JP5963128B2 - 光照射による酸素生成方法 - Google Patents

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本発明は酸化チタンを光触媒として用いて従来よりも高い効率で酸素を生成する方法に関する。
酸化チタンを利用した不均一系光触媒システムで、より効率良く酸素を発生させる方法が従来から提案されている。例えば、酸化チタン粉末に白金(Pt)助触媒を担持させ、その粉末を水に湿らせたり(非特許文献1)、あるいは、白金(Pt)を助触媒として担持させた酸化チタン粉末を、炭酸ナトリウム水溶液に縣濁させ、それらの系に光照射することで、水分解における酸素生成効率を上げる方法(非特許文献2)がその例である。しかしながら、これらの方法は酸素生成効率が低いという問題があった。最近ではリン酸銀を利用した不均一系光触媒システムが比較的高い酸素生成効率を示すことが明らかになっているがリン酸銀自体が化学的に不安定であるという問題があった(非特許文献3)。そこで、より安定でかつより高い効率で酸素を生成できるシステムが望まれてきた。
本発明の課題は、酸化チタンを光触媒として、従来よりも高い効率で酸素を生成する方法を提供することにある。
本発明の一側面によれば、助触媒を担持させない状態のルチル構造の酸化チタン粒子を懸濁させた硝酸ナトリウム水溶液に光を照射する酸素生成方法が与えられる。
本発明の他の側面によれば、白金若しくは酸化銅を担持させ、または銅元素をドープさせた酸化チタン粒子であって、ルチル構造の前記酸化チタン粒子を懸濁させた硝酸ナトリウム水溶液に光を照射する酸素生成方法が与えられる。
また、前記酸化チタン粒子への前記白金の担持は光電着法により、または白金化合物を混合した酸化チタン粒子を加熱処理することにより行ってよい。
また、前記酸化チタン粒子への前記酸化銅の担持は銅化合物を混合した酸化チタン粒子を加熱処理することにより行ってよい。
また、前記酸化チタン粒子への前記酸化銅の前記担持は、前記酸化チタン粒子に硝酸銅水溶液を混合した後、酸素存在下で加熱することにより行ってよい。
また、前記酸化チタン粒子への前記酸化銅の前記担持は、前記酸化チタン粒子に硫酸銅水溶液を混合した後、酸素存在下で加熱することにより行ってよい。
また、前記酸化チタン粒子への前記酸化銅の前記担持は前記酸化チタン粒子に酸化銅粉末を混合した後、酸素存在下で加熱することにより行ってよい。
本発明の方法によれば、酸化チタン光触媒側に何ら助触媒を担持させない状態でも、酸素を発生させることができる。従来より知られていた、炭酸ナトリウムを添加した方法に比較して約3倍効率が高い。白金や銅に基づく助触媒を担持すればさらに効率が高まる。白金や銅に基づく助触媒を担持した光触媒に本発明の方法を用いると従来の炭酸ナトリウム添加法に比べ3〜24倍以上もの高い効率が得られる。従って、本発明によれば、従来技術に比較して高い効率で酸素が得られる。更に、本発明は助触媒がなくとも比較的効率が高いため、従来よりも高い酸素生成効率を、高価な白金助触媒を用いない、あるいは、助触媒を担持させる工程のない、低コストの光触媒を使用して実現することも可能である。
本発明の実施例及び比較例の酸素生成量を示す図である。図中のプロット1〜3は夫々TiO+NaNO水溶液、CuOを担持させたTiO+NaNO水溶液、及びPtを担持したTiO+NaNO水溶液(実施例1、2、3)についての結果であり、6〜10は夫々TiO+NaCO水溶液、CuOを担持させたTiO+NaCO水溶液、Ptを担持したTiO+NaCO水溶液、TiO+純水、及びPtを担持させたTiO+純水(比較例6〜10)の結果である。実験条件は、300Wのキセノンランプで照射を行うとともに、TiO粒径は約50μm以下であり、多くは0.5〜3μm程度であった。但し、2及び7は製造工程の焼結のため0.5〜3μmの粒子が数個程度以上が連なったりした塊となり、他光触媒粒子より平均的な粒径が大きく、つまり、表面積が少し小さい。全て使用触媒量は0.5g。NaNO濃度は1.66モル/リットル、NaCO濃度は1.66モル/リットルであった。 本発明の実施例の酸素生成量を示す図である。図中のプロット3〜5は夫々Ptを担持したTiOを夫々、濃度1.66,3.32,4.98モル/リットルのNaNO水溶液に分散させた場合(実施例3、4、5)の結果である。実験条件は、300Wのキセノンランプで照射を行うとともに、TiO粒径は約50μm以下であり、多くは0.5〜3μm程度であった。全て使用触媒量は0.5gであった。
