JP5962386B2 - 回転テーブル装置と工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は回転テーブル装置と該回転テーブル装置を備えた工作機械に関する。
工作機械は回転テーブル装置を備える。特許文献1が開示する回転テーブル装置は、ベース、スピンドル、回転テーブルを備える。スピンドルはベース内に回転可能に設ける。回転テーブルはスピンドルと一体的に回転する。回転テーブルは上面の両側位置にワークを保持する。工作機械は回転テーブル上面の一方に保持したワークに加工を施す。回転テーブルは上面の一方に保持したワークの加工が終了したら180度回転する。工作機械は回転テーブル上面の他方に保持した別ワークの加工を開始する。回転テーブル装置はワーク二個分を回転するので高いトルク力が必要である。故に回転テーブル装置はベース内にギヤ機構を備える。ギヤ機構はモータの動力をスピンドルに伝達する。回転テーブル装置はギヤ機構を潤滑する為にオイルバス構造を備える。オイルバス構造はベース内に油を満たし、スピンドルに設けたギヤ機構を浸漬する構造である。
特開2004−142081号公報
回転テーブル装置はベアリングを備える。ベアリングは回転テーブルを回転可能に支持する。ベアリングはベース内に設けるので、外部からの給油は困難であった。ベース内の油の量を増やしてベアリングを浸漬する方法は、油の粘性抵抗の影響が大きくさらに高いトルクが必要となる。ベアリングを油に浸漬する為には、ベアリングの位置を低くする必要があるが、回転テーブルのモーメント剛性が低下する可能性があった。
本発明の目的は、ベース内に設けたベアリングの給油を簡単にできる回転テーブル装置と工作機械を提供することである。
本発明の請求項1に係る回転テーブル装置は、ベースと、前記ベース内に回転可能に設け上下方向に軸線を有するスピンドルと、前記スピンドルの上端部に設けた回転テーブルと、前記ベース内に設け前記スピンドルを回転する回転機構と、前記ベース内に前記回転機構よりも上部に設け前記スピンドルを回転可能に支持するベアリングとを備え、前記ベース内に油を前記ベアリングよりも下方位置まで満たして前記回転機構を潤滑した回転テーブル装置であって、油を貯留する貯留部から前記ベアリングまで延設し前記貯留部内の前記油を前記ベアリングに供給する為の供給路と、前記供給路に設け前記貯留部内の前記油の油面よりも低い位置に配置した二方弁とを備え、前記供給路は、前記貯留部から前記二方弁まで延設する第一供給路と、前記二方弁から前記ベアリングまで延設する第二供給路とを備え、前記二方弁は、前記第一供給路の前記油が流れる下流側の端部に接続する第一入口と、空気送出装置から送出する空気を供給する空気供給管の前記空気が流れる下流側の端部に接続する第二入口と、前記第二供給路の前記油が流れる上流側の端部に接続する出口と、前記第一入口から前記二方弁内に流れる前記油を前記出口に案内する第一流路と、前記第二入口から前記二方弁内に流れる前記空気を前記出口に案内する第二流路とを相互に切り替える弁であって、付勢手段により前記第一流路を開放且つ前記第二流路を遮断する方向に付勢した開閉弁とを備え、前記開閉弁は、前記第二入口から流れる前記空気の空気圧により前記付勢手段の付勢方向とは反対方向に付勢され、前記第一流路を遮断且つ前記第二流路を開放することを特徴とする。二方弁は貯留部内に満たした油の油面よりも低い位置に配置する。二方弁の第二入口に空気を流入しない場合、開閉弁は第一流路を開放する。故に二方弁の内側は油で満たしている。二方弁の第二入口から空気を送出した場合、開閉弁は第一流路を閉塞且つ第二流路を開放する。故に第二流路を流れる空気は二方弁の内側に満たした油を第二供給路に向けて押し出す。第二供給路は油をベアリングに供給する。故に本発明はベース内の油にベアリングを浸漬することなく、ベアリングに簡単に給油できる。
