JP5960479B2 - 屋根構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、車庫、玄関前のアプローチやテラスなどの設置スペースを覆い、多用途に展開することが可能な屋根構造体に関する。
一般に、カーポートは、風、雨、雪、紫外線などから自動車を保護し、車内温度が異常に上昇するのを防ぐなどの目的で設置されるもので、駐車スペースの間口の左右両側の支柱の上部に架設された前部の梁と、上記両側支柱の後部にそれぞれ設けられた左右の支柱に架設された後部の梁とにアーチ形の屋根体を支持させたものである。同様の目的で住人を風、雨、雪等から保護するために、玄関のアプローチに設けられるものに玄関庇があり、テラスにはテラス屋根がある。
これらはいずれも屋根構造体であるが、それぞれ異なる設置場所や用途に応じて特化した専用設計の意匠や構造が採用されていた。
これに対し、屋根構造体の概念は、屋根が風雨等から人や車を守るという共通の観点に立ち、車庫の屋根機能だけでなく、テラス屋根や玄関アプローチにおける屋根機能も兼用できる大型の屋根構造体が実現できないかという考えに発展的に変化してきている。車庫と玄関とテラスとが建物の壁に沿って連続的に設けられているときは、これらのスペースを一体的な屋根構造体で覆うことは特に有効であり、快適なインテリアの延長空間が形成されるというメリットもある。ところが、その考えを推し進めるためには、従来型の専用的設計思考にとらわれない発想の転換が必要となる。
例えば、従来のカーポート型の構造体を大型化する場合を考えると、特許文献1に示されるように、屋根体はアーチ形状を呈していた。アーチ形状は雨水が自然に傾斜面に沿って流れるので、雨仕舞いがしやすいほか、上方に弓形に反り曲がった形状は、市場に現れた当初は斬新なデザインであったこともあり、広く普及している。
ところが、屋根体全体をアーチ形状にするためには、屋根体を構成する枠材や対向枠材間に架設された金属製垂木、合成樹脂製屋根材等を湾曲させなければならない。金属製垂木と合成樹脂製屋根材の湾曲の加工精度は必ずしも一致しない。また、屋根材は強風時にばたつくため、これを抑えるため、特許文献2に示されるように、屋根材は垂木だけでなく、垂木と交差する中骨によっても支持する構成が採用されている。中骨は屋根材を下から支持する部材と上から押える部材とから構成されるため、下から支持する部材は屋根の下方に露出する。従来の屋根体は、このように垂木と中骨とを格子状に組んだ構造となっている。このような構造は、屋根体を平坦にした場合でも同じである。
特開2002−256623号公報 特開2001−262849号公報
しかしながら、カーポートの屋根構造を単純に大型化しようとしても、その実現は容易ではない。その理由として次のようなことが考えられる。
(1)アーチ形状は、平面における面積、つまり地面をカバーして雨から保護する面積が、屋根全体の表面積に比べて小さい。また、垂木と中骨とからなる格子状の屋根構造は特許文献1に示されるように複雑である。さらに、中骨は特許文献2に示されるように、屋根材を下から支持する部材と上から押える部材とから構成され、かなりの重量負担となる。このため、アーチ形状の構造体をそのまま大型化するとかなりの重量になり、屋根の構造材や支柱の強度を上げなければならないため、コストアップになるだけでなく、外観も過度に重量感のあるものになってしまう。
(2)従来のアーチ形の屋根では、屋根材は垂木のほかに、垂木と交差する中骨によっても支持される構成のため、下から見上げたとき、垂木と中骨とが格子状に現れる。そのまま屋根構造体が大型化しただけでは、多数の格子が目につき、少し煩わしいデザインとなり、居心地のよい屋根空間とはいえない。
(3)屋根材は経年劣化や不測の事故などにより交換する必要に迫られることがある。大型化すれば、屋根材の数も増加するので、交換の頻度も高まるが、従来の屋根構造は垂木と中骨とで屋根材を支持固定する複雑な構造をしており、これらを分解して垂木や中骨を取り外さなければ、屋根材を取り外したり、取り付けたりすることはできなかった。
