以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。先ず、本発明の実施形態の情報提供システムの構成について図1に基づいて説明する。尚、図1は、本実施形態の情報提供システムの構成を示したブロック図である。
図示するように、本実施形態の情報提供システムは、インターネット等の通信ネットサークNWに接続されたサーバ装置1と、通信ネットワークNWに接続された複数のユーザ端末3と、通信ネットワークNWに接続された複数の店舗端末5とを備えている。また、サーバ装置1は、通信ネットワークNWを介して、ユーザ端末3との間でデータ通信が行えるようになっており、ユーザ端末3からの要求に応じて、ユーザ端末3に店舗情報を提供するようになっている。また、サーバ装置1は、通信ネットワークNWを介して、店舗端末5との間でデータ通信が行えるようになっている。尚、店舗端末5は、飲食店等の店舗に設置されている。
また、サーバ装置1は、ユーザ端末3を利用するユーザから会員登録を受け付け、会員登録をしたユーザのユーザ端末3に対し、そのユーザの専用ページ(マイページ(飲食店情報提供サイトを構成する専用ページ))を提供する。また、サーバ装置1は、会員登録したユーザのユーザ端末3に対し、ユーザの飲食店やECサイトの利用履歴や操作履歴(コメント投稿)などに対して、飲食店やECサイトを利用する際の割引等のサービスに使えるポイントを付与すると共に、利用履歴や操作履歴に応じた会員ランク(ユーザランク)を付与し、会員ランクに応じた特典を提供するようになっている。
また、サーバ装置1は、会員登録をしたユーザのユーザ端末3に対し、飲食店情報提供サイトで提示した店舗情報のなかから、気になる飲食店をブックマークして(選択して登録して)、登録した飲食店をリスト化して表示する機能(マイレストラン機能)を提供するようになっている。また、サーバ装置1は、そのユーザ端末3がリスト化した店舗情報を他のユーザ端末3に提供したり、或いは、ユーザ端末3同士で、店舗情報に関する情報(そのお店のメニューを紹介するコメント)を交換したりできるようになっている。
また、ユーザ端末3は、Webブラウザ機能を有する制御部と、液晶ディスプレイ等で構成される表示部と、キーボード、操作ボタン、マウス等で構成される入力部とを備えた情報処理装置(コンピュータやスマートフォン)により構成されている。
そして、ユーザ端末3は、通信ネットワークNWを介してサーバ装置1にアクセスし、サーバ装置1から送信されるWebサイトを構成するWebページを受信し、前記表示部にWebページを表示できるようになっている。また、ユーザ端末3は、前記入力部を介して操作を受け付け、Webページ上に表示された各種のデータを選択し、サーバ装置1に当該選択したデータを送信したり、Webページ上に提示された検索条件をサーバ装置1に送信したりできるようになっている。
また、店舗端末5は、前記会員登録されたユーザが飲食店(或いは、ECサイト)を利用した場合、通信ネットワークNWを介して、サーバ装置1に、その利用実績(利用年月日、会員のユーザ名(ユーザID)、会計金額)を送信するようになっている。尚、本実施形態の情報提供システムは、サーバ装置1に特徴があり、ユーザ端末3及び店舗端末5は、公知の情報処理装置により実現されるものである。そのため、以下では、サーバ装置1の構成を詳細に説明し、それ以外の構成の説明を簡略化する。
サーバ装置1は、制御部10と、情報提供部11と、データ更新部12と、メール処理部13と、記憶部14とを有し、ユーザ端末3に対して、飲食店に関する情報を提供する飲食店情報提供サイト(Webサイト)を提供するように構成されている。また、サーバ装置1は、会員登録したユーザのユーザ端末3に対して、前記Webサイト上で会員専用のサービスを提供する。ここで、記憶部14には、ユーザデータベース20と、ユーザ属性データベース30と、マイレストランデータベース40と、メニュー投稿データベース50と、ファン登録データベース60と、店舗利用履歴データベース70と、店舗データベース80と、会員特典テーブル90とが格納されている。また、記憶部14には、飲食店情報提供サイトの生成に必要な情報(アイコン、フレームデータ、画像情報)が登録されたWebページデータ(図示せず)が登録されている。
尚、サーバ装置1のハードウェア構成は特に限定されるものではないが、例えば、サーバ装置1は、CPU、補助記憶装置、主記憶装置、ネットワークインターフェース及び入出力インターフェースを備えるコンピュータにより構成される。この場合、前記補助記憶装置には、制御部10、情報提供部11、データ更新部12及びメール処理部13の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置の所定領域には、上述した記憶部14が形成されている。そして、制御部10、情報提供部11、データ更新部12及びメール処理部13の機能は、前記CPUが補助記憶装置に格納された前記プログラムを前記主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
具体的には、制御部10は、サーバ装置1全体の動作を制御すると共に、サーバ装置1の各種設定を受け付ける。
情報提供部11は、記憶部14が記憶している各データベース(ユーザデータベース20、ユーザ属性データベース30、マイレストランデータベース40、メニュー投稿データベース50、ファン登録データベース60、店舗利用履歴データベース70、店舗データベース80、会員特典テーブル90)を用いて、ユーザ端末3に飲食店情報提供サイトを提供する。また、情報提供部11は、ユーザ属性データベース30を用いて、ユーザの飲食に関する嗜好を示した情報をグラフ化したユーザ嗜好情報を提供する。また、情報提供部11は、グラフ化したユーザ嗜好情報を他のユーザ端末3(他の会員)に公開できるようになっている。また、情報提供部11は、前記飲食店情報提供サイト上において、登録した店舗に関する情報(マイレストラン機能により登録した気になる飲食店の店舗情報や、ユーザが投稿した飲食店のメニューに関する情報等)を他のユーザ端末3(他の会員)に公開できるようになっている。
