JP5965332B2 - 棚割管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、小売店舗の棚割を管理する技術に関し、特に、棚割や店舗への割付の追加・変更等の作業である棚替を支援する棚割管理システムに適用して有効な技術に関するものである。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどの小売店舗では、店舗内の陳列棚にどの商品をどのように並べるかを棚割として管理することが行われる。また、この棚割に対して、例えば、季節の変化や特売等のイベント、商品の人気や売上状況などに合わせてニーズの高い商品が顧客の手に取りやすい場所に陳列されるよう変更する棚替作業が随時行われる。
棚割の作成や棚替に関連する技術としては、例えば、特開2002−230127号公報(特許文献1)には、店舗で使用される棚の属性を示す棚情報と、棚に陳列される商品の属性を示す商品情報と、商品の陳列数を求めるための計算式を含む陳列情報とを格納した記憶部と、棚情報に含まれる棚の幅・奥行き値と、商品情報に含まれる商品の横幅・縦長値および陳列数とを計算式に代入して、商品を棚に陳列する縦・横の列数を計算する計算部と、計算部で計算された商品の縦・横の列数に基づいて、棚における商品の配置を表示する表示部とを備えることで、売り上げデータを考慮し、かつ、視覚的に陳列する商品の棚割を可能とする技術が記載されている。
また、例えば、特開2008−299768号公報(特許文献2)には、チェーンストアの本部及びサプライヤー等の棚割作成元において、棚段等に陳列する商品群の少なくとも一部が複数の候補から選択可能となっている棚割案を、販売店の各店舗について一括して作成して通信ネットワークを介して各店舗に提供する一方、販売店の各店舗では、棚割の選択可能な部分について、自店の客層及び立地条件等に応じて、複数の候補のうちの一を選択して棚割を決定することで、販売店の各店舗において販売状況に応じて棚割を作成することができ、かつチェーンストアとしての統一性を保つことを可能とする技術が記載されている。
また、例えば、特開2001−344320号公報(特許文献3)には、商品を棚に割り当てたパターンを受信する手段と、前回の受信したパターンをもとに独特の棚割したパターンを作成したときの差分情報を記憶する手段と、受信した今回のパターンに対して、記憶した差分情報をもとに独特の棚割したパターンを作成する手段とを備えることで、標準パターンをもとに地区独特の棚割したパターンを作成したときに差分情報を保存し、次回の標準パターンの変更時に差分情報をもとに自動的に棚割したパターンを作成したり、棚割が衝突したときに優先度を設けて優先度の高い方をパターンに反映したりし、標準パターンが変更された場合に地区独特の商品などを反映した棚割のパターンを自動作成する技術が記載されている。
特開2002−230127号公報 特開2008−299768号公報 特開2001−344320号公報
棚替を行う際、新しく作成した棚替後の棚割と現在の棚割とで、陳列される商品の内容に差分が生じることになるが、この差分の商品に対して、各店舗では、発注や処分の処理を行なっている。例えば、新しい棚割には存在するが現在の棚割には存在しない商品は、新たに陳列する追加商品であるため、必要な分の発注処理を行う。逆に、現在の棚割には存在するが新しい棚割には存在しない商品は、陳列を止めるカット商品であるため、返品や、他店舗への移動、特売等による売り切りなどの処理を行う。
従来、棚割や棚替についての管理は、主に担当者が棚割表を作成して、手作業で管理することがほとんどであった。従って、担当者には過大な作業負荷がかかっており、また、ミス等も生じやすい状況となっていた。
また、例えば、新規出店の場合、現在の棚割が存在しないため、ゼロから新たに棚割を作成することになるが、どのような棚をどれだけ用意してどの棚にどのような商品を陳列するかについては、同規模の店舗での現在の棚割を参考にして、担当者の個人的技量に依拠しつつ過不足を調整し、試行錯誤により作成するという場合が多かった。
そこで本発明の目的は、各店舗における棚割の情報を管理し、棚替の際に各店舗で必要となる情報を出力することを可能とする棚割管理システムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態による棚割管理システムは、商品を販売する各店舗における陳列棚への前記商品の陳列方法に係る情報である棚割の情報を管理する棚割管理システムであって、商品の種別および店舗の特性に応じて、棚割のパターンである棚割パターンの登録および更新を受け付ける棚割マスタ管理部と、棚割パターン、および/または各店舗に対する棚割パターンの関連付けである店舗割付の登録および更新からなる棚替の設定を受け付ける棚替設定部と、棚替の前後における店舗割付および棚割パターンの情報に基づいて、陳列対象の商品の差分を抽出し、前記差分に基づいて前記棚替の際の指示情報を作成する棚替指示作成部と、を有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、各店舗における棚割の情報を管理し、棚替の際に各店舗で必要となる情報を出力することが可能となる。