(4)平坦な屋根体を有する屋根構造体を建物の壁に沿って設ける場合、梁は壁に対して直交し、屋根体は壁から遠ざかる側が低く傾斜するように配置されているのに対し、屋根体の垂木は壁に沿う方向に配されていた。したがって、降雨時に雨水は高い壁側から低い方に流れ落ちるが、垂木が雨水の流れに直交する方向に設けられているため、雨水の流れが垂木によって阻害される。したがって、雨水が樋でないところから流れ落ちたり、雨が上がっても垂木で溜められた雨水が蒸発しないで長く残り、カビが生えたりごみが付着したりする原因となるという問題があった。
本発明は上記問題点のいずれか一つを解消するためになされたものであり、構造が簡素で屋根全体の荷重を軽減することができ、又は屋根材を容易に交換することができ、若しくは雨水を円滑に流すことができる屋根構造体を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数の支柱の上部に平行に設けられた前後の梁に複数の吊具を介して屋根体を支持する屋根構造体であって、上記屋根体は、前後枠と、これら前後枠に架け渡された複数の垂木と、垂木に支持される屋根パネルとから形成され、上記垂木には、上記吊具の下端部に係合するよう取り付けられる突出形成された立上り部と、上記立上り部の側面に張り出し形成された屋根パネルの一側端縁を下から支持する支持部とを有し、立上り部に着脱可能に取り付けられ、屋根パネルを上から押えるパネル押えを有し、上記垂木は傾斜するように吊具に吊られていることを特徴とする。

請求項2に係る発明は、上記立上り部の側部にネジ受け溝を形成し、上記パネル押えを上記ネジ受け溝にネジ止めすることによって固定したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記ネジ受け溝が上記立上り部の外側から内側に斜め下向きに形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、上記パネル押えが、上記垂木の全長に沿って設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、上記屋根パネルが、上記支持部とパネル押えに取り付けられた上下のビートに密着して固定されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、屋根体は、その前後枠とこれら前後枠に平行に架け渡された複数の垂木とから形成され、上記垂木には、吊具の下端部に取り付けられる突出形成された立上り部と、立上り部の側面に張り出し形成された屋根パネルの一側端縁を下から支持する支持部とを有し、立上り部に着脱可能に取り付けられ、屋根パネルを上から押えるパネル押えを有しているので、従来のカーポートの中骨のような屋根パネルの支持手段を設けることなく屋根パネルを支持することができるので、全体として簡素な屋根構造となる。さらに、屋根体の全体重量が軽減されるから、例えば、車庫と玄関とテラスとを覆うような大型屋根構造体を実現することができ、屋根構造体の多用途展開が可能となる。
しかも、垂木を真直状にすることによって屋根体をフラットにすることができ、内側には主に複数の垂木が平行に現れるだけであるから、構造体が大型化しても、シンプルで優美なデザインとなり、居心地がよく、快適で、居住性に優れるインテリアの延長空間を室外に創出することができる。また、この場合、地面をカバーして雨から保護する面積は、屋根全体の表面積と略同じであるから、地面を効率的に覆うことができる。また、垂木や屋根パネルを弓なりに湾曲するように曲げ加工する必要がないから製造コストを低減することができる。
または、経年劣化や不測の事故などにより屋根パネルを交換する必要があるときは、パネル押えを外すだけで屋根パネルを取り外すことができ、新しい屋根パネルは垂木に支持させて上記パネル押えをネジ止めして固定するだけでよいから、交換作業を容易に行うことができる。
若しくは、上記垂木は傾斜するように吊具に吊られているので、降雨時に雨水は傾斜に沿って前後方向に流れるが、垂木も同じ方向に沿って設けられているので、雨水は垂木に阻害されることなくスムーズに流れる。
