以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置が接続される通信ネットワークの一例を示すネットワーク構成図である。
図1に示すように、本発明に係る画像形成装置の一例である複合機1は、電話回線網95、LAN(Local Area Network)97、及びインターネット99に接続されている。複合機1は、電話回線網95を介してファクシミリ装置EFとの間でファクシミリ通信を行う。また、複合機1は、LAN97を介してパーソナルコンピューター等のコンピューターECとの間でネットワーク通信を行う。
また、複合機1は、インターネット99を介して、例えばグーグル(google)やヤフー(yahoo)等の検索サーバーESにインターネット上のホームページの検索を要求し、当該要求に応答して検索されたホームページの一覧を受信するネットワーク通信を行う。
複合機1においては、後述する液晶ディスプレイPに情報を表示するときの言語として複数(例えば、n個)の言語が予め定められている。そして、当該複数の言語のそれぞれに対応付けて、各言語によって情報が掲載されているホームページを検索することができる検索サーバーESとしての言語対応サーバーAS1〜ASnが予め定められている。また、この複数の言語対応サーバーAS1〜ASnのうち、液晶ディスプレイPへの情報の表示に現在用いている言語に対応付けられた言語対応サーバーが、主として利用する指定サーバーMSとして設定されている。
例えば、図1に示すように、複合機1では、液晶ディスプレイPに情報を表示するときの言語として定められた複数の言語の中に日本語及び英語が含まれている。そして、日本語に対応付けて言語対応サーバーAS1が定められ、英語に対応付けて言語対応サーバーASnが定められている。また、液晶ディスプレイPへの情報の表示に現在用いている日本語に対応付けられた言語対応サーバーAS1が、主として利用する指定サーバーMSとして設定されている。
このようにして、複合機1と指定サーバーMSとを備えた情報検索システム(ロゴ画像取得システム)SYSが構成されている。尚、情報検索システムSYSは、上記構成に限らず、指定サーバーMSがインターネット99及びLAN97に接続され、LAN97を介して複合機1に接続されている構成であってもよい。
また、複合機1においては、ユーザーによって入力されたネットワークアドレス情報に対応する、言語対応サーバーAS1〜ASn以外の検索サーバーESxに対しても、インターネット上のホームページの検索を要求することは可能になっている。
図2は、複合機1の概略構造図である。図2に示すように、複合機1は、原稿読取部5と、原稿給送部6と、本体部8と、操作部7と、を備えている。
原稿読取部5は、本体部8の上部に配設されている。原稿読取部5は、露光ランプ及びCCD(Charge Coupled Device)等からなるスキャナー部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53と、を備えている。
スキャナー部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述の制御部10へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを後述の制御部10へ出力する。
原稿給送部6は、原稿読取部5の上方に配設されている。原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出する原稿搬送機構63と、を備えている。
本体部8は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461又は手差しトレイ462から用紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部4へ搬送する給紙ローラー412と、搬出されてきた用紙に画像を形成する画像形成部4と、画像が形成された用紙が排出されるスタックトレイ47及び排出トレイ48と、を備えている。
画像形成部4は、用紙搬送部41と、光走査装置42と、感光体ドラム43と、現像部44と、転写部45と、定着部46と、を備えている。
