JP5965145B2 - スポット溶接装置の作動制御方法 - Google Patents

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本発明は、被溶接部材をスポット溶接するスポット溶接装置の作動制御方法に関する。
一般に、重ね合わされた鋼板等の板材の接合には、一対の溶接電極間で挟み加圧力を与えながら両電極間に大電流を一定時間通電するスポット溶接が広く行われている。
スポット溶接にあたり、両溶接電極による加圧力及び通電時間が一定の場合には、ナゲット径は電流の増加に従って徐々に増加するが、電流値が過大になると発熱量が多くなり板材間に溶融金属が飛散する散りの発生原因となる。即ち、接合部における板厚の減少と共に強度低下の要因となる。反対に電流が過少の場合にはナゲットが小さくなり十分な接合強度が得られない。また、加圧力が小さいと板材間の接触面積が少なくなり、電流密度が高くなり過熱による散り発生原因となる。一方、加圧力が大き過ぎると接合部の接触面積が大きくなり電流密度が低下して発熱量が減少し、ナゲットが小さくなり溶接強度が低下する。
ここで、図7に示すように、剛性の低い薄板101、この薄板101より剛性が高い第1厚板102及び第2厚板103の3枚を重ね合わせた被溶接部材100をスポット溶接する場合には、各板材101、102、103の間に隙間がなく密着した状態では、可動側電極111と固定側電極112により被溶接部材100を加圧して電源113により通電すると、可動側電極111と固定側電極112間の通電経路における電流密度がほぼ均一となり薄板101から第2厚板103に亘って良好なナゲットが形成されて溶接強度を得ることができる。
しかし、実際には、可動側電極111と固定側電極112によって被溶接部材100を加圧したときに、剛性の低い薄板101と第1厚板102が上方に撓んで、薄板101と第1厚板102の間及び第1厚板102と第2厚板103との間に隙間が生じる。この場合、可動側電極111と薄板101間の接触面積は薄板101の撓みにより大きくなるのに対して、薄板101と第1厚板102間及び第1厚板102と第2厚板103間の接合部の接触面積はより小さくなる。
このため、可動側電極111と固定側電極112間の電流密度が薄板101側に対して第2厚板103側が高くなり、薄板101と第1厚板102間よりも第1厚板102と第2厚板103間の方が局部的な発熱量が多くなる。その結果、図7(a)に示すように、先ず第1厚板102と第2厚板103との接合部にナゲットNが形成され、次第にナゲットNが大きくなりやがて図7(b)のように薄板101と第1厚板102間が溶着される。しかし、この薄板101と第1厚板102との間の溶け込み量は小さく溶接強度が不安定で、薄板101の剥離が懸念され、かつ溶接品質にバラツキがある。この不具合は、特に第1厚板102及び第2厚板103が厚いほど第1厚板102と薄板101との間にナゲットNが到達しにくく、顕著である。
この対策として、例えば特許文献1に開示されたスポット溶接装置がある、このスポット溶接装置は、図8に示すように、溶接ロボット115の手首部116にスポット溶接装置120が搭載され、溶接ロボット115は、クランパ118によって支持された被溶接部材100の各打点位置にスポット溶接ガン120を移動し、被溶接部材100のスポット溶接を行う。
スポット溶接装置120は、手首部116に取り付けられたガン支持ブラケット117に固定されたリニアガイド121によって上下動自在に支持されたベース部122を備え、ベース部122に下方に延びる固定アーム123が設けられ、固定アーム123の下端先端に固定側電極124が設けられる。また、ベース部122の上端に加圧アクチュエータ126が搭載され、加圧アクチュエータ126により上下動するロッド127の下端に可動側電極125が取り付けられる。ガン支持ブラケット117の上端にサーボモータ128が搭載され、サーボモータ128の作動によりボールねじ機構を介してベース部122が上下動する。