請求項2に係る発明によれば、上記中空立上り部の側部にネジ受け溝を形成し、上記パネル押えを上記ネジ受け溝にネジ止めすることによって固定したから、ネジ止め位置を自由に選択することができ、屋根パネルや支持部にわざわざ固定用ネジを受ける孔を開ける必要がない。また、中空立上り部にもねじ孔を開ける必要がないので、加工手間を省くことができる。
請求項3に係る発明によれば、上記ネジ受け溝は上記中空立上り部の外側から内側に斜め下向きに形成されているから、ネジ締め固定と同時にパネル押えを屋根パネルの上面に押圧することができる。
請求項4に係る発明によれば、上記パネル押えは、上記垂木の全長に沿って設けられているから、密閉性がよい。また、取り付け取り外し作業が簡単である。
請求項5に係る発明によれば、屋根パネルは、上記支持部とパネル押えに取り付けられた上下のビートに密着して固定されているから、シールが確保され、屋根パネルとビートとの間からの雨水の浸入は有効に防止される。
本発明に係る大型屋根構造体の斜視図 上記大型屋根構造体の分解斜視図 梁に吊具を取り付けた状態を示す斜視図 吊具に対する垂木を取り付けるための作業を示す斜視図 (a)(b)は吊具に対する垂木の取付態様説明図 (a)(b)は吊具に対する垂木の固定態様説明図 垂木に屋根板を固定した状態を示す正面図
図1に大型屋根構造体の斜視図を示す。この大型屋根構造体は、設置スペースの間口部1を基準として左右1対の中空の金属製支柱2、2が前後に配置されている。左右の支柱2、2の上部には中空の金属製梁3が設けられている。前後の梁3は平行で、梁3の両端はブラケット4(図2参照)を介して支柱2の上端に連結され、これにより門形の屋根支持部材が構成されている。なお、設置スペースとしては、自動車2、3台分の駐車スペースや、あるいは自動車1台分と玄関アプローチ、さらにはテラス部分も含むような大きなスペースが想定されている。
前後の梁3には複数の吊具10が取り付けられ、吊具10に屋根体Aが吊り下げ支持されている。屋根体Aは前後枠11、12と左右の両側枠13とを方形に組んでなる屋根枠14と、前後枠11、12に平行に架け渡された垂木15と、屋根枠14と垂木15との間の空間部内に固定された屋根パネル16とから構成されている。梁3の吊具10には垂木15が固定され、これにより屋根体Aが吊り下げ支持されている。
吊具10は図3〜図5(a)(b)に示されるように、梁3に取り付けるための取付部10aの両側から吊り片17を垂下形成し、吊り片17の両側に補強リブ10bを形成した金属製部材で、両側の補強リブ17aの下部には斜め上向きに突出する係合部18が互いに向き合う位置に形成されている。なお、左右の吊り片17の対応する位置にボルト挿通孔20が形成されている。取付部10aをどのように梁3に取り付けるかの説明は省略する。
次に、吊具10の下部には屋根体Aの垂木15が取り付けられている。垂木15は屋根枠14の前枠11と後枠12とに架設される部材で、図4、図5(a)に示されるように、細長の真直状板状体15aの上部中央には、その長手方向に沿って中空立上り部22を上向きに突出形成し、中空立上り部22の両側に屋根パネル16の支持部23を張り出し形成した部材で、中空立上り部22の頭部30の上端面両側には傾斜したガイド面31が形成されている。また、頭部30の両側下部には下向きに開口する係合部24が形成され、さらにその下方には、外側から内側に斜め下向きにネジ受け溝25が形成されている。
支持部23にはその長手方向に沿って2条の嵌合突条26、27が形成され、嵌合突条26、27にはビート28が嵌合固定されている。また、中空立上り部22には吊具10の配置に対応するようにボルト孔32が貫通形成されている。垂木15の長さは前後の梁3、3間距離よりも長く形成されている。
吊具10の下部に垂木15を固定するときは、前後の梁3の下に垂木15を配置し、梁3に固定した吊具10の下方位置から垂木15を押し上げ、図5(b)に示すように、垂木15の中空立上り部22を吊具10の2つの吊り片17の間から強く押し込む。吊り片17はガイド面31に沿って外側に弾性変形した後に復元し、吊り片17の係合部18が中空立上り部22の係合部24に弾発係合する。さらに、図6(a)(b)に示されるように、吊り片17のボルト挿通孔20から中空立上り部22のボルト孔32に管状スペーサ33を嵌合し、このスペーサ33の内部に固定ボルト34を嵌挿し、パッキン等を介してナット35で止着固定する。このようにして、前後の梁3の吊具10に、対応する垂木15をそれぞれ固定する。
