JP5966188B2 - バンパーリインフォースメント - Google Patents
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Description
すなわち、上下オフセット衝突によりバンパーリインフォースメントの上部に衝突荷重が作用した際には、上壁前部が上補強壁に重なるように変形し、これに伴い、上壁後部(後壁から上交点に至る部分)が上方に孕み出すように変形するようになるので、十分なラップ量を確保することが可能となる。
また、上下オフセット衝突によりバンパーリインフォースメントの下部に衝突荷重が作用した際には、下壁前部が下補強壁に重なるように変形し、これに伴い、下壁後部(後壁から下交点に至る部分)が下方に孕み出すように変形するようになるので、十分なラップ量を確保することが可能となる。
すなわち、上下オフセット衝突によりバンパーリインフォースメントの上部に衝突荷重が作用した際には、上壁前部が上方に孕み出すように変形するので、上下オフセット衝突の初期段階から十分なラップ量(衝突相手と接触する面積)を確保することが可能となる。
また、上下オフセット衝突によりバンパーリインフォースメントの下部に衝突荷重が作用した際には、下壁前部が下方に孕み出すように変形するので、上下オフセット衝突の初期段階から十分なラップ量を確保することが可能となる。
本発明の第一参考実施形態に係るバンパーリインフォースメントR1は、自動車用のフロントバンパーを構成するための横架材であり、図1に示すように、左右一対のバンパーステイS,Sに支持されている。バンパーステイS,Sは、サイドメンバ(車体)M,Mの前端部に固定されている。
この図に示すように、バンパーリインフォースメントR1は、車体に面する後壁1と、後壁1の上部から前方に向かって延出する上壁2と、後壁1の下部から前方に向かって延出する下壁3と、上壁2および下壁3のみに支持された前壁4と、後壁1の高さ方向の中間部から上壁2の前後方向の中間部に至る上補強壁5と、後壁1の高さ方向の中間部から下壁3の前後方向の中間部に至る下補強壁6とを備えている。すなわち、バンパーリインフォースメントR1は、閉断面形状の外殻(後壁1、上壁2、下壁3および前壁4)と、この外殻の内部空間に配置された上下二つの仕切壁(上補強壁5および下補強壁6)とを備えている。後壁1、上壁2、下壁3、前壁4、上補強壁5および下補強壁6の肉厚は、同一である。
例えば、図8の(a)に示すように、前壁4の高さ寸法を、上交点P1から下交点P2までの距離よりも大きくしてもよい。すなわち、上壁前部2bを上向きに傾斜させるとともに、下壁前部3bを下向きに傾斜させてもよい。上下オフセット衝突によって、例えばバンパーリインフォースメントR1の上部に衝突荷重が作用した際には、図8の(b)に示すように、上壁前部2bが上方に孕み出すように変形するので、上下オフセット衝突の初期段階から十分なラップ量を確保することが可能となる。このように、図8の(a)のバンパーリインフォースメントR1においても、上下オフセット衝突時に一次圧潰空間V1を意図したモードで潰すことが可能になるとともに、十分なラップ量を確保することが可能となる。なお、一次圧潰空間V1の上部が潰れた後は、上側二次圧潰空間の外殻で衝突荷重が受け止められ、上側二次圧潰空間V2の外殻および下側圧潰空間V3の外殻の形状が維持されている間は、ビーム曲げ過程が進行する。
本発明の実施形態に係るバンパーリインフォースメントR2は、アルミニウム合金製の中空押出形材からなるものであり、図12の(a)に示すように、車体に面する後壁11と、後壁11の上部から前方に向かって延出する上壁12と、後壁11の下部から前方に向かって延出する下壁13と、上壁12および下壁13のみに支持された前壁14と、上壁12の前後方向の中間部を支持する上補強壁15と、下壁13の前後方向の中間部を支持する下補強壁16と、後壁11の高さ方向の中間部から前方に向かって延出する中間補強壁17とを備えている。すなわち、バンパーリインフォースメントR2は、閉断面形状の外殻(後壁11、上壁12、下壁13および前壁14)と、この外殻の内部空間に配置された三つの仕切壁(上補強壁15、下補強壁16および中間補強壁17)とを備えている。
例えば、図12の(b)に示すように、前壁14の上端部を上壁12との交点よりも上方に延出させるとともに、前壁14の下端部を下壁13との交点よりも下方に延出させてもよい。すなわち、前壁14の上端部14aを上壁12の上方に張り出すフランジとして活用し、前壁14の下端部14bを下壁13の下方に張り出すフランジとして活用してもよい。このようにすると、上下オフセット衝突時においても、十分なラップ量(衝突相手と接触する面積)を確保することが可能となる。
第二参考実施形態に係るバンパーリインフォースメントR3は、アルミニウム合金製の中空押出形材からなるものであり、図14に示すように、車体に面する後壁21と、後壁21の上部から前方に向かって延出する上壁22と、後壁11の下部から前方に向かって延出する下壁23と、上壁22および下壁23のみに支持された前壁24と、後壁21から上壁22の前後方向の中間部に至る上補強壁25と、後壁21から下壁23の前後方向の中間部に至る下補強壁26とを備えている。すなわち、バンパーリインフォースメントR2は、閉断面形状の外殻(後壁21、上壁22、下壁23および前壁24)と、この外殻の外部に配置された上補強壁25および下補強壁26とを備えている。
11 後壁
12 上壁
13 下壁
14 前壁
15 上補強壁
16 下補強壁
17 中間補強壁
Claims (7)
- 中空形材からなるバンパーリインフォースメントであって、
車体に面する後壁と、
前記後壁の上部から前方に向かって延出する上壁と、
前記後壁の下部から前方に向かって延出する下壁と、
前記上壁および前記下壁のみに支持された前壁と、
前記後壁の高さ方向の中間部から前方に向かって延出する中間補強壁と、
前記中間補強壁の前縁から前記上壁の前後方向の中間部に至る上補強壁と、
前記中間補強壁の前縁から前記下壁の前後方向の中間部に至る下補強壁とを備えており、
前記中空形材の中心軸を法線とする仮想の平面で切断したときに、前記上補強壁の最前部と前記下補強壁の最前部とを通る仮想線の前方に前記前壁が位置している、ことを特徴とするバンパーリインフォースメント。 - 前記上壁と前記上補強壁との交点および前記下壁と前記下補強壁との交点が、前記仮想線よりも後方に位置している、ことを特徴とする請求項1に記載のバンパーリインフォースメント。
- 前記上補強壁および前記下補強壁の断面形状は、前記前壁側に凸となる円弧状であることを特徴とする請求項1に記載のバンパーリインフォースメント。
- 前記上補強壁および前記下補強壁は、湾曲または屈折した断面形状を有することを特徴とする請求項1に記載のバンパーリインフォースメント。
- 前記前壁の高さ寸法が、前記上壁と前記上補強壁との交点から前記下壁と前記下補強壁との交点までの距離よりも小さい、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のバンパーリインフォースメント。
- 前記前壁の高さ寸法が、前記上壁と前記上補強壁との交点から前記下壁と前記下補強壁との交点までの距離よりも大きい、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のバンパーリインフォースメント。
- 前記前壁は、湾曲または屈折した断面形状を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のバンパーリインフォースメント。
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2015
- 2015-08-07 JP JP2015156764A patent/JP5966188B2/ja active Active
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