また、情報提供部11は、ユーザ端末3のユーザに対し、そのユーザの会員ランク及び付与されたポイントを提示すると共に、そのユーザの会員ランクに応じた特典を案内し、ユーザのポイントの獲得及び利用を促すようにしている。
また、データ更新部12は、店舗端末5から送信される利用実績(利用年月日、会員のユーザ名(ユーザID)、店舗名(店舗ID)、会計金額)を受付けると、店舗利用履歴データベース70に当該受付けた利用実績を登録(格納)するようになっている。また、データ更新部12は、所定の会員ランク更新タイミング(例えば、3ヶ月に1回)で、店舗利用履歴データベース70に登録されたユーザの店舗利用履歴、飲食店情報提供サイト上での実績(コメント投稿数、ファン登録数、閲覧回数等)等を用いてユーザの会員ランクを設定し、ユーザデータベース20に登録されている会員ランクを更新する。また、データ更新部12は、所定のポイント更新タイミングで(例えば、前記利用実績を登録する都度)、前記利用実績、飲食店情報提供サイト上での実績(コメント投稿数、ファン登録数、閲覧回数等)に基づいて、ユーザ端末3のユーザにポイントを付与する。この場合、データ更新部12は、ユーザデータベース20に登録されているユーザのポイントを更新する。尚、各ユーザ端末3の飲食店情報提供サイト上での実績(コメント投稿数、ファン登録数、閲覧回数等)は記憶部14の所定領域に格納されている。
また、データ更新部12は、所定期間毎に(例えば、半年に1度)、店舗利用履歴データベース70を参照し、会員ランク毎に定めた条件に基づいて、当該条件をクリアした(条件を満たした)利用実績があるユーザ(ユーザ端末3)に、ボーナスポイントを付与するようになっている。このように構成することにより、ユーザの飲食店利用を促すようにしている。
また、データ更新部12は、ユーザに期間限定ポイント(有効期限が過ぎると自動的に失効するポイント)を付与するように構成されていてもよい。そして、ユーザが複数の期間限定ポイントを保有している場合には、有効期限の近いものから優先して消費されるようになっている。
また、メール処理部13は、ユーザ端末3に対して、そのユーザのファン数が更新されたり、ユーザがグルメランキングの上位に登録されたりした場合に、その旨を知らせる電子メールを生成し、ユーザ端末3に電子メールを送信するようになっている。また、メール処理部13は、ユーザに付与された前記期間限定ポイントの有効期限が近くなると、当該有効期限切れが迫っていることを示す電子メールを生成し、ユーザ端末3に電子メールを送信するようになっている。
次に、記憶部14に記憶されている各データベース(ユーザデータベース20、ユーザ属性データベース30、マイレストランデータベース40、メニュー投稿データベース50、ファン登録データベース60、店舗利用履歴データベース70、店舗データベース80、会員特典テーブル90)のデータ構成について、図2〜図12に基づいて説明する。ここで、図2は、本実施形態のユーザデータベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図3は、本実施形態のユーザ属性データベースを構成する第1データベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図4は、本実施形態のユーザ属性データベースを構成する第2データベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図5は、本実施形態のユーザ属性データベースを構成する第3データベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図6は、本実施形態のユーザ属性データベースを構成する第4データベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図7は、本実施形態のマイレストランデータベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図8は、本実施形態のメニュー投稿データベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図9は、本実施形態のファン登録データベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図10は、本実施形態の店舗利用履歴データベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図11は、本実施形態の店舗データベースのデータ構造の一例を示した模式図である。また、図12は、本実施形態の会員特典テーブルのデータ構造の一例を示した模式図である
先ず、ユーザデータベース20について説明する。このユーザデータベース20は、会員登録したユーザに関する情報が登録されるデータベースである。具体的には、図2に示すように、ユーザデータベース20は、会員登録したユーザを識別するユーザID(ユーザの識別情報)を登録するフィールド201と、ユーザ名を登録するフィールド202と、そのユーザの会員ランクを登録するフィールド203と、そのユーザが獲得したポイント数を登録するフィールド204と、そのユーザが公開している情報の閲覧された数(閲覧数)を登録するフィールド205と、そのユーザをファンとしている会員の人数を登録するフィールド206と、そのユーザのグルメランキングを登録するフィールド207と、そのユーザの自己紹介のコメント(テキスト情報)を登録するフィールド208と、そのユーザの公開情報を登録するフィールド209と、そのユーザのメールアドレスを登録するフィールド210とを備えて1つのレコードが構成されている。尚、実際のユーザデータベース20では、上記以外にも、認証パスワード、ユーザの住所等が登録されているが、説明の便宜上省略する。また、フィールド204には、上述した期間限定ポイントが通常のポイントと区別されて登録されるようになっている。
尚、フィールド201に登録される「ユーザID(会員番号)」とは、会員登録したユーザに与えられる一意のテキスト情報(英数字などの情報)をいう。また、「ユーザ名」は、フィールド201に登録されるユーザIDのユーザの名前(ニックネーム等)を示すテキスト情報をいう。また、「会員ランク」とは、予め定めた5種類のランク(レギュラー会員、ブロンズ会員、シルバー会員、ゴールド会員、プラチナ会員)のなかのいずれかの会員ランクのことをいう。この会員ランクは、上述したように、データ更新部12が、所定の会員ランク更新タイミングで、ユーザの飲食店やECサイトの利用実績、コメント投稿数、公開情報の数などから判断し、ユーザに割り当てるものである。尚、会員登録した時点のユーザは、「レギュラー会員」に設定されるようになっている。