本方法の方法は、水に硝酸ナトリウムを溶解させることで酸素生成効率をより高めている。本方法は光触媒側に何ら助触媒を付加しない状態でも、従来から知られていた上記方法より約3倍効率が高く、白金や銅に基づく助触媒を付加した場合には3〜24倍の効率が確認されている。
本発明は光触媒母体材料(TiO)と溶液と助触媒で構築される電子構造の微妙なバランスで成立する反応であるため、本願明細書中で説明した組合せ以外では所望の反応が生起しないか、あるいは生成効率が大幅に低下する。助触媒としてニッケルの酸化物NiOを用いることは当業者間でしばしば行われているが、NiOは硝酸ナトリウム溶液に対しては殆ど活性を示さないことが実験の結果わかった(比較例11)。また、銀(Ag)を助触媒として用いても、その効果は低い(比較例12)。
また、これまでにK、Na、Liの炭酸塩や炭酸水素ナトリウムについて光触媒を用いた酸素生成反応が調べられたことが報告されているが、その中では炭酸ナトリウムが最も良いことが分かっている。水酸化ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウムも調べられたが、それらの活性も低いことが報告されている(非特許文献1)。本願発明者は水ガラス(ケイ酸ナトリウム、NaO・nSiO, n=2.2)についても調べたが、活性はなかった(比較例13)。
しかしながら、硝酸ナトリウムを使用する本発明の方法を用いることにより、表1に示すように、炭酸ナトリウムの場合(比較例6〜8)に比較してはるかに大きな酸素発生速度を達成することができることが実証された。また、本願発明者が調べた限りでは、硝酸塩(硝酸を含む。)の中では硝酸ナトリウムが最も良い(比較例14〜19)。
また、硝酸ナトリウムの濃度については実施例で例示したものに限定されず、0〜飽和濃度までの範囲で効果がある。
なお、以下の実施例では入手性と実験の作業性の観点から、TiO粉末として300メッシュのものを使用した。触媒としての性質から、表面積が大きいほど反応速度が速くなるから、これよりも細かいTiO粒子を使用すれば、より高い酸素生成効率を達成できることが期待される。
以下では、本発明の実施例に加えて、従来技術に従って酸素生成を行った実験結果を比較例として示す。これらの実施例、比較例を相互に比較対照できるように、照射条件を始めとした実験条件をできるだけ揃えて実験を行った。
[実施例1]
純水220ccに硝酸ナトリウムNaNOを溶かし、濃度を1.66モル/リットルに調整した。このように調整した溶液中に、光触媒として市販(フルウチ化学、TIC−72208B、99.99%)のTiO粉末(300mesh、ルチル構造の酸化チタンが主成分)0.5gを縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。すると、7時間3分で63マイクロモルの酸素が発生した。
[比較例6]
従来、塩を溶かして酸素の生成効率を上げる方法として、炭酸ナトリウムNaCOを溶かす方法が知られている。この従来方法について比較例として以下のように実験を行った。具体的には、先ず、純水220ccに炭酸ナトリウムNaCOを溶かし、濃度を1.66モル/リットルに調整した。このように調整した溶液中に、実施例1と同じTiO粉末0.5gを縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。その結果、実施例1のおよそ1/3である、6時間34分で22マイクロモルの酸素しか生成されなかった。
[実施例2]