用紙搬送部41は、画像形成部4内の用紙搬送路中に設けられ、給紙ローラー412によって搬送されてきた用紙を感光体ドラム43に供給する搬送ローラー413や、用紙をスタックトレイ47まで搬送する搬送ローラー414や、用紙を排出トレイ48まで搬送する搬送ローラー415等を備えている。
光走査装置42は、制御部10に入力された画像データに基づいてレーザー光を出力する。光走査装置42は、このレーザー光によって感光体ドラム43を走査することで、感光体ドラム43上に静電潜像を形成する。
現像部44は、感光体ドラム43上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。転写部45は、感光体ドラム43上のトナー像を用紙に転写する。定着部46は、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる。
操作部7は、複合機1の正面部に設けられ、ユーザーによる種々の操作指示を入力可能に構成されている。図3は、操作部7の一例を示す説明図である。図3に示すように、操作部7には、タッチパネル装置71、インジケーター72a〜72f、入力キー73a〜73d、スイッチ74a〜74m、スタートキー75、ストップキー76、及びリセットキー77が設けられている。
タッチパネル装置71は、タッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ(表示部)Pを備えている。タッチパネル装置71は、このタッチパネル機能によって、液晶ディスプレイPに表示されたソフトキーがユーザーによって触れられたときには、そのソフトキーの押下操作の指示を受け付ける。
インジケーター72a〜72fは、発光ダイオードなどからなり、点滅或いは点灯/消灯することによって、複合機1の状態を示す。例えば、インジケーター72aは印刷中に点滅し、インジケーター72bは外部にデータを送信中に点滅し、インジケーター72cは外部からデータを受信中に点滅する。インジケーター72dは複合機1内に備えられたハードディスクやメモリー等に記憶されているデータにアクセス中に点滅する。インジケーター72eは異常が発生した場合に点灯又は点滅する。インジケーター72fは複合機1に電源が投入されているときに点灯する。
入力キー73a〜73dは、数字や記号を入力したり、入力済みの文字列を消去又は確定するために設けられている。例えば、入力キー73aは、所謂置数キー群であり、数字や記号を入力するために設けられている。入力キー73bは、所謂クリアキーであり、入力済みの文字列を消去するために設けられている。入力キー73cは、所謂短縮キーであり、予めメモリー等に記憶済みの文字列を読み出して入力するために設けられている。入力キー73dは、所謂エンターキー(リターンキー)であり、文字列の入力指示やソフトキーの選択指示等を確定するために設けられている。
スイッチ74a〜74mは、複合機1に備えられた各機能を切り替えるスイッチである。例えば、代表的なものとして、スイッチ74aは、複合機1の動作全般に関わる初期設定を行うためのシステムメニュー機能に切り替えて、ユーザーに初期設定の設定操作を行わせるための操作画面を、液晶ディスプレイPに表示するスイッチである。スイッチ74jは、スキャナー部51で読み取られた画像データを用いて印刷するコピー機能に切り替え、コピー機能に関わる設定内容をユーザーに設定操作させるための操作画面を、液晶ディスプレイPに表示するスイッチである。
スタートキー75は、各種機能の動作を開始するために設けられている。ストップキー76は、各種機能の動作を停止するために設けられている。リセットキー77は、各種機能の設定内容を初期状態に戻すために設けられている。
図4は、複合機1の電気的構成の一例を示すブロック図である。複合機1は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部4、操作部7、制御部10、通信部9、自局名称記憶部31、自局番号記憶部32、ロゴ画像記憶部33、及び検索サーバー記憶部34等の各部が相互に通信可能なように接続されている。以下、図1乃至図3と同じ符号を付した部分については、特筆しない限り、説明を省略する。
通信部9は、ファクシミリ通信部91と、ネットワーク通信部93と、を備えている。ファクシミリ通信部91は、電話回線網95に接続されている。