ここで、図示しないコントローラに予め記憶されているティーチングデータに従って、薄板101側に位置する可動側電極125による加圧力FUを固定側電極124による加圧力FLよりも小さくする(FU<FL)。
このように可動側電極125による加圧力FUを固定側電極124による加圧力FLより小さくするために、先ず、サーボモータ128によりベース部122を上昇させて固定側電極124を被溶接部材100の下面に当接させると共に、加圧アクチュエータ126により可動側電極125を下降させて被溶接部材100の上面に当接させて加圧する。次に、サーボモータ128によりベース部122を押し上げる。このベース部122の押し上げにより、固定側電極124の加圧力FLがベース部122の押し上げ分だけ増加し、可動側電極125による加圧力FUが固定側電極124による加圧力FLより小さくなる。
その結果、可動側電極125と固定側電極124との間に通電したときに、薄板101と第1厚板102の接合部における電流密度が高くなり発熱量が第1厚板102と第2厚板103の接合部における発熱量に対して相対的に増加する。これにより、薄板101から第2厚板103に亘って偏りのない良好なナゲットが生成されて溶接強度を確保できる。
特開2003−251469号公報
上記特許文献1によると、固定側電極124の加圧力FLより可動側電極125側の加圧力FUを小さくすることで、相対的に薄板101と第1厚板102間の電流密度が高くなり、薄板101と第1厚板102の接合部における発熱量が確保でき、溶け込み量が増大して溶接強度が増加する。
しかし、クランパ118によりクランプ保持された被溶接部材100を固定側電極124と可動側電極125によって挟持加圧した状態でベース部122を移動して固定側電極124の加圧力FLより可動側電極125による加圧力FUを小さくするには、被溶接部材100をクランプ保持するクランパ118に大きな負荷が要求される。一方、クランプ118による被溶接部材100のクランプ位置と溶接位置が大きく離間した状態では、被溶接部材100が撓み変形して固定側電極124による加圧力FLと可動側電極125による加圧力FUにバラツキが生じて安定した薄板101と第1厚板102との間の接触抵抗及び第1厚板102と第2厚板103との間の接触抵抗の確保が困難であり、接合部における電流密度にバラツキが生じてスポット溶接の品質低下が懸念される。
そこで、本特許出願人は、特願2010−200643において、図9に概要を示すように、固定側電極132と、加圧アクチュエータにより作動する可動側電極131との間で被溶接部材100の溶接部を所定の加圧力F、即ち可動側電極132の加圧力FUと固定側電極132の加圧力FLで挟持すると共に加圧し(F=FU+FL)、更に図示しない副加圧アクチュエータにより副加圧部133を被溶接部材100の薄板101に押圧して副加圧力fを付与することで、薄板101側に作用する固定側電極132の加圧力FLを第2厚板103側に作用する可動側電極131の加圧力FUより小さく制御して、可動側電極131と固定側電極132との間に通電して溶接するスポット溶接装置を提案した。
一方、このスポット溶接装置において可動側電極131と固定側電極132とによって設定された加圧力Fで被溶接部材100を挟持加圧すると共に副加圧アクチュエータにより副加圧部133を被溶接部材100に押圧して副加圧力fを付与した状態で可動側電極131と固定側電極132との間に所定時間通電してスポット溶接することから、溶接動作中、即ち副加圧アクチュエータにより被溶接部材100に副加圧力fを付加しているときに、溶接作業に影響する溶接装置及び周辺機器の異常、例えば被溶接部材100の板材間に切粉や鉄粉等の異物の侵入、給電用電線の断線、冷却水供給管路の破断等の異常事態が発生して溶接装置の作動が緊急停止すると、副加圧アクチュエータの作動が停止状態となり、副加圧部133が被溶接部材100に圧接した副加圧付与状態で停止することが懸念される。