請求項2に係る発明の回転テーブル装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記貯留部は前記油を満たした前記ベース内であることを特徴とする。回転テーブル装置はベース内に貯留した油をベアリング給油に利用できる。故に貯留部を別に設ける必要が無い。さらにベアリングから排出した油をベース内に再度戻すことができる。油は循環するので、本発明は油の使用量を節約できる。
請求項3に係る発明の回転テーブル装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、空気圧を利用して前記回転テーブルをクランプして前記回転テーブルの位置決めを行うクランプ機構と、前記クランプ機構にクランプ用空気を送出するクランプ用空気送出装置と、前記クランプ用空気送出装置の前記クランプ用空気の送出先を前記クランプ機構及び前記空気供給管の何れかに切り替える切替手段とを備え、前記空気送出装置は前記クランプ用空気送出装置であって、前記切替手段は、前記回転テーブルをクランプするときは前記送出先を前記クランプ機構に切り替え、前記回転テーブルを回転する為にクランプしないときは前記送出先を前記空気供給管に切り替えることを特徴とする。回転テーブル装置はクランプ用空気送出装置が送出するクランプ用空気を利用できる。故に装置構成は複雑にならない。クランプ機構が回転テーブルを回転する為にクランプしないとき、クランプ用空気は空気供給管に送出する。故に本発明は回転テーブルが回転するときにベアリングに給油できる。回転テーブル装置は回転テーブルの回転と位置決めを繰り返すことによって、ベアリングに間欠的に給油できる。
請求項4に係る発明の回転テーブル装置は、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記空気供給管に、前記空気供給管内を流れる前記空気の圧力を調整する圧力調整弁を設けたことを特徴とする。圧力調整弁は空気供給管内を流れる空気の圧力を調整することによって、第二供給路からベアリングに供給する油の勢いを適切に調節できる。
請求項5に係る発明の回転テーブル装置は、請求項1から4の何れかに記載の発明の構成に加え、前記空気供給管に、前記二方弁側から前記空気供給装置側に向けて前記油が逆流するのを防止する逆支弁を設けたことを特徴とする。逆支弁は二方弁側から空気供給装置側に流れる油の逆流を防止する。故に回転テーブル装置は空気送出装置内に油が混入するのを防止できる。
請求項6に係る発明の工作機械は、請求項1から5の何れかに記載の回転テーブル装置を備えたことを特徴とする。工作機械は請求項1から5の何れかに記載の回転テーブル装置を備えるので、請求項1〜5の何れかに記載の効果を得ることができる。
工作機械50の斜視図。 回転テーブル装置1の平面図。 図2のI−I線矢視方向断面図。 回転テーブル10の底面図。 クランプ機構19周囲の斜視図。 クランプ機構19周囲の平面図。 ベアリング給油機構70の構成図(回転テーブル10クランプ中)。 ベアリング給油機構70の構成図(回転テーブル10アンクランプ中)。
以下、本発明一実施形態を図面を参照して説明する。
図1を参照し、工作機械50の構造を説明する。工作機械50は基台部52、機械本体53、保護カバー55、制御箱56、回転テーブル装置1を備える。基台部52は工作機械50の土台である。機械本体53は基台部52の上面後方に設ける。機械本体53はワーク(図示略)に切削加工を施す。保護カバー55は基台部52の上部に設ける。保護カバー55は機械本体53を取り囲む。保護カバー55は機械本体53から切粉と切削液の飛沫等が外部に飛散するのを防止する。制御箱56は保護カバー55の背面に設ける。制御箱56は数値制御装置(図示略)を格納する。数値制御装置はメモリ(図示略)に記憶したNCプログラムに基づき工作機械50の動作を制御する。回転テーブル装置1は基台部52の上面前方に設ける。
