JP2017143565A - 移動通信システム、基地局、プロセッサ及びユーザ端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザ端末のランダムアクセスプリアンブル信号の送信に基づく干渉の発生を抑制可能なユーザ端末及び基地局を提供する。
【解決手段】ユーザ端末100は、ハンドオーバ手続が実行される前に、ソースセル250−1及びターゲットセル250−2を含む複数のセルが協調して通信を行うCoMP(Coordinated Multi−Point)によって、ターゲットセル250−2を管理する基地局200−2がユーザ端末100から上りリンクの信号を受信している場合、ターゲットセル250−2に対するランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する制御を行う制御部を備える。
【選択図】図7
【解決手段】ユーザ端末100は、ハンドオーバ手続が実行される前に、ソースセル250−1及びターゲットセル250−2を含む複数のセルが協調して通信を行うCoMP(Coordinated Multi−Point)によって、ターゲットセル250−2を管理する基地局200−2がユーザ端末100から上りリンクの信号を受信している場合、ターゲットセル250−2に対するランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する制御を行う制御部を備える。
【選択図】図7
Description
本発明は、CoMPをサポートする移動通信システムに用いられるユーザ端末及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、CoMP(Coordinated Multi−Point)の標準化が進められている(非特許文献1参照)。
CoMPは、同一の場所に配置されたアンテナ群を1つの「ポイント」と位置付け、複数のポイントが協調してユーザ端末と通信を行う通信形態である。1つの時間・周波数リソースを用いてユーザ端末との通信を行うポイント群は、CoMP協調セット(CoMP cooperating set)と称される。
ところで、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ手続が実行される際に、ユーザ端末は、ランダムアクセスプリアンブル信号をターゲットセルに送信する。ターゲットセルを管理するターゲット基地局は、ランダムアクセスプリアンブル信号の受信タイミングに基づいて、ユーザ端末が上りリンクの信号を送信するタイミングを調整するためのタイミング情報を生成する。その後、ターゲットセル基地局は、生成したタイミング情報を含むランダムアクセス応答をユーザ端末に送信する。ユーザ端末は、通知されたタイミング情報に基づいて、ターゲットセルとの接続が完了したことを示す接続完了通知をターゲットセルに送信する。
3GPP技術報告 「TR36.819 V11.1.0」 20 11年12月
しかしながら、例えば、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信に用いられる無線リソースの周辺の無線リソースを用いて、上りリンクの信号を送信している場合、ユーザ端末がランダムアクセスプリアンブル信号を送信することによって、干渉が発生する虞がある。
そこで、本発明は、ユーザ端末のランダムアクセスプリアンブル信号の送信に基づく干渉の発生を抑制可能なユーザ端末及び基地局を提供する。
本発明に係るユーザ端末は、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ手続が実行される際に、前記ターゲットセルとの上りリンクの同期を確立するためのランダムアクセスプリアンブル信号を前記ターゲットセルに送信するユーザ端末である。当該ユーザ端末は、前記ハンドオーバ手続が実行される前に、前記ソースセル及び前記ターゲットセルを含む複数のセルが協調して通信を行うCoMPによって、前記ターゲットセルを管理する基地局が前記ユーザ端末から上りリンクの信号を受信している場合、前記ターゲットセルに対する前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する制御を行う制御部を備える。
本発明に係るユーザ端末及び基地局によれば、ユーザ端末のランダムアクセスプリアンブル信号の送信に基づく干渉の発生を抑制可能である。
[実施形態の概要]
実施形態に係るユーザ端末は、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ手続が実行される際に、前記ターゲットセルとの上りリンクの同期を確立するためのランダムアクセスプリアンブル信号を前記ターゲットセルに送信するユーザ端末である。当該ユーザ端末は、前記ハンドオーバ手続が実行される前に、前記ソースセル及び前記ターゲットセルを含む複数のセルが協調して通信を行うCoMPによって、前記ターゲットセルを管理する基地局が前記ユーザ端末から上りリンクの信号を受信している場合、前記ターゲットセルに対する前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する制御を行う制御部を備える。
実施形態に係るユーザ端末は、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ手続が実行される際に、前記ターゲットセルとの上りリンクの同期を確立するためのランダムアクセスプリアンブル信号を前記ターゲットセルに送信するユーザ端末である。当該ユーザ端末は、前記ハンドオーバ手続が実行される前に、前記ソースセル及び前記ターゲットセルを含む複数のセルが協調して通信を行うCoMPによって、前記ターゲットセルを管理する基地局が前記ユーザ端末から上りリンクの信号を受信している場合、前記ターゲットセルに対する前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する制御を行う制御部を備える。
実施形態に係るユーザ端末は、前記ターゲットセルとの接続を完了したことを示す接続完了通知を前記ターゲットセルに送信するための無線リソース割り当てを前記ソースセルから受信する受信部をさらに備える。前記制御部は、前記受信部が前記無線リソース割り当てを受信した場合、前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するとともに、前記無線リソース割り当てに基づいて前記接続完了通知を前記ターゲットセルに送信する制御を行う。
実施形態に係るユーザ端末において、前記受信部は、前記接続完了通知を送信するタイミングを調整するためのタイミング情報、及び、前記接続完了通知を送信する送信電力を調整するための電力情報の少なくとも一方を前記ソースセルから受信する。
実施形態に係るユーザ端末において、前記タイミング情報は、前記ソースセルを管理する前記基地局又は他の基地局が前記ユーザ端末から前記上りリンクの信号を受信するタイミングと、前記ターゲットセルを管理する前記基地局が前記ユーザ端末から前記上りリンクの信号を受信するタイミングと、の差分であり、前記制御部は、前記差分に基づいて、前記接続完了通知を送信するタイミングを調整する。
