JP5964395B2 - 無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置 - Google Patents

無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5964395B2
JP5964395B2 JP2014235261A JP2014235261A JP5964395B2 JP 5964395 B2 JP5964395 B2 JP 5964395B2 JP 2014235261 A JP2014235261 A JP 2014235261A JP 2014235261 A JP2014235261 A JP 2014235261A JP 5964395 B2 JP5964395 B2 JP 5964395B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field
terminal
mac
serving cell
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014235261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015053730A (ja
Inventor
スンジュン イ
スンジュン イ
スンダク チョン
スンダク チョン
スンフン ジュン
スンフン ジュン
ヨンデ リ
ヨンデ リ
スンジュン パク
スンジュン パク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Electronics Inc
Original Assignee
LG Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Electronics Inc filed Critical LG Electronics Inc
Publication of JP2015053730A publication Critical patent/JP2015053730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5964395B2 publication Critical patent/JP5964395B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • H04W52/346TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading distributing total power among users or channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • H04W52/365Power headroom reporting
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/54Signalisation aspects of the TPC commands, e.g. frame structure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/21Control channels or signalling for resource management in the uplink direction of a wireless link, i.e. towards the network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信システムに係り、特に、無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置に関する。
本発明が適用されうる無線通信システムの一例として3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;以下、「LTE」という。)通信システムについて概略的に説明する。
図1は、無線通信システムの一例としてE−UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。E−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進展したシステムで、現在、3GPPで基礎的な標準化作業を進行している。一般に、E−UMTSをLTE(Long Term Evolution)システムと呼ぶこともできる。UMTS及びE−UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容はそれぞれ、「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network」のRelease 7及びRelease 8を参照すればよい。
図1を参照すると、E−UMTSは、端末(User Equipment;UE)120、基地局(eNodeB;eNB)110a,110b、及びネットワーク(E−UTRAN)の終端に位置して外部ネットワークに接続するアクセスゲートウェイ(Access Gateway;AG)を含む。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/またはユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に伝送することができる。
一つの基地局には一つ以上のセルが存在する。セルは、1.25、2.5、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つに設定され、複数の端末に下りまたは上り伝送サービスを提供する。互いに異なる帯域幅を提供するように各セルを設定することができる。基地局は、複数の端末に対するデータ送受信を制御する。下りリンク(Downlink;DL)データについて、基地局は下りスケジューリング情報を伝送して、該当の端末にデータが伝送される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)関連情報などを知らせる。また、上りリンク(Uplink;UL)データについて、基地局は上りスケジューリング情報を該当の端末に伝送して、当該端末が使用できる時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ関連情報などを知らせる。基地局間にはユーザートラフィックまたは制御トラフィックの伝送のためのインターフェースを用いることができる。コアネットワーク(Core Network;CN)は、AG、及び端末のユーザー登録などのためのネットワークノードなどで構成することができる。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位に端末の移動性を管理する。
無線通信技術は、WCDMAに基づいてLTEまで開発されてきているが、ユーザー及び事業者の要求及び期待は持続的に増加している。しかも、他の無線接続技術も開発し続いており、今後、競争力を持つためには新しい技術進展が要求される。ビット当たり費用の減少、サービス可用性の増大、融通性ある周波数バンドの使用、単純構造及び開放型のインターフェース、端末の適切なパワー消耗などが要求される。
近年、3GPPは、LTEの後続技術に対する標準化作業を進行している。この技術を本明細書では「LTE−Advanced」または「LTE−A」と呼ぶ。LTEシステムとLTE−Aシステムとの主な相違点の一つは、システム帯域幅の相違である。LTE−Aシステムは、最大100MHzの広帯域を支援することを目指しており、そのために、複数の周波数ブロックを用いて広帯域を達成する搬送波組み合わせ(carrier aggregationまたはbandwidth aggregation)技術を用いるようにしている。搬送波組み合わせは、より広い周波数帯域を使用するために、複数の周波数ブロックを一つの大きな論理周波数帯域として用いるようにする。各周波数ブロックの帯域幅は、LTEシステムで使用されるシステムブロックの帯域幅に基づいて定義できる。それぞれの周波数ブロックはコンポーネント搬送波を用いて伝送される。
上述したような議論に基づき、以下では、無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置を提案する。
本発明の一態様である、無線通信システムにおいて少なくとも一つのサービングセルが設定された端末が残余電力情報を送信する方法は、前記残余電力情報を生成すること、及び前記残余電力情報を基地局に送信することを含むことができる。
ここで、前記残余電力情報は、複数の指示子を含む第1のフィールド、及び残余電力レベルを示す少なくとも一つの第2のフィールドを含み、前記複数の指示子のそれぞれは、前記少なくとも一つのサービングセルのそれぞれに対する前記少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無を示すことができる。
好適には、前記複数の指示子のそれぞれは0または1に設定され、1に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在することを示し、0に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在しないことを示すことができる。
また、前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセルのうち、活性化(activation)されたサービングセルに対するものでよい。
前記少なくとも一つのサービングセルのいずれか一つに対応する第2のフィールドの生成がトリガーされる場合に、前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセル全体に対するものでよい。
前記残余電力情報は、前記少なくとも一つのサービングセルのいずれか一つを通じて送信されるとよい。
そして、前記第1のフィールドはビットマップ(Bitmap)形態のフィールドであり、前記少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無によらずに前記残余電力情報に含まれるとよい。
また、前記残余電力情報は、MAC(Medium Access Control)CE(Control Element)に含まれるとよい。
ここで、前記MAC CEは、前記残余電力情報の存在を示すための論理チャネル識別子(LCID:Logical Channel ID)をさらに含むことができる。
また、前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセルのそれぞれのセルインデックス順に構成されるとよい。
一方、本発明の他の態様である、無線通信システムにおいて残余電力情報を送信するために少なくとも一つのサービングセルが設定された端末は、前記残余電力情報を生成するプロセッサ、及び前記残余電力情報を基地局に送信する伝送モジュールを備えることができる。