この副加圧部133が被溶接部材100に圧接した状態では、固定側電極132及び固定電極132の周囲が被溶接部材100や副加圧部133により隠蔽されて固定側電極132や被溶接部材100の溶接部等の目視確認が極めて困難になる。また、副加圧部133が被溶接部材100に圧接して可動側電極132と副加圧部133によって被溶接部材100が挟持された状態では、溶接ロボットにより溶接装置を移動退避させる動作が困難になることが懸念される。また、副加圧部133や可動側電極132、固定側電極133等により被溶接部材100の損傷を誘発することが懸念される。
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、作動中の異常発生に伴う緊急停止時において溶接電極や副加圧部及び被溶接部材の目視確認が容易な状態に作動停止するスポット溶接装置の作動制御方法を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載のスポット溶接装置の作動制御方法の発明は、第1溶接電極と、被溶接部材に当接して前記第1溶接電極と協働して前記被溶接部材を挟持する第2溶接電極を前記被溶接部材に当接して加圧力を付与する加圧位置と前記被溶接部材から離反する退避位置に移動する加圧アクチュエータと、副加圧部を前記被溶接部材に当接して副加圧力を付与する副加圧位置と前記被溶接部材から離反する退避位置に移動する副加圧アクチュエータとを有し、前記第1溶接電極及び前記第2溶接電極によって前記被溶接部材を挟持加圧すると共に前記副加圧部によって副加圧力を付与して前記第1溶接電極及び前記第2溶接電極に通電して前記被溶接部材を溶接するスポット溶接装置の作動制御方法であって、溶接作動異常を検知する溶接異常検知手段を有し、前記第1溶接電極と前記第2溶接電極とで前記被溶接部材を挟持加圧すると共に前記被溶接部材に前記副加圧部を当接して副加圧力を付与し、かつ前記第1溶接電極と前記第2溶接電極との間を通電する作動状態において、前記溶接異常検知手段の異常検知に基づいて前記副加圧アクチュエータにより前記副加圧部を前記被溶接部材から離反せしめ、かつ前記加圧アクチュエータにより前記第2溶接電極を前記被溶接部材から離反することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスポット溶接装置の作動制御方法において、前記作動状態において、前記溶接異常検知手段の異常検知に基づいて前記第1溶接電極と前記第2溶接電極との間の通電を停止した後、前記副加圧アクチュエータにより前記副加圧部を被溶接部材から離反せしめ、かつ前記加圧アクチュエータにより前記第2溶接電極を前記被溶接部材から離反することを特徴とする。
これによると、溶接異常検知手段の異常検知に基づく緊急停止時に副加圧アクチュエータにより副加圧部を被溶接部材から離反し、かつ加圧アクチュエータにより第2溶接電極を被溶接部材から離反することで、被溶接部材の溶接部が第2溶接電極や副加圧部によって隠蔽されることなく、或いは隠蔽される部位が極めて少なくなり、被溶接部材における溶接部の目視確認が容易になると共に、第1溶接電極、第2溶接電極及び副加圧部を含む、これらの周囲の目視確認が容易になり、該部における不具合に対する対策作業が迅速かつ確実にできる。
また、副加圧部が被溶接部材から離反した状態でかつ第2溶接電極と第1溶接電極による被溶接部材の挟持加圧が開放されることで、溶接作業位置からスポット溶接装置を移動退避させる動作が容易に行えると共に、副加圧部や第1溶接電極、第2溶接電極等による被溶接部材の損傷発生が回避できる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のスポット溶接装置の作動制御方法において、前記加圧アクチュエータによる前記第2溶接電極の前記被溶接部材からの離反に先行して、前記副加圧アクチュエータにより前記副加圧部を前記被溶接部材から離反することを特徴とする。
これによると、副加圧部が被溶接部材から離反した後に第1溶接電極と第2溶接電極による挟持を開放することから、副加圧部を被溶接部材から離反するときには、被溶接部材が第1溶接電極と第2溶接電極によって挟持保持された状態に保持されて、被溶接部材の捩れや湾曲等の変形が抑制される。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のスポット溶接装置の作動制御方法において、前記副加圧アクチュエータによる前記副加圧部の前記被溶接部材からの離反と、前記加圧アクチュエータによる前記第2溶接電極の前記被溶接部材から離反とを同時に実行することを特徴とする。
