JP5957362B2 - 発電スケジュール演算装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の発電設備(発電軸)を連携して運転する際に、需要側の要求電力に対しプラント設備状況を考慮した最適な発電電力を発電可能とする運転スケジュールを決定する発電スケジュール演算装置に関する。
複数の発電設備(発電軸)は1つの発電ユニットとして構成されるが、運転員数は数名程度に抑えられる傾向にある。特定規模電気事業者(以下、PPSという)への対応型発電ユニットは、各売電先顧客(以下、ユーザという)の要求電力の調整として、ユーザの状況により数時間先の予定済みの要求電力が時刻と共に変更される。
特許文献1には、発電設備を発電効率に従って、順位付けする発電端効率順位付け作成手段を有し、発電端効率順位作成手段が作成した発電端効率の順位とあらかじめ設定された発電設備の通常運転スケジュールに従って、発電設備の出力操作順位を決定することが開示されている。
発電設備は軸毎に安全運転継続・機器保全等を目的に定期検査・試運転等が行われる様な運用状況により、必ずしも全負荷で運転できる状況になっていない。
一方、電力需要は増大しており、可能な限りの電力が必要となっていることから、要求される送電電力に対し可能な限り高出力な発電をすることが重要となる。例えば、PPS対応型発電ユニットは、各売電先ユーザの要求電力に可能な限り対応するため、定期検査・試運転中も含めて要求される送電電力に対し送電電力を最適化することが望まれる。
特開2011−169234号公報
各発電軸の運転を行なうにあたり要求電力に見合う運転を行なうことは必要となり、各発電軸の運用状況を考慮した運転を優先させることが必須となる。要求電力を満足するために複数の発電軸の内いずれの発電軸において、どれくらいの送電電力を確保するかを迅速に決定すること、また、発電設備の運用状況、設備状況を考慮し最適な送電電力を確保するように全発電軸を対象にした複数の発電軸の発電ユニットを最適に運用することは容易ではなかった。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、複数の発電設備(発電軸)を連携して運転する際に、需要側の要求に対しプラント設備状況を考慮し最適な送電電力を送電可能とする運転スケジュールを決定することができる発電スケジュール演算装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の発電スケジュール演算装置は、ガスタービンおよび発電機を結合した発電設備を複数備える発電プラントにおける、各発電設備を独立して起動停止の運転スケジュールの演算をする発電スケジュール演算装置であり、需要者からの要求電力を満たす各発電装置への出力配分のスケジュールを司る括スケジュール演算手段と、各発電装置の運転スケジュールを演算する各軸スケジュール演算手段と、を有している。
統括スケジュール演算手段は、運転員が各発電設備の運転可否を含む設備状況を入力するための入力手段(例えば、入力画面112,113,114)と、要求電力に対する必要な発電装置数を算出する運転軸数算出手段と、運転軸数算出手段で決定した発電装置数に対し、需要者へ送電するための予定送電電力を演算する各軸予定送電電力演算手段(例えば、軸予定送電電力演算OPPS)と、予定送電電力に対し設備状況を考慮した運転順位を選択する運転順位算出手段と、各発電装置において、運転順位算出手段および入力手段で入力された入力情報に基づき需要者へ送電可能な電力を演算する各軸設定送電電力演算手段(例えば、軸設定送電電力演算PE)と、を有している。
入力手段は、各発電装置の運転可否を選択する第1の項目(例えば、運転可否選択1901)と、発電プラント全体として、手動入力の運転順位で運転する手動順位、事前に決定済みの運転順位で運転するデフォルト順位、自由に運転させるフリー運転順位の優先方法を選択する第2の項目(例えば、運転順位優先方法選択1902)と、手動順位またはデフォルト順位の運転において、フリー運転を許容するか否かを選択する第3の項目(例えば、フリー運転許容可否選択1903)と、第2の項目で手動順位またはデフォルト順位が選択された場合に、予定送電電力に対する設定送電電力を運転員が送電可能な範囲内で任意に設定可能に手動入力する手動運転方法、予定送電電力に対する設定送電電力を入力手段で入力された比率に基づいて比率降下させる比率降下運転方法、予定送電電力に対して同一の設定送電電力にする同一運転方法、予定送電電力に対し自由に補填運転可能となるフリー運転方法の4つの運転方法について運転順位を選択する第4の項目(例えば、手動運転順位1904)を有している。
運転順位算出手段は、第2の項目で手動順位が選択された場合、第3の項目でフリー運転の許容可否を判定し、フリー運転を許容する場合、4つの運転方法を選択可能とする第4の項目を設定し、フリー運転の許容しない場合、フリー運転方法を選択不可に設定し、第4の項目で入力された運転順位に基づき、各発電装置の運転方法を設定することを特徴とする。
本発明によれば、複数の発電設備(発電軸)を連携して運転する際に、需要側の要求に対しプラント設備状況を考慮し最適な送電電力を送電可能とする運転スケジュールを決定することができる。
発電スケジュール演算の全体構成を示す図である。 統括スケジュール演算手段の全体構成を示す図である。 複数軸の発電設備の全体構成を示す図である。 要求電力に対する各軸の予定送電電力配分を示す図である。 予定送電電力に対する設定送電電力の手動転方法を示す図である。 予定送電電力に対する設定送電電力の比率降下運転方法を示す図である。 予定送電電力に対する設定送電電力の同一運転方法を示す図である。 予定送電電力に対する設定送電電力のフリー運転方法を示す図である。 運転軸数算出手段の処理フローを示す図である。 比率入力による設定送電電力算出の処理フローを示す図である。 比率入力による設定送電電力算出手段を説明する図である。 手動入力による設定送電電力算出のための手順を説明する図である。 運転順位算出手段の処理フローを示す図である。 運転順位再配列手段の処理フローを示す図である。 手動運転順位による運転順位データを説明する図である。 自動入力選択における運転順位データを説明する図である。 図8に示すフリー運転方法における制御装置へ送信する制御目標値作成の処理フローを示す図である。 図8に示すフリー運転方法における制御装置へ送信する制御目標値作成手段を説明する図である。 統括スケジュール演算のための運転順位の入力画面を示す図である。 統括スケジュール演算のための運転方法の入力画面を示す図である。 統括スケジュール演算のための計算実行の入力画面を示す図である。 図19に示す入力画面の設定例を説明する図である。 図19に示す入力画面の他の設定例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、発電スケジュール演算の全体構成を示す図である。図1のPPS設備110は、需要者101から要求電力を受け取る給電指令装置102と、給電指令装置102からのステップ状の要求電力(例えば、図4に示す要求電力PD)を受け取り発電プラント全体として発電スケジュールを決定するための発電スケジュール演算装置111と、発電スケジュール演算装置111からの発電電力指令値により発電制御を行う軸制御装置CT(第1軸制御装置CT1〜第n軸制御装置CTn)と、軸制御装置CTからの発電電力指令値で発電を行う軸発電設備CP(第1軸発電設備CP1〜第n軸発電設備CPn)とを含んで構成される。PPS設備110は、軸発電設備CPにより発電した電力を各需要者101へ送電する。
発電スケジュール演算装置111は、給電指令装置102からの要求電力を個別の発電軸へ出力配分し、その出力のスケジュールを司る統括スケジュール演算手段103と、第1軸スケジュール演算手段SC1から第n軸スケジュール演算手段SCnまでのn個のスケジュール演算手段SCで構成されている。
