JP5964113B2 - 表示駆動装置、表示駆動方法、表示装置、電子機器、表示駆動プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

表示駆動装置、表示駆動方法、表示装置、電子機器、表示駆動プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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本発明は、低周波駆動が可能な表示装置を駆動する表示駆動装置であって、より詳しくは、表示装置の消費電力の低減に有効な表示駆動装置に関するものである。
近年、FPD(Flat Panel Display)のような小型かつ軽量化が可能な表示装置の高性能化が進み、このような表示装置が各種の電子機器に搭載されるようになってきた。特に、携帯型の電子機器では、消費電力の低減が課題とされ、低消費電力化のための開発が進められている。
一般に、表示装置の消費電力は、駆動回路で消費される電力が大きな割合を占めている。駆動回路の消費電力は駆動周波数に比例するので、その消費電力を低減するには、駆動周波数を低下させる必要がある。あるいは、駆動回路を間欠的に動作させることによっても消費電力を低減することが可能である。例えば、特許文献1には、液晶モジュールを走査処理する走査モードと、走査処理を休止する休止モードとで動作する液晶モジュールを制御することが開示されている。
特開2012−18271号公報(2012年1月26日公開)
ところで、従来、液晶表示装置では、液晶パネルにおけるスイッチング素子として、CGS(Continuous Grain Silicon)やa−Si(amorphous Silicon)によって形成される薄膜トランジスタ(TFT)を用いた液晶パネルが主流であった。このような液晶パネルを用いた液晶表示装置では、液晶が約60Hzの駆動周波数で交流駆動される。
このような液晶表示装置で、消費電力の低減を図るために駆動周波数を低下させると、液晶パネルにおける画素電極と対向電極との間の液晶層やスイッチング素子を介したリーク電流により、画素電極の電圧が低下する。このため、駆動周波数の低下によって、表示輝度が変動し、この変動がフリッカとして観測されるようになるので、表示品位の低下を招く。
これに対し、IGZO(InGaZnOx)などの酸化物半導体によって形成されたTFTは、a−Siによって形成されたα−TFTと比べて、オン状態の電子移動度が高く、オン特性が非常に優れているという特性を備えていることから、注目を集めている。このような酸化物半導体によって形成されたTFTをスイッチング素子として用いた液晶パネルでは、TFTの上記の特性から、スイッチング素子としてのトランジスタを小型化することができる。これにより、トランジスタのリークが低減されるので、液晶画素に保持されている電荷が抜けにくくなり、その結果として1Hzまで低周波駆動が可能となる。このため、駆動周波数が1Hzにまで低下しても、上記のような不都合は生じない。したがって、このような液晶パネルを用いて低周波駆動することによって、消費電力を低減することが期待できる。
特許文献1に開示された駆動方法では、静止画像を表示する場合、このような液晶パネルを用いると、リフレッシュのための駆動を低周波で行うことができ、表示品位を低下させることなく、消費電力の低減を実現できる。しかしながら、表示される画像が動画像だけでなく静止画像も含む場合、この駆動方法では、リフレッシュする必要のない静止画像についても、動画像と同様に均一の駆動周波数(60Hz)でリフレッシュされる。したがって、上記のような低周波駆動が可能な液晶パネルを用いても、静止画像の部分の表示においては、従来の液晶パネルを用いた場合と同様に消費電力の低減を図ることができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、変化のない部分を含んでいる画像を表示する場合の消費電力を低減することができる表示駆動装置を提供することにある。
本発明に係る表示駆動装置は、画像を画像データに基づいて表示する表示部をリフレッシュレートにしたがって駆動する表示駆動装置において、上記の課題を解決するために、連続して入力される2つの画像データを所定数の画素データの単位で比較して、両画像データにおける一致部分および不一致部分をライン単位で判定する画像比較手段と、前記一致部分のラインについて画像の非更新を特定するとともに当該ラインを表示するときの前記リフレッシュレートを前記表示部で規定される最高の前記リフレッシュレートよりも低く設定する一方、前記不一致部分のラインについて画像の更新を特定するとともに当該ラインを表示するときの前記リフレッシュレートを最高に設定するリフレッシュレート設定手段と、設定された前記リフレッシュレートに基づいて駆動タイミングを生成する駆動タイミング生成手段とを備えていることを特徴としている。
本発明に係る表示駆動方法は、画像を画像データに基づいて表示する表示部をリフレッシュレートにしたがって駆動する表示駆動方法において、上記の課題を解決するために、連続して入力される2つの画像データを所定数の画素データの単位で比較して、両画像データにおける一致部分および不一致部分をライン単位で判定する画像比較ステップと、前記一致部分のラインについて画像の非更新を特定するとともに当該ラインを表示するときの前記リフレッシュレートを前記表示部で規定される最高の前記リフレッシュレートよりも低く設定する一方、前記不一致部分のラインについて画像の更新を特定するとともに当該ラインを表示するときの前記リフレッシュレートを最短に設定するリフレッシュレート設定ステップと、設定された前記リフレッシュレートに基づいて駆動タイミングを生成する駆動タイミング生成ステップとを備えていることを特徴としている。
上記の構成では、画像比較手段(画像比較ステップ)によって、連続して入力される2つの画像データが所定数の画素データの単位で比較された結果、両画像データにおける一致部分および不一致部分がライン単位で判定される。一致部分が判定されたラインについては、リフレッシュレート設定手段(リフレッシュレート設定手段ステップ)によって、画像の非更新が特定されるとともに、当該ラインを表示するときのリフレッシュレートが最高のリフレッシュレートよりも低く設定される。一方、不一致部分が判定されたラインについては、リフレッシュレート設定手段(リフレッシュレート設定手段ステップ)によって、画像の更新が特定されるとともに、当該ラインを表示するときのリフレッシュレートが最高に設定される。
そして、画像の非更新が特定されたラインについては、駆動タイミング生成手段(駆動タイミング生成ステップ)によって、設定されたリフレッシュレート(低リフレッシュレート)に基づいて駆動タイミングが生成される。一方、画像の更新が特定されたラインについては、駆動タイミング生成手段(駆動タイミング生成ステップ)によって、設定されたリフレッシュレート(高リフレッシュレート)に基づいて駆動タイミングが生成される。
このようにライン単位で設定されたリフレッシュレートに基づいて駆動タイミングが生成されるので、表示部に表示される画像が静止画像のような更新されないラインについては、低リフレッシュレートで駆動が行われる。したがって、表示される画像が動画像のような更新された部分を含んでいても、一律に高リフレッシュレートで駆動が行われることはない。また、低周波駆動が可能な表示部において、低リフレッシュレートで駆動を行うことができる。したがって、部分的にでも低周波駆動を行うことにより、表示駆動装置における消費電力の低減が可能となる。
前記表示駆動装置において、前記リフレッシュレート設定手段は、画像の非更新が特定されたラインについて、所定数のフレーム分の画像が表示されてもなお画像の非更新が特定されたときに、さらに前記リフレッシュレートを低く設定することを繰り返し、前記リフレッシュレートを所定の最低値に設定することが好ましい。