ここで、前記残余電力情報は、複数の指示子を含む第1のフィールド、及び残余電力レベルを示す少なくとも一つの第2のフィールドを含み、前記複数の指示子のそれぞれは、前記少なくとも一つのサービングセルのそれぞれに対する前記少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無を示すことができる。
好適には、前記複数の指示子のそれぞれは0または1に設定され、1に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在することを示し、0に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在しないことを示すことができる。
また、前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセルのうち、活性化(activation)されたサービングセルに対するものでよい。
前記少なくとも一つのサービングセルのいずれか一つに対応する第2のフィールドの生成がトリガーされる場合に、前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセル全体に対するものでよい。
前記残余電力情報は、前記少なくとも一つのサービングセルのいずれか一つを通じて送信されるとよい。
そして、前記第1のフィールドは、ビットマップ(Bitmap)形態のフィールドであり、前記少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無によらずに前記残余電力情報に含まれるとよい。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
無線通信システムにおいて少なくとも一つのサービングセルが設定された端末が、残余電力(PH:Power Headroom)情報を送信する方法であって、
前記残余電力情報を生成することと、
前記残余電力情報を基地局に送信することと、を含み、
前記残余電力情報は、複数の指示子を含む第1のフィールド、及び残余電力レベルを示す少なくとも一つの第2のフィールドを含み、
前記複数の指示子のそれぞれは、前記少なくとも一つのサービングセルのそれぞれに対する前記少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無を示すことを特徴とする、残余電力情報送信方法。
(項目2)
前記複数の指示子のそれぞれは、0または1に設定され、
1に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在することを示し、0に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在しないことを示すことを特徴とする、請求項1に記載の残余電力情報送信方法。
(項目3)
前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセルのうち、活性化(activation)されたサービングセルに対するものであることを特徴とする、請求項1に記載の残余電力情報送信方法。
(項目4)
前記少なくとも一つのサービングセルのいずれか一つに対応する第2のフィールドの生成がトリガーされる場合に、前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセル全体に対するものであることを特徴とする、請求項1に記載の残余電力情報送信方法。
(項目5)
前記残余電力情報は、前記少なくとも一つのサービングセルのいずれか一つを通じて送信されることを特徴とする、請求項1に記載の残余電力情報送信方法。
(項目6)
前記第1のフィールドは、ビットマップ(Bitmap)形態のフィールドであり、前記少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無によらずに前記残余電力情報に含まれることを特徴とする、請求項1に記載の残余電力情報送信方法。
(項目7)
前記残余電力情報は、MAC(Medium Access Control) CE(Control Element)に含まれて送信されることを特徴とする、請求項1に記載の残余電力情報送信方法。
(項目8)
前記MAC CEは、前記残余電力情報の存在を示す論理チャネル識別子(LCID:Logical Channel ID)をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の残余電力情報送信方法。
(項目9)
前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセルのそれぞれのセルインデックス順に構成されることを特徴とする、請求項1に記載の残余電力情報送信方法。
(項目10)
無線通信システムにおいて残余電力情報を送信するために少なくとも一つのサービングセルが設定された端末であって、
前記残余電力情報を生成するプロセッサと、
前記残余電力情報を基地局に送信する伝送モジュールと、を備え、
前記残余電力情報は、複数の指示子を含む第1のフィールド、及び残余電力レベルを示す少なくとも一つの第2のフィールドを含み、
前記複数の指示子のそれぞれは、前記少なくとも一つのサービングセルのそれぞれに対する前記少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無を示すことを特徴とする、端末。
(項目11)
前記複数の指示子のそれぞれは、0または1に設定され、
1に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在することを示し、0に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在しないことを示すことを特徴とする、請求項10に記載の端末。
(項目12)
前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセルのうち、活性化(activation)されたサービングセルに対するものであることを特徴とする、請求項10に記載の端末。
(項目13)
前記少なくとも一つのサービングセルのいずれか一つに対応する第2のフィールドの生成がトリガーされる場合に、前記少なくとも一つの第2のフィールドは、前記少なくとも一つのサービングセル全体に対するものであることを特徴とする、請求項10に記載の端末。
(項目14)
前記残余電力情報は、前記少なくとも一つのサービングセルのいずれか一つを通じて送信されることを特徴とする、請求項10に記載の端末。
(項目15)
前記第1のフィールドはビットマップ(Bitmap)形態のフィールドであり、前記少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無によらずに前記残余電力情報に含まれることを特徴とする、請求項10に記載の端末。
本発明の実施例によれば、端末は效果的に残余電力情報を基地局に伝送することができる。
本発明から得られる効果は、以上に言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確に理解されるであろう。
無線通信システムの一例としてE−UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。 E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)のネットワーク構造を概念的に示す図である。 3GPP無線接続ネットワーク規格に基づく端末とE−UTRAN間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の制御プレーン(Control Plane)及びユーザープレーン(User Plane)の構造を示す図である。 3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般的な信号伝送方法を説明するための図である。 LTEシステムで用いられる無線フレームの構造を例示する図である。 搬送波組み合わせ(carrier aggregation)手法を説明する概念図である。 LTEシステムで定義された残余電力情報の構造を例示する図である。 LTEシステムで定義されたMACサブヘッダー(subheader)の構造を例示する図である。 LTEシステムで定義されたMACサブヘッダー(subheader)の構造を例示する図である。 本発明の一実施例に係るPHR−CAのMACサブヘッダーとMAC CEフォーマットを例示する図である。 本発明の一実施例に係るPHR−CAのMACサブヘッダーと他のMAC CEフォーマットを例示する図である。 本発明の一実施例に係る通信装置のブロック構成図である。
以下に添付の図面を参照して説明された本発明の実施例から、本発明の構成、作用及び別の特徴が容易に理解されるだろう。以下に説明される実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された例である。
本明細書は、LTEシステム及びLTE−Aシステムを用いて本発明の実施例を説明するが、これは例示に過ぎず、本発明の実施例は、上記の定義に該当するいかなる通信システムにも適用可能である。また、本明細書は、FDD方式を基準に本発明の実施例について説明するが、これは例示であり、本発明の実施例はH−FDD方式またはTDD方式にも容易に変形して適用することができる。
図2は、E−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)のネットワーク構造を概念的に示す図である。特に、E−UTRANシステムは、既存のUTRANシステムから進展したシステムである。E−UTRANは、セル(eNB)で構成され、セル同士はX2インターフェースを介して接続する。セルは無線インターフェースを介して端末に接続し、S1インターフェースを介してEPC(Evolved Packet Core)に接続する。
EPCには、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving−Gateway)及びPDN−GW(Packet Data Network−Gateway)で構成される。MMEは端末の接続情報や端末の能力に関する情報を有しており、このような情報は端末の移動性管理に主に用いられる。S−GWは、E−UTRANを終端点として有するゲートウェイであり、PDN−GWは、PDN(Packet Data Network)を終端点として有するゲートウェイである。
図3は、3GPP無線接続ネットワーク規格に基づく端末とE−UTRAN間の無線インターフェースプロトコル(Radio InterfaceProtocol)の制御プレーン(Control Plane)及びユーザープレーン(User Plane)構造を示す図である。制御プレーンは、端末(User Equipment;UE)及びネットワークが呼を管理するために用いる制御メッセージが伝送される通路を意味する。ユーザープレーンは、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データまたはインターネットパケットデータなどが伝送される通路を意味する。
