JP5955373B2 - 3次元立体表示装置および3次元立体表示信号生成装置 - Google Patents

3次元立体表示装置および3次元立体表示信号生成装置 Download PDF

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この発明は、3次元立体画像(3Dimension stereoscopic image)又は3次元立体映像(3Dimension stereoscopic movie)を表示する3次元立体表示装置(3Dimension stereoscopic display device)に関する。
特許文献1に開示される従来の立体表示装置は、主に家庭用に使用される3次元立体画像を提供するものである。この立体表示装置は、立体視用の眼鏡をかけることなく、立体映像を視聴できるため、利便性が高い。例えば、助手席用のコンテンツ再生装置や後席用のRSE(Rear Seat Entertainment)の表示装置として好適である。
特開2005−175566号公報
しかしながら、特許文献1に代表される従来の技術を、運転者用の車載情報の表示又はメータパネルを表示する表示装置に適用する場合は、安全上の配慮をしないとそのまま使用できない。例えば、車両の走行中に、動きのある3次元立体映像や、立体表示された建物等の地物が無秩序に乱立する3次元立体画像又は3次元立体映像を運転者に見せるのは、返って視認性を損なうため、安全上の配慮が必要となる。さらに、3次元立体画像表示の運転中に適した表示を行い、安全面を向上する方法や視認性を向上させる方法については何ら記載されていない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、見かけ上の3次元立体表示面を、3次元立体表示装置の表示画面からの距離の変化、又は、使用者に見やすい方向に回転させることにより、3次元立体画像又は3次元立体映像の視認性を向上できる3次元立体表示装置および3次元立体表示信号生成装置を得ることを目的とする。
この発明に係る3次元立体表示装置は、入力した表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを再生する再生処理部と、再生処理部により再生された表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像をダッシュボードの中央部で3次元立体表示する立体表示モニタ部と、表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成して再生処理部に出力する画面合成処理部とを備え、画面合成処理部は、表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の方向に所定の角度で傾斜させて立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する機能と、表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の曲面形状に変形させて立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又映像データを生成する機能との少なくとも1つを備え、表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面が運転者側に向くよう、所定の角度で傾斜させる若しくは所定の曲面形状に変形させ、立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する処理を行う機能を有するものである。
この発明によれば、見かけ上の3次元立体表示面を、3次元立体表示装置の表示画面からの距離の変化、および、使用者に見やすい方向への転により、3次元立体画像又は3次元立体映像の視認性を向上させることができるという効果がある。
この発明に係る3次元立体表示装置を用いた立体表示システムの構成例を示すブロック図である。 立体表示モニタにおける立体表示の原理を説明するための図である。 この発明の実施の形態1による3次元立体表示装置を用いた車載情報システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1による3次元立体表示装置の画面合成処理の流れを示すフローチャートである。 平面地図の見かけ上の表示位置を立体表示モニタの画面よりも奥側にする画面合成処理を説明するための図である。 図5の表示位置の関係に規定した座標系を説明するための図である。 図5の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。 平面地図の見かけ上の表示位置を立体表示モニタの画面よりも手前にする画面合成処理を説明するための図である。 図7の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。 実施の形態1の3次元立体表示装置による立体表示例を示す図である。 実施の形態2において、平面地図の見かけ上の地図表示面を立体表示モニタの画面より奥側とし、アイコンの見かけ上の表示面を地図表示面より手前とした画面合成処理を説明するための図である。 図10の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。 平面地図の見かけ上の地図表示面を立体表示モニタの画面より奥側とし、アイコンの見かけ上の表示面を地図表示面より奥側にした画面合成処理を説明するための図である。 図12の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。 平面地図の見かけ上の地図表示面を立体表示モニタの画面より手前とし、アイコンの見かけ上の表示面を地図表示面より手前にした画面合成処理を説明するための図である。 図14の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。 平面地図の見かけ上の地図表示面を立体表示モニタの画面より手前とし、アイコンの見かけ上の表示面を地図表示面より奥側にした画面合成処理を説明するための図である。 図16の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。 実施の形態2による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図である。 実施の形態2による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図である。 実施の形態3において、平面地図の見かけ上の地図表示面を立体表示モニタの画面よりも奥側とし、経路誘導画面の見かけ上の表示面を見かけ上の地図表示面よりも手前にした画面合成処理を説明するための図である。 図20の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。 実施の形態4において、平面地図の見かけ上の地図表示面を水平方向に傾けた画面合成処理を説明するための図である。 図22の画面合成処理の詳細を概略的に示す図である。 実施の形態4による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図である。 実施の形態5において、平面地図の見かけ上の地図表示面を鉛直方向に傾けた画面合成処理を説明するための図である。 図25の画面合成処理の詳細を概略的に示す図である。 実施の形態5による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図である。 この発明の実施の形態6による3次元立体表示装置を用いた車載情報システムの構成を示すブロック図である。 立体画像生成処理コアの構成を示すブロック図である。 平面地図の見かけ上の地図表示面を曲面表示する画面合成処理を説明するための図である。 図30の画面合成処理の詳細を概略的に示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る3次元立体表示装置を用いた立体表示システムの構成例を示すブロック図である。図1(a)は、両眼用のカメラで撮影された左右映像から立体映像を表示する立体表示システム1Aを示している。図1(a)において、立体表示システム1Aは、左目用カメラ2a、右目用カメラ2b、記録・撮影装置3、画面合成処理部4、映像再生装置5及び立体表示モニタ(立体表示モニタ部)6を備える。
左目用カメラ2aと右目用カメラ2bは、両眼の視差を考慮した間隔で並べて配置されており、記録・撮影装置3の制御によって、撮影対象の風景Aを撮影する。左目用カメラ2aと右目用カメラ2bに撮影された風景Aの左右映像データは、記録・撮影装置3に記録される。画面合成処理部4は、記録・撮影装置3から読み出した左右映像データに対して、本発明に特有な3次元立体映像の合成処理を施して映像再生装置5へ出力する。
映像再生装置5は、画面合成処理部4で処理された左右映像データを再生して立体表示モニタ6へ出力する。立体表示モニタ6は、映像再生装置5に再生された左右映像データを、視聴者から見て立体的に表示する。
図1(b)に示す立体表示システム1Bは、アンテナ7aを介して外部装置と通信する立体映像用コンテンツ受信機7、画面合成処理部4、映像再生装置5及び立体表示モニタ6を備える。立体映像用コンテンツ受信機7は、アンテナ7aを介して、上述したような左右映像データを含む立体映像用コンテンツを外部装置から受信する受信機である。
