JP5962215B2 - 中継装置、及び情報通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報通信装置間における機器の接続に関する。
バックエンドインターフェースにSAS(Serial Attached SCSI)エクスパンダ(Expander)を多段に接続し、そのSASエクスパンダを介して複数の記憶装置と接続するストレージシステムが知られている。
ストレージシステムは、データを記憶する複数の記憶装置と、記憶装置に対するアクセスの制御を行うコントローラとを含む。
コントローラは、ストレージシステムに接続されるホストコンピュータから送信された処理要求やデータの入出力要求に応じて、記憶装置に対するアクセスを制御する。また、コントローラは、多段に配置されたSASエクスパンダを介して記憶装置に接続される。接続パスは二重化され、何れかのパスに障害が発生しても、他方のパスを用いて、システムを継続的に運用できる。
このようなストレージシステムにおいて、バックエンド接続のトポロジ変化時に、コンフィギュレーションを再構築する方法として、BROADCAST(CHANGE)(以下、BC(CHG)と記す)と呼ばれる情報フレームを発行する方法が知られている。
この方法において、SAS経路切断が発生したときの処理の流れは例えば以下のようになる。
SASエクスパンダは、コマンド送信中にエラーが発生したこと等から、SAS経路切断を検出すると、上位エクスパンダもしくはコントローラに対して、BC(CHG)を発行する。BC(CHG)を受信したSASエクスパンダは、更にその上位のSASエクスパンダまたはコントローラに対してBC(CHG)を転送する。BC(CHG)を受信したSASエクスパンダは、配下のデバイスの接続状態を知るために行われるディスカバリ処理(Self-Discovery)を実施し、その後、コントローラがディスカバリ処理(Discovery)を実施する。コントローラは、ディスカバリ処理によりSAS経路の切断を認識すると、正常なSAS経路が接続されているポートを使用して、コマンドをリトライする。
一方、その他のコンフィギュレーション再構築方法として、SAS経路に異常が発生した場合に、障害経路を迂回するように、SASエクスパンダの接続構成を変更する方法が知られている。この方法では、コントローラがそれぞれのスイッチデバイスの状態を管理しエクスパンダ間SAS経路の接続判断を行っている。
特開2009-187483号公報 特開2010-61664号公報
しかしながら、制御部が中継装置の接続状態を管理し、経路障害発生時に障害経路を迂回するように中継装置の接続構成を変更することは、制御部にかかる負荷が大きい。
1つの側面では、本発明は、経路障害が発生した場合、障害経路を迂回するように経路の構成を再構築する情報通信システムにおいて、制御部にかかる負荷の軽減を図ることを目的とする。
中継装置は、情報通信装置間の通信を中継するものであり、検出部、通信状態取得部、及び経路接続部を含む。検出部は、自装置と、自装置の前段に配置され自装置と論理的経路で接続される第1の前段中継装置との間の第1の前段通信状態の変化、及び、自装置と、自装置の後段に配置され自装置と論理的経路で接続される第1の後段中継装置との間の第1の後段通信状態の変化を検出する。通信状態取得部は、自装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する別経路中継装置から、別経路中継装置と、別経路中継装置の前段に配置され別経路中継装置と論理的経路で接続される第前段中継装置との間の第2の前段通信状態、及び、該別経路中継装置と、該別経路中継装置の後段に配置され該別経路中継装置と論理的経路で接続される第2の後段中継装置との間の第2の後段通信状態を取得する。経路接続部は、検出部が第1の前段通信状態の変化若しくは第1の後段通信状態の変化を検出した場合、第1及び第2の前段通信状態並びに第1及び第2の後段通信状態の組み合わせに応じて、自装置と別経路中継装置との間の論理的経路を有効にする。この構成において、経路接続部は、第1の前段通信状態と第2の前段通信状態とのどちらか一方のみが異常状態である場合に、自装置と別経路中継装置との間の論理的経路を有効にし第1の前段通信状態と第2の前段通信状態との両方が正常状態であって且つ第1の後段通信状態と第2の後段通信状態とのうちのどちらか一方若しくは両方が異常状態である場合には、自装置が中継する論理的経路と他の論理的経路との間の論理的経路が自装置よりも前段で有効とされていない場合に、自装置と別経路中継装置との間の論理的経路を有効にする。
本実施形態に係る情報通信システムによれば、経路障害が発生した場合、障害経路を迂回するように経路の構成を再構築する情報通信システムにおいて、制御部にかかる負荷の軽減を図ることができる。
本実施形態に係る中継装置の一例を示す。 本実施形態に係るストレージシステムの構成の一例を示す。 本実施形態に係るストレージシステムの詳細な構成の一例を示す。 本実施形態に係るストレージシステムのエクスパンダチップの構成の一例を示す。 本実施形態に係るストレージシステムのデバイスエンクロージャの構成の一例を示す。 系間SAS経路を接続しない場合に、SAS経路に異常が発生した場合のストレージシステムの状態を説明するための図を示す。 本実施形態に係る、DE間のSAS経路切断発生時の動作を説明するための図を示す。 DE間の片系1パス切断の説明図を示す。 コントローラ−DE間の片系1パス切断の説明図を示す。 DE間の片系2パス切断の説明図(その1)を示す。 DE間の片系2パス切断の説明図(その2)を示す。 片系エクスパンダ故障の説明図を示す。 同じDE間の両系2パス切断の説明図を示す。 異なるDE間の両系2パス切断の説明図(その1)を示す。 異なるDE間の両系2パス切断の説明図(その2)を示す。 本実施形態に係るエクスパンダ接続管理テーブルのデータ構造の一例を示す。 本実施形態に係る接続エクスパンダSASアドレス管理テーブルのデータ構造の一例を示す。 本実施形態に係るエクスパンダ接続通知情報の一例を示す。 本実施形態に係るエクスパンダ接続応答情報の一例を示す。 本実施形態に係る系間接続マトリックスの一例を示す。 本実施形態の一例としての、ループチェックにおけるエクスパンダの動作フロー図を示す。 本実施形態の一例としての、SAS入出力ポートの変化時のストレージシステム全体の動作フロー図を示す。 本実施形態の一例としての、SAS入出力ポートの変化を検出した際のエクスパンダの処理のフロー図を示す。 本実施形態の一例としての、BC(CHG)発行チェックの動作フロー図を示す。 本実施形態の一例としての、エクスパンダ接続通知情報受信時のエクスパンダの動作フロー図を示す。
図1は、本実施形態に係る中継装置の一例を示す。
中継装置1は、情報通信装置間の通信を中継する。中継装置1は、検出部2、通信状態取得部3、経路接続部4、処理部5、及び、情報収集要求発行部6を含む。
検出部2は、自装置1の前段または後段に配置され自装置1と論理的経路で接続される第1の中継装置1と、自装置1との間の第1の通信状態の変化を検出する。
通信状態取得部3は、自装置1が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第2の中継装置1から、第2の中継装置1と、第2の中継装置1の前段または後段に配置され第2の中継装置1と論理的経路で接続される第3の中継装置1との間の第2の通信状態を取得する。
経路接続部4は、検出部2が第1の通信状態の変化を検出した場合、第1及び第2の通信状態の組み合わせに応じて、自装置1と第2の中継装置1との間の論理的経路を有効にする。また、経路接続部4は、第1の中継装置1と、第1の中継装置1が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第4の中継装置1との間の第3の通信状態に応じて、自装置1と第2の中継装置1との間の論理的経路を有効にする。
処理部5は、情報通信装置間において配置される第5の中継装置1に対して、自装置1と第2の中継装置1との間の論理的経路を有効にする旨の通知を発行する処理を行う。また、第5の中継装置の処理部5は、他の中継装置1から、通知を受信した場合、第5の中継装置1と、第5の中継装置1が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第6の中継装置1との間の論理的経路を有効にする。
情報収集要求発行部6は、第1の通信状態の変化が検出された場合、第1の通信状態の変化に応じて、情報通信装置間において配置される第7の中継装置1に対して、第7の中継装置1の前段または後段に配置され第7の中継装置1と論理的経路で接続される第8の中継装置1と、第7の中継装置1との間の第4の通信状態を収集させる情報収集要求を発行する。
通信状態の変化に応じて、情報収集要求発行部6が情報収集を行いBC(CHG)の発行を抑止することによって、他の中継装置1とコントローラのディスカバリ処理の実施を最低限に抑えることができる。それにより、SAS経路の負荷を軽減することができる。
