JP5958252B2 - センサ装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本明細書で言及する実施例は、センサ装置およびその制御方法に関する。
近年、例えば、アナログ・デジタル変換器(A/Dコンバータ)を用いて、複数のセンサ出力を高精度に測定するセンサ装置が提供されている。このセンサ装置には、例えば、温度,光強度および磁界などを測定するセンサが適用される。
このような温度,光強度および磁界などを測定するセンサの出力電圧は、例えば、1mV程度以下の低電圧の場合が多い。そのため、センサの出力は、例えば、アンプにより増幅された後、高分解能のA/Dコンバータを用いて測定される。
ここで、アンプやA/Dコンバータには、オフセット電圧誤差の問題があり、さらに、1/f雑音と呼ばれる周波数に反比例した低周波の雑音(ノイズ)が生じるといった問題もある。これらのオフセット電圧やノイズは、測定誤差の要因になっている。
ところで、従来、複数のセンサを処理するセンサ装置としては、様々な提案がなされている。
特開2011−053015号公報
従来、オフセット電圧やノイズによる誤差を低減する方法として、チョッパ方式が用いられている。このチョッパ方式は、例えば、アンプやA/Dコンバータの入力信号の正負を切り替えて、その切り替えと同期して出力の正負も切り替える。
そして、その出力を切り替えた信号をローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)に通すことで、アンプやA/Dコンバータで生じるオフセット誤差やノイズを低減する。ここで、複数のセンサを有するチョッパ方式を適用したセンサ装置では、回路規模やコストの面からアンプやA/DコンバータおよびLPFを共用している。
しかしながら、このようにアンプやA/DコンバータおよびLPFを共用すると、LPFのカットオフ周波数を低くしてオフセット誤差やノイズを低減することが困難になる。
一実施形態によれば、隣接して並べられた複数のセンサの出力を処理するセンサ装置が提供される。前記センサ装置は、前記複数のセンサに対応する複数のローパスフィルタと、第1選択回路と、第1極性切り替え回路と、処理回路と、第2極性切り替え回路と、第2選択回路と、制御回路と、を有する。
前記第1選択回路は、前記複数のセンサから処理対象となるセンサを選択し、前記第1極性切り替え回路は、前記処理対象となるセンサの出力の極性を切り替える。前記処理回路は、前記処理対象となるセンサの出力に対して所定の処理を行い、前記第2極性切り替え回路は、前記処理回路の出力の極性を切り替える。
前記第2選択回路は、前記第2極性切り替え回路の出力を受け取るように、前記複数のローパスフィルタから前記処理対象となるセンサに対応するローパスフィルタを選択する。前記制御回路は、前記第1選択回路、前記第1極性切り替え回路、前記処理回路、前記第2極性切り替え回路、および、前記第2選択回路を制御する。前記制御回路は、前記第1極性切り替え回路を制御して前記処理対象となるセンサの出力の極性が第1極性となるようにし、続いて前記第1および第2選択回路並びに前記処理回路を制御して前記隣接して並べられた複数のセンサを順次選択して前記所定の処理を行い、続いて前記第1極性切り替え回路を制御して前記処理対象となるセンサの出力の極性が前記第1極性と異なる第2極性となるようにし、続いて前記第1および第2選択回路並びに前記処理回路を制御して前記隣接して並べられた複数のセンサを再度順次選択して前記所定の処理を行う。
開示のセンサ装置およびその制御方法は、回路規模やコストの増加を抑えつつ、オフセット誤差やノイズを低減することができるという効果を奏する。
図1は、センサ装置の一例を示すブロック図である。 図2は、図1に示すセンサ装置におけるチョッパ方式を説明するための図である。 図3は、複数のセンサを処理するセンサ装置の一例を示すブロック図である。 図4は、図3に示すセンサ装置の変形例を示すブロック図である。 図5は、図4に示すセンサ装置における動作シーケンスの一例を説明するための図(その1)である。 図6は、図4に示すセンサ装置における動作シーケンスの一例を説明するための図(その2)である。 図7は、センサ装置の一実施例を示すブロック図である。 図8は、図7に示すセンサ装置の変形例を示すブロック図である。 図9は、図8に示すセンサ装置における動作シーケンスの一例を説明するための図(その1)である。 図10は、図8に示すセンサ装置における動作シーケンスの一例を説明するための図(その2)である。 図11は、図8に示すセンサ装置における動作シーケンスの他の例を説明するための図(その1)である。 図12は、図8に示すセンサ装置における動作シーケンスの他の例を説明するための図(その2)である。 図13は、本実施例のセンサ装置におけるセンサの選択順序を説明するための図である。 図14は、センサ装置の他の実施例を示すブロック図である。