統括スケジュール演算手段103は、統括スケジュール演算開始1908(図21参照)の指令により統括スケジュール演算を開始し、統括スケジュール演算再計算1909(図21参照)の指令により、後述する予定送電電力PPSから設定送電電力を算出するために、運転順位等の運転員が入力した項目により総括スケジュールを再度計算し、統括スケジュール演算結果確定1910(図21参照)の指令により、スケジュール演算結果を最終的に確定させる。
統括スケジュール演算手段103は、軸スケジュール演算手段SCで算出した発電スケジュール結果である併入、起動完了、停止開始、解列等の時刻結果を収集し、各発電軸全体の時刻結果を収集し統括を行う。統括スケジュール演算手段103は、給電指令装置102からのステップ状の要求電力に対し、実運転に相当する曲線的なアナログ数値を戻し、給電指令装置102は各需要者101に対し時刻と共に変化するアナログ数値を戻し要求電力に対して適切であるか否かについて、給電指令装置102と需要者101間で調整・確認を得る作業を実施する。
次に、統括スケジュール演算のための運転員が入力するための入力画面(入力手段)を説明する。
図19は、統括スケジュール演算のための運転順位の入力画面を示す図である。入力画面112は、必要運転軸数1900、運転可否選択1901(第1の項目)、運転順位優先方法選択1902(第2の項目)、フリー運転許容可否選択1903(第3の項目)、設定送電電力の手動運転順位1904(第4の項目)、設定送電電力のデフォルト運転順位1905(第5の項目)を含んでいる。
必要運転軸数1900は、給電指令装置102の要求電力から本発電プラント全体として必要な運転軸数を運転員に明示する必要運転軸数であり、例えば、X軸分の軸数が必要であることを示している。
運転可否選択1901は、運転員がプラントの発電軸毎に軸発電設備の状況を考慮し運転可否を判断し選択するために設定項目である。運転員は、運転可の場合はボタンPB1を押下し、運転否の場合はボタンPB2を押下する。ボタンを押下すると設定ランプが点灯する。本選択内容で決定の場合は、確定用のボタンPB99が押下されると、運転可否の選択の処理は終了となる。
運転順位優先方法選択1902は、運転順位の優先方法を選択する設定項目である。運転員は、プラント全体として事前に決定済みの運転順位で運転する場合は、デフォルト順位優先のボタンPB3を選択し、プラント全体として手動入力の運転順位で運転する場合は、手動順位優先のボタンPB4を選択し、プラント全体として自由に運転させる場合は、フリー運転順位優先のボタンPB5を選択する。本選択内容で決定させる場合は、確定用のボタンPB22が押下されると、運転順位優先方法の選択の処理は終了となる。
フリー運転許容可否選択1903は、手動順位優先またはデフォルト順位優先の運転において、フリー運転を許容するか否かを選択する設定項目である。運転員は、フリー運転を許容する場合は許容可のボタンPB6を押下し、許容しない場合は許容否のボタンPB7を押下する。本選択内容で決定させる場合は、確定用のボタンPB33が押下されると、フリー運転許容可否の選択の処理は終了となる。
設定送電電力の手動運転順位1904は、手動順位優先において、各発電軸の運転順位を選択する設定項目である。運転順位優先方法選択1902およびフリー運転許容可否選択1903での選択内容で、選択できる運転項目が異なる。
(1A)運転順位優先方法選択1902で手動順位優先のボタンPB4を選択、かつフリー運転許容可否選択1903で許容可のボタンPB6を選択した場合は、設定送電電力の手動運転順位1904において、手動運転、比率運転、同一運転、フリー運転の4種類全てが選択可能となる。
ここで、手動運転(手動入力運転、図5参照)とは、予定送電電力PPSに対して設定送電電力を運転員が送電可能な範囲内で任意に設定可能に手動入力する運転をいう。比率運転(比率降下運転、図6参照)とは、予定送電電力PPSに対して設定送電電力を入力された比率を考慮して比率降下させる運転をいう。同一運転(図7参照)とは、予定送電電力PPSに対して同一の設定送電電力にする運転をいう。これに対し、フリー運転(図8参照)とは、手動運転(手動入力運転)および比率運転(比率降下運転)することにより、予定送電電力PPSに対し設定送電電力は減少するため、減少分を補填する目的として、該当軸の予定送電電力PPSに対し自由に補填運転可能となるように対象軸をフリー運転させることを意味する。
先ず、運転員が手動運転の運転順位を決める場合、手動運転のボタンPB8を押下するごとに運転順位に相当する数値がカウントアップし、最大値は「4」となった後、再度「1」の戻るカウントアップを繰り返す。数値が大きくなるほど運転順位の優先度が低くなっていく。つまり数値が小さいほど運転順位の優先度が高くなり運転順位が高くなることを意味する。比率運転、同一運転、フリー運転についても同様の処理となる。
全ての運転順位を入力後、運転順位を決定させる場合は、確定用のボタンPB44が押下されると、手動運転順位の確定処理は終了となる。ここで、統括スケジュール演算手段103は、4種類の運転順位の設定数値が重複した場合は重複した項目を点滅させて重複状況を告知するので、運転員は再度重複しないようにボタンPB8〜PB11を押下し数値の再設定を行う。
(1B)運転順位優先方法選択1902で手動順位優先のボタンPB4を選択、かつフリー運転許容可否選択1903で許容否のボタンPB7を選択した場合は、設定送電電力の手動運転順位1904において、フリー運転を除外した手動運転、比率運転、同一運転の3項目が選択可能となる。運転優先順位の考え方は前述と同様となる。
図22は、図19に示す入力画面の設定例を説明する図である。前記(1A)および(1B)について、具体的に設定した例です。入力画面112は、タブレット端末の画面に表示し、スクリーンをタッチして運転員が各種設定することができる。各ボタンPB1〜PB15,PB22,PB33,PB44,PB55,PB99等は、ソフトキーであるとよい。
図22に示す入力画面112は、運転員の設定例であり、運転可否選択1901において、第1軸は運転可、・・・、第n軸は運転可に設定されている。また、運転順位優先方法1902において、手動順位優先が選択され、フリー運転許容可否選択1903において、第1軸は許容可、・・・、第n軸は許容否に設定されている。この場合、設定送電電力の手動運転順位1904において、第1軸は、手動運転、比率運転、同一運転、フリー運転の4種類について運転順位が選択されているが、第n軸は、手動運転、比率運転、同一運転の3項目について運転順位が選択されている。
なお、設定送電電力の手動運転順位1904において、第n軸のフリー運転は選択できないようにマスクされている。同様に、設定送電電力のデフォルト運転順位1905は、全体が選択できないようにマスクされている。
設定送電電力のデフォルト運転順位1905は、デフォルト運転順位(デフォルト順位優先)の運転において、全発電軸の運転順位を選択する設定項目である。運転順位優先方法選択1902およびフリー運転許容可否選択1903での選択内容で、選択できる運転項目が異なる。
(2A)運転順位優先方法選択1902でデフォルト順位優先のボタンPB3を選択、かつフリー運転許容可否選択1903で許容可のボタンPB6を選択した場合は、設定送電電力のデフォルト運転順位1905において、フリー運転を含め手動運転、比率運転、同一運転の4種類全てが使用可能となる。運転員は、ボタンPB12〜PB15を押下することにより運転順位を決定する。図19に示す設定送電電力のデフォルト運転順位1905の例では、数値が小さい手動運転が最も運転順位の優先度が高い。順次、比率運転、同一運転、フリー運転の順位で運転方法が行われる処理となる。本デフォルト運転順位で決定させる場合は、確定用のボタンPB55が押下されると、デフォルト運転順位の確定処理は終了となる。