機械本体53の構造を説明する。機械本体53は主台63、コラム58、主軸ヘッド59、主軸60、自動工具交換装置65を備える。主台63は基台部52の上面後方に設ける。コラム58は主台63上をX軸方向とY軸方向に移動可能に設ける。主軸ヘッド59はコラム58の前面に沿ってZ軸方向に移動可能である。主軸60は主軸ヘッド59の下部に設ける。主軸60は工具(図示略)を装着し主軸モータ62の駆動で高速回転する。工作機械50は、主軸60に装着した工具と、回転テーブル装置1の回転テーブル10に保持したワークとの相対移動によりワークを切削する。自動工具交換装置65は主軸ヘッド59の近傍に設ける。自動工具交換装置65はNCプログラムの工具交換指令に基づき、主軸60に装着した工具を別工具と交換する。
回転テーブル装置1は回転テーブル10を上部に有する。回転テーブル10は平面視長方形状に形成し0度位置と180度位置との間を往復回転可能である。回転テーブル10は長手方向一端側と他端側にワークを保持できる。作業者は、回転テーブル10の一端側に保持したワークを工作機械50が加工中、他端側に保持した加工済みのワークを取り外し、未加工のワークを取り付けることができる。
図2〜図6を参照し、回転テーブル装置1の構造を説明する。図2,図3に示す如く、回転テーブル装置1はベース2、回転テーブル10、クランプ機構19(図5参照)、ベアリング給油機構70(図3参照)を備える。
図3に示す如く、ベース2は直方体状の金属製土台である。ベース2は、ベアリング4、外ベアリング押さえ15、内ベアリング押さえ16、シール部材17,18、空洞部2A、大歯車5、駆動モータ7(図2参照)を備える。ベアリング4は平面視略リング状である。ベアリング4はスピンドル3の外周を取り囲むように配置する。スピンドル3の外周面はベアリング4の転動面に沿って摺動する。故にベアリング4はスピンドル3を回転可能に支持できる。
外ベアリング押さえ15と内ベアリング押さえ16は何れも平面視リング状である。外ベアリング押さえ15は内ベアリング押さえ16よりも径が大きい。内ベアリング押さえ16は外ベアリング押さえ15の内側に位置する。外ベアリング押さえ15と内ベアリング押さえ16はベアリング4を上方からベース2側に押さえる。内ベアリング押さえ16は複数の螺子(図示略)でスピンドル3に固定する。外ベアリング押さえ15は複数の螺子(図示略)でベース2に固定する。シール部材17,18は、外ベアリング押え15の上下面において、回転テーブル10の円周状下面溝とベース2の円周状上面溝との間に挿入する。
図3に示す如く、空洞部2Aはベース2内部中央に設け上部が開口する。大歯車5は空洞部2A内に設ける。大歯車5は上下方向に軸線を向け、スピンドル3下部に嵌合し且つ複数のボルト(図示略)でスピンドル3に固定する。ボルトは回転テーブル10上面から挿入する。故に大歯車5はスピンドル3及び回転テーブル10と一体して回転する。
図2に示す如く、駆動モータ7はベース2の外側に配置する。駆動モータ7は駆動軸8を回転駆動する。図2,図3に示す如く、駆動軸8はベース2を水平に貫いて空洞部2A内に先端部を位置する。駆動軸8は先端部にギヤ9を設ける。ギヤ9は大歯車5の下部に形成した歯部(図示略)に噛合する。故に駆動モータ7が駆動すると、駆動軸8、ギヤ9、大歯車5、スピンドル3を介して、回転テーブル10は回転する。
回転テーブル10はベース2上に設ける。図2に示す如く、回転テーブル10は上面左右両側(図2の上下両側)に溝12,13を形成する。溝12,13はワークを直接的又は治具を介して間接的に固定する為に利用する。図3に示す如く、回転テーブル10は下面に下カバー体14を取付けている。下カバー体14は回転テーブル10下面のうちベース2より外側を覆う。
図2,図4を参照し、回転テーブル10の位置決め機構を説明する。回転テーブル装置1は、回転テーブル10を0度位置と180度位置の各割出位置に夫々位置決めできる。図2に示す如く、ベース2は外側面に第1ストッパー片21Aと第2ストッパー片21Bを夫々備える。第1ストッパー片21Aと第2ストッパー片21Bは平面視略矩形状であり、回転テーブル10の回転中心を挟んで所定角度θ1(例えばθ1=90度)隔てて同じ半径位置にボルト等で固定する。
