JP5964122B2 - エンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体の連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は,エンジン駆動型発電機に設けられたエンジンと発電機本体の連結構造に関する。
エンジンによって発電機本体を駆動して電力を得るエンジン駆動型発電機は,停電時における非常用電源等として広く利用されていると共に,特にエンジンや発電機本体等の構成機器をパッケージ内に収容したパッケージ型のエンジン駆動型発電機は,その可搬性により,工事現場やイベント会場等,屋外における電源の確保が必要な場面において広く使用されている。
このようなエンジン駆動型発電機では,エンジンで発生した回転駆動力を発電機本体に伝達できるようにするために,製造工程においてエンジンと発電機本体とを連結する作業工程が必要であり,このような連結部の構造及び連結方法の一例を,図3を参照して説明すれば,以下の通りである。
図3において,符号50はエンジンであり,このエンジン50には,発電機本体60側に向かって開放するフライホイールハウジング51を設けておき,このフライホイールハウジング51内に突設した出力軸52にフライホイール53が取り付けられている。
そして,このようなエンジン50に対する発電機本体60の連結は,フライホイールハウジング51の開口端と,ケーシング61の開口端とを重ね合わせてボルト止め等の方法で連結する。
このケーシング61内に収容されている回転子軸63の一端63aには,冷却ファン54がボルト止め等の方法で取り付けられており,この冷却ファン54をフライホイール53にボルト止め等の方法で固着して,エンジン50の出力軸52と発電機本体60の回転子軸63を連結することにより,エンジン50と発電機本体60の連結が完了する。
また、実用新案登録第2541514号公報(特許文献1)には、エンジン駆動型発電機に設けられたエンジンと発電機本体の別の連結構造が記載されている。
実用新案登録第2541514号公報
上記の図3を参照して説明した方法では,前述したようにフライホイールケーシング51の開口端と発電機本体60のケーシング61の開口端とをボルト止め等の方法で連結し,回転子軸63の一端63aを,冷却ファン54を介してフライホイール53に連結する作業が行われるため,連結作業時に行わなければならない部品の組み付け点数が多く,また、ケーシング61内で冷却ファン54とフライホイール53とを連結しなければならず作業性が悪い。
また,上記従来の連結方法では,エンジンの出力軸52と発電機本体60の回転子軸63とが,フライホイール53及び冷却ファン54を介して一体的な剛体として連結されているため,エンジン50の出力軸52,フライホイール53,冷却ファン54,及び回転子軸63が全て同一の回転軸芯上に配置されるように配置する必要があり,各部材の回転軸芯がずれると,発電機の効率の悪化や,異音,異常振動等が発生し,場合によっては,エンジン50や発電機本体60の破損にも繋がる。
特に,図3を参照して説明した構造では,発電機本体60の回転子軸63が片持ちの構造となるために,回転軸芯が僅かでもずれると,異音や異常振動等が発生し易いだけでなく,発電機本体60の回転子と固定子間に適正な間隔を保つことができず,接触が生じるおそれもある。
そのため,各部材を正確な位置で連結できるように,インロー等を高精度に形成しておく必要がある。
更に,このような組み付け作業を行う際には,冷却ファン54の羽根等との干渉を回避しつつ,ボルト止めを行うための特殊工具や,回転子軸63に取り付けた冷却ファン54をフライホイール53に対する取付位置に支持固定しておくための専用の治具等も必要となり,保守・点検等においてエンジンと発電本体間の連結を解除し,再度組み直す場合には,ユーザー側にてこれらの特殊工具や特殊治具を用意する必要がある。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,特殊な工具や治具等を使用することなく,煩雑な調整作業等を行うことなしに,極めて簡単且つ確実にエンジンと発電機本体との連結を行うことができるエンジン駆動型発電機のエンジンと発電機本体の連結構造を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態で使用する符号と共に記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために,本発明のエンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体の連結構造は,エンジンの連結端部20に設けたフライホイールハウジング21と,前記フライホイールハウジング21を貫通して発電機本体3側に向かって突設した出力軸22に取り付けられたフライホイール23と,前記フライホイール23の前記出力軸22の取付側とは反対側の端面に取り付けられた,弾性を有する例えば樹脂製のメスのカップリング部材24を設けると共に,