また、「ポイント」は、飲食店を利用した場合やコメント投稿した場合等に付与されるものであり、提携しているECサイト上での商品購入や、提携している飲食店や店舗を利用する際の割引サービス等に利用できるものである。また、「グルメランキング」は、飲食店情報提供サイトに会員登録したユーザのなかから、飲食店やECサイトの利用実績、コメント投稿数、公開情報の数等を基準に順位付けをしたものである。尚、前記順位付けは、例えば、データ更新部12が、所定のタイミング毎に、飲食店やECサイトの利用実績、コメント投稿数、公開情報の数等を基準にしてランク付けをして、フィールド207のデータを更新する。
また、「公開情報」とは、ユーザ端末3のユーザが、他の会員に対して公開している情報のことである。本実施形態では、後述する「マイレストラン、おすすめメニュー、嗜好」の3種類の情報が公開対象になっている場合を例にする。そして、3種類の情報のうちで、ユーザが公開するように設定した情報だけがフィールド209に登録されるようになっている。また、「メールアドレス」は、ユーザ端末3の「メールアドレス」であり、メール処理部13が、ユーザ端末3に対して、そのユーザのファン数が更新されたり、グルメランキングの上位に登録されたりした場合等に送信する電子メールの宛先として利用される。
次に、ユーザ属性データベース30について説明する。このユーザ属性データベース30は、会員登録したユーザの属性情報(そのユーザの飲食に関する嗜好を示す情報)を登録するためのものであり、第1データベース30a〜第4データベース30dの4つのデータベースにより構成されている。
また、ユーザ属性データベース30に登録される情報は、ユーザ端末3が会員登録のときにサーバ装置1に登録されるものである。具体的には、サーバ装置1の情報提供部11は、ユーザ端末3のユーザが会員登録する際に、当該ユーザ端末3に、第1データベース30a〜第4データベース30dの各フィールドに登録される情報の入力画面を提供する。ユーザ端末3は、前記入力画面の各項目を選択したり、データを入力したりすることにより、サーバ装置1に第1データベース30a〜第4データベース30dの各フィールドに登録される情報を入力できるようになっている。尚、本実施形態は、説明の便宜上、4つのデータベースによりユーザ属性データベース30を構成したが、ユーザ属性データベース30が1つのデータベースとして構成されていてもかまわない。
具体的には、図3に示すように、ユーザ属性データベース30を構成する第1データベース30aは、ユーザIDを登録するフィールド301と、そのユーザの「幹事度」を登録するフィールド302と、フィールド302に登録された「幹事度」を公開するか否かを登録するフールド303と、そのユーザの「よく行くエリア」を登録するフィールド304と、フィールド304に登録された「よく行くエリア」を公開するか否かを登録するフールド305とを備えて1つのレコードが構成される。尚、フィールド303、305には、「公開」及び「非公開」のいずれかが登録されるようになっている。
ここで、前記の「幹事度」とは、幹事に向いていること(幹事の経験が豊富であること)をパーセントで示した値であり、高い値になる程、幹事向きの人間である(幹事の経験が豊富である)ことを示している。そのため、ユーザは、他の会員のうちで幹事度の高い値の人が登録しているマイレストランリスト等の店舗情報を参照することにより、お店選びに有益な情報が得られるようになる。尚、各ユーザの幹事度は、フィールド303に「公開」が登録されているユーザのものだけ他の会員に公開される。また、よく行くエリアは、フィールド305に「公開」が登録されているユーザのものだけ他の会員に公開される。
また、図4に示すように、ユーザ属性データベース30を構成する第2データベース30bは、ユーザIDを登録するフィールド306と、ユーザの飲食店のジャンルに対する興味・関心(好み)を数値で示した情報(0〜400で示した情報)を登録するフィールド307、308、309、310、311、312、313と、前記フィールド307〜313に登録された飲食店のジャンルに対する興味・関心を数値で示した情報を公開するか否かを登録するフールド314とを備えて1つのレコードが構成される。尚、フィールド314には、「公開」及び「非公開」のいずれかが登録されるようになっている。また、フィールド307〜313に登録された飲食店のジャンルに対する興味・関心を示す情報は、フィールド314に「公開」が登録されているユーザのものだけ他の会員に公開される。
ここで、フィールド307、308、309、310、311、312、313には、それぞれ、「B級グルメ」、「和食」、「イタリアン」、「スイーツ・カフェ」、「ラーメン」、「カレー」、「中華」に関する興味・関心(好み)を数値で示した情報が登録されるようになっている。前記数値は、値が高いほど、その飲食店のジャンルの興味・関心が高いことを示している。尚、前記フィールド307〜313に登録される飲食店のジャンル(「B級グルメ」、「和食」、「イタリアン」、「スイーツ・カフェ」、「ラーメン」、「カレー」、「中華」)は、あくまでも一例に過ぎない。
また、図5に示すように、ユーザ属性データベース30を構成する第3データベース30cは、ユーザIDを登録するフィールド315と、ユーザの飲料ジャンル(飲料の種類)に対する興味・関心(好み)を数値で示した情報(0〜400で示した情報)を登録するフィールド316、317、318、319、320と、前記フィールド316〜320に登録された飲料のジャンルに対する興味・関心を数値で示した情報を公開するか否かを登録するフールド321とを備えて1つのレコードが構成される。尚、フィールド321には、「公開」及び「非公開」のいずれかが登録されるようになっている。また、フィールド316〜320に登録された飲料ジャンルに対する興味・関心を示す情報は、フィールド321に「公開」が登録されているユーザものだけ他の会員に公開される。