第1の層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報伝送サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは伝送チャネル(Transport Channel)を通じて接続している。該伝送チャネルを通じて媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側及び受信側の物理層の間には物理チャネルを通じてデータが移動する。この物理チャネルは時間と周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、下りリンクにおいてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、上りリンクにおいてSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2の層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を通じて、上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2の層のRLC層は信頼性あるデータ伝送を支援する。RLC層の機能を、MAC内部の機能ブロックとして具現することもできる。第2の層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースにおいてIPv4やIPv6のようなIPパケットを效率的に伝送するために不要な制御情報を減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を果たす。
第3の層の最下部に位置する無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御プレーンにのみ定義される。RRC層は、無線ベアラ(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)に関連して、論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワーク間のデータ伝達のために第2の層により提供されるサービスを意味する。そのために、端末及びネットワークのRRC層は互いにRRCメッセージを交換する。
基地局(eNB)を構成する一つのセルは、1.25、2.5、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つに設定され、複数の端末に下りまたは上り伝送サービスを提供する。各セルはそれぞれ異なる帯域幅を提供するように設定することができる。
ネットワークにおいて端末にデータを伝送する下り伝送チャネルは、システム情報を伝送するBCH(Broadcast Channel)、ページングメッセージを伝送するPCH(Paging Channel)、ユーザートラフィックや制御メッセージを伝送する下りSCH(Shared Channel)などがある。下りマルチキャストまたは放送サービスのトラフィックまたは制御メッセージは、下りSCHを通じて伝送されてもよく、別の下りMCH(Multicast Channel)を通じて伝送されてもよい。
一方、端末からネットワークにデータを伝送する上り伝送チャネルには、初期制御メッセージを伝送するRACH(Random Access Channel)、ユーザートラフィックや制御メッセージを伝送する上りSCH(Shared Channel)がある。伝送チャネルの上位にあり、伝送チャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)には、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図4は、3GPPシステムに用いられる物理チャネル及びこれらのチャネルを用いた一般的な信号伝送方法を説明するための図である。
端末は、電源が入ったり新しくセルに進入したりした場合に、基地局と同期を合わせる等の初期セル探索(Initial cell search)作業を行う(S401)。そのために、端末は、基地局から主同期チャネル(Primary Synchronization Channel;P−SCH)及び副同期チャネル(Secondary Synchronization Channel;S−SCH)を受信して基地局と同期を合わせ、セルIDなどの情報を獲得することができる。その後、端末は基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信してセル内の放送情報を獲得することができる。一方、端末は、初期セル探索段階で、下り参照信号(Downlink Reference Signal;DLRS)を受信して下りチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、物理下り制御チャネル(Physical Downlink Control Channel;PDCCH)、及び該PDCCHに乗せられた情報に基づいて物理下り共有チャネル(Physical Downlink Control Channel;PDSCH)を受信することによって、より具体的なシステム情報を獲得することができる(S402)。
一方、基地局に初めて接続したり信号伝送のための無線リソースがない場合に、端末は、基地局に対してランダムアクセス手順(Random Access Procedure;RACH)を行うことができる(段階S403乃至段階S406)。そのために、端末は、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel;PRACH)を通じて、特定シーケンスをプリアンブルとして伝送し(S403)、PDCCH及び対応するPDSCHを通じてプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S404)。競合ベースのRACHについては、衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)をさらに行うことができる。
上述したような手順を行った端末は、続いて、一般的な上り/下り信号伝送手順として、PDCCH/PDSCH受信(S407)及び物理上り共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel;PUSCH)/物理上り制御チャネル(Physical Uplink Control Channel;PUCCH)伝送(S408)を行うことができる。特に、端末は、PDCCHを通じて下り制御情報(Downlink Control Information;DCI)を受信する。ここで、DCIは、端末へのリソース割当情報のような制御情報を含み、その使用目的によって異なるフォーマットを有する。
一方、端末が上りリンクを通じて基地局に伝送する、または端末が基地局から受信する制御情報は、下り/上りACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator)などを含む。3GPP LTEシステムでは、端末は、上記のCQI/PMI/RIなどの制御情報をPUSCH及び/またはPUCCHを通じて伝送することができる。
図5は、LTEシステムで用いられる無線フレームの構造を例示する図である。
図5を参照すると、無線フレーム(radio frame)は、10ms(327200×T)の長さを有し、10個の均等サイズのサブフレーム(subframe)で構成されている。それぞれのサブフレームは、1msの長さを有し、2個のスロット(slot)で構成されている。それぞれのスロットは、0.5ms(15360×T)の長さを有する。ここで、Tはサンプリング時間を表し、T=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)で表示される。スロットは、時間領域で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域で複数のリソースブロック(Resource Block;RB)を含む。LTEシステムにおいて、1リソースブロックは12個の副搬送波×7(6)個のOFDMシンボルを含む。データが伝送される単位時間であるTTI(Transmission Time Interval)は、一つ以上のサブフレーム単位に定めることができる。上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数またはサブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、様々に変更することもできる。
以下、端末のRRC状態及びRRC接続方法について説明する。RRC状態とは、端末のRRCがE−UTRANのRRCと論理的接続(logical connection)しているか否かを指し、接続している場合をRRC接続状態(RRC_CONNECTED)、接続していない場合をRRC休止状態(RRC_IDLE)と呼ぶ。
E−UTRANは、RRC接続状態の端末の存在をセル単位で把握できるため、端末を效果的に制御することができる。一方、E−UTRANはRRC休止状態の端末をセル単位で把握できず、セルよりも大きい地域単位であるTA単位でCNが管理する。すなわち、RRC休止状態の端末がセルから音声やデータのようなサービスを受けるためには、RRC接続状態に状態遷移しなければならない。
特に、ユーザーが端末の電源を初めて入れた時に、端末はまず、適切なセルを探索した後、該当のセルでRRC休止状態に留まる。RRC休止状態に留まっていた端末は、RRC接続をする必要がある場合に始めて、E−UTRANのRRCとRRC接続確立(RRC connection establishment)過程を行って、RRC接続状態に遷移する。ここで、RRC接続をする必要がある場合としては、ユーザーが通話を試みたりして上りデータ伝送が必要になった場合や、E−UTRANからページングメッセージを受信し、それに対する応答メッセージを伝送しなければならない場合などを挙げることができる。
図6は、搬送波組み合わせ(carrier aggregation)を説明する概念図である。搬送波組み合わせとは、無線通信システムにおいてより広い周波数帯域を用いるために、端末が、上りリソース(または、コンポーネント搬送波)及び/または下りリソース(または、コンポーネント搬送波)で構成された周波数ブロックまたは(論理的意味の)セルを複数個用いて一つの大きな論理周波数帯域として用いる方法を意味する。以下では、説明の便宜のために、サービングセル(Serving cell)という用語に統一するものとする。
図6を参照すると、全体システム帯域(System Bandwidth;System BW)は論理帯域であり、最大100MHzの帯域幅を有する。全体システム帯域は、5個のサービングセルを含み、それぞれのサービングセルは、最大20MHzの帯域幅を有する。サービングセルは、物理的に連続した一つ以上の連続した副搬送波を含む。図6では、それぞれのサービングセルがいずれも同一の帯域幅を有するとしたが、これは例示に過ぎず、それぞれのサービングセルは異なる帯域幅を有することもできる。また、ここでは、それぞれのサービングセルが周波数領域において互いに隣接しているとしたが、同図は論理的な概念から示したもので、それぞれのサービングセルは物理的に互いに隣接していても、離れていてもよい。