本発明の一実施の形態である棚割管理システムの構成例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における棚割の作成から各店舗への棚替指示に至る一連の処理の流れの例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における棚割マスタを構成する各種マスタテーブルのデータの関連を示した図である。 本発明の一実施の形態における棚割パターンマスタのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における店舗マスタのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における陳列情報マスタのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における棚割カテゴリマスタのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における什器情報マスタのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における店舗割付テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における棚替計画テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における棚替指示テーブルのデータ構成の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における棚替の概念を模式的に示した図である。 本発明の一実施の形態における一括棚替設定の定番棚一斉変更の処理の流れの例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における各店舗についての棚数の配分を参照・更新する表の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における各店舗についての棚割パターンの割付を参照・登録する表の例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における一括棚替設定の企画棚一斉変更の処理の流れの例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態における各店舗についての棚割カテゴリ毎のランクを参照・登録する表の例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<概要>
本発明の一実施の形態である棚割管理システムは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど、商品を陳列して販売する複数の店舗における棚割の情報について、棚割のパターンとして一元的に管理し、各店舗と棚割(すなわち棚割のパターン)との関連付けの情報を割付情報として管理する。これにより、棚替の際に、棚替の内容を登録することで、棚替前後での棚割や店舗割付の差分に基づいて、各店舗で必要となる作業を指示するデータを出力することを可能とするシステムである。各店舗で必要となる作業の指示とは、例えば、追加商品の発注やカット商品の処分の指示の他に、どのように陳列するかの指示や、プライスカード、POP(Point Of Purchase)広告の出力の指示などを含むことができる。
なお、本実施の形態において、「棚割」とは、店舗に依存しない棚割のパターンのことを指し、「店舗割付」とは、各店舗に対して棚割を割り付けた結果の関連付けのことを指す。また、「棚替」とは、棚割や店舗割付の内容について追加・変更を行い、各店舗の売場に反映させることを指すものとする。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態である棚割管理システムの構成例について概要を示した図である。棚割管理システム100は、例えば、サーバ機器やクラウドコンピューティング環境における仮想サーバ等のコンピュータシステムにより構成され、LAN(Local Area Network)やインターネットVPN(Virtual Private Network)などからなるネットワーク400を介して、ユーザが利用する情報処理端末である1つ以上のユーザ端末300が、クライアントアプリケーションやWebブラウザ等を介して接続可能な構成を有する。
また、当該棚割管理システム100が導入されている企業等における他のシステムとして、例えば、発注システム210や伝票計上システム220、販促システム230などの各種関連システムと相互に通信して連携することが可能である。棚割管理システム100とこれら関連システムとは、例えば、販売管理システムや商品管理システム等の上位システムのサブシステムとして構成されていてもよい。
棚割管理システム100は、例えば、図示しないOS(Operating System)やDBMS(DataBase Management System:データベース管理システム)、Webサーバプログラムなどのミドルウェア上で動作するソフトウェアプログラムとして実装される、棚割マスタ管理部110、棚替設定部120、棚替指示作成部130、および棚替指示連携部140などの各部を有する。
棚割マスタ管理部110は、棚割情報を管理するための各種マスタテーブルのユーザによる登録・更新などの管理を行う機能を有する。各種マスタテーブルの内容については後述する。棚替設定部120は、棚替の内容を設定・登録する機能を有する。棚替設定には、後述するように、個別棚替設定と一括棚替設定の2種類がある。個別棚替設定は、個別の店舗に対して棚割や店舗割付を行うものであり、一括棚替設定は、店舗の業態や売場の規模・地域などの特性等に応じて該当する店舗の棚割や店舗割付を一括して行うものである。
棚替指示作成部130は、棚替設定部120による棚替の設定の結果に基づいて追加商品およびカット商品を抽出し、店舗に対して発注もしくは処分の指示の作成を行う機能を有する。棚替指示連携部140は、棚替指示作成部130により作成された発注・処分データの他システムへの連携や、発注・処分データに基づく店舗への棚替案内を行う機能を有する。