他方、図2,図4に示す如く、回転テーブル10は下面側に、第1位置決め部材22Aと第2位置決め部材22Bを備える。第1位置決め部材22Aは、回転テーブル10が反時計回り(図2の矢印B方向)に回動したときに、第1ストッパー片21Aに当接し(図5,図6参照)所定の割出位置に回転テーブル10を位置決めする。第2位置決め部材22Bは、回転テーブル10が時計回り(図2の矢印A方向)に回動したときに、第2ストッパー片21Bに当接し所定の割出位置に回転テーブル10を位置決めする。本実施形態は、回転テーブル10を時計回りと反時計回りとで180度回転する。故に作業者は、回転テーブル10上面一端側でワークを加工しながら、他端側で加工済みワークを外して未加工ワークを取り付けることができる。
図4〜図6を参照し、クランプ機構19を説明する。クランプ機構19は回転テーブル10をクランプして0度位置と180度位置の各割出位置に固定(ロック)する機構である。クランプ機構19は、第1クランプブロック33A、第2クランプブロック33B、支持ブロック36、支持軸37、クランプアーム38、ブラケット40、カムフォロア34、エアシリンダ35、コンプレッサー91(図7参照)、ソレノイドバルブ92(図7参照)等を備える。
図4に示す如く、第1クランプブロック33Aと第2クランプブロック33Bは、回転テーブル10の下面にてスピンドル3(図3参照)の回転中心を挟んで直径方向に略対向した位置に夫々固定する。
図5に示す如く、支持ブロック36はベース2外側面に設ける。支持軸37は支持ブロック36に設ける。板状のクランプアーム38は支持軸37に回転自在に支持する。クランプアーム38は先端部にカムフォロア34を水平回転可能に軸支する。ブラケット40はベース2外側面に突出して設ける。エアシリンダ35は圧縮空気のエネルギーを直動運動に変換する筒状機械である。エアシリンダ35の基端はピン41(図6参照)を介してブラケット40に水平回動可能に装着する。エアシリンダ35は進退動するピストンロッド35Aを備える。ピストンロッド35Aの先端はクランプアーム38とピン42(図5参照)を介して回動可能に連結する。
図7を参照し、エアシリンダ35の構造と動作を説明する。エアシリンダ35は内部に弁35Bを備える。弁35Bはピストンロッド35Aの後端部に設け、エアシリンダ35内を第1領域45と第2領域46に分割する。エアシリンダ35は第1領域45側に空気流入管75を接続し、第2領域46側に空気流入管76を接続する。圧縮空気が空気流入管75から第1領域45内に流れ込むと、弁35Bは第2領域46側に移動するので、ピストンロッド35Aは前進する。圧縮空気が空気流入管76から第2領域46内に流れ込むと、弁35Bは第1領域45側に移動するので、ピストンロッド35Aは後退する。空気流入管75と空気流入管76はソレノイドバルブ92に接続する。ソレノイドバルブ92はコンプレッサー91が生成する圧縮空気の供給先を空気流入管75と空気流入管76の何れか一方に切り替える(図7,図8参照)。故にソレノイドバルブ92を制御することにより、ピストンロッド35Aの進退を制御できる。
図2,図5,図6を参照し、クランプ機構19の動作を説明する。先ず、エアシリンダ35のピストンロッド35Aを後退する。クランプアーム38は図6の矢印D方向に後退する。カムフォロア34はベース2外側面に接近した状態になる。以下、回転テーブル10が反時計回りに回転した場合と時計回りに回転した場合を順に説明する。
反時計回り(矢印B方向)に回転した場合を説明する。図2において、回転テーブル10は反時計回り(図2と図6の矢印B方向)に回転する。第1位置決め部材22Aは第1ストッパー片21Aに対して回転方向上流側から当接する(図2,図5,図6の状態)。図6に示す如く、第1クランプブロック33Aはカムフォロア34側面のうちベース2外側面から離れる側を、回転方向上流側から下流方向(矢印B方向)に向かって移動し、カムフォロア34側面のうち回転下流側の側面に接近した位置で停止する。