ここで、フィールド316、317、318、319、320には、それぞれ、「ビール」、「焼酎」、「カクテル」、「ワイン」、「まっこり」に関する興味・関心(好み)を数値で示した情報が登録されるようになっている。また、前記数値は、値が高いほど、その飲料のジャンルの興味が高いことを示している。尚、前記フィールド316〜320に登録される対象となる飲料の種類(「ビール」、「焼酎」、「カクテル」、「ワイン」、「まっこり」)はあくまでも一例に過ぎない。
また、図6に示すように、ユーザ属性データベース30を構成する第4データベース30dは、ユーザIDを登録するフィールド322と、ユーザの食嗜好・味覚の好みを数値で示した情報(0〜500で示した情報)を登録するフィールド323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335と、前記フィールド323〜335に登録されたユーザの食嗜好・味覚の好みを数値で示した情報を公開するか否かを登録するフールド336とを備えて1つのレコードが構成される。尚、フィールド336には、「公開」及び「非公開」のいずれかが登録されるようになっている。また、フィールド323〜335に登録された食嗜好・味覚の好みを示した情報は、フィールド336に「公開」が登録されているユーザものだけ他の会員に公開される。
ここで、フィールド323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335には、それぞれ、「こってり」、「あっさり」、「すっぱい」、「しょっぱい」、「甘い」、「辛い」、「魚好き」、「肉全般」、「野菜好き」、「フルーツ好き」、「牡蠣好き」、「蟹・海老好き」、「麺類好き」の好みの度合いを数値で示した情報が登録されるようになっている。例えば、図示する例では、フィールド325の「すっぱい」に「500」が登録されている。これは、そのユーザが、「すっぱい」味が好きであることをも示している。また、フィールド327には、「甘い」に「50」が登録されている。これは、そのユーザが「甘い」味が嫌いであることを示している。尚、フィールド323〜335に登録される食嗜好・味覚に関する項目(「こってり」、「あっさり」、「すっぱい」、「しょっぱい」、「甘い」、「辛い」、「魚好き」、「肉全般」、「野菜好き」、「フルーツ好き」、「牡蠣好き」、「蟹・海老好き」、「麺類好き」)は、あくまでも一例に過ぎない。
次に、マイレストランデータベース40について説明する。このマイレストランデータベース40は、ユーザの気になるお店としてブックマークを付けた飲食店の店舗情報が登録されるデータベースである。マイレストランデータベース40に登録されるデータは、ユーザ端末3が飲食店情報提供サイト上で、気になるお店として店舗を選択するタイミングで登録される。すなわち、情報提供部11は、ユーザ端末3に飲食店情報提供サイトを提供している際に、ユーザ端末3から、飲食店情報提供サイト上の店舗をマイレストランに登録する要求を受け付けると、マイレストランデータベース40に、前記要求された店舗の店舗情報を登録するようになっている。
具体的には、図7に示すように、マイレストランデータベース40は、ユーザIDを登録するフィールド401と、店舗IDを登録するフィールド402と、飲食店のあるエリアを登録するフィールド403と、飲食店の業種を登録するフィールド404と、登録する飲食店のカテゴリを登録するフィールド405と、ユーザのマイレストランデータを公開するか否かを登録するフールド406とを備えて1つのレコードが構成される。尚、フィールド406には、「公開」及び「非公開」のいずれかが登録されるようになっている。また、フィールド402〜405に登録された店舗情報は、フィールド406に「公開」が登録されているユーザものだけ他の会員に公開される。
ここで、フィールド402に登録される「店舗ID」とは、飲食店情報提供サイトに登録される店舗に与えられる一意のテキスト情報(英数字などの情報)であり、後述する店舗データベース80に登録されるものと同じである。また、フィールド403、404に登録される「エリア」、「業種」についても、後述する店舗データベース80に登録されるものと同じである。また、フィールド405に登録される「カテゴリ」とは、ユーザがマイレストランリストを分類して管理できるように設けた項目である。図示する例では、「行ってみたい」及び「また行きたい」のいずれかが登録されるようになっている。これにより、ユーザは、「行ってみたいレストラン」と、「また行きたいレストラン」とを分類して登録することができる。
次に、メニュー投稿データベース50を説明する。メニュー投稿データベース50は、ユーザが投稿したメニュー情報が登録されるデータベースである。メニュー投稿データベース50に登録されるデータは、ユーザ端末3が飲食店情報提供サイト上で、おすすめするメニューに関する投稿をするタイミングで登録される。すなわち、情報提供部11は、ユーザ端末3に飲食店情報提供サイトを提供している際に、ユーザ端末3から、おすすめするメニューに関する投稿要求を受け付けると、メニュー投稿データベース50に、前記要求されたメニューの投稿情報を登録するようになっている。
具体的には、図8に示すように、メニュー投稿データベース50は、ユーザIDを登録するフィールド501と、店舗IDを登録するフィールド502と、フィールド502に登録された店舗IDの店舗のメニューを登録するフィールド503と、フィールド503に登録されたメニューに対するコメントを登録するフールド504と、ユーザの投稿したメニューを公開するか否かを登録するフールド505とを備えて1つのレコードが構成されている。尚、フィールド505には、「公開」及び「非公開」のいずれかが登録されるようになっている。また、フィールド502〜504に登録された情報は、フィールド504に「公開」が登録されているユーザものだけ他の会員に公開される。
次に、ファン登録データベース60について説明する。ファン登録データベース60は、ユーザがファンとして選定した会員を特定する情報が登録されるデータベースである。ファン登録データベース60に登録されるデータは、ユーザ端末3が飲食店情報提供サイト上で、気になる会員をファンとして選択するタイミングで登録される。すなわち、情報提供部11は、ユーザ端末3に飲食店情報提供サイトを提供している際に、ユーザ端末3から、飲食店情報提供サイト上で表示している会員をファンに登録する要求を受け付けると、ファン登録データベース60に、前記要求された会員の情報を登録するようになっている。