他の関連システムについて、例えば、発注システム210は、発注処理を一元的に行うシステムである。伝票計上システム220は、各店舗に対する作業等の指示伝票を含む各種の伝票を出力したり、伝票を集計したりするシステムである。販促システム230は、特売やセール等に際しての宣伝・広告や、チラシ・店内POP等の作成を行うシステムである。関連システムは、これらのものに限られず、棚割や棚替に係る情報を必要とする処理を行うものであれば連携することが可能である。
図2は、上記の棚割管理システム100における棚割の作成から各店舗への棚替指示に至る一連の処理の流れの例について概要を示した図である。まず、本部の管理者や、棚割・棚替の担当者等のユーザは、ユーザ端末300等を利用して棚割管理システム100にアクセスし、棚割マスタ管理部110により棚割マスタを構成する各種マスタテーブルに対してデータの登録や更新等の管理を行う(S01)。
その後、棚替設定部120により、棚替計画等に基づいて棚替の設定処理を行う。ここでは、上述したように、個別棚替設定(S02)もしくは一括棚替設定(S03)のいずれか一方もしくは両方の処理を行う。その後、棚替指示作成部130により、発注・処分データ等を作成する棚替指示の作成処理を行う(S04)。その後、棚替指示連携部140により、発注・処分データ等の関連システムへの連携や店舗への棚替案内を行う(S05)。
<データ構成>
図3は、棚割マスタを構成する各種マスタテーブルのデータの関連を示した図である。棚割管理システム100では、棚割パターン111’を中心に、店舗112’、陳列情報113’、棚割カテゴリ114’、什器情報115’の情報を関連付けて管理することで、棚割マスタのデータを管理する。ここで、図示するように、棚割パターン111’と、陳列情報113’、棚割カテゴリ114’、および什器情報115’との間の関連付けが「棚割」に相当し、棚割パターン111’と店舗112’との関連付けが「店舗割付」に相当する。また、これら全体の内容や関連付けを設定・変更し、もしくは他のものに切り替えることが「棚替」に相当する。
図4は、棚割パターンマスタ111のデータ構成の例について概要を示した図である。棚割パターンマスタ111は、店舗の業態や立地条件、売場特性などに応じた棚情報(すなわち陳列情報)をパターン化して棚割パターンとして保持するマスタテーブルであり、例えば、棚割パターン番号、棚割パターン枝番、枝番名称、棚割カテゴリコード、店舗特性、陳列情報番号、本体什器コードおよび自動発注許可などの各項目を有する。
棚割パターン番号および棚割パターン枝番の各項目は、これらの組み合わせにより、棚割パターンを一意に識別することができるよう採番した番号を保持する。棚割パターン番号により基本的な棚情報のパターンを特定し、棚割パターン枝番により地域差(地域限定商品や売れ筋商品等)などを反映させたアレンジ棚などの設定を特定可能とする。なお、図3の例に示される店舗割付において、店舗112’に対する棚割パターン111’の割付は棚割パターン枝番単位で行われる。枝番名称の項目は、対象の枝番の棚割パターンの名称を保持する。
棚割カテゴリコードの項目は、後述する棚割カテゴリマスタ114によって管理される棚割カテゴリを一意に特定するコード値等であり、陳列する商品の分類と、棚割の区分(例えば、「定番棚」や「企画棚」など)によって特定される棚割を管理する単位の情報を保持する。店舗特性の項目は、対象の棚割パターンが対象とする店舗の特性の類型を示すコード値等であり、例えば、「住宅街」や「オフィス街」、「繁華街」などの特性を示すものである。
陳列情報番号の項目は、後述する陳列情報マスタ113によって管理される陳列情報113’であって対象の棚割パターンで採用する陳列情報113’を特定する番号の情報を保持する。本体什器コードの項目は、後述する什器情報マスタ115によって管理される什器情報115’であって対象の棚割パターンで採用するものの什器本体を特定する番号の情報を保持する。自動発注許可の項目は、対象の棚割パターンに含まれ現在陳列されている商品について陳列数が一定以上少なくなった場合、発注システム210が発注処理を自動で行うことを許可するか否かのフラグ情報を保持する。
棚割カテゴリ、棚割パターンおよび棚割パターン枝番の具体例としては、例えば、棚割カテゴリについては、商品分類が「風邪薬」、棚割の区分が「定番棚」という単位で特定する。この棚割カテゴリに属する棚割パターンとしては、例えば、陳列情報113’が、棚やゴンドラの本数に応じた「1本パターン」や「2本パターン」、「3本パターン」などのパターンであり、これと、「住宅街」や「オフィス街」等の店舗特性との組み合わせで特定する。棚割パターン枝番については、「標準」の棚情報のパターンに対して、例えば、「大阪アレンジ」や「横浜アレンジ」などの地域単位でのアレンジ棚を設定する。棚割パターンを変更等するに際しての履歴情報管理のために用いてもよい。
図5は、店舗マスタ112のデータ構成の例について概要を示した図である。店舗マスタ112は、棚割の管理対象の店舗の情報を保持するマスタテーブルであり、例えば、店舗コード、店舗名、業態コード、営業管轄、店舗立地、店舗タイプ、坪数、および全棚数などの各項目を有する。
店舗コードの項目は、店舗を一意に識別するコードや番号などの情報を保持する。店舗名の項目は、対象の店舗の名称の情報を保持する。業態コードの項目は、複数業態の店舗を管理する場合の対象の店舗の業態を特定するコードや名称の情報を保持する。業態としては、例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどの小売業態が含まれる。営業管轄の項目は、対象の店舗が属する営業上の管轄の情報を保持する。営業上の管轄としては、例えば、関東、中部、関西などの地域・地区管轄などが含まれる。