画面合成処理部4は、立体映像用コンテンツ受信機7が受信した立体映像用コンテンツの左右映像データに対して、本発明に特有な3次元立体映像の合成処理を施して映像再生装置5へ出力する。図1(a)と同様にして、立体表示モニタ6が、映像再生装置5に再生された左右映像データを、視聴者から見て立体的に表示する。
図1(c)に示す立体表示システム1Cは、立体表示用コンテンツを記憶する記憶装置8、画面合成処理部4、映像再生装置5及び立体表示モニタ6を備える。立体表示用コンテンツは、上述したような左右映像データを含むコンテンツデータである。記憶装置8としては、立体表示用コンテンツを記憶するHDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリが考えられる。また、立体表示用コンテンツを記憶したCDやDVDのような記憶メディアを再生するドライブ装置であってもかまわない。
画面合成処理部4は、記憶装置8から読み出した立体表示用コンテンツの左右映像データに対して、本発明に特有な3次元立体映像の合成処理を施して映像再生装置5へ出力する。図1(a)と同様にして、立体表示モニタ6が、映像再生装置5に再生された左右映像データを視聴者から見て立体的に表示する。
なお、立体表示用コンテンツとして、いわゆる3次元データ(例えば3次元地図データ等)を格納しておき、画面合成処理部4が、この3次元データが示す画像について左右の視点での見え方を演算して左右映像データを生成してもよい。
図2は、立体表示モニタにおける立体表示の原理を説明するための図であり、裸眼での立体表示の一例を示している。図2に示す立体表示モニタ6は、液晶表示素子群6a及びパララックスバリア部6bを備える。液晶表示素子群6aは、右目用の映像が右目に到達するように指向性を持たせた右目用液晶素子群と、左目用の映像が左目に到達するように指向性を持たせた左目用液晶素子群とを有する。パララックスバリア部6bは、右目用の映像と左目用の映像とを交互に表示するためにバックライト(図2において不図示)からの光を遮断する視野バリアである。
映像再生装置5で再生された左右の映像データは、左目用(L)の映像信号及び右目用(R)の映像信号として、L、R、L、R、・・・と交互に立体表示モニタ6に入力される。液晶表示素子群6aは、左目用(L)の映像信号を入力すると、左目用液晶素子群を動作させ、右目用(R)の映像信号を入力すると、右目用液晶素子群を動作させる。
このとき、パララックスバリア部6bが、左目用液晶素子群の動作時は右目用液晶表示素子群を通過したバックライトの光を遮断し、右目用液晶素子群の動作時は左目用液晶表示素子群を通過したバックライトの光を遮断する。これにより、立体表示モニタ6の画面には、右目用の映像と右目用の映像とが交互に表示され、図2に示す視聴者の視点で立体映像を視聴することができる。
なお、本発明は、図2に示す構成の立体表示モニタ6に限定されるものではなく、別の機構で立体視を実現するモニタであってもよい。例えば、専用眼鏡として左右のレンズに互いに異なる偏光板を取り付けた眼鏡を視聴者が掛けることによって立体画像を得る方式でもかまわない。
図3は、この発明の実施の形態1による3次元立体表示装置を用いた車載情報システムの構成を示すブロック図である。図3において、車載情報システム1は、地図などの画像や映像の表示に関して、図1に示した立体表示システムとして機能するシステムである。また、車載情報システム1は、メインCPU4a、映像再生装置5、立体表示モニタ6、GPS(Global Positioning System)受信機9、車速センサ10、内部メモリ11、CD/DVDドライブ装置12、HDD13、ラジオ受信機14、DTV受信機15、車内LAN_I/F部16、操作入力部18、アンプ19、スピーカ20を備える。
メインCPU4aは、車載情報システム1内の各構成部を制御するCPUである。このメインCPU4aが、HDD13に記憶されるプログラム13d(車載情報処理用のアプリケーションプログラム)を実行することにより、図1に示した画面合成処理部4としての機能を発揮する。映像再生装置5は、メインCPU4aの画面合成処理部4で合成処理された左右映像データを再生して立体表示モニタ6へ出力する装置である。また、立体表示モニタ6は、映像再生装置5に再生された左右映像データを、視聴者から見て立体的に表示するモニタである。
GPS受信機9は、GPS衛星から自車両の位置情報を受信する受信機であり、車速センサ10は、自車両の車速を計算するための車速パルスを検出するセンサである。内部メモリ11は、メインCPU4aが車載情報処理用のアプリケーションプログラムを実行する際の作業領域となるメモリである。CD/DVDドライブ装置12は、CD又はDVD等の記憶メディア12aに記憶されたAVソースを再生する装置である。なお、記憶メディア12aに記憶されたAVソースに立体表示映像データが含まれる場合、図1(b)で示した立体映像用コンテンツ受信機7として機能し、車載情報システム1は、図1(b)で示した立体表示システム1Bとして機能する。
HDD(ハードディスクドライブ装置)13は、車載情報システム1に搭載された大容量記憶装置であり、地図データベース(以下、地図DBと略す)13a、アイコンデータ13b、誘導画面データ13c及びプログラム13dを記憶する。
地図DB13aは、ナビゲーション処理で利用される地図データが登録されたデータベースである。地図データには、地図上のPOI(Point Of Interest)の所在地又はこれに関連する詳細情報が記述されたPOI情報も含まれる。
アイコンデータ13bは、立体表示モニタ6の画面上に表示するアイコンを示すデータである。画面上で各種の操作を行うための操作ボタンのアイコンなどがある。
誘導画面データ13cは、ナビゲーション処理の際に自車両の進むべき経路を記載した誘導画面を示すデータである。
プログラム13dは、メインCPU4aが実行する車載情報処理用のアプリケーションプログラムである。例えば、画面合成処理部4の機能を実現するプログラムモジュールを含む地図表示用のアプリケーションプログラムがある。
ラジオ受信機14は、ラジオ放送を受信する受信機であり、例えば不図示の選局ボタンの操作に応じて選局がなされる。
DTV受信機15は、デジタルテレビ放送を受信する受信機であり、ラジオ受信機14と同様に、不図示の選局ボタンの操作に応じて選局がなされる。また、DTV受信機15は、受信したデジタルテレビ放送に3次元立体表示映像データが含まれる場合、図1(b)で示した立体映像用コンテンツ受信機7として機能し、車載情報システム1は、図1(b)で示した立体表示システム1Bとして機能する。
車内LAN_I/F部16は、車内LAN(Local Area Network)17とメインCPU4aとの間のインタフェースであり、例えば、車内LAN17に接続している他の機器とメインCPU4aとのデータ通信を中継する。また、図1(c)で示した記憶装置8が車内LAN17に接続しており、この記憶装置8とメインCPU4aの画面合成処理部4との間を中継する構成として車内LAN_I/F部16を捉えた場合、車載情報システム1は、図1(c)で示した立体表示システム1Cとして機能する。
操作入力部18は、使用者が操作入力を行う構成部である。この操作入力部18としては、例えば立体表示モニタ6の画面近辺に設けたキースイッチ(操作スイッチ)や、立体表示モニタ6の画面上にタッチパネルを設けた場合にはそのタッチスイッチ、又はリモコンなどが挙げられる。
なお、CD/DVDドライブ装置12、ラジオ受信機14及びDTV受信機15で再生された音声信号やメインCPU4aからの音声信号は、アンプ19で増幅され、スピーカ20を介して音声出力される。メインCPU4aからの音声信号としては、ナビゲーション処理における誘導案内音声などがある。
次に動作について説明する。
実施の形態1では、平面画像を表示するにあたり、平面画像の見かけ上の表示位置を、立体表示モニタ6の画面よりも手前にしたり、奥側にした3次元立体画像を合成して立体表示する。例えば、車載用ナビゲーション装置の地図表示において、平面地図を表示する場合、平面地図の見かけ上の表示位置を立体表示モニタ6の画面よりも奥側(運転者の遠方)にする。この場合、運転者が運転中に前方の風景を見る焦点位置と平面地図の見かけ上の表示位置との焦点距離の差を少なくすることができる。すなわち、車両前方を見ていた運転者が、車両内の立体表示モニタ6に表示した地図画面に視線を移動した際の焦点移動距離が少なく、当該地図を違和感なく見ることができる。このようにすることにより、立体表示された地図が見やすくなり、ひいては地図表示を見る際の安全性を高めることが可能となる。
図4は、実施の形態1による3次元立体表示装置の画面合成処理の流れを示すフローチャートであり、平面地図の見かけ上の表示位置を立体表示モニタ6の画面よりも奥側にする処理を示している。また、図5は、平面地図の見かけ上の表示位置を立体表示モニタの画面よりも奥側にする画面合成処理を説明するための図である。図6は、図5の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。以降では、図4に沿って画面合成処理の詳細を説明し、図5及び図6を適宜参照する。
先ず、メインCPU4aが、図6に示すように、HDD13に格納される地図DB13aから地図データを読み込んで、所定の地図描画アルゴリズムに従い、平面地図データPic_planeを生成する。平面地図データPic_planeは、例えば、図5の左側に記載したような平面地図であるものとする。