図2は、本実施形態に係る、バックエンド接続にSASエクスパンダを使用したストレージシステムの構成の一例を示す。
ストレージシステム100は、例えば、複数のHDD(Hard Disk Drive)を含み、それらを一つの論理ボリュームとして扱うことのできるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)システムである。
ストレージシステム100は、コントローラ(Controller)105と、1以上のデバイスエンクロージャ(Device Enclosure)(以下、DEと記す)106を含む。コントローラ105は、ストレージシステムに接続されるホストコンピュータ(図示せず)から送信された処理要求やデータの入出力要求に応じて、記憶装置109に対する制御を行う。DE#00(101−0)は、SASエクスパンダ106a,106bを有し、SASエクスパンダ106a及び106bには、1以上の記憶装置109が接続される。同様に、DE#01(101−1)は、SASエクスパンダ107a,107bを有し、SASエクスパンダ107a及び107bには、1以上の記憶装置109が接続される。また、DE#02(101−2)は、SASエクスパンダ108a,108bを有し、SASエクスパンダ108a及び108bには、1以上の記憶装置109が接続される。
コントローラ105は二つのポートを有する。すなわち、Port#0とPort#1である。Port#0は、SASケーブルを通じてDE#00のエクスパンダ106aに接続され、Port#1は、SASケーブルを通じてDE#00のエクスパンダ106bに接続される。
SASエクスパンダ同士は、直列に多段接続される。すなわち、DE#00のエクスパンダ106aは、DE#01のエクスパンダ107aに接続され、DE#00のエクスパンダ106bは、DE#01のエクスパンダ107bに接続される。同様に、DE#01のエクスパンダ107aは、DE#02のエクスパンダ108aに接続され、DE#01のエクスパンダ107bは、DE#02のエクスパンダ108bに接続される。
コントローラ105に接続される一方のSASエクスパンダと、そのSASエクスパンダに直列に多段接続されるSASエクスパンダ群をEXP#0系と記す。また、コントローラ105に接続される他方のSASエクスパンダと、そのSASエクスパンダに直列に多段接続されるSASエクスパンダ群をEXP#1系と記す。
コントローラ105は、制御部の一例として挙げられる。また、SASエクスパンダは、中継装置1の一例として挙げられる。さらに、記憶装置109は、記憶部の一例として挙げられる。
図2の例では、SASエクスパンダ106a、107a及び108aは、EXP#0系であり、SASエクスパンダ106b、107b及び108bは、EXP#1系である。
図3は、本実施形態に係るストレージシステムの詳細な構成の一例を示す。
ストレージシステム100は、コントローラエンクロージャ(Controller Enclosure)(以下、CEと記す)102と、1以上のDE101−1(101−2・・・)を含む。CE102には、1以上のDE101が直列に多段接続される。すなわち、CE102にDE101−1が接続され、DE101−1にDE101−2が接続される。また、ストレージシステム100は上位装置としてのホストコンピュータ(図示せず)に接続されており、ホストコンピュータはストレージシステムに対して処理要求やデータの入出力の命令を行う。
CE102は複数のコントローラモジュール(Controller Module)(以下、CMと記す)104を有する。CM104は、ストレージシステムにおける種々の制御を行なうものであり、ホストコンピュータから送信されたI/Oコマンドに基づいて、記憶装置109に対するアクセス制御を行なう。
CM104aはコントローラ105aおよびSASエクスパンダ106aを含み、CM104bは、コントローラ105bおよびSASエクスパンダ106bを含む。コントローラ105a,105bは、それぞれCM104a,104bにおける各種制御を行なうものである。SASエクスパンダ106a,106b,及び後述する、107a,107b,108a,108bは、コントローラ105a,105bから送信されるアクセスコマンドに基づき、接続されている記憶装置109に対してアクセス制御を行なう。
コントローラ105aは、SASケーブル111を介してSASエクスパンダ106a及び106bに接続される。同様に、コントローラ105bは、SASケーブル111を介してSASエクスパンダ106a及び106bに接続される。SASエクスパンダ106a及び106bには、1以上の記憶装置109が接続される。また、コントローラ105aとコントローラ105bは、PCI Express110等のバスを介して接続される。
DE101−1は、SASエクスパンダ107a,107bを有し、SASエクスパンダ107a及び107bには、1以上の記憶装置109が接続される。記憶装置109は、SASエクスパンダ107a,107bのそれぞれに接続されており、CM104から記憶装置109へのアクセス経路は二重化される。
また、DE101−2は、DE101−1と同様に、SASエクスパンダ108a,108bを有し、SASエクスパンダ108a及び108bには、1以上の記憶装置109が接続される。各記憶装置109は、SASエクスパンダ108a,108bのそれぞれに接続されており、CM104から記憶装置109へのアクセス経路は二重化される。
コントローラ105aには、SASエクスパンダ106a,107a,108aが直列に多段接続される。つまり、図3に示すように、コントローラ105aにSASエクスパンダ106aが接続され、このSASエクスパンダ106aにSASエクスパンダ107aが接続される。更に、SASエクスパンダ107aにSASエクスパンダ108aが接続される。同様に、コントローラ105bにSASエクスパンダ106bが接続され、このSASエクスパンダ106bにSASエクスパンダ107bが接続される。更に、SASエクスパンダ107bにSASエクスパンダ108bが接続される。
以下の説明においては、コントローラ105からSASエクスパンダ108までのデータ経路において、コントローラ105側を上位側と記す場合がある。
図4は、SASエクスパンダに搭載されるエクスパンダチップの構成を示す。エクスパンダチップは、メモリ302、プロセッサ301、及びPhy(PHYsical)303を含む。
メモリ302は、各種データやプログラムを格納するものであり、プロセッサ301が各種演算や制御を行なう際に、一時的にデータやプログラムを格納(展開)する。
ここで、メモリ302は、例えば半導体メモリであり、RAM(Random Access Memory)領域およびROM(Read Only Memory)領域を含んで構成される。
プロセッサ301はプログラムを実行することにより種々の演算および制御を行なう演算装置であり、メモリ302や図示しないROMに格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。このプロセッサ301は、図4に示すように、SMP304及びSSP305を含む。SMP304は、SMP(Serial Management Protocol)に基づく論理デバイスであり、SSP305は、SSP(Serial SCSI Protocol)に基づく論理デバイスである。
SMP304はエクスパンダのポイントツーポイントトポロジとエンクロージャサービスの管理に使用される。具体的には、SMP304は、ディスカバリ処理等を行う。
SSP305は、コントローラ105がSASデバイスおよび既存のSCSIソフトウェアと通信するのを可能にする。具体的には、SSP305は、DEの状態の採取や制御等を行う。
ここで、このプロセッサ301は、メモリ302または、図示しないROMや記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより、検出部2,通信状態取得部3,経路接続部4,処理部5,情報収集要求発行部6の例として機能する。
Phy303は、物理リンクポートであり、図4に示す例においては、Phy0〜23の24個のPhyが含まれる。又、この図4に示す例においては、Phy0〜3が上位のSASエクスパンダやコントローラ105との接続に用いられる。又、Phy4〜7は下位側のSASエクスパンダとの接続に用いられ、Phy8〜10,15〜23が記憶装置109との接続に用いられる。尚、各Phy303の接続先は、任意に変更してよい。
図5は、本実施形態に係るストレージシステムのDE101の構成の一例を示す。
図5に示すように、本実施形態において、同一DE内のEXP#0系とEXP#1系のエクスパンダ間は、SAS経路及び通信経路で物理的に接続される。以下の説明では、同一DE内のEXP#0系とEXP#1系のエクスパンダ間を接続するSAS経路を系間SAS経路702と呼び、同一DE内のEXP#0系とEXP#1系のエクスパンダ間を接続する通信経路を系間通信経路701と呼ぶ。