店舗立地の項目は、対象の店舗の立地の区分を示す情報を保持する。立地の区分としては、例えば、地域の中心地区を示す「タウン」や郊外居住地区を示す「ホーム」などが含まれる。店舗タイプの項目は、上記の店舗立地の項目と関連して、対象の店舗のタイプや特性を示す情報を保持する。店舗タイプとしては、例えば、店舗立地が「タウン」の場合には「オフィス街」や「繁華街」など、店舗立地が「ホーム」の場合は「住宅地」や「商業集積地」などが含まれる。
坪数の項目は、対象の店舗の販売エリアの床面積(坪数)の情報を保持する。全棚数の項目は、対象の店舗の販売エリアに設置される棚の総本数の情報を保持する。坪数および全棚数の項目により、対象の店舗の規模の情報を把握することができる。
図6は、陳列情報マスタ113のデータ構成の例について概要を示した図である。陳列情報マスタ113は、陳列棚における商品の陳列や発注支援に係る陳列情報を保持するマスタテーブルであり、例えば、陳列情報番号、商品コード、配置位置、フェイス数、プライスカードデザイン、プライスカード枚数、POPデザイン、POP枚数、最大陳列数、および発注点などの各項目を有する。
陳列情報番号の項目は、陳列情報を一意に識別する番号等の情報を保持する。商品コードの項目は、棚に陳列する商品を特定する商品コードの情報を保持する。同一の商品であっても、陳列する棚等によっては異なる配置となり得る。配置位置およびフェイス数の項目は、対象の商品を棚のどの位置(段・列)にどれだけ(フェイス数)配置するかの情報をそれぞれ保持する。
プライスカードデザインおよびプライスカード枚数の項目は、対象の商品の陳列に必要となるプライスカードのデザインおよび枚数の情報をそれぞれ保持する。また、POPデザインおよびPOP枚数の項目は、対象の商品の陳列に必要となるPOPのデザインおよび枚数の情報をそれぞれ保持する。プライスカードおよびPOPのデザインは、例えば、デザインデータを保持するファイル名などにより指定することができる。最大陳列数の項目は、対象の商品を陳列する際の最大の個数の情報を保持する。この値は、棚替の際に対象の商品を発注するときの発注数を算出する際にも利用される。また、発注点の項目は、発注システム210における自動発注処理の実行を判断する際の基準となる在庫水準の情報を保持する。
図7は、棚割カテゴリマスタ114のデータ構成の例について概要を示した図である。棚割カテゴリマスタ114は、棚割を管理するためのカテゴリの分類に係る情報を保持するマスタテーブルであり、例えば、棚割カテゴリコード、業態コード、主観商品分類、および棚割区分などの各項目を有する。
棚割カテゴリコードの項目は、図4の棚割パターンマスタ111のものと同内容であり、棚割カテゴリを一意に特定するコード値等の情報を保持する。業態コードの項目は、図5の店舗マスタ112のものと同内容であり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの対象の店舗の業態を特定するコードや名称の情報を保持する。主管商品分類の項目は、対象の棚割カテゴリに対応する棚割で主に陳列する商品の分類を特定する情報を保持する。商品の分類としては、例えば、「風邪薬」や「肩こり対策」、「ダイエット」、「花粉症対策」などが含まれる。棚割区分の項目は、対象の棚割カテゴリの区分を示す情報を保持する。棚割カテゴリの区分には、例えば、「定番棚」や「企画棚」などが含まれる。
図8は、什器情報マスタ115のデータ構成の例について概要を示した図である。什器情報マスタ115は、陳列棚を構成する什器の情報を保持するマスタテーブルであり、例えば、本体什器コード、什器パーツコード、設置高さ、および数量などの各項目を有する。
本体什器コードの項目は、棚割で採用する什器本体を特定するコードや型番等の情報を保持する。什器パーツコードの項目は、棚板やフックなど、対象の什器本体に設置されて陳列棚を構成する什器パーツを特定するコードや型番等の情報を保持する。設置高さの項目は、対象の什器パーツの什器本体に対する設置位置の情報を保持する。例えば、棚の下からの高さによって設置位置を示すことができる。数量の項目は、対象の什器パーツの設置位置毎の数量の情報を保持する。例えば、什器パーツがフックの場合は「6本」などと設定される。
なお、ここで登録された什器情報は、棚替案内により各店舗に通知されるため、新規開店時などでは、店舗において必要となる什器パーツを事前に把握することが可能となる。本実施の形態では、商品情報と異なり、必要となる什器本体や什器パーツについて発注システム210との連携による自動発注処理は行わないものとしているが、連携させるようにすることも可能である。
図9は、店舗割付テーブル121のデータ構成の例について概要を示した図である。店舗割付テーブル121は、各店舗に対する棚割パターンの割付の情報である店舗割付を管理するテーブルであり、例えば、店舗コード、棚割パターン番号、棚割パターン枝番、ゴンドラ本数、採用開始日、および採用終了日などの各項目を有する。
店舗コードの項目は、図5の店舗マスタ112のものと同内容であり、対象の店舗を特定するコードや番号などの情報を保持する。棚割パターン番号および棚割パターン枝番の項目は、図4の棚割パターンマスタ111のものと同内容であり、これらの組み合わせにより、対象の店舗に割り付ける棚割パターンを特定する番号などの情報を保持する。各店舗にはそれぞれ1つ以上の棚割パターンを割り付けることができる。ゴンドラ本数の項目は、対象の棚割パターンおいて使用する棚やゴンドラの本数の情報を保持する。