純水220ccに硝酸ナトリウムNaNOを溶かし、濃度を1.66モル/リットルに調整した。このように調整した溶液中に、実施例1と同じTiO粉末に含浸法(詳細は後述)により酸化銅CuOを担持させた光触媒0.5gを縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。その結果、6時間56分で67マイクロモルの酸素が発生した。
助触媒CuOへの担持は、(1)硝酸銅(Cu(NO・3HO)1.61gを溶かした水溶液を、TiO粉末7.99gに加えて混合したものを480℃で2時間空気中で熱処理したものを、その後さらに680℃で2時間空気中で加熱処理することで行った。ただし、熱処理条件や仕込み量には大きな幅があり、この担持条件に限定されるものではない。硝酸銅にはいくつかの水和物と無水物があることが知られているがどれを用いてもかまわない。また、CuOを担持させる方法は他に、(2)TiO粉末に酸化銅(CuOやCuO等の銅酸化物)粉末を乳鉢で混合したものを400〜700℃程度で空気中で加熱処理して担持させてもよく、あるいは、(3)TiO粉末に硫酸銅(CuSOやその水和物)水溶液を加えて混合したものを、空気中で400〜700℃で加熱処理して担持させてもよい。
酸化チタン表面に酸化銅と酸化チタンの化合物が形成されても効果がある。例えば、酸化チタンのチタン原子の一部が銅原子で置換された(ドープされた)物質が担持されてもよい。いずれの場合にしろ、望ましくは、Cu原子数がTi原子数に対して1〜15%程度の割合で分布する部分が、助触媒を担持された光触媒中に存在すればよい。(2)および(3)で、助触媒担持時の仕込み量(Cu原子数とTi原子数の比)を(1)と同じにしたものは(1)とほぼ同様の性能を発揮する。
いずれにしろ比較的高温で熱処理するため、焼結が起こり、触媒粉末の表面積は、上述した実施例1や比較例6の場合より小さくなる。従って、同じ表面積で比較すれば、本実施例の酸素生成量はもっと大きくなるはずであり、従って実施例2で使用した光触媒は、粒径を実施例1と同じにすればはるかに効率が高くなると考えられる。
[比較例7]
純水220ccに炭酸ナトリウムNaCOを溶かし、濃度を1.66モル/リットルに調整した。このように調整した溶液中に、実施例1と同じTiO粉末に実施例2と同じプロセスで酸化銅CuOを担持させた光触媒0.5gを縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射すると、約7時間照射しても酸素は約3マイクロモルしか発生しなかった。CuOは実施例2と同じ条件で担持させているため、本比較例は実施例2と直接比較できる。
[実施例3]
純水220ccに硝酸ナトリウムNaNOを溶かし、濃度を1.66モル/リットルに調整した。このように調整した溶液中に、また、実施例1と同じTiO粉末に光電着法により白金Ptを担持させた光触媒を作製した。
上のようにして作製した光触媒0.5gを上で調整したNaNO水溶液中に縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。その結果、5時間24分で136マイクロモルの酸素が発生した。これは比較例6のおよそ7.5倍の生成効率である。この光触媒では白金は光電着法により担持させたので、加熱処理は行っていない。そのため、TiO粉末には焼結が起こっていない。従って、触媒粉末の表面積は実施例1や比較例6と同じであるから、実施例3の結果はこれら実施例、比較例と直接比較できる。
なお、上述の「光電着法」は「光メッキ」とも呼ばれる方法であり、具体的には以下のようにして行った。
純水220mlにメタノール50mlを加え、この溶液にTiO粉末を5.5g加えて縣濁させた。ヘキサクロロ白金酸(HPtCl・6HO)1.0gを100gの純水に溶かしたものを用意し、この溶液7.37mlを縣濁液に加えた。これに300Wのキセノンランプの光を2〜3時間程度照射した。ただし、担持する白金量はこれに限定されるものではない。