上記状態で、エアシリンダ35のピストンロッド35Aを前進する。クランプアーム38は図5,図6において反時計回り(矢印C方向)に回動し、第1クランプブロック33Aの傾斜する当接面を押圧する。エアシリンダ35は作動状態である。故に第1クランプブロック33Aの当接面に対して、カムフォロア34は押圧力が増大するように食い込む。回転テーブル10は時計回りに回動しようとする。第1位置決め部材22Aが第1ストッパー片21Aに当接しているので当接力は大きくなる。両者の作用により、回転テーブル10は0度の割出位置で強固に固定する。
時計回り(矢印A方向)に回転した場合を説明する。図2において、回転テーブル10は時計回り(図2と図6の矢印A方向)に回転する。第2位置決め部材22Bは第2ストッパー片21Bに対して回転上流側から当接する。エアシリンダ35のピストンロッド35Aを後退する。クランプアーム38は図6の矢印D方向に後退する。カムフォロア34はベース2外側面に接近した状態になる。図6に示す如く、第2クランプブロック33Bはカムフォロア34側面のうちベース2外側面から離れる側を、回転方向上流側から下流方向(矢印A方向)に向かって移動し、カムフォロア34側面のうち回転下流側の側面に接近した位置で停止する。
上記状態で、エアシリンダ35のピストンロッド35Aを前進する。クランプアーム38は図6において反時計回り(矢印C方向)に回動し、第2クランプブロック33Bの傾斜する当接面を押圧する。エアシリンダ35は作動状態である。故に第2クランプブロック33Bの当接面に対して、カムフォロア34は押圧力が増大するように食い込む。回転テーブル10は反時計回りに回動しようとする。第2位置決め部材22Bが第2ストッパー片21Bに当接しているので当接力は大きくなる。両者の作用により、回転テーブル10は180度の割出位置で強固に固定する。
図7を参照し、ベアリング給油機構70を説明する。ベアリング給油機構70は、クランプ機構19のエアシリンダ35に送出する圧縮空気を利用して、回転テーブル10が回転中(アンクランプ中)に、ベース2の空洞部2A内に貯留する油の一部をベアリング4に間欠的に給油する。ベアリング給油機構70は、二方弁80、第1油供給管71、第2油供給管72、空気供給管77、圧力調整弁93、逆支弁94を備える。
二方弁80は、油入口81、空気入口82、出口83、開閉弁84、バネ85を備える。二方弁80は内部に油流路と空気流路を形成する。油流路は油入口81から二方弁80内に流れる油を出口83に案内する。空気流路は空気入口82から二方弁80内に流れる圧縮空気を出口83に案内する。開閉弁84は二方弁80内部に回動可能に軸支し油流路と空気流路を相互に切り替える。バネ85は常時油流路を開放し且つ空気流路を遮断する方向に開閉弁84を付勢する。二方弁80はベース2の空洞部2A内の油の油面位置よりも低い位置に配置する。
第1油供給管71の一端部は、ベース2の側壁下部に設けた油流出口6Aに接続する。油流出口6Aは空洞部2Aと連通する。第1油供給管71の他端部は、二方弁80の油入口81に接続する。
第2油供給管72の一端部は二方弁80の出口83に接続し、他端部はベース2の側壁上部に設けた油供給口6Bに接続する。第2油供給管72は上方に延出する部分を備える。油供給口6Bは、ベース2に設けた油供給路の入口である。油供給路は油をベース2外部からベアリング4に供給する為の流路である。油供給路は、第1油供給路66、第2油供給路67、第3油供給路68で構成する。第1油供給路66は油供給口6Bからベース2内部に向かって水平方向に延出する。第2油供給路67は第1油供給路66の終端から鉛直上方に延出しベース2上面を貫通する。第3油供給路68は外ベアリング押さえ15に設ける。第3油供給路68は外ベアリング押さえ15の下部から上方に延出し且つ径方向内側に直角に折り返して延出する。第3油供給路68の出口68Aは、外ベアリング押さえ15の内周面且つベアリング4直上に位置する。