まず、センサ装置およびその制御方法の実施例を詳述する前に、図1〜図6を参照して、センサ装置の一例およびその問題点を説明する。図1は、センサ装置の一例を示すブロック図である。
図1に示されるように、センサ装置は、センサ101、スイッチ102、A/Dコンバータ103、スイッチ104、および、ローパスフィルタ(LPF)105を有する。ここで、センサ101は、例えば、温度,光強度および磁界などを測定するセンサである。
このような温度,光強度および磁界などを測定するセンサ101の出力電圧は、例えば、1mV程度以下の低電圧の場合が多く、その低電圧のセンサ101の出力を、高分解能のA/Dコンバータ103を用いて測定するようになっている。
ところで、A/Dコンバータ103(および、後述するアンプ107)には、オフセット電圧誤差の問題があり、さらに、1/f雑音と呼ばれる周波数に反比例した低周波のノイズが生じるといった問題もある。
これらのオフセット電圧やノイズは、測定誤差の要因になるため、例えば、チョッパ方式を用いてオフセット電圧やノイズによる誤差を低減するようになっている。
図2は、図1に示すセンサ装置におけるチョッパ方式を説明するための図であり、図2(a)は位相φ1のときのスイッチ102および104の接続状態を示し、図2(b)は位相φ2のときのスイッチ102および104の接続状態を示す。
まず、図2(a)に示されるように、位相φ1のとき、スイッチ102(SW1)は非反転(正論理接続)状態になって、センサ101の出力は、そのままの極性でA/Dコンバータ103に入力される。このとき、スイッチ104(SW2)も非反転状態になっているため、A/Dコンバータ103の出力は、そのままの極性でLPF105に入力される。
次に、図2(b)に示されるように、位相φ2のとき、スイッチ102は反転(負論理接続)状態になって、センサ101の出力は、極性が反転されてA/Dコンバータ103に入力される。このとき、スイッチ104も反転状態になっているため、A/Dコンバータ103の出力も、極性が反転されてLPF105に入力される。
従って、図2(a)の位相φ1および図2(b)の位相φ2において、LPF105には、A/Dコンバータ103でA/D変換された同じ極性の信号が入力される。
ここで、例えば、A/Dコンバータ103にオフセット電圧が存在した場合、位相φ1のとき、A/Dコンバータ103のオフセット電圧は、非反転状態のスイッチ104を介して、そのままの極性(第1極性)でLPF105に入力される。
一方、位相φ2のとき、A/Dコンバータ103のオフセット電圧は、反転状態のスイッチ104を経由するため、位相φ1とは逆の極性(第2極性)でLPF105に入力されることになる。
その結果、位相φ1とφ2を交互に切り替え、スイッチ104の出力をLPF105で平均化することによって、A/Dコンバータ103のオフセット電圧を相殺して誤動作を低減することが可能になる。
なお、図2では、A/Dコンバータ103のオフセット電圧を説明したが、例えば、1/f雑音等でも同様の効果が期待でき、また、A/Dコンバータ103の前段にアンプ(107)を挿入した場合、そのアンプのオフセット電圧やノイズに関しても同様である。
図3は、複数のセンサを処理するセンサ装置の一例を示すブロック図である。図3と前述した図1の比較から明らかなように、図3に示すセンサ装置は、センサ101として複数(N個)のセンサ111〜11Nを設け、そのN個のセンサ111〜11Nからマルチプレクサ(MUX)106により順次センサを選択する。
すなわち、図3に示すセンサ装置において、MUX106により、N個のセンサ111〜11NからA/D変換処理を行う処理対象のセンサが順番に選択され、その選択された処理対象のセンサの出力が、スイッチ102に入力される。
ここで、スイッチ102および104は、図2(a)および図2(b)を参照して説明した位相φ1およびφ2を繰り返すことにより、アンプ107およびA/Dコンバータ103のオフセット電圧やノイズを低減することができる。
すなわち、LPF105は、MUX106で選択された処理対象となるセンサの出力を、同期して反転する2つのスイッチ102および104を介してA/Dコンバータ103(処理回路)で処理し、その処理回路の出力を受け取って平均化する。
さらに、LPF105は、A/Dコンバータ103の出力を、反転する1つのスイッチ104を介して受け取ることで、処理回路のオフセット電圧やノイズを相殺して低減する。
このように、位相φ1とφ2を交互に切り替え、スイッチ104の出力をLPF105で平均化することによって、A/Dコンバータ103のオフセット電圧およびノイズを相殺して低減することが可能になる。