上記の構成では、画像の非更新が特定される場合には、リフレッシュレート設定手段によって、リフレッシュレートが段階的に最低のリフレッシュレートにまで低下する。これにより、急激なリフレッシュレートの変化を回避することができる。それゆえ、画像の表示品位を低下させることなく、リフレッシュレートを低下させることができる。
前記表示駆動装置において、前記駆動タイミング生成手段は、複数フレームの画像が表示される間に、各ラインの前記駆動タイミングを同一の垂直同期期間に調整することが好ましい。
これにより、各ラインの駆動タイミングが同一の垂直同期期間に調整されるので、駆動期間を減らすことができる。それゆえ、表示駆動装置の消費電力をより一層低減することが可能となる。
前記表示駆動装置において、前記リフレッシュレート設定手段は、画像の更新または非更新の特定と前記リフレッシュレートの設定とをライン単位ですることが好ましい。
これにより、少なくとも、ライン単位で異なるリフレッシュレートによる駆動が行われるので、細かく消費電力を低減することができる。
前記表示駆動装置において、前記リフレッシュレート設定手段は、画像の更新または非更新の特定と前記リフレッシュレートの設定とを画素単位ですることが好ましい。
これにより、ライン単位での処理に比べて、低リフレッシュレートで駆動できる範囲を広げることができる。それゆえ、より消費電力の低減を図ることができる。
前記表示駆動装置において、前記画像比較手段は、入力される1フレームの画像データを記憶するフレームメモリと、当該フレームメモリから読み出された画像データと、当該画像データに続いて入力される画像データとを所定数の画素データの単位で比較して、両画像データにおける一致部分および不一致部分をライン単位で判定する比較回路とを有していることが好ましい。
これにより、一般的な画像比較の技術を利用して、容易に画像データの一致判定を行うことができる。
前記表示駆動装置において、前記フレームメモリは、前記比較回路によって不一致部分であると判定されたラインの画像データのみを書き込むことが好ましい。
これにより、不要な書き込みが回避されるので、フレームメモリの書き込み動作を効率的に行うことができるとともに、常に書き込みを行うのに比べて消費電力を削減することができる。
本発明に係る表示装置は、画像を画像データに基づいて表示する表示部と、当該表示部をリフレッシュレートにしたがって駆動する表示駆動装置とを備える表示装置であって、前記表示駆動装置が上記のいずれかの前記表示駆動装置であることを特徴としている。
これにより、前述のように、表示される画像が動画像のような更新された部分を含んでいても、一律に高リフレッシュレートで駆動が行われることはない。また、低周波駆動が可能な表示部において、低リフレッシュレートで駆動を行うことができる。したがって、表示装置の消費電力の低減が可能となる。
本発明に係る表示装置は液晶表示装置であることを特徴としている。
特に、表示装置において、前記表示部が画素電極に画像データに応じた電圧の印加をスイッチングするスイッチング素子を有しており、当該スイッチング素子がIGZOにより形成された薄膜トランジスタ(IGZO−TFT)であることが好ましい。
このように、表示部は、IGZO−TFTをスイッチング素子として備えることによって低周波駆動を可能とするので、1Hzというような低リフレッシュレートで駆動を行うことができる。それゆえ、より一層の消費電力の低減が可能となる。
本発明に係る電子機器は、画像を表示する表示装置を備える電子機器であって、前記表示装置が上記のいずれかの前記表示装置であることを特徴としている。
これにより、表示装置を搭載する電子機器の消費電力を低減することができる。
本発明の表示駆動プログラムは、コンピュータを前記表示駆動装置における各手段として機能させるためのプログラムである。また、本発明の記録媒体は、前記表示駆動プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。これらの表示駆動プログラムおよび記録媒体も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る表示駆動装置は、上記のように構成されることにより、変化のない部分を含んでいる画像を表示する場合の消費電力を低減することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 上記液晶表示装置におけるパネルドライバの構成を示すブロック図である。 上記液晶表示装置における液晶パネルの概略構成を示す回路図である。 上記液晶パネルの駆動において1つのゲートラインに対応する全ての画素電極がそれぞれ対応するソースラインに接続された状態を示す図である。 上記液晶パネルの駆動においてR(赤)の画素電極がスイッチを介してソースドライバに接続された状態を示す図である。 上記液晶パネルの駆動においてRの画素電極にソースドライバから電圧が印加された状態を示す図である。 上記液晶パネルの駆動においてG(緑)の画素電極がスイッチを介してソースドライバから電圧が印加された状態を示す図である。 上記液晶パネルの駆動においてB(青)の画素電極がスイッチを介してソースドライバから電圧が印加された状態を示す図である。 上記液晶パネルの駆動において次のゲートラインに対応する全ての画素電極がそれぞれ対応するソースラインに接続され、かつRの画素電極がスイッチを介してソースドライバから電圧が印加された状態を示す図である。 通常の駆動方法によって駆動される場合の図5〜図9に示す駆動の各状態での上記液晶パネルにおける各部の動作を示す波形図である。 上記パネルドライバを用いた駆動方法によって駆動される場合の図5〜図9に示す駆動の各状態での上記液晶パネルにおける各部の動作を示す波形図である。 上記液晶表示装置を搭載したスマートフォンにおいて上記パネルドライバによる駆動で画像が表示された状態を示す図である。 上記パネルドライバのリフレッシュコントローラがリフレッシュレートを変更する処理の手順を示すフローチャートである。 (a)は上記パネルドライバのタイミングジェネレータによって駆動タイミングが制御された状態を示すタイミングチャートであり、(b)は上記タイミングジェネレータの駆動タイミング調整部によって駆動タイミングがさらに1フレーム周期内に調整された状態を示すタイミングチャートである。 リフレッシュレートが変更されるタイミングがライン間で異なる状態を示す図である。 (a)は駆動タイミングがライン間で異なる状態を示す図であり、(b)は駆動タイミングがライン間で一致している状態を示す図である。 (a)は上記駆動タイミング調整部の構成を示すブロック図であり、(b)は上記駆動タイミング調整部による駆動タイミングの調整動作を示す図である。
本発明に係る一実施形態について、図1〜図17を参照して以下に説明する。
[液晶表示装置の構成]
〔液晶表示装置の全体構成〕
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、液晶表示装置1(表示装置)は、ホストコントローラ2と、パネルドライバ3と、液晶パネル4とを備えている。
ホストコントローラ2は、入力された画像データを一旦蓄えておき、必要に応じてパネルドライバ3に転送する。このため、ホストコントローラ2は、CPU21、VRAM(Video RAM)22およびタイミングジェネレータ23を有している。
〈ホストコントローラの構成〉
CPU21は、外部から入力される画像データのVRAM22への書き込みおよびVRAM22からの画像データの読み出しを制御する。具体的には、CPU21は、ユーザの操作(例えば画面の切り替え操作)や、アプリケーションプログラムからの指示(例えば画像の変更)などによって画像データの書き込みおよび読み出しを制御する。
