JP5956242B2 - まつ毛・眉毛用の育毛用組成物 - Google Patents

まつ毛・眉毛用の育毛用組成物 Download PDF

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本発明はまつ毛・眉毛用の育毛用組成物に関する。
まつ毛や眉毛の形や太さ、濃さ、長さ、さらには、髪型、頭髪の長さや濃さが見た目の印象に与える影響は非常に大きい。特に女性はまつ毛や眉毛に対する美意識が非常に高い。このため、例えば、エクステンションによりまつ毛をより長く見せたり、マスカラやビューラーの使用で形を整えたりすることで、美しく見せることが行われている。また、眉墨の使用で眉毛を濃く見せたり、カットや脱毛、ビューラーの使用により形を整えたりすることで、美しく見せることが行われている。さらに、毛髪用のエクステンションにより頭髪をより長く見せたり、ウィッグにより頭髪を増やしたり、形を整えたりすることで、美しく見せることが行われている。
しかし、まつ毛に対するメイクアップの機会が増すことで、まつ毛に対する負荷が大きくなっている。例えば、ビューラーによるカール時に過度な負荷がかかるためにまつ毛が切れたり抜けたりする、あるいはエクステンションの着脱時にまつ毛が牽引されることでまつ毛が抜け落ちるというトラブルが起こる。また、眉毛においても、器具を用いた剃毛や脱毛を繰り返すことで発毛しなくなり、まばらな眉毛になる人が増加している。
このような状況に鑑み、まつ毛を濃くしたり、長いまつ毛とするための化粧料が提案され、また、実際に上市されている。例えば、特許文献1には、育毛成分であるタイソウ抽出物又はステビア抽出物を含むまつ毛用の化粧料が開示されている。特許文献2には、毛母細胞を賦活化する感光素301号とパントテニルエチルエーテルを含むまつ毛用化粧料が開示されている。また、特許文献3にはキダチアロエ、ゴーヤ、松の樹皮などを焼酎で抽出した抽出液を含むまつ毛の養毛・育毛促進剤が開示されている。
ところで、本特許出願における出願人は、メタノール,エタノール及びアセトンから選ばれた1種の親水性有機溶媒又はその水溶液による抽出と、酢酸エチル,ジエチルエーテル,ジビニルベンゼン,トルエン及びキシレンから選ばれた1種の親油性有機溶媒による抽出とによって得られた桑白皮抽出物を有効成分とする頭髪用の育毛剤を提案している(特許文献4)。
頭髪の脱毛の原因として、加齢や男性ホルモンの影響、頭皮における血行不良、ストレスによるホルモンバランスの崩れなどが指摘されている。一方、まつ毛や眉毛における脱毛の原因として、毛母細胞の障害、栄養不良、指などの摩擦による物理的刺激等が挙げられているが(特許文献2参照)、頭髪における抜け毛の原因とまつ毛や眉毛における抜け毛の原因は必ずしも一致しているとは限らず、頭髪における育毛成分がそのまままつ毛や眉毛における育毛効果を発揮するとは限らない。
事実、特許文献4に開示されている桑白皮から抽出された成分を含む育毛剤は、頭髪における育毛効果を発揮するが、まつ毛や眉毛における育毛効果を発揮しなかった。
また、現在のところ、まつ毛や眉毛に適用され得る美容成分を含むまつ毛用化粧料が多数、上市されているが、まつ毛や眉毛の育毛効果が認められた例は、上記の特許文献に開示された化粧料を含めて、その数はごくわずかである。
特開2006−306854号公報 特開2002−128641号公報 特開2010−106004号公報 特開平6−329517号公報
本特許出願に係る発明者らは、上記桑白皮抽出物についてさらに探究を進めたところ、これまでに得られた抽出物とは異なる分画画分から得られた抽出物が、頭髪における育毛効果のみならず、まつ毛や眉毛における育毛効果を奏することを見いだし、本願発明を完成させるに至った。
すなわち、本願発明は、まつ毛や眉毛に対して増毛・育毛効果を示す新規な育毛成分及びそれを利用した育毛用の組成物を提供することを目的とする。
本発明の育毛用組成物は、60〜80v/v%エタノール水溶液による桑白皮の抽出物をスチレン−ジビニルベンゼン系樹脂と接触させた後、エタノールで当該樹脂から溶出させた成分を育毛成分として含有させた組成物である。
本発明によると、まつ毛や眉毛に対して育毛作用を示す新規な育毛成分及びそれを含む育毛用組成物が提供される。
図1は本発明の実施品に係る抽出物と対象品に係る抽出物の対比を示すクロマトグラフであって、(a)は実施品に係る抽出物のクロマトグラフ、(b)は対象品1(特許文献4の製造例1)に係る抽出物のクロマトグラフ、(c)は対象品2(同製造例2)に係る抽出物のクロマトグラフ、(d)は対象品3(同製造例3)に係る抽出物のクロマトグラフである。 図2は本発明の実施品の育毛効果を示す画像である。