図4は、図3に示すセンサ装置の変形例を示すブロック図である。図4に示すセンサ装置は、図3のセンサ装置において、A/Dコンバータ103の前段にアンプ107を設け、MUX106およびスイッチ102を介して入力される処理対象のセンサの出力を、アンプ107で増幅してA/Dコンバータ103に入力する。
ここで、MUX106、並びに、スイッチ102および104の動作は、図3を参照して説明したのと同様であり、図4に示す変形例は、処理回路がA/Dコンバータ103に加えてアンプ107を含む点が異なっている。
そして、前述したように、位相φ1とφ2を交互に切り替え、スイッチ104の出力をLPF105で平均化することによって、アンプ107およびA/Dコンバータ103のオフセット電圧およびノイズを相殺して低減することが可能になる。
以上において、複数のセンサ111〜11Nは、例えば、熱電対や赤外線により対象物の温度を非接触で測定する温度センサや赤外線センサであり、これら複数のセンサ111〜11Nは、例えば、線状,平面状,或いは,三次元的に配置される。
図5および図6は、図4に示すセンサ装置における動作シーケンスの一例を説明するための図である。ここで、図5は、処理の流れ(フロー)に注目して描いたものであり、図6は、処理のタイミングに注目して描いたものであり、これら図5および図6は、実質的に同様の処理を示す。
なお、図5および図6は、センサが3つ(111〜113)の場合を示すが、これは、説明を簡略化するための単なる例に過ぎない。また、図5および図6は、図3に示すセンサ装置に対しても同様に適用することができる。
図5に示されるように、まず、ステップST101において、MUX106により処理対象として選択されたセンサ111に対して処理回路(アンプ107およびA/Dコンバータ103)による処理を行う。
すなわち、センサ111に対して、ステップST111でスイッチ102,104を非反転状態とした処理(図2(a)の位相φ1の処理)を行い、ステップST112に進んで、スイッチ102,104を正負反転し、ステップST113に進む。
ステップST113では、スイッチ102,104を反転状態とした処理(図2(b)の位相φ2の処理)を行って、ステップST111に戻り、同様の処理を所定回数だけ繰り返す。
ここで、ステップST111〜ST113を繰り返す回数は、センサの種類やセンサ装置を適用する対象等により様々に変化する。なお、後述する図6では、説明を簡略化するために、ステップST101においてステップST111〜ST113を繰り返す回数は2回とされている。
このようにして、処理対象のセンサ111に対する処理(ST101)が終了すると、ステップST102に進んで、センサ112を処理対象とした処理を行う。
すなわち、センサ112に対して、ステップST121でスイッチ102,104を非反転状態とした処理を行い、ステップST122に進んで、スイッチ102,104を正負反転し、ステップST123に進む。
ステップST123では、スイッチ102,104を反転状態とした処理を行って、ステップST121に戻り、同様の処理を所定回数だけ繰り返す。
そして、処理対象のセンサ112に対する処理(ST102)が終了すると、ステップST103に進んで、センサ113を処理対象とした同様の処理を行い、その後、再び、センサ111に対する処理(ST101)を繰り返す。
なお、複数のセンサ111〜113に対する処理(ST101〜ST103)を繰り返す回数は、1つのセンサ(例えば、センサ111)の処理(例えば、ST101)においてステップST111〜ST113を繰り返す回数と同様に様々に変化する。
ここで、ステップST101〜ST103を繰り返す回数、並びに、例えば、1つのステップST101においてステップST111〜ST113を繰り返す回数に応じて、各センサ111〜113により測定する回数は、例えば、数回〜数百回程度に設定される。
図6において、「SW1(スイッチ102)およびSW2(スイッチ104)」に対する『+』は、SW1およびSW2を非反転状態(図2(a)の位相φ1)とした場合を示し、『−』は、SW1およびSW2を反転状態(図2(b)の位相φ2)とした場合を示す。
また、「測定」に対する『○』は、アンプ107およびA/Dコンバータ103による1回の測定処理を示し、図6では、前述したように、各センサに対する1度の処理(例えば、ステップST101)で位相φ1およびφ2の処理を2回繰り返している。
ここで、LPF(105)のセトリングタイム(settling time)をTs秒とし、センサの数をN個(111〜11N)とすると、全てのセンサを測定するには、Ts×N[秒]以上の時間を要する。従って、LPFのカットオフ周波数は、1/Ts[Hz]程度になる。
一方、1つのセンサ測定だけにTs×N秒の時間をかけることができれば、LPFのセトリングタイムをTs×N[秒]に長くすることができる。その場合、LPFのカットオフ周波数は、1/(Ts×N)[Hz]程度になる。
