JP5965533B1 - 作動制御システム、作動制御方法 - Google Patents

作動制御システム、作動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】種々の機器を携帯端末と連携して作動させる際の権限を与える条件を自在に設定すること。【解決手段】対象物を作動させるためのシステムであって、携帯端末(200)から送信されるコマンドに応じて対象物(400)の作動を制御する作動制御装置(100)と、コマンドに関する権限情報を携帯端末へ送信するサーバ(300)を含む。サーバは、携帯端末からの要求に対応して、携帯端末による作動制御装置へのコマンドの送信を許容する条件が満たされているか否かを判定し、許容する条件が満たされている場合に権限情報を携帯端末へ送信する。作動制御装置は、携帯端末からコマンドとともに権限情報が送信された場合にコマンドの内容に応じて対象物を作動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、スマートフォン等の携帯端末を用いて種々の機器を作動させるための技術に関する。
スマートフォン等の高機能な携帯端末の普及に伴い、携帯端末を用いて種々の機器を作動させる技術が望まれており、開発が進められている。例えば、住居やオフィスなどのドアに設置された鍵の開閉、あるいは照明装置の点消灯などを携帯端末によって制御することが考えられている。例えば、特開2012−207452号公報(特許文献1)には携帯端末を用いて鍵の開閉を行う従来技術が開示されている。
ところで、制御対象となる機器の管理者の利便性を考えると、各ユーザに対してどのような条件で機器の作動を行わせるための権限を与えるかということを管理者側で自在に設定できることが望ましい。例えば、鍵の開閉に関していえば、どのユーザに対してどのような時間的条件(期間、日時、曜日等)で鍵の開閉を行う権限を与えるかという条件を管理者側で簡単にコントロールできれば管理者側の利便性が向上する。
特開2012−207452号公報
本発明は、種々の機器を携帯端末と連携して作動させる際の権限を与える条件を自在に設定することが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る作動制御システムは、対象物を作動させるためのシステムであって、(a)携帯端末から送信されるコマンドに応じて前記対象物の作動を制御する作動制御装置と、(b)前記コマンドに関する権限情報を前記携帯端末へ送信するサーバとを含み、(c)前記サーバは、前記携帯端末からの要求に対応して、当該携帯端末による前記作動制御装置への前記コマンドの送信を許容する条件が満たされているか否かを判定し、当該許容する条件が満たされている場合に前記権限情報を前記携帯端末へ送信し、(d)前記作動制御装置は、前記携帯端末から前記コマンドと前記権限情報が送信された場合に当該コマンドの内容に応じて前記対象物を作動させる、作動制御システムである。
本発明の一態様に係る作動制御方法は、携帯端末から送信されるコマンドに応じて対象物の作動を制御する第1装置と、前記コマンドに関する権限情報を前記携帯端末へ送信する第2装置とを用いて前記対象物を作動させる方法であって、(a)前記第2装置が、前記携帯端末からの要求に対応して、当該携帯端末による前記作動制御装置への前記コマンドの送信を許容する条件が満たされているか否かを判定するステップと、(b)前記第2装置が、前記許容する条件が満たされている場合に前記権限情報を前記携帯端末へ送信するステップと、(c)前記第1装置が、前記携帯端末から前記コマンドと前記権限情報が送信された場合に当該コマンドの内容に応じて前記対象物を作動させるステップを含む、作動制御方法である。
上記構成によれば、種々の機器を携帯端末と連携して作動させる際の権限を与える条件を自在に設定することが可能となる。
図1は、一実施形態の作動制御システムの概略構成を示す図である。 図2は、鍵開閉装置の構成を示すブロック図である。 図3は、錠開閉装置の設置位置を示す模式図である。 図4は、錠開閉装置のサムターン開閉機構の構成を示す縦断面図である。 図5は、携帯端末の構成を示すブロック図である。 図6は、サーバの構成を示すブロック図である。 図7は、各ユーザに対して権限情報を付与可能な条件を示すデータベースの一例を示す図である。 図8は、携帯端末からの要求に応じて権限情報を付与する際のサーバの動作手順を示すフローチャートである。 図9は、携帯端末で表示される操作画像の一例を示す図である。 図10は、権限情報の具体例を示す図である。 図11は、解錠または施錠を実行する際の携帯端末と鍵開閉装置の動作手順を示すフローチャートである。