系間通信経路701は、コントローラ105から送信された指示を、同一DE内のもう一方のエクスパンダに転送する場合等に使用される。また、LED制御やFANの回転数制御、温度監視等は通常EXP#0系の側にて行うが、EXP#0系のエクスパンダが交換されたり異常となったりした場合のことを考慮し、系間通信経路701を使ってこれらの情報同期を行う。系間通信経路701は、例えば、I2C(Inter-Integrated Circuit)(商標)やEthernet(登録商標)等で接続される。
このように、本実施形態に係るストレージシステムにおいて、系間SAS経路702を接続する理由を、図6を参照して説明する。
図6は、系間SAS経路702を接続しない場合に、SAS経路に異常が発生した場合のストレージシステムの状態を説明するための図である。図6では、EXP#0系とEXP#1系のSAS経路はそれぞれ独立している。この場合、EXP#1系の、DE#00とDE#01間のSAS経路が異常により切断されると、コントローラ105は、Port#1からEXP#1系のSAS経路を介して、DE#01より下位側のEXP#1系のSASエクスパンダにアクセスできなくなる。したがって、コントローラ105は、SASエクスパンダからのBC(CHG)に基づいて、EXP#1系の、DE#00とDE#01間のSAS経路が切断されたことを認識すると、DE#01及びDE#02配下の記憶装置に対するアクセスはPort#0からEXP#0系のSAS経路を介して行うこととなる。この場合、仮に、さらにEXP#0系のSAS経路に障害が発生した場合には、システムダウンを引き起こしてしまう。また、EXP#0系のパスにアクセス負荷が集中するため、スループット性能が低下する。以上から、本実施形態では、系間SAS経路702の接続を行う。
しかしながら、経路障害の発生に備えて、系間SAS経路702を常時接続すると、それぞれ独立していた二つのEXP#0系とEXP#1系の経路が接続されるため、SAS経路にループ接続が発生してしまう。ループが発生した場合、コントローラ105及びエクスパンダは、SAS経路の認識ができないため、ディスカバリ処理が完了しない。したがって、系間SAS経路702の常時接続はできない。そこで、SASエクスパンダは、SAS経路が正常な状態においては、系間SAS経路702は無効にしておき、SAS経路の切断が発生した場合に、系間SAS経路702を有効にするように、論理的に接続を制御する。
本実施形態において、系間SAS経路702が接続されるPhy303は、enableとdisableを切り替えることにより、有効・無効の切り替えが可能である。系間SAS経路702は物理的には、常にSASケーブルで接続されているが、通常時は、Phy303がdisableの状態であるため、論理的には切断されている。そして、SAS経路切断が発生した場合、プロセッサ301がPhy303の状態をdisableからenableに切り替えることによって、系間SAS経路702が接続された状態になる。
以下の説明において、系間SAS経路702を接続する動作は、プロセッサ301が系間SAS経路702のPhy303をenable(有効)にする動作を指す。さらに、系間SAS経路702を切断する動作は、プロセッサ301が系間SAS経路702のPhy303をdisable(無効)にする動作を指す。また、系間SAS経路702に接続されているPhyを有効/無効にすることを、系間SAS経路702を有効/無効にすると記す場合がある。
尚、記憶装置のポートのSASアドレスは、EXP#0系とEXP#1系で異なるため、経路の再構築を行う場合は、元の系からアクセスできるように構成を行う。
図7は、本実施形態におけるDEとDEの間のSAS経路切断発生時の動作を説明するための図である。図7(a)は、正常時にコントローラ105がディスクにアクセスする様子を示している。図7(b)は、経路切断発生時に、コントローラ105が系間SAS経路702を通じてディスクにアクセスする様子を示している。
図7(a)に示すように、正常時には、どのDEにおいても系間SAS経路702は論理的に接続されていない。このとき、DE#00とDE#01の、EXP#1系のDE間で経路切断が発生した場合、図7(b)に示すように、切断した経路に直接接続されているDEであるDE#00及びDE#01において、系間SAS経路702が論理的に接続される。
経路切断発生時に、系間SAS経路702を接続すると、図7(b)に示すように、コントローラ105は切断前と同じポートを使用して、記憶装置109にアクセスすることができる。また、障害を検出したSASエクスパンダがBC(CHG)を発行することを抑止することができる。
ところで、切断が発生した経路に直接接続しているSASエクスパンダが系間SAS経路702を有効にする方法では、切断が発生した箇所や数によっては、ループが発生するケースが存在する。このような、系間SAS経路702が有効にされることによりループが発生する場合を、図8から図15を用いて説明する。
切断が発生したときのSAS経路の状況を、切断が発生した経路と数により分類すると、以下のケースが想定される。すなわち、DE間の片系1パス切断、コントローラ−DE間の片系1パス切断、DE間の片系2パス切断、片系エクスパンダ故障、同じDE間の両系2パス切断、及び異なるDE間の両系2パス切断である。DE間の片系2パス切断及び異なるDE間の両系2パス切断は、障害が発生した2つの経路の位置関係により、さらに二つのケースに分類される。
まず、DE間の片系1パス切断について、図8を参照して説明する。DE間の片系1パス切断の一例として、図8では、EXP#1系の、DE#00とDE#01の間のSAS経路が切断されている。このとき、SAS経路の切断を検出したDE#00とDE#01のエクスパンダは、論理的にそれぞれ系間SAS経路702の接続を行う。この場合、図8に示すように、それぞれの系間SAS経路702が接続されたとしても、SAS経路にループが発生することはない。
次に、コントローラ−DE間の片系1パス切断について、図9を参照して説明する。コントローラ−DE間の片系1パス切断の例として、図9では、コントローラ105のPort#1とDE#00のEXP#1系のエクスパンダの間のSAS経路に切断が発生した場合の例を示している。このとき、SAS経路の切断を検出したDE#00のエクスパンダは系間SAS経路702の接続を行う。この場合、図9に示すように、系間SAS経路702が接続されたとしても、SAS経路にループが発生することはない。ただし、コントローラ−DE間のSAS経路が切断されたことは、コントローラ105によって直ちに認識される。
次に、DE間の片系2パス切断について、図10及び図11を参照して説明する。図10では、DE間の片系2パス切断の一例として、EXP#1系の、DE#00とDE#01の間のSAS経路及びDE#01とDE#02の間のSAS経路が切断されている。このとき、SAS経路の切断を検出したDE#00、DE#01及びDE#02のエクスパンダは、それぞれ系間SAS経路702の接続を行う。この場合、図10に示すように、それぞれの系間SAS経路702が接続されたとしても、SAS経路にループが発生することはない。
図11では、DE間の片系2パス切断の一例として、EXP#1系の、DE#00とDE#01の間のSAS経路及びDE#02とDE#03の間のSAS経路が切断されている。このとき、SAS経路の切断を検出したDE#00、DE#01、DE#02及びDE#03のエクスパンダは、それぞれ系間SAS経路702の接続を行う。この場合は、図11(a)に示すようにSAS経路にループが発生する。そこで、本実施形態では、ループの発生を防ぐために、図11(b)に示すように、DE#02の系間SAS経路702の接続は行わないようにする。
次に、片系エクスパンダ故障について、図12を参照して説明する。片系エクスパンダ故障の一例として、図12では、DE#01のEXP#1系のエクスパンダに故障が発生している。DE#01のEXP#0系のエクスパンダは、他系のエクスパンダが故障しているので、DEの入力ポートの一方が切断状態であると通知する。通知を受け取るかもしくはSAS経路の切断を検出したDE#00とDE#02のエクスパンダは、それぞれ系間SAS経路702の接続を行う。この場合、図12に示すように、それぞれの系間SAS経路702が接続されたとしても、SAS経路にループが発生することはない。
次に、同じDE間の両系2パス切断について、図13を参照して説明する。同じDE間の両系2パス切断の一例として、図13では、EXP#0系とEXP#1系の両系の、DE#00とDE#01間のSAS経路が切断されている。この場合、図13に示すように、DE#01より下位のSASエクスパンダについては、アクセス不能となる。従って、この場合は、SASエクスパンダは、BC(CHG)を発行し、コントローラ105に通知を行うことで対処する。