中心周波数(Center frequency)は、それぞれのサービングセルに対して異なるように用いてもよく、物理的に隣接したサービングセルに対して共通の一つの中心周波数を用いてもよい。例えば、図6で、全てのサービングセルが物理的に隣接しているとすれば、中心周波数Aを用いることができる。また、それぞれのサービングセルが物理的に隣接していないとすれば、それぞれのサービングセルに対して個別に中心周波数A、中心周波数Bなどを用いることができる。
本明細書で、サービングセルは、レガシーシステムのシステム帯域に該当するものでよい。サービングセルをレガシーシステムを基準に定義することによって、進展した端末とレガシー端末とが共存する無線通信環境において、下位互換性(backward compatibility)の提供及びシステム設計をしやすくすることができる。例えば、LTE−Aシステムが搬送波組み合わせを支援する場合に、それぞれのサービングセルはLTEシステムのシステム帯域に該当しうる。この場合、サービングセルは、1.25、2.5、5、10または20MHz帯域幅のいずれか一つを有することができる。
搬送波組み合わせにより全体システム帯域を拡張した場合に、各端末との通信に用いられる周波数帯域は、サービングセル単位に定義される。端末Aは、全体システム帯域である100MHzを用いることができ、5個のサービングセルを全部用いて通信を行う。端末B〜Bは20MHz帯域幅のみを用いることができ、一つのサービングセルを用いて通信を行う。端末C及びCは40MHz帯域幅を用いることができ、それぞれ2つのサービングセルを用いて通信を行う。この2つのサービングセルは論理/物理的に隣接していても、隣接していなくてもよい。端末Cは、隣接していない2つのサービングセルを用いる場合を示しており、端末Cは、隣接している2つのサービングセルを用いる場合を示している。
LTE−Aシステムでは、全ての制御シグナリングが伝送されるサービングセルを、他のサービングセルと区別してプライマリ(primary)サービングセルと呼ぶ概念を提案している。各端末ごとに、上りプライマリサービングセルと下りプライマリサービングセルが構成され、このように上り制御情報伝送に用いられる上りプライマリサービングセルと下り制御情報伝送に用いられる下りプライマリサービングセルとの組み合わせを、プライマリセルまたはPCellと呼ぶことができる。このようなプライマリセルまたはPCell以外の、端末に構成されたセルは、セカンダリセル(Secondary Cell)またはSCellと呼ぶことができる。
一方、端末が基地局にデータを送信する際には送信電力を適切に調節しなければならない。端末の送信電力が低すぎると、基地局は、端末が伝送したデータを受信できない可能性が高くなる。また、端末の送信電力が高すぎると、基地局は、当該端末のデータを受信することはできるが、当該端末以外の他の端末が伝送したデータは受信し難くなる。
そのため、LTEシステム全体のデータ送受信の性能劣化を防止するために、基地局は端末の送信電力を最適化する必要がある。
基地局が端末の送信電力を調節するためには、端末から送信電力制御のための情報を獲得しなければならない。そのために用いられるのが端末の残余電力報告(Power Headroom Report、PHR)である。ここで、残余電力とは、端末が現在送信する電力の他にさらに使用できる電力のことを意味する。言い換えると、残余電力とは、端末機が最大限に送信できる電力と現在送信している電力との差分を意味する。
基地局は端末から残余電力に関する報告を受信すると、受信した残余電力情報に基づいて、端末の次の上り伝送に使用する送信電力を決定する。
このように決定された送信電力は、リソースブロック(Resource Block)のサイズ及びMCS(Modulation and Coding Scheme)で示され、端末に次の伝送周期の上りリンクグラント(UL Grant)を割り当てる時に伝達される。
この場合、端末があまりにも頻繁に残余電力報告を伝送すると、それ自体が無線リソースの浪費につながり、性能の劣化を誘発することがある。そのため、端末は、既に設定された条件を満たす場合にのみ残余電力報告を構成するとよい。これを、以下ではPHRトリガー(trigger)条件と称する。
PHRトリガー条件には、次のようなものがある。まず、残余電力報告を基地局に伝送した後、経路損失(path loss)が、既に設定された範囲を超える場合を条件にすることができる。次に、残余電力情報に関するパラメータが設定または再設定された場合または既に設定された残余電力情報タイマーが満了した場合などを条件にすることができる。ただし、これらの条件は単なる例示に過ぎないもので、PHRトリガー条件は、特に限定されず、様々な条件に設定することができる。
既に設定された条件を満たす場合に、端末の残余電力報告の構成がトリガー(trigger)され、端末は、TTIに新しく受信した上りリンクグラント(UL Grant)がある場合に、次の過程を通じて残余電力報告の伝送を行う。
すなわち、端末は、物理層(Physical layer)から、残余電力情報レベル値が伝達され、該残余電力情報レベル値に基づいてPHR MAC CE(Control Element)を生成して伝送する。その後、端末は、既に設定された残余電力情報タイマーを再始動することができる。
前述したように、端末は残余電力情報伝送時にPHR MAC CEの形態で伝送するが、これについて図面を参照してより詳細に説明する。
図7は、LTEシステムで定義された残余電力情報の構造を例示する図である。
図7での残余電力情報は、未使用ビット(Reserved bit)とPHフィールドとで構成される。Rで表示された部分が未使用ビットであり、実際残余電力値はPHフィールドで報告される。現在、LTEシステムではPHフィールドに6ビットが用いられて、総64個の残余電力情報レベル値を示すことができる。
端末がPHR MAC CEを通じて残余電力情報を伝送するために、上り共有チャネル(UL−SCH)ではPHR MAC CEのための論理チャネル識別子(LCID:Logical Channel ID)値が割り当てられる(例えば、LCIDとして11010のID値が割り当てられる)。これを、図8を参照してより詳細に説明する。
図8は、LTEシステムで定義されたMACサブヘッダー(subheader)の構造を例示する図である。
特に、図8AにはR/R/E/LCIDタイプのサブヘッダーの構造を例示する。
図8Aを参照すると、Rは未使用ビット(Reserved bit)で、0に設定される。また、Eは拡張フィールド(Extension field)で、MACヘッダーに追加フィールドが存在するか否かを指示するフラグビットを含む。すなわち、Eが1に設定された場合に、R/R/E/LCIDタイプの他のサブヘッダーが存在する旨を示す。
最後に、LCIDは、論理チャネル識別子フィールドで、対応する論理チャネルまたはMAC CEが存在するか否かを示す。例えば、既存LTEシステムではLCIDが11010に設定された場合に、PHRを含むMAC CEが存在する旨を示す。
そのため、LCIDを通じて、残余電力情報を含むMAC CEが存在する旨をあらかじめ指示できる効果が保障される。
これに基づき、図8Bに示すように、MACヘッダー、MAC CE、MAC SDU及び埋め草(Padding)ビットなどを含むPDUを伝送することができる。
一方、LTE−Aシステムで搬送波組み合わせ(carrier aggregation)技術を導入しながら、残余電力報告(PHR)にも変化が必要になった。
既存のLTEシステムのPHRは、一つのセルに対する残余電力を報告したが、搬送波組み合わせ(carrier aggregation)技術を導入することから複数個のサービングセルが用いられ、複数個のサービングセルに対する残余電力を報告しなければならなくなった。
そのため、搬送波組み合わせ(carrier aggregation)技術のための新しい残余電力報告フォーマット(PHR format)及び動作方法を考案する必要がある。
本発明では、端末が新しいPHRフォーマットを用いて複数個のサービングセルに対する残余電力を報告する方法を提供する。
この時、端末に設定された全ての複数のサービングセルに対する残余電力を必ずしも報告する必要はない場合もある。例えば、あるサービングセルが設定されると、状態によって活性化(Activation)または非活性化(Deactivation)状態にありうるが、非活性化状態のサービングセルは、活性化されるまでは使用されず、残余電力を報告する必要がない。よって、端末は、活性化された少なくとも一つのサービングセルに関する残余電力情報のみを伝送することができる。
そのために、本発明に係る複数個の残余電力報告を含む残余電力情報は、複数個の指示子を含むフィールドを置くことで、複数個のサービングセルのそれぞれに対する残余電力レベルが存在するか否かを指示することができる。すなわち、端末は、複数の指示子、及び複数の指示子のそれぞれが指示するサービングセルの残余電力レベルのみで構成された残余電力情報を生成して基地局に伝送する。
以下では、説明の便宜のために、複数の指示子を含むフィールドを第1のフィールドと称し、それぞれのサービングセルに対する残余電力(Power Headroom)レベルを指示するフィールドを第2のフィールドと称する。
前述したように、第2のフィールドは、少なくとも一つのサービングセルに対する残余電力レベルを指示するので、単数または複数にすることができ、第1のフィールドに含まれた複数の指示子のそれぞれは、少なくとも一つのサービングセルのそれぞれに対する第2のフィールドの存在有無を指示する。
好適には、複数の指示子のそれぞれは0または1に設定される。ここで、1に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在することを示し、0に設定された指示子は、対応するサービングセルに対する第2のフィールドが存在しないことを示すことができる。
この場合、第1のフィールドはビットマップ(Bitmap)形態のフィールドであり、少なくとも一つの第2のフィールドの存在有無によらず、残余電力情報に含まれて伝送されるとよい。
また、複数個の残余電力報告を含む残余電力情報の存在を知らせるための、新しく指定されたLCIDを含むサブヘッダーを、残余電力情報と共に送信することができる。したがって、新しく指定されたLCIDから、複数個の残余電力報告を含む残余電力情報が存在するということを容易に把握できるという効果が保障される。
一方、端末に基地局から複数個のサービングセルが設定される場合に、それぞれのサービングセルは、相互識別のためにセルインデックス(Cell Index)が与えられ、第1のフィールド及び第2のフィールドはそれぞれのセルインデックスに従って残余電力情報に含まれるとよい。