本発明に係るまつ毛・眉毛用の育毛用組成物は、桑白皮抽出物を含むまつ毛・眉毛用の育毛用組成物であって、前記桑白皮抽出物は、60〜80v/v%エタノール水溶液による桑白皮抽出液をスチレン−ジビニルベンゼン系樹脂に接触させた後、当該樹脂から当該エタノールで溶出して得られた抽出物であるまつ毛・眉毛用の育毛用組成物である。
本明細書において「まつ毛・眉毛用の育毛用組成物」とは、まつ毛又は眉毛に対して育毛効果を与える組成物を意味する。本発明における「育毛用組成物」は、例えば、化粧料であり、医薬部外品として取り扱われるいわゆる薬用化粧料であり、医薬品でもあり得る。また、本明細書において「育毛効果」とは、毛を増やすことや毛の太さが太くなること、あるいは毛の伸びが早くなることの意味で用いられ、いわゆる毛が濃くなるという広い意味で用いられる。
本発明に係る育毛用組成物は、まつ毛や眉毛に対して育毛効果を付与するだけではなく、頭髪に対しても育毛効果を与える。従って、本発明の育毛用組成物は、頭髪用の育毛組成物としても利用し得る。
育毛用組成物の主成分(有効成分)となる育毛成分は、桑白皮の親水性溶媒によって抽出された抽出物をさらに精製することにより得られる。具体的には、桑白皮を60〜80v/v%のエタノール水溶液で抽出する工程と、当該抽出物をスチレン−ジビニルベンゼン系樹脂と接触させる工程と、前記樹脂とエタノールを接触させて前記樹脂に吸着された成分を回収する工程から得られる。
桑白皮はクワ(Morus bombycis Koidz)及びその同属植物の根皮であり、生薬として広く流通している。本発明では、クワ及びその同属植物の根皮であれば、生薬として流通しているものに限られることなく用いられる。
60〜80v/v%エタノール水溶液による抽出は常法により行われる。抽出方法として、例えば、切断や粉砕を施した桑白皮に前記濃度のエタノール水溶液を浸漬する方法が例示される。抽出条件も適宜当業者により選択される。例えば1〜30℃の室温下での抽出、40〜60℃程度の加温下における抽出、還流下における抽出などが例示される。また、適宜、必要に応じて攪拌が行われる。
抽出後、濾紙による濾過や遠心分離など適宜の方法により固形物と抽出液を分離する。次に、分離した抽出液をスチレン−ジビニルベンゼン系樹脂と接触する。スチレン−ジビニルベンゼン樹脂は、スチレンとジビニルベンゼンの共重合樹脂である。当該樹脂として、例えば、三菱化学株式会社から販売されているダイヤイオン(商標名)やゼパビーズ(商標名)と称される合成吸着剤が例示され、ダイアイオンHP20が好ましく用いられる。接触方法として、抽出液中に存在する樹脂に吸着され得る成分を合成樹脂に吸着させる方法であれば特に制約されず、例えば、前記樹脂を充填したカラムに抽出液を通過させる、また、前記樹脂を抽出液に投入して攪拌する等の方法が例示される。
接触後の樹脂は、桑白皮の抽出に用いられた抽出溶媒と同じ溶媒、すなわち、60〜80v/v%エタノール水溶液により洗浄される。洗浄方法は、例えば、抽出液と接触させた樹脂を充填したカラムにエタノール水溶液を通過させる、前記樹脂をエタノール水溶液に投入して攪拌する等の方法が例示される。
次に、洗浄後の樹脂をエタノールと接触させて、前記樹脂に吸着された成分を回収する。用いられるエタノールは通常の蒸留で得られるエタノールであり、具体的には純度96w/w%以上のアルコールであり、好ましくは純度99w/w%以上、さらに好ましくは純度99.5w/w%以上のいわゆる「無水エタノール」である。ここにおける接触方法は、樹脂に吸着された成分を溶出させることができれば特に制約されず、例えば、前記樹脂を充填したカラムに抽出液を通過させる、また、前記樹脂をエタノールに投入して攪拌する等の方法が例示される。
このように本発明に係る育毛成分は、エタノール溶液として桑白皮から取得される。また、得られたエタノール溶液から溶媒を留去する、得られたエタノール溶液を凍結乾燥するなどの適当な方法により、濃縮エキスや固形状の抽出物として取得してもよい。さらに、得られたエタノール溶液に水を加えて沈殿する不純物を除去したエタノール水溶液を本発明に係る育毛成分としてもよい。また、得られたエタノール水溶液から溶媒を留去する、得られたエタノール水溶液を凍結乾燥するなどの方法により得られた濃縮エキスや固形分を育毛成分として使用してもよい。
前記育毛成分は、まつ毛や眉毛に対する育毛効果を有し、まつ毛や眉毛を増やし、まつ毛や眉毛を太くする。また、まつ毛や眉毛だけでなく、頭髪を増やし、頭髪を太くするという育毛効果を有する。