これによると、請求項に対し、副加圧部の被溶接部材からの離反と第2溶接電極の被溶接部材からの離反を同時に実行することで副加圧部及び第2溶接電極の作動制御の簡素化が得られる。
本発明によると、溶接異常検知手段の異常検知に基づく緊急停止時に副加圧部を被溶接部材から離反し、かつ第2溶接電極を被溶接部材から離反することで、被溶接部材における溶接部の目視確認が容易になると共に、第1溶接電極、第2溶接電極及び副加圧部を含む周囲の目視確認が容易になり、該部における不具合に対する対策作業が迅速かつ確実にできる。
また、副加圧部が被溶接部材から離反した状態でかつ第2溶接電極と第1溶接電極による被溶接部材の挟持加圧が開放されることで、溶接作業位置からスポット溶接装置を移動退避させる動作が容易に行える。
一実施の形態におけるスポット溶接装置の構成図である。 図1のA部拡大図である。 図2のB矢視図である。 可動側電極及び副加圧部の退避状態における図1のA部拡大図である。 可動側電極及び副加圧部の退避状態における図2のB矢視図である。 作動概要説明図である。 従来のスポット溶接の概要を示す説明図である。 従来のスポット溶接の概要を示す説明図である。 スポット溶接装置の概要説明図である
本発明の一実施の形態について、図1乃至図6を参照して説明する。図1はスポット溶接装置の構成図、図2は図1のA部拡大斜視図、図3は図2のB矢視図、図4は可動側電極及び副加圧部の退避状態における図1のA部拡大図、図5は可動側電極及び副加圧部の退避状態における図2のB矢視図、図6は模式的に示す作動概要説明図である。
スポット溶接装置1の説明に先立って、被溶接部材100について説明する。被溶接部材100は、図2及び図3に示すように、重ね合わされた2枚の厚板の一方に薄板を重ね合わせた、下から順に剛性の低い薄板101、薄板101より板厚が大きく剛性が高い第1厚板102及び第2厚板103が重ね合わされた3枚重ねの板組によって構成される。
スポット溶接装置1は、図示しない溶接ロボットの手首部にイコライザユニットを介して取り付けられる矩形のベース部3及びベース部3の両側から下方に折曲して対向する一対の側部4を有するコ字状の支持ブラケット2を有し、支持ブラケット2に固定アーム10、加圧アクチュエータ20、副加圧付与手段30及び溶接トランス40が取り付け支持される。
固定アーム10は、支持ブラケット2の両側部4に基端が結合されて下方に延在する固定アーム本体11及び固定アーム本体11の先端にL字状に折曲する電極保持部12が形成され、電極保持部12に第1溶接電極である固定側電極15が、その頂端15aを上方にして装着される。
加圧アクチュエータ20は、サーボモータ21及びボールネジ送り機構等によって構成された直動部22を有し、サーボモータ21の作動によって直動部22のロッドが昇降往復動する。直動部22のロッドの下端に電極アーム23が設けられ、電極アーム23の先端に固定アーム10に設けられた固定側電極15と同軸上、即ち中心軸線L上に固定側電極15と対向する第2溶接電極である可動側電極25が設けられる。これにより加圧アクチュエータ20のサーボモータ21の作動により図2及び図3に示す被溶接部材100を固定側電極15と協働して挟持すると共に被溶接部材100に加圧力を付与する加圧位置と、図4及び図5に示すように可動側電極25が固定側電極15から上方に離反する退避位置との間で中心軸線Lに沿って移動する。この加圧力はサーボモータ21の回転トルクによって決定され、サーボモータ21の回転トルクを制御することで要望の加圧力が得られる。
副加圧付与手段30は、支持ブラケット2の両側部4に両端が結合されたコ字状の取付ブラケット5に設けられた基板6に取り付けられるサーボモータ32及びボールネジ送り機構等によって構成された直動部33を備えた副加圧付与アクチュエータ31を有し、サーボモータ32の作動によって直動部33のロッドが昇降往復動し、ロッドの先端に互いに離間して対向配置された一対の可動軸34a、34bが往復動する。この可動軸34a、34bの先端に副加圧付与アーム35が設けられる。