ファクシミリ通信部91は、相手先のファクシミリ装置EFとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)及びファクシミリ通信用の信号を変復調する変復調回路を備えている。ファクシミリ通信部91は、原稿読取部5によって読み取られた画像データを、電話回線網95を介して他のファクシミリ装置EFへ送信したり、他のファクシミリ装置EFから送信されてきた画像データを受信する。
ネットワーク通信部93は、LAN(Local Area Network)97やインターネット99等のネットワークに接続されている。ネットワーク通信部93は、LAN97に接続されたパソコン等のコンピューターECやインターネット99に接続された検索サーバーESとの間で通信を実行するための通信インターフェイス回路である。
ネットワーク通信部93は、原稿読取部5によって読み取られた画像データを、LAN97を介して外部のコンピューターECへ送信したり、外部のコンピューターECから送信されてきた画像データを受信する。
また、ネットワーク通信部93は、操作部7等を用いて入力された検索キーワードを含むインターネット上のホームページを検索するよう、インターネット99を介して検索サーバーESに要求し、当該要求に応答して検索サーバーESから返信された検索結果であるホームページの一覧を受信する。
自局名称記憶部31は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置によって構成されている。自局名称記憶部31には、ファクシミリ通信部91によるファクシミリ通信に用いる、例えば、当該複合機1が配置されている会社の名称等の自局の名称(以下、自局名称と称す)が記憶されている。
自局番号記憶部32は、例えば、HDD等の記憶装置によって構成されている。自局番号記憶部32には、ファクシミリ通信部91によるファクシミリ通信に用いる自局の番号(以下、自局番号と称す)が記憶されている。
ロゴ画像記憶部33は、例えば、HDD等の記憶装置によって構成されている。ロゴ画像記憶部33には、会社や商品等のロゴを表す画像であるロゴ画像が記憶される。
検索サーバー記憶部34は、例えば、HDD等の記憶装置によって構成されている。検索サーバー記憶部34には、液晶ディスプレイPに情報を表示するときの言語として予め定められた複数(例えば、n個)の言語のそれぞれに対応付けて、言語対応サーバーAS1〜ASn(図1)の検索用のホームページにアクセスするためのURL等のネットワークアドレス情報が記憶されている。以下、説明の便宜上、言語対応サーバーAS1〜ASnの検索用のホームページにアクセスするためのネットワークアドレス情報のことを、言語対応サーバーAS1〜ASnと称す。
制御部10は、例えば、所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)やデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等のメモリー、画像処理等の所定の処理を高速処理可能に構成された専用ハードウェアであるASIC(Application Specific Integrated Circuits)、及び、これらの周辺回路等を備えている。制御部10は、ROM等に記憶された制御プログラムをCPUによって実行することによって各種処理を実行し、複合機1内の各部の動作を制御させる。これによって、制御部10は、複合機1に備えられた複数の機能をそれぞれ実行する。
制御部10は、複数の機能を実行する処理部として、本実施形態では、特に、検索実行部11、ロゴ画像取得部12、言語受付部13、指定サーバー設定部14、ロゴ画像選択案内部15、ロゴ画像記憶制御部16、及びロゴスタンプ処理部17を構成する。
検索実行部11は、自局名称記憶部31に記憶されている自局名称が掲載されたホームページを検索することを、予め設定されている指定サーバーMS(図1)に要求するとともに、当該要求に応答して指定サーバーMSによって検索されたホームページの一覧である検索結果一覧を受信するネットワーク通信をネットワーク通信部93によって行わせる検索処理を実行する。
図5は、検索実行部11によって実行される検索処理の一例を示す説明図である。具体的には、例えば図5に示すように、検索実行部11は、検索処理を開始すると、先ずホームページを閲覧するためのウェブブラウザBを起動して、ウェブブラウザBによって指定サーバーMSの検索用のホームページを表示させる。尚、指定サーバーMSの検索用のホームページにアクセスするためのネットワークアドレス情報は、予めRAM等に記憶されている。