具体的には、図9に示すように、ファン登録データベース60は、ユーザIDを登録するフィールド601と、ユーザがファンとして登録した他のユーザ(会員)のユーザIDを登録するフィールド602とを備えて1つのレコードが形成されている。なお、ファン登録データベース60では、ユーザ(1つのユーザID)毎に、所定人数(例えば10人)の会員を登録できるようになっている。
次に、店舗利用履歴データベース70について説明する。店舗利用履歴データベース70は、会員登録したユーザの店舗(飲食店提供サイトに掲載されている店舗)やECサイトの利用実績を登録するためのデータベースである。店舗利用履歴データベース70に登録されるデータは、サーバ装置1が、店舗端末5から送信された「ユーザの利用実績(利用年月日、会員のユーザ名(ユーザID)、店舗名(店舗ID)、会計金額)」を受信するタイミングで登録される。すなわち、データ更新部12が、通信ネットワークNWを介して、店舗端末5から送信される利用実績(利用年月日、会員のユーザ名(ユーザID)、店舗名(店舗ID)会計金額)を受付けると、店舗利用履歴データベース70にその受付けた利用実績を登録する。
具体的には、図10に示すように、店舗利用履歴データベース70は、ユーザIDを登録するフィールド701と、ユーザが店舗(又はECサイト)を利用した(会計の支払いをした)日時を登録するフィールド702と、ユーザが利用した店舗(又はECサイト)を識別する店舗IDを登録するフィールド703と、ユーザの支払い金額を登録するフィールド704とを備えて1つのレコードが構成されている。
次に、店舗データベース80について説明する。店舗データベース80は、飲食店情報提供サイトで紹介する店舗に関する店舗情報が登録されるデータベースである。この店舗データベース80は、サーバ装置1が設定される際に、サーバ装置1のオペレータにより記憶部14に登録されるものである。また、店舗データベース80は、オペレータにより所定のタイミングで更新されるようになっている。
具体的には、図11に示すように、店舗データベース80は、店舗IDを登録するフィールド801と、店舗名を登録するフィールド802と、店舗の所在地(住所)を登録するフィールド803と、店舗があるエリア(新宿、銀座等のエリア)を登録するフィールド804と、店舗の電話番号を登録するフィールド805と、店舗のURLを登録するフィールド806と、店舗の業種を登録するフィールド807と、店舗が提供するメニューを登録するフィールド808とを備えて1つのレコードが構成される。尚、実際の店舗データベース80は、上記以外にも、店舗の特徴や、PR文書等が登録されているが、説明の便宜上簡略化して示している。
次に、会員特典テーブル90について説明する。会員特典テーブル90は、会員ランク毎に提供する特典を示したものであり、情報提供部11がユーザ端末3に会員特典を案内する場合や、データ更新部12が会員のポイントを更新する場合に利用されるようになっている。尚、本実施形態では、「プラチナ会員」が最上位の会員ランク(ユーザランク)になっており、「ゴールド会員」、「シルバー会員」、「ブロンズ会員」、「レギュラー会員」の順に会員ランクが下がっている。
具体的には、図12に示すように、会員特典テーブル90は、会員ランク毎に、提供する特典が関連付けられて登録されたものである。レギュラー会員には、「バースデイプレゼント(誕生月に100ポイントを付与)」及び「レギュラー会員向けメルマガ」が関連付けられている。また、ブロンズ会員には、「バースデイプレゼント(誕生月に100ポイントを付与)」、「ブロンズ会員向けメルマガ」、「優待キャンペーン(来店ポイントが1ヶ月2倍)」が関連付けられている。また、シルバー会員には、「バースデイプレゼント(誕生月に100ポイントを付与)」、「シルバー会員向けメルマガ」、「優待キャンペーン(来店ポイントが1ヶ月5倍)」が関連付けられている。また、ゴールド会員には、「バースデイプレゼント(誕生月に100ポイントを付与)」、「ゴールド会員向けメルマガ」、「優待キャンペーン(来店ポイントが1ヶ月10倍)」、「アフリエイト参加資格が有り」が関連付けられている。また、プラチナ会員には、「バースデイプレゼント(誕生月に100ポイントを付与)」、「プラチナ会員向けメルマガ」、「優待キャンペーン(来店ポイントが1ヶ月10倍)」、「アフリエイト参加資格が有り」、「プラチナカード進呈」、「プラチナカード1年キープで特典有り」、「会員パーティの招待有り」が関連付けられている。このように、本実施形態では、会員ランクが上がるにしたがい、付与される特典やサービスが多くなっている。これにより、会員登録したユーザに、会員ランクを上昇させるためのインセンティブが付与される。
次に、本実施形態のサーバ装置1がユーザ端末3に飲食店情報を提供する機能について、図13〜図16を参照しながら説明する。ここで、図13は、本実施形態のサーバ装置がユーザ端末に提供する店舗情報提供サイトのメインページの一例を示した模式図である。また、図14は、本実施形態のサーバ装置がユーザ端末に提供する店舗情報提供サイトのユーザと嗜好が似ている人に関する情報提示ページの一例を示した模式図である。また、図15は、本実施形態のサーバ装置がユーザ端末に提供する情報提供サイトのマイレストラン紹介ページの一例を示した模式図である。また、図16は、本実施形態のサーバ装置がユーザ端末に提供する情報提供サイトのメニューランキング提示ページの一例を示した模式図である。
先ず、ユーザ端末3は、通信ネットワークNWを介してサーバ装置1にアクセスし、サーバ装置1に対して飲食店情報提供サイトの提示要求をする。サーバ装置1の情報提供部11は、前記提示要求を受けると、ユーザ端末3にログイン画面が含まれているWebページ(図示せず)を送信する。ユーザ端末3は、ログイン画面が含まれているWebページ上で、付与されたユーザID及びユーザ名(或いは認証パスワード)を入力する(サーバ装置1にユーザID及び認証パスワードを送信する)。