(2B)運転順位優先方法選択1902でデフォルト順位優先のボタンPB3を選択、かつフリー運転許容可否選択1903で許容否のボタンPB7を選択した場合は、設定送電電力のデフォルト運転順位1905において、フリー運転を除外した手動運転、比率運転、同一運転の3項目の順位で運転方法が行われる処理となる。本デフォルト運転順位で決定させる場合は、確定用のボタンPB55が押下されると、デフォルト運転順位の確定処理は終了となる。
図23は、図19に示す入力画面の他の設定例を説明する図である。前記(2A)について、具体的に設定した例です。運転可否選択1901において、第1軸は運転可、・・・、第n軸は運転否に設定されている。また、運転順位優先方法1902において、デフォルト順位優先が選択され、フリー運転許容可否選択1903において、第1軸は許容可、・・・に設定されている。このとき、第n軸は設定できないようにマスクされている。また、設定送電電力の手動運転順位1904は、全体が設定できないようにマスクされている。設定送電電力のデフォルト運転順位1905については、後記する図16の運転順位データ1601でよいとして、ボタンPB12〜PB15を押下せずに、確定用のボタンPB55が押下されている。
図20は、統括スケジュール演算のための運転方法の入力画面を示す図である。入力画面113は、図19に示す手動運転順位1904もしくはデフォルト運転順位1905における手動運転方法において、詳細設定値を入力するための画面である。
設定送電電力の手動入力1906には、各発電軸の規定時間に対し、予定送電電力PPS(例えば、X1)に対する設定すべき送電電力値(例えば、Y1)が入力される。例えば、第1軸における設定送電電力Y1からYnにおいて、少なくても1つ以上入力した場合、手動運転に関する設定値が存在することから「手動運転」扱い対象となり、第1軸において全て入力しなかった場合は「手動運転」対象から除外されることになる。前記で少なくても1つ以上入力した軸において、入力されなかった空欄の設定送電電力は予定送電電力値を使用した計算を行うことになる。設定送電電力のセルPB16に規定時間別に入力した数値を決定させる場合は、確定用のボタンPB66が押下されると手動入力の確定処理は終了となる。
設定送電電力の比率降下入力1907には、手動運転方法のひとつである比率運転において、予定送電電力に対する比率が入力される。運転員は、起動運転過程に対する比率をセルPB17に入力し、通常運転過程に対する比率をセルPB18に、停止運転過程に対する比率をセルPB19にそれぞれ入力する。例えば、第1軸における比率XX.X%,YY.Y%,ZZ.Z%の3種類において、少なくても1つ以上入力した場合、比率運転に関する設定値が存在することから「比率運転」扱い対象となり、第1軸において3種類全て入力しなかった場合は「比率運転」対象から除外されることになる。前記で少なくても1つ以上入力した軸において、入力されなかった空欄の比率は100.0%の値を使用した計算を行うことになる。運転過程別に入力した数値を決定させる場合は、確定用のボタンPB77が押下されると比率の入力処理は終了となる。入力された比率の使用は、図10および図11を参照して後記する。
図21は、統括スケジュール演算のための計算実行の入力画面を示す図である。入力画面114には、統括スケジュール演算開始1908の欄、統括スケジュール演算再計算1909の欄、および統括スケジュール演算結果確定1910の欄を有している。
統括スケジュール演算開始1908の欄には、統括スケジュール演算開始用のボタンPB20を有している。統括スケジュール演算開始PB20が押下されると、統括スケジュール演算手段103(図1参照)は、統括スケジュール演算の計算を開始する。
統括スケジュール演算再計算1909の欄には、統括スケジュール演算再計算用のボタンPB21を有している。統括スケジュール演算再計算PB21が押下されると、統括スケジュール演算手段103(図1参照)は、予定送電電力PPSから設定送電電力を算出させるために計算を行う。
統括スケジュール演算結果確定1910の欄には、統括スケジュール演算結果確定用のボタンPB22を有している。統括スケジュール演算結果確定PB22が押下されると、統括スケジュール演算手段103(図1参照)は、スケジュール演算結果を最終的に確定する。
図21においては、運転員が入力画面114を使用して、ボタンPB20、ボタンPB21、ボタンPB22を押下することにより、統括スケジュール演算の指令をしているが、図19、図20の設定入力があれば、自動的に計算処理を実行してもよい。
図2は、統括スケジュール演算手段の全体構成を示す図である。給電指令装置102から需要者101からの要求電力PD(図4参照)を受け取った統括スケジュール演算手段103は、統括スケジュール演算開始1908の指令により、要求電力PDに対する必要な運転軸数を、運転軸数算出手段201(図9参照)で求める。
統括スケジュール演算手段103は、決定した運転軸数に対し各発電軸の発電電力PCを軸発電電力演算OPC(第1軸発電電力演算OPC1〜第n軸発電電力演算OPCn)で求め、発電軸として発電するために必要な所内電力を差し引いた送電電力を軸予定送電電力演算OPPS(第1軸予定送電電力演算OPPS1〜第n軸予定送電電力演算OPPSn)で求める。なお、この時点での予定送電電力PPSは、プラント設備状況を考慮していないことから送電電力が未確定であるため予定送電電力となる。
統括スケジュール演算手段103の運転順位算出手段202(運転順位選択手段)(図13参照)は、予定送電電力PPSに対しプラント設備状況を考慮した運転順位を求める。統括スケジュール演算手段103は、運転順位算出手段202で求めた運転順位と、運転方法別設定値の入力203である手動入力値と比率入力値等(図20、図10、図11、図12参照)から運転順位再配列手段204で、運転順位算出手段202で求めた運転順位を再配列計算し直し、プラント設備状況を考慮した運転順位を確定する。
統括スケジュール演算手段103は、この再配列し直した運転順位により統括スケジュール演算再計算1909の指令により、各発電軸への設定送電電力を計算する。統括スケジュール演算手段103は、各発電軸は設定送電電力から軸設定送電電力演算PE(軸設定送電電力演算手段)(第1軸設定送電電力演算PE1〜第n軸設定送電電力演算PEn)で、設定送電電力を発電するための併入時刻、目標負荷到達時刻、停止開始時刻、解列時刻等を求める。
統括スケジュール演算手段103は、統括スケジュール演算結果確定1910の指令により、各発電軸のプラント設備状況を考慮した設定送電電力を確定する。確定した設定送電電力を給電指令装置102に戻す。
給電指令装置102は、各需要者101に対し、時刻と共に変化する設定送電電力を通知し、要求電力量に対し適切か否かについて、需要者101との調整・確認を得る作業を実施する。
図3は、複数軸の発電設備の全体構成を示す図である。図3に示す軸発電設備CPは、ガスタービンGTと蒸気タービンSTにより発電機Gを起動する発電設備で構成される。図3の例では、第1軸発電設備CP1から第n軸発電設備CPnまでのn組で構成されている。なお、第1軸発電設備CP1から第n軸発電設備CPnを総称するときは、軸発電設備CPと称する。
軸発電設備CPは、ガスタービン設備として吸気冷却器ACで冷却した空気Aを圧縮する空気圧縮機COMPと、空気圧縮空気と燃料Fを用いて燃焼を行う燃焼器COMBと、高圧燃焼ガスで駆動されるガスタービンGTを備える。なお吸気冷却器ACは、No.1吸気冷却器AC11からNo.m吸気冷却器AC1mの複数台で構成されている。
ガスタービンGTで仕事をした後の燃焼排ガスは高温高圧であることから、この保有エネルギーを回収するために蒸気タービン設備を備える。蒸気タービン設備は、ガスタービン燃焼排ガスで給水Wを加熱して蒸気を得る排熱回収ボイラBと、蒸気で駆動される蒸気タービンSTと、蒸気タービンSTから排出された蒸気を復水して再度水に戻して再利用するための復水器CONDを備える。発電機Gは、ガスタービンGTと蒸気タービンSTにより駆動されて発電を行う。