そして、検索実行部11は、例えばウェブブラウザBによってスクリプトを実行させる等して、指定サーバーMSの検索用のホームページの検索キーワードの入力欄DA1に自局名称記憶部31に記憶されている自局名称(図5において「A株式会社」)を入力する。
そして、検索実行部11は、例えばウェブブラウザBによってスクリプトを実行させる等して、指定サーバーMSに検索の実行を要求するための検索実行キーSK1を押下操作した状態にする。これによって、検索実行部11は、検索キーワードの入力欄DA1に自動的に入力された自局名称を検索キーワードとして、自局名称が掲載されたホームページを検索することを指定サーバーMSに要求する。
そして、当該要求に応答して指定サーバーMSによって検索された、自局名称が掲載されたホームページのネットワークアドレス情報の一覧である検索結果一覧が、ネットワーク通信部93を介して受信されて、ウェブブラウザBによって取得される。これによって、検索実行部11は、検索処理を終了する。
図4に戻り、ロゴ画像取得部12は、検索実行部11による検索処理によって受信された検索結果一覧に含まれるホームページのうちの先頭のホームページにアクセスし、当該アクセスしたホームページに掲載されている画像の中から、ロゴ画像を取得する。
具体的には、ロゴ画像取得部12は、例えば、ウェブブラウザBによって、予め組みこまれたプログラムを実行させる等して、検索処理によって取得した検索結果一覧のうちの先頭のネットワークアドレス情報に対応するホームページにアクセスさせ、そのホームページのソースコードを取得させる。
そして、ロゴ画像取得部12は、ウェブブラウザBによって取得されたホームページのソースコードの中から、例えば、「<link rel="shortcut icon" href="../favicon.ico">」の記載によって指定されている所謂ファビコン(お気に入りアイコン)のネットワークアドレス情報(上記において、../favicon.ico)や、「<img src="../logo/logox.gif"」の記載によって指定されている画像のネットワークアドレス情報(上記において、../logo/logox.gif)のうち、"logo"という文字列が含まれているネットワークアドレス情報を取得する。そして、ロゴ画像取得部12は、例えば、ウェブブラウザBによって、予め組みこまれたプログラムを実行させる等して、当該取得したネットワークアドレス情報に対応する画像をダウンロードさせ、当該ダウンロードさせた画像をロゴ画像として取得する。
尚、ロゴ画像取得部12が、ウェブブラウザBによって取得されたホームページのソースコードの中からロゴ画像を取得する方法を、これに限定する趣旨ではない。例えば、「<img src="../logo/logox.gif"」の記載によって指定されている画像のネットワークアドレス情報(上記において、../logo/logox.gif)のうち、特定の拡張子(例えば、"gif")が含まれているネットワークアドレス情報を取得し、当該取得したネットワークアドレス情報に対応する画像をロゴ画像として取得する等の方法であってもよい。
また、例えば、「<img src="../logo/logox.gif" width="300" height="150">」の記載によって指定されている画像のネットワークアドレス情報(上記において、../logo/logox.gif)のうち、指定された画像のサイズ(上記において、width="300" height="150")がロゴ画像のサイズとして予め設定されたサイズよりも小さい、或いは、予め設定された範囲内のサイズの画像に対応するネットワークアドレス情報を取得し、当該取得したネットワークアドレス情報に対応する画像をロゴ画像として取得する等の方法であってもよい。
図4に戻り、言語受付部13は、液晶ディスプレイPに表示可能な予め定められた複数の言語(例えば、日本語、英語、韓国語等)の中から、液晶ディスプレイPに情報を表示するときの言語の選択指示を受け付ける。