本発明に係る育毛成分はまつ毛や眉毛に塗布できる任意の形態である育毛用組成物として提供され、1日1回から数回、まつ毛や眉毛の生え際に塗布して用いられる。また、頭皮に適用できる形態の育毛用組成物としても提供される。本発明の育毛用組成物は、例えば、液剤であり、ジェルのような半固形剤であり、スティックのような固形剤であり得る。
本発明に係る育毛用組成物は、本発明に係る育毛成分の他に水やエタノールなどの基剤を含み、その他、必要に応じてヒドロキシエチルセルロースやヒドロキシメチルセエルロースなどの増粘剤、EDTA及びその塩などの金属封鎖剤、乳酸やクエン酸並びにこれらの塩などのpH調整剤、グリセリンや1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ヒアルロン酸及びその誘導体、各種植物エキスなどの保湿剤、グリチルリチン酸及び誘導体、グアイアズレン、アラントインなどの皮膚保護剤、パラオキシ安息香酸メチル、グルコン酸クロルヘキシジンなどの防腐剤乃至保存剤、香料、着色料、各種アミノ酸やビタミン類など、化粧用組成物や医薬組成物に汎用される成分を含み得る。また、本発明に係る育毛用組成物は、本発明に係る育毛成分の他に、公知である他の育毛成分をも含み得る。他の育毛成分として、例えば、サリチル酸、レゾルシン、乳酸、ビタミンE及び誘導体、センブリエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル、ニンジンエキス、エストラジオール、エチニルエストラジオール、感光素201、感光素301が例示される。
育毛用組成物中の育毛成分の濃度は、剤型や用法用量等により適宜当業者によって定められる。その濃度の下限量は、固形分として、例えば、組成物中0.00001w/w%であり、0.0001w/w%であり、0.001w/w%であり、0.005w/w%であり、0.01w/w%であり得る。また、その上限は、固形分として、例えば、組成物中10w/w%であり、5w/w%であり、1w/w%であり、0.5w/w%であり、0.1w/w%であり、0.05w/w%であり得る。
組成物の製造方法も特に限定されるものではなく、組成物の剤型に従い、常法によって製造され得る。また、塗布方法も特に制約されるものではないが、本発明に係る組成物は目の近傍に塗布されるので、例えば、マスカラコームやアイブロウブラシなどの化粧用具による塗布が好ましい。
次に本発明について下記の実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲及びこれと均等に含まれるすべての変更が本発明に含まれるのは言うまでもない。
〔育毛成分の製造〕
1kgの粉砕乃至細切した桑白皮に10Lの65v/v%エタノール水溶液を加え、45℃で4時間、攪拌しながら抽出を行い、桑白皮抽出液を得た。この抽出液を濾紙(アドバンテック No2)で濾過して、濾液(8L)を回収した。濾液は、スチレン−ジビニルジビニルベンゼン系合成吸着剤(ダイヤイオンHP20、三菱化学)を充填したカラム(8cm×25cm)に、1.5L/Hrの速度で通液した。なお、通液前に、酢酸エチルを用いて樹脂を充填したカラムに、酢酸エチル(2.5L)、エタノール(2.5L)、65v/v%エタノール(4.0L)を順次通液して、樹脂を溶媒で平衡化した。
抽出液を通過させた前記カラムに、65v/v%エタノール水溶液を通液した後、99v/v%エタノ−ル水溶液を通液して、溶出液を得た。この溶出液を減圧乾固して、エタノール溶出物(18g)を得た。このエタノール溶出物にエタノール(2,688mL)を加えて攪拌溶解した後、精製水(1,152mL)を加えて攪拌した。この溶液を4℃で7日間保存した後、濾紙(同上)で濾過して、本発明に係る育毛成分(エタノール濃度70v/v%、固形分0.44w/v%)を得た。
当該育毛成分の液体クロマトグラフィによる結果を図1に示す。また、対象品として、特許文献4に記載された製造例1〜3に従って製造された各桑白皮抽出物を同様の条件で液体クロマトグラフィを行った。
(液体クロマトグラフィの条件)
Column: TSKgel ODS-80TM (4.6×250 mm)
Mobile phase: 60%→100%MeOH(0→22min)、
100%MeOH(22→45min)
Flow rate: 0.9mL/min
Temperature: 45℃
Detection: UV210nm
Sample: 10μl(1.12w/w%)
