D2D受信タイミング)を、TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングと揃える。ここで、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、上りリンクで送信すべきデータが存在しなくても、D2D通信で受信すべきデータが存在すれば、D2D受信タイミングを上りリンク送信タイミングと揃える。
図9の例において、UE100−1が4番目のサブフレーム(サブフレーム#3)でD2D受信及び上りリンク送信を行うケースを想定すると、UE100−1は、共通TAに基づくタイミングで同時にD2D受信及び上りリンク送信を行う。
次に、本実施形態に係る動作具体例を説明する。図11は、本実施形態に係る動作具体例を説明するためのタイムチャートである。
図11に示すように、時刻t1において、UE100−1及びUE100−2には共通TAが適用されている。従って、時刻t1において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、共通TAに基づいて、上りリンク送信タイミングとして同一のタイミングを設定する。図11の例では、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、上りリンク送信タイミングを、eNB200のセルのサブフレームタイミングよりも前のタイミングに設定している。
その後、UE100−1は静止している一方、UE100−2がeNB200に近づく状況を想定する。時刻t2において、eNB200は、UE100−1に適用すべきTAと、UE100−2に適用すべきTAと、の差が許容範囲を超えたことを検出する。具体的には、eNB200は、共通TAを適用するとeNB200の受信可能範囲に収まらなくなることを検出する。この場合、eNB200は、D2D通信に適さない状況になったとみなし、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を解除してもよい。
次に、本実施形態に係る動作シーケンスの一例を説明する。図12は、本実施形態に係る動作シーケンス図である。本シーケンスの初期状態において、UE100−1及びUE100−2は、eNB200の管理下でD2D通信を開始する。
図12に示すように、ステップS101において、UE100−1は、上りリンク信号をeNB200に送信する。
ステップS102において、eNB200は、UE100−1から受信した上りリンク信号に基づいて、共通TAを算出する。例えば、eNB200は、自セルのサブフレームタイミングとUE100−1からの上りリンク信号の受信タイミングとの間のタイミング差を補償するように共通TAを算出する。ここで算出される共通TAは直値(初期値)である。或いは、上述したように、ランダムアクセス手順(RACHプロシージャ)において、UE100−1は、eNB200からの下りリンクタイミングに合わせて上りリンク信号を送信し、eNB200は、UE100−1の上りリンク送信タイミングを調整するようTA(差分値)を算出してUE100−1に通知してもよい。
ステップS103において、eNB200は、ステップS102で算出した共通TAをUE100−1及びUE100−2に一括して送信する。例えば、eNB200は、D2D−RNTIを用いて、共通TAをUE100−1及びUE100−2に一括して送信する。
ステップS104において、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、ステップS103でeNB200から受信した共通TAを適用してD2D通信を行う。具体的には、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D送信タイミングを、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングと揃える。また、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D受信タイミングを、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングと揃える。
ステップS105において、UE100−1は、ステップS103でeNB200から受信した共通TAを適用して、上りリンク信号をeNB200に送信する。具体的には、UE100−1は、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングで上りリンク信号をeNB200に送信する。
ステップS106において、UE100−2は、ステップS103でeNB200から受信した共通TAを適用して、上りリンク信号をeNB200に送信する。具体的には、UE100−2は、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングで上りリンク信号をeNB200に送信する。
ステップS107において、eNB200は、UE100−1及びUE100−2のそれぞれから受信した上りリンク信号に基づいて、共通TAを算出する。例えば、eNB200は、自セルのサブフレームタイミングとUE100−1からの上りリンク信号の受信タイミングとの間のタイミング差を補償するように共通TAを算出する。ここで算出される共通TAは、前回の共通TAからの差分値である。なお、eNB200は、共通TAを適用すると受信可能範囲に収まらなくなることを検出した場合には、UE100−1及びUE100−2によるD2D通信を解除してもよい。