第1実施形態の変更例に係るユーザ端末は、前記ユーザ端末が受信する無線信号の無線状況に関する測定結果を前記ソースセルに送信する送信部をさらに備える。前記制御部は、前記測定結果を送信する際に用いた前記ソースセルへの送信タイミングを調整するためタイミングアドバンスを記憶し、前記受信部は、前記タイミング情報とともに、前記ソースセルへの送信タイミングを調整するための最新のタイミングアドバンスを示す情報を受信し、前記制御部は、前記タイミングアドバンスと前記最新のタイミングアドバンスとの差分が閾値以下である場合、前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する制御を行う。
第2実施形態において、前記制御部は、前記ハンドオーバ手続が実行される前に、前記CoMPによって、前記受信部が前記ソースセル及び前記ターゲットセルから同一の無線リソースを用いて下りリンクの信号を受信している場合、前記ターゲットセルとの下りリンクの同期の確立を省略する制御を行う。
実施形態に係る基地局は、ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ手続が実行される際に、ユーザ端末から上りリンクの同期を確立するためのランダムアクセスプリアンブル信号を受信し、前記ターゲットセルを管理する基地局である。当該基地局は、前記ハンドオーバ手続が実行される前に、前記ソースセル及び前記ターゲットセルを含む複数のセルが協調して通信を行うCoMPによって、前記ユーザ端末から上りリンクの信号を受信している場合、前記ユーザ端末に前記ターゲットセルに対する前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報を前記ユーザ端末に通知する送信部を備える。
実施形態に係る基地局において、前記送信部は、前記ユーザ端末が前記ターゲットセルとの接続を完了したことを示す接続完了通知を前記ターゲットセルに送信するための無線リソース割り当てを、前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための前記情報として、前記ソースセルを経由して前記ユーザ端末に通知する。
第1実施形態の変更例に係る基地局において、前記送信部は、前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための前記情報を送信する代わりに、前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信に用いられる信号系列を示す情報の送信を省略する。
実施形態に係る基地局において、前記送信部は、前記接続完了通知を送信するタイミングを調整するためのタイミング情報、及び、前記接続完了通知を送信する送信電力を調整するための電力情報の少なくとも一方を前記ユーザ端末に通知する。
実施形態に係る基地局において、前記タイミング情報は、前記ソースセルを管理する前記基地局又は他の基地局が前記ユーザ端末から前記上りリンクの信号を受信するタイミングと、前記ターゲットセルを管理する前記基地局が前記ユーザ端末から前記上りリンクの信号を受信するタイミングと、の差分である。
第1実施形態の変更例に係る基地局において、前記タイミング情報は、前記ターゲットセルへの送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスである。
実施形態に係る基地局は、前記ハンドオーバ手続が実行される前に、前記CoMPによって、前記ユーザ端末に送信するデータを前記制御部が記憶している場合、前記ソースセルを管理する他の基地局から前記ユーザ端末に未送信のデータを受信する処理を省略する受信部をさらに備える。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成される移動通信システム(LTEシステム)にD2D通信を導入する場合の実施形態を説明する。
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成される移動通信システム(LTEシステム)にD2D通信を導入する場合の実施形態を説明する。
(LTEシステム)
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10は無線アクセスネットワークに相当し、EPC20はコアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
図1は、本実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10は無線アクセスネットワークに相当し、EPC20はコアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
UE100は、移動型の通信装置であり、サービングセルとの無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は基地局に相当する。各eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
EPC20は、複数のMME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。
S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。MME/S−GW300により構成されるEPC20は、eNB200を収容する。
S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。MME/S−GW300により構成されるEPC20は、eNB200を収容する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
次に、UE100及びeNB200の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。
本実施形態の制御部は、ハンドオーバ手続が実行される前に、ソースセル及びターゲットセルが協調して通信を行うCoMPによって、ターゲットセルを管理するeNB200がUE100から上りリンクの信号を受信している場合、ターゲットセルに対するランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する制御を行う。
UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ101は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。なお、メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ240’としてもよい。