ホストコントローラ2に入力される画像データは、液晶表示装置1が搭載されている電子機器の内部で発生した画像データや、この電子機器の外部から入力された画像データである。電子機器の内部で発生した画像データは、例えば、アプリケーションプログラムによって生成された画像データや、TVチューナによって受信された放送画像の画像データである。また、電子機器の外部から入力される画像データは、有線または無線によって外部機器から伝送される画像データである。
VRAM22は、CPU21によって書き込まれた画像データを一時的に記憶しておく画像メモリである。
タイミングジェネレータ23は、VRAM22から読み出された画像データを垂直同期信号に同期したタイミングでパネルドライバ3に転送する。
〈パネルドライバの構成〉
図2は、パネルドライバ3の構成を示すブロック図である。
パネルドライバ3は、ホストコントローラ2から転送された画像データを液晶パネル4に表示させるように液晶パネル4を駆動する表示駆動装置である。このパネルドライバ3は、動画像を表示するときに、液晶パネル4について規定されている最高のリフレッシュレート(60Hz)でリフレッシュ表示を行うように液晶パネル4を駆動する。また、パネルドライバ3は、入力される画像データの更新の有無に応じてリフレッシュレート(駆動周期)を設定し、設定したリフレッシュレートに基づいて駆動タイミングを生成し、その駆動タイミングに基づいて液晶パネル4を駆動する。図2に示すように、パネルドライバ3は、このような駆動機能を実現するために、フレームメモリ31、比較回路32、リフレッシュコントローラ33、タイミングジェネレータ34、ソースドライバ35およびゲートドライバ36を有している。また、フレームメモリ31および比較回路32によって、画像比較部37が構成されている。
なお、パネルドライバ3は、専用のドライバLSIとして形成されてもよいが、液晶パネル4の後述するアクティブマトリクス基板(ガラス基板)上に、COG(Chip ON Glass)構成で形成されていてもよい。
《画像比較部の構成》
画像比較部37(画像比較手段)は、連続して入力される2つの画像データを所定数の画素データの単位で比較して、両画像データにおける一致部分および不一致部分をライン単位で判定する。この比較の単位としては、所定数の画素データの単位であれば、パネルドライバ3の設計仕様に応じて、1画素データ、複数画素データ、1ライン、複数ライン、ブロック(矩形範囲)のいずれであってもよい。
画像比較部37を構成するフレームメモリ31は、入力された1フレームの画像データをライン毎に記憶する画像メモリ(フレームバッファ)であり、デュアルポートRAMなどによって構成されている。フレームメモリ31は、画像データを一旦記憶して読み出すことによって、画像データの入力を1フレーム分遅延させている。これにより、当該画像データと、次に入力されてくる画像データとの入力のタイミングが同期するようになる。
なお、フレームメモリ31は、入力される画像データをその都度書き込んでいるが、変化した(更新された)画像データのみを書き込むようにしてもよい。例えば、フレームメモリ31は、入力される画像データを書き込まずに一旦保持しておき、比較回路32によって画像データの不一致が判定されたラインの画像データについて書き込む一方、画像データの一致が判定されたラインの画像データについて書き込まない。これにより、不要な書き込みが回避されるので、フレームメモリ31の書き込み動作を効率的に行うことができるとともに、消費電力を低減することができる。
画像比較部37を構成する比較回路32は、フレームメモリ31から読み出された画像データと、当該画像データの次に入力されてくる画像データとを画素単位で比較し、画像データの一致または不一致をライン単位で判定する。このような比較回路37は、例えば一致検出用のコンパレータで実現することができる。
比較回路32は、一致判定の結果を“1”として出力し、不一致の判定結果を“0”として出力する。これらの“1”または“0”の値は、更新有無信号としてリフレッシュコントローラ33に入力される。つまり、画像データの各ラインに更新があれば、更新有無信号が“0”となり、画像データの各ラインに更新がなければ、更新有無信号が“1”となる。
また、比較回路32は、画像データにおけるどのラインの一致または不一致の判定(更新有無の判定)を行っているかという更新有無の判定のタイミングについて更新有無判定タイミングを生成する。比較回路32において、比較動作はクロックに基づいて行われているので、このクロックを画像データの第1ラインからカウントすることによって、更新有無判定タイミングを生成することができる。
なお、画像比較部37においては、画像データを1フレーム分遅延させるためにフレームメモリ31を用いているが、これに限らず、画像データを1フレーム分遅延させることができる遅延回路であれば、フレームメモリ31に代えて用いることができる。
《リフレッシュコントローラの構成》
リフレッシュコントローラ33(リフレッシュレート設定手段)は、上記の更新有無判定タイミングおよび更新有無信号に基づいて、一致部分のラインについて画像の非更新を特定し、不一致部分のラインについて画像の更新を特定する。リフレッシュコントローラ33は、この特定結果をライン毎に更新特定レジスタに保持する。例えば、リフレッシュコントローラ33は、更新特定レジスタにおいて画像の更新についてフラグをONし、画像の非更新についてフラグをOFFする。
また、リフレッシュコントローラ33は、一致部分のラインを表示するときのリフレッシュレートを動画像表示のための最高のリフレッシュレート(通常約60Hz)よりも低く(例えば1Hz)レジスタに設定する。換言すれば、リフレッシュコントローラ33は、この場合、駆動周期を最短の駆動周期(通常約16.67ms)より長く設定する。一方、リフレッシュコントローラ33は、不一致部分のラインを表示するときのリフレッシュレートを最高のリフレッシュレートにレジスタに設定する。換言すれば、リフレッシュコントローラ33は、この場合、駆動周期を最短の駆動周期に設定する。
また、リフレッシュコントローラ33は、一致部分のラインについてリフレッシュレートを徐々に低下させていく機能を有している。この機能を実現するため、リフレッシュコントローラ33はリフレッシュレート変更部331を含んでいる。
リフレッシュレート変更部331は、画像の非更新が特定されたラインについて、所定数のフレーム分の画像が表示されてもなお画像の非更新が特定されたときに、さらにリフレッシュレートを低く設定することを繰り返して、リフレッシュレートを所定の最低値に設定する。具体的には、リフレッシュレート変更部331は、同一ラインについて画像の非更新を特定したフレームの数をカウントし、そのカウント値が所定値に達するとリフレッシュレートを所定のリフレッシュレートに低下させる動作を繰り返す。これにより、リフレッシュレート変更部331は、同一ラインについて画像の非更新が維持されている限り、リフレッシュレートを段階的に低下させていき、最終的に最低のリフレッシュレートを設定する。
《タイミングジェネレータの構成》
タイミングジェネレータ34(駆動タイミング生成手段)は、上記のように設定されたリフレッシュレートに基づいて駆動タイミング(駆動パターン)を生成する。
具体的には、タイミングジェネレータ34は、各ラインについて、特定された画像の更新の有無および設定されたリフレッシュレートに基づいて、フレーム単位で駆動の有無を決定する。図2に示すように、“+”は正電圧駆動を表し、“−”は負電圧駆動を表し、“×”は非駆動を表している。
これにより、設定されたリフレッシュレートに基づいて、例えば下記のような駆動タイミングが生成される。
(1)リフレッシュレート60Hz
正電圧駆動と負電圧駆動とがフレーム毎に交互に繰り返される。
(2)リフレッシュレート30Hz
正電圧駆動と負電圧駆動との間に1フレーム分の非駆動が存在する。
(3)リフレッシュレート15Hz
正電圧駆動と負電圧駆動との間に3フレーム分の非駆動が存在する。
(4)リフレッシュレート1Hz