次に、異なるDE間の両系2パス切断について、図14及び図15を参照して説明する。図14では、異なるDE間の両系2パス切断の一例として、EXP#1系の、DE#00とDE#01の間のSAS経路、及び、EXP#0系の、DE#01とDE#02の間のSAS経路が切断されている。このとき、SAS経路の切断を検出したDE#00、DE#01及びDE#02のエクスパンダは、それぞれ系間SAS経路702の接続を行う。この場合、図14に示すように、それぞれの系間SAS経路702が接続されたとしても、SAS経路にループが発生することはない。
図15では、異なるDE間の両系2パス切断の一例として、EXP#1系の、DE#00とDE#01の間のSAS経路、及び、EXP#0系の、DE#02とDE#03の間のSAS経路が切断されている。このとき、SAS経路の切断を検出したDE#00、DE#01、DE#02及びDE#03のエクスパンダは、それぞれ系間SAS経路702の接続を行う。この場合は、図15(a)に示すようにSAS経路にループが発生する。そこで、ループの発生を防ぐために、本実施形態では、図15(b)に示すように、DE#02の系間SAS経路702接続は行わないようにする。
以上のようにSAS経路の切断が発生した場所・個数によって、SASエクスパンダが系間SAS経路702の接続を行うべきか、そうでないかが異なる。また、コントローラ105に対して、SAS経路切断が発生したことを通知すべきか否かも異なる。本実施形態では、系間SAS経路702の接続を行うか否か、コントローラ105に対してSAS経路切断が発生したことを通知するか否かは、DE間で通知を行いSAS経路の接続状態を把握することで、コントローラ105の関与なくDEだけで判断する。
コントローラ105に対してSAS経路切断が発生したことを通知するか否かは、以下のように判定する。
図9に示したケースのように、最上位DE(コントローラ105と直結されるDE)が上位側SAS経路の接続状態の変化を検出した場合、最上位DEは系間SAS経路702の接続は行うが、BC(CHG)による通知は行わない。なぜなら、コントローラ105はSAS経路の接続状態の変化をすぐに認識できるためである。
また、記憶装置に接続するPhy303にて経路の変化を検出した場合は、SASエクスパンダはBC(CHG)を発行する。それに対して、上位もしくは下位のSASエクスパンダに接続するPhy303にて経路変化を検出した場合は、エクスパンダはBC(CHG)の発行を行わない。ただし、以下の場合は、コントローラ105も含めてディスカバリをやり直し、接続のコンフィギュレーションの再構築が必要となるため、BC(CHG)が発行される。すなわち、SAS経路が復旧した場合で、以前接続されていたエクスパンダのSASアドレスと異なるSASアドレスのエクスパンダが接続された場合、及び、図13に示すような、両エクスパンダのSAS出力ポートが切断された場合である。
SAS経路の接続状態の変化を検出したSASエクスパンダが、系間SAS経路702の接続を行うか否かは、以下のように判定する。
図10や図14に示すように、あるDEに直接接続される上位側のSAS経路のいずれか、及び、そのDEに直接接続される下位側のSAS経路のいずれかが切断した場合は、系間SAS経路702を接続したとしてもループは発生しない。
しかしながら、図11や図15に示すように、切断が発生した一方のSAS経路に対して、二つ以上のDEを挟んで、切断が発生した他方のSAS経路が存在する場合は、ループが発生する。この場合、上位側に系間SAS経路702の接続がある場合は、切断を検出した下位側のDEの系間SAS経路702を接続しないことでループの発生を防ぐ。
ループの発生を防ぐために、具体的には、SASエクスパンダは以下の手順で系間SAS経路702の論理的接続を行う。すなわち、系間SAS経路702を接続する場合は、SASエクスパンダは、全DEのエクスパンダに対して、系間SAS経路702の接続を行うことを通知する。通知のタイミングについては、系間SAS経路702を接続した後に通知をするのでは、ループが発生してしまうので、接続前に接続候補のSASエクスパンダが通知を行う。そして、通知に対する全DEのエクスパンダからの応答を待って、接続候補のSASエクスパンダは、実際の系間SAS経路702の論理的な接続を行う。
本実施形態では、上記のようにループ接続の考慮を行うが、切断されていた経路が突然復旧することも考えられる。そのため、SASエクスパンダは、ループを検出しても内部テーブル(ルーティングテーブル)には変更を加えずに、ループとして扱わないことで、コントローラ105からのコマンドを正常に転送できるようにする。
次に、ループ回避のための処理で使用するデータ構造と通知情報について説明する。すなわち、図16〜図20を参照して、エクスパンダ接続管理テーブル、接続エクスパンダSASアドレス管理テーブル、エクスパンダ接続通知情報、エクスパンダ接続応答情報、及び、系間接続マトリックスについて説明する。尚、以下の説明では、上位側の装置に接続されるSASエクスパンダのポートを入力ポート、下位側の装置に接続されるSASエクスパンダのポートを出力ポートと記す場合がある。また、あるエクスパンダが所属するDEを自DEと記す場合がある
図16は、本実施形態に係るエクスパンダ接続管理テーブルのデータ構造を示す。SASエクスパンダ接続管理テーブルは、エクスパンダのメモリ302に記憶される。
エクスパンダ接続管理テーブルは、ストレージシステムに接続される各エクスパンダの入力ポートの状態と系間SAS経路702の接続状態を示すテーブルである。具体的には、エクスパンダ接続管理テーブルは、DE-ID61、EXP#0 SASアドレス62、EXP#1 SASアドレス63、EXP#0入力ポート状況64、EXP#1入力ポート状況65、及び、系間SAS経路状況66のデータ項目を含む。
DE-ID61は、DEにコントローラ105により一意に割り当てられる識別番号である。EXP#0 SASアドレス62は、DE-ID61のEXP#0系のSASエクスパンダのSASアドレスである。EXP#1 SASアドレス63は、DE-ID61のEXP#1系のSASエクスパンダのSASアドレスである。EXP#0入力ポート状況64は、DE-ID61のEXP#0系のSASエクスパンダの入力ポートに接続されるSAS経路が接続状態か切断状態かを示す。EXP#1入力ポート状況65は、DE-ID61のEXP#1系のSASエクスパンダの入力ポートに接続されるSAS経路が接続状態か切断状態かを示す。系間SAS経路状況66は、DE-ID61の系間SAS経路702が接続状態か切断状態かを示す。
例えば、図16では、DE-ID「0x00」で示されるDEは、SASアドレスが「ADR000」のEXP#0系のSASエクスパンダと、SASアドレスが「ADR001」のEXP#1系のSASエクスパンダとを有する。そして、EXP#0系及びEXP#1系のSASエクスパンダの入力ポートの状態は「接続」状態であり、系間SAS経路702の状態は「切断」状態になっている。
尚、最下段のDEは出力ポートが切断状態であるのが正常状態なので、エクスパンダ接続管理テーブルでは、入力ポートの接続状況を管理する。
図17は、本実施形態に係る、接続エクスパンダSASアドレス管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。接続エクスパンダSASアドレス管理テーブルは、SASエクスパンダのメモリ302に格納される。
接続エクスパンダSASアドレス管理テーブルは、DE内のSASエクスパンダの入力ポート及び出力ポートに接続されるSASエクスパンダのSASアドレスを示すテーブルである。接続エクスパンダSASアドレス管理テーブルは、EXP#0入力ポート接続SASアドレス71、EXP#0出力ポート接続SASアドレス72、EXP#1入力ポート接続SASアドレス73、EXP#1出力ポート接続SASアドレス74のデータ項目を含む。
EXP#0入力ポート接続SASアドレス71は、エクスパンダが所属するDEのEXP#0系の入力ポートに接続されるSASエクスパンダのアドレスである。EXP#0出力ポート接続SASアドレス72は、エクスパンダが所属するDEのEXP#0系の出力ポートに接続されるSASエクスパンダのアドレスである。EXP#1入力ポート接続SASアドレス73は、エクスパンダが所属するDEのEXP#1系の入力ポートに接続されるSASエクスパンダのアドレスである。EXP#1出力ポート接続SASアドレス74は、エクスパンダが所属するDEのEXP#1系の出力ポートに接続されるSASエクスパンダのアドレスである。
例えば、図17では、エクスパンダが所属するDEのEXP#0系の入力ポートに接続されるSASエクスパンダのアドレスが、「INADR0」である。エクスパンダが所属するDEのEXP#0系の出力ポートに接続されるSASエクスパンダのアドレスが、「OUTADR0」である。エクスパンダが所属するDEのEXP#1系の入力ポートに接続されるSASエクスパンダのアドレスが「INADR1」である。エクスパンダが所属するDEのEXP#1系の出力ポートに接続されるSASエクスパンダのアドレスが、「OUTADR1」である。
図18は、エクスパンダ接続通知情報の一例を示す図である。