図6は、言語の選択指示を入力する画面の一例を示す説明図である。具体的には、言語受付部13は、例えば図6に示すように、液晶ディスプレイPに情報を表示するときの言語を選択させるための言語選択画面W1を液晶ディスプレイPに表示させる。
言語選択画面W1には、液晶ディスプレイPに表示可能な予め定められた複数の言語にそれぞれ対応するソフトキーL1〜L4と、OKキーSK2と、が表示される。
言語選択画面W1において、ユーザーによってソフトキーL1〜L4のうちの何れか(例えばソフトキーL1)が押下された状態で、OKキーSK2が押下されると、言語受付部13は、当該押下された状態のソフトキー(例えばソフトキーL1)に対応する言語(例えば日本語)の選択指示を受け付ける。
図4に戻り、指定サーバー設定部14は、言語受付部13によって言語の選択指示が受け付けられると、検索サーバー記憶部34に記憶されている言語対応サーバーAS1〜ASnのうち、当該選択指示に対応する言語に対応付けられた言語対応サーバーを、指定サーバーMS(図1)として設定する。
具体的には、例えば、言語受付部13によって日本語の選択指示が受け付けられると、指定サーバー設定部14は、検索サーバー記憶部34において、日本語に対応付けて記憶されている言語対応サーバーの検索用のホームページにアクセスするためのネットワークアドレス情報を、指定サーバーMSの検索用のホームページにアクセスするためのネットワークアドレス情報として、RAM等に記憶する。
ロゴ画像選択案内部15は、ロゴ画像取得部12によって複数のロゴ画像が取得された場合に、当該取得された複数のロゴ画像のうちの何れかを選択するように案内する。
ロゴ画像記憶制御部16は、ロゴ画像取得部12によって取得されたロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶する。ロゴ画像取得部12によって複数のロゴ画像が取得された場合には、ロゴ画像記憶制御部16は、ロゴ画像選択案内部15によって上記の案内をさせる処理を実行し、当該案内に従って選択されたロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶する。
図7は、ロゴ画像の選択を案内する画面の一例を示す説明図である。具体的には、ロゴ画像取得部12によって複数のロゴ画像が取得された場合、ロゴ画像選択案内部15は、ロゴ画像記憶制御部16からの指示に従って、ロゴ画像取得部12によって取得された複数のロゴ画像のうちの何れかを選択するように案内する処理を開始し、例えば図7に示すように、ロゴ画像選択画面W2を液晶ディスプレイPに表示させる。
ロゴ画像選択画面W2には、ロゴ画像取得部12によって取得されたロゴ画像がそれぞれ表示されたソフトキーD1〜D4と、OKキーSK3と、キャンセルキーSK4が表示される。
そして、ロゴ画像選択画面W2において、ユーザーによってソフトキーD1〜D4のうちの何れか(例えばソフトキーD1)が押下された状態で、OKキーSK3が押下されると、ロゴ画像記憶制御部16は、当該押下された状態のソフトキー(例えばソフトキーD1)に対応するロゴ画像が選択されたものとして、当該選択されたロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶し、ロゴ画像選択画面W2を非表示にする。
一方、ロゴ画像選択画面W2において、ユーザーによってソフトキーD1〜D4のうちの何れも押下されていない状態でOKキーSK3が押下された場合、又は、キャンセルキーSK4が押下された場合は、ロゴ画像記憶制御部16は、ロゴ画像が選択されなかったものとして、そのままロゴ画像選択画面W2を非表示にする。
図4に戻り、ロゴスタンプ処理部17は、画像形成部4によって形成される対象の画像に、ロゴ画像記憶部33に記憶されているロゴ画像を重畳する処理であるロゴスタンプ処理を行う。
図8は、ロゴスタンプ処理された画像の一例を示す説明図である。具体的には、例えば、ユーザーによってスイッチ74j(図2)が押下されると、コピー機能に関わる設定内容をユーザーに設定操作させるための操作画面が液晶ディスプレイPに表示される。そして、当該操作画面においてロゴスタンプ処理を行う設定操作が行われた状態で、スタートキー75が押下され、コピー機能の動作が開始されると、ロゴスタンプ処理部17は、ロゴスタンプ処理を開始する。