正電圧駆動と負電圧駆動との間に59フレーム分の非駆動が存在する。
このように、タイミングジェネレータ34によって、ライン単位で異なる駆動状態が設定される。
また、タイミングジェネレータ34は、駆動タイミングに同期して画像データをソースドライバ35に与えるとともに、ソースドライバ35およびゲートドライバ36の動作を制御するための各種の制御信号を生成する。具体的には、タイミングジェネレータ34は、正電圧駆動および負電圧駆動を行う場合に、画像データをソースドライバ35に出力する一方、非駆動の場合に、画像データをソースドライバ35に出力しない。加えて、タイミングジェネレータ34は、ソースドライバ35のためのソースクロックおよびソーススタートパルスと、ゲートドライバ36のためのゲートクロックおよびゲートスタートパルスとを生成する。
また、タイミングジェネレータ34は、後述する液晶パネル4に設けられるスイッチSW1〜SW3(図3参照)のON/OFF動作を制御する制御信号CNT1〜CNT3を出力する。加えて、タイミングジェネレータ34は、非駆動の期間に、後述する駆動イネーブル信号DENABLE(図11参照)を生成する。この駆動イネーブル信号DENABLEは、アクティブのときに上記の制御信号CNT1〜CNT3を出力し、非アクティブのときに制御信号CNT1〜CNT3を出力しない制御信号として用いられる。例えば、駆動イネーブル信号DENABLEと制御信号CNT1〜CNT3との論理積によって制御信号CNT1〜CNT3の有効または無効を選択することができる。このような論理積を出力するためのAND回路は、タイミングジェネレータ34が有していてもよいし、タイミングジェネレータ34の外部(液晶パネル4など)に設けられていてもよい。
さらに、タイミングジェネレータ34は、複数フレームの画像が表示される間に、各ラインの駆動タイミングを同一の垂直同期期間に揃える機能を有している。この機能を実現するため、タイミングジェネレータ34は駆動タイミング調整部341を含んでいる。駆動タイミング調整部341の詳細については、後に説明する。
《ソースドライバの構成》
ソースドライバ35は、タイミングジェネレータ34から入力される画像データを、シフトレジスタによって生成されたタイミングで1ライン分保存して出力する。具体的には、ソースドライバ35のシフトレジスタは、前述のソーススタートパルスをソースクロックに同期して順次シフトさせて出力する。また、ソースドライバ35は、シフトレジスタから出力された画像データが表す階調に応じた階調電圧を選択してデータ電圧として液晶パネル4における後述する各ソースラインに出力する。さらに、ソースドライバ35は、出力段にソースラインと同数設けられているソースアンプ(アンプ)を有しており、このソースアンプを介してデータ電圧をソースラインに出力している。
《ゲートドライバの構成》
ゲートドライバ35は、前述のゲートスタートパルスおよびゲートクロックに基づいて、液晶パネル4における後述する各ゲートラインに出力するゲート信号を生成する。具体的には、ゲートドライバ35は、シフトレジスタによって、ゲートスタートパルスをゲートクロックに同期して順次シフトさせてゲート信号を出力する。ゲートドライバ35は、このようなゲート信号を出力することにより、ゲートラインを線順次に選択する。
〈液晶パネルの構成〉
図3は、液晶表示装置1における液晶パネル4の概略構成を示す回路図である。
液晶パネル4(表示部)は、図示はしないが、アクティブマトリクス基板と、対向基板と、両基板の間に挟持された液晶とを含んでいる。アクティブマトリクス基板および対向基板は、ガラスなどからなる透光性の基板である。
アクティブマトリクス基板には、図3に示すように、平行に配列された複数のソースラインS1,S2,S3,…,Smと、平行に配列された複数のゲートラインG1,G2,G3,…,Gnとが、互いに交差するように形成されている。
なお、以降の説明において、ソースラインS1,S2,S3,…,Smに共通して説明する場合にはソースラインSと称し、ゲートラインG1,G2,G3,…,Gnに共通して説明する場合にはゲートラインGと称する。
アクティブマトリクス基板上には、R(赤),G(緑),B(青)にそれぞれ対応する画素電極Pr,Pg,PbがゲートラインGに沿って形成されている。また、アクティブマトリクス基板上には、ゲートラインGとソースラインSとの交差部分の付近に、画素電極Pr,Pg,Pbにそれぞれ対応するトランジスタTr,Tg,Tb(スイッチング素子)が形成されている。
トランジスタTr,Tg,Tbは、薄膜トランジスタ(TFT)であり、その半導体層が酸化物半導体によって形成されている。この酸化物半導体としては、例えばIGZO(InGaZnOx)が好ましい。
IGZOは、a−Siに比べて、電子移動度が20〜50倍程度高いため、TFTを小型化することができる。これにより、画素開口率を向上させることができる。それに加えて、IGZO−TFTを用いた液晶パネル4は、低周波駆動が可能であり、リフレッシュレートを1Hz程度にまで低減させることができる。
トランジスタTr,Tg,Tbは、それぞれ、ソースがソースラインSに接続され、ゲートがゲートラインGに接続されている。また、トランジスタTr,Tg,Tbのドレインは、それぞれ画素電極Pr,Pg,Pbに接続されている。これにより、トランジスタTr,Tg,Tbは、ゲートドライバ36からゲートラインGに出力されるゲート信号がアクティブ(Hレベル)であるときにONし、ゲート信号が非アクティブ(Lレベル)であるときにOFFする。トランジスタTr,Tg,Tbは、ONすることにより、ソースラインSと画素電極Pr,Pg,Pbとを導通させる。
アクティブ基板上には、スイッチSW1〜SW3が形成されている。スイッチSW1〜SW3は、ソースラインSにおけるソースドライバ35と画素電極Pr,Pg,Pbとの間に配置されており、一端がそれぞれ画素電極Pr,Pg,Pbに接続され、他端がともにソースラインSに接続されている。また、スイッチSW1〜SW3は、それぞれタイミングジェネレータ34から供給される制御信号CNT1〜CNT3によってON/OFFが制御される。
一方、対向基板には、各画素電極Pr,Pg,Pbと対向する対向電極COMが形成されている。対向電極COMは、図3においては、各画素電極Pr,Pg,Pbに個別に対向するように描かれているが、各画素電極Pr,Pg,Pbに共通となるように全体に大きく形成されていてもよい。また、対向電極COMは、対向電位として接地電位が付与されている。
画素電極Pr,Pg,Pbと、これらに対向する対向電極COMと、その間の液晶とによって液晶容量が形成されている。画素電極Pr,Pg,Pbと、対向電極COMとの間に印加される電圧が液晶容量によって保持され、この電圧によって液晶の配向状態が制御される。この結果、図示しないバックライト装置からの照射光は、液晶パネル4に入射すると、印加電圧に応じた階調(輝度)で出射される。
また、上記のような1組のトランジスタTr,Tg,Tb、1組の画素電極Pr,Pg,Pb、対向電極COM、および画素電極Pr,Pg,Pbと対向電極COMとの間の液晶によって、1つの画素領域PIXが形成されている。この画素領域PIXは、画素電極Pr,Pg,Pbによって区分される3つの副画素領域からなる。画素領域PIXにおいて、各副画素領域における液晶の配向状態を前述のデータ電圧によって制御することにより、画像データ(画素データ)に応じた階調および色を有する画素が表示される。また、1本のゲートラインGに接続される画素領域PIXによりラインが構成されている。
[液晶表示装置の表示動作]
ここで、液晶表示装置1の表示動作について説明する。
〔パネルドライバの動作〕
パネルドライバ3においては、まず、ホストコントローラ2からの第1フレームの画像データがタイミングジェネレータ34に入力されるとともに、画像比較部37のフレームメモリ31に書き込まれる。第1フレームの画像データについては、画像比較部37において比較対象となる画像データがないので、タイミングジェネレータ34において最高のリフレッシュレートで駆動タイミングが生成される。