そして、サーバ装置1は、入力された「ユーザID及びユーザ名」及びユーザデータベース20を用いてユーザ認証をする。サーバ装置1は、入力されたユーザID及びユーザ名が正しければ(ユーザデータベース20に、入力されたユーザID及びユーザ名と一致するレコードがあれば)、ユーザが会員であると認証し、そのユーザ用の飲食店検索サイトを構成するWebページ(画像情報)を生成し、ユーザ端末3に生成したWebページを送信する。具体的には、情報提供部11は、ユーザデータベース20及びユーザ属性データベース30を用いて、飲食店情報提供サイトのメインページを構成するWebページ100(図13参照)を生成し、ユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3は、前記メインページとなるWebページ100を受信すると、表示部にWebページ100を表示する。尚、サーバ装置1は、入力されたユーザID及びユーザ名が正しくなければ(ユーザデータベース20に一致するものがなければ)、ユーザ端末3に、会員専用ではない飲食店情報サイトを提供するようになっているが、以下では、ユーザ端末3が会員としてログインされた場合について説明する。
ここで、Webページ100は、ユーザの会員ランクが提示される領域101と、ユーザに付与された会員ランクに与えられる特典の案内を受付ける特典案内ボタン102と、ユーザの現在のポイントが提示された領域103と、飲食店情報提供サイトで提供されるコンテンツを受付けるメニュー欄104と、ユーザの嗜好(飲食に関するユーザの嗜好)をグラフ化したユーザ嗜好情報が提示された領域105と、マイレストラン一覧表示の受付ボタン106と、メニューランキング表示を受付ける受付ボタン107とが設けられている。
そして、ユーザ端末3のユーザは、領域101に提示されたデータにより、自分の会員ランクを確認することができる。また、前記ユーザは、領域103に提示されたデータにより、自分が獲得したポイントを確認することができる。また、Webページ100では、ユーザの会員ランクを示した領域101の下側近傍に、特典案内ボタン102が設けられている。そのため、ユーザに提供される特典の内容を効果的に案内することができる。尚、領域101、103に提示されるユーザの会員ランク及びポイントは、ユーザデータベース20から抽出される。
また、ユーザ端末3が、Webページ100上において特典案内ボタン102を選択すると(クリックすると)、ユーザ端末3の表示部に、ユーザに設定された会員向けの特典を紹介する特典紹介ページ(画像情報(図示せず))が表示されるようになっている。
具体的には、ユーザ端末3が特典案内ボタン102を選択すると(クリックすると)、ユーザ端末3から情報提供部11に、会員別の特典案内要求が送信される。情報提供部11は、前記特典案内要求を受信すると、会員特典テーブル90を参照して、前記特典案内要求をしたユーザの会員ランクの特典を紹介する特典紹介ページを生成し、ユーザ端末3に特典紹介ページを送信する。例えば、図示する例では、領域101にユーザがプラチナ会員であることが提示されているため、ユーザ端末3には、プラチナ会員向けの特典紹介ページが送信されるようになる。また、この特典紹介ページにおいて、ユーザより上位の会員に付与される特典も紹介して、ユーザに会員ランクをアップさせるように意識付けするようにしてもよい。
また、Webページ100の領域105には、ユーザの嗜好と人気ランキングとが提示されている。具体的には、領域105には、ユーザの人気(他の会員からの人気)に関する情報の提示欄110が設けられている。この提示欄110には、「ユーザが公開している店舗に関する情報の閲覧数」、「ユーザをファンとした会員の人数」及び「ユーザの人気ランキング」が提示されている。尚、提示欄110に表示される情報は、ユーザデータベース20(フィールド205、206、207)から抽出される。
また、領域105には、ユーザの幹事度(図3で説明した幹事度)を示した幹事度グラフ120と、ユーザがよく行くエリアをグラフで示したエリアグラフ121と、ユーザの興味・関心がある飲食店のジャンルをグラフで示した飲食店グラフ122と、ユーザの興味がある飲料のジャンルをグラフで示した飲料グラフ123と、ユーザの食嗜好・味覚をグラフで示した食嗜好・味覚グラフ124とが提示されている。各グラフ(幹事度グラフ120、エリアグラフ121、飲食店グラフ122、飲料グラフ123、食嗜好・味覚グラフ124)は、情報提供部11が、ユーザ属性データベース30のデータを用いて作成したものである。これにより、ユーザは、自分の嗜好の傾向を視覚的に簡単に把握することができる。例えば、自分の嗜好に合う検索条件で飲食店を検索すれば、効率的な飲食店検索を行うことができる。
また、各グラフ(幹事度グラフ120、エリアグラフ121、飲食店グラフ122、飲料グラフ123、食嗜好・味覚グラフ124)のそれぞれの近傍には、ボタン(公開/非公開ボタン)120a、121a、122a、123a、124aが設けられている。各グラフ(幹事度グラフ120、エリアグラフ121、飲食店グラフ122、飲料グラフ123、食嗜好・味覚グラフ124)が非公開の状態において、各ボタン120a、121a、122a、123a、124aがクリックされると、ユーザの各嗜好が他の会員に公開されるようになっている。一方、各グラフ(幹事度グラフ120、エリアグラフ121、飲食店グラフ122、飲料グラフ123、食嗜好・味覚グラフ124)が公開の状態において、各ボタン120a、121a、122a、123a、124aがクリックされると、ユーザの各嗜好が他の会員に公開されない(非公開になる)ようになっている。
例えば、食嗜好・味覚グラフ124が非公開の状態において、ボタン124aがクリックされると、ユーザ端末3から情報提供部11に、食嗜好・味覚グラフ公開要求が送信される。情報提供部11は、前記食嗜好・味覚グラフ公開要求を受信すると、そのユーザ属性データベース30のフィールド336(図6参照)に公開を登録する。また、情報提供部11は、ユーザデータベース20のフィールド209(図2参照)に嗜好(食嗜好・味覚)を登録する。一方、食嗜好・味覚グラフ124が公開の状態において、公開ボタン124aがクリックされると、ユーザ端末3から情報提供部11に、食嗜好・味覚グラフ非公開要求が送信される。情報提供部11は、前記食嗜好・味覚グラフ非公開要求を受信すると、そのユーザ属性データベース30のフィールド336(図6参照)に非公開を登録する。また、情報提供部11は、ユーザデータベース20のフィールド209(図2参照)に登録された嗜好(食嗜好・味覚)を削除する。