そして、ロゴスタンプ処理部17は、例えば図8に示すように、スキャナー部51によって読み取られた画像データに対応する画像PRの所定の位置(図8において右下隅)に、ロゴ画像記憶部33に記憶されているロゴ画像G1を重畳する画像の合成処理を行い、当該合成処理後の画像に対応する画像データを画像形成部4に向けて出力する。これによって、ロゴスタンプ処理部17は、ロゴスタンプ処理を終了する。
尚、ロゴ画像を重畳する所定の位置は、例えば、システムメニュー機能で設定可能な設定操作の一部として、ユーザーによって設定操作され、RAM等に記憶されている。
次に、図9及び図10を用いて、ロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶する動作について説明する。図9は、ロゴ画像を記憶する動作の前半の一例を示すフローチャートである。図10は、ロゴ画像を記憶する動作の後半の一例を示すフローチャートである。
例えば図9に示すように、言語受付部13によって言語(例えば、日本語)の選択指示が受け付けられると(S1;YES)、指定サーバー設定部14は、検索サーバー記憶部34から、当該選択指示に対応する言語(例えば、日本語)に対応付けられた言語対応サーバー(例えば、図1において言語対応サーバーAS1)の検索用のホームページにアクセスするためのネットワークアドレス情報を読み出して取得する(S2)。そして、指定サーバー設定部14は、当該ステップS2で取得したネットワークアドレス情報を、指定サーバーMSの検索用のホームページにアクセスするためのネットワークアドレス情報として、RAM等に記憶する(S3)。
その後、例えば液晶ディスプレイPに表示されたソフトキーが押下される等して、ロゴ画像を記憶する動作の開始指示が制御部10によって受け付けられると(S4;YES)、例えば図10に示すように、検索実行部11は、自局名称記憶部31に記憶されている自局名称を読み出す(S5)。
そして、検索実行部11は、RAM等に記憶されているネットワークアドレス情報に対応する指定サーバーMSに、ステップS5で読み出した自局名称が掲載されたホームページを検索することを要求する(S6、検索処理)。そして、検索実行部11は、ネットワーク通信部93を介して、ステップS6における要求に応答して指定サーバーMSによって検索されたホームページの一覧である検索結果一覧を受信する(S7、検索処理)。そして、ロゴ画像取得部12は、ステップS7で受信された検索結果一覧に含まれるホームページのうちの先頭のホームページにアクセスし、当該アクセスしたホームページに掲載されているロゴ画像を取得する(S8)。
そして、ステップS8においてロゴ画像が複数取得された場合(S9;複数取得)、ロゴ画像記憶制御部16は、ロゴ画像選択案内部15によって、ロゴ画像取得部12によって取得された複数のロゴ画像のうちの何れかを選択する画面(例えば、図7に示すロゴ画像選択画面W2)を液晶ディスプレイPに表示させる(S10)。そして、ステップS10で表示された画面(例えば、図7に示すロゴ画像選択画面W2)において、何れかのロゴ画像が選択されると(S11;YES)、ロゴ画像記憶制御部16は、当該選択されたロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶し(S12)、ステップS10で表示された画面(例えば、図7に示すロゴ画像選択画面W2)を非表示にする(S13)。
一方、ステップS10で表示された画面(例えば、図7に示すロゴ画像選択画面W2)において、ロゴ画像が何れも選択されないまま画面を非表示にする操作(例えば、図7に示すロゴ画像選択画面W2におけるキャンセルキーSK4の押下操作)が行われる等して、何れのロゴ画像も選択されなかった場合(S11;NO)、ロゴ画像記憶制御部16は、そのままステップS10で表示された画面(例えば、図7に示すロゴ画像選択画面W2)を非表示にする(S13)。
また、ステップS8においてロゴ画像が1つだけ取得された場合は(S9;1つ取得)、ロゴ画像記憶制御部16は、当該取得されたロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶する(S14)。また、ステップS8においてロゴ画像が1つも取得されなかった場合は(S9;NO)、ロゴ画像記憶制御部16は、そのまま動作を終了する。