図1に示されたように、特許文献4の製造例1〜3で製造された桑白皮抽出物(対象品1〜3)は水を含むエタノールで溶出される成分を多数含むのに対し、本発明に係る育毛成分は水を含むエタノールで溶出される成分は含まず、水を含むエタノールで溶出されないが水をほとんど含まないエタノールで溶出される成分を多数含み、両者は異なる成分から構成されることが明らかになった。
〔まつ毛・眉毛に対する育毛効果〕
表1に示す処方に従い、実施品であるまつ毛・眉毛用の化粧料を製造した。また、実施品と同じpH及び粘度となるようにプラセボである化粧料を製造した。両化粧料を用いて、25〜39才の一般女性である56名のパネラーを対象に8週間の使用試験を実施した。なお、表1に示す配合量は質量%(w/w%)である。
パネラーを無作為に2群に分け、一方の群(実施品群)のパネラーには実施品である化粧料を、他方の群(プラセボ群)のパネラーにはプラセボである化粧料を塗布してもらった。
毎朝晩洗顔後に、まつ毛の根元に塗道具を用いて適量の化粧料を塗布して、自然乾燥させた。試験開始前及び試験開始2週間後、4週間後、8週間後に表2に示す項目について主観的な評価をしてもらった。その結果を表2に示す。また、写真撮影による客観的な評価も行った。その結果を図2に示す。
図2の画像から分かるように、実施品群ではプラセボ群と比較してまつ毛の量や長さに増加が見られた。また、主観的な評価によると、表2に示すように、使用開始8週間後には、その量が増え、まつ毛の長さも延びたと回答したパネラーの割合は、プラセボ群では20%未満であったのに対し、実施品群では60%以上のパネラーがその量が増えたと答え、80%以上のパネラーが、まつ毛が延びたと答えた。
さらに、使用開始2週間後に約80%のパネラーが、4週間後にはパネラー全員が、実施品の化粧料を使用した結果、何らかの変化を感じ、その効果を体感したと答えた。
小川ら(Ogawa H et al., In Normal and Abnormal Differentiation,159-170 (1983))によって確立されたC3Hマウス育毛試験を行った。C3Hマウスは生後6週より休止期毛に移行しその後およそ12週間続く。ヘアサイクルの揃った8週目に除毛処理をすると、休止期毛が同時に成長期毛に移行することから、この時期に薬剤を塗布することにより、発毛促進作用を評価することが出来る。
8週齢雄性C3Hマウス(1群8匹)の背部をセラミック付きのバリカンで毛刈後、シェイバーにて毛剃りした。翌日、マウス背部毛刈部位に、対照群として70v/v%エタノール水溶液を、陽性対照群として1w/v%ミノキシジル水溶液を、実施品群として実施例1で得られたエタノール水溶液を、それぞれ100μL塗布した。その後、陽性対照群のマウスに毛髪がほぼ生えそろうまで(約20日)毎日各試料100μLを塗布した。発毛率は下記の方法により求めた。マウスの背部にナイロンシートを載せ、試料の塗布部位及び発毛部位を油性ペンでトレースした。トレースした部位をそれぞれ切り抜き、切り抜いたシートの質量から、下記の式にて発毛率(%)を求めた。その結果を表3に示した。
発毛率(%)=(発毛部位のシート質量/塗布部位のシート質量)×100
表3に示されたように、本発明の実施品を塗布した群(実施品群)はいずれの塗布日数においても陽性対照群(1%ミノキシジル塗布群)より発毛率が高く、塗布開始後16日以降では、陽性対照群よりも有意に頭髪に対する育毛効果が認められた。このことから、本発明に係る育毛成分は、毛周期の休止期を短縮して発毛を促進すると結論づけられた。
以上のように、本発明に係る育毛成分を含む育毛用組成物は、まつ毛や眉毛に対して育毛効果を有するだけでなく、ハリやコシ、まつ毛のカールの持ち、ビューラーのし易さ、アイメイクのし易さなど、まつ毛や眉毛の化粧に優れた作用効果を示す組成物であると言える。
本発明によると、まつ毛や眉毛、さらには頭髪にも育毛効果を示す新たな育毛組成物が提供される。

Claims (2)

  1. 桑白皮の60〜80v/v%エタノール水溶液による抽出物を得る工程と、
    前記抽出物をスチレン−ジビニルベンゼン系樹脂と接触させる工程と、
    前記樹脂とエタノールを接触させて前記樹脂に吸着された成分を回収する工程を有する育毛成分の製造方法。
  2. まつ毛や眉毛、頭髪における育毛効果を有する育毛用組成物の製造方法であって、
    前記請求項1に記載の方法で得られた育毛成分を含有させる工程を含む育毛用組成物の製造方法。
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