さらに、各垂木15の前後端部にはそれぞれ前枠11と後枠12が固定され、前後枠11、12の両端には側枠13が固定されている。側枠13は、両端の垂木15と一体的に取り付けられている。
次に、屋根パネル16は、図7に示されるように、垂木15とパネル押え36とによって上下から挟持固定されている。屋根パネル16はアクリルやポリカーボネートなどの透光性合成樹脂の細長平板によって構成されている。屋根パネル16の側端縁は垂木15の両側支持部23の2条のビート28上に支持されている。屋根パネル16の側端縁の上部はパネル押え36によって押圧されている。パネル押え36は、一側36aが斜めに屈曲し、他側36bにはビート28の嵌合突条37を形成した金属製板状部材で、垂木15の全長に沿って配置されている。屈曲部36aは垂木15の中空立上り部22のネジ受け溝25上に当接され、斜め下向きのネジ受け溝25に螺着されたネジ38によって固定される。ネジ受け溝25にネジ38がねじ込まれるとき、パネル押え36のビートはネジ38の螺進に伴って屋根パネル16の上面に押し付けられていく。そして、屋根パネル16は垂木15とパネル押え36との間に挟持固定される。また、屋根パネル16の前後端部はそれぞれ前枠11と後枠12に支持される。
なお、屋根体Aの中央には左右方向に垂木連結材40(図1、図2参照)が配置され、各垂木15にネジ止め固定されている。垂木連結材40は各垂木15が自由に左右方向に動くのを防止する細長の金属部材で、屋根パネル16の上部に配置され、下からは目立たないようになっている。
以上によって完成した屋根構造体は、垂木15の中間部分が梁3に固定されているので、垂木15の梁3の前後からのはみ出し量を大きくすることにより大型にできる。さらに、構造体を大型化するためには、垂木15や梁3を長くする必要がある。この場合は、図示はしないが、連結部材を介して2つの垂木15や梁3を連結するようにすればよい。
なお、上記屋根構造体は、屋根体Aは前後に傾斜し、垂木15は屋根体Aの前後の傾斜方向に沿ってのみ平行に架け渡されているものとする。屋根体Aを傾斜させるためには、前後の支柱2、2の長さを変えるか、前後の梁3、3の吊具10、10の長さを変えればよい。屋根構造体の設置面を前後に傾斜させてもよい。
上述のように、屋根構造体は、屋根体Aをフラットにすることにより、従来のカーポートの中骨のような屋根パネルの支持部材を設けることなく屋根パネルを支持することができるから、簡素な屋根構造となる。また、地面をカバーして雨から保護する面積は、屋根全体の表面積と略同じであるから、地面を効率的に覆うことができる。したがって、屋根体Aの全体重量はアーチ形状のものに比べて軽減され、地面を覆う面積を考慮すれば、梁3に対する荷重負担はあまり大きくならないから、例えば、車庫と玄関とテラスとを覆うような大型屋根構造体を実現することができ、屋根構造体の多用途展開が可能となる。
また、屋根体Aはフラットで、内側には主に複数の垂木15が平行に現れるだけであり、梁3や柱2の上部は目立たない構成であるから、構造体が大型化しても、シンプルで優美なデザインとなり、居心地がよく、快適で、居住性に優れるインテリアの空間を室外側にまで延長して創出することができる。
さらに、経年劣化や不測の事故などにより屋根パネル16を交換する必要があるときは、ネジ38を緩めてパネル押え36を外せば、簡単に屋根パネル16を取り外すことができる。新しい屋根パネル16は上述の要領で垂木15とパネル押え36とによって取り付ければよい。このように、パネル押え36を外すだけで屋根パネル16を取り外すことができ、新しい屋根パネル16は垂木15に支持させて上記パネル押え36をネジ止めして固定するだけでよいから、交換作業を容易に行うことができる。
しかも、アーチ形状とは異なり、垂木15や屋根パネル16を弓なりに湾曲するように曲げ加工する必要がないから製造コストを低減することができる。