採用開始日および採用終了日の各項目は、対象の店舗割付の有効期間の始期および終期の情報をそれぞれ保持する。例えば、現在採用中の店舗割付については、採用開始日のみが設定されているが、後述する棚替計画により棚替の対象となった場合には、棚替の予定日が採用終了日として設定されるとともに、新たな店舗割付のエントリが作成され、棚替の予定日が採用開始日として設定されることになる。これにより、現在採用中の棚割パターンと、棚替後に新たに採用される棚割パターンを把握することが可能となる。
図10は、棚替計画テーブル122のデータ構成の例について概要を示した図である。棚替計画テーブル122は、棚替を実施する際の計画の情報を保持するテーブルであり、例えば、棚替計画番号、棚替計画名称、計画作成基準日、棚替確定予定日、店舗反映予定日、および計画分類などの各項目を有する。
棚替計画番号の項目は、棚替計画を一意に識別する番号の情報を保持する。棚替計画名称の項目は、棚替計画の名称(例えば、「12年下期定期棚替・ヘルスケア」など)の情報を保持する。計画作成基準日の項目は、計画の作成時点として取り扱う基準日の情報を保持する。棚替確定予定日の項目は、棚割管理システム100上で棚替前後でのデータが切り替わる棚替の基準日となる予定の日の情報を保持する。店舗反映予定日の項目は、各店舗について、棚替指示を行い、実際に当該店舗で棚替作業が行われる予定の日の情報を保持する。計画分類の項目は、棚替計画の対象や目的を分類するコード値などの情報を保持する。例えば、「ヘルスケア」や「フーズ」などの分類が含まれる。
図11は、棚替指示テーブル131のデータ構成の例について概要を示した図である。棚替指示テーブル131は、各店舗に対する商品の発注や処分の棚替指示・案内についての情報を保持するテーブルであり、例えば、店舗コード、商品コード、追加・カット商品区分、および指示内容などの各項目を有する。
店舗コードの項目は、図5の店舗マスタ112のものと同内容であり、指示対象の店舗を特定するコードや番号などの情報を保持する。商品コードの項目は、図6の陳列情報マスタ113のものと同内容であり、棚替指示対象の商品を特定する商品コードの情報を保持する。追加・カット商品区分の項目は、対象の商品に対する処理の指示の区分を示すコード値等を保持する。当該区分には、例えば、対象の商品が追加商品もしくはカット商品のいずれなのかを示すコード値等の情報を保持する。指示内容の項目は、対象の商品に対する指示の内容を示す情報を保持する。例えば、対象の商品が追加商品である場合には「初回投入」、カット商品である場合には「返品」、「移動」、「売切」のいずれかの処分方法を示す情報が含まれる。
なお、上述の図4〜図11で示した各テーブルのデータ構成(項目)はあくまで一例であり、同様のデータを保持・管理することが可能な構成であれば、他のテーブル構成やデータ構成であってもよい。
<処理概要>
以下では、棚割管理システム100における棚割の作成から各店舗への棚替指示に至る一連の処理の流れのうち、主に本実施の形態の中心的な処理である、図2のステップS02、S03からなる棚替設定処理とステップS04の棚替指示データの作成処理、およびステップS05の個別指示連携処理の内容について説明する。
図12は本実施の形態における棚替の概念を模式的に示した図である。一般的には、棚替の設定は、現在の店舗割付(すなわち、各店舗112’に対する棚割パターン111’の割付の状態)に対して、棚割パターン111’内の商品の陳列等の変更、および/または棚割パターン111’の店舗112’への割付の変更を行うことで、新たな店舗割付を作成することである。
棚替設定処理には、上述したように、個別棚替設定(図2のステップS02)と、大規模な棚替の際の一括棚替設定(図2のステップS03)とが含まれる。さらに、個別棚替設定の中には、棚割パターン指定、店舗指定および商品指定の3種類、一括棚替設定の中には、定番棚一斉変更および企画棚一斉変更の2種類が含まれる。なお、これらの棚替設定の種類は適宜組み合わせて採用することができる。
個別棚替設定の棚割パターン設定では、ある棚割パターン111’(現)に対して、その内容における商品の陳列等を変更して新たな棚割パターン111’(新)とする。これにより、棚割パターン111’(現)を採用している複数の店舗112’に対して一括して棚割パターン111’(新)に基づいて棚替指示を行うことが可能となる。なお、基本的には店舗112’に対する棚割パターン111’の割付は変更せず、割付自体は継続させるものとするが、割付自体を変更してもよい。
個別棚替設定の店舗指定では、特定の店舗112’に対して、棚替の対象となる棚割パターン111’(現)およびこれに対する新たな棚割パターン111’(新)を指定する。すなわち、店舗割付の変更のみを行う。特に、新規開店の登録時には、棚割パターン111’(現)がないことから、棚割パターン111’(新)のみを登録することで、新たな店舗112’に対する必要な棚割パターン111’の割付と、商品の発注の指示を円滑に行うことが可能となる。
個別棚替設定の商品指定では、新商品の発売や、廃版商品の撤去などの際に、棚割パターン111’(現)における陳列情報を変更することなく、陳列商品の入替のみを行う。すなわち、カット商品を指定して、これに対して新商品(すなわち追加商品)との差替を指示することで、カット商品が含まれる棚割パターン111’(現)を自動的に特定して、配置位置を変更することなく商品情報を入れ替えて棚割パターン111’(新)とする。これにより、対象の棚割パターン111’を採用している複数の店舗112’に対して一括して棚替指示を行うことが可能となる。なお、この場合は店舗112’に対する棚割パターン111’の割付は変更せず、割付自体は継続させるものとする。