続く第2フレームの画像データも、同様にしてタイミングジェネレータ34に入力されるとともに、フレームメモリ31に書き込まれる。画像比較部37においては、フレームメモリ31に記憶されていた第1フレームの画像データが、第1ラインから順次読み出されていき、比較回路32によって、第2フレームの画像データと画素データの単位で比較される(画像比較ステップ)。そして、比較回路32によって、両画像データの一致および不一致、すなわち画像データの更新の有無がライン毎に判定される。この比較判定の結果、比較回路32から、前述の判定有無判定タイミングおよび更新有無信号が出力される。
リフレッシュコントローラ33では、上記の判定有無判定タイミングおよび更新有無信号に基づいて、入力される画像データについて、ライン毎に画像の更新または非更新が特定される。また、リフレッシュコントローラ33では、更新されたラインについて高リフレッシュレート(60Hz)が設定され、更新されていないラインについて低リフレッシュレートが設定される(リフレッシュレート設定ステップ)。
タイミングジェネレータ34では、リフレッシュコントローラ33で設定された各ラインのリフレッシュレートに基づいて、ライン毎に、どのフレームで駆動または非駆動するかという駆動タイミングが生成される(駆動タイミング生成ステップ)。例えば、更新されたラインについては変化があるので、動画像の駆動のための60Hzで駆動する駆動タイミングが生成される一方、更新されていないラインについては変化がないので、30Hz、15Hz、…、1Hzなどで駆動する駆動タイミングが生成される。
そして、ソースドライバ35およびゲートドライバ36によって、タイミングジェネレータ34から与えられた上記の駆動タイミング、画像データおよび各種の制御信号に基づいて、液晶パネル4が駆動される。このとき、更新されたラインについては、高リフレッシュレートに基づく駆動タイミングで駆動が行われ、更新されなかったラインについては、低リフレッシュレートに基づく駆動タイミングで駆動が行われる。
〔液晶パネルの基本表示動作〕
続いて、液晶パネルの表示動作(表示駆動方法)について説明する。
図4〜図9は、表示パネル1における各段階(動作タイミング)の駆動状態を示す図である。
なお、図4〜図9においては、便宜上、ソースラインS1〜S3およびゲートラインG1〜G3とそれに対応する部分とについてのみ示し、以降の説明も、それに対応する部分に限定する。
〈動作タイミングT1〉
図4に示す動作タイミングT1では、ゲートラインG1に出力されるゲート信号がアクティブ(Hレベル)となることにより、ゲートラインG1に接続されている全てのトランジスタTr,Tg,TbがONする。この状態では、まだ、スイッチSW1〜SW3がOFFしている。
〈動作タイミングT2〉
図5に示す動作タイミングT2では、制御信号CNT1がアクティブ(Hレベル)となることにより、スイッチSW1のみがONする。これにより、トランジスタTrを介してソースラインS1〜S3と画素電極Prとが導通する。
〈動作タイミングT3〉
図6に示す動作タイミングT3では、ソースドライバ35からRに対応するデータ電圧が出力されることにより、当該データ電圧がトランジスタTrを介して画素電極Prに印加される。これにより、ゲートラインG1によって選択された画素領域PIXにおいて、Rの副画素領域の表示状態が制御される。
〈動作タイミングT4〉
図7に示す動作タイミングT4では、制御信号CNT2がアクティブとなることにより、スイッチSW2のみがONする。これにより、トランジスタTgを介してソースラインS1〜S3と画素電極Pgとが導通する。また、ソースドライバ35からGに対応するデータ電圧が出力されることにより、当該データ電圧がトランジスタTgを介して画素電極Pgに印加される。これにより、ゲートラインG1によって選択された画素領域PIXにおいて、さらにGの副画素領域の表示状態が制御される。
〈動作タイミングT5〉
図8に示す動作タイミングT5では、制御信号CNT3がアクティブとなることにより、スイッチSW3のみがONする。これにより、トランジスタTbを介してソースラインS1〜S3と画素電極Pbとが導通する。また、ソースドライバ35からBに対応するデータ電圧が出力されることにより、当該データ電圧がトランジスタTbを介して画素電極Pbに印加される。これにより、ゲートラインG1によって選択された画素領域PIXにおいて、さらにBの副画素領域の表示状態が制御される。
〈動作タイミングT6〉
図9に示す動作タイミングT6では、ゲートラインG2に出力されるゲート信号がアクティブとなることにより、ゲートラインG2に接続されている全てのトランジスタTr,Tg,TbがONする。この状態で、制御信号CNT1がアクティブとなることにより、スイッチSW1のみがONすると、トランジスタTrを介してソースラインS1〜S3と画素電極Prとが導通する。そして、ソースドライバ35からRに対応するデータ電圧が出力されることにより、当該データ電圧がトランジスタTrを介して画素電極Prに印加される。これにより、ゲートラインG2によって選択された画素領域PIXにおいて、Rの副画素領域の表示状態が制御される。
以上の動作を繰り返すことにより、1フレームの画像が表示される。
〔通常の表示動作〕
ここで、参考のために、通常の表示動作について説明する。
図10は、通常の駆動方法によって駆動される場合の動作タイミングT1〜T6の各状態でのゲートラインG1〜G3におけるゲート信号、スイッチSW1〜SW3のON/OFF、およびソースラインS1〜S3におけるデータ電圧を示す波形図である。
図10に示すように、まず、動作タイミングT1でゲートラインG1の電位(ゲート信号)がHレベルに変化する。この状態から、動作タイミングT2を経て、動作タイミングT3〜T5でスイッチSW1〜SW3が順次ONしていく。
動作タイミングT3では、ソースラインS1,S3に出力されるデータ電圧が画素電極Prに印加される(正電圧駆動)。続く動作タイミングT4では、ソースラインS1,S3に出力されるデータ電圧が画素電極Pgに印加される(負電圧駆動)。さらに動作タイミングT5では、ソースラインS1,S3に出力されるデータ電圧が画素電極Pbに印加される(正電圧駆動)。
また、ソースラインS2については、ソースラインS1,S3と逆極性のデータ電圧がそれぞれ画素電極Pr,Pg,Pbに印加される。このようにして、副画素領域毎に同一印加電圧の極性が異なるドット反転駆動が行われる。
なお、本実施形態では、上記のように、ドット反転のサブピクセル反転方式による駆動について説明しているが、それ以外の駆動方式にも、本実施形態の駆動方法を適用することができる。このような駆動方式としては、例えば、ドット反転のピクセル反転方式(1画素を構成するRGB単位で正電圧と負電圧とが反転する方式)やライン反転方式(1ラインの全画素単位で正電圧と負電圧とが反転する方式)が挙げられる。
このような動作が、ゲートラインG2が選択される動作タイミングT6以降でも繰り返される。このようにして、通常の表示動作では、画像が動画像であるか静止画像であるかに関わらず、60Hzのリフレッシュレートで正電圧駆動と負電圧駆動とが繰り返される。
〔パネルドライバによる表示動作〕
続いて、パネルドライバ3による表示動作について説明する。
図11は、パネルドライバ3を用いた駆動方法によって駆動される場合の動作タイミングT1〜T6の各状態での各ゲートラインGにおけるゲート信号、スイッチSW1〜SW3のON/OFF、および各ソースラインSにおけるデータ電圧を示す波形図である。
図11に示すように、動作タイミングT1でゲートラインG1の電位(ゲート信号)がHレベルである期間には、タイミングジェネレータ34からの駆動イネーブル信号DENABLEがアクティブ(Hレベル)となっている。これにより、制御信号CNT1〜CNT3が有効となり、動作タイミングT3〜T5でスイッチSW1〜SW3が順次ONしていく。