また、屋根体Aは前後に傾斜し、垂木15は屋根体Aの前後の傾斜方向に沿ってのみ平行に架け渡されているから、降雨時に雨水は傾斜に沿って前後方向に流れるが、垂木15も同じ方向に沿って設けられ、中骨もないので、雨水は垂木15に阻害されることなくスムーズに流れる。
さらに、垂木15の中空立上り部22の側部にネジ受け溝25を形成し、パネル押え36を上ジ受け溝25にネジ止めすることによって固定したから、屋根パネル16や支持部23や中空立上り部22に固定用ネジを受ける孔を開ける必要がなく、加工手間を省くことができる。しかし、パネル押え36の固定は、上記構成に限定されない。ネジ孔を形成してネジ止めする構成にしてもよい。
ネジ受け溝25は垂木15の中空立上り部22の外側から内側に斜め下向きに形成されているから、ネジ締めと同時にパネル押え36を屋根パネル16の上面に押圧して固定することができる。
パネル押え36は、垂木15の全長に沿って設けられているから、密閉性がよい。また、取り付け、取り外し作業が簡単である。
屋根パネル16は、上記支持部23とパネル押え36に取り付けられた上下のビート28に密着して固定されているから、屋根パネル16とビートとの間から雨水が浸入するのを有効に防止することができる。
垂木15は、前後枠ではなく、屋根体の左右両側の側枠間に架け渡すように構成してもよい。
また、屋根体Aの前後枠11、12及び垂木15は、実質的に真直状であればよい。中空立上り部22とパネル押え36とによって屋根パネル16を支持可能であれば、緩やかに湾曲していてもよい。
なお、立上り部は中空でなくてもよい。垂木は真直状でなくてもよいし、吊具に傾斜するように吊られていればよく、その傾斜は前後方向でなく、左右方向であってもよい。
また、従来のカーポートの屋根はアーチ形に湾曲しているので、夜間に地面を照射するライトは1灯のみで車両乗り入れ面を全体的に照らす構成であったが、上記構成の屋根構造体はフラットなので、屋根体Aの下面に複数のライト(例えばLED照明)を直線に沿って等間隔に設置し、車両乗り入れ面にスポット的に照射された投影面が連続した直線状のラインとなるようにすることもできる。これによれば、歩行時の安全を確保することができるだけでなく、駐車時の車両の誘導案内として利用することも可能となる。
3 梁
10 吊具
11 前枠
12 後枠
15 垂木
16 屋根パネル
22 中空立上り部
23 支持部
25 ネジ受け溝
28 ピート
36 パネル押え

Claims (5)

  1. 複数の支柱の上部に平行に設けられた前後の梁に複数の吊具を介して屋根体を支持する屋根構造体であって、
    上記屋根体は、前後枠と、これら前後枠に架け渡された複数の垂木と、垂木に支持される屋根パネルとから形成され、上記垂木には、上記吊具の下端部に係合するよう取り付けられる突出形成された立上り部と、上記立上り部の側面に張り出し形成された屋根パネルの一側端縁を下から支持する支持部とを有し、立上り部に着脱可能に取り付けられ、屋根パネルを上から押えるパネル押えを有し、上記垂木は上記吊具に傾斜するように吊られていることを特徴とする屋根構造体。
  2. 上記立上り部の側部にネジ受け溝を形成し、上記パネル押えを上記ネジ受け溝にネジ止めすることによって固定したことを特徴とする、請求項1に記載の屋根構造体。
  3. 上記ネジ受け溝は上記立上り部の外側から内側に斜め下向きに形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の屋根構造体。
  4. 上記パネル押えは、上記垂木の全長に沿って設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の屋根構造体。
  5. 上記屋根パネルは、上記支持部とパネル押えに取り付けられた上下のビートに密着して固定されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の屋根構造体。
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