すなわち、例えば、複数のセンサを用いて測定を行うセンサ装置では、測定に要する時間のほどにはLPFのカットオフ周波数を低くすることができず、その結果、信号対雑音比(SNR:Source Noise Ratio)の改善度が小さくなってしまう。
このように、アンプ107やA/Dコンバータ103およびLPF015を共用すると、LPFのカットオフ周波数を低くしてオフセット誤差やノイズを十分に低減することが困難になる。
一方、複数のセンサ111〜11Nに対して、それぞれスイッチ102,アンプ107,A/Dコンバータ103,スイッチ104およびLPF105を設けることも考えられるが、回路規模およびコストの面で実用的ではない。
以下、本実施例のセンサ装置およびその制御方法を、添付図面を参照して詳述する。図7は、センサ装置の一実施例を示すブロック図である。
図7に示されるように、本実施例のセンサ装置は、複数のセンサ11〜1N、マルチプレクサ(MUX:第1選択回路)6、スイッチ2(SW1:第1極性切り替え回路)、および、A/Dコンバータ3、スイッチ4(SW2:第2極性切り替え回路)を有する。
さらに、本実施例のセンサ装置は、デマルチプレクサ(DEMUX:第2選択回路)8、複数のセンサ11〜1Nに対応した数の複数のローパスフィルタ(LPF)51〜5N、および、制御回路9を有する。ここで、制御回路9は、スイッチ2および4、A/Dコンバータ3、MUX6、並びに、DEMUX8を制御する。
MUX(第1選択回路)6は、複数のセンサ11〜1Nから処理対象となるセンサを選択し、DEMUX(第2選択回路)8は、複数のローパスフィルタ51〜5Nから処理対象となるセンサに対応するローパスフィルタを選択する。
具体的に、MUX6は、例えば、複数のセンサ11〜1Nから1つずつ順番に、センサ11→12→13→…→1Nを選択し、その選択された処理対象となるセンサの出力を、スイッチ2を介してA/Dコンバータ3に入力する。
A/Dコンバータ3は、入力された処理対象となるセンサの出力のA/D変換を行い、そのA/D変換された出力を、スイッチ4を介してDEMUX8に入力する。DEMUX8は、入力された処理対象となるセンサのA/D変換された出力を、その処理対象となるセンサに対応するLPFを選択して出力する。
従って、制御回路9は、MUX6を制御して、処理対象となるセンサ11を選択したときには、DEMUX8を制御して、処理対象となるセンサ11に対応するLPF51を選択する。
同様に、制御回路9は、MUX6を制御して、処理対象となるセンサ1Nを選択したときには、DEMUX8を制御して、処理対象となるセンサ1Nに対応するLPF5Nを選択する。
ここで、スイッチ2および4は、図2を参照して説明したスイッチ102および104に対応する。すなわち、制御回路9は、スイッチ2および4を制御して、図2(a)を参照して説明した位相φ1のときは両方とも非反転状態とし、図2(b)を参照して説明した位相φ2のときは両方とも反転状態とする。
なお、制御回路9は、MUX6,スイッチ2,スイッチ4およびDEMUX8の動作に同期するように、A/Dコンバータ3のA/D変換動作のタイミング等も制御する。
図8は、図7に示すセンサ装置の変形例を示すブロック図であり、図7のセンサ装置において、A/Dコンバータ3の前段にアンプ7を設けたものである。このアンプ7により、MUX6およびスイッチ2を介して入力される処理対象のセンサ出力を増幅して、A/Dコンバータ3に入力するようになっている。
図9および図10は、図8に示すセンサ装置における動作シーケンスの一例を説明するための図である。ここで、図9は、処理の流れに注目して描いたものであり、図10は、処理のタイミングに注目して描いたものであり、これら図9および図10は、実質的に同様の処理を示す。
なお、図9および図10は、センサが3つ(11〜13)の場合を示すが、これは、説明を簡略化するための単なる例に過ぎない。また、図9および図10は、図7に示すセンサ装置に対しても同様に適用することができる。
図9に示されるように、まず、ステップST1において、MUX6により処理対象として選択されたセンサ11に対して処理回路(アンプ7およびA/Dコンバータ3)による処理を行う。なお、ステップST1では、DEMUX8によってLPF51が選択される。
すなわち、センサ11に対して、ステップST11でスイッチ2,4を非反転状態とした処理(図2(a)の位相φ1の処理)を行い、測定値によってLPF51が更新される。そして、ステップST12に進んで、スイッチ2,4を正負反転し、ステップST13に進む。
ステップST13では、スイッチ2,4を反転状態とした処理(図2(b)の位相φ2の処理)を行って、測定値によってLPF51が更新される。そして、ステップST14に進んで、LPF51の値を保持する。
すなわち、ステップST14では、センサ11に対する位相φ1の非反転状態および位相φ2の反転状態で1回ずつ測定した結果でLPFの値を更新し、次のセンサ11に対する処理(ステップST1)まで、そのLPF51の値を保持する。