発電機本体の連結端部30に,前記フライホイールハウジング21と組み合わされて内部に収容空間を形成する蓋体34と,前記蓋体34の形成側におけるケーシング端板32を貫通して突出する回転子軸33の一端33aに取り付けたオスのカップリング部材35を設け,
前記フライホイールハウジング21の周縁部(開口縁21a)を前記蓋体34の周縁部と重ね合わせて固定することで,前記エンジンと前記発電機本体3の連結が行われると共に,前記フライホイールハウジング21と前記蓋体34で囲まれた収容空間内に前記フライホイール23と共に収容された前記メスのカップリング部材24と前記オスのカップリング部材35の嵌合によるカップリングが完成され
前記エンジンの連結端部20に設けた前記メスのカップリング部材24を,弾性,例えば樹脂製の内歯ギヤ242を中央開口241に備える冷却ファン24’によって形成し,前記発電機本体の連結端部30に設けた前記オスのカップリング部材35に,前記内歯ギヤ242と噛合する外歯ギヤ352を設けたことを特徴とする(請求項1:図1参照)。
また,上記構成に代え,前記発電機本体の連結端部30が,前記オスのカップリング部材35として,複数本の嵌合ピン353を突出させた冷却ファン35’を備えると共に,
前記エンジンの連結端部20が,前記嵌合ピン353を受け入れ可能な開孔243を備えた弾性材料製例えばゴム製の円板24’’を前記メスのカップリング部材24として備えるものとしても良い(請求項2:図2参照)。
前記構成の連結部1において,前記蓋体34に周縁部より前記エンジン側に向かって突出する周壁部34aを設けると共に,
前記フライホイールハウジング21の前記周縁部(開口縁21a)と,前記蓋体34の周壁部34aの開口端とを連結可能とするものとしても良い(請求項3)。
以上説明した本発明の構成により,本発明の連結構造を備えたエンジン駆動型発電機によれば,以下の顕著な効果を得ることができた。
エンジン及び発電機本体3にそれぞれ前述した構成の連結端部20,30を形成しておくことで,エンジンの連結端部20に設けたフライホイールハウジング21の周縁部(開口縁21a)を,発電機本体の連結端部30に設けた蓋体34と重ねると共に,両者をボルト止め等の方法によって固着するという極めて簡単な作業を行うだけで,エンジンの出力軸22と発電機本体3の回転子軸33が,メスのカップリング部材24に対するオスのカップリング部材35の嵌合によって実現するカップリングによって連結され,各部材の軸芯合わせや微調整を行うことなく,極めて簡単にエンジンと発電機本体3の連結を行うことができた。
しかも,エンジンと発電機本体3間の連結を実現する前述のカップリングは,メスのカップリング部材24が有する弾性によりフレキシブルカップリングとしての機能を発揮し,変位が僅かなものであれば,連結部にスラスト方向及びラジアル方向のいずれの変位が生じた場合であっても,このような変位を吸収させることができた。
しかも,前述したようにメスのカップリング部材24を,弾性を有するものとしたことで,エンジン駆動型発電機に接続される負荷の変動に伴い発電機本体3で生じる負荷トルクの変動に伴い発生する衝撃を連結部において吸収させることができ,エンジンや発電機本体3に加わる衝撃を緩和させることができた。
中央開口241に弾性,例えば樹脂製の内歯ギヤ242を備える冷却ファン24’を前述のメスのカップリング部材24と成すと共に,前記内歯ギヤ242と噛合する外歯ギヤ352をオスのカップリング部材35に設け,前記メスのカップリング部材24(24’)に前記オスのカップリング部材35を挿入することによって形成されるギヤカップリングによって連結を行う構成とすることで,発電機本体3に対する冷却ファン24’の取付が極めて容易であると共に,このようなギヤカップリングとすることで,スラスト方向,ラジアル方向の軸芯のずれの吸収がより行われ易くなる。
なお,同様の効果は,嵌合ピン353を突出させた冷却ファン35’をオスのカップリング部材35とし,前記嵌合ピン353を受け入れ可能な開孔243を備えた弾性材料製の円板24’’をメスのカップリング部材24とした構成によっても得ることができた。
本発明のエンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体の連結構造を示す分解説明図。 本発明の別のエンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体の連結構造を示す分解説明図。 従来のエンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体の連結構造を示す説明図。