一括棚替設定の定番棚一斉変更では、定期棚替として、棚替のスケジュール管理と、棚割パターン111’および店舗112’への割付の見直しを行う。図13は、一括棚替設定の定番棚一斉変更の処理の流れの例について概要を示した図である。まず、ユーザは、棚割管理システム100にアクセスし、棚替設定部120等により、店舗112’に棚割パターン111’を割り付ける際の参考情報として、棚割カテゴリ114’のモデル構成を作成する(S11)。また同様に、店舗112’に棚割パターン111’を割り付ける際の参考情報として、店舗への棚配分の計画値を作成して登録する(S12)。
ステップS11では、棚を埋める商品分類の割合を、店舗特性別にモデル構成として図示しないテーブル等に登録し、管理する。ここでの店舗特性は、図5の店舗マスタ112における店舗立地、店舗タイプおよび坪数の項目が該当する。商品分類の単位としては、例えば、図10の棚替計画テーブル122における計画分類(例えば、「ヘルスケア」や「フーズ」など)を大分類とし、さらに、これらの分類を細分化した、図7の棚割カテゴリマスタ114における主管商品分類(例えば、大分類の「ヘルスケア」に含まれる「風邪薬」や「肩こり対策」、「ダイエット」など)の2段階で、それぞれの階層で標準棚本数を登録する。
例えば、大分類の「ヘルスケア」全体で40本の棚、その内訳として、棚割カテゴリ114’の「風邪薬」で3本、「肩こり対策」で2本、「ダイエット」で2本、…などの情報を登録する。なお、このモデル構成を参考情報として利用するか否かは任意であり、利用の要否をパラメータ等として設定することができるようにしてもよい。
ステップS12では、店舗棚配分の計画値として、店舗特性別に棚割の計画分類毎の棚数配分を図示しないテーブル等に登録し、管理する。店舗マスタ112に保持するようにしてもよい。ここでの店舗特性は、上記のステップS11の場合と同様に、図5の店舗マスタ112における店舗立地、店舗タイプおよび坪数の項目が該当する。また、棚数配分は、棚割カテゴリ(「定番棚」もしくは「企画棚」)毎に登録することができるものとする。なお、ここで登録された店舗棚配分の計画値は、店舗112’に対する棚割パターン111’の割付時に、割付可能な棚数の上限値として用いることができる。
ステップS11およびS12によって必要に応じて参考情報の登録を行った後、ユーザは、棚替設定部120により定期棚替の基本の計画単位を棚替計画テーブル122に登録する(S13)。この計画単位は、棚割の計画分類の単位で作成する(例えば「12年下期ヘルスケア」など)。この棚替の基本の計画単位は、図10の棚替計画テーブル122の内容に対応し、計画単位毎の大日程を、計画作成基準日、棚替確定予定日、店舗反映予定日などの日付情報として登録する。基本の計画単位を登録すると、棚替設定部120は、計画作成基準日時点での店舗112’に対する棚割パターン111’(現)の割付の情報に基づいて計画データを作成する。すなわち、棚替確定予定日時点での店舗112’に対する棚割パターン111’(新)の割付の情報を計画データとして作成する。
次に、ユーザは、各店舗112’についての計画データを参照し、棚割の計画分類および計画の大日程毎に、各棚割カテゴリ114’に対する棚数の配分のバランスを確認する(S14)。図14は、各店舗112’についての棚数の配分を参照・登録する表の例について概要を示した図である。ここでは、例えば、ステップS11で作成した棚割構成モデル(図中の「モデル店」)における計画分類(図中では「ヘルスケア部門」)、商品分類毎の棚数配分と、対象の店舗112’における棚割カテゴリ114’毎の棚数の割付予定とを比較することができる。また、各棚割カテゴリ114’に割り付ける棚数の合計が、計画分類毎の棚数の計画値、すなわち、ステップS12で登録した店舗112’毎の棚数配分と合致しているかを店舗112’毎に確認することができる。
次に、ユーザは、各店舗112’に対する棚割パターン111’の割付を確認する(S15)。図15は、各店舗112’についての棚割パターン111’の割付を参照・登録する表の例について概要を示した図である。ここでは、例えば、ある棚割カテゴリ114’(図中では「風邪薬」)配下の棚割パターン枝番(図中では「オフィス1本」、「オフィス2本」、…などの名称)と、店舗112’の割付予定(図中のチェックマーク)を確認することができる。上述のステップS14で棚数を調整する必要が生じた場合や、意図する割付ではない等の場合には、ここで必要に応じて棚割パターン111’の割付を変更することが可能である。
その後、ユーザは、定期棚替の指示単位を登録する(S16)。ここでは、実際の作業手配の単位となる商品分類や店舗のグルーピングを棚替指示単位として指定する。また、棚替計画における大日程に基づいて、棚替指示単位毎の棚替作業日程の計画を行い、店舗反映予定日として棚替計画テーブル122に登録する。
一括棚替設定の企画棚一斉変更では、定期棚替として、上述した定番棚の一斉変更の処理をベースにして、企画棚の選択と、商品初回投入のランク選択を店舗112’側が回答もしくは修正することで行われる。すなわち、企画棚の選択基準や店舗ランクを本部が提案し、各店舗が選択するという手順をとることで棚替指示を作成する。
図16は、一括棚替設定の企画棚一斉変更の処理の流れの例について概要を示した図である。まず、ユーザは、棚割管理システム100にアクセスし、棚替設定部120等により、定期棚替の基本の計画単位を棚替計画テーブル122に登録する(S21)。また、店舗112’に棚割パターン111’を割り付ける際の参考情報として、店舗棚配分の計画値を作成して登録する(S22)。これらの処理は、上述の図13において説明した定番棚一斉変更の処理におけるステップS13およびS12と同様であるため、説明は省略する。