図1は、一実施形態の作動制御システムの概略構成を示す図である。同図に示す作動制御システムは、ユーザの所持する携帯端末を用いて、住居やオフィスなどのドアに設置された鍵(対象物)の開閉を行わせるためのシステムである。この作動制御システムは、ドアの鍵に備わったサムターン400を回転させて解錠、施錠を行うための鍵開閉装置100と、ユーザが所持するスマートフォン等の携帯端末200と、携帯端末200へ各種情報を提供し、あるいは鍵の開閉に関する権限を与える等の処理を行うサーバ300と、サーバ300に接続された情報処理装置310を含んで構成されている。なお、鍵開閉装置100が「第1装置」に対応し、サーバ300が「第2装置」に対応する。
鍵開閉装置100は、ドアのサムターン400に対応付けて設置されており、このサムターン400を回転させる機構を備えている。ここで、サムターン400とは、例えば板状の摘み部を有しており、この摘み部を回転させることによってドア内部に内蔵された錠前を作動させるためのものである。例えば、サムターン400の摘み部がほぼ垂直に位置する状態が「解錠」に対応し、摘み部がほぼ水平に位置する状態が「施錠」に対応している。鍵開閉装置100は、このようなサムターン400を自動的に回転させる。なお、このような鍵開閉装置100の具体的な構成としては、種々の公知技術(例えば、特開2002−168014号公報参照)を用いることができる。
携帯端末200は、ユーザが所持するものであり、通信回線を介して通信を行う機能や、ブルートゥース(登録商標)などの近距離の無線通信機能を備えている。本実施形態では、携帯端末200としてスマートフォンを想定するが、携帯電話機、PHS、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA)、家庭用ゲーム機器など、通信機能を備えたあらゆる端末に適用可能である。この携帯端末200は、通信ネットワークNを介してサーバ300と相互に情報通信可能に接続されている。
サーバ300は、携帯端末200へ各種情報を提供し、あるいは鍵の開閉に関する権限を与える等の処理を行うためのものである。このサーバ300は、例えば演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムを実行することによって構成される。
通信ネットワークNは、携帯端末200とサーバ300の間で相互に情報通信を行うことが可能な通信網を含んで構成されている。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
情報処理装置310は、各種情報を受信してその内容を表示することや、操作部を用いて入力される情報を外部へ送信することが可能なものである。このような情報処理装置310としては、例えば、一般的なパーソナルコンピュータ、あるいはスマートフォンやタブレット型コンピュータなどの携帯型端末などを用いることができる。情報処理装置310は、サーバ300における動作に必要な各種情報を設定するために用いられる。情報処理装置310とサーバ300との間は、直接的に接続されてもよいし、ローカルエリアネットワーク等を介して接続されてもよいし、インターネット等の外部通信ネットワークを介して接続されてもよい。
図2は、鍵開閉装置100の構成を示すブロック図である。図示のように鍵開閉装置100は、制御部10、メモリ20、近距離通信部21、サムターン開閉機構22を備えている。
制御部10は、例えばCPU等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されるものであり、機能ブロックとしての認証処理部11、開閉制御部12を有する。
認証処理部11は、携帯端末200が鍵を解錠、施錠する権限を有するものであるかどうかを確認する処理(認証処理)を行う。この認証処理は、例えば、鍵の解錠等を行うことが許可されている携帯端末200であることを示す権限情報を確認するための情報が予めメモリ20に格納されており、その情報を用いて行われる。具体的には、認証処理部12は、携帯端末200に対してその携帯端末200に予め付与された権限情報を送信することを要求し、携帯端末200から返信された権限情報に含まれる特定の情報がメモリ20に格納されている情報と一致する場合に、この携帯端末200は解錠・施錠の権限を有するものと判断する。
開閉制御部12は、認証処理部11によって権限を有すると認証された携帯端末200から送信された解錠または施錠を指示するコマンド(命令)に基づいて、サムターン開閉機構22に動作指示命令を与える。また、開閉制御部12は、サムターン開閉機構22に対して「解錠」の動作指示命令を与えた後に一定時間が経過した場合には、サムターン開閉機構22に「施錠」の動作指示命令を与える。