以下に,添付図面を参照しながら本発明のエンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体3の連結構造について説明する。
図1に示すように,本発明において連結対象とするエンジン(図示せず)と発電機本体3には,両者を連結するために必要な部品を予めそれぞれ取り付けておくことにより,エンジンにはエンジンの連結端部20が,発電機本体3には発電機本体の連結端部30がそれぞれ形成されており,このようにして形成されたエンジンの連結端部20と発電機本体の連結端部30とを連結することによって,極めて簡単にエンジンと発電機本体3との連結を行うことができるように構成している。
このような連結を可能とするために,エンジンの連結端部20には,図1中に符号21で示すように,後述の蓋体34との組合せによって内部に収容空間を形成するフライホイールハウジング21,本実施形態にあっては,発電機本体3側に向かって開放する所定の長さL2の円筒部分を有するフライホイールハウジング21を,エンジンの本体(図示せず)と一体的に形成し,又は,別途形成したものをエンジンの本体に取り付けておくと共に,エンジンの出力軸22を,このフライホイールハウジング21を貫通して図示の例では円筒部分内に突設し,この出力軸22にフライホイール23を取り付けておくことで,フライホイール23を,フライホイールハウジング21の円筒部内に収容できるようにしている。
そして,このフライホイール23の前記出力軸22の取付側とは反対側の端面に,弾性を有するメスのカップリング部材24(24’)を取り付けることにより,エンジンの連結端部20が形成されており,図1に示す実施形態にあっては,この弾性を有するメスのカップリング部材24として,中央に形成した開口241の内周に,弾性を有する内歯ギヤ242が形成された冷却ファン24’を取り付けている。
図示の実施例では,このような冷却ファン24’の取り付けを可能とするために,冷却ファン24’取付側のフライホイール23の端面に,図1中に破線で示すように,冷却ファン24’の接合面244の凸形状に対応した形状の嵌合凹部231を形成しておき,この嵌合凹部231に冷却ファン24’の接合面244の凸部分を挿入した状態で,冷却ファン24’をフライホイール23に,例えばボルト止め等の方法によって固定する。
冷却ファン24の中央開口241に対する内歯ギヤ242の形成は,冷却ファン24’の他の部分と共に弾性を有する樹脂材料等によって一体的に形成するものとしても良く,又は,冷却ファン24’の中央部に形成した開口内に,別途形成したリング状の内歯ギヤ,例えば鉄製の円板プレートに樹脂製のギヤを一体成形したものを嵌合する等して取り付けるように構成しても良い。
なお,このような弾性を有する樹脂材料としては,天然ゴムや,ウレタンゴム,シリコーンゴム,アクリルゴム,フッ素ゴム等の合成ゴム,更にはスチレン系,オレフィン系,PVC系,ポリエステル系,ウレタン系,アミド系等の熱可塑性樹脂のエラストマー等を挙げることができ,特に,使用時の摩擦熱等により軟化が生じ難い,加硫ゴムや合成ゴムの使用が好ましい。
以上のように構成されたエンジンの連結端部20に対し,前述の発電機本体の連結端部30は,前記発電機本体3のケーシング31と一体的に形成され,又は,別部材として形成した物を前記ケーシング31に取り付ける等して形成された蓋体34を,発電機本体3のケーシング31一端側に設けている。
図1に示す実施例では,この蓋体34は,エンジン側に向かって突出する周壁部34aを備えることで,この周壁部34a内に,エンジン側に向かって開放する内部空間を形成しているが,周壁部34aの突出長さL1分,フライホイールハウジング21の円筒部分の長さL2を発電機本体3側に延長するものとすれば,蓋体34には必ずしも周壁部34aを設ける必要はなく,これを単なる板体として形成するものとしても良い。
なお,この構成はフライホイールハウジング21側についても同様であり,フライホイールハウジング21の円筒部分の長さL2分,蓋体34の周壁部34aの突出長さL1をエンジン側に延長するものとすれば,フライホイールハウジング21には円筒部を設けないこともできる。
そして,このように蓋体34を設けた側のケーシング端板32を貫通して,回転子軸33の一端33aを突出させ,この回転子軸33の前記一端33aに,オスのカップリング部材35を取り付けることによって,発電機側連結端部30が形成されている。
メスのカップリング部材24として,前述した構造の冷却ファン24’を設けた本実施例に記載の構成にあっては,冷却ファン24’の中央開口241内に設けた内歯ギヤ242内に挿入可能で,且つ,前記内歯ギヤ242と噛合する外歯ギヤ352が形成されたオスのカップリング部材35を取り付けている。
