JP5968005B2 - 電子写真機器用導電性組成物 - Google Patents
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Description
<エチレン共重合体>
・エチレン−酢酸ビニル共重合体<1>(EVA<1>)
官能基含有率=28質量%、MFR=400g/10分、融点=62℃
三井・デュポンポリケミカル社製「エバフレックスEV210」
・エチレン−酢酸ビニル共重合体<2>(EVA<2>)
官能基含有率=68質量%、MFR=25g/10分、融点=93℃
LANXESS社製「LEVAMELT 686」
・エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)
官能基含有率=20質量%、MFR=8g/10分、融点=92℃
三井・デュポンポリケミカル社製「エルバロイAC1820」
・エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)
官能基含有率=25質量%、MFR=250g/10分、融点=87℃
日本ユニカー社製「NUC−6070」
・エチレン−ブチルアクリレート共重合体(EBA)
官能基含有率=27質量%、MFR=4g/10分、融点=94℃
三井・デュポンポリケミカル社製「エルバロイAC3717」
・エチレン−αオレフィン共重合体
融点=50℃
三井化学社製「タフマーA4050S」
・エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA)
官能基含有率=25質量%、MFR=20g/10分、融点=79℃
住友化学社製「アクリフトWK402」
・ニトリルゴム(NBR)
日本ゼオン社製「DN219」
・ヒドリンゴム(ECO)
日本ゼオン社製「Hydrin T 3106」
・ポリプロピレン
MFR=21g/10分、融点=160〜170℃
日本ポリプロ社製「ノバテックPP MA1B」
・過酸化物架橋剤:ジクミルパーオキサイド(日油社製「パークミルD40」)
・加硫促進剤<1>:三新化学社製「サンセラーDM」
・加硫促進剤<2>:三新化学社製「サンセラーTT」
・粉末硫黄
・電子導電剤:カーボンブラック、ライオン社製「ケッチェンブラックEC300J」
・イオン導電剤:過塩素酸テトラブチルアンモニウム
<導電性組成物の調製>
表1に示す配合組成で、エチレン共重合体と、過酸化物架橋剤と、電子導電剤とを配合し、攪拌機により撹拌、混合して、導電性組成物を調製した。
φ12mmの円筒状の成形キャビティを有する成形金型を準備し、成形金型の中心軸上に芯金(直径6mm)をセットし、この成形金型内に上記導電性組成物を射出した。その後、加熱・架橋させ、冷却、脱型して、芯金の外周に、厚さ3mmの導電性弾性体層を形成した。これにより、導電性ロールを作製した。
表2〜3に示す配合組成で、エチレン共重合体と、極性ゴムと、過酸化物架橋剤と、電子導電剤あるいはイオン導電剤とを配合し、攪拌機により撹拌、混合して、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
表4に示す配合組成で、2種類のエチレン共重合体と、過酸化物架橋剤と、イオン導電剤とを配合し、攪拌機により撹拌、混合して、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
表4に示す配合組成で、2種類のエチレン共重合体と、極性ゴムと、過酸化物架橋剤と、イオン導電剤とを配合し、攪拌機により撹拌、混合して、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
表4に示す配合組成で、エチレン共重合体と、極性ゴムと、過酸化物架橋剤と、イオン導電剤と、可塑剤とを配合し、攪拌機により撹拌、混合して、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
過酸化物架橋剤に代えて硫黄系架橋剤を用いた以外は実施例1〜2と同様にして、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
過酸化物架橋剤を配合しなかった以外は実施例1〜2と同様にして、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
エチレン共重合体に代えてポリプロピレンを用いた以外は実施例1と同様にして、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
エチレン共重合体に代えて極性ゴムを用い、導電剤として電子導電剤に代えてイオン導電剤を用いた以外は実施例1と同様にして、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
比較例6の構成において、さらに可塑剤を添加して、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
表5に示す配合組成で、エチレン共重合体と、極性ゴムと、硫黄系架橋剤と、イオン導電剤とを配合し、攪拌機により撹拌、混合して、導電性組成物を調製した。導電性ロールの作製は、実施例1に準じて行った。
作製したシート状サンプルに対し、JIS K 6253に記載の方法に準拠し、デュロメータ硬度(TypeA)を測定した。この値が70以下であれば、電子写真機器用導電性ロールのベース層としての導電性弾性体層に用いることができる。
作製したシート状サンプルに対し、JIS K 6262に準拠して、圧縮永久歪みを測定した。この値が25%以下であれば、圧縮永久歪みの低減が良好になされていることを示す。
作製したシート状サンプルを用いて、JIS K6271の二重リング電極法に準拠して、体積抵抗率(Ω・cm)を算出した。体積抵抗率が5×109Ω・cm以下の範囲内であれば、電子写真機器用導電性ロールのベース層としての導電性弾性体層に用いる材料として十分に低抵抗であるとして「○」とした。
調製した各導電性組成物について、JIS K6300に準拠し、L形ロータを用いて121℃の試験温度にて、ムーニー粘度(ML(1+3)121℃)を測定した。
作製した各導電性ロールを40℃、95%RHの環境下で2週間放置し、放置後のロール表面を目視で確認した。ロール表面にブリード・ブルーム物がない場合を「○」、ロール表面にブリード・ブルーム物がある場合を「×」とした。
作製した各導電性ロールについて、両端を支点として、周方向に回転させ、基準ゲージからロール表面までの距離をレーザーで計測し、その距離の最大値と最小値の差を振れ(μm)とした。
12 軸体
14 導電性弾性体層
Claims (1)
- エチレン共重合体と、前記エチレン共重合体と共架橋可能な極性ゴムと、過酸化物架橋剤と、導電剤と、を含有し、前記エチレン共重合体が、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−αオレフィン共重合体から選択される1種または2種以上であり、前記エチレン共重合体が、前記過酸化物架橋剤によって前記極性ゴムと共架橋されるものであることを特徴とする電子写真機器用導電性組成物。
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