空気供給管77の一端部は、二方弁80の空気入口82に接続する。空気供給管77の他端部は、空気流入管76の途中に設けた分岐部78に接続する。故にソレノイドバルブ92から空気流入管76に流れる圧縮空気の一部は、分岐部78から空気供給管77に流れる。圧力調整弁93は空気供給管77の途中に設け、空気供給管77を流れる圧縮空気の圧力を調整する。逆支弁94は空気供給管77において圧力調整弁93よりも圧縮空気が流れる下流側に設ける。逆支弁94は空気供給管77に油がソレノイドバルブ92側に逆流するのを防止する。
図7,図8を参照し、ベアリング給油機構70の給油動作を説明する。ベアリング給油機構70は、ワーク加工中は動作せず、回転テーブル10が回転中に動作する。以下、各場面に分けて順に説明する。
図7を参照し、ワーク加工中のベアリング給油機構70の状態を説明する。ワーク加工中、クランプ機構19は回転テーブル10をクランプして所定の割出位置に固定する。圧縮空気はソレノイドバルブ92から空気流入管75に流れるが、空気流入管76と空気供給管77には流れない。故に二方弁80内では開閉弁84は閉じているので、油流路が開放し空気流路が遮断する。油は第2油供給管72の下部付近まで流入し、ベース2の空洞部2A内の油の油面と同位置で停止する。故に油はベース2に設けた油供給路には流れず、ベアリング4には給油されない。
図8を参照し、回転テーブル10の回転中のベアリング給油機構70の給油動作を説明する。工作機械50の加工動作が終了しワークを交換する為に、回転テーブル装置1は回転テーブル10を回転する。クランプ機構19は回転テーブル10をアンクランプする為に、ソレノイドバルブ92の圧縮空気の供給先を切り替える。圧縮空気はソレノイドバルブ92から空気流入管76に流れ、空気流入管75には流れない。空気流入管76を流れる圧縮空気の一部が分岐部78から空気供給管77に流れる。圧力調整弁93は空気供給管77を流れる圧縮空気の圧力を所定圧以下に調整する。逆支弁94を通過し、空気供給管77を流れた圧縮空気は、二方弁80内に流れ込んで開閉弁84を油流路側に押し出す。開閉弁84は油流路側に倒れ、油流路が遮断し空気流路が開放する。
二方弁80内に流れ込んだ圧縮空気は、二方弁80と第2油供給管72に溜まっていた油(図7参照)を下流側に押し上げる。油は圧縮空気によって第2油供給管72を流れ、油供給口6Bからベース2内の油供給路に流入する。油は第1油供給路66、第2油供給路67、第3油供給路68の順に流れ、第3油供給路68の出口68Aから流出する。上記のように、空気供給管77を流れる圧縮空気の圧力は圧力調整弁93によって所定圧以下に調整してある。故に出口68Aから流出する油の勢いは抑えられているので、油は周囲に飛び散ることなくベアリング4上部に対して良好に流れる。
回転テーブル10の一回の回転動作でベアリング4に対する給油量は、二方弁80と第2油供給管72に溜まっていた油量だけであるので、ベアリング4に過度に給油することがない。なお一回の給油量の調節は、二方弁80の上下の位置調節、又は第2油供給管72の径を調整すればよい。
そして、回転テーブル装置1は、複数のワーク加工を行う際に、回転テーブル10の回転を繰り返すことによって、ベアリング4に対して間欠的に給油できる。故に工作機械50は回転テーブル装置1の回転テーブル10を回転する毎にベアリング4に対して容易に給油できる。さらに回転テーブル装置1は、クランプ機構19のエアシリンダ35の圧縮空気を利用するので、ベアリング4の給油の為に新たにコンプレッサー等を付設する必要がない。故に回転テーブル装置1の構成は複雑にならない。またベアリング4内の古い油とグリスは空洞部2A内に流れるので、古い油等の回収作業の手間が不要である。油は空洞部2Aとベアリング4との間を循環するので、油使用量を節約できる。