本実施形態の制御部は、ハンドオーバ手続が実行される前に、ソースセル及びターゲットセルが協調して通信を行うCoMPによって、UE100から上りリンクの信号を受信している場合、UE100にターゲットセルに対するランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報を送信する制御を行う。これにより、無線送受信機210は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報を送信する。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。アンテナ201は、複数のアンテナ素子を含む。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet DaTA Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))、及び割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御メッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態(RRC connected sTAte)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRC idle sTAte)である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各シンボルの先頭には、サイクリックプレフィックス(CP)と呼ばれるガード区間が設けられる。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアからなる無線リソース単位は、リソースエレメント(RE)と称される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
下りリンクにおいて、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS)及び/又はチャネル状態情報用参照信号(CSI−RS)等の参照信号が分散して配置される。参照信号は、所定の直交信号系列により構成され、かつ、所定のリソースエレメントに配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(移動通信システムの動作環境)
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作環境について、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る移動通信システムの動作環境を説明するための説明図である。
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作環境について、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る移動通信システムの動作環境を説明するための説明図である。
図6に示すように、セル250−1からセル250−2へのハンドオーバ手続が実行される前において、セル250−1とセル250−2とが協調して通信を行うCoMPによって、セル250−1を管理するeNB200−1及びセル250−2を管理するeNB200−2は、UE100から上りリンクの信号を受信している。セル250−1及びセル250−2は、同一の周波数帯(F1)を用いて、協調して、UE100−1と上りリンクにおけるCoMPを実行している。
一方、UE100は、セル250−1(eNB200−1)とRRC接続を確立している。UE100は、セル250−1からの下りリンクの信号を受信しており、セル250−1との下りリンクの同期を確立している。一方、UE100は、セル250−2との下りリンクの同期を確立していない。
また、図6に示すように、セル250−1からセル250−2へのハンドオーバ手続が実行された後において、上りリンクにおけるCoMPによって、eNB200−1及びeNB200−2は、UE100から上りリンクの信号を受信している。
一方、UE100は、ハンドオーバ手続が実行された後において、セル250−2(eNB200−2)とRRC接続を確立している。UE100は、セル250−2からの下りリンクの信号を受信しており、セル250−2との下りリンクの同期を確立している。
一方、UE100は、セル250−1との下りリンクの同期を確立していない。
一方、UE100は、セル250−1との下りリンクの同期を確立していない。
(移動通信システムの動作概要)
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作概要について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作概要である。図8は、下りリンクの同期を確立する方法を説明するための説明図である。
次に、本実施形態に係る移動通信システムの動作概要について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、第1実施形態に係る移動通信システムの動作概要である。図8は、下りリンクの同期を確立する方法を説明するための説明図である。
上述の移動通信システムの動作環境において説明したように、セル250−1及びセル250−2は、協調して、UE100−1と上りリンクにおけるCoMPを実行している。UE100は、セル250−1(eNB200−1)とRRC接続を確立している。セル250−1がソースセル(且つサービングセル)であり、セル250−2がターゲットセルである。
なお、図7において、矢印の種類によって、信号の種類又はデータの種類が示される。
具体的には、通常の矢印がレイヤ3(L3)による信号を示し、破線の大きな矢印がレイヤ1(L1)/レイヤ2(L2)による信号を示し、破線の小さな矢印が、ユーザデータの転送を示す。
具体的には、通常の矢印がレイヤ3(L3)による信号を示し、破線の大きな矢印がレイヤ1(L1)/レイヤ2(L2)による信号を示し、破線の小さな矢印が、ユーザデータの転送を示す。
図7に示すように、ステップS101において、UE100は、UE100が周辺のeNB200から受信する無線信号の無線状況に関する測定結果(Measurement Report)を定期的又は不定期にセル250−1(eNB200−1)に送信する。eNB200−1は、測定結果を受信する。
ステップS102において、eNB200−1は、測定結果に基づいて、UE100にハンドオーバを行わせるか否かを決定する。具体的には、eNB200−1は、UE100がセル250−1よりもセル250−2とRRC接続を確立した方がUE100にとって無線状況が良くなると判定した場合に、UE100にハンドオーバを行わせると決定する。例えば、eNB200−1は、セル250−2からUE100が受信した受信電力が、セル250−1からUE100が受信した受信電力に所定のオフセットを加えた値を上回った場合に、UE100にハンドオーバを行わせるか否かを決定する。
以下において、eNB200−1が、セル250−2に対して、UE100にハンドオーバを行わせると判定したと仮定して、説明を進める。
ステップS103において、eNB200−1は、ハンドオーバ要求(Handover Request)をセル250−2を管理するeNB200−2に送信する。eNB200−2は、ハンドオーバ要求を受信する。
ハンドオーバ要求は、ハンドオーバ元のセル250−1の識別子及びUE100の識別子を含む。
ステップS104において、eNB200−2は、ハンドオーバ要求を受け入れるか否かを判定する。eNB200−2は、ハンドオーバ要求を受け入れる場合は、ステップS105の処理を実行する。一方、eNB200−2は、ハンドオーバ要求を受け入れる場合は、ハンドオーバ要求否定応答(Handover Request Nack)をeNB200−1に送信する。