図5の例では、平面地図データPic_planeが示す平面地図を、立体表示モニタ6の画面Qより奥側の見かけ上の地図表示面Pに表示している。ここで、運転者の目の位置から立体表示モニタ6の画面Qまでの距離をZ0、運転者の目の位置から見かけ上の地図表示面Pまでの距離をzとする。ただし、図5では、z>Z0の関係にある。
図5−1は、図5の表示位置の関係に規定した座標系を説明するための図である。図5及び図5−1において、運転者の右目の位置を点Or(xr,yr,0)、左目の位置を点Ol(xl,yl,0)、左右の目の間隔をdとする。つまり、xr−xl=dである。また、通常、yr=ylである。
平面地図データPic_planeが示す平面地図上の点p(x,y)を、見かけ上の地図表示面Pに投影すると、地図表示面P上の点p(x,y,z)となる。
平面地図の右目用画像データPic_R(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)と右目の位置である点Or(xr,yr,0)とを結ぶ直線(ベクトルVr)が立体表示モニタ6の画面Qと交わる点prの集合で表現される。ここで、点prは、運転者の右目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす反時計回りの角度をθ1とした場合に、点pr(xr−Z0tanθ1,yr,Z0)となる。
同様に、平面地図の左目用画像データPic_L(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)と左目の位置である点Ol(xl,yl,0)とを結ぶ直線(ベクトルVl)が立体表示モニタ6の画面Qと交わる点plの集合で表現される。なお、点plは、運転者の左目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす反時計回りの角度をθ2とした場合に、点pl(xl−Z0tanθ2,yl,Z0)となる。
画面合成処理部4は、上述のように生成した平面地図データPic_planeを入力し(ステップST1)、パラメータZ0,z,dを入力する(ステップST2)。
次に、画面合成処理部4は、入力した平面地図データPic_plane及びパラメータZ0,z,dを用いて、見かけ上の地図表示面Pと運転者の左右の目の位置との距離がzとなるように点pr,plを計算して右目用画像データPic_R(x,y)及び左目用画像データPic_L(x,y)を生成する(ステップST3)。
次いで、画面合成処理部4は、生成した右目用画像データPic_R(x,y)及び左目用画像データPic_L(x,y)を映像再生装置5へ出力する(ステップST4)。
映像再生装置5は、画面合成処理部4により生成された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを再生して立体表示モニタ6へ出力する。立体表示モニタ6では、映像再生装置5により再生された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを用いて、平面地図を立体表示する(ステップST5)。このとき、運転者からは、立体視によって、平面地図が、立体表示モニタ6の画面Qよりも奥側の見かけ上の地図表示面Pに表示されているように見える。
車両の進行に伴って連続的に更新される平面地図データに対して、図4に示した処理を繰り返すことで、平面地図について連続的な3次元立体映像を得ることができる。
また、車載用のナビゲーション装置で平面地図を表示するにあたり、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを立体表示モニタ6の画面Qよりも手前(運転者の近く)にすると、運転者からは、立体視によって立体表示モニタ6の画面Qから平面地図が浮き出たように表示されているように見える。
図7は、平面地図の見かけ上の表示位置を立体表示モニタの画面よりも手前にする画面合成処理を説明するための図である。図8は、図7の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。なお、図7では、z<Z0である。図7において、図5と同様に、運転者の左目の位置を点Ol(xl,yl,0)、右目の位置を点Or(xr,yr,0)とし、左右の目の間隔をdとする。このとき、平面地図データPic_planeが示す平面地図上の点p(x,y)を見かけ上の地図表示面Pに投影すると、地図表示面P上の点p(x,y,z)となる。
平面地図の右目用画像データPic_R(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)と右目の位置の点Or(xr,yr,0)とを結ぶ直線の延長線(ベクトルVr)が立体表示モニタ6の画面Qと交わる点prの集合で表現される。ここで、点prは、運転者の右目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ1とすると、点pr(xr−Z0tanθ1,yr,Z0)となる。
同様に、平面地図の左目用画像データPic_L(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)と左目の位置の点Ol(xl,yl,0)とを結ぶ直線の延長線(ベクトルVl)が立体表示モニタ6の画面Qと交わる点plの集合で表現される。
なお、点plは、運転者の左目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ2とすると、点pl(xl−Z0tanθ2,yl,Z0)となる。
上述したフローと同様の処理を行うことで、立体表示モニタ6の画面に平面地図が表示される。このとき、z<Z0であると、運転者からは、立体視によって、平面地図データPic_planeが示す平面地図が、立体表示モニタ6の画面Qよりも手前の見かけ上の地図表示面Pに表示されているように見える(図7参照)。
また、z=Z0の関係で画面合成処理を行えば、平面地図は、見かけ上の地図表示面Pと立体表示モニタ6の画面Qが一致し、画面Q上に表示されて見える。
z>Z0の関係で画面合成処理を行うと、立体視により、運転者からは、平面地図が、立体表示モニタ6の画面Qよりも奥側(運転者の遠方)の見かけ上の地図表示面Pに表示されているように見える(図5参照)。
図9は、実施の形態1による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図であり、図9(a)がz>Z0の場合を示し、図9(b)がz<Z0の場合を示している。
図9(a)において、z>Z0、すなわち、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを、立体表示モニタ6の画面Qよりも奥側(運転者の遠方)にした場合に、左目用画像と右目用画像の間隔をA1とする。この場合、右目用画像は、画面の右側に表示される。
また、図9(b)において、z<Z0、すなわち平面地図の見かけ上の地図表示面Pを立体表示モニタ6の画面Qよりも手前(運転者の近く)にした場合に、左目用画像と右目用画像の間隔をA2とする。この場合、右目用画像は、画面の左側に表示される。
図9(a)の場合、運転者からは、立体視によって、平面地図が、立体表示モニタ6の画面Qよりも遠くの位置で焦点が合うように見える。また、図9(b)の場合には、運転者からは、立体視によって、平面地図が、立体表示モニタ6の画面Qよりも近くに浮き出したように見える。
画面合成処理部4が、車速センサ10から自車の車速に応じて、運転者の目の位置から見かけ上の地図表示面Pまでの距離zを変更してもよい。例えば、停車中は、運転者から見て近くの位置で平面地図を表示する。つまり、立体表示モニタ6の画面Qから浮き出たように平面地図を表示する。
一方、画面合成処理部4は、車速の上昇に伴って距離zを大きくしていく。このとき、車速が上がるにつれて、平面地図の立体表示される位置が、運転者から遠い位置に移る。車速が所定の閾値を超えるとz>Z0となり、運転者からは、立体視によって、平面地図が、立体表示モニタ6の画面Qよりも遠くの位置で焦点が合うように表示される。すなわち、zは車速の関数z=f(V)で表すことができる。なお、Vは車速である。
このようにすることで、自車の車速に応じて、運転者が運転中に前方の風景を見る焦点位置と平面地図の見かけ上の表示位置との焦点距離の差を少なくすることができる。これにより、運転者が地図表示を見る際の安全性を高めることが可能となる。
また、距離zは、使用者が好みに応じて設定できるように構成してもよい。
例えば、運転者が、常に運転中に前方の風景を見る焦点位置を考慮してz>Z0となる距離zの値を予め設定する場合が考えられる。
以上のように、この実施の形態1によれば、入力した表示対象の画像又映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像を再生する映像再生装置5と、映像再生装置5により再生された表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像を3次元立体表示する立体表示モニタ6と、表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、立体表示モニタ6の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像を生成して映像再生装置5に出力する画面合成処理部4とを備える。このようにすることで、3次元立体画像又は3次元立体映像の視認性を向上させることができる。