エクスパンダ接続通知情報は、自DEの接続状態を他のDEに通知するために用いられる。エクスパンダ接続通知情報は、DE-ID81、EXP#0 SASアドレス82、EXP#1 SASアドレス83、EXP#0入力ポート状況84、EXP#1入力ポート状況85、及び系間SAS経路動作86のデータ項目を含む。
DE-ID81は、DEに一意に割り当てられた識別番号である。EXP#0 SASアドレス82は、DE-ID81のEXP#0系のSASエクスパンダのSASアドレスである。EXP#1 SASアドレス83は、DE-ID81のEXP#1系のSASエクスパンダのSASアドレスである。EXP#0入力ポート状況84は、DE-ID81のEXP#0系のSASエクスパンダの入力ポートに接続されているSAS経路が接続状態か切断状態かを示す。EXP#1入力ポート状況85は、DE-ID81のEXP#1系のSASエクスパンダの入力ポートに接続されているSAS経路が接続状態か切断状態かを示す。系間SAS経路動作86は、DE-ID81の系間SAS経路702を接続状態にするか否かを示す。
例えば、図18は、DE#01が、他のDEに対して自DEの接続状態を通知する場合に発行されるエクスパンダ接続通知情報の例を示す。DE-ID「0x01」で示されるDEは、SASアドレスが「ADR010」のEXP#0系のSASエクスパンダと、SASアドレスが「ADR011」のEXP#1系のSASエクスパンダを有する。そして、EXP#0系及びEXP#1系のSASエクスパンダの入力ポートの状態は「接続」状態であり、系間SAS経路702の状態は「切断」状態にすることを示す。
図19は、エクスパンダ接続応答情報の一例を示す図である。
エクスパンダ接続応答情報は、接続通知情報に対する応答として発行される情報であり、自DEの接続状態を通知するために用いられる。エクスパンダ接続通知情報は、DE-ID91、EXP#0 SASアドレス92、EXP#1 SASアドレス93、EXP#0入力ポート状況94、EXP#1入力ポート状況95、及び系間SAS経路状況96のデータ項目を含む。
DE-ID91は、DEに一意に割り当てられた識別番号である。EXP#0 SASアドレス92は、DE-ID91のEXP#0系のSASエクスパンダのSASアドレスである。EXP#1 SASアドレス93は、DE-ID91のEXP#1系のSASエクスパンダのSASアドレスである。EXP#0入力ポート状況94は、DE-ID91のEXP#0系のSASエクスパンダの入力ポートに接続されているSAS経路が接続状態か切断状態かを示す。EXP#1入力ポート状況95は、DE-ID91のEXP#1系のSASエクスパンダの入力ポートに接続されているSAS経路が接続状態か切断状態かを示す。系間SAS経路状況96は、DE-ID91の系間SAS経路702が接続状態か否かを示す。
例えば、図19は、DE#02が自DEの接続状態を応答する場合に発行されるエクスパンダ接続応答情報の一例を示す。DE-ID「0x01」で示されるDEは、SASアドレスが「ADR010」のEXP#0系のSASエクスパンダと、SASアドレスが「ADR011」のEXP#1系のSASエクスパンダを有する。そして、EXP#0系及びEXP#1系のSASエクスパンダの入力ポートの状態は「接続」状態であり、系間SAS経路702の状態は「切断」状態であることを示す。
図20は、系間接続マトリックスの一例を示す図である。尚、以下の説明において、系間SAS経路702を有効にする動作を、系間接続すると記す場合がある。また、系間SAS経路702を無効にする動作を、系間切断すると記す場合がある。
系間接続マトリックスは、入力ポートまたは出力ポートの接続状態において変化が検出された場合、エクスパンダが系間SAS経路702を有効にするか否かを決定するために用いられる。系間SAS経路702を有効にするか否かの決定結果は、自DEの両エクスパンダの入力ポートと出力ポートの接続状態、及び、他のDEの系間SAS経路702の接続状態に応じて異なる。
系間接続マトリックスは、DEの入力ポート251の接続状態を表す列項目、すなわち、両接続、片切断、両切断の項目と、DEの出力ポート252の接続状態を表す行項目、すなわち、両接続、片切断、両切断の項目と、から構成される。そして、それぞれの入力ポートと出力ポートの状態の組み合わせにおいて、エクスパンダが系間SAS経路702を有効にするか否かの判定結果が示される。
ここで、入力ポートの状態が両接続の状態とは、自DEの両方のエクスパンダの入力ポートが接続されている状態を指す。また、入力ポートの状態が片切断の状態とは、自DEの片方のエクスパンダの入力ポートが切断されている状態を指す。また、入力ポートの状態が両切断の状態とは、自DEの両方のエクスパンダの入力ポートが切断されている状態を指す。出力ポートにおける両接続、片切断、両切断の状態も、入力ポートと同様の意である。
入力ポートの状態が両接続であり、出力ポートの状態が両接続の場合、エクスパンダは、系間SAS経路702を無効にする(系間切断)と決定する。入力ポートの状態が両接続であり、出力ポートの状態が片切断の場合、エクスパンダは、ループチェックを行い、その結果に応じて系間SAS経路702を有効にするか否かを決定する。ループチェックについては、後ほど説明する。入力ポートの状態が両接続であり、出力ポートの状態が両切断の場合も、エクスパンダは、ループチェックを行い、その結果に応じて系間SAS経路702を有効にするか否かを決定する。入力ポートの状態が片切断の場合は、出力ポートの状態の如何にかかわらず、エクスパンダは、系間SAS経路702を有効にする(系間接続)と決定する。入力ポートの状態が両切断の場合は、出力ポートの状態の如何にかかわらず、エクスパンダは、系間SAS経路702を無効にする(系間切断)と決定する。
次に、系間接続マトリックスの判定において、エクスパンダが行うループチェックについて説明する。
図21は、ループチェックにおけるエクスパンダの動作フロー図を示す。
ループチェックでは、確認DE-IDという変数が一時変数として使用される。さらに、ループチェックでは、DEに一意に割り当てられた識別番号であるDE-IDが用いられる。本実施形態では、DE-IDは以下のように振られる。すなわち、コントローラ105に直接接続されているDE(最上位DE)のDE-IDは0とし、最上位DEに接続されているDEのDE-IDを1とする。以下、下位のDEのDE-IDは、直接接続されている上位DEのDE-IDに1加えた値となるようにIDが振られる。
ループチェックでは、先ず、確認DE-IDに、自DEのDE-IDから1を引いた値が代入される(S1)。次に、確認DE-IDが0未満か否かが判定される(S2)。確認DE-IDが0未満の場合(S2でYes)、自DEの系間SAS経路702は有効にする(系間接続)ように決定される(S3)。確認DE-IDが0以上の場合(S2でNo)、確認DE-IDのDEの系間SAS経路702が接続中か否かが判定される(S4)。具体的には、エクスパンダ接続管理テーブルにおいて、確認DE-IDと一致するDE-ID61に対応する系間SAS経路状況67の情報が参照され、DEの系間SAS経路702が接続中か否かが判定される。判定の結果、接続中であれば(S4でYes)、自DEの系間SAS経路702は無効にする(系間切断)ように決定される(S5)。逆に判定の結果が接続中でなければ(S4でNo)、確認DE-IDの値から1を引く(S6)。そして、S2〜S6の処理を繰り返す。
次に、SAS経路の接続状態の変化が発生し、エクスパンダがSAS経路の接続状態の変化を検出した場合の、ストレージシステム全体の動作の流れについて説明する。
図22は、本実施形態の一例としてのSAS入出力ポートの状態変化時のストレージシステム全体の動作フロー図を示す。図22では、SAS入出力ポートの状態の変化を検出したDEのエクスパンダ(以下、「変化検出エクスパンダ」と記す)の動作と、その他のDEのエクスパンダ(以下、「その他エクスパンダ」と記す)の動作との関係性も示している。尚、図22のフロー図は、最上位DE以外のDEについての動作フローを示す。
ストレージシステム100のエクスパンダが、SAS入力ポートまたはSAS出力ポートの変化を検出すると(S11)、系間接続マトリックスに従い、系間SAS経路702を有効にするか否かを決定する(S12)。尚、S12では、系間SAS経路702を有効にするか否かを「決定」するだけで、実際の動作は後ほど行う。次に、変化検出エクスパンダは、ストレージシステム100に接続されているすべてのエクスパンダに対して、自DEのSASポートの状態とS12で決定した動作とを、エクスパンダ接続通知情報を用いて通知する(S13)。
その他DEのエクスパンダは、エクスパンダ接続通知情報による通知を受信したら(S14)、系間接続マトリックスに従い、系間SAS経路702を有効にするか否かを決定する(S15)。そして、その他DEのエクスパンダは、エクスパンダ接続通知情報の発行元に対して、エクスパンダ接続応答情報を用いて、自DEの接続状態を通知する(S16)。
ストレージシステム100に接続されているすべてのエクスパンダからの応答を受信したら、変化検出エクスパンダは、エクスパンダ接続管理テーブルを更新して、S12で決定した動作を実行する(S17)。尚、S17においてエクスパンダから応答を受信する動作は、通信状態取得部3が通信状態を取得する動作の一例として挙げられる。