また、eNB200−2は、UE100の送信タイミングを調整するか否かを判定してもよいし、UE100の送信電力を調整するか否かを判定してもよい。
以下において、eNB200−2が、ハンドオーバ要求を受け入れると判定したと仮定して、説明を進める。
ステップS105において、eNB200−2は、ハンドオーバ要求肯定応答(Handover Request Ack)をeNB200−1に送信する。eNB200−1は、ハンドオーバ要求肯定応答を受信する。
eNB200−2は、ハンドオーバ要求肯定応答を送信する前に、セル250−1の識別子及びUE100の識別子に基づいて、ハンドオーバを実行するUE100に対して、ハンドオーバ元のセル250−1と自局が管理するセル250−2とが上りリンクにおけるCoMPを行っているか否かを判定する。
eNB200−2は、UE100に対して、セル250−1とセル250−2とがCoMPを行っていないと判定した場合、UE100にランダムアクセスプリアンブル信号を送信させるための通常の処理を実行する。例えば、eNB200−2は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信に用いられる信号系列をコンテンションフリーアクセス用の信号系列の中から選択する。eNB200−2は、選択した信号系列をUE100に通知するために、選択した信号系列をハンドオーバ要求肯定応答とともに、eNB200−1に送信する。
なお、ランダムアクセスプリアンブル信号は、UE100がハンドオーバ先のセルであるセル250−2との上りリンクの同期を確立するために用いられる信号であり、UE100がセル250−2に対して、送信する信号である。
一方、eNB200−2は、UE100に対して、セル250−1とセル250−2とがCoMPを行っていると判定した場合、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報をUE100に通知する。本実施形態において、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報は、接続完了通知をセル250−2に送信するための無線リソースを示す無線リソース割り当て(UL Allocation)である。
なお、接続完了通知は、UE100がセル250−2とのRRC接続を完了したことを示す通知である。
本実施形態において、eNB200−2は、上記無線リソース割り当てを通知する代わりに、UE100への信号系列の通知を省略する。eNB200−2は、ランダムアクセスプリアンブル信号の信号系列を選択しなくてもよい。
また、本実施形態において、eNB200−2は、物理関連情報(PHY関連情報)、タイミング情報及び電力情報(パワー情報)を、ハンドオーバ要求肯定応答とともに、eNB200−1に送信する。
物理関連情報は、上りグラント用の下りリンク制御情報を用いてUE100に通知される情報である。
タイミング情報は、UE100が接続完了通知を送信するタイミングを調整するための情報である。例えば、タイミング情報は、UE100が接続完了通知を通知するタイミングであり、当該タイミングは、スーパーフレーム番号(SFN:System Frame Number)とサブフレーム番号との組合せによって指定される。また、タイミング情報は、セル250−1を管理するeNB200−1とセル250−2を管理するeNB200−2とがUE100からの同一の上りリンクの信号を受信するタイミングの差分ΔTAを含んでもよい。
電力情報は、UE100が接続完了通知を送信する送信電力を調整するための情報である。
なお、eNB200−1は、UE100の送信タイミングを調整しないと判定した場合、タイミング情報をeNB200−1に送信しなくてもよいし、UE100の送信電力を調整しないと判定した場合、電力情報をeNB200−1に送信しなくてもよい。
ステップS106において、eNB200−1は、ハンドオーバ要求肯定応答を受信した場合に、下りリンクの無線リソース割り当て(DL allocation)をUE100に送信する。UE100は、下りリンクの無線リソース割り当てを受信する。
下りリンクの無線リソース割り当ては、ステップS107においてeNB200−1がUE100に送信するRRC接続再設定情報などを受信するために用いられる無線リソースを示す。
ステップS107において、eNB200−1は、下りリンクの無線リソース割り当てを用いて、移動制御情報(mobilityControlinformation)を含むRRC接続再設定情報(RRC Conn.Reconf.)をUE100に送信する。UE100は、RRC接続再設定情報を受信する。
eNB200−1は、RRC接続再設定情報とともに、ステップS105においてeNB200−2から受信した情報、具体的には、無線リソース割り当て、物理関連情報、タイミング情報及び電力情報を送信する。
UE100は、RRC接続再設定情報とともに、接続完了通知をセル250−2に送信するための無線リソースを示す無線リソース割り当てを受信したことに基づいて、セル250−2に対するランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略すると判定する。
ステップS108において、eNB200−1は、UE100への送信データのシーケンス番号(SN)をeNB200−2に送信する。eNB200−2は、シーケンス番号を受信する。これにより、ハンドオーバの実行が原因で受信データが途切れることを防ぐ。
ステップS109において、eNB200−1は、UE100へ未送信のデータをeNB200−2に送信する。eNB200−2は、未送信データを受信する。
ステップS110において、図8(a)に示すように、UE100は、eNB200−2から同期チャネル(sync channel)を受信し、受信した同期チャネルに基づいて、セル250−2との下りリンクの同期を確立する。
ステップS111において、UE100は、セル250−2とのRRC接続が完了したことを示す接続完了通知(RRC Conn.Reconf.Complete)をセル250−2に送信する。eNB200−2は、接続完了通知を受信する。
UE100は、eNB200−2からeNB200−1を経由して通知された無線リソース割り当てを用いて、接続完了通知をセル250−2に送信する。
UE100は、以下に示す方法によって、セル250−2へ接続完了通知を送信するタイミングを調整できる。
まず、UE100は、セル250−1と接続を確立している間、UE100がセル250−1への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTAAをセル250−1から受信する。図8(b)に示すように、ハンドオーバ手続が実行される前において、UE100は、セル250−1を管理するeNB200−1へUE100からの信号が到達するまでの時間差を考慮して、セル250−1からの下りリンクの信号A1よりもタイミングアドバンスTAAの分だけ早いタイミングでセル250−1へ上りリンクの信号U1を送信している。
次に、図8(c)に示すように、UE100は、セル250−1からの下りリンクの信号A2とセル250−2からの下りリンクの信号B2との受信タイミング差Δreftimeを算出する。UE100は、以下の式(1)に基づいて、セル250−2への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTABを算出する。