副加圧付与アーム35は、可動軸34a、34bの先端に基端部が結合されて可動軸34a、34bに対して折曲する略水平方向に延在する基端アーム部36、基端アーム部36の先端部36Aに基端部が結合されて固定側電極15の軸心方向、即ち中心軸線L方向に沿って下方に延在するアーム部37によって構成され、アーム部37の先端部に副加圧部38が設けられる。
基端アーム部36は、基端部36A及び基端部36Aから分岐して電極アーム23を隔てて対向して延在して基端部がそれぞれ各可動軸34a、34bの先端にボルト36aによって結合される取付アーム部36B、36Cを有する略U字形板状に形成される。
アーム部37は、固定アーム10と電極アーム23との間において中心軸線Lに沿って延在するアーム本体37Aとアーム本体37Aの基端部に折曲形成された上部取付フランジ部37Bとアーム本体37Aの先端部となる下端に折曲形成された下部取付フランジ部37Cとを有し、上部取付フランジ部37Bが基端アーム部36の先端部36Aの下面に接合してボルト37aによって結合される。
副加圧部38は、基端部38Aがアーム部37の下部取付フランジ部37Cにボルト38aによって結合されて中心軸線L方向に向かって延在する矩形板状であって、先端38Bに中心軸線Lと同軸で上方に突出して固定側電極15の貫通を許容する断面半円弧状、即ち半割り筒状の当接部39が設けられる。
このように構成された副加圧付与アーム35は、サーボモータ32の作動によって図2及び図3に示すように固定側電極15と可動側電極25とによって挟持された被溶接部材100に下方から当接して副加圧力fを付与する副加圧位置と、図4及び図5に示すように先端に設けた副加圧部38の当接部39が固定側電極15の頂端15aより下方となる退避位置との間で中心軸線Lに沿って移動する。この副加圧力fはサーボモータ32の回転トルクによって決定され、サーボモータ32の回転トルクを制御することで要望の副加圧力fが得られる。
電源となる溶接トランス40の一方の出力端子がバスバ及び固定アーム10等を介して固定側電極15に通電可能に接続され、他方の出力端子がバスバ及び電極アーム23等を介して可動側電極25に通電可能に接続される。
また、溶接コントローラ41を備え、溶接コントローラ41にはスポット溶接装置1の作動プログラム及び作動プログラムに設定された各作動行程に基づいて加圧アクチュエータ20を制御する加圧制御部42と副加圧アクチュエータ31を制御する副加圧制御部43が含まれる。
この溶接コントローラ41は作動プログラムデータとして異常検知手段45からの異常検知信号に基づいてスポット溶接装置1の作動を緊急停止させ、かつ副加圧付与アクチュエータ31のサーボモータ32を作動させて副加圧部38を被溶接部材100に当接する副加圧位置から退避位置に移動させる副加圧部退避工程及びこの副加圧部退避工程に連続して加圧アクチュエータ20のサーボモータ21を作動させて可動側電極25を被溶接部材100に当接する加圧位置から退避位置に移動させる加圧部退避工程を含む。即ち、スポット溶接装置1が動作中に異常検知手段45が異常検知したときには、スポット溶接装置1を緊急停止し、かつ副加圧部39を被溶接部材100から離反する退避位置に退避させると共に可動側電極25を被溶接部材100から離反する退避位置に退避させる。この異常検知手段45によって検知される作動異常としては、溶接動作に影響する溶接装置及び周辺機器の異常、例えば被溶接部材100の板材間に切粉や鉄粉等の異物が侵入した場合や、給電線の断線、冷却水供給管路の破断、固定側電極15や可動側電極25の損傷、副加圧部38の損傷等の種々の溶接動作に影響を及ぼす異常が挙げられる。