メモリ20は、制御部10と接続された記憶手段(例えば不揮発性メモリ)であり、制御部10で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。このメモリ20には、認証処理部11における処理に必要な情報が格納されている。
近距離通信部21は、制御部10と接続されており、制御部10と携帯端末200との間における比較的近距離での情報通信に関わる処理を行う。本実施形態では、近距離通信部21は、公知のブルートゥース規格に基づいた情報通信を行うものである。
サムターン開閉機構22は、サムターン400に取り付けられており、制御部10の開閉制御部12から与えられる動作指示命令に応じてサムターン400を「施錠」と「解錠」の各状態に対応する位置に作動させる。
図3は、錠開閉装置の設置位置を示す模式図である。また図4は、錠開閉装置のサムターン開閉機構の構成を示す縦断面図である。錠開閉装置100は、例えばドア(扉)410の内側(部屋側)にあるサムターン400に取り付け自在である。錠開閉装置100は、例えば磁石によりドア410に着脱自在である。錠開閉装置100は、例えばサムターン400とその周囲を覆う筐体160を備えている。
錠開閉装置100は、サムターン開閉機構22として、サムターン400を回転させるサムターン回転部170と、駆動源の動力によりサムターン回転部170を回転させる回転駆動機構171と、手動によりサムターン回転部170を回転させる手動回転部172と、電源部173等を筐体160内に備えている。
サムターン回転部170は、例えば略円柱状の円柱部180と、円柱部180の底面から後方側(図3の左側)に突出する脚部181を有している。
円柱部180は、例えば後方側の大径部183と、前方側(図3の右側)の小径部184を有している。大径部183の前方側の面には、回転駆動部材の凸状部101が嵌め込まれる溝部185が形成されている。溝部185は、サムターン回転部170の回転軸を中心とする円弧状に形成されている。溝部185の円弧の内角は、例えば270°(3/2×π(rad))程度に形成されている。
脚部181は、円柱部180の回転軸を中心とする同一円周上に例えば4本設けられ、4本の脚部181によって幅の異なる溝路が十字状に形成されている。サムターン回転部170は、脚部181の間にサムターン400を挟んで保持し回転することでサムターン400を回すことができる。
手動回転部172は、例えば円柱状、或いは円盤状に形成され、サムターン回転部170の円柱部180の前方側に固定されている。手動回転部172は、筐体160の前面160aに設けられた開口部160bに配置され、筐体160の前方側に突出している。手動回転部172の筐体160から突出した部分をユーザが手で保持し回転することによりサムターン回転部170を手動で回転させることができる。なお、手動回転部172には、サムターンのような摘み部があってもよい。
回転駆動機構171は、例えば遠隔操作により駆動する駆動源としてのモータ190と、サムターン回転部170の同軸上に設けられサムターン回転部170に係止可能な回転駆動部材191と、モータ190の動力を回転駆動部材191に伝達する伝達機構192を有している。
回転駆動部材191は、リング状に形成され、サムターン回転部170の円柱部180の小径部184にはめ込まれている。回転駆動部材191は、外周面に歯を有し、歯車を構成している。回転駆動部材191は、底面側に回転軸を中心とする円弧状の凸状部101を備えている。凸状部101の円弧の内角は、例えば180°程度に形成されている。凸状部101は、サムターン回転部170の円弧状の溝185にはめ込まれ、これにより、回転駆動部材191は、サムターン回転部170に回転方向に係止可能になっている。
伝達機構192は、例えば複数の歯車により構成されている。例えば伝達機構192は、モータ190の軸に取り付けられた歯車110と、回転駆動部材191の歯車とかみ合う歯車111等により構成されている。モータ190が駆動すると、歯車110、111が回転し、回転駆動部材191が回転する。
電源部173は、一つ又は複数の電池を備えている。電源部173は、モータ190や制御部10等に電力を供給する。
図5は、携帯端末200の構成を示すブロック図である。図示のように携帯端末200は、制御部30、メモリ40、近距離通信部41、通信部42、表示部43、入力部44を備えている。
制御部30は、例えばCPU等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されるものであり、機能ブロックとしてのユーザ認証処理部31、コマンド処理部32を有する。