搬送波組み合わせ(carrier aggregation)技術において実際に運用可能なサービングセルの個数は5個であるから、セルインデックスは0〜4の範囲で割り当てられる。
例えば、第2のフィールドは、それぞれに対応するセルのセルインデックスが最も小さいものから大きい順に残余電力情報に含まれる。これに対応して、第1のフィールドに含まれた複数の指示子のそれぞれは、対応するセルのセルインデックスに従って右側から左側へと第1のフィールドに順次配置されうる。
この場合、端末があまりにも頻繁に残余電力報告を伝送すると、それ自体が無線リソースの浪費につながり、性能の劣化を誘発することがある。そのため、端末は、既に設定された条件を満たす場合にのみ残余電力報告を構成するとよい。これを、以下ではPHR−CAトリガー(trigger)条件と称する。
PHR−CAトリガー条件には、次のようなものがある。まず、残余電力報告を基地局に伝送した後、経路損失(path loss)が、既に設定された範囲を超える場合を条件にすることができる。次に、残余電力情報に関するパラメータが設定/再設定された場合または既に設定された残余電力情報タイマーが満了した場合などを条件にすることができる。ただし、これらの条件は単なる例示に過ぎないもので、PHR−CAトリガー条件は、特に限定されず、様々な条件に設定することができる。
複数個のサービングセルのいずれかでも上記の条件を満たすと、端末の残余電力報告の構成はトリガー(trigger)され、端末は、TTIに新しく受信した上りリンクグラント(UL Grant)がある場合に、次の過程を通じて複数のサービングセルに対する残余電力報告の伝送を行う。
すなわち、端末は、物理層(Physical layer)から、残余電力情報レベル値が伝達され、該残余電力情報レベル値に基づいてPHR MAC CE(Control Element)を生成して伝送する。その後、端末は、既に設定された残余電力情報タイマーを再始動することができる。
この時、端末に複数個のサービングセルが設定されていても、一つのサービングセルのみを通じて残余電力情報を伝送することができる。
そして、複数のサービングセルのいずれか一つに対する第2のフィールドの生成がトリガーされる場合に、少なくとも一つのサービングセル全体に対する第2のフィールドの生成がトリガーされてもよい。
本発明の具体的な内容を、図面を参照して説明する。
図9は、本発明の一実施例に係るPHR−CAのMACサブヘッダーとMAC CEフォーマットを例示する図である。
まず、図9のMACサブヘッダーにおいて、Rは、未使用フィールド(Reserved field)であり、0に設定され、Eは、拡張フィールド(Extension field)であり、次に追加のMACサブヘッダーがあるか否かを示す。LCID(Logical Channel ID)フィールドは、MAC CEがどの内容を含むかを示すが、新しく定義したPHR−CA MAC CEであることを示すために、LCIDに新しい値が用いられる。
次に、PHR−CA MAC CEは、最初のバイト(byte)に複数の指示子で構成された第1のフィールドを含むことで、該PHR−CA MAC CEがどのサービングセルに対するPHRを含んでいるかを示す。
搬送波組み合わせ(carrier aggregation)技術において最大5個までのサービングセルを用いることができるから、5ビットの第1のフィールドを使用し、各サービングセルのセルインデックスは第1のフィールドの指示子のそれぞれに一対一でマッピングする。
各サービングセルに対する第2のフィールドは、第1のフィールドの該当の指示子が1に設定されている時に限って含まれる。すなわち、端末は、報告する必要があるサービングセルに対してのみ第2のフィールドを含めてPHR−CAを構成する。
図9で、第1のフィールドでは最右側から左側に、小さいセルインデックスに対応する指示子から順に配置される。また、それぞれのサービングセルに対する第2のフィールドは、小さいセルインデックスから大きい順に残余電力情報に含まれる。
そのため、第1のフィールドを観察すると、サービングセル1及びサービングセル4に対応する指示子のみ1に設定されているので、サービングセル1及びサービングセル4に対応する第2のフィールドのみが残余電力情報に含まれる。
一方、PHR−CA MAC CEフォーマット(format)で、第1のフィールドはセルインデックスの範囲によって5ビットではなく8ビットが用いられてもよい。すなわち、3ビットのセルインデックスを用いる場合に、インデックスの範囲は0〜7になり、第1のフィールドも同様8ビットを用いなければならない。ただし、セルインデックスの範囲が0〜7であっても、実際に設定されるサービングセルの個数は5個以下でもよい。
ここで、セルインデックスが0のサービングセルはプライマリセル(Primary Cell)であり、2形態のPHRを含むことができる。まず、端末がプライマリセルを通じて伝送できる最大電力と現在の物理上り共有チャネル(PUSCH)で送信する電力との差であるPHRタイプ1を含むことができる。また、端末がプライマリセルを通じて伝送できる最大電力と現在の物理上り共有チャネル(PUSCH)及び物理上り制御チャネル(PUCCH)で送信する電力との差であるPHRタイプ2を含むことができる。
8ビットの第1のフィールド、PHRタイプ1及びPHRタイプ2について、図面を参照して具体的に説明する。
図10は、本発明の一実施例に係るPHR−CAのMACサブヘッダーと他のMAC CEフォーマットを例示する図である。
図10では、8ビットの第1のフィールドが用いられる。図9と同様に、第1のフィールドでは最右側から左側に、小さいセルインデックスに対応する指示子が順に配置され、それぞれのサービングセルに対する第2のフィールドは、小さいセルインデックスから大きい順に残余電力情報に含まれる。また、各サービングセルに対する第2のフィールドは、第1のフィールドの該当の指示子が1に設定されている時に限って含まれる。
第1のフィールドを観察すると、サービングセル1、サービングセル4及びサービングセル6に対応する指示子のみ1に設定されているので、サービングセル1、サービングセル4及びサービングセル6に対応する第2のフィールドのみが残余電力情報に含まれる。
この時、サービングセル1はプライマリセル(Primary Cell)であり、PHRタイプ1及びPHRタイプ2の第2のフィールドを有することができる。
そのため、最終的な残余電力情報には、サービングセル1のPHRタイプ1及びPHRタイプ2、サービングセル4のPHR、及びサービングセル6のPHRが含まれる。
図11は、本発明の一実施例に係る通信装置のブロック構成図である。
図11を参照すると、通信装置1100は、プロセッサ1110、メモリー1120、RFモジュール1130、ディスプレイモジュール1140、及びユーザーインターフェースモジュール1150を備える。
通信装置1100は説明の便宜のための一例であり、一部のモジュールは省略されてもよく、必要なモジュールをさらに備えてもよい。また、通信装置1100において一部のモジュールはより細分化したモジュールにしてもよい。プロセッサ1110は、図面を参照して例示した本発明の実施例に係る動作を行うように構成される。具体的に、プロセッサ1110の詳細な動作は、図1乃至図10に記載された内容を参照することができる。
メモリー1120は、プロセッサ1110に接続し、オペレーティングシステム、アプリケーション、プログラムコード、データなどを格納する。RFモジュール1130は、プロセッサ1110に接続し、基底帯域信号を無線信号を変換したり無線信号を基底帯域信号に変換したりする機能を果たす。そのために、RFモジュール1130は、アナログ変換、増幅、フィルタリング及び周波数アップ変換、またはこれらの逆過程を行う。ディスプレイモジュール1140は、プロセッサ1110に接続し、様々な情報をディスプレイする。ディスプレイモジュール1140は、これに制限されるものではないが、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、OLED(Organic Light Emitting Diode)のような周知の要素を用いることができる。ユーザーインターフェースモジュール1150は、プロセッサ1110に接続し、キーパッド、タッチスクリーンなどのような周知のユーザーインターフェースの組み合わせで構成することができる。
以上説明してきた実施例は、本発明の構成要素及び特徴を所定形態に結合したものである。各構成要素または特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することもでき、一部の構成要素及び/または特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部構成や特徴は、別の実施例に含まれることもでき、別の実施例の対応する構成または特徴に取って代わることもできる。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正により新しい請求項として含めたりできるということは明らかである。
本文書で、本発明の実施例は、リレーノードと基地局間のデータ送受信関係を中心に説明された。本文書で基地局により行われるとした特定動作は、場合によっては、その上位ノード(upper node)により行われてもよい。すなわち、基地局を含む多数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局または基地局以外の別のネットワークノードにより実行されうることは明らかである。基地局は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、アクセスポイント(access point)などの用語に代替可能である。
本発明に係る実施例は様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などにより具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つまたはそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどにより具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリーユニットに記憶されて、プロセッサにより駆動可能である。メモリーユニットは、プロセッサの内部または外部に設けられて、公知の様々な手段によりプロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲で別の特定の形態に具体化可能であるということは、当業者にとっては自明である。したがって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的な解釈により決定すべきであり、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
上述のような無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置は、3GPP LTEシステムに適用する例を中心に説明したが、3GPP LTEシステムの他にも様々な無線通信システムに適用することが可能である。