特に、実施の形態1による3次元立体表示装置を車載情報システムの地図表示装置に適用した場合に、自車両が走行中か停車中かあるいは車速に応じて、運転者の目の位置から見かけ上の地図表示面Pまでの距離zを設定することで、運転者が立体表示された地図画面に視線を向けても、当該地図を違和感なく見ることができる。これにより、走行中は、見かけ上遠方に画面が表示され、車両前方の風景との焦点距離移動が少なくなり、安全性と視認性が高められる。また、停車中は、近くで画面を見ることにより停車中の視認性を高めることができる、本実施の形態では、従来の装置では成しえなかった走行中と停車中との双方で視認性を高めることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1は、平面地図上に表示されるアイコン等の操作入力用のソフトウェアボタンも見かけ上の地図表示面Pに表示する場合を示したが、この実施の形態2では、アイコン等の操作入力用のソフトウェアボタンについて、見かけ上の地図表示面Pと平行な別の見かけ上の表示面に立体表示する場合を述べる。
実施の形態2による3次元立体表示装置は、画面合成処理部が、アイコン等の操作入力用のソフトウェアキーを、見かけ上の地図表示面Pと平行な別の見かけ上の表示面に表示する立体表示画面を生成するが、その基本的な構成は上記実施の形態1と同様である。従って、以降の説明では、実施の形態2による3次元立体表示装置を車載情報システムに適用し、その構成については、図3を参照することとする。
次に動作について説明する。
実施の形態2では、平面画像及び平面画像上に操作入力用のソフトウェアボタンを表示するにあたり、上記実施の形態1と同様に、平面画像の見かけ上の表示位置を、立体表示モニタ6の画面よりも手前にしたり、奥側にするとともに、操作入力用のソフトウェアボタンの見かけ上の表示位置を、平面画像の見かけ上の表示面より手前にしたり、奥側にした3次元立体画像を合成して立体表示する。
例えば、車載用ナビゲーション装置の地図表示において、平面地図及び操作入力用のソフトウェアボタンを表示する場合、平面地図の見かけ上の表示位置を立体表示モニタ6の画面よりも奥側(運転者の遠方)にし、操作の「決定ボタン」又は操作を戻す「戻るボタン」などのアイコンや方位表示を平面地図の見かけ上の表示面よりも手前にする。これにより、運転者からは、アイコンや方位表示が平面地図から浮かんだように見える。このようにすることで、地図上でアイコン画像や方位表示が見やすくなり、使いやすいHMI(Human Machine Interface)を提供することが可能となる。
図10は、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを、立体表示モニタの画面Qよりも奥側とし、アイコンの見かけ上の表示面Rを、見かけ上の地図表示面Pよりも手前にした画面合成処理を説明するための図である。図11は、図10の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。
先ず、メインCPU4aが、図11に示すように、HDD13に格納される地図DB13aから地図データを読み込んで、所定の地図描画アルゴリズムに従い、平面地図データPic_planeを生成する。平面地図データPic_planeは、例えば、図10の左側に記載した平面地図を表している。また、メインCPU4aは、HDD13に格納されるアイコンデータ13bから、平面地図データPic_planeが示す平面地図に重畳表示するアイコンのアイコンデータを読み込む。
図10の例では、平面地図データPic_planeが示す平面地図を、立体表示モニタ6の画面Qよりも奥側の見かけ上の地図表示面Pに表示する。さらに、操作アイコンである決定ボタン及び戻るボタンを、平面地図の見かけ上の地図表示面Pよりも手前の見かけ上の表示面Rに表示する。ここで、平面地図の地図表示面Pとアイコンの表示面Rとの距離をdzとする。すなわち、運転者からは、立体視により決定ボタン及び戻るボタンの各アイコンが平面地図から距離dzだけ浮かんで見える。なお、図10において、運転者の目の位置から立体表示モニタ6の画面Qまでの距離Z0と運転者の目の位置から見かけ上の地図表示面Pまでの距離zとの関係は、z>Z0の関係である。
平面地図の右目用画像データPic_R(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)又は表示面R上の点p(x,y,z−dz)と右目の位置である点Or(xr,yr,0)とを結ぶ直線(ベクトルVr)が、立体表示モニタ6の画面Qと交わる点prの集合で表現される。ここで、点prは、運転者の右目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ1とすると、点pr(xr−Z0tanθ1,yr,Z0)となる。
同様に、平面地図の左目用画像データPic_L(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)又は表示面R上の点p(x,y,z−dz)と左目の位置である点Ol(xl,yl,0)とを結ぶ直線(ベクトルVl)が、立体表示モニタ6の画面Qと交わる点pl(xl,yl,Z0)の集合で表現される。なお、点plは、運転者の左目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ2とした場合、点pl(xl−Z0tanθ2,yl,Z0)となる。
一方、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコンは、平面地図の右目用画像においては、当該右目用画像上の点pr(xr−(z−dz)tanθ1,yr,z−dz)の集合で表現され、平面地図の左目用画像においては、当該左目用画像上で点pl(xl−(z−dz)tanθ2,yl,z−dz)の集合で表現される。
画面合成処理部4は、平面地図データPic_plane、パラメータZ0,z,d及びアイコンデータを用いて、上記実施の形態1と同様にして、見かけ上の地図表示面Pと運転者の目の位置との距離がzとなり、さらにアイコンの表示面Rと運転者の目の位置との距離が(z−dz)となるように点pr,plを計算して右目用画像データPic_R(x,y)及び左目用画像データPic_L(x,y)を生成し、映像再生装置5へ出力する。
映像再生装置5は、画面合成処理部4により生成された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを再生して立体表示モニタ6へ出力する。立体表示モニタ6では、映像再生装置5により再生された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを用いて、平面地図とアイコンを立体表示する。このとき、運転者からは、立体視によって、アイコン画像が、平面地図上に浮かんだように見える。
なお、上述の画面合成処理において、アイコン画像の見かけ上の表示面Rを、立体表示モニタ6の画面Qよりも手前(運転者の近く)とすると、運転者からは、アイコン画像がさらに近くに浮き出したように見える。
図12は、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを、立体表示モニタの画面Qよりも奥側とし、アイコンの見かけ上の表示面Rを、地図表示面Pよりも奥側にした画面合成処理を説明するための図である。図13は、図12の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。図12の例では、図10と同様に、平面地図データPic_planeが示す平面地図を、立体表示モニタ6の画面Qより奥側の見かけ上の地図表示面Pに表示する。つまり、z>Z0の関係にある。一方、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコンは、図12、図13に示すように、平面地図の見かけ上の地図表示面Pより奥側の見かけ上の表示面Rに表示する。これにより、運転者からは、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコン画像が、平面地図から距離dzだけ遠くで焦点が合うように表示される。
図14は、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを、立体表示モニタの画面Qよりも手前とし、アイコンの見かけ上の表示面Rを、地図表示面Pよりも手前にした画面合成処理を説明するための図である。図15は、図14の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。図14の例では、平面地図データPic_planeが示す平面地図を、立体表示モニタ6の画面Qより手前の見かけ上の地図表示面Pに表示する。つまり、z<Z0の関係にある。また、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコンについても、図14、図15に示すように、平面地図の見かけ上の地図表示面Pよりも手前の見かけ上の表示面Rに表示する。これにより、運転者からは、立体視によって、平面地図が近くに見えるとともに、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコン画像が、平面地図より近くに浮き出したように見える。