ステップS108において、eNB200は、ステップS107で算出した共通TAをUE100−1及びUE100−2に一括して送信する。例えば、eNB200は、D2D−RNTIを用いて、共通TAをUE100−1及びUE100−2に一括して送信する。
ステップS109において、UE100−1は、ステップS107でeNB200から受信した共通TA(差分値)を前回の共通TAに累積することで、共通TA(累積値)を算出する。同様に、ステップS110において、UE100−2は、ステップS107でeNB200から受信した共通TA(差分値)を前回の共通TAに累積することで、共通TA(累積値)を算出する。
ステップS111において、UE100−1は、ステップS109で算出した共通TA(累積値)を適用してD2D通信を行う。また、UE100−1は、ステップS110で算出した共通TA(累積値)を適用してD2D通信を行う。具体的には、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D送信タイミングを、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングと揃える。また、UE100−1及びUE100−2のそれぞれは、D2D受信タイミングを、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングと揃える。
ステップS112において、UE100−1は、ステップS109で算出した共通TA(累積値)を適用して、上りリンク信号をeNB200に送信する。また、ステップS113において、UE100−2は、ステップS110で算出した共通TA(累積値)を適用して、上りリンク信号をeNB200に送信する。以降は、ステップS107乃至ステップS113の手順が繰り返される。
従って、本実施形態によれば、処理負荷を削減し、且つ無線リソースを節約しながら、D2D通信をセルラ通信と適切に両立できる。
[実施形態の変更例]
上述した実施形態では、eNB200は、共通TAを、D2D通信を行うUE群(UE100−1及びUE100−2)に一括して送信していた。
上述した実施形態では、eNB200は、共通TAを、D2D通信を行うUE群(UE100−1及びUE100−2)に一括して送信していた。
これに対し、本変更例では、D2D通信を行うUE群のうち一のUE100(例えばUE100−1)に共通TAを送信し、当該一のUE100が共通TAを他のUE100に転送する。
図13は、本変更例に係る動作シーケンス図である。ここでは、上述した実施形態との相違点を説明する。
図13に示すように、ステップS201乃至S202は、上述した実施形態と同様である。
ステップS203において、eNB200は、ステップS202で算出した共通TA(直値)をUE100−1に送信する。ただし、当該共通TAは直値に限らず差分値であってもよい。
ステップS204において、UE100−1は、ステップS203でeNB200から受信した共通TAをUE100−2に転送する。
ステップS205乃至S208は、上述した実施形態と同様である。
ステップS209において、eNB200は、ステップS208で算出した共通TA(差分値)をUE100−1に送信する。ステップS210において、UE100−1は、ステップS209でeNB200から受信した共通TAをUE100−2に転送する。
ステップS211乃至S215は、上述した実施形態と同様である。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態及びその変更例に係る動作シーケンスでは、TAの初回送信時を直値として共通TAを適用するケースを主として説明した。しかしながら、UE100内部の動作遅延の影響などにより、直値自体はD2D端末同士で共通とならない可能性があるため、差分値に対してのみ共通TAを適用してもよい。
上述した実施形態及びその変更例では、UE100(UE100−1及びUE100−2)は、D2D通信における送信タイミングを、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングと揃えていた。すなわち、UE100は、共通TAを用いて、D2D通信における送信タイミングを調整していた。しかしながら、D2D通信における送信タイミングの調整は、これに限れられない。
例えば、UE100(例えば、UE100−1)は、共通TAに加えて、UE100のD2D通信における送信タイミングと、UE100とD2D通信を行う他のUE100(例えば、UE100−2)のD2D通信における受信タイミングと、の間のタイミング差を補正するための補正値を用いて、D2D通信における送信タイミングを調整してもよい。
ここで、補正値は、UE100−1が送信した信号(例えば、D2D通信用の参照信号)をUE100−2が受信した受信タイミングと、UE100−2の所望する受信するタイミングとの差から算出されてもよいし、所定のオフセット値(固定値)であってもよい。また、UE100は、予め補正値を有していてもよいし、上述のように補正値を算出してもよいし、eNB200から補正値を受信してもよい。eNB200は、補正値をUE100に送信する場合、共通TAとともに、補正値をUE100に送信してもよい。また、eNB200は、UE100からの要求によって、補正値をUE100に送信してもよい。
UE100は、D2D端末間でのタイミング差を補正するために、共通TAを補正値で補正した値によって、送信タイミングを決定してもよいし、上述の実施形態及び変更例のように、D2D端末間でのタイミング差を無視できる場合は、共通TAのみによって、送信タイミングを決定してもよい。
