JP5966286B2 - 撮像装置 - Google Patents
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図1は、本発明の第1の実施の形態による撮像装置の構成を示す図である。撮像装置1は、カメラボディ20と、カメラボディ20に着脱可能なレンズ鏡筒10とから成る。レンズ鏡筒10には、被写体像を所定の予定焦点面に結像させる結像光学系11が内蔵されている。なお、図1において結像光学系11は1枚のレンズとして模式的に示しているが、実際には、結像光学系11の焦点状態を調節するフォーカシングレンズを含む複数のレンズで構成されている。
本実施形態の撮像装置1は、排他的に設定される自動焦点調節モードと手動焦点調節モードとを有している。ユーザは不図示の操作部材を操作することにより、これらのモードを切り替えることができる。自動焦点調節モードが設定されているとき、ユーザは主撮像素子22の撮像範囲内に設けられた複数のフォーカスエリアから、焦点調節の対象とするフォーカスエリアを操作部材等により1つ選択する。その後、ユーザが自動焦点調節操作(例えば自動焦点調節ボタンの押下等)を行うと、制御回路23は撮像ユニット30を制御して選択されたフォーカスエリアにおける結像光学系11の焦点調節状態を検出し、検出結果に応じた方向および駆動量でフォーカシングレンズを駆動する。これにより、結像光学系11は選択されたフォーカスエリアに対応する被写体部分に合焦した状態となる。
図3は、主撮像素子22の撮像範囲内に設けられた複数のフォーカスエリアを示す図であり、撮像範囲100に重畳して全てのフォーカスエリア101を図示したものである。撮像範囲100には、全体に渡って複数のフォーカスエリア101が二次元状に稠密に配列されている。本実施形態のフォーカスエリア101は、マイクロレンズ33と同様に正六角形の形状を有している。
qL=qL0−Floor(N/2) …(3)
Cf=C(N0+1) …(5)
DL=(Cr−Cf)/2 …(6)
E=MAX{Cf−C0,Cr−C0} …(7)
Na=N0+DL/E …(8)
手動焦点調節モードが設定されている場合の制御回路23の処理内容を説明する。撮像装置1に手動焦点調節モードが設定されているときに、ユーザにより前述の自動焦点調節操作と同様の操作(例えば自動焦点調節ボタンの押下等)が為されると、制御回路23は、ユーザに対してフォーカスエリアの選択を要求する。
(1)制御回路23は、まず撮像範囲に設けられた複数のフォーカスエリア101から主要エリア102を選択する。また、被写界深度が所定のしきい値より深いパンフォーカス画像を作成し、そのパンフォーカス画像のエッジを検出する。そして、複数のフォーカスエリア101のうち、検出されたエッジを含む、主要エリア102以外のフォーカスエリア101から、3つの補助エリア103を選択する。その後、撮像対象の被写体像を表示する電子ビューファインダーに、被写体像に重畳して、主要エリア102および補助エリア103に対応する位置に、主要エリア102と補助エリア103との各々において検出した焦点調節状態をそれぞれ表示する。このようにしたので、焦点調節状態の検出結果を撮影の妨げになることなく表示することができる。また、補助エリア103においての焦点調節状態の検出は被写体のエッジ部がエリア内にあるため安定して行うことが可能なので、フォーカシングレンズを高速に駆動させた場合であっても確実に合焦を検出することが可能となる。
本発明を適用した第2の実施の形態の撮像装置は、第1の実施の形態の撮像装置と同様の構成を有するが、主要エリア102の選択時におけるファインダーの表示内容が第1の実施の形態とは異なる。なお、以下の説明において、第1の実施の形態と同様の各部については、第1の実施の形態と同一の符号を付し説明を省略する。
(1)液晶ディスプレイ41には、主要エリア102が選択される以前には、被写体像に重畳して、検出されたエッジを含むフォーカスエリア101に対応する位置の各々に、当該フォーカスエリア101を表す指標を表示する。このようにしたので、エッジを含む、すなわち焦点調節状態が確実に検出されるフォーカスエリア101を主要エリア102として選択することが可能となる。すなわち、初めから焦点調節状態を検出不能となるようなフォーカスエリア101を選択する可能性が減じるので、より迅速な焦点調節が可能となる。