以上のように構成された軸発電設備CPは、軸発電設備CPごとに設けられた軸制御装置CT(第1軸制御装置CT1〜第n軸制御装置CTn)により駆動される。軸制御装置CTは、発電スケジュール演算装置111からの制御指令を受けて、当該軸の発電設備を制御する。軸制御装置CTの具体的な操作端は、燃焼器COMBに与える燃料Fの供給量を制御する燃料調節弁VF、排熱回収ボイラBに与える給水Wの供給量を制御する給水調節弁VW、空気圧縮機COMPに与える空気を冷却する吸気冷却器AC(No.1吸気冷却器AC11〜No.m吸気冷却器AC1m)などである。
図3に示す発電スケジュール演算装置111は、統括スケジュール演算手段103において全体スケジュールを決定する。また、統括スケジュール演算手段103の出力を受けて、各軸の軸スケジュール演算手段SC(第1軸スケジュール演算手段SC1〜第n軸スケジュール演算手段SCn)が軸ごとの制御指令を決定して、各軸発電設備CPの軸制御装置CTに制御指令を与える。
さらに具体的に述べると、統括スケジュール演算手段103は各軸へ配分する発電出力を算出し各軸の軸スケジュール演算手段SCへ渡す。各軸の軸スケジュール演算手段SCは、配分された発電出力に従い、目標出力、目標出力到達時刻等を給電指令装置からの要求電力から決定し、ガスタービンGTの併入時刻、目標負荷到達時刻等のスケジュールを算出する。
本スケジュールは各軸の軸制御装置CTへ送信され、軸制御装置CTは受信したスケジュールにより吸気冷却器ACの起動台数、起動時刻、燃料調節弁VF、給水調節弁VWの制御を行い各軸の軸発電設備CPが運転され発電出力を得る。同様に、停止過程の場合では統括スケジュール演算手段103が各軸へ配分する発電出力を算出し各軸の軸スケジュール演算手段SCへ渡す。各軸の軸スケジュール演算手段SCは、配分された発電出力に従い、停止開始時刻を決め、ガスタービンGTの停止開始時刻、解列時刻等のスケジュールを算出する。
図4は、要求電力に対する各軸の予定送電電力配分を示す図である。図4に示す例は、統括スケジュール演算手段103が、給電指令装置102(図2参照)から受信した要求電力PDに対して、第1軸から第n軸において各軸単位に運転員が運転可否を入力した運転軸数で配分した発電電力PC(第1軸発電電力PC1から第n軸発電電力PCn)と、予定送電電力PPS(第1軸予定送電電力PPS1から第n軸予定送電電PPSn)を求めた例である。予定送電電力PPSは、実際に需要者へ送電する電力ではなく、現時点での送電可能な送電の位置付けとすることから、予定送電電力としている。
次に、図19で示した設定送電電力の手動運転順位1904で設定される、手動運転(手動入力運転)、比率運転、同一運転、およびフリー運転の設定方法について、図5から図8を参照して詳細に説明する。
図5は、予定送電電力に対する設定送電電力の手動転方法を示す図である。図4で算出した予定送電電力PPSに対し、実際に送電可能な電力とする設定送電電力を、規定時間単位で運転員が手動で設定する運転方法を示したものである。この例では、要求電力PDは、0時から24時までの1時間ごとに要求電力PDとして、2時から6時まで順次増加し、18時から22時にかけて順次電力を減少させて停止する1日の計画が提示されている。
第1軸予定送電電力演算OPPS1(図2参照)から求める第1軸予定送電電力PPS1の運転スケジュールは、起動側は2時に併入し順次負荷上昇を行い、6時に起動完了となるような第1軸分としての送電を行うスケジュールとなる。停止側は20時から負荷降下を開始し22時まで電力を減少させ22時で解列となるようなスケジュールとなる。
図5の最下段図において点線で示される第1軸予定送電電力PPS1に対しプラント設備状況を考慮して、送電可能と考える設定送電電力を運転員が手動にて規定時間単位ごとに設定送電電力PES1aを実線で入力して設定する。実線で囲まれた斜線範囲が、設定された設定送電電力量となる。
図6は、予定送電電力に対する設定送電電力の比率降下運転方法を示す図である。図4で算出した予定送電電力PPSに対し、実際に送電可能な電力とする設定送電電力を規定時間単位で運転員が手動で比率設定する運転方法を示したものである。この例では、要求電力PDに関する1日の計画は図5での説明内容と同様となる。第1軸のスケジュール演算から求める第1軸予定送電電力PPS1の運転スケジュールは、起動側は2時に併入し順次負荷上昇を行い、6時に起動完了となるような第1軸分としての送電を行うスケジュールとなる。停止側は20時から負荷降下を開始し22時まで電力を減少させ22時で解列となるようなスケジュールとなる。
図6の最下段図において点線で示される第1軸予定送電電力PPS1に対し、プラント設備状況を考慮して送電可能と考える設定送電電力を運転員が、手動にて起動運転過程、通常運転過程、停止運転過程の運転種別ごとに規定比率を入力することにより設定送電電力PES1bが実線で入力され設定される。設定により実線で囲まれた斜線範囲が、設定された設定送電電力量となる。
図7は、予定送電電力に対する設定送電電力の同一運転方法を示す図である。図4で算出した予定送電電力PPSに対し、実際に送電可能な電力とする設定送電電力を規定時間単位で運転員が手動で設定する運転方法を示したものである。この例では、要求電力PDに関する1日の計画は図5での説明内容と同様となる。第1軸のスケジュール演算から求める第1軸予定送電電力PPS1の運転スケジュールは、起動側は2時に併入し順次負荷上昇を行い、6時に起動完了となるような第1軸分としての送電を行うスケジュールとなる。停止側は20時から負荷降下を開始し22時まで電力を減少させ22時で解列となるようなスケジュールとなる。
図7の最下段図において点線で示される第1軸予定送電電力PPS1に対し、送電可能と考える設定送電電力を運転員が、手動にて同一とする入力を選択することにより設定送電電力PES1cが実線で入力され設定される。設定により実線で囲まれた斜線範囲が、設定された設定送電電力量となる。なお、図では前記点線は実線と重畳しており見えない。
図8は、予定送電電力に対する設定送電電力のフリー運転方法を示す図である。図4で算出した予定送電電力PPSに対し、実際に送電可能な電力とする設定送電電力を規定時間単位で運転員が手動で設定する運転方法を示したものである。この例では、要求電力PDに関する1日の計画は図5での説明内容と同様となる。第1軸のスケジュール演算から求める第1軸予定送電電力PPS1の運転スケジュールは、起動側は2時に併入し順次負荷上昇を行い、6時に起動完了となるような第1軸分としての送電を行うスケジュールとなる。停止側は20時から負荷降下を開始し22時まで電力を減少させ22時で解列となるようなスケジュールとなる。
図8の最下段図において点線で示される第1軸予定送電電力PPS1に対し、図5における手動入力運転および図6における任意比率での降下運転することにより、予定送電電力PPSに対し設定送電電力は減少するため、減少分を補填する目的として、該当軸の予定送電電力PPSに対し自由に補填運転可能となるように対象軸をフリー運転させる。フリー運転の設定により実線が設定送電電力PES1dであり、第1軸予定送電電力PPS1よりも高めに送電するように発電する場合もある。実線で囲まれた斜線範囲が、設定された設定送電電力量となる。
図9は、運転軸数算出手段の処理フローを示す図である。適宜図19を参照して説明する。給電指令装置102から需要者101からの要求電力PD(図4参照)を受け取った統括スケジュール演算手段103は、統括スケジュール演算開始1908の指令を受理すると、運転軸数算出手段201が要求電力PDに対する必要な運転軸数を求める。