このように、本実施形態によれば、ユーザは、自分の嗜好の傾向を他の会員に提示することができる。また、ユーザは、自分以外の他の会員(嗜好を公開する設定をした会員)の嗜好を参照することができる。
また、領域105には、ユーザと嗜好が似た会員の検索を受け付ける受付ボタン112と、ユーザがファンとして登録した他の会員をリスト表示するファンリスト受付ボタン113とが設けられている。この受付ボタン112がクリックされると、ユーザ端末3には、ユーザと嗜好が似た会員をリスト表示した会員紹介ページ(画像情報)が表示されるようになっている。具体的には、ユーザ端末3のユーザにより、前記受付ボタン112がクリックされると、ユーザ端末3から情報提供部11に、前記ユーザと嗜好が似た会員を検索する要求(嗜好類似会員検索要求)が送信される。情報提供部11は、前記嗜好類似会員検索要求を受信すると、前記ユーザ属性データベース30から前記ユーザのユーザIDのレコードを抽出すると共に、当該抽出したレコードと類似するデータが登録されたレコードを検索する。また、情報提供部11は、類似していると検索された所定件数(例えば、類似している順に上から10件のレコード)を抽出する。そして、情報提供部11は、類似していると検索された所定件数のレコードと、ユーザデータベース20とを用いて、図14に示す会員紹介ページ130を生成し、ユーザ端末3に送信する。そして、ユーザ端末3の表示部には、会員紹介ページ130が表示される。これにより、ユーザにお店探し以外の楽しみが提供される。尚、上記の類似判断は、周知技術のものが用いられる(例えば、ユーザ属性データベース30の各レコードに登録された数値をベクトルで表現し、レコード間の類似をベクトル間の類似度で算出する)。
図14に示す会員紹介ページ130には、受付ボタン112をクリックしたユーザと嗜好が似ている会員を紹介する会員紹介欄131a、131b、131cが設けられ、ユーザと嗜好が似ている会員がリスト表示されている。また、各会員紹介欄131a、131b、131cには、「会員名」及び「会員の自己紹介コメント」が提示されていると共に、会員が公開している情報の提示要求ボタン132及びファン登録要求ボタン133が設けられている。ユーザ端末3は、会員紹介ページ130上において、提示要求ボタン132をクリックすると、該当する会員の情報が提示される。
尚、会員紹介欄131a、131b、131cの提示要求ボタン132は、各データベース(ユーザ属性データベース30、マイレストランデータベース40、メニュー投稿データベース50)において、各データを公開する情報が登録されているユーザに対するものだけが表示される。また、嗜好については、ユーザ属性データベース30において、「幹事度」、「よく行くエリア」、「興味・関心がある飲食店ジャンル」、「興味・関心がある飲料ジャンル」及び「食嗜好・味覚」のそれぞれについて「公開/非公開」が設定されているが、本実施形態では、1つでも公開と設定されているものがあれば、ボタン132cを表示する。
そして、例えば、ユーザ端末3のユーザにより、会員紹介欄131aの提示要求ボタン132aがクリックされたとする。この場合、ユーザ端末3から情報提供部11に、会員紹介欄131aのユーザのマイレストラン提示要求が送信される。情報提供部11は、前記マイレストラン提示要求を受信すると、マイレストランデータベース40にアクセスし、会員紹介欄131aのユーザ(他の会員)のマイレストランを紹介するマイレストラン紹介ページを生成し、ユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3には、前記ユーザと嗜好が似ている他の会員が登録したマイレストラン紹介ページが提示される。これにより、ユーザは、お店選びに際して、自分と嗜好が似ている会員が気になるお店として登録した飲食店情報を閲覧することができるため、効率的な店舗検索を行うことができる。
また、例えば、ユーザ端末3のユーザにより、会員紹介欄131aの提示要求ボタン132bがクリックされたとする。この場合、ユーザ端末3から情報提供部11に、会員紹介欄131aのユーザのおすすめメニュー提示要求が送信される。情報提供部11は、前記おすすめメニュー提示要求を受信すると、メニュー投稿データベース50にアクセスし、会員紹介欄131aのユーザ(他の会員)のおすすめメニューを提示するメニュー紹介ページを生成し、ユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3には、前記ユーザと嗜好が似ている他の会員のメニュー紹介ページが提示される。これにより、ユーザは、お店選びに際して、自分と嗜好が似ている会員のお気に入りのメニューを示す情報を閲覧することができるため、お店選びの参考にすることができる。
また、例えば、ユーザ端末3のユーザにより、会員紹介欄131aの提示要求ボタン132cがクリックされたとする。この場合、ユーザ端末3から情報提供部11に、会員紹介欄131aのユーザの嗜好提示要求が送信される。情報提供部11は、前記嗜好提示要求を受信すると、ユーザ属性データベースにアクセスし、会員紹介欄131aのユーザ(他の会員)の嗜好を提示する嗜好紹介ページ(図13の領域105の内容が提示された画像情報)を生成し、ユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3には、前記ユーザと嗜好が似ている他の会員の嗜好紹介ページが提示される。これにより、自分と嗜好が似ていると選定された他の会員のどの部分が自分と似ているのかを確認することができる。
また、ユーザ端末3のユーザにより、会員紹介ページ130のファン登録要求ボタン133がクリックされると、当該ユーザ端末3から情報提供部11に、ファン登録要求情報が送信される。情報提供部11は、前記ファン登録要求情報を受信すると、ファン登録データベース60にアクセスし、前記ユーザ端末3のユーザのユーザIDに対応付けて、会員紹介ページ130のユーザ(他のユーザ)のユーザIDを登録する。このように、ユーザは、自分と嗜好が似ている会員の公開情報を参照した上で、その会員をファンとして登録するか否かを判定できる。尚、ユーザ端末3のユーザは、Webページ100(図13)のファンリスト受付ボタン113をクリックすることにより、サーバ装置1からファンとした登録した会員リストを取得することができるようになっている。