動作タイミングT3〜T4では、図10に示す場合と同様にして駆動が行われる。ここまでは、更新された画像のラインを表示しており、前述の通常の表示動作と同様である。
次いで、ゲートラインG2が選択される動作タイミングT6では、ゲートラインG1のラインに対して画像データが更新されていないので、タイミングジェネレータ34によって非駆動の駆動タイミングが生成されている。また、駆動イネーブル信号DENABLEが非アクティブ(Lレベル)となっている。これにより、制御信号CNT1〜CNT3が無効となり、スイッチSW1〜SW3がONしない。それゆえ、ゲートラインG2に接続される画素電極Pr,Pg,Pbにはデータ電圧が印加されない(非駆動)。
続く、ゲートラインG3が選択される動作タイミングでは、ゲートラインG2のラインに対して画像データが更新されているので、タイミングジェネレータ34によって、前述のようにして正電圧駆動または負電圧駆動の駆動タイミングが生成される。また、駆動イネーブル信号DENABLEがアクティブとなっている。これにより、制御信号CNT1〜CNT3が有効となるので、スイッチSW1〜SW3がONする。それゆえ、画素電極Pr,Pg,Pbにデータ電圧が出力されるので、動作タイミングT3〜T5と同様にして、更新された画像が表示される。
〔スマートフォンにおける表示〕
ここで、特定の電子機器における画像の表示について説明する。
図12は、液晶表示装置1を搭載したスマートフォン11においてパネルドライバ3による駆動で画像が表示された状態を示す図である。
図12に示すように、電子機器としてのスマートフォン11は、前述の液晶表示装置1を搭載している。このスマートフォン11において、液晶パネル4は、筐体11aの操作面側に設けられている。また、液晶パネル4の上には、図示しないタッチパネルが設けられている。そして、液晶パネル4は、アプリケーションプログラムによって生成されたアプリケーション画像101を表示する。
アプリケーション画像101は、ユーザインターフェース領域101a,101bと、データ表示領域101cと、動画表示領域101dとから構成されている。
ユーザインターフェース領域101aは、時刻や通信状況などを表示するためのユーザインターフェースに用いられる領域である。ユーザインターフェース領域101bは、アプリケーションプログラムを操作するために用いられる領域である。ユーザインターフェース領域101aは、時刻や通信状況などが変化したときのみ表示状態が変化するので、動画像のように表示状態が常に変化していない。また、ユーザインターフェース領域101bは、ユーザのタッチ操作がなければ表示状態が変化しない。このため、パネルドライバ3は、画像データが更新されない期間には、液晶パネル4を1Hzの低リフレッシュレートで駆動する。このように、ユーザインターフェース領域101a,101bは、低リフレッシュレートによる駆動で表示される。
データ表示領域101cは、アプリケーションプログラムによって取得されたデータが表示される領域である。このデータ表示領域101cも新たなデータが取得されなければ表示状態が変化しない。このため、データ表示領域101cも、画像データが更新されない期間には、1Hzの低リフレッシュレートによる駆動で表示される。
動画表示領域101dは、動画像を表示する領域であるので、常に画像データが更新されている。このため、パネルドライバ3は、画像データの更新に伴い、液晶パネル4を60Hzの高リフレッシュレートで駆動する。このように、動画表示領域101dは、高リフレッシュレートによる駆動で表示される。
〔リフレッシュレートの段階的な変更動作〕
前述のように、更新がないラインについては、リフレッシュコントローラ33によって、低リフレッシュレートが設定される。このとき、60Hzのリフレッシュレートから1Hzのリフレッシュレートに変更されると、急激なリフレッシュレートの変化が色や輝度の変化としてユーザに認識されやすくなる。このため、更新がないラインについては、リフレッシュレート変更部331によって、徐々にリフレッシュレートを低下させていき、上記のような表示上の変化を目立たなくしている。ここで、リフレッシュレート変更部331によって行われるその処理について説明する。
図13は、リフレッシュコントローラ33がリフレッシュレートを変更する処理の手順を示すフローチャートである。
図13に示すように、まず、初期化の処理が行われる(ステップS1)。ここでは、画像比較部37からの更新有無判定タイミングおよび更新有無信号が取り込まれる。
次いで、更新有無判定タイミングがあった場合(ステップS2)、各ラインについて、更新有無信号に基づいて、画像の更新の有無について確認される(ステップS3)。ここで、更新があった場合、リフレッシュレートが60Hzに更新される(ステップS4)。また、更新がなかった場合、現在のリフレッシュレートに設定されてから所定数のフレームの画像が表示されたか否かが判定される(ステップS5)。
ステップS5において、所定数のフレームの画像が表示されていない場合は処理がステップS2に戻される。また、所定数のフレームの画像が表示されている場合は、現在のリフレッシュレートが60Hzであるか否かが判定される(ステップS6)。ここで、リフレッシュレートが60Hzであると判定された場合、リフレッシュレートが30Hzに変更されて(ステップS7)、処理がステップS2に戻される。また、リフレッシュレートが60Hzでないと判定された場合、さらにリフレッシュレートが30Hzであるか否かが判定される(ステップS8)。
ステップS8において、リフレッシュレートが30Hzであると判定された場合、リフレッシュレートが15Hzに変更されて(ステップS9)、処理がステップS2に戻される。また、リフレッシュレートが30Hzでないと判定された場合、さらにリフレッシュレートが15Hzであるか否かが判定される(ステップS10)。
ステップS10において、リフレッシュレートが15Hzであると判定された場合、リフレッシュレートが8Hzに変更されて(ステップS11)、処理がステップS2に戻される。また、リフレッシュレートが15Hzでないと判定された場合、さらにリフレッシュレートが8Hzであるか否かが判定される(ステップS12)。
ステップS12において、リフレッシュレートが8Hzであると判定された場合、リフレッシュレートが4Hzに変更されて(ステップS13)、処理がステップS2に戻される。また、リフレッシュレートが8Hzでないと判定された場合、さらにリフレッシュレートが4Hzであるか否かが判定される(ステップS14)。
ステップS14において、リフレッシュレートが4Hzであると判定された場合、リフレッシュレートが2Hzに変更されて(ステップS15)、処理がステップS2に戻される。また、リフレッシュレートが4Hzでないと判定された場合、さらにリフレッシュレートが2Hzであるか否かが判定される(ステップS16)。
ステップS16において、リフレッシュレートが2Hzであると判定された場合、リフレッシュレートが1Hzに変更されて(ステップS17)、処理がステップS2に戻される。また、リフレッシュレートが2Hzでないと判定された場合、処理がステップS2に戻される。
このようにして、更新がないラインについては、リフレッシュレートが徐々に低下するように設定され、最終的に液晶パネル4で駆動が可能となる最低の1Hzにリフレッシュレートが設定される。
なお、リフレッシュレートを低下させる間隔については、上記の例では、60Hz、30Hz、15Hz、8Hz、4Hz、2Hz、1Hzとしているが、これには限定されない。例えば、60Hz、30Hz、15Hz、7.5Hz、3.75Hz、1.88Hz、0.94Hzというように半減していくように設定してもよい。ただし、このように設定する場合、最低のリフレッシュレートを、液晶が駆動可能な最低リフレッシュレートに近い値となるように設定しなければならない。