このようにオスのカップリング部材35に設けた外歯ギヤ352には,好ましくはクラウニング処理を施す等して,エンジンの出力軸22の軸芯と,発電機本体3の回転子軸33の軸芯とが完全に同一線上の配置とはならずに若干のずれが生じた場合であっても,このようなずれを吸収することができるように構成しておくことが好ましい。
以上のように構成された連結端部構造を備えたエンジンと発電機本体3の連結は,エンジンの連結端部20に設けたフライホイールハウジング21の開口縁21aを,発電機本体の連結端部30に設けた蓋体34によって塞ぐと共に,フライホイールハウジング21の開口縁21aに蓋体34をボルト止め等の方法によって固着することにより行うことができ,このようにフライホイールハウジング21に蓋体34を取り付けることで,フライホイールハウジング21と蓋体34とによって囲まれた収容空間内にフライホイール23と共に収容されたメスのカップリング部材24(冷却ファン24’)とオスのカップリング部材35が嵌合してギヤカップリングを構成することで,エンジンの出力軸22の回転駆動力を,発電機本体3の回転子軸33に対して伝達することができるようになる。
図1に示す実施例にあっては,このような連結を可能とするために,フライホイールハウジング21に設けた開口縁21aを蓋体34に設けた周壁部34aの開口端と同一形状に形成すると共に,フライホイールハウジング21の突出長さL2と蓋体34の周壁部34aの突出長さL1の和が,冷却ファン24’の中央開口241に対するオスのカップリング部材35の所定長さの受け入れを実現するためのエンジンと発電機本体3間の間隔に対応した長さとなるように設計している。
以上のように,本発明ではエンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体3の連結部1を前述のように構成したことで,エンジンの連結端部20に設けたフライホイールハウジング21と,発電機本体の連結端部30に設けた蓋体34とを位置合わせして連結するだけで,エンジンの出力軸22と発電器本体3の回転子軸33との軸芯合わせや微調整作業等の煩雑な作業を必要とせず,且つ,発電機本体3に対するケーシング31の着脱等の煩雑な作業を必要とせず,極めて簡単にエンジンと発電機本体との連結が可能である。
しかも,オスのカップリング部材35は,メスのカップリング部材24(24’)内に所定長さ挿入されていれば,若干の軸線方向に対する位置ずれが生じても,これを吸収して連結を維持することができるようになっていると共に,ギヤカップリング,特に外歯ギヤにクラウニング処理を施したギヤカップリングにあっては,エンジンの出力軸22と,発電機本体3の回転子軸33とが完全に同一直線上に配置されず,若干の角度を以て配置されることとなった場合であっても,これを吸収することができるものとなっており,スラスト方向,ラジアル方向におけるいずれの変位をも吸収することができるものとなっている。
しかも,内歯ギヤ242を前述したように弾性ギヤとして形成したことで,負荷の変動に伴って発電機本体の回転トルクに変動が生じた場合であっても,このようなトルク変動を吸収することで,エンジンや発電機本体に与える衝撃を緩和することが可能となる。
以上,図1を参照して説明したエンジン駆動型作業機におけるエンジンと発電機本体との連結部1では,エンジンの連結端部20に設けるメスのカップリング部材24として中央開口241に内歯ギヤ242を備えた冷却ファン24’を設けると共に,発電機本体の連結端部30に,外歯ギヤ352を備えるオスのカップリング部材35を設ける構造を採用するものとして説明した。
これに対し,図2に示す実施例では,発電機本体3の回転子軸33の一端に複数本の嵌合ピン353を突設した冷却ファン35’を取り付けて,この冷却ファン35’をオスのカップリング部材35としていると共に,エンジンの連結端部20に設けるメスのカップリング部材24として,前記嵌合ピン353を受け入れる開孔243が形成された弾性材料から成る円板24’’をフライホイール23に取り付けている。
ここで,メスのカップリング部材24としてフライホイールに取り付けた前述の円板24’’は,例えば,ゴム等の弾性材料によって形成されており,これにより,負荷の変動によって発電機側の回転トルクが急激に変化した場合であっても,このトルクの変化によって生じる衝撃を吸収することができるようになっている。
また,図示の実施形態にあっては,冷却ファン35’自体をオスのカップリング部材として機能させているが,冷却ファン35’にこれとは別に形成したオスのカップリング部材35を取り付けて同様の構成を実現するものとしても良い。
なお,図2に示す実施例におけるその他の構成は,図1を参照して説明した連結部1と同様の構造であるため,説明を省略する。