TAB = TAA − Δreftime (−∞≦Δreftime≦∞) ・ .・ (1)
UE100は、セル250−2からの下りリンクの信号B2よりもタイミングアドバンスTABの分だけ早いタイミングで上りリンクの信号U2を送信する。
UE100は、セル250−2からの下りリンクの信号B2よりもタイミングアドバンスTABの分だけ早いタイミングで上りリンクの信号U2を送信する。
なお、UE100は、eNB200−1からタイミング情報として、セル250−1を管理するeNB200−1とセル250−2を管理するeNB200−2とがUE100からの同一の上りリンクの信号を受信するタイミングの差分ΔTAを受信していた場合、以下の式(2)に基づいて、セル250−2への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTAB’を算出してもよい。
TAB’ = TAA − Δreftime + ΔTA (−∞≦ΔTA≦∞) ・ .・ (2)
本実施形態において、UE100は、算出したタイミングアドバンスTAB(又はTAB’)に基づいて、接続完了通知を送信できる。また、UE100は、電力情報を受信していた場合、電力情報に基づく送信電力で接続完了通知を送信できる。
本実施形態において、UE100は、算出したタイミングアドバンスTAB(又はTAB’)に基づいて、接続完了通知を送信できる。また、UE100は、電力情報を受信していた場合、電力情報に基づく送信電力で接続完了通知を送信できる。
なお、UE100は、ハンドオーバ手続が完了した後、通知された無線リソース、調整したタイミングアドバンス及び調整した送信電力によって、セル250−2との通信を行ってもよい。
(第1実施形態の変更例)
次に、第1実施形態の変更例に係る移動通信システムについて、図9及び図10を用いて説明する。
次に、第1実施形態の変更例に係る移動通信システムについて、図9及び図10を用いて説明する。
図9は、第1実施形態の変更例に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。図10は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信の省略を判定するためのフローである。
上述した実施形態では、eNB200−1がランダムアクセスプリアンブル信号の送信に用いられる信号系列の通知を省略していたが、本変更例では、eNB200−1がランダムアクセスプリアンブル信号の送信に用いられる信号系列の通知を省略しない。従って、UE100が、状況に応じて、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するか否かを判定する。
なお、上述した実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
図9に示すように、ステップS201からS204は、図7のステップS101からS104に対応する。
本変形例では、ステップS201において、UE100は、測定結果を送信する際に用いたセル250−1への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTAA1を記憶する。
ステップS205において、eNB200−2は、ハンドオーバ要求肯定応答(Handover Request Ack)とともに、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信に用いられる信号系列を示す情報(Random Access Preamble)をeNB200−1に送信する。eNB200−1は、ハンドオーバ要求肯定応答とともに、信号系列を示す情報、無線リソース割り当て、物理関連情報、タイミング情報及び電力情報を受信する。
本変更例において、タイミング情報は、eNB200−1とeNB200−2とがUE100からの同一の上りリンクの信号を受信するタイミングの差分ΔTAを示す情報である。
ステップS206は、ステップS106に対応する。
ステップS207において、eNB200−1は、RRC接続再設定情報とともに、ステップS205においてeNB200−2から受信した情報、具体的には、信号系列を示す情報、無線リソース割り当て、物理関連情報、タイミング情報及び電力情報をUE100に送信する。
なお、本変形例において、eNB200−1は、eNB200−2からのタイミング情報とともに、セル250−1への送信タイミングを調整するための最新のタイミングアドバンスTAA2を示すタイミング情報を送信する。
ステップS208及びS209は、ステップ108及びS109に対応する。
ステップS210において、UE100は、セル250−2に対して、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するか否かを判定する。
具体的には、図10に示すように、ステップS210において、UE100は、図10に示すステップ251の処理を行う。
ステップS251において、UE100は、ステップS201において記憶したタイミングアドバンスTAA1と最新のタイミングアドバンスTAA2とを比較する。UE100は、タイミングアドバンスTAA1と最新のタイミングアドバンスTAA2との差分が閾値以下である場合、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略すると判定する(ステップS252)。
なお、本変形例において、閾値は、セル250−1への送信タイミングのずれを許容可能な範囲の値である。
UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略すると判定した場合、ステップS211及びS212の処理を行う。ステップS211及びS212は、第1実施形態のステップS110及びS111に対応する。
なお、ステップS212において、上述の第1実施形態のステップS111で説明したように、UE100は、差分ΔTAに基づいて、セル250−2への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTAB’を算出してもよい。この場合、UE100は、最新のタイミングアドバンスTAA2を用いて、タイミングアドバンスTAB’を算出することが好ましい。
一方、UE100は、当該差分が閾値より大きい場合、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略しないと判定する。UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略すると判定した場合、通常のハンドオーバ手続と同様に、信号系列を示す情報に基づいて、ランダムアクセスプリアンブル信号をセル250−2に送信する(ステップS253)。セル250−2を管理するeNB200−2は、ランダムアクセスプリアンブル信号を受信する。eNB200−2は、ランダムアクセスプリアンブル信号の受信タイミングに基づいて、UE100が上りリンクの信号を送信するタイミングを調整するためのタイミングアドバンスを生成する。その後、eNB200−2は、生成したタイミングアドバンスを示すタイミング情報を含むランダムアクセス応答をUE100に送信する。UE100は、送信されたタイミング情報に基づいて、接続完了通知をセル250−2に送信する。