なお、ステップST14によるLPF51の更新、並びに、それに続く、センサ12および13に対する処理(ステップST2およびST3)の保持の後、再度、ステップST14によるLPF51の更新は、その前に保持した値に対する更新になる。
従って、ステップST1の処理を繰り返すことで、センサ11による測定結果(A/D変換された値)が平均化されることになる。上述したステップST14の処理は、以下のステップST24およびST34でも同様に行われる。
このようにして、処理対象のセンサ11に対する処理(ST1)が終了すると、ステップST2に進んで、センサ12を処理対象とした処理を行う。すなわち、センサ12に対して、ステップST21でスイッチ2,4を非反転状態とした処理を行い、ステップST22に進んで、スイッチ2,4を正負反転し、ステップST23に進む。
ステップST23では、スイッチ2,4を反転状態とした処理を行ってステップST24に進み、DEMUX8により、MUX6で選択したセンサ12に対応するLPF52を選択してセンサ12の測定結果の値を更新して保持する。
そして、処理対象のセンサ12に対する処理(ST2)が終了すると、ステップST3に進んで、センサ13を処理対象とした同様の処理を行い、その後、再び、センサ11に対する処理(ST1)を繰り返す。
なお、複数のセンサ11〜13に対する処理(ST1〜ST3)を繰り返す回数は、例えば、センサの種類やセンサ装置を適用する対象等により様々に変化するが、各センサ11〜13により測定する回数は、例えば、数回〜数百回程度に設定される。
図10において、「MUX(マルチプレクサ6)」に対する『S1』,『S2』および『S3』は、MUX6により処理対象のセンサとして選択されたセンサが、センサ11,センサ12およびセンサ13であることを示す。
また、「SW1(スイッチ2)およびSW2(スイッチ4)」に対する『+』は、SW1およびSW2を非反転状態(図2(a)の位相φ1)とした場合を示し、『−』は、SW1およびSW2を反転状態(図2(b)の位相φ2)とした場合を示す。
さらに、「DEMUX(デマルチプレクサ8)」に対する『L1』,『L2』および『L3』は、DEMUX9により選択されたLPFが、LPF51,LPF52およびLPF53であることを示す。
また、「測定」に対する『○』は、アンプ7およびA/Dコンバータ3による1回の測定処理を示し、各センサS1〜S3に対する1度の処理(例えば、ステップST1)で位相φ1およびφ2の処理(+,−)を行い、そのS1〜S3に対する処理を繰り返している。
そして、「LPF51,LPF52,LPF53」に対する『更新』は、そのLPFのデータを書き替える(更新する)ことを示し、『保持』は、その更新されたLPFの値をそのまま書き替えずに維持する(保持する)ことを示す。
図7および図8に示すセンサ装置において、複数のセンサ11〜1Nに対してそれぞれ専用のLPF51〜5Nが設けられており、各センサの非反転状態および反転状態の測定結果が、それぞれ対応するLPFに更新・保持されるようになっている。
すなわち、センサ11による位相φ1,φ2の測定を行ってLPF51に保持し、次に、MUX6およびDEMUX8を切り替えてセンサ12による位相φ1,φ2の測定を行ってLPF52に保持する。
再び、センサ11による位相φ1,φ2の測定を行う場合、LPF51は、前に保持した値から処理を再開する。これにより、全てのセンサ11〜1Nによる測定時間内に、それぞれのセンサ11〜1Nの測定が均等に行われることになる。
その結果、図7および図8に示すセンサ装置によれば、LPFのカットオフ周波数を低くしてSNRを改善することが可能になる。なお、N個のセンサを測定する場合、例えば、図3〜図6を参照して説明したものよりも、SNRを約N倍程度向上させることができる。
ところで、例えば、図8〜図10を参照して説明した変形例では、位相φ1およびφ2の切り替え時にスイッチ2(SW1)を切り替えるため、アンプ7の入力電圧が正負反転して大きく変化する。そのため、アンプ7としては、高速動作が可能なアンプを適用することになるが、このような高速動作が可能なアンプは、一般的に、SNRや消費電力の点で不利である。
そのため、アンプ7の入力電圧の変化を低減することが考えられる。図11および図12は、図8に示すセンサ装置における動作シーケンスの他の例を説明するための図である。ここで、図11は、処理の流れに注目して描いたものであり、図12は、処理のタイミングに注目して描いたものであり、これら図11および図12は、実質的に同様の処理を示す。
なお、図11および図12は、センサが3つ(11〜13)の場合を示すが、これは、説明を簡略化するための単なる例に過ぎない。また、図11および図12は、図7に示すセンサ装置に対しても同様に適用することができる。