なお、白金の担持は他にも、ヘキサクロロ白金酸等白金化合物と酸化チタン粉末を混ぜ合わせ、空気中で摂氏400〜700度程度で1〜2時間加熱しても行うことができる。
[実施例4]
純水220ccに硝酸ナトリウムNaNOを溶かし、濃度を3.32モル/リットルに調整した。このように調整した溶液中に、また、実施例1と同じTiO粉末に実施例3と同じプロセスの光電着法により白金Ptを担持させた光触媒を作製した。
上のようにして作製した光触媒0.5gを上で調整したNaNO水溶液中に縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。その結果、約5時間で約450マイクロモルの酸素が発生した。これは比較例6のおよそ20数倍程度の生成効率である。この光触媒では白金は光電着法により担持させたので、加熱処理は行っていない。そのため、TiO粉末には焼結が起こっていない。従って、触媒粉末の表面積は実施例1、3や比較例6と同じであるから、実施例4の結果はこれら実施例、比較例と直接比較できる。
[実施例5]
純水220ccに硝酸ナトリウムNaNOを溶かし、濃度を4.98モル/リットルに調整した。このように調整した溶液中に、また、実施例1と同じTiO粉末に実施例3と同じプロセスの光電着法により白金Ptを担持させた光触媒を作製した。
上のようにして作製した光触媒0.5gを上で調整したNaNO水溶液中に縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。その結果、約5時間で約350マイクロモルの酸素が発生した。これは比較例6のおよそ20倍程度の生成効率である。この光触媒では白金は光電着法により担持させたので、加熱処理は行っていない。そのため、TiO粉末には焼結が起こっていない。従って、触媒粉末の表面積は実施例1、3、4や比較例6と同じであるから、実施例5の結果はこれら実施例、比較例と直接比較できる。実施例3〜5の結果から、硝酸ナトリウム濃度には最適値が存在することが分かったが、その濃度は助触媒の種類等に依存するため、光触媒の製造条件に応じて適宜調整することが望ましい。
[比較例8]
純水220ccに炭酸ナトリウムNaCOを溶かし、濃度を1.66モル/リットルに調整した。このように調整した溶液中に、実施例1と同じTiO粉末に実施例3と同じプロセスで白金Ptを担持させた光触媒0.5gを縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。その結果、約7時間照射しても酸素は殆ど発生しなかった。実施例3と同じく、白金は光電着法により担持させたので、加熱処理は行っていない。そのため、焼結が起こっていない。従って、触媒粉末の表面積は実施例1,3,4,5や比較例6と同じであるから、比較例8の結果はこれら実施例、比較例と直接比較できる。
[比較例9]
純水220ccに実施例1と同じTiO粉末0.5gを縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。その結果、約7時間照射しても酸素は殆ど発生しなかった。本比較例における粉末表面積は実施例1,3,4,5、比較例6,8と同じなので、それらと直接比較的できる。
[比較例10]
純水220ccに、実施例1と同じTiO粉末に実施例3と同じプロセスで白金Ptを担持させた光触媒0.5gを縣濁させ、300Wのキセノンランプの光を照射した。その結果、約7時間照射しても酸素は殆ど発生しなかった。本比較例における粉末表面積は実施例1,3,4,5、比較例6,8,9と同じなので、それらと直接比較的できる。
以上説明した実施例1〜3、及び比較例6〜10の酸素発生量(時間累積値)を図1に示す。また、図2に、実施例3〜5の酸素発生量(時間累積値)を示す。図1および図22の横軸は光照射開始からの経過時間を、縦軸はその経過時間に対応する酸素発生量の時間累積値を表す。