次に、図22に示した、SAS入力ポートまたはSAS出力ポートの変化を検出した際の変化検出エクスパンダの処理の詳細を、図23に示すフローチャートに従って説明する。
先ず、ストレージシステム100のエクスパンダが、SAS入力ポートまたはSAS出力ポートの変化を検出すると(S101)、変化検出エクスパンダは、自DEにDE-IDが設定されているか否かを判定する(S102)。
自DEにDE-IDが設定されていない場合(S102でYes)、変化検出エクスパンダは、エクスパンダ接続管理テーブルの変化を検出したフィールドを更新し(S103)、BC(CHG)の発行を行う(S104)。この場合、変化検出エクスパンダは、系間SAS経路702の接続は行わない。自DEにDE-IDが設定されていないと、DEの位置がわからないため、エクスパンダはSASループの判断ができないからである。
自DEにDE-IDが設定されている場合(S102でNo)は、変化検出エクスパンダは、系間接続マトリックスに従い、系間SAS経路702の接続を行うか否かを決定する(S105)。
次に、変化検出エクスパンダは、S101で検出した変化は、入力ポートで検出した状態の変化なのか、出力ポートで検出した状態の変化なのかを判定する(S106)。
S101で検出した変化が、入力ポートで検出した変化の場合(S106でYes)、変化検出エクスパンダは、ストレージシステム100に接続されているすべてのエクスパンダに対して、SASポートの状態と動作を通知する(S110)。通知は、変化検出エクスパンダがエクスパンダ接続通知情報を発行することにより行われる。ここで、エクスパンダ接続通知情報の系間SAS経路動作86には、S105で決定された動作が格納される。また、接続通知情報は、異なるDEのエクスパンダ間は、SAS経路を介して伝達され、DE内のSASエクスパンダ間は、系間通信経路701を介して伝達される。通知情報を受信したエクスパンダの動作は、後ほど説明する。
通知したすべてのエクスパンダから応答が返ってきたら、変化検出エクスパンダは、自DEの状態及び応答の結果を、エクスパンダ接続管理テーブルに反映し、S105で決定した系間SAS経路702の接続動作を実行する(S111)。応答の結果をエクスパンダ接続管理テーブルに反映する動作は、具体的には以下のようになる。受信したエクスパンダ接続応答情報のDE-ID91で示される番号に一致する、エクスパンダ接続管理テーブルのDE-ID61の行に、受信したエクスパンダ接続応答情報の内容を更新する。すなわち、変化検出エクスパンダは、EXP#0 SASアドレス92の情報をEXP#0 SASアドレス62に、EXP#1 SASアドレス93の情報をEXP#1 SASアドレス63に反映する。また、変化検出エクスパンダは、EXP#0入力ポート状況94の情報をEXP#0入力ポート状況64に、EXP#1入力ポート状況95の情報をEXP#1入力ポート状況65に、系間SAS経路状況96の情報を系間SAS経路状況66に反映する。
次に、BC(CHG)発行チェックの結果に従い、変化検出エクスパンダは、BC(CHG)の発行を行う(S112)。BC(CHG)発行チェックについては、後ほど説明する。
S101で検出した変化が、出力ポートで起きた変化である場合(S106でNo)、変化検出エクスパンダは、出力ポートの変化が、「片切断」または「両接続」状態から、「両切断」の状態になった変化であるか否かを判定する(S107)。「片切断」から「両切断」の状態になった変化、もしくは、「両接続」から「両切断」の状態になった変化である場合には(S107でYes)、S110に処理が移行する。この分岐により、変化を検出したポートが出力ポートの場合、必要なとき(下位のDEがいなくなり、通知を行うエクスパンダがいなくなった場合)のみ他DEへの通知を行うようにすることで、経路切断を検出した上下のDEが通知し合うことを防ぐ。
一方、S101で検出した出力ポートの変化が、「片切断」から「両切断」の状態になった変化、「両接続」から「両切断」の状態になった変化の何れの変化でもない場合には(S107でNo)、変化検出エクスパンダは、以下の動作を実行する。すなわち、変化検出エクスパンダは、自DEの状態をエクスパンダ接続管理テーブルに反映して、S105で決定した動作を実行する(S108)。
次に、S101で検出した出力ポートの変化が、「両切断」から「片切断」になった変化、もしくは、「両切断」から「両接続」になった変化であるか否かを判定する(S109)。「両切断」から「片切断」、もしくは、「両切断」から「両接続」になった変化である場合(S109でYes)、処理は、S113に遷移する。この分岐により、下位のDEが接続されるようになった場合、変化検出エクスパンダは両切断と同様にBC(CHG)発行を行う必要があるが、通知を行うエクスパンダは存在するため、BC(CHG)の発行のみを行う。
一方、S101で検出した出力ポートの変化が、「両切断」から「片切断」になった変化、「両切断」から「両接続」になった変化の何れの変化でもない場合には(S109でNo)、処理が終了する。
次に、BC(CHG)発行チェックの動作について、図24を参照して説明する。BC(CHG)発行チェックでは、変化検出エクスパンダが、BC(CHG)コマンドを発行するか否かを決定するための処理である。図23のS112において、処理が実施され、BC(CHG)発行チェックの結果に基づいて、変化検出エクスパンダは、BC(CHG)を発行する。
図24は、本実施形態の一例としての、BC(CHG)発行チェックの動作フロー図を示す。変化検出エクスパンダは、S101で検出したポートの変化が、出力ポートの「接続」状態が「切断」状態になった変化であり、かつ、自DEの両系エクスパンダの出力ポートが切断状態となった変化であるか否かを判定する(S201)。S101で検出したポートの変化が、出力ポートの「接続」状態が「切断」状態になった変化であり、かつ、自DEの両系エクスパンダの出力ポートが切断状態となった変化である場合、変化検出エクスパンダは、BC(CHG)を発行すると決定する(S202)。そうでない場合、変化検出エクスパンダは、S101で検出したポートの変化が、「切断」から「接続」への変化か否かを判定する(S203)。
「切断」から「接続」への変化ではない場合、変化検出エクスパンダは、BC(CHG)を発行しないと決定する(S204)。一方、「切断」から「接続」への変化の場合、変化検出エクスパンダは、接続されたエクスパンダのSASアドレスが以前と異なるか否かを判定する(S205)。具体的には、変化検出エクスパンダは、接続エクスパンダSASアドレス管理テーブルに登録されているSASアドレス(71〜74)と、接続されたエクスパンダのSASアドレスを比較して、比較結果が一致しなければSASアドレスが以前と異なると判定する。
SASアドレスが以前と異なる場合は、変化検出エクスパンダは、BC(CHG)を発行すると決定する(S206)。SASアドレスが以前と同じ場合は、変化検出エクスパンダは、BC(CHG)を発行しないと決定する(S207)。
次に、エクスパンダ接続通知情報受信時の動作について、図25を参照して説明する。
図25は、本実施形態の一例として、エクスパンダ接続通知情報受信時の動作フローを示す。尚、説明の便宜上、以下では、エクスパンダ接続通知情報を受信したエクスパンダを受信エクスパンダと記す。
先ず、エクスパンダ接続通知情報を受信すると(S301)、受信エクスパンダは、自DEにDE-IDが設定されているか否かを判定する(S302)。
自DEにDE-IDが設定されている場合(S302でNo)、受信エクスパンダは、系間接続マトリックスに従い、系間SAS経路702を有効にするか否かを決定する(S303)。尚、S303における決定は、受信した接続通知情報の内容を反映した上で行われる。そして、受信エクスパンダは、受信したエクスパンダ接続通知情報の内容、及び、S303の決定に基づいて、エクスパンダ接続管理テーブルを更新し、また、S303の決定の結果を実行する(S304)。受信したエクスパンダ接続通知情報の内容に基づいたエクスパンダ接続管理テーブルの更新は、具体的には以下のようになる。すなわち、受信エクスパンダは、受信したエクスパンダ接続通知情報のDE-ID81で示される番号に一致する、エクスパンダ接続管理テーブルのDE-ID61の行に、受信したエクスパンダ接続通知情報の内容を更新する。受信エクスパンダは、EXP#0 SASアドレス82の情報をEXP#0 SASアドレス62に、EXP#1 SASアドレス83の情報をEXP#1 SASアドレス63に反映する。また、受信エクスパンダは、EXP#0入力ポート状況84の情報をEXP#0入力ポート状況64に、EXP#1入力ポート状況85の情報をEXP#1入力ポート状況65に、系間SAS経路動作86の情報を系間SAS経路状況66に反映する。
その後、受信エクスパンダは、自DEの接続状態をエクスパンダ接続応答情報にて、エクスパンダ接続通知情報の送信元に対して応答する(S305)。尚、エクスパンダ接続応答情報は、異なるDEのエクスパンダ間は、SAS経路を介して伝達され、同一DE内のSASエクスパンダ間は、系間通信経路701を介して伝達される。