Claims (6)

  1. 無線通信システムにおいてユーザ機器(UE)により残余電力(PH:Power Headroom)情報を送信する方法であって、前記UEに対してプライマリセル及び少なくとも一つのセカンダリセルが構成されており、
    前記方法は、
    MACサブヘッダー内に一つのLCID(logical channel identifier)フィールドを構成することであって、前記一つのLCIDフィールドは、搬送波組み合わせのためのPH MAC(Medium Access Control) CE(Control Element)の存在を示す、ことと、
    前記PH MAC CE及び前記MACサブヘッダーを含むMAC PDU(Protocol Data Unit)を送信することと
    を含み、
    前記PH MAC CEは、前記プライマリセル及び少なくとも一つのセカンダリセルの両方に対するPH情報を含む、方法。
  2. 前記PH情報は、複数の指示子を含む第1のフィールドを含み、
    前記複数の指示子のそれぞれは、対応するセカンダリセルの残余電力レベルを示す第2のフィールドの存在を示す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のフィールドは、ビットマップ形態のフィールドであり、前記第2のフィールドの存在有無によらずに前記PH情報に含まれる、請求項に記載の方法。
  4. ユーザ機器(UE)であって、前記UEに対してプライマリセル及び少なくとも一つのセカンダリセルが構成されており、前記UEは、無線通信システムにおいて残余電力(PH:Power Headroom)情報を送信し、
    前記UEは、
    MACサブヘッダー内に一つのLCID(logical channel identifier)フィールドを構成するプロセッサであって、前記一つのLCIDフィールドは、搬送波組み合わせのためのPH MAC(Medium Access Control) CE(Control Element)の存在を示す、プロセッサと、
    前記PH MAC CE及び前記MACサブヘッダーを含むMAC PDU(Protocol Data Unit)を送信する伝送モジュールと
    を備え、
    前記PH MAC CEは、前記プライマリセル及び少なくとも一つのセカンダリセルの両方に対するPH情報を含む、ユーザ機器(UE)。
  5. 前記残余電力情報は、複数の指示子を含む第1のフィールドを含み、
    前記複数の指示子のそれぞれは、対応するセカンダリセルの残余電力レベルを示す第2のフィールドの存在を示す、請求項に記載のユーザ機器(UE)。
  6. 前記第1のフィールドは、ビットマップ形態のフィールドであり、前記第2のフィールドの存在有無によらずに前記PH情報に含まれる、請求項に記載のユーザ機器(UE)。
JP2014235261A 2010-06-18 2014-11-20 無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置 Active JP5964395B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US35655210P 2010-06-18 2010-06-18
US61/356,552 2010-06-18
US37325610P 2010-08-12 2010-08-12
US61/373,256 2010-08-12
KR10-2011-0058045 2011-06-15
KR1020110058045A KR101852814B1 (ko) 2010-06-18 2011-06-15 무선 통신 시스템에서 단말이 잔여전력 정보를 송신하는 방법 및 이를 위한 장치