次に、ユーザは、店舗112’に対して棚割パターン111’を割り付ける際の参考情報として、企画棚の選択基準を登録する(S23)。ここでは、例えば、各棚割カテゴリ114’について、売場の規模すなわち企画棚の本数パターン毎に、企画棚が必須かオプションかを設定する。例えば、棚割カテゴリ114’が「肩こり対策」のものについて、棚本数が7本以上の場合には企画棚を必須とする、というように設定する。
また、ユーザは、企画棚における商品の初回投入数を棚割パターン枝番、商品、ランク別に設定する(S24)。例えば、棚割カテゴリ114’が「肩こり対策」、棚割パターン枝番の名称が「肩こり対策−900幅」の棚割パターン111’について、「商品A」は、ランクが「ランクS」の場合は45個、「ランクA」の場合は30個、「ランクB」の場合は25個、「ランクC」の場合は20個、…などのように設定する。
次に、ユーザは、各店舗112’についての棚割カテゴリ114’毎のランクの一覧を確認する(S25)。ここでは、計画単位、すなわち棚替の計画分類における大日程を作業単位として、各店舗112’の棚割カテゴリ114’毎に設定されたランクの情報を照会する。図17は、各店舗112’についての棚割カテゴリ114’毎のランクを参照・登録する表の例について概要を示した図である。各棚割カテゴリ114’でのランクのバランスを確認し、必要に応じてランクを変更することができる。
なお、上述の定番棚一斉変更の場合と同様に、ステップS22で店舗112’毎の棚数配分を登録している場合は、各棚割カテゴリ114’に割り付ける棚数の合計が、各店舗112’における計画分類毎の棚数の計画値と合致しているかを確認することができるようにしてもよいし、各店舗112’に対する棚割パターン枝番の割付を変更できるようにしてもよい。
ステップS25において本部のユーザが設定・推奨した棚割カテゴリ114’の選択やランクに対して、各店舗112’の店長等のユーザが自店舗分を参照して確認・変更することも可能である(S26)。各店舗112’のユーザによる棚割カテゴリ114’やランクの確認・変更状況は、本部のユーザが図17の例のような表を介して一覧で把握することが可能である。ここで決定されたランクと、ステップS24で登録されたランク毎の商品初回投入数の情報に基づいて、棚替設定部120は、各店舗112’における企画棚の陳列商品の初回投入数を決定する。
上述した処理により、個別棚替設定(図2のステップS02)および/または一括棚替設定(図2のステップS03)を行うと、次に、棚替指示作成部130により、棚替指示作成処理(図2のステップS04)を行う。ここでは、まず、棚替手配処理として、棚割パターンマスタ111等の棚割マスタテーブルと、店舗割付テーブル121、棚替計画テーブル122を参照し、棚替前後、すなわち、棚替計画テーブル122の棚替確定予定日の前後における商品の陳列情報113’の差分を自動的に抽出し、差分から追加商品とカット商品を抽出して、対象商品に関連する店舗112’の情報と合わせて棚替指示テーブル131に登録する。
例えば、上述したように、棚替確定予定日と、店舗割付テーブル121における各店舗割付の採用開始日および採用終了日の値とに基づいて、棚替前後で採用される棚割パターン111’(現)と棚割パターン111’(新)とを特定してこれら比較し、陳列情報113’に含まれる商品のうち棚割パターン111’(新)にのみ存在するものを追加商品、棚割パターン111’(現)にのみ存在するものをカット商品として抽出する。
次に、抽出された追加商品・カット商品に対して、本部のユーザは、発注・処分方法の選択を指示する。例えば、追加商品については、発注対象とするか否かを選択できるようにするとともに、発注対象とする場合は、図6に示した陳列情報マスタ113の最大陳列数の値に基づいて商品の初回投入の発注数を設定する。設定された発注数をユーザが変更できるようにしてもよい。また、カット商品については「返品」、「移動」、「売切」のいずれかの処分方法をユーザが指示することができる。これらの指示内容は棚替指示テーブル131に登録される。
その後、本部にて登録された棚替指示テーブル131の内容に基づいて、棚替指示連携部140により他の関連システムに対する棚替指示データ141を作成する個別指示連携処理(図2のステップS05)を行う。例えば、図10に示した棚替計画テーブル122の棚替確定予定日が到来すると、発注システム210に対して、棚替にて新たに採用された商品に対する初回発注用データを作成して入力する。また、現在陳列中の商品について陳列数が少なくなった場合に補充発注を自動で行うための設定の指示、および棚替により廃止されたカット商品について当該設定を解除する指示を発注システム210に対して入力する。補充発注のための指示には、例えば、図6に示した陳列情報マスタ113等から取得した対象店舗、商品コード、発注点、最大陳列数などの情報が含まれる。
また、例えば、伝票計上システム220に対して、棚替により廃止されたカット商品に対する返品や移動の棚替指示データ141を入力し、対象店舗に対する指示伝票を出力させる。また、販促システム230に対して、カット商品に対する売切指示データを入力して売切・処分のための広告等を出力させたり、新しい棚割で使用するプライスカードやPOPを出力させたりする。また、各店舗における棚替の案内データを作成し、店長や担当者等のユーザが照会することができるようにする。