図11に示されるように、まず、ステップSTP1において、MUX6により処理対象として選択されたセンサ11に対して処理回路(アンプ7およびA/Dコンバータ3)による処理を行う。
すなわち、ステップSTP11において、スイッチ2,4を非反転状態とした処理(図2(a)の位相φ1の処理)をセンサ11に対して行い、ステップSTP12に進む。ステップSTP12では、DEMUX8により、MUX6で選択した処理対象となるセンサ11に対応するLPF51を選択し、その選択されたLPF51にセンサ11の測定結果の値を更新(格納)して保持する。
次に、ステップSTP2に進んで、MUX6により処理対象として選択されたセンサ12に対して、上述したステップSTP11およびSTP12に対応するステップSTP21およびSTP22の処理を行い、ステップSTP3に進む。すなわち、センサ12に対しても、スイッチ2,4を非反転状態とした処理を連続して行い、選択されたLPF52にセンサ12の測定結果の値を更新して保持する。
さらに、ステップSTP3に進んで、MUX6により処理対象として選択されたセンサ13に対して、上述したステップSTP11およびSTP12に対応するステップSTP31およびSTP32の処理を行い、ステップSTP0に進む。すなわち、センサ13に対しても、スイッチ2,4を非反転状態とした処理を連続して行い、選択されたLPF53にセンサ13の測定結果の値を更新して保持する。
ステップSTP0では、スイッチ2,4を正負反転し、ステップSTP1に戻って同様の処理を繰り返す。すなわち、スイッチ2,4を反転状態とした処理(図2(b)の位相φ2の処理)を行うようにする。
従って、図12から明らかなように、処理対象となる全てのセンサ11〜13に対して、スイッチ2,4を非反転状態とした処理を連続して行った後、スイッチ2,4を反転状態とした処理を連続して行い、それを交互に繰り返す。
このように、図11および図12に示す動作シーケンスによれば、ステップSTP0で非反転状態と反転状態を切り替える前後の処理だけ、処理対象となるセンサの出力を切り替えるため、例えば、アンプ7の入力電圧が大きく変化する。
従って、ステップSTP0でスイッチ2,4を切り替えるタイミングだけ待ち時間を余分に設定することにより、比較的動作速度が遅いアンプを適用することが可能になり、センサ装置の低廉化を図ることができる。
ここで、スイッチ2,4により非反転または反転とした状態で、複数の処理対象のセンサに対して所定の処理を連続的に行う場合、順番に選択される処理対象となるセンサの出力電圧の差は、小さい方が好ましい。
図13は、本実施例のセンサ装置におけるセンサの選択順序を説明するための図である。ここで、図13(a)は、16個のセンサが直線状に並べられている場合を示し、図13(b)および図13(c)は、16個のセンサが平面状に並べられている場合を示す。
図13(a)に示されるように、センサが直線状に並べられている場合、マルチプレクサ6は、S1→S2→S3→…→S16というように、直線において隣接するセンサを順に選択する。なお、例えば、S16→S15→S14→…→S1というように、直線において隣接するセンサを順に選択することもできる。
次に、図13(b)に示されるように、センサが平面状に並べられている場合、マルチプレクサ6は、左上のセンサS1から右上のセンサS16に向かって矩形状に、隣接するセンサを順に選択する。なお、例えば、右上のセンサS16から左上のセンサS1に向かって矩形状に、隣接するセンサを順に選択してもよい。
さらに、図13(c)に示されるように、センサが平面状に並べられている場合、マルチプレクサ6は、内側のセンサS1から外側のセンサS16に向かって渦巻き状に、隣接するセンサを順に選択する。なお、例えば、外側のセンサS16から内側のセンサS1に向かって渦巻き状に、隣接するセンサを順に選択することもできる。
このように、マルチプレクサ6は、センサの出力変化が少ないと考えられる隣接するセンサを順に選択することで、後段のアンプ7またはA/Dコンバータ3における入力電圧の変化を小さくするようになっている。
ここで、マルチプレクサ6により順次選択するセンサは、必ずしも隣接(直接接触)するセンサに限定されるものではなく、例えば、近接(近くに存在)するセンサであれば、センサの切り替わりにおける後段のアンプ等の入力電圧の変化を小さくすることができる。
図14は、センサ装置の他の実施例を示すブロック図である。図14と前述した図7との比較から明らかなように、本実施例では、マルチプレクサ6の出力は、直接A/Dコンバータ3に入力され、センサ用電源300と各センサ11〜1Nの間にスイッチ200(SW1:第1極性切り替え回路)が設けられている。
ここで、各センサ11〜1Nは、センサ用電源300からの電圧極性に従って異なる極性の信号を出力する。すなわち、センサ11〜1Nは、そのセンサに流す電流方向を切り替えることによって、出力する信号の極性が切り替わるようになっている。