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013512549A Division JP5745621B2 (ja) 2010-06-18 2011-06-17 無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015053730A JP2015053730A (ja) 2015-03-19
JP5964395B2 true JP5964395B2 (ja) 2016-08-03

Family

ID=45504190

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013512549A Active JP5745621B2 (ja) 2010-06-18 2011-06-17 無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置
JP2014235261A Active JP5964395B2 (ja) 2010-06-18 2014-11-20 無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013512549A Active JP5745621B2 (ja) 2010-06-18 2011-06-17 無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置

Country Status (6)

Country Link
US (4) US9008067B2 (ja)
EP (2) EP3054731B1 (ja)
JP (2) JP5745621B2 (ja)
KR (1) KR101852814B1 (ja)
CN (2) CN102948090B (ja)
WO (1) WO2011159126A2 (ja)

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011056001A2 (ko) 2009-11-04 2011-05-12 엘지전자 주식회사 멀티캐리어를 지원하는 통신 시스템에서 파워 헤드룸 리포트를 전송하는 단말 장치 및 그 방법
KR101852814B1 (ko) * 2010-06-18 2018-04-27 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 단말이 잔여전력 정보를 송신하는 방법 및 이를 위한 장치
KR101497370B1 (ko) 2010-06-21 2015-03-03 노키아 솔루션스 앤드 네트웍스 오와이 전력 헤드룸 리포트를 이용한 캐리어 애그리게이션
KR101740366B1 (ko) 2010-06-28 2017-05-29 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서 역방향 최대 전송 전력을 보고하는 방법 및 장치
US9113422B2 (en) * 2010-06-28 2015-08-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for reporting maximum transmission power in wireless communication
JP5927802B2 (ja) 2011-08-02 2016-06-01 シャープ株式会社 基地局、端末および通信方法
JP2013034111A (ja) 2011-08-02 2013-02-14 Sharp Corp 基地局、端末、通信システムおよび通信方法
TWI624184B (zh) 2012-02-03 2018-05-11 內數位專利控股公司 於相同頻譜中操作的無線傳輸/接收單元(wtru)間的共存的方法及裝置
US9629028B2 (en) * 2012-03-16 2017-04-18 Qualcomm Incorporated System and method for heterogeneous carrier aggregation
US9706423B2 (en) 2012-03-16 2017-07-11 Qualcomm Incorporated System and method of offloading traffic to a wireless local area network
CN104365038B (zh) * 2012-06-09 2018-02-09 苹果公司 具有载波聚合能力的无线通信设备中的rf链管理
US8958349B2 (en) * 2012-10-25 2015-02-17 Blackberry Limited Method and apparatus for dynamic change of the TDD UL/DL configuration in LTE systems
US20150304965A1 (en) * 2012-11-02 2015-10-22 Lg Electronics Inc. Method for transmitting power headroom report to network at user equipment in wireless communication system and an apparatus therefor
US20140211647A1 (en) * 2013-01-28 2014-07-31 Innovative Sonic Corporation Method and apparatus of small cell enhancement in a wireless communication system
US9445319B2 (en) * 2013-02-14 2016-09-13 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for controlling and resolving a handover failure when a dynamic cell off is occurred in wireless access system
US9820278B2 (en) * 2013-03-14 2017-11-14 Sharp Kabushiki Kaisha Terminal apparatus, base station apparatus, communication system, communication method and integrated circuit
EP2991396B1 (en) 2013-04-22 2019-04-03 LG Electronics Inc. Power headroom reporting method in wireless communication system supporting change in use of wireless resource and apparatus for same
KR20150020018A (ko) * 2013-08-14 2015-02-25 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서 복수의 캐리어를 이용하는 데이터 송수신 방법 및 장치
WO2015034299A1 (en) 2013-09-04 2015-03-12 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for controlling uplink power in wireless communication system
US10212674B2 (en) 2013-09-20 2019-02-19 Lg Electronics Inc. Power headroom reporting scheme for multiple subframe configurations
CN106063326B (zh) 2013-10-31 2020-02-07 日本电气株式会社 无线电通信系统、基站装置、无线电终端和通信控制方法
JP6355281B2 (ja) * 2013-11-01 2018-07-11 ノキア テクノロジーズ オーユー バッファステータスレポートおよびスケジューリングリクエストを二重接続を用いて処理する方法および装置
US9480029B2 (en) 2014-01-06 2016-10-25 Intel IP Corporation Power headroom reporting with dual connectivity
WO2016114641A1 (ko) * 2015-01-16 2016-07-21 삼성전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 제어 정보 전송 방법 및 장치
CN104703271B (zh) * 2015-01-28 2018-12-07 中兴通讯股份有限公司 一种上报功率余量报告的方法及装置
CN107534944B (zh) * 2015-04-09 2020-09-01 Lg 电子株式会社 在无线通信系统中操作用户设备的方法及其用户设备
CN107637116B (zh) * 2015-04-18 2021-06-08 Lg 电子株式会社 为lte-wlan聚合系统分配用于wlan网络的小区索引的方法及其设备
WO2016183714A1 (zh) 2015-05-15 2016-11-24 华为技术有限公司 通信方法和通信设备
WO2017059595A1 (zh) * 2015-10-10 2017-04-13 华为技术有限公司 信息交互的方法、基站及终端
US10172156B2 (en) 2016-09-12 2019-01-01 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for scheduling uplink transmissions with reduced latency
US10412620B2 (en) 2016-04-01 2019-09-10 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for scheduling uplink transmissions with reduced latency
US10542503B2 (en) * 2016-04-01 2020-01-21 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for scheduling uplink transmissions with reduced latency
US10277367B2 (en) 2016-04-01 2019-04-30 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for scheduling uplink transmissions with reduced latency
US10117188B2 (en) 2016-04-01 2018-10-30 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for scheduling uplink transmissions with reduced latency
US10069613B2 (en) 2016-04-01 2018-09-04 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for scheduling uplink transmissions with reduced latency
EP3499773B1 (en) * 2016-08-12 2021-04-07 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting uplink channel
US10616838B2 (en) * 2016-10-12 2020-04-07 Qualcomm Incorporated Signaling of transmit power related information
GB2562367B (en) * 2017-03-23 2021-03-10 Samsung Electronics Co Ltd Improvements in and relating to scheduling requests (SR) in a telecommunication system
WO2019243862A1 (en) 2018-06-20 2019-12-26 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Power headroom report generation
WO2020122544A1 (en) * 2018-12-13 2020-06-18 Lg Electronics Inc. Method of transmitting power headroom report, and device therefor
KR102469636B1 (ko) 2019-01-02 2022-11-23 삼성전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 전자 장치의 송신 전력 제어 장치 및 방법
US11133698B2 (en) 2019-09-01 2021-09-28 Wen Cai Wireless charging systems and methods for controlling the same
EP4024968B1 (en) * 2019-10-02 2023-11-29 LG Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting and receiving sounding reference signal in wireless communication system
KR20220092434A (ko) * 2020-12-24 2022-07-01 아서스테크 컴퓨터 인코포레이션 무선 통신 시스템에서 다중 송신/수신 포인트 전력 헤드룸 보고 방법 및 장치