このように、上記実施形態の構成によれば、指定サーバーMSから受信した自局名称が掲載されたホームページの一覧から、ロゴ画像取得部12によってロゴ画像が取得され、当該取得されたロゴ画像が、ロゴ画像記憶制御部16によってロゴ画像記憶部33に記憶される。つまり、自局名称記憶部31に記憶された自局名称が掲載されているホームページから、自局に関連するロゴ画像を自動的に取得してロゴ画像記憶部33に記憶することができる。このため、ユーザーがロゴスタンプ処理に用いるロゴ画像を編集する作業を行って、当該ロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶する場合に比して、ロゴスタンプ処理に用いるロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶する手間を軽減することができる。
また、検索サーバーは、通常、国毎に設けられており、対応する言語に応じたホームページを主な検索対象としていることが多い。そのため、例えば、ユーザーによって選択された言語が選択前とは異なった場合に、指定サーバーMSの設定を変更しないときは、検索結果の一覧に、選択前の言語によって情報が掲載されているホームページが含まれていても、選択後の言語によって情報が掲載されているホームページが含まれていない虞がある。このため、検索結果の一覧に含まれるホームページから取得されるロゴ画像は、選択後の言語が使用されている国で使用されるロゴ画像とは異なる虞がある。
これに対して、上記実施形態の構成によれば、ユーザーによって選択された言語が選択前とは異なった場合に、指定サーバーMSが、選択後の言語によって情報が掲載されているホームページを検索することができる言語対応サーバーに設定される。このため、指定サーバーMSから返信される検索結果の一覧に、選択後の言語によって情報が掲載されているホームページが存在する可能性が高まる。したがって、検索結果の一覧に含まれるホームページから取得されるロゴ画像が、選択後の言語が使用されている国で使用されるロゴ画像である可能性が高まる。
また、上記実施形態の構成によれば、ロゴ画像取得部12によって複数のロゴ画像が取得された場合は、ロゴ画像選択案内部15によって、複数のロゴ画像のうちの何れかを選択するように案内されるので、ユーザーは、当該案内に従って、複数のロゴ画像の中から所望のロゴ画像を選択する操作を迅速に実施することができる。そして、当該選択する操作という簡便な操作で所望のロゴ画像を記憶することができる。したがって、ロゴ画像取得部12によって複数のロゴ画像が取得された場合であっても、効率よく所望のロゴ画像を記憶することができる。
また、一般的に、検索サーバーESの検索結果一覧に含まれるホームページのうち、先頭のホームページは、検索キーワードが掲載されている可能性が最も高いホームページになっている。この構成によれば、指定サーバーMSによる検索結果一覧に含まれるホームページのうち、自局名称が掲載されている可能性が最も高い先頭のホームページからロゴ画像が取得される。したがって、取得されるロゴ画像が自局に関連するロゴ画像である可能性が高まる。
尚、上記実施形態において図1乃至図10に示した構成は単なる一例に過ぎず、本発明を当該実施形態に限定する趣旨ではない。
例えば、ステップS8(図10)において、ロゴ画像取得部12は、検索結果一覧に含まれるホームページのうちの先頭のホームページからロゴ画像を取得するように構成していたが、これに代えて、検索結果一覧に含まれるホームページのうち、所定の複数件数分のホームページにアクセスし、当該アクセスしたホームページに掲載されている画像の中から、ロゴ画像を取得するように構成してもよい。
また、検索実行部11は、検索処理において、自局名称記憶部31に記憶されている自局名称だけでなく、自局番号記憶部32に記憶されている自局番号も読み出して、当該読み出した自局名称及び自局番号がともに掲載されたホームページを検索することを、指定サーバーMSに要求するように構成してもよい。
具体的には、例えば、検索実行部11は、ステップS5(図10)において、自局名称記憶部31に記憶されている自局名称だけでなく、自局番号記憶部32に記憶されている自局番号を読み出すように構成してもよい。