図16は、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを、立体表示モニタの画面Qよりも手前とし、アイコンの見かけ上の表示面Rを、地図表示面Pよりも奥側にした画面合成処理を説明するための図である。図17は、図16の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。図16の例では、図14と同様に、平面地図データPic_planeが示す平面地図を、立体表示モニタ6の画面Qより手前の見かけ上の地図表示面Pに表示する。つまり、z<Z0の関係にある。一方、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコンは、図16、図17に示すように、平面地図の見かけ上の地図表示面Pより奥側の見かけ上の表示面Rに表示する。これにより、運転者からは、立体視によって、平面地図が近くに見えるが、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコン画像については、平面地図より遠くの位置で焦点が合うように見える。
なお、上述の画面合成処理において、アイコン画像の見かけ上の表示面Rを、立体表示モニタ6の画面Qよりも奥側(運転者の遠方)とすると、運転者からは、アイコン画像がさらに遠くの位置で焦点が合うように見える。
図18は、実施の形態2による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図であり、図18(a)は、z>Z0で、かつアイコンの表示面Rが地図表示面Pより奥側である場合を示し、図18(b)は、z>Z0で、かつアイコンの表示面Rが地図表示面Pより手前である場合を示している。図18(a)及び図18(b)において、左目用画像と右目用画像の間隔X1が等しい。また、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコン画像の左目用画像と右目用画像との間隔X2は、図18(a)の場合よりも図18(b)の場合の方が大きい。つまり、図18(b)の場合、運転者からは、立体視によって、アイコン画像が、図18(a)の場合より近くに浮き出したように見える。
図19は、実施の形態2による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図であり、図19(a)は、z<Z0で、かつアイコンの表示面Rが地図表示面Pより手前である場合を示し、図19(b)は、z<Z0で、かつアイコンの表示面Rが地図表示面Pより奥側である場合を示している。なお、図19(a)及び図19(b)において、左目用画像と右目用画像の間隔X1が等しく、図18(a)及び図19(b)で示した間隔X1より大きい。つまり、運転者からは、立体視によって、平面地図が図18の場合よりも近くに表示されているように見える。また、決定ボタン及び戻るボタンの各アイコン画像の左目用画像と右目用画像との間隔X2は、図19(b)の場合よりも図19(a)の場合の方が大きい。つまり、図19(a)の場合、運転者からは、立体視によって、アイコン画像が、図19(b)の場合より近くに浮き出したように表示される。
以上のように、この実施の形態2によれば、画面合成処理部4が、表示対象の画像が平面画像及び当該平面画像上に表示するアイコン画像である場合に、平面画像を3次元立体表示する見かけ上の表示面、アイコン画像を3次元立体表示する見かけ上の表示面、及び立体表示モニタ部の画面を、それぞれ異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像を生成する。この構成において、アイコンなどの特殊な意味を持つ操作入力用のソフトウェアボタン、方位表示の見かけ上の表示面Rを、平面地図の見かけ上の地図表示面Pよりも手前(運転者の近く)にしたり、奥側(運転者の遠方)にする。これにより、アイコンや方位表示が運転者から近い位置で浮かんだように見えたり、反対に運転者から遠い位置に焦点が合って見える。このようにすることで、地図上でアイコンや方位表示が見やすくなり、使いやすいHMIを提供することが可能となる。
また、上記実施の形態2では、アイコンの立体表示について説明したが、3次元建物画像や立体地形モデル及び等高線表示による立体表示を、運転者から見て、平面地図の見かけ上の地図表示面Pから浮き出すように表示してもよく、また、平面地図の見かけ上の地図表示面Pの奥側で立体的に表示してもよい。
さらに、上記実施の形態2において、自車位置、経路、誘導ポイント、カーソル、3次元エージェント表示、その他の交通情報などのイベントを、平面地図の見かけ上の地図表示面よりも手前に浮き出すように表示してもよい。この他、目的地などの有意な文字を立体表示してもよい。例えば、高速略図やPOIが挙げられる。また、平面地図上に表示したPOIを指定する操作があると、この指定されたPOIの情報が記述されたバルーン表示を、立体視によって、運転者からみて、平面地図の見かけ上の地図表示面よりも手前に浮き出すように表示してもよい。
実施の形態3.
実施の形態3では、本実施の形態の3次元立体表示装置を適用した車載情報システムに発生したイベントに応じた表示画像を、平面地図の見かけ上の地図表示面Pと平行な別の見かけ上の表示面に立体表示する場合を述べる。ここでは、イベントに応じた表示画像として、ナビゲーション処理における経路誘導画面を立体表示する場合について述べる。
実施の形態3による3次元立体表示装置は、画面合成処理部が、イベントに応じた表示画像を、見かけ上の地図表示面Pと平行な別の見かけ上の表示面に立体表示する立体表示画面を生成するが、その基本的な構成は、上記実施の形態1と同様である。従って、以降の説明では、実施の形態3による3次元立体表示装置を車載情報システムに適用し、その構成については、図3を参照することとする。
次に動作について説明する。
実施の形態3は、平面画像及びイベントに応じた表示画像を並べて表示するにあたり、上記実施の形態1と同様に、平面画像の見かけ上の表示位置を、立体表示モニタ6の画面よりも手前にしたり、奥側にするとともに、イベントに応じた表示画像の見かけ上の表示位置を、平面画像の見かけ上の表示面よりも手前にしたり、奥側にした3次元立体画像を合成して立体表示する。
例えば、車載用ナビゲーション装置の地図表示において、平面地図及び経路誘導画面を立体表示する場合、平面地図の見かけ上の表示位置を立体表示モニタ6の画面よりも奥側(運転者の遠方)にし、経路誘導画面を平面地図の見かけ上の表示面よりも手前にする。これにより、運転者からは、経路誘導画面が平面地図から浮かんだように見える。このようにすることで、立体表示モニタ6の画面上で経路誘導画面が見やすくなり、使いやすいHMIを提供することが可能となる。
図20は、平面地図6Aの見かけ上の地図表示面Pを、立体表示モニタの画面Qよりも奥側とし、経路誘導画面6Bの見かけ上の表示面Rを、見かけ上の地図表示面Pよりも手前にした画面合成処理を説明するための図である。図21は、図20の画面合成処理におけるデータの流れを示す図である。図20の例では、平面地図6Aと、経路の分岐の案内画面である経路誘導画面6Bとを2画面表示し、経路誘導画面6Bを、立体視により運転者側に浮き出るように立体表示する場合を示している。
先ず、メインCPU4aが、図21に示すように、HDD13に格納される地図DB13aから地図データを読み込んで、所定の地図描画アルゴリズムに従い、平面地図データPic_planeを生成する。平面地図データPic_planeは、例えば、図20の左側に記載した平面地図6Aを示している。また、メインCPU4aは、HDD13に格納される誘導画面データ13cから、平面地図データPic_planeが示す平面地図6Aとともに表示する経路誘導画面6Bを示す誘導画面データを読み込む。
図20の例では、平面地図データPic_planeが示す平面地図6Aを、立体表示モニタ6の画面Qより奥側の見かけ上の地図表示面Pに表示している。さらに、経路誘導画面6Bを、平面地図6Aの見かけ上の地図表示面Pより手前の見かけ上の表示面Rに表示している。ここで、平面地図の地図表示面Pと経路誘導画面6Bの表示面Rとの距離をdzとする。すなわち、運転者からは、立体視により、経路誘導画面6Bが平面地図6Aから距離dzだけ浮かんで見える。ただし、図20において、運転者の目の位置から立体表示モニタ6の画面Qまでの距離Z0と、運転者の目の位置から見かけ上の地図表示面Pまでの距離zとの関係はz>Z0である。
平面地図6Aの右目用画像データPic_R(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)又は表示面R上の点p(x,y,z−dz)と右目の位置である点Or(xr,yr,0)とを結ぶ直線(ベクトルVr)が、立体表示モニタ6の画面Qと交わる点prの集合で表現される。ここで、点prは、運転者の右目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ1とすると、点pr(xr−Z0tanθ1,yr,Z0)となる。
同様に、平面地図6Aの左目用画像データPic_L(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)又は表示面R上の点p(x,y,z−dz)と、左目の位置である点Ol(xl,yl,0)とを結ぶ直線(ベクトルVl)が、立体表示モニタ6の画面Qと交わる点pl(xl,yl,Z0)の集合で表現される。なお、点plは、運転者の左目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ2とした場合に、点pl(xl−Z0tanθ2,yl,Z0)となる。