(第1実施形態のまとめ)
本実施形態において、ハンドオーバ手続が実行される前に、セル250−1及びセル250−2が協調して通信を行うCoMPによって、セル250−2を管理するeNB200−2がUE100−1から上りリンクの信号を受信している場合、UE100(制御部)は、セル250−2に対するランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する。これにより、UE100が、ランダムアクセスプリアンブル信号を送信しないため、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信に基づく干渉の発生を抑制できる。また、セル250−1及びセル250−2が協調して通信を行うCoMPを実行している場合、UE100は、セル250−1のセル端及びセル250−2のセル端に存在する。このため、UE100から上りリンクの信号を受信するタイミングは、eNB200−1とeNB200−2とで略一致している。従って、ランダムアクセスプリアンブル信号によって、セル250−2への上りリンクの信号を送信するタイミングを調整しなくても、eNB200−2は、UE100からの上りリンクの信号を受信できる。さらに、UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号を送信しなくても、ハンドオーバ手続を進めることができるため、セル250−2との接続をより早く確立することができる。
本実施形態において、ハンドオーバ手続が実行される前に、セル250−1及びセル250−2が協調して通信を行うCoMPによって、セル250−2を管理するeNB200−2がUE100−1から上りリンクの信号を受信している場合、UE100(制御部)は、セル250−2に対するランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する。これにより、UE100が、ランダムアクセスプリアンブル信号を送信しないため、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信に基づく干渉の発生を抑制できる。また、セル250−1及びセル250−2が協調して通信を行うCoMPを実行している場合、UE100は、セル250−1のセル端及びセル250−2のセル端に存在する。このため、UE100から上りリンクの信号を受信するタイミングは、eNB200−1とeNB200−2とで略一致している。従って、ランダムアクセスプリアンブル信号によって、セル250−2への上りリンクの信号を送信するタイミングを調整しなくても、eNB200−2は、UE100からの上りリンクの信号を受信できる。さらに、UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号を送信しなくても、ハンドオーバ手続を進めることができるため、セル250−2との接続をより早く確立することができる。
また、本実施形態において、ハンドオーバ手続が実行される前に、セル250−1及びセル250−2が協調して通信を行うCoMPによって、セル250−2を管理するeNB200−2がUE100−1から上りリンクの信号を受信している場合、eNB200−2(無線送受信機210)は、UE100にセル250−2に対するランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報をUE100に通知する。これにより、上述した通り、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信に基づく干渉の発生を抑制できる。
また、本実施形態において、eNB200−2(無線送受信機210)は、接続完了通知をセル250−2に送信するための無線リソース割り当てを、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報として、セル250−1を経由してUE100に通知する。また、UE100(制御部)は、eNB200−2からeNB200−1を経由して通知された無線リソース割り当てを受信した場合、当該無線リソース割り当てに基づいて接続完了通知をセル250−2に送信する。これにより、UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略して、接続完了通知を送信しても、干渉の発生を抑制できる。
eNB200−2(無線送受信機210)は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報を送信する代わりに、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信に用いられる信号系列を示す情報の送信を省略する。これにより、当該信号系列を選択する必要がなくなるため、数が限られているコンテンションフリーアクセス用の信号系列の枯渇を抑制できる。
eNB200−1とeNB200−2とがUE100との上りリンクにおけるCoMPを実行しているため、上りリンクの信号の受信タイミング及び受信電力は略一致している。しかしながら、本実施形態において、eNB200−2(無線送受信機210)は、接続完了通知を送信するタイミングを調整するためのタイミング情報、及び、接続完了通知を送信する送信電力を調整するための電力情報の少なくとも一方を、セル250−1を経由してUE100に通知する。また、UE100(無線送受信機110)は、当該タイミング情報、及び、当該電力情報の少なくとも一方をセル250−1から受信する。これにより、UE100は、さらに適切なタイミング及びさらに適切な送信電力によって、接続完了通知を送信できるため、干渉の発生をより抑制できる。
また、本実施形態の変更例において、UE100(制御部)は、セル250−1への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンストを記憶する。UE100(制御部)は、測定結果を送信する際に用いたタイミングアドバンスTAA1と最新のタイミングアドバンスTAA2との差分ΔTAに基づいて、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する。これにより、ハンドオーバ手続の実行中にタイミングアドバンスが大きく変化しない場合に、UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するため、適切なタイミングで接続完了通知を送信できる。
また、本実施形態の変更例において、eNB200−2(無線送受信機210)は、信号系列を示す情報の通知が省略されない場合、無線リソース割り当てをセル250−1を経由してUE100に通知する。これにより、UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するか否かを適宜選択することができる。