そして、検索実行部11は、ステップS6(図10)において、例えばウェブブラウザBによってスクリプトを実行させる等して、指定サーバーMSの検索用のホームページの検索キーワードの入力欄(例えば、図5において検索キーワードの入力欄DA1)に、自動的に、ステップS5で読み出した自局名称を入力し、続いて「AND」と入力し、そして、ステップS5で読み出した自局番号を入力するように構成してもよい。
そして、検索実行部11は、例えばウェブブラウザBによってスクリプトを実行させる等して、検索の実行を要求するボタン(例えば、図5において検索実行キーSK1)を押下操作した状態にして、自局名称及び自局番号がともに掲載されたホームページを検索することを、指定サーバーMSに要求するように構成してもよい。
この構成によれば、自局名称と自局番号とがともに掲載されたホームページの一覧からロゴ画像が取得される。したがって、自局名称と自局番号とがともに掲載されたホームページは、自局名称が掲載されているが自局番号が掲載されていないホームページに比して、自局に関連する情報が掲載されている可能性が高いため、取得されるロゴ画像が、自局に関連するロゴ画像である可能性が高まる。
また、ロゴ画像記憶制御部16は、ステップS9(図10)において、ステップS8(図10)で取得されたロゴ画像が1つだけであった場合にも(S9;1つ取得)、ステップS10を実行して、ロゴ画像選択案内部15によって、ロゴ画像取得部12によって取得された1つのロゴ画像を選択する画面(例えば、図7に示すロゴ画像選択画面W2)を液晶ディスプレイPに表示させるように構成してもよい。そして、当該1つのロゴ画像が選択された場合には、ステップS12を実行し、当該1つのロゴ画像が選択されないまま当該画面を非表示にする操作(例えば、図7に示すロゴ画像選択画面W2におけるキャンセルキーSK4の押下操作)が行われた場合には、ステップS13を実行するように構成してもよい。
また、制御部10が、ロゴ画像選択案内部15として機能しないように簡素化して構成してもよい。そして、これに合わせて、ステップS10〜S13(図10)を実行しないように構成し、ステップS8(図10)で複数のロゴ画像が取得されたときには(S9;複数取得)、当該取得された全てのロゴ画像をロゴ画像記憶部33に記憶するように構成してもよい。
また、検索サーバー記憶部34を備えず、制御部10が言語受付部13及び指定サーバー設定部14として機能しないように簡素化して構成してもよい。そして、これに合わせて、ステップS1〜S4(図9)を実行しないように構成してもよい。
また、複数の検索サーバーESを指定サーバーMSとして予め定めてもよい。これに合わせて、検索実行部11は、当該複数の検索サーバーESのそれぞれを指定サーバーMSとして用いる検索処理を連続して実行するように構成してもよい。また、これに合わせて、ロゴ画像取得部12は、当該連続して実行された検索処理によって受信された全ての検索結果一覧に含まれるホームページにアクセスし、当該アクセスしたホームページに掲載されている画像の中から、ロゴ画像を取得するように構成してもよい。
具体的には、例えば、検索実行部11は、ステップS5(図10)の実行後、指定サーバーMSとして予め定められた複数の検索サーバーESのうち、一つ目の検索サーバーESを指定サーバーMSとしてステップS6(図10)及びステップS7(図10)を実行し、続いて、二つ目の検索サーバーESを指定サーバーMSとしてステップS6及びステップS7を実行するように構成してもよい。このように、検索実行部11は、指定サーバーMSとして予め定められた複数の検索サーバーESに含まれる各検索サーバーESを指定サーバーMSとして、ステップS6及びステップS7を実行することを、連続して行うように構成してもよい。
そして、これに合わせて、ステップS8(図10)において、ロゴ画像取得部12は、連続して実行されたステップS7によって、各検索サーバーESから受信された検索結果一覧に含まれるホームページのうち、先頭のホームページ又は所定の複数件分のホームページに掲載されているロゴ画像を取得するように構成してもよい。
この構成によれば、複数の検索サーバーESによる検索結果を用いてロゴ画像が取得されるので、ロゴ画像が取得できない虞を軽減することができる。
また、上記実施形態の構成では、本発明に係る画像形成装置を複合機1に適用する例について説明したが、これに限らず、ファクシミリ通信及びネットワーク通信することが可能に構成されたスキャナー装置に適用してもよい。