次に、図13に戻り、情報提供部11のマイレストラン一覧表示機能について説明する。情報提供部11は、飲食店情報提供サイトで紹介する店舗情報のなかに、ユーザが気になるお店があればマイレストランとして、カテゴリ別に登録できるマイレストラン機能を備えている。情報提供部11は、図示しない検索画面により、検索された店舗について、ユーザ端末3からブックマーク登録を受付けると、マイレストランデータベース40にアクセスして、そのユーザのユーザIDに関連付けて、登録を受付けた店舗情報(店舗ID、エリア、業種、カテゴリ、公開/非公開)を登録するようになっている。尚、情報提供部11は、「カテゴリ」及び「公開/非公開」については、例えば、前記ブックマーク登録を受付ける際に、ユーザ端末3から指定される。
そして、図13に示すWebページ100上において、ユーザ端末3から受付ボタン106の選択を受け付けると、ユーザ端末3から情報提供部11に、前記マイレストラン一覧表示要求が送信される。情報提供部11は、前記マイレストラン一覧表示要求を受信すると、マイレストランデータベース40(図7参照)にアクセスし、図15に示すマイレストラン紹介ページ140を生成し、ユーザ端末3に送信する。これにより、ユーザ端末3の表示部にマイレストラン表示紹介ページ140が表示される。
また、図示するマイレストラン表示紹介ページ140には、公開受付ボタン141が設けられている。ユーザ端末3により公開受付ボタン141がクリックされると、ユーザが登録したマイレストランを他の会員に公開することができる。具体的には、このボタン141がクリックされると、ユーザ端末3から情報提供部11に、前記マイレストラン公開要求が送信される。情報提供部11は、前記マイレストラン公開要求を受信すると、マイレストランデータベース40(図7参照)にアクセスし、前記マイレストラン公開要求が送信したユーザのユーザIDが登録されたレコードのフィールド406に公開を登録する。また、情報提供部11は、ユーザデータベース20にアクセスし、前記マイレストラン公開要求が送信したユーザのユーザIDが登録されたレコードのフィールド209に、「マイレストランリスト」を追加する。
また、情報提供部11は、飲食店情報提供サイトにおいて、ユーザ端末3から、ユーザのおすすめメニューの登録を受け付けることができるようになっている。具体的には、情報提供部11は、図示しない受付画面において、ユーザ端末3からおすすめメニュー情報(店舗名(及び店舗ID)、メニュー、そのメニューに対するコメント、公開/非公開の指定)を受け付けることができるようになっている。そして、受付けたメニュー情報は、メニュー投稿データベース50(図8参照)に、メニュー情報を送信したユーザ端末3のユーザIDに関連付けられて登録される。
そして、図13に示すWebページ100上において、ユーザ端末3から受付ボタン107の選択を受け付けると、ユーザ端末3から情報提供部11に、前記メニューの表示要求が送信される。情報提供部11は、前記メニュー表示要求を受信すると、メニュー投稿データベース50(図8参照)にアクセスし、図16に示すメニュー紹介ページ150を生成し、ユーザ端末3に送信する。これにより、ユーザ端末3の表示部にメニュー紹介ページ150が表示される。
また、図示するメニュー紹介ページ150には、公開受付ボタン151が設けられている。ユーザ端末3により公開受付ボタン151がクリックされると、ユーザが登録したメニューを他の会員に公開することができる。具体的には、このボタン151がクリックされると、ユーザ端末3から情報提供部11に、メニュー公開要求が送信される。情報提供部11は、前記メニュー公開要求を受信すると、メニュー投稿データベース50にアクセスし、前記メニュー公開要求を送信したユーザのユーザIDが登録されたレコードのフィールド505に公開を登録する。また、情報提供部11は、ユーザデータベース20にアクセスし、前記メニュー公開要求が送信したユーザのユーザIDが登録されたレコードのフィールド209に、「おすすめメニュー」を追加する。
このように本実施形態によれば、会員として登録したユーザが気になるお店として登録したマイレストランやおすすめメニューを他の会員に公開することができる(情報発信することができる)。また、他の会員が気になるお店として登録したマイレストランやおすすめメニューを閲覧することができるため、お店選びにおいて、店舗側から発信される情報だけでなく、店舗の評判を参考にすることができる。
また、本実施形態によれば、会員となるユーザは、自分の飲食店に関する嗜好(ユーザ属性情報)を登録するようになっており、その飲食店に関する嗜好がグラフ化して表示される。そのため、ユーザは、簡単に自身の飲食店に関する嗜好を把握することができる。また、本実施形態によれば、ユーザは自分の嗜好と似ている会員を検索できると共に、自分と嗜好が似ている会員のお勧めのメニューや、気になるお店を閲覧することができる。すなわち、お店選びにおいて、自分と嗜好が似ているユーザが気に入っているお店やメニューを参照できるため、自分の好みに合うお店を効率的に選定することができる。また、本実施形態によれば、メインページであるWebページ上において、ユーザの会員ランク及びポイントを提示すると共に、そのユーザ向けの特典の案内要求を受付けている。そのため、本実施形態によれば、ユーザにポイントの獲得や利用を促すことができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、ユーザ属性データベース30に登録されるデータは、ユーザが会員登録する際に設定されるようになっていたが、特にこれに限定するものではない。例えば、データ更新部12が、店舗利用履歴データベース30に登録されたデータを用いて、実際に訪問した店舗の住所から、よく行くエリアの情報を更新するようにしてもよい(店舗利用履歴データベース30のフィールド304の情報を更新するようにしてもよい)。