また、図示しない溶接ロボットコントローラには、溶接ロボットのティーチングデータが格納され、ティーチングデータには、被溶接部材100の各溶接打点位置を順次スポット溶接するための作動プログラム及び各溶接打点、即ち溶接位置におけるスポット溶接装置1の位置及び姿勢が含まれる。図示しない溶接コントローラには溶接装置1の作動プログラム及び加圧アクチュエータ20、制御加圧付与手段30、溶接トランス40の作動制御が含まれる。
次に、スポット溶接装置1の作動を図6の作動概要説明図を参照して説明する。
被溶接部材100のスポット溶接にあたり、予め設定されたプログラムに従い、可動側電極25が固定側電極15から離反した退避位置でかつ副加圧付与手段30の副加圧部38が退避位置に保持された状態で、ロボットコントローラは溶接ロボットを作動して、図6(a)に示すように被溶接部材100の溶接位置となる打点位置に固定側電極15の頂端15aを当接してスポット溶接装置1を位置決めする。
このスポット溶接1が溶接位置に位置決めされた状態では、図6(a)に示すように固定側電極15の頂端15aが被溶接部材100の薄板101に下方から当接する一方、可動側電極25の頂端25aが第2厚板103と隙間を有して対向し、副加圧部38の先端39が薄板101と隙間を有して対向する。
次に、図6(b)及び図2、図3に示すように、固定側電極15が被溶接部材100の薄板101に当接した状態で、加圧アクチュエータ20のサーボモータ21の作動により可動側電極25を退避位置から固定側電極15に接近する加圧位置方向に移動させて第2厚板103に上方から当接させる。更にサーボモータ21を所定トルクに達するまで作動して可動側電極25を第2厚板103に圧接させる。これにより加圧アクチュエータ20の加圧力が可動側電極25と固定アーム10を介して固定側電極15とに作用し、可動側電極25と固定側電極15とで被溶接部材100の溶接部を挟持すると共に加圧する。
一方、副加圧付与手段30のサーボモータ32の作動により副加圧部38を退避位置から当接部39が被溶接部材100の薄板101に固定側電極15に隣接して下方から当接する副加圧位置に移動させる。更にサーボモータ32を所定トルクに達するまで作動して副加圧部38を薄板101に圧接させて副加圧力fを付与する。
このように固定側電極15と可動側電極25によって被溶接部材100を挟持加圧し、副加圧部38により固定側電極15に隣接して薄板101に下方から副加圧力fを付与した状態では、図6(c)に示すように、可動側電極25による加圧力FUが被溶接部材100の第2厚板103に上方から付与され、固定側電極15による加圧力FLと当接部39による副加圧力fと隣接して薄板101に付与される。
この場合、加圧アクチュエータ20による加圧力が電極アーム23等を介して可動側電極25に作用し、かつ可動側電極25に対向して固定アーム10を介して固定側電極15に作用する一方、副加圧付与手段30においてサーボモータ32による付勢力が副加圧付与アーム35等を介して副加圧部38に作用し、第2厚板103に上方から作用する可動側電極25による加圧力FUと薄板101に下方から作用する固定側電極15による加圧力FL及び副加圧部38による副加圧力fの総和が等しくなる(FU=FL+f)。
これにより、被溶接部材100は、第2厚板103側に上方から作用する可動側電極25の加圧力FUと、薄板101側に下方から作用する固定側電極15の加圧力FL及び副加圧部38の副加圧力fとによって安定した状態で挟持保持される。
一方、被溶接部材100の溶接部には、可動側電極25から第2厚板103に加圧力FUが付与され、薄板101に固定側電極15の加圧力FLが付与されると共に副加圧部38から副加圧力fが付与されることから、固定側電極15から薄板101に作用する加圧力FLは、可動側電極25の加圧力FUから副加圧部39の副加圧力fを減じた加圧力が付与される(FL=FU−f)。
このように薄板101側に作用する固定側電極15からの加圧力FLを第2厚板103側に作用する可動側電極25の加圧力FUより小さく(FL<FU)することで、薄板101と第1厚板102の接合部における接触圧力が、第1厚板102と第2厚板103間の溶接部における接触圧力より小さくなり、相対的に薄板101と第1厚板102間の接触抵抗が大きくなると共に、第1厚板102と第2厚板103間の接触抵抗が小さくなる。