一方、経路誘導画面6Bの画像は、平面地図6Aの右目用画像においては、当該右目用画像上の点pr(xr−(z−dz)tanθ1,yr,z−dz)の集合で表現され、平面地図6Aの左目用画像においては、当該左目用画像上で点pl(xl−(z−dz)tanθ2,yl,z−dz)の集合で表現される。
画面合成処理部4は、平面地図データPic_plane、パラメータz,dz、及び誘導画面データを用いて、上記実施の形態1と同様にして、見かけ上の地図表示面Pと運転者の目の位置との距離がzとなり、さらに経路誘導画面6Bの表示面Rと運転者の目の位置との距離が(z−dz)となるように点pr,plを計算して右目用画像データPic_R(x,y)及び左目用画像データPic_L(x,y)を生成し、映像再生装置5へ出力する。
映像再生装置5は、画面合成処理部4により生成された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを再生して立体表示モニタ6へ出力する。立体表示モニタ6では、映像再生装置5により再生された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを用いて、平面地図とアイコンを立体表示する。このとき、運転者からは、立体視によって、平面地図6Aの隣に経路誘導画面6Bの画像が浮かんだように見える。
なお、上記実施の形態2と同様にして、経路誘導画面6Bのうち、自車の進むべき方向を指す矢印又は行き先表示の見かけ上の表示面Rを、立体表示モニタ6の画面Qより手前に設定してもよい。これにより、自車の進むべき方向を指す矢印又は行き先表示が、平面地図6Aから浮かんだように見える。
以上のように、この実施の形態3によれば、画面合成処理部4が、表示対象の画像が平面地図6A及び当該平面地図とともに表示する経路誘導画面6Bである場合に、平面地図6Aを3次元立体表示する見かけ上の地図表示面P、経路誘導画面6Bを3次元立体表示する見かけ上の表示面R、及び立体表示モニタ6の画面Qを、それぞれ異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像を生成する。この構成において、経路誘導画面6Bの見かけ上の表示面Rを、平面地図6Aの見かけ上の地図表示面Pよりも手前(運転者の近く)にすることで、経路誘導画面6Bが運転者から近い位置で浮かんだように見える。これにより、経路誘導画面6Bが見やすくなり、使いやすいナビゲーション用HMIを提供することが可能となる。
また、上記実施の形態3において、ナビゲーション処理の経路誘導画面6Bに限らず、2画面表示の一方を浮き出して見えるように立体表示してもよい。さらに、平面地図6Aと経路誘導画面6Bからなる2画面表示にアイコンを表示する場合には、平面地図6A、経路誘導画面6B及びアイコンが段階的に浮き出して見えるように立体表示してもよい。例えば、操作入力を受け付けるアイコンについて、運転者に最も近くなるように立体表示させ、運転者に次に近い位置で経路誘導画面6Bを立体表示して、平面地図6Aを運転者から最も遠くに立体表示させる。
さらに、上記実施の形態3において、緊急状況を示すイベントが発生すると、これに応じて対応する画像が運転者側に浮き出す立体表示を行ってもよい。例えば、誘導案内している経路の渋滞が報知されると、画面合成処理部4が、平面地図から運転者側に浮き出すように別の経路の探索を問い合わせる画面を立体表示する。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、平面地図の見かけ上の地図表示面Pが、立体表示モニタ6の画面Pと平行であったが、この実施の形態4は、見かけ上の地図表示面Pを所定の角度だけ左右に傾ける態様について述べる。このようにすることで、視聴者の方向に応じた立体表示が可能となる。一般的に、ナビゲーション装置の表示モニタはダッシュボードの中央部に備え付けられており、運転者から表示モニタの画面を見ると表示モニタの画面を斜めから見ることになる。そこで、実施の形態4は、見かけ上の地図表示面Pを所定の角度だけ左右に傾けることにより、運転者から見て真っ直ぐに、又はよりよい角度で画面を見ることができる。
実施の形態4による3次元立体表示装置は、画面合成処理部が、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを所定の角度だけ左右に傾けた立体表示画面を生成するが、その基本的な構成は、上記実施の形態1と同様である。従って、以降の説明では、実施の形態4による3次元立体表示装置を車載情報システムに適用し、その構成については図3を参照することとする。
次に動作について説明する。
図22は、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを水平方向に傾けた画面合成処理を説明するための図である。図23は、図22の画面合成処理の詳細を概略的に示す図である。図22に示す例では、図23(a)に示すように、運転者の目の位置からの距離Z0が、平面地図の見かけ上の地図表示面Pと立体表示モニタ6の画面Qで同じ状態(z=Z0)から、図23(b)に示すように、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを、立体表示モニタ6の画面Qの右端を基点として右側に角度θで傾けている。
先ず、メインCPU4aが、HDD13に格納される地図DB13aから地図データを読み込んで、所定の地図描画アルゴリズムに従い、平面地図データPic_planeを生成する。平面地図データPic_planeは、例えば、図22の左側に記載した平面地図を表している。
平面地図の右目用画像データPic_R(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,Z0−ysinθ)と右目の位置である点Or(xr,yr,0)とを結ぶ直線の延長線(ベクトルVr)が立体表示モニタ6の画面Qと交わる点prの集合で表現される。ここで、点prは、運転者の右目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ1とした場合に、点pr(xr−Z0tanθ1,yr,Z0)となる。
同様にして、平面地図の左目用画像データPic_L(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,Z0−ysinθ)と左目の位置である点Ol(xl,yl,0)とを結ぶ直線の延長線(ベクトルVl)が立体表示モニタ6の画面Qと交わる点plの集合で表現される。また、点plは、運転者の左目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ2とした場合、点pl(xl−Z0tanθ2,yl,Z0)となる。
画面合成処理部4は、平面地図データPic_plane及びパラメータZ0,dを用いて、見かけ上の地図表示面Pと運転者の左右の目の位置との距離が(Z0−ysinθ)となるように点pr,plを計算して右目用画像データPic_R(x,y)及び左目用画像データPic_L(x,y)を生成し、映像再生装置5へ出力する。
映像再生装置5は、画面合成処理部4により生成された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを再生して立体表示モニタ6へ出力する。立体表示モニタ6では、映像再生装置5により再生された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを用いて、平面地図を立体表示する。
図24は、実施の形態4による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図である。上述の画面合成処理を施すことにより、平面地図の見かけ上の地図表示面Pは、左側に行くにつれて運転者側に近付くことから、図24に示すように、左側に行くにつれて左目用画像と右目用画像との間隔が大きくなる。このとき、運転者からは、立体視により、立体表示モニタ6の画面において、平面地図の左側に行くにつれて近くに浮かんだように表示され、全体的に右側に傾いたように見える。
なお、上述の画面合成処理では、平面地図の見かけ上の地図表示面Pが立体表示モニタ6の画面Qと平行である状態(z=Z0)から、画面Qの右端を基準として地図表示面Pを右に傾ける場合を示したが、上記実施の形態1と同様に、見かけ上の地図表示面Pを、画面Qの奥側に表示したり、手前に表示した状態から、左右のいずれかに傾けてもかまわない。
また、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを傾ける角度θは、ユーザ操作によって画面合成処理部4に設定したり、また既に設定された値をユーザ操作で変更できるようにしてもよい。
平面地図の見かけ上の地図表示面Pを傾ける方向は、運転者又は助手席者のいずれが操作しているかを検知した結果に応じて、運転者側又は助手席側を向くようにしてもよい。例えば、操作者が運転者か助手席者かを検知する検知手段を設け、この検知手段の検知信号に応じて、画面合成処理部4が、左右のいずれに平面地図の見かけ上の地図表示面Pを傾けるかを決定する。
以上のように、この実施の形態4によれば、画面合成処理部4が、表示対象の平面地図を3次元立体表示する見かけ上の地図表示面Pを水平に傾けた3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像を生成するので、視聴者の視線方向に応じた立体表示が可能となる。例えば、地図表示面Pを運転者の方向に水平に傾けることで、運転者からは平面地図が正面に見えるようになり、視認性を向上させることができる。
実施の形態5.