本発明を適用した第3の実施の形態の撮像装置は、第2の実施の形態の撮像装置と同様に、主要エリア102の選択時におけるファインダーの表示内容が第1の実施の形態とは異なる。本実施形態の制御回路23は、主要エリア102の選択時、ファインダーにパンフォーカス画像を表示するが、このとき、エッジ検出の結果を重畳して表示する。つまり、本実施形態の制御回路23は、パンフォーカス画像の合成後、主要エリア102の選択前にエッジ検出を行い、エッジが検出されたピクセルを強調してファインダーに表示する。例えば、エッジと判定されたピクセルを黒、それ以外のピクセルを白とした画像を作成し、コントラストを落としたパンフォーカス画像に重畳してファインダーに表示する。
(1)液晶ディスプレイ41には、主要エリア102が選択される以前には、被写体像に重畳して、制御回路23により検出されたエッジが表示される。このようにしたので、第2の実施形態と同様に、初めから焦点調節状態を検出不能なフォーカスエリア101を主要エリア102として選択する可能性が減じるので、より迅速な焦点調節が可能となる。また、あるフォーカスエリア101を主要エリア102として選択したときに、実質的に画像のどの部分の焦点が検出されるのかがより細かく推定可能となるので、より確実で迅速な焦点調節が可能となる。
各実施の形態において、スルー画は主撮像素子22と副撮像素子32のどちらの出力に基づくものであってもよい。つまり、電子ファインダーユニット40の液晶ディスプレイ41には、主撮像素子22により撮像された被写体像と、副撮像素子32の出力に基づく合成画像と、のいずれを表示してもよいし、両者を切り替えて表示可能に撮像装置1を構成してもよい。
上述した各実施の形態において、撮像装置1は2種類の撮像素子(主撮像素子22と副撮像素子32)を有していた。本発明は、このような構成に限定されず、必ずしもこれら2種類の撮像素子を必要としない。例えば主撮像素子22のみを有する撮像装置1に本発明を適用することも可能である。この場合、制御回路23は、絞りを絞った状態で主撮像素子22による撮像を行うことにより、被写界深度が深いパンフォーカス画像を得ることができる。また、焦点調節状態の検出には、別途位相差方式の焦点検出装置を用意しそれを用いる事としてもよいし、主撮像素子22上に焦点検出用の受光素子を設けそれを用いる事としてもよい。
主要エリア102および補助エリア103の個数は、上述した各実施例で述べたものに限定されない。例えば主要エリア102を複数選択してもよい。また、補助エリア103の数は3つではない所定数としてもよいし、状況に応じて補助エリア103の数が動的に変化するようにしてもよい。例えば、付された得点が所定のしきい値以上となる全てのフォーカスエリア101を補助エリア103として選択するようにしてもよい。
補助エリア103を選択するアルゴリズムには、撮像範囲内の位置と焦点調節状態のいずれか一方のみを用いてもよい。また、主要エリア102との距離やデフォーカス量の差だけではなく、その方向を考慮してもよい。例えば主要エリア102から補助エリア103までのベクトルの角度が互いに−60度〜+60度の範囲に入らないように補助エリア103が選択されるようにしてもよい。このようにすることで、補助エリア103が密集してしまうことを防ぐことができる。また、上述したアルゴリズムは一例であり、他の要因に基づいて補助エリア103を選択するようにしてもよい。
焦点調節状態を検出する際に抽出するマイクロレンズ列は、必ずしもあるフォーカスエリア101の内側に含まれるマイクロレンズ33のみから成るとは限らない。例えば、隣接するフォーカスエリア101の内側に含まれるマイクロレンズ33が、マイクロレンズ列に含まれていてもよい。
エッジ検出を実行した後、検出したエッジ部に対して輝点排除処理を実行するようにしてもよい。輝点排除処理とは、エッジ検出の基となるパンフォーカス画像を参照して、所定の面積以下の範囲だけ周囲に比べ極端に輝度が高い、という箇所を排除する処理である。このようにすることで、曲面による強い光の反射(いわゆるテカり)や点光源等、焦点調節状態の検出が困難な部分が予め排除され、焦点調節状態の検出が確実に行えるようになる。