運転軸数算出手段201は、要求電力PDに対し、全軸合計で要求電力を確保するための必要運転軸数を算出する(処理901)。例えば、要求電力PDで要求される最大電力値を満たす予め規定されている各発電軸の最大電力の合計値に基づいて、必要運転軸数を算出するとよい。
一方、運転員は、表示されている必要運転軸数1900を参照して、運転可否選択1901の欄において、運転可否の入力(運転可否入力設定)をする。運転軸数算出手段201は、確定用のボタンPB99が押下されると、運転可能な軸数である運転可能軸数を算出する(処理902)。運転軸数算出手段201は、必要運転軸数と運転可能軸数を比較し(処理903)、運転可能軸数が必要運転軸数よりも小さい場合(処理903,No)、再度、運転可否の入力をする。このとき運転軸数算出手段201は、運転可否入力設定で必要運転軸数が不足している旨、すなわち、再設定を行うことを、運転可否選択1901の欄を点滅等することにより告知するとよい。運転可能軸数が必要運転軸数以上の場合(処理903,Yes)、運転軸数算出手段201は、給電指令装置102からの要求電力PDに対し送電可能となることから、運転軸数として決定し(処理904)、運転軸数算出手段210の処理を終了する。
図10は、比率入力による設定送電電力算出の処理フローを示す図である。適宜図6、図20を参照して説明する。比率降下運転について図6を参照して概要を説明した。
比率入力による設定送電電力算出手段1000は、運転員が前述した図20の入力画面113の設定送電電力の比率降下入力1907から、百分率値である比率入力を受理すると(処理1001)、起動運転過程比率を取得し(処理1002)、通常運転過程比率を取得し(処理1003)、停止運転過程比率を取得する(処理1004)。
一方、比率入力による設定送電電力算出手段1000は、軸スケジュール演算手段SCによる軸スケジュール演算結果から起動運転過程の時刻を取り込み(予定併入時刻と予定起動完了時刻)(処理1005)、予定併入時刻と予定起動完了時刻間に相当する起動運転過程における予定送電電力PPSを算出する(処理1008)。算出された起動運転過程における予定送電電力PPSに、処理1002の起動運転過程比率を乗算し起動運転過程における設定送電電力を確定して(処理1011)、比率降下運転する場合の設定送電電力を求める。
同様に、比率入力による設定送電電力算出手段1000は、軸スケジュール演算手段SCの軸スケジュール演算結果から停止運転過程の時刻を取り込み(予定停止開始時刻と予定解列時刻)(処理1007)、予定停止開始時刻と予定解列時刻間に相当する予定送電電力PPSの停止運転過程における予定送電電力PPSを算出する(処理1010)。算出された停止運転過程における予定送電電力PPSに、処理1004の停止運転過程比率を乗算し停止運転過程における設定送電電力を確定して(処理1013)、比率降下運転する場合の設定送電電力を求める。
同様に、比率入力による設定送電電力算出手段1000は、通常運転過程の時刻を取り込む(処理1006)。具体的には、処理1005から予定起動完了時刻と、処理1007から予定停止開始時刻を受取る。通常運転過程は、予定起動完了時刻から予定停止開始時刻間の過程となり、比率入力による設定送電電力算出手段1000は、予定起動完了時刻と予定停止開始時刻間に相当する予定送電電力PPSを、通常運転過程における予定送電電力PPSとして算出する(処理1009)。算出された通常運転過程における予定送電電力PPS、処理1003の通常運転過程比率を乗算し通常運転過程における設定送電電力を確定して(処理1012)、比率降下運転する場合の設定送電電力を求める。
図11は、比率入力による設定送電電力算出手段を説明する図である。図11の上段は、第1軸の場合における規定時間単位における第1軸予定送電電力PPS1のパターン図である。この例では規定時間単位を1時間とした場合とすると、起動運転過程におけるT2(2時)が軸スケジュール演算から求まる予定併入時刻となり、T6(6時)が予定起動完了時刻となるので、起動運転過程範囲は予定併入時刻から予定起動完了時刻間となる。停止運転過程におけるT18(18時)が軸スケジュール演算から求まる予定停止開始時刻となり、T22(22時)が予定解列時刻となるので、停止運転過程範囲は予定停止開始時刻から予定解列時刻間となる。通常運転過程は起動運転過程の予定起動完了時刻と停止運転過程の予定停止開始時刻を取り込み、通常運転過程範囲は予定起動完了時刻から予定停止開始時刻間となる。
処理1002の起動運転過程範囲の予定送電電力PPSに運転員が入力した起動運転過程比率を乗算し、起動運転過程における設定送電電力PESが算出される。同様に、処理1003の通常運転過程範囲の予定送電電力PPSに運転員が入力した通常運転過程比率を乗算し、通常運転過程における設定送電電力PESが算出される。同様に、処理1004の停止運転過程範囲の予定送電電力PPSに運転員が入力した停止運転過程比率を乗算し、停止運転過程における設定送電電力PESが算出される。本図の例では第1軸予定送電電力PPS1であるため設定送電電力はPES1となる。
図12は、手動入力による設定送電電力算出のための手順を説明する図である。運転員は、図20の入力画面113の設定送電電力の手動入力1906を用いて、設定送電電力を決定するにあたり、設定送電電力手動入力する。規定時間1202の行では、1日24時間を例えば1時間単位で区分し、時刻0:00〜時刻T1、時刻T1〜時刻T2、・・・が規定時間となる。規定時間ごとに相当する軸スケジュール演算にて求めた送電電力を予定送電電力1203とし、この予定送電電力に対し手動にて送電したい電力を設定するために現状の軸スケジュール演算結果値である予定送電電力を参考にしながら、入力送電電力1204で送電電力を入力する。この入力した送電電力で確定させたい場合、確定用のボタンPB66を押下することにより設定送電電力として確定する(符合1205)。
図13は、運転順位算出手段の処理フローを示す図である。適宜図19を参照して説明する。運転順位算出手段202は、運転順位優先方法選択1902から入力された項目により、運転順位優先方法を選択する(処理1301)。フリー運転順位が選択された場合(図19のフリー運転順位優先のボタンPB5の押下に対応)、運転順位算出手段202は、全軸がプラント設備状況を考慮しないで自由に発電を行うフリー運転が優先された運転実施に設定する(処理1304)。なお、運転順位算出手段202は、フリー運転順位が選択された場合、図19において、フリー運転許容可否選択1903、設定送電電力の手動運転順位1904、設定送電電力のデフォルト運転順位1905は、選択不要となることから、これら全てが選択できない設定とする。
処理1301において、手動順位が選択された場合(図19の手動順位優先のボタンPB4の押下に対応)、運転順位算出手段202は、フリー運転許容可否選択1903と設定送電電力の手動運転順位1904のみが選択可能となる設定とし、デフォルト運転順位は選択できない設定とする。
運転順位算出手段202は、フリー運転許容可否選択1903から入力された項目により、フリー運転許容可もしくはフリー運転許容否を判断する(処理1302)。処理1302において、許容可の場合(フリー運転許容可否選択1903により許容可のボタンPB6の押下に対応)、運転順位算出手段202は、設定送電電力の運転順位について、フリー運転を含め、手動運転、比率運転、同一運転の4種類の運転が選択可能とする設定とし(処理1306)、各々に運転順位の数値「1」〜「4」を採番することができる。
処理1302において、許容否の場合(フリー運転許容可否選択1903により許容否のボタンPB7の押下に対応)、運転順位算出手段202は、設定送電電力の運転順位について、フリー運転の選択できない設定とし、手動運転、比率運転、同一運転の3種類の運転のみが選択可能とする設定とし(処理1305)、各々に運転順位の数値「1」〜「3」を採番することができる。