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6377809B1 (en) 1997-09-16 2002-04-23 Qualcomm Incorporated Channel structure for communication systems
US7408895B2 (en) * 2005-04-20 2008-08-05 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for scheduling transmissions via an enhanced dedicated channel
BRPI0621815B8 (pt) * 2006-06-21 2019-11-05 Ericsson Telefon Ab L M método para reportar informação de escalonamento processada em um equipamento de usuário de um sistema de comunicação sem fio, e,equipamento de usuário em um sistema de comunicação sem fio
CN101340711B (zh) * 2007-07-06 2012-05-23 中兴通讯股份有限公司 多载波增强上行接入系统的调度信息上报方法
WO2009022812A2 (en) 2007-08-10 2009-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling uplink dedicated channel in a mobile communication system
US8228855B2 (en) * 2008-03-24 2012-07-24 Qualcomm Incorporated Uplink power headroom definition for E-DCH in CELL—FACH
WO2009154403A2 (en) * 2008-06-18 2009-12-23 Lg Electronics Inc. Method of transmitting power headroom reporting in wireless communication system
US8515481B2 (en) * 2008-09-05 2013-08-20 Mediatek Inc. Power management for multi-carrier transmission
CN101729108B (zh) * 2008-11-03 2013-08-14 电信科学技术研究院 一种上报功率余量信息的方法和装置
TWI487416B (zh) * 2008-12-03 2015-06-01 Interdigital Patent Holdings 載波聚合上鏈功率餘裕報告
CN102273252B (zh) * 2008-12-30 2015-02-11 交互数字专利控股公司 针对多个下行链路载波操作的控制信道反馈
US20130153298A1 (en) * 2009-02-19 2013-06-20 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for enhancing cell-edge user performance and signaling radio link failure conditions via downlink cooperative component carriers
US9357415B2 (en) * 2009-03-20 2016-05-31 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for monitoring a random access channel
EP2244515A1 (en) 2009-04-23 2010-10-27 Panasonic Corporation Logical channel prioritization procedure for generating multiple uplink transport blocks
NL1036914C2 (nl) * 2009-04-29 2010-11-01 Wouter Garot Verankeringsorgaan.
EP2425666A1 (en) 2009-04-30 2012-03-07 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Method and arrangement in a wireless communications system
WO2010135698A2 (en) * 2009-05-22 2010-11-25 Research In Motion Limited Reporting power headroom for aggregated carriers
US20110021197A1 (en) * 2009-07-24 2011-01-27 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for facilitating transfer to a secondary cell
EP2317815A1 (en) * 2009-11-02 2011-05-04 Panasonic Corporation Power-limit reporting in a communication system using carrier aggregation
CN101715207B (zh) * 2009-11-04 2014-12-31 中兴通讯股份有限公司 一种功率上升空间的测量、上报方法及终端
TWI555419B (zh) * 2010-04-02 2016-10-21 聯發科技股份有限公司 管理多成分載波、緩存器狀態報告以及功率餘裕回報方法
US8537767B2 (en) * 2010-04-06 2013-09-17 Sunplus Technology Co., Ltd Method for performing power headroom reporting procedure and PHR MAC control element
KR101852814B1 (ko) * 2010-06-18 2018-04-27 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 단말이 잔여전력 정보를 송신하는 방법 및 이를 위한 장치
US8954106B2 (en) * 2010-08-10 2015-02-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for configuring power headroom information in mobile communication system supporting carrier aggregation

Also Published As

Publication number Publication date
CN105376843A (zh) 2016-03-02
EP3054731A1 (en) 2016-08-10
CN102948090B (zh) 2015-11-25
CN105376843B (zh) 2019-01-01
US20150065191A1 (en) 2015-03-05
US9008067B2 (en) 2015-04-14
WO2011159126A2 (ko) 2011-12-22
US9668229B2 (en) 2017-05-30
EP2584715A2 (en) 2013-04-24
CN102948090A (zh) 2013-02-27
US20180027510A1 (en) 2018-01-25
US20130070685A1 (en) 2013-03-21
EP3054731B1 (en) 2022-10-26
EP2584715B1 (en) 2018-12-12
JP2015053730A (ja) 2015-03-19
JP2013534080A (ja) 2013-08-29
US9844013B2 (en) 2017-12-12
WO2011159126A3 (ko) 2012-02-16
US20150063275A1 (en) 2015-03-05
EP2584715A4 (en) 2015-09-23
KR20110138170A (ko) 2011-12-26
JP5745621B2 (ja) 2015-07-08
KR101852814B1 (ko) 2018-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5964395B2 (ja) 無線通信システムにおいて端末が残余電力情報を送信する方法及びそのための装置
KR101227529B1 (ko) 반송파 집성을 지원하는 무선 통신 시스템에서 하향링크 신호 수신 방법 및 이를 위한 장치
US9265061B2 (en) Method for transmitting buffer status report from terminal in wireless communication system and apparatus therefor
JP5364849B2 (ja) 無線通信システムにおいてサウンディング参照信号の転送方法及びそのための装置
KR101435856B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 상향링크 신호 송신 방법 및 이를 위한 장치
CN107819554B (zh) 无线通信系统中的动态子帧设置的重传方法及其设备
US11076433B2 (en) Dynamic subband-based signal transceiving method and apparatus therefor in wireless communication system
JP5228114B2 (ja) 無線通信システムにおけるサウンディング参照信号送信方法及びそのための装置
US8848840B2 (en) Control information receiving method in wireless communication system and apparatus therefor
US20120008586A1 (en) Downlink control information receiving method in wireless communication system and apparatus therefor
KR20100123655A (ko) 무선 통신 시스템에서 사운딩 참조 신호 송신 방법 및 이를 위한 장치
JP2013505630A (ja) 無線通信システムにおいてサウンディング参照信号の転送方法及びそのための装置
US9622225B2 (en) Method and device for transmitting and receiving signal by terminal in wireless communication system to which carrier aggregation technique is applied
US9232467B2 (en) Method for controlling power in a wireless communication system adopting a carrier aggregation technique, and apparatus for same
KR20100123657A (ko) 무선 통신 시스템에서 사운딩 참조 신호 송신 방법 및 이를 위한 장치
US20140036851A1 (en) Method for sending and receiving signals for alleviating inter-cell interference in a wireless communication system and a device therefor
US9088947B2 (en) Method for a terminal to transmit data in a wireless communication system, and a device therefor

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5964395

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250