自DEにDE-IDが設定されていない場合(S302でYes)、受信エクスパンダは、系間SAS経路702は切断したまま、受信したエクスパンダ接続通知情報の内容をエクスパンダ接続管理テーブルに反映する(S306)。具体的には、受信エクスパンダは、受信したエクスパンダ接続通知情報のDE-ID81で示される番号に一致する、エクスパンダ接続管理テーブルのDE-ID61の行に、受信したエクスパンダ接続通知情報の内容を更新する。系間SAS経路702は接続しない理由は、DE-IDが設定されていないとDEの位置がわからないため、SASループの判断ができないからである。その後、S305に処理が遷移する。
次に、受信エクスパンダは、S304において自DEの系間SAS経路702の状態が変化したか否かを判定する(S307)。系間SAS経路702の状態が変化していない場合、処理は終了する。
一方、系間SAS経路702の状態が変化した場合、受信エクスパンダは、ストレージシステム100に接続されているすべてのエクスパンダに対して、SASポートの状態と動作を通知する(S308)。通知は、受信エクスパンダがエクスパンダ接続通知情報を発行することにより行われる。ここで、エクスパンダ接続通知情報の系間SAS経路動作86には、S303で決定された動作が格納される。また、エクスパンダ接続通知情報は、異なるDEのエクスパンダ間は、SAS経路を介して伝達され、DE内のSASエクスパンダ間は、系間通信経路701を介して伝達される。ここで発行された通知情報を受信したエクスパンダの動作も、図25に示す動作フローに従う。
通知したすべてのエクスパンダから応答が返ってきたら、受信エクスパンダは、自DEの状態及び応答の結果を、エクスパンダ接続管理テーブルに反映する(S309)。
尚、本実施形態は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
情報通信装置間の通信を中継する中継装置であって、
自装置と、該自装置の前段または後段に配置され該自装置と論理的経路で接続される第1の中継装置との間の第1の通信状態の変化を検出する検出部と、
前記自装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第2の中継装置から、該第2の中継装置と、該第2の中継装置の前段または後段に配置され該第2の中継装置と論理的経路で接続される第3の中継装置との間の第2の通信状態を取得する通信状態取得部と、
前記検出部が前記第1の通信状態の変化を検出した場合、前記第1及び第2の通信状態の組み合わせに応じて、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする経路接続部と
を備えることを特徴とする中継装置。
(付記2)
前記経路接続部は、
前記第1の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第4の中継装置と、前記第1の中継装置との間の第3の通信状態に応じて、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする
ことを特徴とする付記1に記載の中継装置。
(付記3)
さらに、
前記情報通信装置間において配置される第5の中継装置に対して、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする旨の通知を発行する処理を行う処理部
を備えることを特徴とする付記2に記載の中継装置。
(付記4)
前記第5の中継装置の処理部は、前記自装置から、前記通知を受信した場合、該第5の中継装置と、該第5の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第6の中継装置との間の論理的経路を有効にする
ことを特徴とする付記3に記載の中継装置。
(付記5)
さらに、
前記第1の通信状態の変化が検出された場合、前記第1の通信状態の変化に応じて、前記情報通信装置間において配置される第7の中継装置に対して、該第7の中継装置の前段または後段に配置され該第7の中継装置と論理的経路で接続される第8の中継装置と、該第7の中継装置との間の第4の通信状態を収集させる情報収集要求を発行する情報収集要求発行部
を備えることを特徴とする付記1に記載の中継装置。
(付記6)
情報通信装置間の通信を中継する中継装置における接続管理方法であって、
自装置と、該自装置の前段または後段に配置され該自装置と論理的経路で接続される第1の中継装置との間の第1の通信状態の変化を検出し、
前記自装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第2の中継装置から、該第2の中継装置と、該第2の中継装置の前段または後段に配置され該第2の中継装置と論理的経路で接続される第3の中継装置との間の第2の通信状態を取得し、
前記第1の通信状態の変化を検出した場合、前記第1及び第2の通信状態の組み合わせに応じて、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする
処理をコンピュータが実行することを特徴とする接続管理方法。
(付記7)
前記第1の中継装置と、該第1の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第4の中継装置との間の通信状態に応じて、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記6に記載の接続管理方法。
(付記8)
前記情報通信装置間において配置される第5の中継装置に対して、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする旨の通知を発行する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記7に記載の接続管理方法。
(付記9)
前記自装置から、前記通知を受信した場合、該第5の中継装置と、該第5の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第6の中継装置との間の論理的経路を有効にする
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記8に記載の接続管理方法。
(付記10)
前記第1の通信状態の変化が検出された場合、前記第1の通信状態の変化に応じて、前記情報通信装置間において配置される第7の中継装置に対して、該第7の中継装置の前段または後段に配置され該第7の中継装置と論理的経路で接続される第8の中継装置と、該第7の中継装置との間の第4の通信状態を収集させる情報収集要求を発行する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記6に記載の接続管理方法。
(付記11)
情報通信装置間の通信を中継する複数の中継装置を備えた情報通信システムであって、
前記複数の中継装置のうち第1の中継装置は、
前記第1の中継装置の前段または後段に配置され該第1の中継装置と論理的経路で接続される第2の中継装置との間の第1の通信状態の変化を検出する検出部と、
前記第1の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第3の中継装置から、該第3の中継装置と、該第3の中継装置の前段または後段に配置され該第3の中継装置と論理的経路で接続される第4の中継装置との間の第2の通信状態を取得する通信状態取得部と、
前記検出部が前記第1の通信状態の変化を検出した場合、前記第1及び第2の通信状態の組み合わせに応じて、前記第1の中継装置と前記第3の中継装置との間の論理的経路を有効にする経路接続部と
を備える
ことを特徴とする情報通信システム。
(付記12)
前記経路接続部は、
前記第2の中継装置と、該第2の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第5の中継装置との間の第3の通信状態に応じて、前記第1の中継装置と前記第3の中継装置との間の論理的経路を有効にする
ことを特徴とする付記11に記載の情報通信システム。
(付記13)
前記第1の中継装置は、さらに、
前記情報通信システムにおいて配置される第6の中継装置に対して、前記第1の中継装置と前記第3の中継装置との間の論理的経路を有効にする旨の通知を発行する処理を行う処理部と
を備えることを特徴とする付記12に記載の情報通信システム。
(付記14)
前記第6の中継装置の処理部は、前記第1の中継装置から、前記通知を受信した場合、該第6の中継装置と、該第6の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第7の中継装置との間の論理的経路を有効にする
ことを特徴とする付記13に記載の情報通信システム。
(付記15)
前記第1の中継装置は、さらに、
