JP5968244B2 - 光電変換モジュールおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1にかかる光電変換モジュール100の構成を示す要部断面図である。実施の形態1にかかる光電変換モジュール100は、複数の光電変換セル10が接続配線34によって電気的に直列配線接続された光電変換セルストリング20、光電変換モジュール100の内側の表面上に通常の窒化シリコン(密度3.44g/cm3)よりも密度が低い低密度層である多孔質窒化シリコン層41が形成された受光面側保護ガラス31、裏面側保護部材32および封止材33を含んで構成されている。そして、光電変換セルストリング20が、光電変換モジュール100のおもて面側(受光面側)に配置された受光面側保護ガラス31と光電変換モジュール100の受光面と反対側(裏面側)に配置された裏面側保護部材32との間に狭持された封止材33の中に封止されている。この光電変換モジュール100では、受光面側保護ガラス31側から光Lが入射する。また、光電変換モジュール100の外周部には、接地される外枠フレーム35が配置される。
図6は、本発明の実施の形態2にかかる光電変換モジュール200の構成を示す要部断面図である。実施の形態2にかかる光電変換モジュール200は、実施の形態1にかかる光電変換モジュール100と比較して、低密度窒化シリコン層として多孔質窒化シリコン層41の代わりに窒化シリコン微粒子層42を用いる点のみが異なる。以下においては、実施の形態1と同じ部材については同じ符号を付す。
実施例1では、実施の形態1で述べた製造方法により光電変換モジュールを製作して、劣化試験を行った。まず、受光面側保護ガラスとしてソーダライムガラスを準備し、該ソーダライムガラスの一面上に多孔質窒化シリコン層を形成して図3−1に示す構造を製作した。多孔質窒化シリコン層は、プラズマCVD法により形成した。このとき、多孔質窒化シリコン層の厚さは10μmとし、断面を走査型電子顕微鏡(SEM:Scaning Electronic Microscope)で観察して得られた空隙の平均的な大きさは約100nm、エリプソメトリにより得られた屈折率から同定した空隙の含有率は約55体積%であった。
実施例2では、実施の形態2で述べた製造方法により光電変換モジュールを製作して、劣化試験を行った。まず、受光面側保護ガラスとしてソーダライムガラスを準備し、該ソーダライムガラスの一面上に窒化シリコン微粒子層を形成して図7−1に示す構造を製作した。このとき、窒化シリコン微粒子には平均直径100nmのものを用い、形成された窒化シリコン微粒子層の平均厚さは8μm、空隙の平均的な大きさは約200nm、空隙含有率は52体積%であった。
比較例では、従来の製造方法で製作した光電変換モジュール、すなわち低密度窒化シリコン層を備えない光電変換モジュールを、実施例1と同様の方法で評価した。比較例の製造方法では実施例1と同様にして光電変換モジュールを製作するが、ソーダライムガラスと封止材とが直接封止されることのみが実施例1および実施例2と異なる。
Claims (8)
- 受光面側の表面に絶縁膜が形成された結晶性半導体基板を用いた光電変換セルが封止材を介して受光面側保護ガラスと裏面側保護部材との間に封止された光電変換モジュールであって、
前記受光面側保護ガラスは、屈折率が1.4のガラスであり、
前記受光面側保護ガラスと前記光電変換セルとの間の前記封止材は、屈折率が1.5のエチレン酢酸ビニルであり、
前記受光面側保護ガラスと前記封止材との間に、窒化シリコンまたは窒化シリコンと酸化シリコンとを主成分としてなり内部に空隙を含有して、密度が1.4g/cm 3 以上、2.7g/cm 3 以下であり、屈折率が1.4と1.5との間の範囲である低密度層を備えること、
を特徴とする光電変換モジュール。 - 前記低密度層は、20体積%以上、80体積%以下の範囲で前記空隙を含むこと、
を特徴とする請求項1に記載の光電変換モジュール。 - 前記低密度層は、窒化シリコンまたは窒化シリコンと酸化シリコンとを主成分としてなる多孔質層であること、
を特徴とする請求項1または2に記載の光電変換モジュール。 - 前記低密度層は、窒化シリコンの微粒子または窒化シリコンの微粒子と酸化シリコンの微粒子とを主成分としてなる層であること、
を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の光電変換モジュール。 - 受光面側の表面に絶縁膜が形成された結晶性半導体基板を用いた光電変換セルを、封止材を介して受光面側保護ガラスと裏面側保護部材との間に封止する光電変換モジュールの製造方法であって、
前記受光面側保護ガラスは、屈折率が1.4のガラスであり、
前記受光面側保護ガラスと前記光電変換セルとの間の前記封止材は、屈折率が1.5のエチレン酢酸ビニルであり、
前記受光面側保護ガラスと前記封止材との間に、窒化シリコンまたは窒化シリコンと酸化シリコンとを主成分としてなり内部に空隙を含有して、密度が1.4g/cm 3 以上、2.7g/cm 3 以下であり、屈折率が1.4と1.5との間の範囲である低密度層を設けること、
を特徴とする光電変換モジュールの製造方法。 - 前記低密度層に、20体積%以上、80体積%以下の範囲で前記空隙を含有させること、
を特徴とする請求項5に記載の光電変換モジュールの製造方法。 - 前記受光面側保護ガラスの一面側に対して窒素とシリコンとを含む溶液または窒素と酸素とシリコンとを含む溶液を塗布する第1工程と、
前記塗布された溶液を改質して、多孔質窒化シリコン層または多孔質酸窒化シリコン層からなる前記低密度層を形成する第2工程と、
を含み、
前記低密度層が形成された一面側を封止材に接触させて前記光電変換セルを封止すること、
を特徴とする請求項5または6に記載の光電変換モジュールの製造方法。 - 前記受光面側保護ガラスの一面側に対して窒化シリコンを含む粉末を混合した溶液を塗布する第3工程と、
前記塗布された溶液を改質して、窒化シリコン微粒子を含む層からなる前記低密度層を形成する第4工程と、
を含み、
前記低密度層が形成された一面側を封止材に接触させて前記光電変換セルを封止すること、
を特徴とする請求項5から7のいずれか1つに記載の光電変換モジュールの製造方法。
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