従って、図14に示す実施例は、スイッチ200でセンサ11〜1Nに印加する電圧の極性を切り替えることにより、図7の実施例におけるスイッチ2と同様の機能を果たすようになっている。
なお、図14に示す実施例において、A/Dコンバータ3の前段にアンプ7を設け、或いは、マルチプレクサ6によるセンサの選択を図9および図10,または,図11および図12のように制御することができるのはいうまでもない。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のセンサの出力を処理するセンサ装置であって、
前記複数のセンサに対応する複数のローパスフィルタと、
前記複数のセンサから処理対象となるセンサを選択する第1選択回路と、
前記処理対象となるセンサの出力の極性を切り替える第1極性切り替え回路と、
前記処理対象となるセンサの出力に対して所定の処理を行う処理回路と、
前記処理回路の出力の極性を切り替える第2極性切り替え回路と、
前記第2極性切り替え回路の出力を受け取るように、前記複数のローパスフィルタから前記処理対象となるセンサに対応するローパスフィルタを選択する第2選択回路と、
前記第1選択回路、前記第1極性切り替え回路、前記処理回路、前記第2極性切り替え回路、および、前記第2選択回路を制御する制御回路と、
を有することを特徴とするセンサ装置。
(付記2)
前記第1極性切り替え回路は、前記第1選択回路と前記処理回路の間に設けられ、前記第1選択回路により選択された前記処理対象となるセンサの出力の極性を切り替える、
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
(付記3)
前記センサは、センサ用電源により印加される電圧の極性に従って異なる極性の信号を出力し、
前記第1極性切り替え回路は、前記センサ用電源と前記センサの間に設けられ、前記センサ用電源からの電圧の極性を切り替えることで前記処理対象となるセンサの出力の極性を切り替える、
ことを特徴とする付記1に記載のセンサ装置。
(付記4)
前記制御回路は、前記処理対象となるセンサの出力の極性が、交互に第1極性および該第1極性とは異なる第2極性となるように、前記第1極性切り替え回路を制御する、
ことを特徴とする付記2または付記3に記載のセンサ装置。
(付記5)
前記制御回路は、前記処理対象となるセンサの出力の極性が、連続して第1極性となり、その後、連続して前記第1極性とは異なる第2極性となるように、前記第1極性切り替え回路を制御する、
ことを特徴とする付記2または付記3に記載のセンサ装置。
(付記6)
前記制御回路は、前記複数のセンサから前記処理対象となるセンサが順番に近接または隣接して選択されるように、前記第1選択回路を制御する、
ことを特徴とする付記5に記載のセンサ装置。
(付記7)
前記処理回路は、アナログ・デジタル変換器を含む、
ことを特徴とする付記1乃至付記6のいずれか1項に記載のセンサ装置。
(付記8)
前記処理回路は、前記アナログ・デジタル変換器の前段に設けられた増幅回路を含む、
ことを特徴とする付記7に記載のセンサ装置。
(付記9)
前記複数のセンサをさらに有する、
ことを特徴とする付記1乃至付記8のいずれか1項に記載のセンサ装置。
(付記10)
複数のセンサに対応する複数のローパスフィルタを有するセンサ装置の制御方法であって、
前記複数のセンサから処理対象となるセンサを選択し、
前記処理対象となるセンサの出力に対して所定の処理を行い、
前記所定の処理が行われた前記処理対象となるセンサの処理結果出力を、前記処理対象となるセンサに対応する、前記複数のローパスフィルタから選択されたローパスフィルタに入力して更新および保持する、
ことを有することを特徴とするセンサ装置の制御方法。
(付記11)
前記所定の処理は、前記処理対象となるセンサの第1極性の出力に対する第1処理、および、前記処理対象となるセンサの前記第1極性とは異なる第2極性の出力に対する第2処理を含む、
ことを有することを特徴とする付記10に記載のセンサ装置の制御方法。
(付記12)
前記処理対象となるセンサの選択は、前記処理対象となるセンサの前記第1処理と前記第2処理を行った後、次のセンサを前記処理対象となるセンサとして順番に選択する、
ことを特徴とする付記11に記載のセンサ装置の制御方法。
(付記13)
前記処理対象となるセンサの選択は、複数のセンサに対して、前記第1処理を順番に行った後、前記第2処理を順番に行うように選択する、
ことを特徴とする付記11に記載のセンサ装置の制御方法。
(付記14)
前記処理対象となるセンサの選択は、前記複数のセンサから前記処理対象となるセンサが順番に近接または隣接するように選択する、
ことを特徴とする付記13に記載のセンサ装置の制御方法。
(付記15)