前記第1の通信状態の変化が検出された場合、前記第1の通信状態の変化に応じて、前記情報通信システムにおいて配置される第8の中継装置に対して、該第8の中継装置の前段または後段に配置され該第8の中継装置と論理的経路で接続される第9の中継装置と、該第8の中継装置との間の第4の通信状態を収集させる情報収集要求を発行する情報収集要求発行部
を備えることを特徴とする付記11に記載の情報通信システム。
1 中継装置
2 検出部
3 通信状態取得部
4 経路接続部
5 処理部
6 情報収集要求発行部

Claims (6)

  1. 情報通信装置間の通信を中継する中継装置であって、
    自装置と、該自装置の前段に配置され該自装置と論理的経路で接続される第1の前段中継装置との間の第1の前段通信状態の変化、及び、該自装置と、該自装置の後段に配置され該自装置と該論理的経路で接続される第1の後段中継装置との間の第1の後段通信状態の変化を検出する検出部と、
    前記自装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する別経路中継装置から、該別経路中継装置と、該別経路中継装置の前段に配置され該別経路中継装置と論理的経路で接続される第前段中継装置との間の第2の前段通信状態、及び、該別経路中継装置と、該別経路中継装置の後段に配置され該別経路中継装置と論理的経路で接続される第2の後段中継装置との間の第2の後段通信状態を取得する通信状態取得部と、
    前記検出部が前記第1の前段通信状態の変化若しくは前記第1の後段通信状態の変化を検出した場合、前記第1及び前記第2の前段通信状態並びに前記第1及び前記第2の後段通信状態の組み合わせに応じて、前記自装置と前記別経路中継装置との間の論理的経路を有効にする経路接続部と
    を備え
    前記経路接続部は、
    前記第1の前段通信状態と前記第2の前段通信状態とのどちらか一方のみが異常状態である場合に、前記自装置と前記別経路中継装置との間の論理的経路を有効にし、
    前記第1の前段通信状態と前記第2の前段通信状態との両方が正常状態であって且つ前記第1の後段通信状態と前記第2の後段通信状態とのうちのどちらか一方若しくは両方が異常状態である場合には、前記自装置が中継する論理的経路と前記他の論理的経路との間の論理的経路が前記自装置よりも前段で有効とされていない場合に、前記自装置と前記別経路中継装置との間の論理的経路を有効にする、
    ことを特徴とする中継装置。
  2. さらに、
    前記情報通信装置間において配置される中継装置の各々に対して、前記自装置と前記別経路中継装置との間の論理的経路を有効にする旨の通知を発行する処理を行う処理部
    を備えることを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  3. さらに、
    前記第1の前段通信状態の変化若しくは前記第1の後段通信状態の変化が検出された場合、該検出された変化に応じて、前記情報通信装置間において配置される中継装置の各々に対して、該中継装置の各々の前段または後段に配置され該中継装置の各々と論理的経路で接続される中継装置と、該中継装置の各々との間の通信状態を収集させる情報収集要求を発行する情報収集要求発行部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  4. 情報通信装置間の通信を中継する中継装置であって、
    自装置と、該自装置の前段または後段に配置され該自装置と論理的経路で接続される第1の中継装置との間の第1の通信状態の変化を検出する検出部と、
    前記自装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第2の中継装置から、該第2の中継装置と、該第2の中継装置の前段または後段に配置され該第2の中継装置と論理的経路で接続される第3の中継装置との間の第2の通信状態を取得する通信状態取得部と、
    前記検出部が前記第1の通信状態の変化を検出した場合、前記第1及び第2の通信状態の組み合わせに応じて、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする経路接続部と、
    前記情報通信装置間において配置される第5の中継装置に対して、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする旨の通知を発行する処理を行う処理部と
    を備え、
    前記経路接続部は、前記第1の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第4の中継装置と、前記第1の中継装置との間の第3の通信状態に応じて、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にし、
    前記第5の中継装置の処理部は、前記自装置から、前記通知を受信した場合、該第5の中継装置と、該第5の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第6の中継装置との間の論理的経路を有効にする
    ことを特徴とする中継装置。
  5. 情報通信装置間の通信を中継する複数の中継装置を備えた情報通信システムであって、
    前記複数の中継装置のうちの1つである中継装置は、
    自装置と、該自装置の前段に配置され該装置と論理的経路で接続される第前段中継装置との間の第1の前段通信状態の変化、及び、該自装置と、該自装置の後段に配置され該自装置と該論理的経路で接続される第1の後段中継装置との間の第1の後段通信状態の変化を検出する検出部と、
    前記装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する別経路中継装置から、該別経路中継装置と、該別経路中継装置の前段に配置され該別経路中継装置と論理的経路で接続される第前段中継装置との間の第2の前段通信状態、及び、該別経路中継装置と、該別経路中継装置の後段に配置され該別経路中継装置と論理的経路で接続される第2の後段中継装置との間の第2の後段通信状態を取得する通信状態取得部と、
    前記検出部が前記第1の前段通信状態の変化若しくは前記第1の後段通信状態の変化を検出した場合、前記第1及び前記第2の前段通信状態並びに前記第1及び前記第2の後段通信状態の組み合わせに応じて、前記装置と前記別経路中継装置との間の論理的経路を有効にする経路接続部と
    を備え
    前記経路接続部は、
    前記第1の前段通信状態と前記第2の前段通信状態とのどちらか一方のみが異常状態である場合に、前記自装置と前記別経路中継装置との間の論理的経路を有効にし、
    前記第1の前段通信状態と前記第2の前段通信状態との両方が正常状態であって且つ前記第1の後段通信状態と前記第2の後段通信状態とのうちのどちらか一方若しくは両方が異常状態である場合には、前記自装置が中継する論理的経路と前記他の論理的経路との間の論理的経路が前記自装置よりも前段で有効とされていない場合に、前記自装置と前記別経路中継装置との間の論理的経路を有効にする、
    ことを特徴とする情報通信システム。
  6. 情報通信装置間の通信を中継する複数の中継装置を備えた情報通信システムであって、
    前記複数の中継装置のうちの1つである中継装置は、
    自装置と、該自装置の前段または後段に配置され該自装置と論理的経路で接続される第1の中継装置との間の第1の通信状態の変化を検出する検出部と、
    前記自装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第2の中継装置から、該第2の中継装置と、該第2の中継装置の前段または後段に配置され該第2の中継装置と論理的経路で接続される第3の中継装置との間の第2の通信状態を取得する通信状態取得部と、
    前記検出部が前記第1の通信状態の変化を検出した場合、前記第1及び第2の通信状態の組み合わせに応じて、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする経路接続部と、
    前記情報通信装置間において配置される第5の中継装置に対して、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にする旨の通知を発行する処理を行う処理部と
    を備え、
    前記経路接続部は、前記第1の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第4の中継装置と、前記第1の中継装置との間の第3の通信状態に応じて、前記自装置と前記第2の中継装置との間の論理的経路を有効にし、
    前記第5の中継装置の処理部は、前記自装置から、前記通知を受信した場合、該第5の中継装置と、該第5の中継装置が中継する論理的経路とは異なる他の論理的経路を中継する第6の中継装置との間の論理的経路を有効にする
    ことを特徴とする情報通信システム。
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