〔駆動タイミングの調整動作〕
続いて、タイミングジェネレータ34における駆動タイミング調整部341による駆動タイミングの調整動作について説明する。
図14(a)は、タイミングジェネレータ34によって駆動タイミングが制御された状態を示すタイミングチャートである。図14(b)は、タイミングジェネレータ34によって駆動タイミングがさらに1フレーム周期内に揃えられた状態を示すタイミングチャートである。図15は、リフレッシュレートが変更されるタイミングがライン間で異なる状態を示す図である。図16(a)は、駆動および非駆動のタイミングがライン間でずれている状態を示す図であり、図16(b)は、駆動および非駆動のタイミングがライン間で一致している状態を示す図である。図17(a)は、駆動タイミング調整部341の構成を示すブロック図である。図17(b)は、駆動タイミング調整部341による駆動タイミングの調整動作を示す図である。
なお、図14(a)および(b)においては、便宜上、ゲートラインG1〜G3とそれに対応する部分とについてのみ示し、以降の説明も、それに対応する部分に限定する。
前述のように、ライン毎に更新の有無が判定されて、それに応じてリフレッシュレートが変更されるため、ライン毎の更新有無の判定およびリフレッシュレート変更のタイミングが画像に応じて異なる。このため、図14(a)に示すように、ゲートラインG1〜G3が駆動(選択)されるタイミングも1フレーム周期内で行われない場合もある。その理由を以下に説明する。
各ラインのリフレッシュレートを前述のように段階的に低下させていくタイミングは、そのラインが最後に更新されたタイミングで決まる。
図15は、第mラインが、第2フレームで最後に更新され(Y)、それ以降で更新されず(N)、第nラインが、第5フレームで最後に更新され(Y)、それ以降で更新されず(N)、6フレーム毎にリフレッシュレートが低下していく状態を示している。このような場合、両ライン間では3フレームずれたままで駆動が進む。また、最終的に1Hzにリフレッシュレートが設定された状態でも、両ライン間では3フレームずれたままでリフレッシュのタイミングが固定されている。
この状態では、図14(a)に示すように、ソースラインSが駆動される期間がばらついており、それぞれの期間でソースドライバ35がソースラインSを駆動することになる。ソースドライバ35は、前述のように出力段にアンプを含むので、上記のように駆動期間がばらつくと電力消費が大きくなる。そこで、駆動タイミング調整部341は、上記のようにばらついた駆動タイミングを調整することによって、図14(b)に示すように、垂直同期信号VSYNCで規定される1フレーム周期の期間(垂直同期期間)にまとめる。
駆動タイミング調整部341は、基準となるラインの駆動タイミングを定め(例えば第1ライン)、この駆動タイミングに対する各ラインの駆動タイミングとのずれを算出し、それぞれのずれに相当する数の非駆動のタイミングを各ラインの駆動ラインから間引く。例えば、図16(a)に示すように、生成された駆動タイミングが第mラインと第nラインとで3フレーム分ずれた状態である場合、第mラインの駆動タイミングを基準とすれば、第nラインの駆動タイミングにおける各非駆動の期間を3フレーム分ずつ間引いていく。これにより、図16(b)に示すように、駆動タイミングが第mラインと第nラインとで同一フレームに揃えられる。
あるいは、駆動タイミング調整部341は、フィードバックの手法を用いて駆動タイミングを調整していくように構成されていてもよい。このため、調整部341は、図17(a)に示すように、基準周期生成部314a、タイミング差検出部341bおよび休止期間調整部341cを有している。
基準周期生成部341aは、基準となる周期(周波数)の駆動タイミング(例えば1Hz)を生成する。タイミング差検出部341bは、基準周期の駆動タイミングと各駆動タイミングとを比較し、そのタイミング差を検出する。休止期間調整部341cは、検出されたタイミング差が小さくなるように、非駆動の期間の数を変更することにより駆動を休止している休止期間を調整する。
このように構成される駆動タイミング調整部341においては、図17(b)に示すように、タイミング差検出部341bでの比較によって、比較対象となる駆動タイミングの基準周期の駆動タイミングに対するタイミング差が検出される。このタイミング差が3フレーム分である場合、休止期間調整部341cによって、1フレーム分の非駆動の期間を間引いて休止期間を1フレーム分短く調整する。そして、このように休止期間が調整された駆動タイミングについて、タイミング差検出部341bおよび休止期間調整部341cによる処理を繰り返すことにより、最終的に比較対象となる駆動タイミングと基準周期の駆動タイミングとのタイミング差をなくす。
このような処理は、PLL(Phase Rocked Loop)などによって実現することができるので、駆動タイミング調整部341の設計を比較的容易に行うことができる。
[パネルドライバによる効果]
上記のように、液晶表示装置1におけるパネルドライバ3は、ライン単位で画像の更新の有無を判定し、更新の有無に応じてリフレッシュレートを変更し、変更されたリフレッシュレートに基づいて駆動タイミングを生成する。具体的には、画像の更新が特定されたラインについては、高リフレッシュレートで駆動タイミングが生成され、画像の非更新が特定されたラインについては、低リフレッシュレートで駆動タイミングが生成される。
これにより、液晶パネル4に表示される画像において静止画像のような更新されない部分については、低リフレッシュレートで駆動が行われる。したがって、表示される画像が動画像のような更新された部分を含んでいても、一律に高リフレッシュレートで駆動が行われることはない。また、IGZO−TFTをスイッチング素子として備えることによって1Hz程度の低周波駆動が可能な液晶パネル4において、1Hzのリフレッシュレートで駆動を行うことができる。したがって、より一層の消費電力の低減が可能となる。
また、画像の非更新が特定された場合には、リフレッシュレート変更部331によって、リフレッシュレートを段階的に最低のリフレッシュレートにまで低下させる。これにより、急激なリフレッシュレートの変化を回避することができる。それゆえ、画像の表示品位を低下させることなく、リフレッシュレートを低下させることができる。静止画像や更新間隔の比較的長い画像の表示においては、リフレッシュレートの急激な変化による表示状態の変化が目立つので、リフレッシュレートの設定において、このような段階的にリフレッシュレートを低下させる処理を含むことが好ましい。
また、画像の非更新が特定されて駆動の休止期間を設ける場合には、駆動タイミング調整部341によって、各ラインの駆動タイミングを同一のフレーム周期の期間に揃えるように駆動タイミングを調整する。これにより、ソースドライバ35が駆動する期間が減少するので、消費電力をより低減することが可能となる。
また、本実施形態では、リフレッシュコントローラ33による、画像の更新または非更新の特定、およびリフレッシュレート(駆動周期)の設定をライン単位で行う例について説明した。しかしながら、画像の更新または非更新の特定、およびリフレッシュレートの設定は、ライン単位に限らず、例えば画素単位で行ってもよい。これにより、ライン単位の処理に比べて、低リフレッシュレートで駆動できる範囲を広げることができる。それゆえ、より消費電力の低減を図ることができる。
なお、このような画素単位の処理を行うには、液晶パネル4が画素領域PIXの単位でON/OFFを制御できる必要がある。
[パネルドライバの実現形態]
パネルドライバ3における画像比較部32、リフレッシュコントローラ33およびタイミングジェネレータ34の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成される。しかしながら、上記の各ブロックは、以下のようにCPUを用いてソフトウェア(表示駆動プログラム)によって実現されてもよい。つまり、この表示駆動プログラムは、コンピュータを上記の各ブロックとして機能させる。あるいは、上記の各ブロックは、DSP(Digital Signal Processor)を用いたプログラムによる処理で実現されてもよい。