上記実施の形態4は、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを所定の角度だけ左右に傾ける態様について示したが、この実施の形態5では、鉛直方向に対して地図表示面Pを所定の角度(仰角)だけ傾ける態様について述べる。
このようにすることで、上記実施の形態4と同様に、視聴者の視線方向に応じた立体表示が可能となる。一般的に、ナビゲーション装置の表示モニタは、運転者の顔より下側に位置するダッシュボードに備え付けられており、運転者から表示モニタの画面を見るには下方に視線を向ける必要がある。そこで、実施の形態5では、見かけ上の地図表示面Pの仰角を所定の角度だけ傾けることにより、運転者の視線方向に応じて立体表示を行う。
実施の形態5による3次元立体表示装置は、画面合成処理部が、平面地図の見かけ上の地図表示面Pの仰角を所定の角度だけ傾けた立体表示画面を生成するが、その基本的な構成は、上記実施の形態1と同様である。従って、以降の説明では、実施の形態4による3次元立体表示装置を車載情報システムに適用し、その構成については図3を参照することとする。
次に動作について説明する。
図25は、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを鉛直方向に傾けた画面合成処理を説明するための図である。図26は、図25の画面合成処理の詳細を概略的に示す図である。図25に示す例では、図26(a)に示すように、運転者の目の位置からの距離Z0が、平面地図の見かけ上の地図表示面Pと立体表示モニタ6の画面Qで同じであり、かつ画面Qを仰角αで傾けた状態(z=Z0)から、図26(b)に示すように、平面地図の見かけ上の地図表示面Pの仰角を、立体表示モニタ6の画面Qの下端を基点として角度αで傾けている。
先ず、メインCPU4aが、HDD13に格納される地図DB13aから地図データを読み込んで、所定の地図描画アルゴリズムに従い、平面地図データPic_planeを生成する。平面地図データPic_planeは、例えば、図25左側に記載した平面地図を表している。
平面地図の右目用画像データPic_R(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,z)と右目の位置である点Or(xr,yr,0)とを結ぶ直線の延長線(ベクトルVr)が、立体表示モニタ6の画面Qと交わる点prの集合で表現される。
ここで、点prは、運転者の右目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ1とした場合に、点pr(xr−Z0tanθ1,yrcosα,Z0)となる。
同様にして、平面地図の左目用画像データPic_L(x,y)は、見かけ上の地図表示面P上の点p(x,y,Z0−ysinθ)と左目の位置である点Ol(xl,yl,0)とを結ぶ直線の延長線(ベクトルVl)が立体表示モニタ6の画面Qと交わる点plの集合で表現される。また、点plは、運転者の左目の視線方向が画面Qの法線方向に対してなす角度をθ2とした場合、点pl(xl−Z0tanθ2,ylcosα,Z0)となる。
画面合成処理部4は、平面地図データPic_plane及びパラメータZ0,dを用いて、見かけ上の地図表示面Pと運転者の左右の目の位置との距離が(Z0+ysinα)となるように点pr,plを計算して右目用画像データPic_R(x,y)及び左目用画像データPic_L(x,y)を生成し、映像再生装置5へ出力する。
映像再生装置5は、画面合成処理部4により生成された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを再生して立体表示モニタ6へ出力する。立体表示モニタ6では、映像再生装置5により再生された右目用画像データPic_R(x,y)と左目用画像データPic_L(x,y)とを用いて、平面地図を立体表示する。
図27は、実施の形態5による3次元立体表示装置の立体表示例を示す図である。上述の画面合成処理を施すことにより、平面地図の見かけ上の地図表示面Pは、上側に行くにつれて立体表示モニタ6の画面Qとの距離が長くなるため、図27に示すように、上側に行くにつれて左目用画像と右目用画像との間隔が大きくなる。このとき、運転者からは、立体視により、立体表示モニタ6の画面において、平面地図の上側に行くにつれて近くに浮かんだように表示され、全体的に鉛直方向に傾いたように見える。
以上のように、この実施の形態5によれば、画面合成処理部4が、表示対象の平面地図を3次元立体表示する見かけ上の地図表示面Pの仰角を傾けた3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像を生成するので、視聴者の視線方向に応じた立体表示が可能となる。例えば、車載情報システムの表示器は、図26(a)に示すように画面を傾けて設置される場合が多い。この場合、見かけ上の表示画面の仰角を変更して、視聴者の視線方向に合わせることにより、表示内容を見やすくすることができる。
また、上記実施の形態5と上記実施の形態4の内容を組み合わせてもよい。すなわち、見かけ上の表示面の仰角αと左右に傾かせる水平方向の回転角θとの双方を変更することにより、表示画面を視聴する視聴者の視線方向に柔軟に合わせることが可能となり、表示内容をさらに見やすくすることができる。なお、表示内容を視聴する視聴者が座るシートの位置から、仰角α、回転角θ、見かけ上の表示面と視聴者の目の位置との距離zを調整してもよい。
実施の形態6.