ユーザ認証処理部31は、携帯端末200によって鍵開閉装置100の作動を行うことに関してサーバ300から認証を得るための処理を行う。具体的には、ユーザ認証処理部31は、例えば予めサーバ300に登録しておいたユーザIDとパスワードを用いてサーバ300に接続して鍵開閉装置100に対して実行したいコマンドを通知し、権限情報の付与をサーバ300に要求する。
コマンド処理部32は、ユーザ認証処理部31によってサーバ300から取得された権限情報を用いて、鍵開閉装置100に対して、サムターン400の解錠または施錠を指示する命令(コマンド)を送信する処理を行う。
メモリ40は、制御部30と接続された記憶手段(例えば不揮発性メモリ)であり、制御部30で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。例えば、メモリ40には、携帯端末200に対してサーバ300から付与された権限情報が格納される。
近距離通信部41は、制御部30と接続されており、制御部30と鍵開閉装置100との間における比較的近距離での情報通信に関わる処理を行う。本実施形態では、近距離通信部41は、公知のブルートゥース規格に基づいた情報通信を行うものである。
通信部42は、制御部30と接続されており、制御部30がネットワークNを介してサーバ300と情報通信するために必要な処理を行う。
表示部43は、例えば制御部30と接続された液晶表示パネルなどの表示手段であり、各種の画像表示を表示する。
入力部44は、例えば制御部30と接続されたキーボードなどの入力手段であり、各種情報を入力するために用いられる。
図6は、サーバ300の構成を示すブロック図である。図示のようにサーバ300は、制御部50、メモリ60、大容量記憶部61、通信部62および図示しない入力部、表示部などを含んで構成されている。
制御部50は、例えばCPU等を備えたコンピュータシステムにおいて所定の動作プログラムを実行させることによって構成されるものであり、機能ブロックとしてのユーザ認証処理部51、権限情報処理部52を有する。
ユーザ認証処理部51は、携帯端末200からの要求に応じて、その携帯端末200が登録されたユーザのものであるかを確認する処理である認証処理を行い、携帯端末200によって鍵開閉装置100の作動を行うことに関する権限情報を付与する。例えば、ユーザ認証処理部51は、携帯端末200から送信されるユーザIDとパスワードが予め登録されて大容量記憶部61に記憶されているものである場合に、その携帯端末200が登録されたユーザのものであると認証する。
権限情報処理部52は、ユーザ認証処理部51によって認証されたユーザの携帯端末200に対して、鍵開閉装置100を作動させるための権限情報を付与する。具体的には、権限情報処理部52は、通信部62を介して権限情報を携帯端末200へ送信する。本実施形態の権限情報処理部51は、権限情報を付与する際に、各ユーザに対してどのような条件で権限情報を付与可能であるかを判断しており、条件に合致する場合にのみ携帯端末200に権限情報を付与する。
図7は、各ユーザに対して権限情報を付与可能な条件を示すデータベースの一例を示す図である。図7に例示するように、対象となる施設(例えば物件A)ごとに、権限情報を付与可能なユーザ(許容ユーザ)が設定されており、かつ、各ユーザに対してそのユーザが利用可能な時間的条件(例えば、期間、日時、曜日、時間帯など)が設定され、大容量記憶部61に記憶されている。権限情報処理部52は、この大容量記憶部61に記憶されている条件情報を参照し、権限情報を付与可能な条件を満たす場合には、その携帯端末200に対して権限情報を付与する。このデータベースの構築は予め情報処理装置300を用いて行われる。
メモリ60は、制御部50と接続された記憶手段(例えば不揮発性メモリ)であり、制御部50で実行される動作プログラムや各種のデータを記憶する。
大容量記憶部61は、例えばハードディスク装置などの記憶容量が大きい記憶装置であり、制御部50の動作に必要な情報を記憶する。
通信部62は、制御部50と接続されており、制御部50がネットワークNを介して携帯端末200と情報通信するために必要な処理を行う。
図8は、携帯端末からの要求に応じて権限情報を付与する際のサーバの動作手順を示すフローチャートである。サーバ300のユーザ認証処理部51は、携帯端末200から鍵利用のためのログインが要求されたか否かを判定する(ステップS11)。ログイン要求がない間は(ステップS11;NO)、ステップS11の判定が繰り返される。