以上に説明したように、本発明の一実施の形態である棚割管理システム100によれば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなど、商品を陳列して販売する複数の店舗における棚割の情報について、棚割パターン111’として一元的に管理し、各店舗112’と棚割パターン111’との関連付けの情報を店舗割付として管理する。これにより、棚替の際に、棚替の内容や計画を登録することで、棚替前後での棚割パターン111’における商品の陳列情報113’や店舗割付の差分に基づいて、各店舗112’で必要となる作業を指示するデータを出力し、また、他の関連システムを連携させることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各図において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも実装上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明は、棚割や店舗への割付の追加・変更等の作業である棚替を支援する棚割管理システムに利用可能である。
100…棚割管理システム、110…棚割マスタ管理部、111…棚割パターンマスタ、111’…棚割パターン、112…店舗マスタ、112’…店舗、113…陳列情報マスタ、113’…陳列情報、114…棚割カテゴリマスタ、114’…棚割カテゴリ、115…什器情報マスタ、115’…什器情報、120…棚替設定部、121…店舗割付テーブル、122…棚替計画テーブル、130…棚替指示作成部、131…棚替指示テーブル、140…棚替指示連携部、141…棚替指示データ、
210…発注システム、220…伝票計上システム、230…販促システム、
300…ユーザ端末、
400…ネットワーク

Claims (7)

  1. 商品を販売する各店舗における陳列棚への前記商品の陳列方法に係る情報である棚割の情報を管理する棚割管理システムであって、
    商品の種別および店舗の特性に応じて、棚割のパターンである棚割パターンの登録および更新を受け付ける棚割マスタ管理部と、
    棚割パターン、および/または各店舗に対する棚割パターンの関連付けである店舗割付の登録および更新からなる棚替の設定を受け付ける棚替設定部と、
    棚替の前後における店舗割付および棚割パターンの情報に基づいて、陳列対象の商品の差分を抽出し、前記差分に基づいて前記棚替の際の指示情報を作成する棚替指示作成部と、 を有し、
    前記棚替設定部は、複数の店舗に対する棚替計画として一括での前記棚替の設定を受け付ける場合に、店舗毎の計画値として、店舗立地、店舗タイプおよび店舗の広さのいずれかの項目を少なくとも含む店舗特性の内容に応じて棚数の配分を受け付け、また、棚替計画毎の計画作成基準日および棚替確定予定日の情報の登録を受け付けて、前記計画作成基準日時点での店舗に対する棚割パターンの情報に基づいて前記棚替確定予定日時点での店舗に対する新規の棚割パターンの情報を作成する棚割管理システム。
  2. 請求項1に記載の棚割管理システムにおいて、
    前記棚替指示作成部は、
    前記差分において、前記棚替の前の店舗割付および棚割パターンにのみ含まれる商品をカット商品として抽出し、前記棚替の後の店舗割付および棚割パターンにのみ含まれる商品を追加商品として抽出し、
    前記カット商品については、返品、移動、もしくは売切のいずれかの処分内容の入力を受け付けて前記指示情報に設定し、前記追加商品については、発注数を算出して前記指示情報に設定する棚割管理システム。
  3. 請求項2に記載の棚割管理システムにおいて、
    前記棚替指示作成部により作成された前記指示情報に基づいて、他の関連システムに対する指示データを作成し、作成した前記指示データを対応する前記関連システムに対して入力する棚替指示連携部を有し、
    前記関連システムは、
    追加商品の発注を行う発注システム、各店舗に対して前記棚替の際に前記カット商品に対する処分内容を通知もしくは出力する伝票計上システム、もしくは各店舗におけるプライスカードおよび/またはPOPを出力する販促システム、のいずれか1つ以上を含む棚割管理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の棚割管理システムにおいて、
    前記棚割パターンは、
    棚割が採用される店舗の業態、陳列される商品の分類、および定番棚か企画棚かを識別する区分の情報を含む棚割カテゴリと、陳列される商品および陳列棚における配置位置の情報を含む陳列情報と、商品の陳列の際に用いる什器の情報を含む什器情報と、を含む棚割管理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の棚割管理システムにおいて、
    前記棚替設定部は、
    前記棚替の設定を受け付ける際、棚割パターンの内容を変更する棚割パターン指定、特定の店舗に対して店舗割付を変更する店舗指定、および陳列方法を変更せずに商品のみを差し替える商品指定、のうちのいずれかもしくはこれらの組み合わせによって受け付ける棚割管理システム。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の棚割管理システムにおいて、
    前記棚替設定部は、
    定番棚についての前記棚替の設定を受け付ける際、複数の店舗について、商品の分類毎に、採用する棚割パターンの設定を一括して受け付ける棚割管理システム。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の棚割管理システムにおいて、
    前記棚替設定部は、
    企画棚についての前記棚替の設定を受け付ける際、店舗の規模に応じた棚割パターンと、陳列する商品の陳列数についての推奨設定と、を受け付け、前記推奨設定の内容について、対象の店舗のユーザからの確認もしくは変更の入力を受け付ける棚割管理システム。
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