前記所定の処理は、アナログ・デジタル変換処理を含む、
ことを特徴とする付記10乃至付記14のいずれか1項に記載のセンサ装置の制御方法。
11〜1N,101,111〜11N,S1〜S16 センサ
2,102 スイッチ(SW1:第1極性切り替え回路)
3,103 A/Dコンバータ
4,104 スイッチ(SW2:第2極性切り替え回路)
51〜5N,105,151〜15N,L1〜L3 ローパスフィルタ(LPF)
6 マルチプレクサ(MUX:第1選択回路)
7,107 アンプ
8 デマルチプレクサ(DEMUX:第2選択回路)
9 制御回路
200 スイッチ(SW1:第1極性切り替え回路)
300 センサ用電源

Claims (8)

  1. 隣接して並べられた複数のセンサの出力を処理するセンサ装置であって、
    前記複数のセンサに対応する複数のローパスフィルタと、
    前記複数のセンサから処理対象となるセンサを選択する第1選択回路と、
    前記処理対象となるセンサの出力の極性を切り替える第1極性切り替え回路と、
    前記処理対象となるセンサの出力に対して所定の処理を行う処理回路と、
    前記処理回路の出力の極性を切り替える第2極性切り替え回路と、
    前記第2極性切り替え回路の出力を受け取るように、前記複数のローパスフィルタから前記処理対象となるセンサに対応するローパスフィルタを選択する第2選択回路と、
    前記第1選択回路、前記第1極性切り替え回路、前記処理回路、前記第2極性切り替え回路、および、前記第2選択回路を制御する制御回路と、を有し、
    前記制御回路は、前記第1極性切り替え回路を制御して前記処理対象となるセンサの出力の極性が第1極性となるようにし、続いて前記第1および第2選択回路並びに前記処理回路を制御して前記隣接して並べられた複数のセンサを順次選択して前記所定の処理を行い、続いて前記第1極性切り替え回路を制御して前記処理対象となるセンサの出力の極性が前記第1極性と異なる第2極性となるようにし、続いて前記第1および第2選択回路並びに前記処理回路を制御して前記隣接して並べられた複数のセンサを再度順次選択して前記所定の処理を行う、
    ことを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記第1極性切り替え回路は、前記第1選択回路と前記処理回路の間に設けられ、前記第1選択回路により選択された前記処理対象となるセンサの出力の極性を切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記センサは、センサ用電源により印加される電圧の極性に従って異なる極性の信号を出力し、
    前記第1極性切り替え回路は、前記センサ用電源と前記センサの間に設けられ、前記センサ用電源からの電圧の極性を切り替えることで前記処理対象となるセンサの出力の極性を切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  4. 前記処理回路は、アナログ・デジタル変換器を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  5. 前記処理回路は、前記処理対象となるセンサの出力を増幅する増幅回路を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  6. 隣接して並べられた複数のセンサに対応する複数のローパスフィルタを有するセンサ装置の制御方法であって、
    前記隣接して並べられた複数のセンサから処理対象となるセンサを順次選択し、前記順次選択された処理対象となるセンサの第1極性の出力に対して順次第1処理を行い、
    続いて前記隣接して並べられた複数のセンサから処理対象となるセンサを再度順次選択し、前記再度順次選択された処理対象となるセンサの前記第1極性と異なる第2極性の出力に対して順次第2処理を行い、
    前記第1または第2処理が行われた前記処理対象となるセンサの処理結果出力を、前記処理対象となるセンサに対応する、前記複数のローパスフィルタから順次選択されたローパスフィルタに順次入力して更新および保持する、
    ことを有することを特徴とするセンサ装置の制御方法。
  7. 前記第1および第2処理は、アナログ・デジタル変換処理を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のセンサ装置の制御方法。
  8. 前記第1および第2処理は、前記処理対象となるセンサの第1極性および第2極性の出力を増幅する増幅処理を含む、
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のセンサ装置の制御方法。
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