上記実施の形態1〜5では、画面合成処理をメインCPU4aによるソフトウェア処理で実現する場合を示したが、この実施の形態6は、画面合成処理をハードウェアロジックで高速に実施する構成について述べる。
図28は、この発明の実施の形態6による3次元立体表示装置を用いた車載情報システムの構成を示すブロック図である。図28において、車載情報システム1aは、画面合成処理をハードウェアロジックで高速に実施する立体画像生成処理コア40を、メインCPU4aと同一のLSI上に構成している点で、上記実施の形態1に示した図3の構成と異なる。なお、同一のLSI上ではなく、画面合成処理を行うハードウェアロジック分を専用LSIとし、当該専用LSIを、立体画像生成処理コア40としてメインCPU4aに接続して構成してもかまわない。
図29は、立体画像生成処理コアの構成を示すブロック図である。図29において、立体画像生成処理コア40は、立体視画像計算回路41、平面画像メモリプレーン42、3次元立体画像データプレーン43、右目用画像メモリプレーン44a及び左目用画像メモリプレーン44bを備える。平面画像メモリプレーン42は、表示内容となる平面画像を示す平面画像データを入力して格納するメモリプレーンである。ここでは、HDD13の地図DB13aから平面地図データを入力する。
3次元立体画像データプレーン43は、表示内容となる立体画像を示す立体画像データを入力して格納するメモリプレーンである。例えば、HDD13のアイコンデータ13b又は誘導画面データ13cから、アイコンや経路誘導画面の立体画像データを入力する。
立体視画像計算回路41は、平面画像メモリプレーン42から平面地図データ、3次元立体画像データプレーン43から立体画像データ、内部メモリ11等からパラメータZ0,d,z,θ,α,dzを入力し、これらを用いて、上記実施の形態1〜5と同様な画面合成処理を実行する回路である。
右目用画像メモリプレーン44aは、立体視画像計算回路41の画面合成処理の結果として得られた右目用画像データを入力して格納するメモリプレーンである。また、左目用画像メモリプレーン44bは、立体視画像計算回路41の画面合成処理の結果として得られた左目用画像データを入力して格納するメモリプレーンである。右目用画像メモリプレーン44a及び左目用画像メモリプレーン44bは、所定のタイミングで右目用画像データ及び左目用画像データを映像再生装置5へ出力する。
また、立体画像生成処理コア40において、車両情報を入力する入力部を設け、車両情報の内容に応じて、立体視画像計算回路41が、3次元立体表示か、平面表示用の3次元画像かを指定してもよい。例えば、車両情報として自車の車速を入力して、停車中であれば、地図上に地物等が浮き出して見える3次元立体表示を選択し、走行中であれば、平面地図上で地物等が立体的に記載された平面表示用の3次元画像を選択する。
なお、平面画像メモリプレーン42に格納する平面画像データには、例えば、OpenVRのような2次元描画ライブラリでの表現を用いてもよい。また、3次元立体画像データプレーン43に格納する立体画像データには、例えば、OpenGLのような3次元描画ライブラリでの表現を用いてもよい。これらのライブラリでの表現は、標準的なI/Fであることから、立体画像生成処理コア40の利便性を向上させることができる。
以上のように、この実施の形態6によれば、画面合成処理をハードウェアロジックを実施する専用LSIである立体画像生成処理コア40を設けたので、画像合成処理を高速に実行することができる。
また、上記実施の形態1〜6では、平面地図を立体表示する場合を示したが、車載情報システムに一般的に表示するものならば、AVシステムのメニュー画面や車両情報、安全情報等の表示に適用してもかまわない。例えば、エアコンの制御用のアイコン、ダッシュボードのメータパネル、車両の燃費、予防安全情報、VICS(登録商標)情報等の表示に利用してもよい。
さらに、上記実施の形態1〜6では、裸眼で立体視する立体表示を示したが、偏光眼鏡を用いて立体画像を得る立体表示方式でもかまわない。
さらに、上記実施の形態1〜6では、この発明に係る3次元立体表示装置を車載情報システムに適用した場合を示したが、上述したような立体表示モニタを有する全ての表示装置に適用することが可能である。例えば、車載用のナビゲーション装置のみならず、RSE(Rear Seat Entertainment)の表示装置、家庭用のテレビ受像機、携帯電話端末又は携帯情報端末(PDA;Personal Digital Assistance)の表示装置に適用できる。
また、車両、鉄道、船舶又は航空機等の移動体内に、人が携帯して持ち込んで使用するPND(Portable Navigation Device)等の表示装置に適用してもかまわない。
さらに、上記実施の形態1〜6では、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを平面で表現したが、地図表示面Pを曲面で表現してもかまわない。
図30は、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを曲面表示する画面合成処理を説明するための図である。図31は、図30の画面合成処理の詳細を概略的に示す図である。図30に示す例では、図31(a)に示すように、運転者の目の位置からの距離Z0が、平面地図の見かけ上の地図表示面Pと立体表示モニタ6の画面Qとで同じ状態(z=Z0)から、図31(b)に示すように曲面表示としている。つまり、平面地図の見かけ上の地図表示面Pを、立体表示モニタ6の画面Qから弧を描く曲面で表示している。この場合、視認性やデザイン性を向上させることができる。
なお、本願発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る3次元立体表示装置は、3次元立体画像又は3次元立体映像の視認性を向上できることから、車載情報システムの表示装置に好適である。
1 車載情報システム、1A,1B,1C 立体表示システム、1a 車載情報システム、2a 左目用カメラ、2b 右目用カメラ、3 撮影装置、4 画面合成処理部、4a メインCPU、5 映像再生装置、6 立体表示モニタ、6A 平面地図、6B 経路誘導画面、6a 液晶表示素子群、6b パララックスバリア部、7 立体映像用コンテンツ受信機、7a アンテナ、8 記憶装置、9 GPS受信機、10 車速センサ、11 内部メモリ、12 CD/DVDドライブ装置、12a 記憶メディア、13 HDD、13b アイコンデータ、13c 誘導画面データ、13d プログラム、14 ラジオ受信機、15 DTV受信機、16 車内LAN_I/F部、17 車内LAN、18 操作入力部、19 アンプ、20 スピーカ、40 立体画像生成処理コア、41 立体視画像計算回路、42 平面画像メモリプレーン、43 3次元立体画像データプレーン、44a 右目用画像メモリプレーン、44b 左目用画像メモリプレーン。

Claims (6)

  1. 車載用の3次元立体表示装置において、
    入力した表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを再生する再生処理部と、
    前記再生処理部により再生された前記表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像をダッシュボードの中央部で3次元立体表示する立体表示モニタ部と、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、前記立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成して前記再生処理部に出力する画面合成処理部とを備え、
    前記画面合成処理部は、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の方向に所定の角度で傾斜させて前記立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する機能と、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の曲面形状に変形させて前記立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又映像データを生成する機能との少なくとも1つを備え、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面が運転者側に向くよう、前記所定の角度で傾斜させる若しくは前記所定の曲面形状に変形させ、前記立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する処理を行う機能を有する3次元立体表示装置。
  2. 前記画面合成処理部は、前記3次元立体表示する見かけ上の表示面を、前記立体表示モニタ部の画面に対して前後に移動させることを組み合わせて前記立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する処理を行う機能を有する請求項1記載の3次元立体表示装置。
  3. 前記画面合成処理部は、ユーザの設定に応じて、前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の方向の傾きを調整した、あるいは、前記立体表示モニタ部の画面に対して前後に位置を調整した3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成することを特徴とする請求項1記載の3次元立体表示装置。
  4. 入力した表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを再生する再生処理部と、
    前記再生処理部により再生された前記表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像を、ダッシュボードの中央部で3次元立体表示を行う車載用の立体表示モニタ装置に出力する3次元立体表示信号出力部と、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、前記立体表示モニタ装置の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成して前記再生処理部に出力する画面合成処理部とを備え、
    前記画面合成処理部は、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の方向に所定の角度で傾斜させて前記立体表示モニタ装置の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する機能と、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の曲面形状に変形させて前記立体表示モニタ装置の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又映像データを生成する機能との少なくとも1つを備え、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面が運転者側に向くよう、前記所定の角度で傾斜させる若しくは前記所定の曲面形状に変形させ、前記立体表示モニタ装置の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する処理を行う機能を有する3次元立体表示信号生成装置。
  5. 入力した表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを再生する再生処理部と、
    前記再生処理部により再生された前記表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像を3次元立体表示する立体表示モニタ部と、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、前記立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成して前記再生処理部に出力する画面合成処理部と、
    次元立体表示装置の操作者が当該3次元立体表示装置を保持する移動体の運転者であるかを検知する検知手段を備え、
    前記画面合成処理部は、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の方向に所定の角度で傾斜させて前記立体表示モニタ部の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する機能を有し、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の方向に所定の角度で傾斜させる場合、前記検知手段が操作者が運転者であることを検知した場合に、前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、前記運転者側向くように傾けた3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する
    3次元立体表示装置。
  6. 入力した表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを再生する再生処理部と、
    前記再生処理部により再生された前記表示対象の画像又は映像の3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像又は映像を立体表示モニタ装置に出力する3次元立体表示信号出力部と、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、前記立体表示モニタ装置の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成して前記再生処理部に出力する画面合成処理部と、
    3次元立体表示信号生成装置の操作者が前記立体表示モニタ装置を保持する移動体の運転者であるかを検知する検知手段とを備え、
    前記画面合成処理部は、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の方向に所定の角度で傾斜させて前記立体表示モニタ装置の画面とは異なる面とした3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する機能を有し、
    前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、所定の方向に所定の角度で傾斜させる場合、前記検知手段が操作者が運転者であることを検知した場合に、前記表示対象の画像又は映像を3次元立体表示する見かけ上の表示面を、前記運転者側に向くように傾けた3次元立体表示用の右目用及び左目用の画像データ又は映像データを生成する
    3次元立体表示信号生成装置。
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