また、eNB200−2(無線送受信機210)は、タイミング情報として、セル250−1を管理するeNB200−1がUE100から上りリンクの信号を受信するタイミングと、セル250−2を管理するeNB200−2がUE100から上りリンクの信号を受信するタイミングと、の差分ΔTAを送信する。また、UE100(制御部)は、差分ΔTAに基づいて、接続完了通知を送信するタイミングを調整する。これにより、UE100は、さらに適切なタイミング及びさらに適切な送信電力によって、接続完了通知を送信できるため、接続完了通知の送信に基づく干渉の発生を抑制できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る移動通信システムについて、図11を用いて説明する。なお、上述した第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
次に、第2実施形態に係る移動通信システムについて、図11を用いて説明する。なお、上述した第1実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
図11は、第2実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
上述した実施形態では、セル250−1とセル250−2とが、上りリンクにおけるCoMPを実行しており、下りリンクにおけるCoMPを実行していなかった。本実施形態では、セル250−1とセル250−2とは、上りリンクだけでなく、下りリンクにおいてもCoMPを実行している。具体的には、下りリンクにおけるCoMPによって、UE100は、セル250−1及びセル250−2から同一の無線リソースを用いて下りリンクの信号を受信している。
図11に示すように、ステップS301からS310は、第1実施形態のステップS101からS109及びS111に対応する。すなわち、第2実施形態において、UE100がセル250−2との下りリンクの同期を確立するステップS110の処理が省略される。
UE100(制御部)は、下りリンクにおけるCoMPによって、セル250−1及びセル250−2から同一の無線リソースを用いて下りリンクの信号をUE100(無線送受信機110)が受信している場合、セル250−1から下りリンクの信号を受信するタイミングとセル250−2から下りリンクの信号を受信するタイミングとが略一致しているため、セル250−2との下りリンクの同期の確立を省略できる。従って、UE100は、セル250−2との接続をより早く確立することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る移動通信システムについて、図12を用いて説明する。なお、上述した第1及び第2実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
次に、第3実施形態に係る移動通信システムについて、図12を用いて説明する。なお、上述した第1及び第2実施形態と異なる部分を中心に説明し、同様の部分は、説明を適宜省略する。
図12は、第3実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
上述した実施形態では、セル250−1とセル250−2とが、上りリンクにおけるCoMPを実行しており、下りリンクにおけるCoMPを実行していなかった。本実施形態では、セル250−1とセル250−2とは、上りリンクにおけるCoMPに加えて、下りリンクおいてJP(Joint Processing)−CoMPを実行している。
ここで、下りリンクにおけるJP−CoMPには、2つの方式がある。一つは、複数のポイントが同一の無線リソースを使用してユーザ端末に対して一斉に送信を行うJT(Joint Transmission)である。もう一つは、複数のポイントが同一の無線リソースを確保してユーザ端末に対して選択的に送信を行うDPS(Dynamic Point Selection)である。JT及びDPSのどちらの方式でも共通することは、複数のポイントが、下り方向の送信データを共有することである。
図12に示すように、ステップS401において、eNB200−1とeNB200−2とは、下りリンクにおけるJP−CoMPによって、UE100への送信データのシーケンス番号(SN)を同期している。
ステップS402において、eNB200−1は、UE100への送信データをeNB200−2に送信する。
これにより、ハンドオーバ手続を実行する前において、eNB200−1及びeNB200−2は、予めUE100への送信データを共有し、下りリンクにおけるJP−CoMPによって、UE100との通信を行う。
ステップS403からS410は、第1実施形態のステップS301からS307及びS310に対応する。すなわち、第3実施形態において、ハンドオーバ手続中に、eNB200−1がUE100への送信データのシーケンス番号(SN)をeNB200−2に送信するステップS308の処理、及び、eNB200−1が、UE100へ未送信のデータをeNB200−2に送信するステップS309の処理が省略される。
eNB200−2(制御部)が、ハンドオーバ手続きが実行される前に、JP−CoMPによって、UE100に送信するデータを記憶している場合、eNB200−1からUE100に未送信のデータを受信する処理を省略することができる。従って、ハンドオーバ手続中に行われる処理を簡略化することができる。
[その他実施形態]
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した第1から第3実施形態では、eNB200−1がソースセルであるセル250−1を管理し、eNB200−2がターゲットセルであるセル250−1を管理していたが、これに限られない。eNB200−1がセル250−1及びセル250−2を管理していてもよい。すなわち、同一のeNB200が管理する複数のセル250が協調してUE100と通信を行う場合に、UE100は、同一のeNB200が管理するセルからセルへハンドオーバを実行してもよい。
また、上述した実施形態において、セル250−1及びセル250−2だけでなく、別のセルもCoMPを実行してもよい。
また、上述した実施形態において、eNB200−2は、ハンドオーバ要求否定応答とともに、タイミング情報及び電力情報を送信していたが、これに限られない。eNB200−2は、タイミング情報を送信しなくてもよいし、電力情報を送信しなくてもよい。
また、上述した第1実施形態の変更例において、eNB200−2は、コンテンションフリーアクセス用の信号系列を示す情報ではなく、コンテンションベースのランダムアクセスプリアンブル信号を送信させるための情報を送信してもよい。
また、上述した実施形態では、eNB200−2は、ランダムアクセスプリアンブル信号の情報として、接続完了通知をセル250−2に送信するための無線リソースを示す無線リソース割り当てを送信していたがこれに限られない。例えば、eNB200−2は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するための要求又は指示をセル250−1を経由して、UE100に通知してもよい。
また、上述した第1実施形態の変更例では、UE100は、ステップS201において記憶したタイミングアドバンスTAA1と最新のタイミングアドバンスTAA2とに基づいて、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するか否かを判定していたが、これに限られない。例えば、ステップS210において、UE100は、セル250−1への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTAAとセル250−2への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTAB”とに基づいて、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するか否かを判定してもよい。