焦点調節状態の表示として、デフォーカス量が所定のしきい値以下になった場合(すなわち合焦状態になった場合)に表示内容を変化させるだけではなく、前ピンや後ピンであることを表す表示を行ってもよい。例えば上記の合焦評価に用いるしきい値を第1のしきい値としたとき、より大きい第2のしきい値を設け、第1のしきい値より大きいが第2のしきい値以下のデフォーカス量である主要エリア102および補助エリア103があった場合には、当該フォーカスエリア101の表示を変化させてもよい。表示態様の例としては、フォーカスエリア101を表す六角形を右半分と左半分に分割し、前ピンの場合には右半分だけを、後ピンの場合には左半分だけをそれぞれ表示することが考えられる。また、合焦状態からのずれ量に応じて枠線の太さを変更することもできる。このように、合焦状態からある程度の範囲までについてのみ焦点調節状態に応じた表示を行うのは、フォーカスエリア101の表示が目障りに感じられるのを防ぐためである。
一旦選択された補助エリア103を、ユーザ操作により切り替え可能にしてもよい。例えば、自動的に選択された補助エリア103が表示されている間に、ユーザが複数の補助エリア103からいずれか1つを選択可能としておく。ユーザがいずれか1つの補助エリア103を選択し、決定ボタン等を押下すると、その補助エリア103が、ユーザがキー等により指し示す方向に存在する最も近い候補エリアに切り替わる(つまり、その候補エリアが新たな補助エリア103となり、元の補助エリア103は補助エリアでなくなる)ように構成することができる。このようにすることで、接写等の撮像装置1を移動させることができない場合にも最適な補助エリア103が用いられるようになり、撮像装置1の利便性が向上する。
Claims (7)
- 光学系を通過した被写体からの光束を撮像する撮像部と、
前記撮像部から出力された信号により生成されたパンフォーカス画像の一部の領域を、第1操作部材が操作されたことにより選択する選択部と、
前記選択部により選択された領域と、前記パンフォーカス画像内での前記選択された領域の位置により選択された画像のエッジを含む領域とにおける前記光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出部と、
前記被写体の像と、前記焦点検出部で検出された前記焦点調節状態とを表示する表示部と、を備え、
前記光学系の第2操作部材が操作されたことにより前記光学系のフォーカシングレンズが駆動されると、前記焦点検出部による前記光学系の焦点調節状態の検出と、前記被写体の像と検出された前記焦点調節状態との前記表示部への表示と、を行う撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記表示部は、前記焦点調節状態として、合焦状態であるか前ピンであるか後ピンであるかのいずれかを表示する撮像装置。 - 請求項1または2に記載の撮像装置において、
前記撮像部は、複数のレンズと、前記複数のレンズ毎に設けられた複数の受光部を有する撮像素子とを有し、前記複数の受光部からの信号により前記画像を合成する撮像装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記画像は、前記光学系の絞りを絞った状態で前記撮像部で撮像された画像である撮像装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記画像における前記選択部により選択された領域からの距離に基づいて、前記エッジを含む領域が決定される撮像装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記選択部により選択された領域の前記パンフォーカス画像内の位置からの距離が近い位置のエッジを含む領域が、前記エッジを含む領域として選択される撮像装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記画像のエッジを検出するエッジ検出部を備える撮像装置。
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