上述の実施例と比較例以外に、これらと実験条件を揃えて追加の比較例の実験も行った。具体的にはTiOに担持させる助触媒として白金、酸化銅以外の物質を使用した実験(比較例11、12)、さらには、硝酸ナトリウムの代わりに水ガラスを使用した実験(比較例13)及び硝酸ナトリウムの陽イオンをNa以外で置換した場合の実験(比較例14〜19)を行って検証し、何れの場合も酸素生成速度が実施例よりも大幅に低い、あるいは6時間以上の実験でも発生が観測できないことを確認した。また、酸化銀とリン酸溶液を反応させて合成したリン酸銀(AgPO)を使用した実験(比較例20)では、その効率が実施例3〜5に及ばず、また、リン酸銀の化学的不安定性を確認した(銀金属が析出してしまう。)。これらの結果を以下の表1にまとめて示す。
上に挙げた実施例及び比較例において、硝酸基を有する水溶液では硝酸基の濃度を1.66モル/リットルに調整した。但し、実施例4は3.32モル/リットル、実施例5は4.98モル/リットルである。TiO粉末の量は0.5g,純水量は220mlとした。また、「光触媒システム」カラムにおいて、( )内は光触媒を表す。比較例13においてはNaO・2.2SiO(水ガラス)の濃度は0.76モル/リットルとした。
本発明によれば、太陽光などの光エネルギーを単体の酸素の形で蓄積することができるので、自然エネルギー利用分野での利用が期待される。
「光化学エネルギー変換 - 基礎と応用 -」編者 金子正夫 アイピーシー出版 pp. 289-290, および p. 294, 平成9年6月10日発行。 K. Sayama and H. Arakawa, "Remarkable Effect of Na2CO3Addition on Photodecomposition of Liquid Water into H2 and O2from Suspension of Semiconductor Powder Loaded with Various Metals", Chem. Lett. Vol. 21, No. 2, pp. 253-256, (1992). Zhiguo Yi, Jinhua Ye, Naoki Kikugawa, Tetsuya Kako, Shuxin Ouyang, Hilary Stuart-Williams, Hui Yang, Junyu Cao, Wenjun Luo, Zhaosheng Li, Yun Liu and Ray L.Withers, "An orthophosphate semiconductor with photooxidation properties under visible-light irradiation", Nature Materials, Vol. 9, Issue 7, pp. 559-564, (2010).

Claims (7)

  1. 助触媒を担持させない状態のルチル構造の酸化チタン粒子を懸濁させた硝酸ナトリウム水溶液に光を照射する酸素生成方法。
  2. 白金若しくは酸化銅を担持させ、または銅元素をドープさせた酸化チタン粒子であって、ルチル構造の前記酸化チタン粒子を懸濁させた硝酸ナトリウム水溶液に光を照射する酸素生成方法。
  3. 前記酸化チタン粒子への前記白金の担持は光電着法により、または白金化合物を混合した酸化チタン粒子を加熱処理することにより行う、請求項2に記載の酸素生成方法。
  4. 前記酸化チタン粒子への前記酸化銅の担持は銅化合物を混合した酸化チタン粒子を加熱処理することにより行う、請求項2に記載の酸素生成方法。
  5. 前記酸化チタン粒子への前記酸化銅の前記担持は、前記酸化チタン粒子に硝酸銅水溶液を混合した後、酸素存在下で加熱することにより行う、請求項4に記載の酸素生成方法。
  6. 前記酸化チタン粒子への前記酸化銅の前記担持は、前記酸化チタン粒子に硫酸銅水溶液を混合した後、酸素存在下で加熱することにより行う、請求項4に記載の酸素生成方法。
  7. 前記酸化チタン粒子への前記酸化銅の前記担持は前記酸化チタン粒子に酸化銅粉末を混合した後、酸素存在下で加熱することにより行う、請求項4に記載の酸素生成方法。
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