次に、可動側電極25と固定側電極15及び副加圧部38とで被溶接部材100を挟持加圧して薄板101側に位置する固定側電極15の加圧力FLを第2厚板103側に位置する可動側電極25の加圧力FUより小さくした状態で、溶接トランス40から可動側電極25と固定側電極15とに所定時間通電して溶接する。
この可動側電極25と固定側電極15に通電した時に、相対的に薄板101と第1厚板102間の接合部における接触抵抗が大きく電流密度が高くなると共に、第1厚板102と第2厚板103間の接触抵抗が小さく保持される。これにより、薄板101と第1厚板102の接合部における発熱量が第1厚板102と第2厚板103の接合部における発熱量に対して相対的に増加して、薄板101から第2厚板103に亘って電流密度の偏りのない良好なナゲットが形成され、薄板101の溶接強度が確保できる。
しかる後、可動側電極25と固定側電極15への通電を終了し、加圧アクチュエータ20のサーボモータ21の作動により可動側電極25を加圧位置から退避位置に移動させて固定側電極15と可動側電極25とによる被溶接部材100の挟持を開放する。次に、作動プログラムに従い溶接ロボットを作動して、スポット溶接装置1を被溶接部材100の打点位置から退避させ、次の被溶接部材100の打点位置に移動する。
一方、図2及び図3に示すように固定側電極15と可動側電極25によって被溶接部材100を挟持加圧すると共に副加圧部39によって副加圧力fを付与するスポット溶接装置1の動作中において、異常検知手段45によって溶接異常が検知された際には、異常検知手段45からの検知信号に基づいて溶接ロボット及びスポット溶接装置1の動作を緊急停止し、即ち溶接コントローラ41において加圧アクチュエータ20のサーボモータ21及び副加圧アクチュエータ31のサーボモータ32の作動を停止すると共に固定側電極15及び可動側電極25への通電を停止して溶接動作を停止する。
溶接動作停止後、副加圧部退避工程に移行して副加圧アクチュエータ31のサーボモータ31を作動させて、図2及び図3に示す副加圧付与状態にある副加圧部38を図4及び図5に示す被溶接部材100から離反する退避位置に移動して、副加圧付与を解除すると共に退避位置に保持する。この副加圧部38が被溶接部材100から離反した状態では、被溶接部材100は中心軸線L上に同軸上で対向する固定側電極15と可動側電極25によって挟持保持され、被溶接部材100の溶接部に作用する固定側電極15の頂端15aと可動側電極25の頂端25aが中心軸線L上に位置し、固定側電極15の加圧方向と可動側電極25の加圧方向が中心軸線L上で対向し、被加工部材100の溶接部に偏荷重、所謂オフセット荷重が作用することなく被溶接部材100の捩れや湾曲等の変形が抑制されて固定側電極15と可動側電極25によって安定した状態で挟持保持される。
一方、副加圧部38が被溶接部材100から離反した後に加圧部退避工程に移行し加圧アクチュエータ20のサーボモータ21を作動させて、図2及び図3に示す加圧付与状態にある可動側電極25を図4及び図5被溶接部材100から離反する退避位置に退避させて停止する。
この副加圧部38及び可動側電極25を被溶接部材100から離反した退避位置に移行することで、被溶接部材100の溶接部が可動側電極25や副加圧部38によって隠蔽されることなく、或いは隠蔽される部位が極めて少なくなり、被溶接部材100の状態、特に溶接部の目視確認が容易になると共に、固定側電極15、可動側電極25及び副加圧部38を目視確認することができる。また、固定側電極15、可動側電極25及び副加圧部38の周囲の状況を目視が可能になり、該部における不具合に対する対策作業が迅速かつ確実にできる。
また、副加圧部38が被溶接部材100から離反した状態でかつ可動側電極25と副加圧部15により被溶接部材100の挟持加圧が開放されることで、スポット溶接装置1を溶接作業位置から移動退避させる動作が容易に行えると共に、副加圧部133や可動側電極132、固定側電極133等により被溶接部材100の損傷発生が回避できる。