具体的には、UE100は、上りリンク及び下りリンクにおけるCoMPによって、セル250−1からだけでなくセル250−2からも下りリンクの信号を受信していると仮定して、説明を進める。
上述の変更例におけるステップS201において、UE100は、セル250−1からの下りリンクの信号の受信時間及びセル250−2からの下りリンクの信号の受信時間に関する時間情報を、測定結果とともに、eNB200−1に送信する。
ステップS203において、eNB200−1は、UE100からの時間情報を、ハンドオーバ要求とともに、eNB200−2に送信する。
ステップS205において、eNB200−1は、タイミング情報として、セル250−2への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTAB”を、ハンドオーバ要求肯定応答とともに、eNB200−1に送信する。
ここで、eNB200−2は、CoMPによって、UE100からの上りリンクの信号を受信するため、UE100からの上りリンクの信号を受信時間と、ステップS203において受信した時間情報とに基づいて、タイミングアドバンスTAB”を算出する。
ステップ206において、eNB200−1は、受信したタイミング情報を、RRC接続再設定情報とともにUE100に送信する。
ステップS210において、UE100は、通知されたタイミングアドバンスTAB”と、RRC接続再設定情報を受信した時のタイミングアドバンスTAA(すなわち、ハンドオーバ前のセル250−1への送信タイミングを調整するための現在のタイミングアドバンスTAA)と、の差分が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS251参照)。なお、UE100は、上述の変更例で示したように、最新のタイミングアドバンスTAA2を有している場合、最新のタイミングアドバンスTAA2を用いて比較してもよい。
UE100は、当該差分が閾値以下である場合、ステップS252の処理を行い、当該差分ΔTAが閾値よりも大きい場合、ステップS253の処理を行う。
なお、ここでの閾値は、eNB200−1とeNB200−2とがUE100からの同一の上りリンクの信号の受信タイミングのずれを許容可能な範囲の値である。
ステップS252において、UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号は送信しない、すなわち、UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略すると決定し、図9のステップS211の処理を行う。なお、ステップS212において、UE100は、ステップS111におけるタイミングアドバンスTAB(又はTAB’)の算出の代わりに、タイミングアドバンスTAB”に基づいて、セル250−2への送信タイミングを調整する。一方、ステップS253において、UE100は、上述の通常のハンドオーバ手続と同様に、ランダムアクセスプリアンブル信号をセル250−2に送信する。
上述の通り、eNB200−2は、タイミング情報として、セル250−2への送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスTAB”を送信してもよい。また、UE100(制御部)は、RRC接続再設定情報を受信した時のタイミングアドバンスTAAとセル250−2から通知されたタイミングアドバンスTAB”との差分が閾値以下である場合、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略してもよい。これにより、タイミングアドバンスの差分が小さい場合には、上りリンクの信号を送信するタイミングのずれが小さいため、UE100は、ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略することができる。また、UE100は、上りリンクの信号を送信するタイミングのずれが大きいと判断した場合に、ランダムアクセスプリアンブル信号を送信することができる。
また、上述した実施形態では、本発明をLTEシステムに適用する一例を説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
10…E−UTRAN、 20…EPC、 100,100−1,100−2,100−3…UE(ユーザ端末)、 101…アンテナ、 110…無線送受信機、 120…ユーザインターフェイス、 130…GNSS受信機、 140…バッテリ、 150…メモリ、 160,160’…プロセッサ、 200,200−1,200−2,200−3…eNB(無線基地局)、 201…アンテナ、 210…無線送受信機、 220…ネットワークインターフェイス、 230…メモリ、 240,240’…プロセッサ、 250−1,250−2…セル、 300…MME/S−GW、 400…OAM
本実施形態に係る移動通信システムでは、第1の基地局が、第2の基地局が管理するセルへのハンドオーバの決定に応じて、ユーザ端末のハンドオーバ要求を前記第2の基地局へ送信し、前記第2の基地局が、前記ハンドオーバ要求を受け入れることに応じて、前記ユーザ端末にランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略させるための情報を、前記第1の基地局を介して前記ユーザ端末に通知し、前記情報は、前記ユーザ端末が前記セルとの接続が完了したことを示す通知を前記第2の基地局へ送信するために用いられる無線リソースの情報を示す。
Claims (1)
- ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバ手続が実行される際に、前記ターゲットセルとの上りリンクの同期を確立するためのランダムアクセスプリアンブル信号を前記ターゲットセルに送信するユーザ端末であって、
前記ソースセルへの送信タイミングを調整するための第1のタイミングアドバンスに基づく送信タイミングで、前記ユーザ端末が受信する無線信号の無線状況に関する測定結果を前記ソースセルに送信する送信部と、
前記測定結果を送信した後、前記ソースセルへの送信タイミングを調整するための第2のタイミングアドバンスを示す情報を前記ソースセルから受信する受信部と、
前記ハンドオーバ手続が実行される前に、前記ソースセル及び前記ターゲットセルを含む複数のセルが協調して通信を行うCoMPによって、前記ターゲットセルを管理する基地局が前記ユーザ端末から上りリンクの信号を受信している場合、前記ターゲットセルに対する前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略する制御を行う制御部を備え、
前記制御部は、前記第1のタイミングアドバンスと前記第2のタイミングアドバンスとに基づいて、前記ランダムアクセスプリアンブル信号の送信を省略するか否かを判定することを特徴とするユーザ端末。
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