処理1301において、デフォルト順位が選択された場合(図19のデフォルト順位優先のボタンPB3の押下に対応)、運転順位算出手段202は、フリー運転許容可否選択1903と設定送電電力のデフォルト運転順位1905のみが選択可能となる設定とし、手動運転順位1904は選択できなくなる設定とする。
運転順位算出手段202は、フリー運転許容可否選択1903から入力された項目により、フリー運転許容可もしくはフリー運転許容否を判断する(処理1303)。
処理1303において、許容可の場合(フリー運転許容可否選択1903により許容可のボタンPB6の押下に対応)、運転順位算出手段202は、設定送電電力の運転順位は、フリー運転を含めたデフォルト運転で実施する(処理1308)。なお、本機能選択時において次の選択は不可となる。各軸において、(a)手動入力が無い場合、手動運転はスキップ、(b)比率入力が無い場合、比率運転はスキップ、(c)手動入力および比率入力が無い場合、同一運転またはフリー運転。
各軸の運転方法は、手動運転、比率運転、同一運転、フリー運転の4つの方法から自由に選択することができる。設定送電電力の手動入力1906で手動入力が有る場合は、手動入力値が有効となり以後のスケジュール演算に使用される。手動入力が無い場合は、選択対象外となり、スケジュール演算よりスキップされる。同様に、比率降下運転についても、設定送電電力の比率降下入力1907で、比率降下入力が有る場合は、比率降下値が有効となり以後のスケジュール演算に使用され、比率降下入力が無い場合は、スケジュール演算よりスキップされる。手動運転と比率降下運転がスキップされた場合、同一運転もしくはフリー運転のいずれが選択されるかは、予め設定しておく運転順位による。
処理1303において、許容否の場合(フリー運転許容可否選択1903により許容否のボタンPB7の押下に対応)、運転順位算出手段202は、設定送電電力の運転順位は、フリー運転を無しとするデフォルト運転で実施する(処理1307)。
なお、本機能選択時において次の選択は不可となる。各軸において、(a)手動入力が無い場合、手動運転はスキップ、(b)比率入力が無い場合、比率運転はスキップ、(c)手動入力および比率入力が無い場合、同一運転、(d)フリー運転は除外。
設定送電電力の手動入力1906で、手動入力が有る場合は、スケジュール演算に使用され、手動入力が無い場合は、スケジュール演算よりスキップされる。同様に、設定送電電力の比率降下入力1907で、比率降下入力が有る場合は、スケジュール演算に使用され、比率降下入力が無い場合は、スケジュール演算よりスキップされる。手動運転と比率降下運転がスキップされた場合は、同一運転が選択される。なお、フリー運転は許容否であるためフリー運転は除外される。
図14は、運転順位再配列手段の処理フローを示す図である。適宜図19を参照して説明する。運転順位再配列手段204では、各運転順位においていずれかの軸にフリー運転が少なくても1軸以上存在させ、他軸で設定送電電力が減少した分を補填させるものとする。そのためフリー運転軸が存在する場合は、該当軸の運転順位を現状通りとし、以後の再配列手段処理からは計算を除外する。一方、フリー運転が存在しない各軸における運転順位については、運転順位の優先度が最も低い軸番号を選択する。この状況で次の運転順位においてフリー運転が存在するかをチェックしていく。もしフリー運転である軸番号が複数ある場合は、1つ前の運転順位で選択済みの優先度が低い軸番号において、運転順位Yのフリー運転と運転順位Y−1の運転方法を入替えて、各運転順位にフリー運転が存在するような処理を行っていく。
運転順位再配列手段204は、設定送電電力の手動運転順位1904で入力した運転順位データの定義は、デフォルト運転順位1905で入力したデフォルト運転順位により行う(処理1401)。手動運転方法は「1」、比率運転方法は「2」、同一運転方法は「3」、フリー運転方法は「4」となる。軸番号を「X」、運転順位を「Y」とし第1軸の運転順位No.1から取り込むためにXとYの初期値を各々「軸番号X=1、運転順位Y=1」とする(処理1402)。次に運転順位Yにおける各軸の運転方法で、各運転方法に定義した数値(例えば手動運転方法は「1」)の内で最大数値をXmとし、その初期値として「運転方法が最大値となる運転方法Zm=1」とする(処理1403)。軸番号を第1軸から順次読み込むにあたり、運転順位再配列手段204から除外処理済みであるかを判定する(処理1404)。除外処理がされていない場合(処理1404、No)、軸番号Xにおける運転順位データYを取り込む(処理1405)。
一方、除外処理がされている場合(処理1404、Yes)、該軸は運転順位再配列手段204を行なわないので次の軸番号Xを行うループ処理となる。ループ処理を軸数分だけ行うために合計軸数「n」と軸番号Xの大小判定をする(処理1413)。合計軸数「n」が軸番号Xよりも小さい場合は次の軸の運転順位の取り込み、除外処理判定を実施する。合計軸数「n」が軸番号Xよりも大きい場合は、最後の軸の運転順位取り込み処理が完了したため、次の運転順位について順次軸番号Xから同様の処理を実施することになる。
処理1405において取り込んだ軸番号Xにおける運転順位データYはフリー運転か否かを判定する(処理1406)。フリー運転でない場合(処理1406、No)、取り込んだ運転順位データの中で最も運転順位優先度の低い運転順位(運転順位数値の大きい側)を選択する。処理1403で運転方法が最大値となる運転方法Zmと軸番号X軸において取り込んだ運転方法Zを比較判定する(処理1411)。軸番号Xにおいて読み込んだ運転順位Zが初期値Zm=1よりも大きい場合(処理1411、Yes)、初期値Zmを大きい数値へ置き換える(処理1412)。運転順位Zが初期値Zm=1よりも小さい場合(処理1411、No)、初期値である「1」の手動運転が最大値となる。本処理実施後は上記記載の処理1413と同じ判定処理を行い、次軸の取り込み処理を実施していく。
処理1406でフリー運転である場合(処理1406、Yes)、本フリー運転が存在する軸番号は全ての運転順位を現状のままとすることから、以後の計算からは除外する(処理1407)。またフリー運転が存在した運転順位(軸番号X〜nの全て)についても、以後の計算からは除外する(処理1408)。軸番号Xはフリー運転が存在することから上記の通り運転順位を全て現状のままとするため、運転順位の全てを確定させる(処理1409)
次に運転順位Yよりも小さい計算処理済みの運転順位(運転順位の判定処理の完了済みである軸番号X〜nの運転順位Y−1)において、フリー運転が存在しなかった運転順位の判定をする(処理1410)。運転順位Y−1にフリー運転が有る場合(処理1410、Yes)、運転順位Y−1において処理1411および処理1412で求められた最大運転方法Zmが存在する軸番号Xで、運転順位Y−1の運転方法と運転順位Yのフリー運転方法を入替える処理を行う(処理1414)。運転順位Y−1にフリー運転が無い場合(処理1410、No)、次の運転順位について軸番号Xからnまでのループ処理を行うために、運転順位No.4まで行うための判定をする(処理1415)。運転順位No.4未満の場合(処理1415、Yes)、再度軸番号Xから運転順位の取り込み処理を実施する、運転順位No.4よりも大きい場合(処理1415、Yes)、全ての軸における運転順位の処理が完了したため終了となる。これにより運転順位No.1からNo.4の全てにフリー運転が配置され、要求電力不足時に対するバックアップ運転を行う条件が整う。
図15は、手動運転順位による運転順位データを説明する図である。図14で運転順位再配列手段204の再配列操作により、運転員が手動で入力した初期入力データ1501は、複数の発電設備(発電軸)を連携して運転する際に、少なくとも複数の発電軸のうち1つ以上をフリー運転となるように配置するように、再配列データ1502で示されることを説明する。