上記のソフトウェアのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)は、コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体に記録されてもよい。本発明の目的は、当該記録媒体を液晶表示装置1に供給し、CPUが記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出して実行することによっても達成することが可能である。
上記の記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/BD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系を用いることができる。その他、上記の記録媒体としては、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることもできる。
また、液晶表示装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記のプログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、有線媒体または無線媒体の利用が可能である。有線媒体としては、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等が挙げられる。無線媒体としては、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等が挙げられる。
なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
[付記事項]
本実施形態では、表示装置が液晶表示装置1である例について説明したが、表示装置としては、液晶表示装置1に限定されることはない。例えば、表示装置としては、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)ディスプレイ、FED(Field Emission Display)などのFPD(Flat Panel Display)が対象となる。
また、本実施形態では、表示装置が搭載される電子機器がスマートフォン11である例について説明したが、電子機器としては、その他の携帯端末や電子辞書などの表示装置の低消費電力が有効なあらゆる電子機器が対象となる。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る表示駆動装置は、IGZO−TFTのような酸化物半導体によって形成されるスイッチング素子を備えることによって低周波駆動が可能なマトリクス型の表示装置に好適に利用できる。
1 液晶表示装置
3 パネルドライバ(表示駆動装置)
4 液晶パネル
11 スマートフォン(電子機器)
31 フレームメモリ
32 比較回路
33 リフレッシュコントローラ(リフレッシュレート設定手段)
34 タイミングジェネレータ(駆動タイミング生成手段)
35 ソースドライバ
36 ゲートドライバ
37 画像比較部(画像比較手段)
101 アプリケーション画像
101a ユーザインターフェース領域
101b ユーザインターフェース領域
101c データ表示領域
101d 動画表示領域
331 リフレッシュレート変更部
341 駆動タイミング調整部
341a 基準周期生成部
341b タイミング差検出部
341c 休止期間調整部
CNT1 制御信号
CNT2 制御信号
CNT3 制御信号
PIX 画素領域
Pr 画素電極
Pg 画素電極
Pb 画素電極
Tr トランジスタ
Tg トランジスタ
Tb トランジスタ
SW1 スイッチ
SW2 スイッチ
SW3 スイッチ

Claims (7)

  1. 画像を画像データに基づいて表示する表示部をリフレッシュレートにしたがって駆動する表示駆動装置において、
    連続して入力される2つの画像データを所定数の画素データの単位で比較して、両画像データにおける一致部分および不一致部分をライン単位で判定する画像比較手段と、
    前記一致部分のラインについて画像の非更新を特定するとともに当該ラインを表示するときの前記リフレッシュレートを前記表示部で規定される最高の前記リフレッシュレートよりも低く設定する一方、前記不一致部分のラインについて画像の更新を特定するとともに当該ラインを表示するときの前記リフレッシュレートを最高に設定するリフレッシュレート設定手段と、
    設定された前記リフレッシュレートに基づいて駆動タイミングを生成する駆動タイミング生成手段とを備え
    前記リフレッシュレート設定手段は、画像の非更新が特定されたラインについて、所定数のフレーム分の画像が表示されてもなお画像の非更新が特定されたときに、さらに前記リフレッシュレートを低く設定することを繰り返し、
    前記駆動タイミング生成手段は、複数フレームの画像が表示される間に、各ラインの前記駆動タイミングを同一の垂直同期期間に揃えることを特徴とする表示駆動装置。
  2. 前記リフレッシュレート設定手段は、画像の非更新が特定されたラインについて、所定数のフレーム分の画像が表示されてもなお画像の非更新が特定されたときに、さらに前記リフレッシュレートを低く設定することを繰り返し、前記リフレッシュレートを所定の最低値に設定することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動装置。
  3. 画像を画像データに基づいて表示する表示部と、当該表示部をリフレッシュレートにしたがって駆動する表示駆動装置とを備える表示装置であって、
    前記表示駆動装置が請求項1または2に記載の表示駆動装置であることを特徴とする表示装置。
  4. 画像を表示する表示装置を備えた電子機器であって、
    前記表示装置が請求項に記載の表示装置であることを特徴とする電子機器。
  5. コンピュータを請求項1または2に記載の表示駆動装置の各手段として機能させるための表示駆動プログラム。
  6. 請求項に記載の表示駆動プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 画像を画像データに基づいて表示する表示部をリフレッシュレートにしたがって駆動する表示駆動方法において、
    連続して入力される2つの画像データを所定数の画素データの単位で比較して、両画像データにおける一致部分および不一致部分をライン単位で判定する画像比較ステップと、
    前記一致部分のラインについて画像の非更新を特定するとともに当該ラインを表示するときの前記リフレッシュレートを前記表示部で規定される最高の前記リフレッシュレートよりも低く設定する一方、前記不一致部分のラインについて画像の更新を特定するとともに当該ラインを表示するときの前記リフレッシュレートを最高に設定するリフレッシュレート設定ステップと、
    設定された前記リフレッシュレートに基づいて駆動タイミングを生成する駆動タイミング生成ステップとを備え
    前記リフレッシュレート設定ステップにおいて、画像の非更新が特定されたラインについて、所定数のフレーム分の画像が表示されてもなお画像の非更新が特定されたときに、さらに前記リフレッシュレートを低く設定することを繰り返し、
    前記駆動タイミング生成ステップにおいて、複数フレームの画像が表示される間に、各ラインの前記駆動タイミングを同一の垂直同期期間に揃えることを特徴とする表示駆動方法。
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