以上説明において、図3に示す大歯車5とギヤ9は本発明の回転機構に相当する。図7に示す二方弁80の油入口81は本発明の第一入口に相当する。空気入口82は本発明の第二入口に相当する。コンプレッサー91は本発明のクランプ用空気送出装置に相当し、ソレノイドバルブ92は本発明の切替手段に相当する。第1油供給管71は本発明の第一供給路に相当する。第2油供給管72、第1油供給路66、第2油供給路67、第3油供給路68は、本発明の第二供給路に相当する。
以上説明したように、本実施形態の工作機械50は回転テーブル装置1を備える。回転テーブル装置1はベース2内にベアリング4を備える。ベアリング4はスピンドル3を回転可能に支持する。回転テーブル装置1はベース2内の空洞部2Aに油をベアリング4よりも下方位置まで満たして大歯車5とギヤ9を潤滑する。大歯車5とギヤ9は駆動モータ7の動力でスピンドル3を回転する。回転テーブル装置1はベース2の外部に二方弁80を備える。二方弁80は空洞部2A内に満たした油の油面よりも低い位置に配置する。二方弁80の空気入口82に空気が流れない場合、二方弁80内の開閉弁84は空気流路を閉塞し油流路を開放する。空気流路は空気入口82から出口83まで空気が流れる流路、油流路は油入口81から出口83まで油が流れる流路である。故に二方弁80の内側は油で満たしている。二方弁80の空気入口82から空気を送出した場合、開閉弁84は油流路を閉塞且つ空気流路を開放する。故に二方弁80内に流れる空気は二方弁80の内側に満たした油を、ベアリング4に向けて油を供給する為の第2油供給管72側に向けて押し出す。油は第2油供給管72、第1油供給路66、第2油供給路67、第3油供給路68の順に流れ、ベアリング4に流れる。故に本発明はベース2内に設けたベアリング4に簡単に給油できる。
本実施形態ではさらに、ベース2の空洞部2A内に貯留した油をベアリング4に供給できる。故にベアリング4から排出した油を空洞部2Aに再度戻すことができる。油は循環するので、回転テーブル装置1は油の使用量を節約できる。
本実施形態ではさらに、回転テーブル装置1はコンプレッサー91が送出する圧縮空気を利用してベアリング4に給油するので、装置構成は複雑にならない。クランプ機構19が回転テーブル10を回転する為にクランプを解除するとき、ソレノイドバルブ92は圧縮空気を空気供給管77に送出する。故に回転テーブル装置1は回転テーブル10が回転する際にベアリング4に給油できる。回転テーブル装置1は回転テーブル10の回転と位置決めを繰り返すことによって、ベアリング4に間欠的に給油できる。
本実施形態ではさらに、空気供給管77に圧力調整弁93を設ける。圧力調整弁93は空気の圧力を所定圧以下に調整することによって、第3油供給路68の出口68Aから流出する油の勢いを適切に調節できる。故に出口68Aから流出する油の勢いは抑えられ、油は周囲に飛び散ることなくベアリング4上部に対して良好に流れる。
本実施形態ではさらに、空気供給管77に逆支弁94を設ける。逆支弁94は二方弁80側からコンプレッサー91側に流れる油の逆流を防止する。故に回転テーブル装置1はコンプレッサー91内に油が混入するのを防止できる。
なお本発明は上記実施の形態に限定されず、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態は、回転テーブル装置1はコンプレッサー91が送出する圧縮空気を利用してベアリング4に給油するが、コンプレッサー91とは別に、ベアリング4に給油する為の圧縮空気を送出するコンプレッサーを設けてもよい。その場合、回転テーブル10の状態に関係無く、ベアリング4に給油できる。
また本実施形態は、空洞部2Aに貯留する油をベアリング4の給油の為に使用するが、ベース2の外部にベアリング4の給油専用の油を貯留する貯留部を設けてもよい。回転テーブル装置1は貯留部に、第1油供給管71と第2油供給管72を接続すればよい。
1 回転テーブル装置