初期入力データ1501は、第1軸から第n軸のそれぞれにおいて、軸ごとに一番初めに運転する運転方法をNo.1として登録され、次に運転する運転方法をNo.2、No.3、No.4として登録される。図15で示される内容の場合は、図19に示す入力画面112の設定送電電力の手動運転順位1904から、第1軸の場合として比率降下運転方法を運転員が手動にて第1番目として選択するとNo.1の欄に比率運転が登録される。第2番目として予定送電電力と設定送電電力を同じにする同一運転が登録される。順次No.3としてフリー運転、No.4として手動運転が登録される。
初期入力データ1501おいて、第3軸の運転順位No.1がフリー運転であることから第3軸の全ての運転順位は確定となり、運転順位No.2以後のチェックからは除外される。次に運転順位No.2においては何れの軸にフリー運転が無いため次のNo.3をチェックする。フリー運転は第1軸と第2軸に存在し第1軸と第2軸を対象に1つ前の運転順位をチェックする。第1軸が同一運転、第2軸が比率運転であり優先度の低い方は第1軸の同一運転となるため、第1軸の運転順位No.2とNo.3を入替える。これにより運転順位No.3のフリー運転は第2軸のみとなる。さらにNo.4は第n軸のみとなり、運転順位No.1からNo.4の全てにフリー運転が配置され、要求電力不足時に対するバックアップ運転を行う条件が整う。
図15に示す再配列の方法により、例えば、運転順位No.1において、第1軸から第n軸においていずれもフリー運転がない場合に、再配列することにより、フリー運転の発電軸を設定することができる。これにより、運転順位No.1を使用して、需要家の要求電力を満たすように、複数の発電軸を連携して運転することができる。
図16は、自動入力選択における運転順位データを説明する図である。図16に示す運転順位データ1601は、予め管理者が事前に運転順位優先度として決定しておくもので発電スケジュール演算装置111の記憶部に登録しておく。運転順位として自動入力選択(図19には図示せず)を使用する場合に、自動入力選択における運転順位データが、図19の入力画面112における設定送電電力のデフォルト運転順位1905に表示される。
図17は、図8に示すフリー運転方法における制御装置へ送信する制御目標値作成の処理フローを示す図である。図2で前述したように、統括スケジュール演算手段103は、この再配列し直した運転順位により統括スケジュール演算再計算1909の指令により、各発電軸への設定送電電力を計算し、各発電軸は設定送電電力から軸スケジュール演算PE(第1軸スケジュール演算PE1〜第n軸スケジュール演算PEn)で、設定送電電力を発電するための制御目標値を作成する必要がある。
統括スケジュール演算手段103は、統括スケジュール演算再計算1909の指令により、規定時間単位において予定送電電力に対する予定送電電力量の算出を行い(処理1701)、規定時間単位において、予定送電電力量確保用の予定送電電力運転出力値を算出する(処理1703)。
一方、統括スケジュール演算手段103は、規定時間単位において設定送電電力に対する設定送電電力量を算出し(処理1702)、規定時間単位において設定送電電力量確保用の設定送電電力運転出力値を算出する(処理1704)。
統括スケジュール演算手段103は、予定送電電力運転出力値が設定送電電力運転出力値以上であるか判定し(処理1705)、予定送電電力運転出力値が設定送電電力運転出力値以上の場合は、予定送電電力運転出力値を制御目標値とする(処理1706)。一方、統括スケジュール演算手段103は、予定送電電力運転出力値が設定送電電力運転出力値未満の場合は設定送電電力運転出力値を制御目標値とする(処理1707)。これらの制御目標値は、統括スケジュール演算結果確定1910の指令を受理すると軸制御装置CTnへ送信される。この制御目標値を基にして軸発電設備CPnが運転される。
なお、図17の説明では、統括スケジュール演算手段103が制御目標値を算出するとして説明したが、統括スケジュール演算手段103中に制御目標値作成手段1800(図18参照)を別途有していてもよい。
図18は、図8に示すフリー運転方法における制御装置へ送信する制御目標値作成手段を説明する図である。制御目標値作成手段1800の処理内容を、図面を参照してさらに説明する。制御目標値作成手段1800は、予定送電電力から予定送電電力量をグラフ1801に示すように求め、予定送電電力量から予定送電電力運転出力値をグラフ1803に示すように求める。一方、制御目標値作成手段1800は、設定送電電力から設定送電電力量をグラフ1802に示すように求め、設定送電電力量から設定送電電力運転出力値をグラフ1804に示すように求める。そして、制御目標値作成手段1800は、予定送電電力運転出力値と設定送電電力運転出力値をグラフ1805に示すように比較し、設定送電電力運転出力値が予定送電電力運転出力値以上の時間帯は、設定送電電力運転出力値が制御装置の目標値とし、逆に、設定送電電力運転出力値が予定送電電力運転出力値未満の時間帯は、予定送電電力運転出力値が制御装置の目標値とし、軸制御装置の制御目標値用設定送電電力運転出力値を、グラフ1806に示すように求める。すなわち、軸制御装置の制御目標値を、時系列で予定送電電力運転出力値と設定送電電力運転出力値のうちいずれか大きい方の値を選択するとよい。
本実施形態によれば、燃焼器入口に吸気冷却器を備えるガスタービンとガスタービンにより駆動される発電機を含む軸発電設備を複数軸備えた複数軸の発電設備の発電スケジュール演算装置111において、需要者からの要求電力から算出する予定送電電力に対し、入力手段から入力された運転順位に基づいて発電スケジュール上の設定送電電力を設定し、プラント設備状況に対応した発電スケジュールを演算することができる。また、本実施形態によれば、要求電力に対するプラント設備状況を考慮した最適な送電電力が確保可能となり、省力化運転操作でプラント設備に余裕を持たせ確実な送電電力が確保できる運用を可能とする発電スケジュールを生成することができる。
101 需要者
102 給電指令装置
103 括スケジュール演算手段
110 PPS設備
111 発電スケジュール演算装置
112,113,114 入力画面(入力手段)
201 運転軸数算出手段
202 運転順位算出手
203 運転方法別設定値入力
204 運転順位再配列手段
1000 比率入力による設定送電電力算出手段
1501 初期入力データ
1502 再配列データ
1601 運転順位データ
1800 制御目標値作成手段
1900 必要運転軸数
1901 運転可否選択(第1の項目)
1902 運転順位優先方法選択(第2の項目)
1903 フリー運転許容可否選択(第3の項目)
1904 手動運転順位(第4の項目)
1905 デフォルト運転順位(第5の項目)
1906 手動入力(第6の項目)
1907 比率降下入力(第7の項目)
1908 統括スケジュール演算開始
1909 統括スケジュール演算再計算
1910 統括スケジュール演算結果確定
AC11 No.1吸気冷却器
AC1m No.m吸気冷却器
B 排熱回収ボイラ
COMP 空気圧縮機
COMB 燃焼器
COND 復水器
CP 軸発電設備
CP1 第1軸発電設備
CPn 第n軸発電設備
CT 軸制御装置
CT1 第1軸制御装置
CTn 第n軸制御装置
G 発電機
GT ガスタービン
OPC 軸発電電力演算
OPC1 第1軸発電電力演算
OPCn 第n軸発電電力演算
OPPS 軸予定送電電力演算
OPPS1 第1軸予定送電電力演算
OPPSn 第n軸予定送電電力演算
PC 発電電力
PD 要求電力
PE 軸設定送電電力演算(軸設定送電電力演算手段)
PE1 第1軸設定送電電力演算
PEn 第n軸設定送電電力演算
PES 設定送電電力
PES1 第1軸設定送電電力
PES1a 第1軸設定送電電力(手動入力運転時)
PES1b 第1軸設定送電電力(比率降下運転時)
PES1c 第1軸設定送電電力(同一運転時)
PES1d 第1軸設定送電電力(フリー運転時)