ログイン要求がなされた場合には(ステップS11;YES)、ユーザ認証処理部51は、携帯端末200から送信された情報に基づいて、この携帯端末200のユーザが予め登録されているユーザであるか否かを判定する(ステップS12)本実施形態では、携帯端末200から送信されるユーザIDとパスワードが予め登録されて大容量記憶部61に記憶されているものと一致する場合に、その携帯端末200が登録されたユーザのものであると判定される。
登録されたユーザである場合に(ステップS12;YES)、権限情報処理部52は、ユーザ認証処理部51によって認証されたユーザの携帯端末200に対し、このユーザに権限情報を付与可能な対象物件を抽出し、その内容を示す操作画像を表示するためのデータを携帯端末200へ送信する。(ステップS13)。具体的には、権限情報処理部52は、ログインが認証されたユーザに対して許容された対象物件(対象施設)を抽出し、さらに許容条件を参照して現在時刻において許容されている対象物件を抽出する。
図9は、携帯端末で表示される操作画像の一例を示す図である。図9(A)に示すように、対象物件(例示の場合、物件A)における対象ルーム(101号室、102号室・・・)を選択するための操作画像がサーバ300から送信され、携帯端末200の表示部43にて表示される。なお、対象施設が複数ある場合には、図9(A)の操作画像に先だって、対象物件を指定ないし選択するための操作画像がサーバ300から送信されたデータに基づいて端末200に表示される。図9(A)の操作画像に基づいて1つの対象ルームが選択されると図9(B)の操作画像に遷移し、施錠と解錠のいずれかのコマンドを選択できる。例えば、現在が施錠された状態であれば、「解錠」のコマンドだけが選択でき、「施錠」のコマンドはグレーアウトして選択できないようにした操作画像が表示される(図9(B)参照)。反対に、現在が解錠された状態であれば、「施錠」のコマンドだけが選択でき、「解錠」のコマンドはグレーアウトして選択できないようにした操作画像が表示される。
なお、鍵開閉装置100の現在の状態(解錠/施錠)については、例えばサーバ300側で直近に権限情報を付与した際に要求されていたコマンドの内容が記憶されており、その記憶内容に基づいて判断できる。あるいは、鍵開閉装置100から携帯端末200へ現在の状態が通知され、それに基づいて携帯端末200の制御部10において表示画像の制御が行われてもよい。
権限情報処理部52は、1つの対象ルームが選択され、かつ実行したいコマンドが選択されるまでの間は待機し(ステップS14;NO)、対象ルームおよびコマンドが選択されると(ステップS14;YES)、権限情報処理部52は、その対象ルームに対応する権限情報を携帯端末200に送信する(ステップS15)。
図10は、権限情報の具体例を示す図である。権限情報は、例えば、鍵利用IDとパスワードを含んで構成される。鍵利用IDは、鍵開閉装置100に予め設定された鍵利用者の識別情報である。鍵開閉装置100は、この鍵利用IDと対応するパスワードが送信された場合に、それらを送信した携帯端末200には鍵利用の権限があると判断する。
他方で、上記したステップS12において登録ユーザではないと判定された場合(ステップS12;NO)には、権限情報処理部52は、所定の不許可処理を実行する(ステップS16)。不許可処理とは、例えば、携帯端末200に対して鍵利用を許容しない旨のメッセージを含む画像を表示させる処理である。
図11は、解錠または施錠を実行する際の携帯端末と鍵開閉装置の動作手順を示すフローチャートである。携帯端末200のコマンド処理部32は、近距離通信部41を介して、サーバ300から付与された権限情報と実行したいコマンド(解錠/施錠)を示す情報を鍵開閉装置100へ送信する(ステップS21)。
鍵開閉装置100の制御部10は、近距離通信部21を介して、権限情報とコマンドを示す情報を携帯端末200から受信する(ステップS22)。認証処理部11は、受信した権限情報に基づいて、この携帯端末200が鍵利用を許容されているものであることを確認する認証処理を行う(ステップS23)。
認証処理が完了すると、鍵開閉装置100の開閉制御部12は、携帯端末200から送信されたコマンド(解錠/施錠)に基づいて、サムターン開閉機構22に動作指示命令を与え、サムターン開閉機構22を作動させる(ステップS24)。
次に、認証処理部11は、近距離通信部21を介して認証結果を示す情報を携帯端末200へ送信し、開閉制御部12は、近距離通信部21を介して作動結果を示す情報を携帯端末200へ送信する(ステップS25)。
携帯端末200のコマンド処理部32は、近距離通信部41を介して鍵開閉装置100から認証結果、作動結果を示す各情報を受信する(ステップS26)。その後、携帯端末200のコマンド処理部32は、近距離通信部41を介して、認証結果と作動結果の各情報をサーバ300へ送信する(ステップS27)。