なお、上記説明では、副加圧部38が被溶接部材100から離反した後に可動側電極25を加圧位置から退避したが、仮に副加圧部38が被溶接部材100に圧接した副加圧力fを付与した状態で可動側電極25を退避させて可動側電極25と固定側電極15による加圧力を解除すると、可動側電極25が中心軸線L上で被溶接部材100に頂端25aが当接する一方、副加圧部38が中心軸線線Lから偏倚して当接する状態が発生して被加工部材100に偏荷重、所謂オフセット荷重が作用して被溶接部材100の捩れや湾曲等の変形を誘発することが懸念される。特に、この被溶接部材100に捩れや湾曲等の変形の発生は、第1厚板102や第2厚板103が比較的剛性が低く被溶接部材100の剛性が低い場合、固定側電極15と可動側電極25とによる加圧力Fや副加圧部38により付与される副加圧力fが比較的大きい溶接条件のときに懸念される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では可動側電極25の被溶接部材100からの離反に先行して副加圧部38を離反した例について説明したが、副加圧部38の被溶接部材100からの離反と可動側電極25の被溶接部材100からの離反を同時に実行することもできる。これにより副加圧部38及び可動側電極25の制御の簡素化が得られる。
1 スポット溶接装置
10 固定アーム
15 固定側電極(第1溶接電極)
20 加圧アクチュエータ
21 サーボモータ
25 可動側電極(第2溶接電極)
30 副加圧付与手段
31 副加圧付与アクチュエータ
32 サーボモータ
35 副加圧付与アーム
38 副加圧部
41 溶接コントローラ
42 加圧制御部
43 副加圧制御部
45 異常検知手段
100 被溶接部材
L 中心軸線
F 加圧力
f 副加圧力

Claims (4)

  1. 第1溶接電極と、
    被溶接部材に当接して前記第1溶接電極と協働して前記被溶接部材を挟持する第2溶接電極を前記被溶接部材に当接して加圧力を付与する加圧位置と前記被溶接部材から離反する退避位置に移動する加圧アクチュエータと、
    副加圧部を前記被溶接部材に当接して副加圧力を付与する副加圧位置と前記被溶接部材から離反する退避位置に移動する副加圧アクチュエータとを有し、
    前記第1溶接電極及び前記第2溶接電極によって前記被溶接部材を挟持加圧すると共に前記副加圧部によって副加圧力を付与して前記第1溶接電極及び前記第2溶接電極に通電して前記被溶接部材を溶接するスポット溶接装置の作動制御方法であって、
    溶接作動異常を検知する溶接異常検知手段を有し、
    前記第1溶接電極と前記第2溶接電極とで前記被溶接部材を挟持加圧すると共に前記被溶接部材に前記副加圧部を当接して副加圧力を付与し、かつ前記第1溶接電極と前記第2溶接電極との間を通電する作動状態において、前記溶接異常検知手段の異常検知に基づいて前記副加圧アクチュエータにより前記副加圧部を前記被溶接部材から離反せしめ、かつ前記加圧アクチュエータにより前記第2溶接電極を前記被溶接部材から離反することを特徴とするスポット溶接装置の作動制御方法。
  2. 前記作動状態において、前記溶接異常検知手段の異常検知に基づいて前記第1溶接電極と前記第2溶接電極との間の通電を停止した後、前記副加圧アクチュエータにより前記副加圧部を被溶接部材から離反せしめ、かつ前記加圧アクチュエータにより前記第2溶接電極を前記被溶接部材から離反することを特徴とする請求項1に記載のスポット溶接装置の作動制御方法。
  3. 前記加圧アクチュエータによる前記第2溶接電極の前記被溶接部材からの離反に先行して、前記副加圧アクチュエータにより前記副加圧部を前記被溶接部材から離反することを特徴とする請求項1又は2に記載のスポット溶接装置の作動制御方法。
  4. 前記副加圧アクチュエータによる前記副加圧部の前記被溶接部材からの離反と、前記加圧アクチュエータによる前記第2溶接電極の前記被溶接部材から離反とを同時に実行することを特徴とする請求項1又は2に記載スポット溶接装置の作動制御方法。
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