PPS 予定送電電力
PPS1 第1軸予定送電電力
PPSn 第n軸予定送電電力
SC 軸スケジュール演算手段
SC1 第1軸スケジュール演算手段
SCn 第n軸スケジュール演算手段
ST 蒸気タービン
VW 給水流量調節弁
VF 燃料流量調節弁

Claims (12)

  1. ガスタービンおよび発電機を結合した発電設備を複数備える発電プラントにおける、前記各発電設備を独立して起動停止する運転スケジュールを演算する発電スケジュール演算装置は、
    需要者からの要求電力を満たす発電電力を前記各発電装置へ配分し、該配分のスケジュールを司る括スケジュール演算手段と、
    前記各発電装置の運転スケジュールを演算する各軸スケジュール演算手段と、
    を有し、
    前記統括スケジュール演算手段は、
    運転員が前記各発電設備の運転可否を含む設備状況を入力するための入力手段と、
    前記要求電力に対する必要な発電装置数を算出する運転軸数算出手段と、
    前記運転軸数算出手段で決定した発電装置数に対し、前記需要者へ送電するための予定送電電力を演算する各軸予定送電電力演算手段と、
    前記予定送電電力に対し設備状況を考慮した運転順位を選択する運転順位算出手段と、
    前記各発電装置において、前記運転順位算出手段および前記入力手段で入力された入力情報に基づき前記需要者へ送電可能な電力を演算する各軸設定送電電力演算手段と、を有し、
    前記入力手段は、
    前記各発電装置の運転可否を選択する第1の項目と、
    前記発電プラント全体として、手動入力の運転順位で運転する手動順位、事前に決定済みの運転順位で運転するデフォルト順位、自由に運転させるフリー運転順位の優先方法を選択する第2の項目と、
    前記手動順位または前記デフォルト順位の運転において、フリー運転を許容するか否かを選択する第3の項目と、
    前記第2の項目で前記手動順位または前記デフォルト順位が選択された場合に、前記予定送電電力に対する設定送電電力を運転員が送電可能な範囲内で任意に設定可能に手動入力する手動運転方法、前記予定送電電力に対する設定送電電力を前記入力手段で入力された比率に基づいて比率降下させる比率降下運転方法、前記予定送電電力に対して同一の設定送電電力にする同一運転方法、前記予定送電電力に対し自由に補填運転可能となるフリー運転方法の4つの運転方法について運転順位を選択する第4の項目を有し、
    前記運転順位算出手段は、
    前記第2の項目で前記手動順位が選択された場合、前記第3の項目でフリー運転の許容可否を判定し、前記フリー運転を許容する場合、前記4つの運転方法を選択可能とする前記第4の項目を設定し、前記フリー運転を許容しない場合、前記フリー運転方法を選択不可に設定し、前記第4の項目で入力された前記運転順位に基づき、前記各発電装置の運転方法を設定する
    ことを特徴とする発電スケジュール演算装置。
  2. 前記入力手段は、
    前記各発電装置における前記4つの運転方法の運転順位を選択する第5の項目を有し、
    前記運転順位算出手段は、
    前記第2の項目で前記デフォルト順位が選択された場合、前記第3の項目でフリー運転の許容可否を判定し、前記フリー運転を許容する場合、前記4つの運転方法を選択可能とする前記第5の項目を設定し、前記フリー運転を許容しない場合、前記フリー運転方法を選択不可に設定し、前記第5の項目で入力された前記運転順位に基づき、前記各発電装置の運転方法を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  3. 前記比率降下運転方法は、起動運転過程、停止運転過程および通常運転過程を含む全運転過程において前記予定送電電力よりも一定割合で低負荷運転を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  4. 前記統括スケジュール演算手段は、さらに、運転順位再配列手段を有し、
    前記運転順位再配列手段は、前記各発電設備を連携して運転する際に、少なくとも1つ以上の発電装置についてフリー運転方法を含むように、前記運転順位算出手段から得られた運転順位を再配列する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  5. 前記フリー運転方法は、前記同一運転方法、前記比率降下運転方法、もしくは前記手動転方法のいずれかの運転により、前記設定送電電力で運転することにより前記予定送電電力に対し発生した差分の送電電力を補填するような運転を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  6. 前記統括スケジュール演算手段は、さらに、制御目標値作成手段を有し、
    前記制御目標値作成手段は、前記フリー運転方法において前記入力手段から前記設定送電電力が入力された場合、前記予定送電電力と前記設定送電電力とを比較し、前記発電装置の制御目標値として、時系列で前記予定送電電力と前記設定送電電力のうちいずれか大きい方の値を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  7. 前記第4の項目の入力画面において、各運転方法の順位を設定するボタンを有し、該ボタンを押下する毎に前記運転順位の設定数値が変更となり、
    統括スケジュール演算手段103は、前記各運転方法の運転順位の設定数値が重複した場合は重複した旨を前記入力手段に告知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  8. 前記運転軸数算出手段は、
    需要家の要求電力に対し、該要求電力を確保するための必要な運転発電装置数を算出し、前記第1の項目で入力された運転可能な発電装置数を算出し、
    前記運転可能な発電装置数が前記必要な運転発電装置数よりも不足している場合、前記入力手段に前記必要な運転発電装置数が不足している旨を告知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  9. 前記入力手段は、さらに、
    前記各発電装置の規定時間に対し、前記予定送電電力に対し、運転員が設定すべき送電電力である前記設定送電電力が入力される第6の項目を有し、
    前記統括スケジュール演算手段は、前記手動運転方法の場合に前記第6の項目で入力された前記設定送電電力の値を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  10. 前記入力手段は、さらに、
    前記比率降下運転方法における、起動運転過程、通常運転過程、および停止運転過程の各運転過程における比率が入力される第7の項目を有し、
    前記統括スケジュール演算手段は、前記各運転過程において、前記予定送電電力と、前記第7の項目で入力された前記比率を乗算して前記設定送電電力を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発電スケジュール演算装置。
  11. 前記第6の項目は、所定時間ごとに前記設定送電電力を設定する複数の入力欄を有し、
    前記統括スケジュール演算手段は、前記複数の入力欄のうち少なくとも1つ以上の欄が入力され、かつ、該入力されなかった空欄を有する場合は、該空欄に対応する予定送電電力の数値が設定される
    ことを特徴とする請求項9に記載の発電スケジュール演算装置。
  12. 前記第7の項目で入力される比率は、前記起動運転過程、前記通常運転過程、および前記停止運転過程のうち少なくとも1つ以上の運転過程の比率が入力され、該入力されなかった運転過程の比率は、100%が設定される
    ことを特徴とする請求項10に記載の発電スケジュール演算装置。
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