2 ベース
2A 空洞部
3 スピンドル
4 ベアリング
5 大歯車
9 ギヤ
10 回転テーブル
19 クランプ機構
35 エアシリンダ
50 工作機械
66 第1油供給路
67 第2油供給路
68 第3油供給路
70 ベアリング給油機構
71 第1油供給管
72 第2油供給管
77 空気供給管
80 二方弁
81 油入口
82 空気入口
83 出口
84 開閉弁
85 バネ
91 コンプレッサー
92 ソレノイドバルブ
93 圧力調整弁
94 逆支弁

Claims (6)

  1. ベースと、前記ベース内に回転可能に設け上下方向に軸線を有するスピンドルと、前記スピンドルの上端部に設けた回転テーブルと、前記ベース内に設け前記スピンドルを回転する回転機構と、前記ベース内に前記回転機構よりも上部に設け前記スピンドルを回転可能に支持するベアリングとを備え、前記ベース内に油を前記ベアリングよりも下方位置まで満たして前記回転機構を潤滑した回転テーブル装置であって、
    油を貯留する貯留部から前記ベアリングまで延設し前記貯留部内の前記油を前記ベアリングに供給する為の供給路と、
    前記供給路に設け前記貯留部内の前記油の油面よりも低い位置に配置した二方弁と
    を備え、
    前記供給路は、
    前記貯留部から前記二方弁まで延設する第一供給路と、
    前記二方弁から前記ベアリングまで延設する第二供給路と
    を備え、
    前記二方弁は、
    前記第一供給路の前記油が流れる下流側の端部に接続する第一入口と、
    空気送出装置から送出する空気を供給する空気供給管の前記空気が流れる下流側の端部に接続する第二入口と、
    前記第二供給路の前記油が流れる上流側の端部に接続する出口と、
    前記第一入口から前記二方弁内に流れる前記油を前記出口に案内する第一流路と、前記第二入口から前記二方弁内に流れる前記空気を前記出口に案内する第二流路とを相互に切り替える弁であって、付勢手段により前記第一流路を開放且つ前記第二流路を遮断する方向に付勢した開閉弁と
    を備え、
    前記開閉弁は、前記第二入口から流れる前記空気の空気圧により前記付勢手段の付勢方向とは反対方向に付勢され、前記第一流路を遮断且つ前記第二流路を開放することを特徴とする回転テーブル装置。
  2. 前記貯留部は前記油を満たした前記ベース内であることを特徴とする請求項1に記載の回転テーブル装置。
  3. 空気圧を利用して前記回転テーブルをクランプして前記回転テーブルの位置決めを行うクランプ機構と、
    前記クランプ機構にクランプ用空気を送出するクランプ用空気送出装置と、
    前記クランプ用空気送出装置の前記クランプ用空気の送出先を前記クランプ機構及び前記空気供給管の何れかに切り替える切替手段と
    を備え、
    前記空気送出装置は前記クランプ用空気送出装置であって、
    前記切替手段は、前記回転テーブルをクランプするときは前記送出先を前記クランプ機構に切り替え、前記回転テーブルを回転する為にクランプしないときは前記送出先を前記空気供給管に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転テーブル装置。
  4. 前記空気供給管に、前記空気供給管内を流れる前記空気の圧力を調整する圧力調整弁を設けたことを特徴とする請求項3に記載の回転テーブル装置。
  5. 前記空気供給管に、前記二方弁側から前記空気供給装置側に向けて前記油が逆流するのを防止する逆支弁を設けたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の回転テーブル装置。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の回転テーブル装置を備えたことを特徴とする工作機械。
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