以上のように構成された図2に記載の連結部1にあっても,エンジンの連結端部20と発電機本体の連結端部30を近付けて,フライホイールハウジング21の開孔縁21aを蓋体34で覆うと共に,両者をボルト止め等の方法で連結するだけで,煩雑な軸芯合わせや微調整作業等を行うことなしに,エンジンと発電機本体3の連結を行うことができ,しかも,冷却ファン35’に設けた嵌合ピン353が円板24’’の開孔243に嵌合することによって形成されるカップリングは,若干の変位であればラジアル方向,スラスト方向のいずれ共に吸収できる連結部構造を得ることができるものとなっていると共に,円板24’’を弾性材料によって形成したことにより,負荷変動に伴うトルクの変動によって発生する衝撃等もこの連結部1において吸収することができるようになっている。
1 連結部(エンジンと発電機本体の)
3 発電機本体
20 エンジン側連結端部
21 フライホイールハウジング
21a 開口縁
22 出力軸
23 フライホイール
231 嵌合凹部
24 メスのカップリング部材
24’ 冷却ファン
24’’ 円板
241 中央開口
242 内歯ギヤ
243 開孔
244 接合面
30 発電機側連結端部
31 ケーシング
32 端板
33 回転子軸
33a 一端(回転子軸の)
34 蓋体
34a 周壁部
35 オスのカップリング部材
352 外歯ギヤ
35’ 冷却ファン
353 嵌合ピン
50 エンジン
51 フライホイールハウジング
52 出力軸
53 フライホイール
54 冷却ファン
60 発電機本体
61 ケーシング
63 回転子軸
63a 一端(回転子軸の)

Claims (3)

  1. エンジンの連結端部に設けたフライホイールハウジングと,前記フライホイールハウジングを貫通して発電機本体側に向かって突設した出力軸に取り付けられたフライホイールと,前記フライホイールの前記出力軸の取付側とは反対側の端面に取り付けられた,弾性を有するメスのカップリング部材を設けると共に,
    発電機本体の連結端部に,前記フライホイールハウジングと組み合わされて内部に収容空間を形成する蓋体と,前記蓋体の形成側におけるケーシング端板を貫通して突出する回転子軸の一端に取り付けたオスのカップリング部材を設け,
    前記フライホイールハウジングの周縁部を前記蓋体の周縁部と重ね合わせて固定することで,前記エンジンと前記発電機本体間の連結が行われると共に,前記フライホイールハウジングと前記蓋体で囲まれた収容空間内に前記フライホイールと共に収容された前記メスのカップリング部材と前記オスのカップリング部材の嵌合によるカップリングが完成され
    前記エンジンの連結端部に設けた前記メスのカップリング部材を,弾性の内歯ギヤを中央開口に備える冷却ファンによって形成し,前記発電機本体の連結端部に設けた前記オスのカップリング部材に,前記内歯ギヤと噛合する外歯ギヤを設けたことを特徴とするエンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体の連結構造。
  2. エンジンの連結端部に設けたフライホイールハウジングと,前記フライホイールハウジングを貫通して発電機本体側に向かって突設した出力軸に取り付けられたフライホイールと,前記フライホイールの前記出力軸の取付側とは反対側の端面に取り付けられた,弾性を有するメスのカップリング部材を設けると共に,
    発電機本体の連結端部に,前記フライホイールハウジングと組み合わされて内部に収容空間を形成する蓋体と,前記蓋体の形成側におけるケーシング端板を貫通して突出する回転子軸の一端に取り付けたオスのカップリング部材を設け,
    前記フライホイールハウジングの周縁部を前記蓋体の周縁部と重ね合わせて固定することで,前記エンジンと前記発電機本体間の連結が行われると共に,前記フライホイールハウジングと前記蓋体で囲まれた収容空間内に前記フライホイールと共に収容された前記メスのカップリング部材と前記オスのカップリング部材の嵌合によるカップリングが完成され,
    前記発電機本体の連結端部が,前記オスのカップリング部材として,複数本の嵌合ピンを突出した冷却ファンを備えると共に,
    前記エンジンの連結端部が,前記嵌合ピンを受け入れ可能な開孔を備えた弾性材料製の円板を前記メスのカップリング部材として備えることを特徴とするエンジン駆動型発電機におけるエンジンと発電機本体の連結構造。
  3. 前記蓋体に周縁部より前記エンジン側に向かって突出する周壁部を設けると共に,
    前記フライホイールハウジングの前記周縁部と,前記蓋体の周壁部の開口端とを連結可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジン駆動型発電機の連結構造。
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