なお、1つのコマンドを送信する処理が完了した後には、携帯端末200のコマンド処理部32は、メモリ40に格納した権限情報を消去することも好ましい。これにより、権限情報の不正利用を防ぐことができる。
以上のような実施形態によれば、種々の機器を携帯端末と連携して作動させる際の権限を与える条件をサーバ側で自在に設定して、携帯端末への権限付与をコントロールすることが可能となる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
例えば、解錠コマンドの実行後、携帯端末200から施錠コマンドが与えられずに所定の時間が経過した場合には、鍵開閉装置100は、コマンドの有無によらず自動的にサムターン400を「施錠」の状態に作動させるようにしてもよい。これは、携帯端末200が鍵開閉装置100から急に遠ざかったような場合など、携帯端末200からの施錠コマンドを鍵開閉装置100が受信できず、サムターン400が「施錠」の状態に戻されない状況が続くことを防ぐためである。
また、上記した実施形態では、携帯端末200を用いて作動させる対象物としてドアの鍵(サムターン)を例示していたが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。また、サムターンのように物理的な動作部分が伴う対象物に限らず電気的な動作部分のみを伴う対象物であっても本発明の適用範囲に含まれる。具体的には、例えば照明装置の点消灯、テレビジョン装置の制御(例えば電源のオンオフ切り替え等)、エアコン装置の電源のオンオフ切り替え、防火・防犯システムの作動制御、カーテンの自動開閉制御など種々の適用例が考えられる。
10、30、50:制御部
11:認証処理部
12:開閉制御部
20、40、60:メモリ
21、41:近距離通信部
22:サムターン開閉機構
31、51:ユーザ認証処理部
32:コマンド処理部
42、62:通信部
43:表示部
44:入力部
52:権限情報処理部
61:大容量記憶部
100:鍵開閉装置
200:携帯端末
300:サーバ
310:情報処理装置
400:サムターン
N:ネットワーク

Claims (3)

  1. 対象物を作動させるためのシステムであって、
    携帯端末から送信されるコマンドの実行の許可を示す権限情報を認証するための情報を予め記憶する記憶手段を有し、前記携帯端末から送信されるコマンドに応じて前記対象物の作動を制御する作動制御装置と、
    前記携帯端末とネットワークを介して接続可能であり、かつ、前記作動制御装置とはネットワークを介して接続されておらず、記権限情報を前記携帯端末へ送信するサーバと、
    を含み、
    前記サーバは、前記携帯端末からの要求に対応して、当該携帯端末による前記作動制御装置への前記コマンドの送信を許容する日時、時間帯、曜日または期間の少なくともいずれかを示す時間的条件を含む条件が満たされているか否かを判定し、当該時間的条件が満たされている場合に前記権限情報を前記携帯端末へ送信し、
    前記作動制御装置は、前記携帯端末から前記コマンドと前記権限情報が送信された場合に、時間的条件を判定することなしに前記記憶手段に記憶されている情報を用いて前記権限情報を認証し、当該コマンドの内容に応じて前記対象物を作動させる、
    作動制御システム。
  2. 記条件は、前記対象物の作動が前記携帯端末のユーザに許容されているか否かを示す使用者条件を含む、
    請求項1に記載の作動制御システム。
  3. 携帯端末から送信されるコマンドの実行の許可を示す権限情報を認証するための情報を予め記憶する記憶手段を有し、前記携帯端末から送信されるコマンドに応じて対象物の作動を制御する第1装置と、前記携帯端末とネットワークを介して接続可能であり、かつ、前記第1装置とはネットワークを介して接続されておらず、記権限情報を前記携帯端末へ送信する第2装置とを用いて前記対象物を作動させる方法であって、
    前記第2装置が、前記携帯端末からの要求に対応して、当該携帯端末による前記第1装置への前記コマンドの送信を許容する日時、時間帯、曜日または期間の少なくともいずれかを示す時間的条件を含む条件が満たされているか否かを判定するステップと、
    前記第2装置が、前記許容する条件が満たされている場合に前記権限情報を前記携帯端末へ送信するステップと、
    前記第1装置が、前記携帯端末から前記コマンドと前記権限情報が送信された場合に、時間的条件を判定することなしに前記記憶手段に記憶されている情報を用いて前記権限情報を認証し、当該コマンドの内容に応じて前記対象物を作動させるステップと、
    を含む、作動制御方法。
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