上述した実施形態及びその変更例では、UE100(UE100−1及びUE100−2)は、D2D通信における受信タイミングを、共通TAに基づいて定められる上りリンク送信タイミングと揃えていた。すなわち、UE100は、共通TAを用いて、D2D通信における受信タイミングを調整していた。しかしながら、D2D通信における受信タイミングの調整は、これに限れられない。
例えば、UE100は、eNB200から送信された自身のTA(すなわち、共通TAではなく、eNB200が実際に測定したUE100からの上りリンク信号の受信タイミングにより求められたTA)を用いて、D2D通信における受信タイミングを調整してもよい。すなわち、UE100は、D2D通信における受信タイミングを、eNB200から送信された自身のTAに基づいて定められる上りリンクにおける送信タイミングと揃えてもよい。また、UE100は、eNB200からの同期信号を用いて、D2D通信における受信タイミングを調整してもよい。すなわち、UE100は、D2D通信における受信タイミングをeNB200からの同期信号に基づいて定められる下りリンクにおける受信タイミングと揃えてもよい。或いは、UE100は、eNB200から送信された自身のTAに基づいて定められるタイミング、又は、eNB200からの同期信号に基づいて定められるタイミングを補正する補正値(例えば、所定のオフセット値)を用いて、D2D通信における受信タイミングを調整してもよい。
なお、上述の送信タイミングの調整用の補正値と同様に、UE100が、予め補正値を有していてもよいし、補正値を算出してもよいし、eNB200から補正値を受信してもよい。eNB200は、補正値をUE100に送信する場合、共通TAとともに、補正値をUE100に送信してもよい。また、eNB200は、UE100からの要求によって、補正値をUE100に送信してもよい。
上述した実施形態及びその変更例では、D2DスケジューリングをeNB200主導で行っていたが、D2DスケジューリングをUE100主導で行ってもよい。この場合、D2D無線リソースをUE100が選択できる。eNB200は、D2D通信に使用可能な無線リソースであるD2D割当候補無線リソースを示すD2Dリソース情報をUE100に送信する。D2D通信を行うUE100は、D2D割当候補無線リソースを示すD2Dリソース情報をeNB200から受信すると、D2Dリソース情報が示すD2D割当候補無線リソースの中からD2D無線リソース(リソースブロック)を自律的に選択する。
また、上述した実施形態及びその変更例では、複信方式としてFDD方式を想定していたが、TDD方式であってもよい。
また、上述した実施形態及びその変更例では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
なお、米国仮出願第61/706340号(2012年9月27日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る移動通信システム、ユーザ端末、基地局、及びプロセッサは、D2D通信を適切に制御できるため、移動通信分野において有用である。
Claims (3)
- 直接的な端末間通信であるD2D通信を行うとともに、基地局とのセルラ通信を行うユーザ端末であって、
前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われ、
前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記基地局から受信すると、前記タイミングアドバンス値を、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用する制御部を有し、
前記制御部は、前記基地局が送信した情報が示す前記D2D通信に使用可能な複数の無線リソースの中から自端末が使用する前記D2D通信の無線リソースを選択することを特徴とするユーザ端末。 - 直接的な端末間通信であるD2D通信を行うとともに、基地局とのセルラ通信を行うユーザ端末に備えられるプロセッサであって、
前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われ、
前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記基地局から受信すると、前記プロセッサは、前記タイミングアドバンス値を、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用する処理を行い、
前記プロセッサは、前記基地局が送信した情報が示す前記D2D通信に使用可能な複数の無線リソースの中から自端末が使用する前記D2D通信の無線リソースを選択する処理を行うことを特徴とするプロセッサ。 - 直接的な端末間通信であるD2D通信を行うとともに、基地局とのセルラ通信を行うユーザ端末における通信制御方法であって、
前記D2D通信は、前記セルラ通信の上りリンク無線リソースの一部を使用して行われ、
前記セルラ通信の上りリンクにおける送信タイミングの調整に使用されるタイミングアドバンス値を前記基地局から受信すると、前記タイミングアドバンス値を、前記上りリンクにおける送信タイミングの調整と、前記D2D通信における送信タイミングの調整と、に共通して適用するステップと、
前記基地局が送信した情報が示す前記D2D通信に使用可能な複数の無線リソースの中から自端末が使用する前記D2D通信の無線リソースを選択するステップとを有することを特徴とする通信制御方法。
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